JPH0378179B2 - - Google Patents

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JPH0378179B2
JPH0378179B2 JP61038710A JP3871086A JPH0378179B2 JP H0378179 B2 JPH0378179 B2 JP H0378179B2 JP 61038710 A JP61038710 A JP 61038710A JP 3871086 A JP3871086 A JP 3871086A JP H0378179 B2 JPH0378179 B2 JP H0378179B2
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JP
Japan
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cooling
plate
cooling plate
station
refrigerant
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JP61038710A
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English (en)
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JPS62197268A (ja
Inventor
Yukio Ootsuka
Hiroshi Kawai
Seizo Iida
Hironobu Nakano
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Priority to EP86105137A priority patent/EP0238703B1/en
Priority to DE8686105137T priority patent/DE3672487D1/de
Priority to US06/853,722 priority patent/US4671338A/en
Publication of JPS62197268A publication Critical patent/JPS62197268A/ja
Publication of JPH0378179B2 publication Critical patent/JPH0378179B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D30/00Cooling castings, not restricted to casting processes covered by a single main group
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D27/00Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/04Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
    • B22D27/045Directionally solidified castings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は強制冷却連続鋳造装置、更に詳しくは
ループライン(軌条)に複数の鋳型を投入して連
続鋳造を強制冷却法を用いて行う鋳造装置に関す
る。 〔従来の技術〕 従来アルミ合金の鋳造においては凝固に長時間
を要するうえ、鋳造型の形状等によつては凝固に
好ましくない指向性が極端に現われ引け巣等の欠
陥を含む品質の悪い製品ができ易かつた。この鋳
造技術そのものは種々の改良が加えられ、例えは
本出願人の提案になる特開昭58−86966によると、
鋳型のキヤビテイに管部材を配置し、そのキヤビ
テイに注入された溶湯によつてその管部材を鋳ぐ
るみ、更にその管部材に水などの冷却媒体を供給
して溶湯の凝固を促進することをその内容として
いる。この方法によると管部材を中心として外方
に指向性凝固が得られるので内部に引け巣等の発
生することが少なくなるばかりか、凝固促進によ
り鋳造サイクル時間が短縮されるようになる。一
方鋳造品の品質の観点からはその冷却速度、冷却
