JPH0380586B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0380586B2
JPH0380586B2 JP16930986A JP16930986A JPH0380586B2 JP H0380586 B2 JPH0380586 B2 JP H0380586B2 JP 16930986 A JP16930986 A JP 16930986A JP 16930986 A JP16930986 A JP 16930986A JP H0380586 B2 JPH0380586 B2 JP H0380586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
wire
conduit tube
arc
welding wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16930986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6326270A (ja
Inventor
Teruyoshi Abe
Katsuaki Nakatsuji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP16930986A priority Critical patent/JPS6326270A/ja
Publication of JPS6326270A publication Critical patent/JPS6326270A/ja
Publication of JPH0380586B2 publication Critical patent/JPH0380586B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<発明の目的> 産業上の利用分野 本発明はガスメタルアーク溶接(以下、
GMAWと呼ぶ。)用ワイヤの溶接作業性の評価
方法に係り、詳しくは、GMAWの溶接作業性の
うち、ワイヤの送給性およびアークの安定性を定
量的に評価するGMAW用ワイヤの溶接作業性の
評価方法に係る。 従来の技術 従来、GMAWにおける溶接作業性のうち、ワ
イヤの送給性、アークの安定性を定量的に評価す
る方法として、一般に、次にような方法が用いら
れてきた。 (1) ペンレコーダ等の記録計に記録される溶接電
流、アーク電圧、ワイヤ送給モータ負荷電流値
および波形 (2) 短絡時間、アーク時間(例えば実開昭55−
129569号) (3) テレビカメラ等の光学的な手法を用いてのア
ーク長、突出し長さの直接検出。 しかし、これらの方法には次のような問題があ
つた。 (1)は検出が容易なこともあり、現在最も広く用
いられている方法である。しかし、これらはトー
チ長さ、突出し長さ等の外乱の影響を受けるた
め、溶接作業性を定量的に評価する方法としては
信頼性に欠ける面がある。 (2)は溶滴の移行形態が短絡移行の場合には、評
価方法として優れているが、自由移行の場合は信
頼性が著しく低下する。 (3)は検出および解析装置が複雑で取扱い操作が
困難な上、アークとその周辺部の著顕な輝度差に
起因する画像処理精度の低さ等のため、検出精度
も低い。 発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題点の解決を目的とし、具
体的には、簡便かつ高精度でアークの安定性、ワ
イヤの送給性といつたGMAWの溶接作業性の定
量的な評価が可能な評価方法を提供することを目
的とする。 <発明の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 本発明は、ガスメタルアーク溶接において、溶
接時に溶接用ワイヤに供給する際のコンジツトチ
ユーブに伝わる振動を検出すると共に、溶接用ワ
イヤのインチング時にコンジツトチユーブに伝わ
る振動を検出し、これら両振動のパワースペクト
ルの差にもとずいて溶接用ワイヤの送給性とアー
クの安定性を定量的に評価することを特徴とす
る。 なお、この送給性や、アークの安定性とは、溶
接時の作業性を評価するものであつて、とくに、
送給性とは、溶接用ワイヤがコンジツトチユーブ
を通過する際に抵抗をいかに少なくできるか否か
を示し、また、アークの安定性とは、ワイヤの先
端と母材との間で発生するアークの形状、これら
の間の距離などが一定に保たれているかを示すも
のである。 以下、図面によつて本発明の構成ならびに作用
を説明すると、次の通りである。 第1図は本発明方法に用いたワイヤ送給装置の
振動のスペクトル解析装置の説明図であり、第2
図はワイヤ送給装置の振動のスペクトル解析結果
の一例を示すグラフである。 本発明の上記目的は、GMAW用ワイヤの送給
装置であるコンジツトチユーブ、トーチ等の振動
