JPH0317095B2 - - Google Patents

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JPH0317095B2
JPH0317095B2 JP9846383A JP9846383A JPH0317095B2 JP H0317095 B2 JPH0317095 B2 JP H0317095B2 JP 9846383 A JP9846383 A JP 9846383A JP 9846383 A JP9846383 A JP 9846383A JP H0317095 B2 JPH0317095 B2 JP H0317095B2
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JP
Japan
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rust
cable
inspected
detection
detection coil
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JP9846383A
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JPS59222755A (ja
Inventor
Keikichiro Kamio
Shingo Uchida
Toshio Kasahara
Katsuaki Nanba
Mizuo Kiuchi
Masaaki Wakumoto
Hisao Horibe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
SWCC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
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Publication of JPH0317095B2 publication Critical patent/JPH0317095B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
    • G01N27/9013Arrangements for scanning
    • G01N27/902Arrangements for scanning by moving the sensors

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、架空線上を走行して架空線の発錆状
態等を検出する走行式架空線監視装置に関するも
のである。
(従来の技術) 架空線上を転動する滑車と架空線の損傷状態を
検出する検出手段を備え、前記滑車によつて架空
線に支持され、地上からの遠隔操作等によつて架
空線上を走行して、架空線の損傷状態を検出する
走行式架空線監視装置が知られている。
従来、このような走行式架空線監視装置にあつ
ては、前記滑車は、左右対称な断面V型の円周溝
を備え、この円周溝が架空線と係合するように構
成されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、架空線には、接続スリーブ等の拡径
部が存在している場合があり、走行式架空線監視
装置がこの拡径部を通過することができるように
するためには、前記滑車の円周溝のテーパー角が
小さい場合は、滑車の幅を大きくしなければなら
ず、また、前記滑車の円周溝のテーパー角が大き
い場合は、滑車の外径を大きくしなければなら
ず、いずれの場合にも滑車が大型化し、これに起
因して走行式架空線監視装置が大型化するといつ
た不具合があつた。
また、走行式架空線監視装置が拡径部を通過す
る際に、前記検出手段の移動量が小さいことが望
ましい。
そこで、本発明は、上記実情を考慮して案出さ
れたものであり、滑車の幅および外径を可及的に
小さくし、以て、装置自体の小型化を図ることが
でき、また、拡径部を通過する際の検出手段の移
動量を小さくすることができる走行式架空線監視
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため、本発明は、架空線上
を転動する滑車と、前記架空線の発錆状態等を検
出する検出手段を備えた走行式架空線監視装置に
おいて、前記滑車は、互いの小径部が対向する如
く設けられ、そのテーパー角が異なる一対のテー
パー滑車から成り、前記テーパー角の大きいテー
パー滑車を検出手段に近い側に配置したことを特
徴とする。
(発明の実施例) 以下本発明を、その各構成部分と、周辺部およ
びその使用法を含めて、具体的な図面を用いて詳
述する。
本発明の錆検出器は、架空線に装着されて、ロ
ープウエイのゴンドラのようにして走行する空中
器と、この空中器からFM波に乗せて発信される