方法にも自ら限界を画さざるを得ないため、量産
の促進方法として複数の鋳型を用いてそれらを回
転式円形台などに配して鋳造工程、即ち例えば型
清掃、型合せ、中子入れ、型締め、注湯等を分割
工程にして行うなどの方法により鋳造作業を流れ
作業にすることが試みられてきた。 しかしながら、従来、前記キヤビテイに管部材
を配置して溶湯内部から冷却する方式において
は、冷媒供給手段から延ばした配管を個々に管部
材に連結するようにしており、したがつて、かゝ
る直接冷却方式を前記流れ作業の鋳造ラインに適
用することは、実質不可能な状況にあつた。 従つて本発明の目的は、上記の問題点を解決す
るために、キヤビテイに管部材を貫装して冷却媒
体を流通せしめ、あるいは金型を水冷して溶湯を
指向性凝固させる鋳造型をループ式鋳造ラインに
複数個投入して鋳造サイクルを極めて短くした強
制冷却連続鋳造装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る鋳造装置においては、アルミ合金
等の鋳造工程において溶湯の冷却凝固にかなり長
時間を要することに着眼して、冷媒によるキヤビ
テイ冷却を、鋳型に対する注湯時間を基準とする
鋳造ラインを構成し、注湯後の冷媒による冷却工
程をラインのタクト時間に合せて数次に分解して
なるものである。更に詳しくは、このラインは略
次の工程からなる、即ち、移動定盤の下金型清
掃、上型合せ、管部材入れ、冷却プレート設置、
プレートチエツク、注湯、冷却、冷却プレート外
し、製品搬出である。この中の冷却工程がライン
のタクト時間に合せて数次に分割されて行われ
る。この場合複数の管部材に冷媒を供給するには
従来であると、冷却プレートに、前記複数の管部
材に対応して冷却ノズルを設け、その冷却ノズル
の各個に冷媒を供給するようになつていたが、本
出願人が別に提案する改良された強制冷却装置を
使用することによつて極めて簡素な構成でかつ安
価に強制冷却が行えるものである。その強制冷却
装置は、前記の冷却プレート内に1本の冷媒管を
通し、この冷媒管と前記複数の冷却ノズルの個々
と連通せしめ、冷媒管には1個のカプラを設け
て、鋳造ライン本体側に固定した、前記カプラに
着脱自在の冷媒供給装置をそのカプラに連結して
冷媒を各管部材に流通せしめるようにすると共
に、冷却プレート外しステーシヨンにおいて取外
した冷却プレートをループ軌条に並設したサブ軌
条により冷却プレート設置ステーシヨンまで搬送
するようにしている。 更に本発明の強制冷却連続鋳造装置において
は、各冷却工程において、鋳造ライン本体側に設
けた冷却媒体噴出装置から下金型に冷媒を噴出し
て、指向性凝固をより効率よく行わせるようにし
ている。 また、鋳造ラインの製品の吊上搬出工程におい
て、鋳造ライン本体側に設けた押し出し板により
下金型に設けた製品押出しピンを押圧して製品の
離型を行い、吊上移動装置による製品の移動を許
容するようになつている。 〔作用〕 本発明に係る強制冷却連続鋳造装置において
は、定盤に冷却プレートを連結するとともに該冷
却プレートのカプラに冷却供給装置を連結するだ
けで、複数の管部材に冷媒を供給できるで、流れ
作業の鋳造ラインのタクト時間を短くしても、こ
れに充分対応できるようになり、しかも、冷却プ
レートをサブ軌条を通して効率良く冷却プレート
設置ステーシヨンに供給するようにしたので、冷
却プレートの設置に遅れを来すこともなくなる。 また冷媒噴出装置から噴出する冷媒は定盤の中
抜きされた範囲で下金型全面を冷却するので、キ
ヤビテイ内の溶湯の指向性凝固が効率良く促進さ
れる。 更には製品押出しピンと押し板によつて製品の
移動の容易化が行われる。 〔実施例〕 本発明の構成をその実施例を示す図面について
説明する。第1図は本発明に係る強制冷却連続鋳
造装置の全体平面概略図である。1は注湯及び冷
却ステーシヨン、2乃至5は冷却ステーシヨン、
ステーシヨン7において吊上移動装置が後述する
冷却プレートを鋳型から吊上げ中央ライン6へ移
動させ、更に製品を搬送ベルト17に移動させ
る。8は下金型清掃ステーシヨン、9は上型合せ
ステーシヨン、10は管部材設置ステーシヨン、
11は吊上移動装置13によつて中央ライン6か
ら冷却プレートを移動してきて鋳型に設置するス
テーシヨン、14はトラバーサであり、15は定
盤上の型の交換が必要な場合に機能する型交換ス
テーシヨンである。16は後述する鋳造型を搭載