のスペクトルを解析することによつて達成され、
溶滴移行形態に関係なく簡便にしかも高精度で、
GMAWの溶接作業性の定量的な評価が可能であ
る。 振動スペクトルの解析に用いたワイヤ供給装置
は第1図に示すように溶接用ワイヤ2を巻取つた
スプール1とこのスプール1から溶接用ワイヤ2
を引出し送給するピンチロール3と、ピンチロー
ルから送給される溶接用ワイヤ2を母材6の所定
位置に順次案内するコンジツトチユーブ4とトー
チ5およびコンタクトチツプ8から成つている。 なお、13はピンチロールを駆動するワイヤ送
給用モータである。 本発明においては、このワイヤ供給装置の所定
位置、例えば、コンジツトチユーブ4に振動検出
器9を取付け、この振動検出器9で、溶接時にコ
ンジツトチユーブ4に伝わる振動と、アークを発
生させないで溶接用ワイヤをコンタクトチツプ8
から少し突出するインチング時にコンジツトチユ
ーブ4に伝わる振動を検出する。 これらの振動は電気信号に変換され、増幅器1
0で増幅された後、波形解析装置11に送られ
る。波形解析装置11では高速フーリエ変換によ
つて時間領域のデータを周波数領域のデータに変
換し、解析結果は記録計12に記録される。第2
図はこの溶接時(図中Aで示す)とインチング時
(図中斜線部、Bで示す)のコンジツトチユーブ
の振動スペクトル解析結果の一例を示したもので
あつて、溶接時ではインチング時に較べ2〜7K
Hz付近の振動が顕著になつていることが分る。 一方、溶接作業性のうち、アークの安定性、ワ
イヤの送給性が異なることが、官能評価によつて
確められている複数のワイヤを用いて同様の実験
を行なつたところ、インチング時のスペクトルに
はそれぞれ大差はないが、溶接時のスペクトルは
アークの安定性、ワイヤの送給性の劣るワイヤほ
ど、インチング時のスペクトルに比べ、2〜7K
Hz付近の振動が特に顕著になることが明らかであ
つた。 これらのことから、溶接電流の通電に伴うコン
タクトチツプ−ワイヤ間の通電融着、アーク圧の
形成、ワイヤのジユール発熱等の現象がアークの
安定性、ワイヤの送給性のような溶接作業性に大
きな影響を及ぼしていることが推定されると同時
に、送給装置の溶接時とインチング時との振動ス
ペクトルの差異を調べることによつて、これらの
現象の影響度を推定することができ、アークの安
定性、ワイヤ送給性の定量的な評価が可能であ
る。 また、定量化の方法としては、スペクトルに明
瞭な差異が現われる2〜7KHzにおける (1) 溶接時とインチング時の振動のパワースペク
トルの最大値の差(△Ps)、 (2) 周波数、パワースペクトル平面におけるパワ
ースペクトルの積算値(面積)の溶接時とイン
チング時の差、 等を用いて行なうことができる。 実施例 以下、実施例により更に説明する。 第1図に示すワイヤ送給装置を使用し、溶接用
ワイヤはYGW17 1.2mmφのものを用い、インチ
ング時と溶接時のワイヤ送給速度は一定とした。
また、溶接は300A.R.P(逆極性)で行なつた。な
お、溶滴移行形態は自由移行であつた。記録計に
記録された解析結果(第2図参照)より、2〜
7KHzにおける溶接時とインチング時の振動のパ
ワースペクトルの最大値の差△Psを求め、アー
クの安定性、ワイヤ送給性の定量的な評価を行な
つた。 その結果は第1表に示すように、△Psの測定
によつて定量的な評価が可能であることを示して
いる。
【表】
【表】 <発明の効果> 以上説明したように、本発明はGMAWにおい
て、溶接用ワイヤ送給装置の溶接時の振動スペク
トルを解析し、インチング時の振動スペクトルと
比較することにより、アーク安定性、ワイヤ送給
性を定量的に評価することを可能とし、従来の評
価方法で問題であつた外乱の影響も少なく、自由
移行であつても信頼性の高い評価が可能であり、
しかも、取扱い操作も簡単で、データの検出、解
析精度の高い方法として広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いたワイヤ送給装置の
振動のスペクトル解析装置の説明図、第2図はワ
イヤ送給装置の振動のスペクトル解析結果の一例
を示すグラフである。 符号1……スプール、2……溶接用ワイヤ、3
……ピンチロール、4……コンジツトチユーブ、
5……トーチ、6……母材、7……アーク、8…
…コンタクトチツプ、9……振動検出器、10…
…増幅器、11……波形解析装置、12……計録
計、13……ワイヤ送給用モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 溶接用ワイヤをコンジツトチユーブに押し込
    み、このコンジツトチユーブの先端のコンタクト
    チツプにより給電し、母材との間でアークを発生
    させるガスメタルアーク溶接において、溶接時に
    この溶接用ワイヤを前記コンジツトチユーブを介