錆検出信号を受信して錆の発生度の判定を行なう
地上器とから構成されている。
空中器 [構成] 第1図はこの空中器の正面図、第2図はその
―横断面図である。
空中器のベース1には、上方に2本の片持ち
軸2が固定され、この軸2にはそれぞれ一対の
テーパー滑車3,4が図示しないベアリングを
介して取付けられている。また、ベース1の下
部には、錆検出信号送信器5が固定され、その
前にはメーターパネル6およびメーターカバー
7が取付けられている。ベース1の背面上方に
は上下で一組の軸受け8が左右各一組固定され
ており、これによつて上下にスライド可能な状
態で逆U字状の取手9が取付けられている。取
手9の下端にはめ込まれたスナツプリング10
と下側の軸受け8との間には取手9を下方向に
付勢するスプリング11が挿入されている。そ
して、取手9の上側の軸受け8の上方には取手
9の下死点を規制する受け金具12が固定され
ている。
一方、テーパー滑車3,4の前面にはゲート
13が、2個の長孔14から上記2本の片持ち
軸2の頭部がそれぞれ突き出るよう取付けられ
ている。片持ち軸2の頭部にはスナツプリング
15がはめ込まれ、ゲート13が軸2から外れ
ないようにされている。ゲート13の上部と上
記受け金具12とは2本の連結棒16によつて
連結固定されている。
以上の各部は、天板17、側板18、背板1
9によつて包囲されており、これらは図示しな
いビス等によりベース1に固定されている。側
板18には、両側方からテーパー滑車3,4の
下部を見透せる位置に被検査ケーブル20が挿
通される切れ込みが設けられ、被検査ケーブル
挿通部21を形成している。この被検査ケーブ
ル挿通部21には前方から被検査ケーブル20
をすべり込ませる開口部22が設けられてい
る。また、ベース1には被検査ケーブル挿通部
21に挿通された被検査ケーブル20の外側面
にはスプリング等の力でその一端を接触させる
よう配置された錆検出コイル23が取付けられ
ている。この錆検出コイル23の側方には、被
検査ケーブル20に流れる負荷電流を測定する
電流検出コイル24が取付けられている。
[作用効果] 以上の構成の空中器は、被検査ケーブル20
を開口部22から被検査ケーブル挿通部21に
すべり込ませて、被検査ケーブル20にテーパ
ー滑車3,4によつて吊り下げられ、被検査ケ
ーブル20に沿つて走行する。側板18に固定
されたハンドル25は空中器を地上において引
張るワイヤーを結束したり、これを持運ぶとき
に把むためのものである。
また、本器は、ホツトステツク等を用いて取
手9をつかんで持ち上げると、ゲート13が上
方にスライドして開口部22を拡げて被検査ケ
ーブル20の挿入を容易にし、取手9をはなす
と、スプリング11の力で取手9が下死点まで
押し下げられ、この取手9と連結棒16を介し
て連結されているゲート13も下方にスライド
して開口部22を狭くする。取手9を持ち上げ
た状態を第3図に示す。ゲート13の長孔14
は、ゲート13の上死点を規制している。
一般に、架空線には接続スリーブ等の大径部
がその長手方向に存在する場合がある。そこ
で、本発明の空中器には第4図のように、互い
の小径部を対向させたテーパー角の異なる一対
のテーパー滑車3,4が取付けられている。こ
のテーパー滑車3,4を用いて被検査ケーブル
20上を走行させると、被検査ケーブル20の
大径部26がここを通過するときは、第5図に
示すように被検査ケーブルの軸心27が斜め下
方にずれ、その通過を許容する。同一のテーパ
ー角のテーパー滑車を用いた場合、被検査ケー
ブルの軸心27が垂直に下方にずれるので、相
対的に本器は上方に突き上げられ走行中に大き
くはね上る恐れがある。上記テーパー角の相違
する一対のテーパー滑車3,4はこのような動
きを柔げる効果がある。また、被検査ケーブル
20自体の外径が異なる場合、被検査ケーブル
20の軸心27が大幅に下方にずれると、被検
査ケーブル20の外側面に押しつけられている
錆検出コイル23が被検査ケーブル20の最適
位置に接触しなくなる恐れがある。テーパー角
の相違する一対のテーパー滑車3,4は測定可
能な被検査ケーブル20の外径の許容度を広げ
る効果がある。
また、テーパー角の小さいテーパー滑車3と
テーパー角の大きいテーパー滑車4をそれぞれ
の小径部が対向する如く配置したため、滑車の
幅および外径を小さくすることができ、以て、
錆検出器の小型化が図れる。
また、テーパー角の小さいテーパー滑車3を
開口部に近い側に配置しテーパー角の大きいテ
ーパー滑車4を錆検出コイル23に近い側に配
置すると、被検査ケーブルの軸心27が開口部
側に移動するので錆検出コイル23の出入量を
小さくすることができる。
[変形例] 上記の空中器は活線状態で使用するため、各
部品の材質はできるだけプラスチツクあるいは
絶縁体でコーテイングした金属とするのが好ま
しい。錆検出信号送信器5は錆検出コイルで検
出した錆の発生度に応じた検出信号をFM波に
して地上器に向けて発信する。メーターパネル
