JPH038062Y2 - - Google Patents

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JPH038062Y2
JPH038062Y2 JP13605085U JP13605085U JPH038062Y2 JP H038062 Y2 JPH038062 Y2 JP H038062Y2 JP 13605085 U JP13605085 U JP 13605085U JP 13605085 U JP13605085 U JP 13605085U JP H038062 Y2 JPH038062 Y2 JP H038062Y2
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JP
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tube
holding member
hole
housing
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動機や発電機等のような回転電機
の呼吸装置に関し、特に、可撓性チユーブの取付
構造の改良に係り、例えば、自動車に搭載される
ワイパモータ等に利用して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
一般に、電動機や発電機等のような回転電機に
おいては、ハウジング内部で結露が発生して水が
溜るのを防止するために、ハウジングの一部に呼
吸孔が開設されている。
ところが、自動車の窓ガラスを払拭するのに使
用されるワイパモータにおいては、ハウジングが
被水することにより、水が呼吸孔から逆に浸入す
る可能性が考えられるため、呼吸孔に可撓性チユ
ーブを接続することにより、被水が呼吸孔に浸入
するのを防止する対策が講じられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このように可撓性チユーブが接続され
ている回転電機の呼吸装置においては、可撓性チ
ユーブの接続場所によつてはチユーブ先端開口を
下向きにすることができない場合が発生し、被水
がチユーブの先端開口から呼吸孔に浸入する可能
性が残る。
本考案の目的は、可撓性チユーブの接続場所に
かかわらず、その開口を下方に向けることができ
る回転電機の呼吸装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる回転電機の呼吸装置は、ハウジ
ングの外部にチユーブ保持部材を設け、この保持
部材に可撓性チユーブをその開口が下向きになる
ように保持せしめるようにしたものである。
〔作用〕
可撓性チユーブの先端が保持部材により保持さ
れて開口が強制的に下方に向けられることによ
り、呼吸孔の開設場所および可撓性チユーブの接
続場所の制限は解除されるため、設計の自由度が
拡大される。
また、可撓性チユーブが先端を下方に向けられ
るため、チユーブからの呼吸孔への浸水の危険性
は解消されることになる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である回転電機の呼
吸装置をワイパモータに適用した場合を示す正面
図、第2図はその底面図、第3図はその可撓性チ
ユーブを示す斜視図、第4図はそのチユーブ保持
部材を示す斜視図、第5図は第1図の−線に
沿う拡大部分断面図である。
本実施例において、回転電機としてのワイパモ
ータ1は減速機構(図示省略)を一体的に付設さ
れており、モータおよび減速機構はハウジング2
に内蔵されている。ハウジング2におけるモータ
部2aのエンドブラケツトに相当する箇所には呼
吸孔3が上部に配されて略水平を向くように開設
されており、呼吸孔3には可撓性チユーブ4がグ
ロメツト兼用ブツシユ部5を嵌着されて接続され
ている。
可撓性チユーブ4はゴム、合成樹脂等のような
可撓性を有する材料を用いて押し込み成形や射出
成形等の適当な成形手段により一体成形されてお
り、第3図に示されているような略エルボ管形状
に形成されている。このチユーブ4には一端部外
周にグロメツト兼用ブツシユ部5が一体的に突設
されており、このブツシユ部5には一対の鍔部5
a,5bがそれぞれ円形環状に、かつ、一定の間
隔で互いに前後に離間されて対向するように形成
されている。ブツシユ部5が呼吸孔3に嵌入され
たとき、この鍔部5a,5bが呼吸孔3の開口縁
辺部を挟持することにより、チユーブ4はハウジ
ング2に固定的に取り付けられる。
ブツシユ部5には電気配線引き込み孔6が複
数、チユーブ4における中空部7の外部にそれぞ
れ配されて中心線と平行方向に開設されており、
これら孔6は電気配線16をハウジング2内のモ
ータ部にそれぞれ引き込めるように構成されてい
る。すなわち、ブツシユ部5は電気配線16を保
持しながら引き込むためのグロメツトとして兼用
し得るように構成されている。
チユーブ4は断面円形のエルボ管形状に形成さ
れており、その屈曲位置よりも先方は基端部より
も太くなるように膨径されている。チユーブ4に
おける中空部7の途中には略楕円形状の薄板に形
成された舌片8が複数枚、内周面において互いに
対向する筒心と平行な一対の直線上において筒心
方向に間隔を置いて交互に配されて突設されてお
り、かつ、舌片8はその先端辺がチユーブ4の開
口9側に近づくように傾斜されている。チユーブ
4の先端は筒心に対して傾斜するように切設され
ており、これにより開口9は楕円形状に大きく開
設されている。
チユーブ4の接続箇所の下方位置には、第4図
に示されているようなチユーブ保持部材11がハ
ウジング2における減速機構部2bにビス10に
より螺着されており、チユーブ4は途中から屈曲
されてその先端部を保持部材11に保持されるこ
とにより、先端開口9を強制的に下方に向けられ
ている。
保持部材11は鉄板を用いてプレス加工により
一体成形されており、その中央部にはビス10を
挿通されてハウジング2に締結される取付孔12
が穿設されている。保持部材11における取付孔
12の片脇には保持孔13が円形状に穿設されて
おり、チユーブ4はこの孔13に先端部を上方か
ら挿入されることにより、開口9を強制的に下方
に向けられて保持されることになる。
保持孔13の片脇には長方形の平板を円弧状に
弯曲された形状に形成されている引掛部14が略
直角に屈曲されて立ち上げられており、電気配線
16はこれに引つ掛けられてその方向を90度転換
されている。
保持部材11における保持孔13と反対側の端