    して送給する際に前記コンジツトチユーブに伝わ
    る振動を検出すると共に、前記溶接用ワイヤを前
    記コンジツトチユーブの先端から突出させるイン
    チングの際に前記コンジツトチユーブに伝わる振
    動を検出し、これら振動のパワースペクトルの差
    にもとずいて、溶接用ワイヤが前記コンジツトチ
    ユーブを通過する際の通過抵抗から成るワイヤ送
    給性と、溶接用ワイヤと母材との距離が一定であ
    るか否かを示すアーク安定性とを評価することを
    特徴とするガスメタルアーク溶接用ワイヤの溶接
    作業性の評価方法。
JP16930986A 1986-07-17 1986-07-17 ガスメタルア−ク溶接用ワイヤの溶接作業性の評価方法 Granted JPS6326270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16930986A JPS6326270A (ja) 1986-07-17 1986-07-17 ガスメタルア−ク溶接用ワイヤの溶接作業性の評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16930986A JPS6326270A (ja) 1986-07-17 1986-07-17 ガスメタルア−ク溶接用ワイヤの溶接作業性の評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6326270A JPS6326270A (ja) 1988-02-03
JPH0380586B2 true JPH0380586B2 (ja) 1991-12-25

Family

ID=15884143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16930986A Granted JPS6326270A (ja) 1986-07-17 1986-07-17 ガスメタルア−ク溶接用ワイヤの溶接作業性の評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6326270A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115362628A (zh) 2020-05-18 2022-11-18 阿库斯蒂斯有限公司 包括高阻抗分流支路的体声波谐振滤波器及其形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6326270A (ja) 1988-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5068608A (en) Multiple coil eddy current probe system and method for determining the length of a discontinuity
US4079231A (en) Touchwork system for a MIG arc welding apparatus
JPH0380586B2 (ja)
US4538463A (en) Flaw detection in wire drawing
JPH07236214A (ja) 芯線傷検出装置
JP5818005B2 (ja) 抵抗溶接装置の検査方法及び偏磁電流計測器
JPH05264512A (ja) 配管の検査方法及び装置
JPS618656A (ja) フラツクス充填状態の検出方法及び装置
JP3441237B2 (ja) シールドガス溶接機の点弧チップの摩耗判定方法および装置
JPH05312657A (ja) ワイヤ張力測定装置
JP3447217B2 (ja) コンジットライナーの寿命評価方法および装置
JPH01166818A (ja) コイル巻戻時の自動減速方法
JP2598440B2 (ja) 張力測定装置及び張力測定方法
CN219675912U (zh) 一种金属检测用超声波探伤仪
JPH11179540A (ja) 自動溶接機及び自動溶接機における開先形状測定方法
JPH03140861A (ja) リモート・フイールド式渦流探傷用プローブ
JP3223991U (ja) 非破壊検査装置
JPH079562U (ja) 炭酸ガスアーク溶接機
JPS5940550B2 (ja) スポット溶接の溶接強度監視装置
JP2931818B2 (ja) チューブ内面検査装置
JP3321648B2 (ja) 鋼心アルミより線の接続部の良否判定方法及び装置
JPH0317095B2 (ja)
JP2988296B2 (ja) 磁化計尺法における着磁ミス判別方法及び装置
JP4013385B2 (ja) 溶接装置
JPH06281627A (ja) 管体の検査方法及び装置