6にはその検出信号レベルを表示するメーター
や、電源スイツチ、バツテリーインジケーター
等を取付ける。さらにここに地上器によつて知
ることのできる錆の発生度の判定結果を表示す
るモニターランプやメーターを取付ければ、空
中器単独でも使用可能である。また、空中器内
にそのデータの記録装置例えば磁気テープレコ
ーダを収容してもよい。さらに、測定結果など
を地上器に有線で伝送する機構を設けてもよ
い。
取手9とゲート13との連動機構は、周知の
クランクやギヤを用いて力を機械的に伝達する
ほか、ソレノイドを用いて電気的に連動させて
も良い。ゲート13は開口部22に対して、上
方からのみでなく下方や側方から出入しても、
被検査ケーブル20の外れ止め効果があるもの
であれば良い。
また、この空中器にはモーターを内蔵させて
自走式としても良い。このときはテーパー滑車
の一部または全部がモーターの駆動軸にギヤ等
を介して連結される。そして、スリツプ防止の
ために被検査ケーブルを下方からゴムローラ等
でテーパー滑車に押し付ける機構を付加しても
良い。
錆検出コイルとその感度調整具 [構成] 錆検出コイルは空中器のベース1に第6図に
示すように取付けられている。第6図はその取
付け状態に示す縦断面図である。
錆検出コイル23本体は、外面に環状のリブ
30を有する円筒状のケース31に収容され、
この中のボビン32にコイル33を巻回したも
のである。ケース31の先端は被検査20に常
に接触するため、摩滅防止用のタイト34が埋
め込まれている。そして、この錆検出コイル2
3本体は、ベース1にそのフランジ35をネジ
止めされたスリーブ36内に収容されている。
スリーブ36後端にはワツシヤー37がビス止
めされ、このワツシヤー37とケース31のリ
ブ30との間にはスプリング38が挿入されて
いる。こうして、錆検出コイル本体23は被検
査ケーブル20の外側面に対してスプリング3
8の力によつて常に一定圧力で押しつけられ
る。
この錆検出コイル23は、励磁コイルと検知
コイルの二組のコイルが巻回されており、励磁
コイルによつて被検査ケーブルの電気導体外表
面に渦電流を発生させる。この渦電流は電気導
体外表面の導電率に応じた磁束を発生させるか
らこれを検知コイルによつて検出する。このた
め、両コイルの端末4本が束ねられリード線3
9としてケース31の外に引出されている。こ
のリード線39は前述した錆検出信号送信器5
に継ぎ込まれる。このようなコイルの構成及び
用法は例えば社団法人日本非破壊検査協会で
1977年発行された「渦流探傷試験装置」にも詳
しく記載されている。
さて、本発明においては、被検査ケーブルの
導体の表面の錆の発生度をその導電率を測定す
ることにより検査する。錆の発生度がどの程度
であればケーブルの交換を要するか、またどの
程度であれば良品かを判定するには、実際のケ
ーブルサンプルを錆検出コイルに接触させてそ
の出力信号をチエツクする必要がある。
ケーブルの切れ端を標準サンプルとして各種
用意すると、錆の進行でデータにくるいが生じ
る。この感度調整具を用いれば、所望の標準サ
ンプルを簡単に準備でき、かつその保存性が良
い。
第7図はそのケーブルサンプルに代るもので
あつて、錆検出コイルの感度を微調整するため
に用いる錆検出器の感度調整具の実施例縦断面
図である。
この調整具は、内部に空洞40を有する柱状
体であつて、一端に被調整錆検出器の錆検出コ
イル装着部41を有している。
また、この他端には空洞40の開口部42が
設けられ、これはキヤツプ43によつて封止さ
れている。空洞40の内周面には雌ネジ44が
切られ、外周面にこれと対応する雄ネジの切ら
れた検知体45がここにネジ込まれている。こ
の検知体45は、開口部42からドライバー等
を溝46に差し込んで回転させ、装着部41に
対して進退可能となつている。キヤツプ43も
同様にネジ込みによつて固定される。ここで、
調整具本体とそのキヤツプ43にはいずれもプ
ラスチツク等の非導電性の材料を使用し、検知
体45には銅あるいは銅よりもやや導電率の小
さいりん青銅を使用する。
[作用効果] 上記の感度調整具は、その装着部41に正し
く錆検出コイル23の先端を装着して使用す
る。検知体45と装着部41との間隔を第7図
のように例えばL1,L2,L3と3段階に設
定する。即ち、間隔がL1のときは導体に錆無
し、L2のときは多少錆あり、L3のときは錆
多しというように、あらかじめ実際のケーブル
と対応させて検知体45の位置を実測して決定
しておく。
そして、検知体45が各位置にある場合に錆
検出コイル23が正しい出力を得、正しい判定
に結びつくかを検査する。もし、錆検出器のレ
ベルがずれていればレベル合せを行なう。
この感度調整具を各錆検出器に1個用意する
か、あるいは上記間隔L1,L2,L3ごとに
検知体45を固定したものを合計3個用意して
おけば、使用前にその検出感度を正しくセツト
することができる。