した定盤が移動するレールである。 本発明の鋳造装置の鋳造ループラインは基本的
に上記の1から14で構成される。 次に上記レール16上を移動する鋳造型の構造
を第2図乃至第5図で説明する。 第2図は第1図の11のステーシヨン即ち冷却
プレートを鋳造型に設置する直前の側面図であ
り、第3図は第2図のA−A断面である。第4図
は設置終了側面図であり、第5図は第4図のB−
B断面を示す。 図中、20は定盤、21は定盤に固定した下金
型、22は下金型側端に立上げた1対の上型ガイ
ドであり、その対向面にガイド用の突状23が垂
直方向に設けてありそれにより上型の短手方向の
位置決めが行われる。24は砂型よりなる上型、
25は下金型、上型及びキヤビテイ27を貫通し
て設けた管部材であり、その下端は管部材受26
で保持され、上端は上型の上側に突出している。
28は定盤20の中抜きを指し、この中抜き範囲
に管部材受が配されている。29は型押しピンで
あり、30は型押しピン29を下方に付勢するス
プリングである。31は冷却プレートであり第2
図は定盤に設置前の状態を示し、第4図は設置後
を示す。32,33は冷却プレートの両端下側に
設けたブツシユであり、これらは定盤20の両端
側に起立せしめたガイドピン34,35にそれぞ
れ嵌合して冷却プレートの位置決めを行う。36
は冷却プレート31に複数個設けられる冷却ノズ
ルであつて、管部材の径より細い先端部が管部材
25の上端に挿入される。その際スプリング37
が冷却ノズルを管部材方向に付勢し嵌合を確実な
らしめている。38は冷却プレートにスプリング
39により型方向に付勢されてなる型押えであつ
て、スプリングの付勢力は冷却プレートの総荷重
より小さく設定されてなるのでその荷重差で型を
押える。40は冷却プレート内に設けた冷媒管で
あり、これには鋳造ライン本体側に設けられた冷
媒供給装置と結合されて、冷媒の供給を受けるカ
プラ41が設けられている。42は冷媒管40と
冷却ノズル36を連通する連結管であつて、この
冷媒管に冷却媒体が流入したときに各冷却ノズル
に分流するのに働く。尚43は冷却ノズル頭部に
設けた周溝、44は冷却プレートの一部に設けた
溝であつて、いずれも後で説明する異状検知装置
のアンテナを受入れるものである。また45は冷
却プレート31の長手方向側面に設けたテーパケ
ースで、これは型の傾斜に合せた傾斜を有してお
り型からの溶湯洩れなどを防ぐものである。 次に鋳造ライン本体側に設ける冷媒供給装置を
第6図によつて説明する。この装置は鋳造ライン
本体の第1図の1乃至5のステーシヨンに設けら
れるものでライン本体に固定されたシリンダー4
6が適宜矢印方向にその口金47を降下せしめ、
冷却プレート31の冷媒管に設けたカプラ40と
連結させ冷媒管49から冷却媒体を冷媒管に供給
する。 第7乃至11図は前記の移動する鋳造機と関連
して鋳型を、定盤の下方に鋳造ライン本体に設け
た冷媒噴射装置により、下金型を水冷する構成、
並びに冷却凝固を終了した鋳型を下金型に設け
た、復帰スプリングを備えた型押出し装置の構成
を示している。 先ず第7図は中抜きされた定盤の下面図であり
28が空所である。第8図は冷媒噴射装置51と
下金型との関係を示す側面図であり、噴射された
冷媒は定盤の空所28の範囲に矢印で示しかつ第
10図で示す方向性をもつて下金型に浴びせられ
る。第9図は鋳造ライン本体側の、第1図1乃至
5の各ステーシヨンに設置される噴射装置の平面
図である。第8図において52は定盤の軸受部5
3に設けたローラであり第1図のレール16上を
転がつて定盤の移動を許容する。尚29は鋳型を
押し出す押出しピンであるが、これは下金型を貫
通してキヤビテイ27面に露出しているので、噴
射装置の冷媒により冷媒し金の効果を有する。 次に第11図において、第1図に示す本発明の
鋳造装置の第7ステーシヨンで製品を吊上げる直
前に、製品の押出しピン29で製品の離型を行わ
せる構成を示す。図中54は押出し板であり第1
図の第7ステーシヨンに設置される。ステーシヨ
ン7では先ず冷却プレートが外されて中央ライン
6へ移送され、次いで押出し板54が図示しない
シリンダーで上昇し、下金型に設置した復帰スプ
リング30を有する押出しピン29を押し上げ
る。この押出しピンは当初下金型21も一緒に持
上げるが、破線で示したように下金型の両端が下
金型押えツメ50へ衝合した後の更なるストロー
