JP2931818B2 - チューブ内面検査装置 - Google Patents
チューブ内面検査装置Info
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- JP2931818B2 JP2931818B2 JP32137391A JP32137391A JP2931818B2 JP 2931818 B2 JP2931818 B2 JP 2931818B2 JP 32137391 A JP32137391 A JP 32137391A JP 32137391 A JP32137391 A JP 32137391A JP 2931818 B2 JP2931818 B2 JP 2931818B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂、銅、真鍮などで
できた長尺の製品チューブの内面の突出部を検知する内
面検査装置に関する。
できた長尺の製品チューブの内面の突出部を検知する内
面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製品チューブの内面に異状突出部分があ
ると、製品チューブの使用時に目詰まりを起こす原因と
なる。
ると、製品チューブの使用時に目詰まりを起こす原因と
なる。
【0003】従来、短尺のチューブについては内径ピン
ゲージなどを使用してチューブ内径を計測することによ
りチューブ内面検査を行っている。
ゲージなどを使用してチューブ内径を計測することによ
りチューブ内面検査を行っている。
【0004】これに対し、長尺のチューブ(長さ10m
〜100000mの製品)については、製品チューブの
始端と終端部分に限っては内径ピンゲージを挿入して内
面検査はできるが、中間部分については内径ピンゲージ
を挿入することができないので、任意の部分を切断して
行う抽出検査以外には内面検査の方法はなかった。
〜100000mの製品)については、製品チューブの
始端と終端部分に限っては内径ピンゲージを挿入して内
面検査はできるが、中間部分については内径ピンゲージ
を挿入することができないので、任意の部分を切断して
行う抽出検査以外には内面検査の方法はなかった。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】したがって、長尺の製
品チューブの全長にわたって内面を検査することはでき
ず、品質管理に支障を来していた。
品チューブの全長にわたって内面を検査することはでき
ず、品質管理に支障を来していた。
【0006】これに対し本発明は、製造された長尺のチ
ューブの内面を全長にわたって検査し、チューブ内面の
突出部分を検知できるようにした。
ューブの内面を全長にわたって検査し、チューブ内面の
突出部分を検知できるようにした。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のチューブ内面検
査装置は、被検査用の非磁性体よりなるチューブが直線
移動させられる通過部のチューブの外側方となる箇所
に、磁力が互いに等しく、しかも同極どうしが対向する
2個1対の永久磁石を配設し、これら両磁石間の中線部
に対向磁石の磁力にて保持される磁性体製の被検知体を
設け、かつ、チューブ移動方向における前記磁石の下流
側に前記被検知体の到来を認識する検知器を設けた構造
のものとしてある。
査装置は、被検査用の非磁性体よりなるチューブが直線
移動させられる通過部のチューブの外側方となる箇所
に、磁力が互いに等しく、しかも同極どうしが対向する
2個1対の永久磁石を配設し、これら両磁石間の中線部
に対向磁石の磁力にて保持される磁性体製の被検知体を
設け、かつ、チューブ移動方向における前記磁石の下流
側に前記被検知体の到来を認識する検知器を設けた構造
のものとしてある。
【0008】
【作用】相対峙する磁石間に磁性体製の被検知体を配し
てあるが、両磁石は磁力が等しく、かつ同極どうしを対
向せしめてあるので、被検知体は両磁石の磁力により各
磁石間の中線部に浮いた状態で保持される。検査すべき
チューブの先端を前記磁石間および検知器へ通し、また
チューブ内へ先端から入れた被検知体を棒などで対向磁
石間の位置になるチューブ内へセットし、このようにし
てチューブを巻取機により軸線方向へ直線移動させる。
てあるが、両磁石は磁力が等しく、かつ同極どうしを対
向せしめてあるので、被検知体は両磁石の磁力により各
磁石間の中線部に浮いた状態で保持される。検査すべき
チューブの先端を前記磁石間および検知器へ通し、また
チューブ内へ先端から入れた被検知体を棒などで対向磁
石間の位置になるチューブ内へセットし、このようにし
てチューブを巻取機により軸線方向へ直線移動させる。
【0009】チューブの内面に突出物の異状がないとき
にはチューブは被検知体に干渉することなく移動する
が、チューブの内面に突出異状があるばあいには突出異
状部が被検知体に係合して被検知体を一緒に移動させ
る。チューブとともに被検知体が検知器の箇所へ到来す
ると、これを検知器が検出し、到来チューブの部分の内
面に突出異状があることが検知される。
にはチューブは被検知体に干渉することなく移動する
が、チューブの内面に突出異状があるばあいには突出異
状部が被検知体に係合して被検知体を一緒に移動させ
る。チューブとともに被検知体が検知器の箇所へ到来す
ると、これを検知器が検出し、到来チューブの部分の内
面に突出異状があることが検知される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一具体例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はチューブ検査工程を示す図であ
り、チューブ製造装置により製造された非磁性体のチュ
ーブ4はリール2に巻装され、チューブ4はチューブ内
面検査装置1を通って巻取機3に回収される。
細に説明する。図1はチューブ検査工程を示す図であ
り、チューブ製造装置により製造された非磁性体のチュ
ーブ4はリール2に巻装され、チューブ4はチューブ内
面検査装置1を通って巻取機3に回収される。
【0011】検査装置1は、図2に示すようにチューブ
の直線移動させられる箇所に設けてある。
の直線移動させられる箇所に設けてある。
【0012】同装置は、直線移動させられるチューブ4
の外側になる位置に、磁力がともに等しく、しかも同極
どうしが相対する1対の永久磁石6a、6bがホルダ1
0a、10bにて設けられているとともに、両磁石間の
中線部に、両磁石の磁力により宙に浮いた状態にホール
ドされる磁性体製にして外径がチューブ内径より若干小
さい被検知体5が設けられ、かつチューブ移動方向にお
ける前記磁石の下流側には磁性体検知器8を設けてあ
り、図中8aは磁性体検知センサ、7aおよび7bはチ
ューブガイドを示す。
の外側になる位置に、磁力がともに等しく、しかも同極
どうしが相対する1対の永久磁石6a、6bがホルダ1
0a、10bにて設けられているとともに、両磁石間の