部には一対の把持部片15が互いに対向するよう
に配されて略直角に屈曲されて突設されており、
両把持部片15はその間に電気配線16を挿入さ
れた後、互いに内側に折り倒されることにより、
電気配線16を把持することになる。この把持部
片15の表面には樹脂被膜15aが、溶融した樹
脂に把持部片15を浸漬する方法等により被着さ
れており、この樹脂被膜15aは電気配線16が
把持部片15によつて損傷されるのを防止するこ
とになる。
次に作用を説明する。
ハウジング2の内部は呼吸孔3および可撓性チ
ユーブ4を経て外気に連通されているため、ハウ
ジング2の内部で結露が発生し水が溜ることは防
止される。
可撓性チユーブ4は保持部材11により先端部
を保持されて開口9を下方に向けられているた
め、万一、ワイパモータ1に上方から被水があつ
たとしても、水がチユーブ4の開口から浸入する
ことはない。
また、チユーブ4の中空部7における途中には
複数枚の舌片8が交互に、かつ、先方に傾斜する
ように突設されているため、万一、ワイパモータ
1に下方から被水があつて下向きの開口9から水
が浸入したとしても、水が呼吸孔3まで達するこ
とは阻止される。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、チユーブ保持部材は保持孔にチユーブ
の先端部を挿入して保持するように構成するに限
らず、保持爪をチユーブの先端開口に挿入するこ
とにより保持するように構成してもよい。
前期実施例ではワイパモータに適用した場合に
つき説明したが、本考案はこれに限らず、他のモ
ータや発電機等、回転電機全般に適用することが
できる。
〔考案の効果〕
(1) ハウジング内を呼吸孔および可撓性チユーブ
を経て外気に連通させることにより、ハウジン
グの内部で結露が発生し、水が溜るのを防止す
ることができる。
(2) 保持部材で保持して可撓性チユーブの開口を
強制的に下方に向けることにより、万一、回転
電機に上方から被水があつたとしても、水がチ
ユーブ内に浸入するのを防止することができ
る。
(3) チユーブの中空部に複数枚の舌片を突設する
ことにより、万一、回転電機に下方から被水が
あつて下向きの開口から水が浸入したとして
も、水が呼吸孔まで達するのを阻止することが
できる。
(4) 前記(1),(2),(3)により、ハウジング内に水が
溜るのを防止することができるため、電気的絶
縁の不良、導電部の腐食、運動部位の潤滑不良
等が発生するのを未然に防止することができ
る。
(5) 保持部材によりチユーブの開口を強制的に下
方に向ける構成であるため、呼吸孔の開設場所
および可撓性チユーブの接続場所の制限を解除
ないしは緩和させることができ、その結果、そ
れらの設計並びに回転電機の設計の自由度を広
げることができる。
(6) 保持部に電気配線を把持する把持部を設ける
ことにより、配線作業を容易化させることがで
きるとともに、配線の遊動等を防止することが
できる。
(7) 可撓性チユーブの呼吸孔への嵌着ブツシユ部
に、配線引き込み孔を一体成形することによ
り、電気配線のグロメツトを兼用化させること
ができるため、部品点数、加工工数等を減少化
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である回転電機の呼
吸装置をワイパモータに適用した場合を示す正面
図、第2図はその底面図、第3図はその可撓性チ
ユーブを示す斜視図、第4図はそのチユーブ保持
部材を示す斜視図、第5図は第1図の−線に
沿う拡大部分断面図である。 1……ワイパモータ(回転電機)、2……ハウ
ジング、3……呼吸孔、4……可撓性チユーブ、
5……グロメツト兼用ブツシユ部、6……電気配
線引き込み孔、7……中空部、8……舌片、9…
…開口、10……ビス、11……保持部材、12
……取付孔、13……保持孔、14……引掛部、
15……把持部片、15a……樹脂被膜、16…
…電気配線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転電機のハウジングに開設されている呼吸
    孔に可撓性チユーブが接続されている回転電機
    の呼吸装置において、前記ハウジングの外部に
    チユーブ保持部材が設けられており、この保持
    部材に前記チユーブの開口が下向きになるよう
    に保持されていることを特徴とする回転電機の
    呼吸装置。 (2) 保持部材が保持孔を有し、チユーブがこの孔
    に挿入されることにより保持されるように構成
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の回転電機の呼吸装置。 (3) 保持部材が、電気配線を把持する把持部を備
    えていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の回転電機の呼吸装置。
JP13605085U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH038062Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13605085U JPH038062Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13605085U JPH038062Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6244650U JPS6244650U (ja) 1987-03-18
JPH038062Y2 true JPH038062Y2 (ja) 1991-02-27

Family

ID=31038807

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13605085U Expired JPH038062Y2 (ja) 1985-09-04 1985-09-04

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JP5264572B2 (ja) * 2009-03-11 2013-08-14 本田技研工業株式会社 車両用圧力センサ

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JPS6244650U (ja) 1987-03-18

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