[変形例] 検出感度や要求される判定レベルの段階数に
応じて、検知体の位置あるいは形状、大きさ等
を種々変更することが可能である。また、キヤ
ツプと検知体とを一体化して、キヤツプをつま
んで回転させ、検知体の位置変更を行なつても
良い。また、位置変更手段は必ずしもネジ込み
でなく単なるはめ込みでも良い。検知体が錆を
生じると基準が狂うため、キヤツプは空洞を気
密に封止することが好ましいが、空洞内に揆水
性コンパウンド等を充填すればキヤツプ自体は
簡便な形状でよい。装着部41は錆検出コイル
23を定位置にセツトする多種の周知の形状が
可能である。本体の材質が透明であれば、検知
体の位置を外から確認することもできる。
また、錆検出コイルを被検査ケーブル側面だ
けでなく上、下面いずれに取付けても良い。
錆検出信号送信器 [構成] 第8図は錆検出信号送信器のブロツク図でそ
の具体的な回路を第10図に示す。
図において、発振器50の出力は錆検出コイ
ル51に接続される一方、移相器52を介して
位相検波器53に接続され、錆検出コイル51
の出力はフイルタ54を介して同じく位相検波
器53に接続されている。この位相検波器53
の出力は差動増幅器55、変調器56、波形整
形器57、FM送信器58に順に送られる。差
動増幅器55には、電流検出コイル59から整
流回路60、補正用電圧発生器61を経た出力
信号が接続され、変調器56には発振器63の
出力が入力されている。
発振器50は例えば32KHzの一定レベルの交
番電流を錆検出コイル51の励磁コイル65に
送る。錆検出コイル51で励磁コイル65に交
番電流が流れると被検査ケーブルの導体表面に
渦電流が生じ、その錆に応じた磁束が発生す
る。これを錆検出コイル51の検知コイル6
6,67で検出しフイルタ54に向けて送り出
す。この検知コイル66,67は差動接続さ
れ、一方の検知コイルは他方のコイルよりも導
体表面に近く配置されている。従つて被検査ケ
ーブルがない場合は励磁コイル65に交番電流
が流れても、両検知コイル66,67の直列接
続された両端に電圧は生じないがケーブルがあ
る場合は導体表面に渦電流が生じ、これに近い
側に配置された検知コイルにより大きな誘導が
生じてこのバランスがくずれ出力電圧が得られ
る。フイルタ54は、被検査ケーブルに流れる
負荷電流に起因する誘導電流を除去し、上記渦
電流による信号のみを通過させるバンドパス特
性を有している。位相検波器53には例えば
FETを使用する。発振器50の信号を位相器
52によつて所定量位相シフトさせてFETの
ゲートに印加すると、位相検波器53は入力信
号を半波整流しかつその一部をカツトする。錆
検出コイルと被検査ケーブルの距離が変動する
と錆検出コイルの出力信号レベルが変動する
が、この位相検波器53によりその変動を吸収
し、所定レベルの信号出力に調整する。差動増
幅器55は、この位相検波器53からの主信号
と、基準電圧発生回路68から得られた基準電
圧とを比較しその差信号を出力側に送る。さら
にこの信号はアンプ69を経て高周波分を除去
され、ケーブル表面の導電率に対応する信号と
なる。この信号は例えばFETから成る変調器
56によつてチヨツピングされる。発振器63
はFETのゲートにこのチヨツピング用パルス
を送るものである。チヨツピング後の信号は
FM波で送信するので、FM変調し易い800Hz程
度のチヨツピング周波数を選択する。チヨツピ
ング後の信号は例えばトランスから成る波形整
形器でのこぎり歯状にされFM送信器58に送
られる。FM波は例えば85MHzに選定する。
錆検出信号受信器 [構成] 錆検出信号受信器の回路のブロツク図を第9
図に示し、その具体例を第11図に示す。
FM受信器70は受信信号をFM検波する。
この出力は800Hzののこぎり歯状の信号であり、
整流回路71を通して直流化し、もとの錆検出
信号を得る。本発明において必要とする錆検出
信号は、被検査ケーブルの表面に錆が無くその
素材のまま導電率を示す場合と多少錆が発生し
て導電率が悪くなつた場合と、一定量以上錆が
発生して導電率が所定値以下となる場合であ
る。所定値以下の信号は、差動増幅器72にお
いてカツトし、より高精度に判定できるように
所定値以上の信号のみを増幅器73で増幅す
る。即ち、高導電率検出領域を拡大するのであ
る。
こうして得られた出力信号は記録計74によ
つて記録される一方、例えば2レベルコンパレ
ータ75によつてどのレベルにあるかを判定
し、錆の発生度に応じてブザー76やランプ7
7を作動させる。
ケーブルの温度検出装置 [構成] 錆検出信号送信器に接続された電流検出コイ
ル59は前述したようにケーブルに流れる負荷
電流を検出する。この信号は整流回路60によ
つて全波整流され補正用電圧として上記基準電
圧に加算されて差動増幅器55に入力される。
被検査ケーブル20に流れる負荷電流は、被
検査ケーブル20の導電率に応じてジユール熱
を発生させる。従つてケーブル温度はこの電流
検出コイル59の出力に比例する。この信号を
