JPH0381488A - 引違い窓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、障子の軽量化を図ることを可能にした引違い
窓に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点従来の引
違い窓では、閉窓時に障子が屋外側からの強風を受けた
ときに窓枠の開口の中央部において屋内側に湾曲するよ
うに撓む恐れがあることから、竪框の障子の厚さ方向に
おける寸法を大きくすることにより竪框の剛性を高めて
、障子が撓むのを防止するようになっており、このため
、障子のｆｆ１ｆｆｉが大きくなるばかりでなく、閉窓
時に竪框が窓枠よりはみ出すという欠点があった。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するための手段として、窓
枠に、その窓枠の上下両枠に沿って互いに平行に水平移
動する複数枚の障子を、閉窓時に一方の竪框同士がその
障子の厚さ方向に間隔を空けて整合するように装着し、
窓枠の閉窓時において竪框の間に挟まれる位置に、その
竪框との係合により障子の厚さ方向の遊動を阻止する係
合手段を備えた支柱を立設した構成とした。

発明の作用及び効果 本発明は上記構成になり、閉窓時に障子が屋外側からの
強風を受けても、それらの障子の竪框が支柱の係合手段
との係合によって撓むのを阻止されるため、障子が屋内
側に湾曲するのが防止されるので、あって、支柱によっ
て竪框の撓みを阻止するようにしたから、竪框の剛性を
著しく高める必要がなく、竪框の障子の厚さ方向におけ
る寸法を小さくして障子の軽量化を図ることができる効
果があり、また、支柱を設けたことにより、閉窓時にお
いては、障子自体の剛性を高めな（でも障子が撓み難く
なったから、閉窓時に竪枠に当接する側の竪框を細くす
ることが可能となり、竪枠に形成した凹部内に竪框を収
容して窓の外観をすっきりさせることができる効果があ
る。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付ＷＪ面に基づいて説明す
る。

図において、ｌは、上枠２ａの下面と下枠２ｂの上面と
に互いに平行な２対のレール４．４を形成してなる方形
の窓枠であって、この窓枠ｌには、方形の框６に透明ガ
ラス板７を嵌め込んだ２枚の障子５が、夫々、上下両種
８．８をレール４．４に嵌めることによって左右方向へ
の移動自由に嵌装されていて、これらの障子５は、その
厚さ方向における右竪框９と左竪框１０の寸法が窓枠皇
の寸法の１／２よりも小さくなっているのであって、か
かる引違い窓は、第２図に示すように、同図において上
側に位置する屋外側の障子５ａが左方へ移動してその左
竪框１０ａを左竪枠２ｃの凹部１１に嵌入させるととも
に、同図において下側に位置する屋内側の障子５ｂが右
方へ移動してその右竪框９ｂを右竪枠２ｄの凹部１２に
嵌入させることによって閉窓されると、屋外側の障子５
ａの右竪框９ａと屋内側の障子５ｂの左竪框１０ｂとが
、障子５の厚さ方向において間隔を空けた状態で整合す
るようになっている。

窓枠ｌの閉窓状態において整合する両竪框９ａ。

１０ｂの間に挟まれる位置には、これらの竪框９ｍ、１
０ｂと平行をなす略方形断面の支柱１５が、竪框９ａ、
１０ｂと極く僅かの間隙を空けて対応し得るように固定
されている。この支柱１５の屋外側の面１６ｍには、屋
外側の障子５ｍの右竪框９ａに沿って突成した断面り字
形の鉤部１７ａと閉窓時において係合し得るように対応
する突条１８ｓＬが形成されていて、その右竪框９ａに
屋外側への外力が作用したときには、鉤部１７ｍと突条
１８ａとの引掛かりによって右竪框９ａが支柱１５から
離間する方向に撓むのが阻止されるとともに、右竪框９
ａに屋内側への外力が作用したときには、右竪框９ａの
屋内側の面が支柱１５の屋外側の面１６ａに当接するこ
とによって右竪框９亀が屋内側へ撓むのが阻止されるよ
うになっており、一方、支柱１５の屋内側の面１６ｂに
は、屋内側の障子５ｂの左竪框１０ｂの鉤部１７ｂと閉
窓時において係合し得るように対応する突条１８ｂが形
成されていて、左竪框１０ｂに屋内側への外力が作用し
たときには鉤部１７ｂと突条１８ｂεの係合により、左
竪框１０ｂに屋外側への外力が作用したときには支柱１
５への当接により、夫々、左竪框Ｊｏｂが撓むのが阻止
されるようになっている。