中線部に、両磁石の磁力により宙に浮いた状態にホール
ドされる磁性体製にして外径がチューブ内径より若干小
さい被検知体5が設けられ、かつチューブ移動方向にお
ける前記磁石の下流側には磁性体検知器8を設けてあ
り、図中8aは磁性体検知センサ、7aおよび7bはチ
ューブガイドを示す。
【0013】なお、磁石のホルダ10a、10bは図2
では上下方向へ移動調節できるものとすることによりチ
ューブ4の外径に応じて磁石6a、6b間の間隔を自在
に設定できるようにし、チューブガイド7a、7bもチ
ューブの通過孔径を自在に設定できるものにする。
では上下方向へ移動調節できるものとすることによりチ
ューブ4の外径に応じて磁石6a、6b間の間隔を自在
に設定できるようにし、チューブガイド7a、7bもチ
ューブの通過孔径を自在に設定できるものにする。
【0014】また、被検知体5はチューブの内径に応じ
た各種の外径寸法のものを用意しておき、検知器には金
属探知器、光電探知器等を使用する。
た各種の外径寸法のものを用意しておき、検知器には金
属探知器、光電探知器等を使用する。
【0015】次に本装置の使用法を説明する。リール2
より引き出したチューブ4の先端を検査装置1内の磁石
6a、6b間へガイド7aから挿入する。被検知体は磁
石6a、6b間に宙に浮いた状態に配設されているの
で、チューブ4は被検知体5がチューブ内にある状態で
磁石6a、6b間へ通すことができる。磁石6a、6b
を通したチューブはガイド7b、検知器8を通して巻取
機3へ取り付け、巻取機を駆動せしめてチューブを移動
させる。
より引き出したチューブ4の先端を検査装置1内の磁石
6a、6b間へガイド7aから挿入する。被検知体は磁
石6a、6b間に宙に浮いた状態に配設されているの
で、チューブ4は被検知体5がチューブ内にある状態で
磁石6a、6b間へ通すことができる。磁石6a、6b
を通したチューブはガイド7b、検知器8を通して巻取
機3へ取り付け、巻取機を駆動せしめてチューブを移動
させる。
【0016】チューブ4の内径が規格どおりのものであ
れば、チューブは被検知体5に干渉することなく移動さ
せられ、被検知体は磁石6a、6b間の中線部でチュー
ブ内に留まっている。
れば、チューブは被検知体5に干渉することなく移動さ
せられ、被検知体は磁石6a、6b間の中線部でチュー
ブ内に留まっている。
【0017】チューブ4の内面に異状突出部分9がある
と、これが被検知体5に係合し、被検知体5はチューブ
と一緒に移動させられる。
と、これが被検知体5に係合し、被検知体5はチューブ
と一緒に移動させられる。
【0018】被検知体がチューブとともに検知器の箇所
に到来すると、これを検知器が認識してチューブの内面
に異状突出があることの警報を発するとともに巻取機3
の回転を停止させる。
に到来すると、これを検知器が認識してチューブの内面
に異状突出があることの警報を発するとともに巻取機3
の回転を停止させる。
【0019】異状突出部分が検知されたチューブはその
部分を切除し、被検知体5を磁石6a、6b間に戻して
から継ぎ治具でチューブを接続し、運転を再開する。
部分を切除し、被検知体5を磁石6a、6b間に戻して
から継ぎ治具でチューブを接続し、運転を再開する。
【0020】
【発明の効果】上述したように、本発明によればボビン
巻きなどの巻き取りを行う長尺チューブの内面異状突出
の有無をチューブ全長にわたって容易に検査することが
でき、これにより内面に突出異状部のない製品チューブ
とすることができる。
巻きなどの巻き取りを行う長尺チューブの内面異状突出
の有無をチューブ全長にわたって容易に検査することが
でき、これにより内面に突出異状部のない製品チューブ
とすることができる。
【図1】チューブ検査工程を示す図。
【図2】本発明に係るチューブ内面検査装置を示す断面
図。
図。
1 チューブ内面検査装置 2 リール 3 チューブ巻取機 4 チューブ 5 被検知体 6a、6b 磁石 7a、7b 製品ガイド 8 検知器 8a センサ 9 内面突出部分 10 磁石ホルダ
Claims (1)
- 【請求項1】被検査用の非磁性体よりなるチューブが直
線移動させられる通過部のチューブの外側方となる箇所
に、磁力が互いに等しく、しかも同極どうしが対向する
2個1対の永久磁石を配設し、これら両磁石間の中線部
に対向磁石の磁力にて保持される磁性体製の被検知体を
設け、かつ、チューブ移動方向における前記磁石の下流
側に前記被検知体の到来を認識する検知器を設けてなる
チューブ内面検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32137391A JP2931818B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | チューブ内面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32137391A JP2931818B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | チューブ内面検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126800A JPH05126800A (ja) | 1993-05-21 |
JP2931818B2 true JP2931818B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=18131843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32137391A Expired - Fee Related JP2931818B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | チューブ内面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931818B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113295611B (zh) * | 2021-05-22 | 2023-08-04 | 西安电子科技大学芜湖研究院 | 一种基于深度学习的留机导管表面划痕检查装置 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP32137391A patent/JP2931818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05126800A (ja) | 1993-05-21 |
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Date | Code | Title | Description |
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