JPH037939Y2 - - Google Patents

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JPH037939Y2
JPH037939Y2 JP1983180277U JP18027783U JPH037939Y2 JP H037939 Y2 JPH037939 Y2 JP H037939Y2 JP 1983180277 U JP1983180277 U JP 1983180277U JP 18027783 U JP18027783 U JP 18027783U JP H037939 Y2 JPH037939 Y2 JP H037939Y2
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JP
Japan
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case
safety device
metal fitting
oil
lead plate
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JP1983180277U
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JPS6089735U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内部故障時の発生ガスによるケースの
変形を利用してリード板部を切断して電流を遮断
してなる油入電気機器の保安装置の改良に関する
ものである。
従来、油入コンデンサなどの油入電気機器で
は、内部故障が発生すると、故障部の発熱やアー
クの発生により油が分解してガスを発生しケース
内圧を上昇させ、このまま放置するとケースの爆
発、噴油にいたり、大きな事故に進展するおそれ
があつた。これを防止する一つの方法として、第
1図に示すような保安装置がもちいられていた。
第1図は油入コンデンサの例を示し、1は鋼板
などで作られたケース、2は引出しブツシング、
3は内部素体、4は保安装置であり、5,5′は
引出しブツシング2より保安装置4を中継して内
部素体3に接続されるリード線である。
第1図aは正常な状態を示すが、内部素体3で
故障を発生すると、発生ガスにより内圧上昇し、
ケースが変形し、第1図bのようになり、保安装
置4のリード板部41は切断されて電流は遮断さ
れ事故の進展は防止される。しかし、この状態で
気付かないまま放置されると、ケース内の発生ガ
スは油中に吸収溶解され、内圧は低下して、ケー
ス変形も次第に元に復して、第1図cのごとくな
り、保安装置4のリード板41の切断部の間隙は
小さくなり、遂には再度導通しこの部でアーク発
生して事故に進展する危険性があつた。
本考案は、このような危険性を防止するため、
保安装置動作後ケースの変形が元に復しても、保
安装置リード板切断部は充分な離間距離が確保で
きるように改良したものである。
本考案は保安装置4の取りつけを従来のように
ケースに直接取りつけるものでなく、ケースに取
りつけた受金具を引掛け構造とし、この部に遊び
空間を設けて、保安装置動作後はばね作用によ
り、リード板切断部に充分な離間距離が得られる
ようにした油入電気機器の保安装置である。
第2図は本考案による保安装置の取りつけの実
施例で、第2図aは平面図、b,cは断面図を示
し、ケース1にU形の受金具11を溶接またはろ
う接してあり、絶縁板42、リード板41よりな
る保安装置は、これに取りつけられたL金具43
により、ケース1と受金具11の間に差し込まれ
て取りつけられる。ケース1と受金具11の間に
は適当なクリアランスが設けられており、このた
め保安装置の取りつけには遊びを生じることとな
る。内部故障により分解ガスが発生してケース内
圧が上昇すると、ケースは変形し保安装置は受金
具11により引つ張られ、この力により保安装置
のリード板41が切断すると、第2図cのように
受金具11と保安装置のL金具43との間のばね
44により、保安装置はケース側板側に引き寄せ
られ、リード板41の切断部のクリアランスCは
充分に確保されることとなる。
従つて、もしこのまま放置されガスが吸収され
内圧低下してケース1の変形が元に復しても、リ
ード板41の切断部のクリアランスは確保され、
再接触を生じる心配はない。
このようにケースと保安装置の取りつけに遊び
空間を設けることにより、常時の温度変化による
油量変化のためのケースの若干の変形に対して保
安装置部は力が加わることが防止でき、かつ内部
故障時の保安装置の動作時には、ばねを利用して
保安装置の切断部の間隙を大きくとることがで
き、切断部の再接触を防止することができるの
で、安全性をより高く保つこてができる。
保安装置と受金具の間のばねについては、わざ
わざ特別にスプリングを設けなくても、例えば第
3図に示すように保安装置のL金具43の1部を
切込み45に示すように内側に若干折り曲げるこ
とによりばね作用をもたせることも可能である。
以上のように構成された本考案は受金具とケー
ス内壁との間に空間が設けられ、かつリードを引
つ張るばね機構を設けているので、保安装置の作
動後において、ケースが元に復しても、切断リー
ド間距離が、一定間隔設けられるよう構成されて
いるため、再接触を防止でき、安全性の高いもの
であり工業上ならびに実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油入電気機器の保安装置の動作
原理を示す説明図で、aは正常時、bは動作時、
cは動作後放置した場合を示す。第2図は本考案
の保安装置取りつけ部の実施例で、aは平面図、
bは動作前の断面図、cは動作時の断面図、第3
図はばね作用をもたせた金具の一例を示す図であ
る。 1:ケース、11:受け金具、41:リード
板、42:絶縁板、43:L金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部故障時の発生ガスによるケースの変形を利
    用し、リード板部を切断して電流を遮断してなる
    油入電気機器の保安装置において、上記ケースの
    内壁に固着し該内壁との間に空間部を形成する形
    状の受金具と上記空間部に嵌挿した引掛構造のL
    金具と、該L金具と受金具の間に介在したばね
    と、上記L金具に取着した絶縁板と、該絶縁板に
    取着したリード板とを備えたことを特徴とする油
    入電気機器の保安装置。
JP18027783U 1983-11-22 1983-11-22 油入電気機器の保安装置 Granted JPS6089735U (ja)

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JP18027783U JPS6089735U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 油入電気機器の保安装置

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JP18027783U JPS6089735U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 油入電気機器の保安装置

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Publication Number Publication Date
JPS6089735U JPS6089735U (ja) 1985-06-19
JPH037939Y2 true JPH037939Y2 (ja) 1991-02-27

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ID=30390929

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732313B2 (ja) * 1984-01-26 1995-04-10 松下電器産業株式会社 保安装置
JPH0770408B2 (ja) * 1988-10-24 1995-07-31 ニチコン株式会社 保安装置を備えたコンデンサ
JPH0770409B2 (ja) * 1988-10-25 1995-07-31 ニチコン株式会社 保安装置を備えたコンデンサ
JP6342216B2 (ja) * 2014-05-20 2018-06-13 ニチコン株式会社 保護装置付き油浸コンデンサ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51138857A (en) * 1975-05-27 1976-11-30 Hitachi Condenser Method of assembling safety device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5063543U (ja) * 1973-10-12 1975-06-10
JPS51138857U (ja) * 1975-04-28 1976-11-09

Patent Citations (1)

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JPS51138857A (en) * 1975-05-27 1976-11-30 Hitachi Condenser Method of assembling safety device

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JPS6089735U (ja) 1985-06-19

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