支柱１５の中空内には、障子５ｍ、５ｂを開閉駆動する
ための上下方向の駆動軸２０が、回転自由に、かつ、上
下方向の移動可能に収容されていて、その上端部が上枠
２１ｉＬの中空内に突出しており、この上枠２ａの中空
内に固定された電動モータ２１を駆動すると、その下向
きに突出した六角形断面の出力軸２２と駆動軸２０の上
端面に凹成した六角穴２３との相対的上下摺動自由な嵌
め合いにより、駆動軸２０が任意の高さにおいて正逆両
方向に回転駆動されるようになっているとともに、同じ
く上枠２ａ内に固定された３位置キープソレノイド２４
の上下方向に並べた図示しない３個のコイルの１つに通
電すると、その磁気吸引力により上下方向に移動してａ
ｍコイルの中空内に位置した図示しないプランジャが、
その高さにおいて図示しない永久磁石により上下移動不
能に保持され、このプランジャから下向きに突出したロ
ッド２５の連結部２６が、駆動軸２０の上端部外周に突
成した円形の鍔２７に上下方向への一体的移動可能に、
かつ、駆動軸２０の相対的回転を自由に係合しているこ
とによって、駆動軸２０が、高さの異なる任意の３位置
において回転可能な状態に保持されるようになっている
。

支柱１５の上端と上枠２ａとの間、及び、支柱１５の下
端と下枠２ｂとの間には、夫々、左右方向に長いギヤボ
ックス３０が固設され、各ギヤボックス３０内には、そ
の駆動軸２０の左方位置に、中間歯車３１ａとその左側
において噛み合う従動歯車３２．ａとが支持されて、こ
の左側の従動歯車３２ａが、屋外側の障子５ａの上下両
１１！８．８に固着したラック３３　ａ、　３３　ａに
噛み合っているとたちに、駆動軸２０の右方位置に、左
側の中間歯車３１ａ及び従動歯車３２ａよりも上方に位
置する中間歯車３１ｂと従動歯車３２ｂとが支持されて
いて、この右側の従動歯車３２ｂが、屋内側の障子５ｂ
の上下両種８．８のラック３３ｂ、３３ｂに噛み合って
いる。

そして、駆動軸２０が中間高さに位置するときには、駆
動軸２０に固着した上下方向の寸法の大きい駆動歯車３
５が、第４図に実線で示すように左右両中間歯車３１ａ
、３１ｂに噛み合うことにより、左右両従動歯車３２ａ
、：３２ｂが同方向に回転して両障子５ａ、５ｂが同時
に開窓または閉窓方向に駆動されるようになっており、
また、駆動軸２０が下端高さに位置するときには、駆動
歯車３５が、右側の中間歯車３１ｂから外れて、同図に
一点鎖線で示すように左側の中間歯車３１ａのみに噛み
合う状態となり、左側の従動歯車３２ａが回転すること
によって屋外側の障子５ａのみが開窓または閉窓方向に
駆動され、逆に、駆動軸２０が上端高さに位置するとき
には、駆動歯車３５が、左側の中間歯車３１ｍから外れ
て、同図に二点鎖線で示すように右側の中間歯車３１ｂ
のみに噛み合うことにより、屋内側の障子５ｂのみが開
閉方向に駆動されるようになっている。なお、上記の駆
動軸２０の高さを変えることによって開閉駆動する障子
５を選択する操作、及び、駆動軸２０の回転方向を変え
ることによって開窓と閉窓を選択する操作は、左型枠２
ｃの屋内側の面に設けたスイッチボックス３６の釦を押
すことにより行われるようになっており、また、このス
イッチボックス３６には、予め設定した時間の後に自動
的に障子５を閉窓方向または閉窓方向に駆動するように
したタイマー機構が内蔵されている。

また、両障子５ａ、５ｂの間に形成された支柱１５の厚
さ分の間隙には、支柱１５の左右両側において、上枠２
ａの下面に沿って固設したカバー３８．３８内の図示し
ない巻取軸に上端縁を固定してなる２枚の防虫ネット３
９．３９が、その左右両側縁を支柱１５の左右側面の案
内肘４０．４０とこれらの側面に対応する左右型枠２ｃ
、２ｄの内周面の案内Ｎ４１，４１とに嵌入させた状態
で装着されていて、常には、巻取軸が巻取り方向に付勢
されていることにより、防虫ネット３９は巻取軸に巻き
取られてカバー３８内に収容され、下端縁３９ａを下方
に引っ張って下枠２ｂの図示しない掛止部に引っ掛ける
ことにより、防虫ネット３９は、窓枠ｌの開口を覆う状
態に保持されるようになっている。