補正用電圧として錆検出の出力に加味すること
によつて、被検査ケーブル20の温度変化に伴
なうその導電率の変動を無視して錆検出を行な
うことができる。
一方、錆検出信号受信器には外気温演算装置
78が接続されている。
第11図において、ツエナーダイオード79
の正極に得た一定電圧が抵抗器80と温度検知
体81と半固定抵抗器82の直列回路に電流を
供給する。温度検知体81が外気温の変動に伴
つてその抵抗値を変えると、可変抵抗器83の
正極側にそれに対応する信号が得られる。これ
と、整流回路71の出力信号とを逆極性で加算
し、受信器の温度補正を行なつている。
[作用効果] 以上説明した錆検出信号送信器と受信器と
は、架空線の錆検出を架空線上で走行する錆検
出器で行ない、これを地上の受信器で分析判定
することができる。
そして、送信器では、FM波に変調する前に
チヨツピングを行なつているので、直流成分の
多い検出信号を忠実にFM変調することができ
る。
また、受信器では、単に被検査ケーブルの導
電率に対応する信号を増幅して利用するのでは
なく、その高導電率領域のみを拡大して錆検出
信号としているので、錆の発生度の微妙な相違
を判別でき適当な判定を下すことができる。
次に上記のケーブルの温度検出装置は、ケー
ブル近傍で被検査ケーブルに流れる負荷電流か
らケーブルに発生するジユール熱を求め、さら
にケーブルから離れたケーブルの温度の影響の
無い場所で外気温を測定し、それぞれに対応す
る信号を結果的に合成して補正用の信号を作り
出しているので、手軽でかつ正確な補正値を得
ることができる。ケーブルの導体温度が変化す
ればその電気抵抗が変化する。このとき励磁コ
イルによつて導体表面に生じる渦電流も変化す
る。そこで、負荷電流を検出して、所定の係数
を掛け、これに外気温を加算してケーブル導体
温度を求める。このデータをもとに温度補正が
できる。
このようなジユール熱演算装置と外気温演算
装置とはそれぞれ独立のケースに収容して各種
の電気ケーブルの温度検出や測定器の補正用と
して使用することができる。
[変形例] このような温度測定方法は上記の錆検出装置
のほか、例えば地中に埋設されたCVケーブル
の温度測定等に応用が可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、架空線
上を転動するテーパー滑車のテーパー角を相違さ
せたため、滑車の幅および外径を小さくすること
ができ、以て、走行式架空線監視装置の小型化が
図れる。
また、テーパー角の大きいテーパー滑車を発錆
状態等を検出する検出手段に近い側に配置したた
め、接続スリーブ等の拡径部を通過する際の検出
手段の移動量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の装置の各部の実施例を示すもの
で、第1図は空中器の正面図、第2図はその―
横断面図、第3図はそのゲートの作動説明図、
第4図と第5図はテーパー滑車の使用状態説明
図、第6図は錆検出コイルの取付け状態を示す縦
断面図、第7図はその感度調整具の縦断面図、第
8図は錆検出信号送信器のブロツク図、第9図は
錆検出信号受信器のブロツク図、第10図と11
図はこれら送信器および受信器の具体的な回路図
である。 3,4…テーパー滑車、5…錆検出信号送信
器、13…ゲート、20…被検査ケーブル、21
…被検査ケーブル挿通部、22…被検査ケーブル
挿通部の開口部、23…錆検出コイル、40…空
洞、41…錆検出コイル装着部、42…空洞の開
口部、45…検知体、49…調整具本体、59…
電流検出コイル、78…外気温演算装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 架空線上を転動する滑車と、前記架空線の発
    錆状態等を検出する検出手段を備えた走行式架空
    線監視装置において、 前記滑車は、互いの小径部が対向する如く設け
    られ、そのテーパー角が異なる一対のテーパー滑
    車から成り、前記テーパー角の大きいテーパー滑
    車を前記検出手段に近い側に配置したことを特徴
    とする走行式架空線監視装置。
JP58098463A 1983-06-02 1983-06-02 走行式架空線監視装置 Granted JPS59222755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58098463A JPS59222755A (ja) 1983-06-02 1983-06-02 走行式架空線監視装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP58098463A JPS59222755A (ja) 1983-06-02 1983-06-02 走行式架空線監視装置

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