本実施例の引違い窓においては、障子５ａ１５ｂの竪框
９．１０は、障子５の厚さ方向における寸法が小さくて
剛性が著しく高くはないのであるが１両障子５ａ、５ｂ
の間に支柱１５を設けた構成になるから、第２図に示す
ように閉窓した状態において強風が障子５ｍ、５ｂに作
用しても、屋外側の障子５ａの右型１１９ａは、支柱１
５の屋外側の面１６！Ｌに当接することにより、屋内側
へ湾西するように撓むのが阻止され、屋内側の障子５ｂ
の左竪框ｌＯｂは、その鉤部１７ｂが支柱１５の突条１
８ｂに係合することにより、支柱１５から離間して屋内
側に湾萌するように撓むのが阻止され、したがって、両
障子５ａ、５ｂは強風によって屋内側へ撓むことはない
のであり、また、障子５ａ、５ｂに屋内側からの押圧力
が作用しても、屋外側の障子５ａの右型框９ａは、その
鉤部１７ａが支柱１５の突部１８ａに係合することによ
り屋外側への撓みが阻止されるとともに、屋内側の障子
５ｂの右型框１０ｂは、支柱１５に当接することによ゛
つて屋外側へ撓むのが阻止されるため、両隙子５ａ、５
ｂは屋外側へ撓むことはない。

さらに、支柱１５を設けたことにより、閉窓時において
は、上記のように障子５自体の剛性を高めなくても障子
５ａ、５ｂが撓み難くなっていることから、それらの閉
窓時に型枠２ｃ、２ｄに当接する側の左竪框１０ａと右
型框９ｂは、剛性を高く保つ必要がないために左右方向
の寸法が小さく設定されており、これにより、両型枠２
ｃ１２ｄの左右方向の寸法が小さい本実施例ζこおいて
も、それらの内周に形成した四部１１，１２内に、夫々
、型枠１０ａ、９ｂが見えないように収容きれ、窓の周
＆１部の外観が向上している。

また、障子５ｍ、５ｂは、その厚さ方向における竪ｌ［
９，１０の寸法が小さいことから全体として軽量であり
、したがって、障子５を開閉駆動するのに要する駆動力
が小さくて済むため、電力消費ｍが少なく抑えられてい
るとともに、駆動歯車３５がいずれか一方の障子５のみ
に連結されている状態において他方の障子５を手動で開
閉操作する場合には、小さい力で障子５を移動させるこ
とができる。

さらに、支柱１５を設けたことによって両障子５ａ、５
ｂの間に間隙が形成されることから、この間隙を利用す
ることにより、従来の防虫用網戸のように窓枠から屋外
側に出っ張らせることなく防虫ネット３９を設けること
ができたのであり、また、この防虫ネット３９は、従来
の防虫用網戸とは異なり、窓の開口への張設と不要時の
収納を簡単に行うことができる利点がある。

なお、上記実施例において、各障子５ａ、５ｂを閉窓状
態にロックするためのｊＭ綻機構を設けるようにしても
よい。

上記実施例においては、Ｗ１ｗＪモータ２１の駆動によ
って障子５ａ、５ｂを開閉移動させるようにしたが、本
発明は、両障子を、電動によらず、手動のみによって開
閉移動させるようにした引違い窓にも適用することがで
きる。

同じく、上記実施例においては、支柱Ｉ５を窓枠ｌに固
定して設けたが、本発明によれば、支柱を窓枠から取り
外し可能に設けるようにすることも可能であって、かか
る構造とした場合には、障子とともに支柱を窓枠から外
すことによって窓枠の開口が大きく開放されるため、大
きな物を搬出穴することができる利点がある。

上記実施例においては、２枚の障子５ａｓ５ｂを装着し
た引違い窓について説明したが・本発明は、３枚以上の
障子を装着した引違い窓にも適用することができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の一実施例を示し、ｔ５１図は屋内側
から見た一部切欠斜視図、第２図は一部切欠平断面図、
第３図は障子の駆動機構をあられす部分平断面図、第４
図は障子の駆動機構をあられす一部切欠部分正面図であ
る。 ｌ：窓枠　２ａ：上枠　２ｂ：下枠　５ａ：（屋外側の
）障子　５ｂ：（！！内側の）障子９ａ：（屋外側の障
子の）右型框　１０ｂ：（屋内側の障子の）左竪框　１
５：支柱　１７ａ、１７ｂ：（竪框の）鉤部　１８ＩＬ
、１８ｂ：（支柱の）突条

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 窓枠に、該窓枠の上下両枠に沿つて互いに平行に水平移
   動する複数枚の障子を、閉窓時に一方の竪框同士が該障
   子の厚さ方向に間隔を空けて整合するように装着し、前
   記窓枠の閉窓時において前記竪框の間に挟まれる位置に
   、該竪框との係合により前記障子の厚さ方向の遊動を阻
   止する係合手段を備えた支柱を立設したことを特徴とす
   る引違い窓