クで製品の下金型からの離型が行われる。押出し
板54が降下するとスプリング30が押出しピン
29を第11図実線の位置へ復帰せしめるのであ
る。 次に本発明の強制冷却連続鋳造装置において
は、第1図の1のステーシヨン即ち注湯工程に入
る前に、冷却プレートの設置が適切か否かを異状
発生検知装置を用いて判定する構成を含むもので
ある。設置が異状のまま注湯及び冷却び工程に入
ると、キヤビテイ27に対しての適切な冷却媒体
の供給が行われなくなり、製品の欠陥を生起する
に至る。 第12乃至15図は冷却プレート40の定盤2
0に対するセツト状態及び冷却ノズル36の先端
部が管部材25の突出端に挿入される際の態様を
示し、第12図で正常な挿入状態を示し、第13
乃至15図は異状発生の態様を示している。図中
55は冷却ノズル用のリミツト型タツチスイツ
チ、59はアンテナスプリング57で保持された
アンテナ、43は冷却ノズルの頭部に設けた周
溝、44は冷却プレートの適宜位置に設けた溝で
ある。56は冷却プレート40に対する第2のリ
ミツト型タツチスイツチを示す。これらのリミツ
トスイツチ55,56は夫々冷却ノズル用、冷却
プレート用であり、それぞれ周溝43、冷却プレ
ートの溝44に対応する高さに設定されている。
即ちこれらのアンテナがそれぞれの対応溝内に入
り得るときには、冷却ノズル36、冷却プレート
40の正常な高さを示すものと検知される。その
検知にあたつては例えば冷却プレートがセツトさ
れて次工程即ち注湯並びに冷却ステーシヨンへ搬
送される途中において、各アンテナ59,60が
周溝43と溝44を通過するように鋳造ライン本
体部にリミツト型タイムスイツチ55と第2スイ
ツチ56を設定しておく。第12図に示した状態
においては周溝43の幅A内を及び溝44の幅B
内をアンテナが通過しているので、冷却プレート
及び冷却ノズル36、は正常なセツト状態である
ことを示している。第13図においては冷却プレ
ートが寸法Cだけ鋳型から浮いているためアンテ
ナ59,60、はどちらも溝を形成する部材に接
触しており、その接触による電気的信号がブザー
音を発生させてセツトの異状を、工程作業の中断
等の処置へと連動させる。第14図では冷却プレ
ートのセツトが正常でも、冷却ノズルの先端と管
部材の嵌合がD寸法だけ浅い場合、第15図では
冷却ノズルは正常に管部材に対して嵌入している
にも拘わらず冷却プレートが寸法Eだけ浮いてい
るためそれぞれ次工程中断となる場合を示す。 さて、以上の構成を備えた強制冷却連続鋳造装
置の動作を説明する。この強制冷却連続装置はル
ープラインを構成しており、ラインの流れは本実
施例においては鋳造型が組まれる定盤を1ユニツ
トとしてラインのレール上を移動するようになつ
ている。移動のための動力は、ラインタクト時間
に合せて、ラインの他の工程と同期づけられ、例
えばラインの直線コース毎に設ける押圧シリンダ
ー(図示しない)などによつて行われる。 先ず第1図のステーシヨン8において定盤20
に設置された下金型21の清掃が行われ、ステー
シヨン9において上型が載置設定される。次にス
テーシヨン10において上型、下金型並びにキヤ
ビテイを貫通させて管部材をセツトし、ステーシ
ヨン11において、第16図に示すように搬送装
置13が冷却プレート31を中央ラインから移動
させてきて第2図、第4図に示すように定盤に設
置する。次に定盤はトラバーサ14に移動される
がその中間において第12乃至15図の工程で冷
却プレートのセツトの適否がチエツクされ、異状
が発見されない場合は注湯ステーシヨン1へ移動
され注湯が行われる。この注湯には第17図に示
すように従来の傾動注湯装置が用いられる。61
は傾動フレームでこれはそのフレーム内にレール
を含む鋳造機を入れたまま第17図破線で示すよ
うに軸63を中心にしてシリンダー62によつて
傾き、実線に復帰する工程で容器64から溶湯を
注入する。注湯完了直前に冷媒噴射装置51から
冷媒が噴射し、カプラ41に連結された冷媒供給
装置から冷媒が冷却プレート、管部材を流下して
溶湯の初期冷却を行う。タクト時間に合せて冷媒
供給装置が外され、次の冷却ステーシヨン2へ移
動が行われる。2以下5までの冷却ステーシヨン
は第18図に示すようにフレーム65に設置され
た冷媒供給装置18アカプラ41に供給され、更
に冷媒噴射装置51と両面から溶湯の冷却凝固が
促進される。本実施例ではステーシヨン1乃至5
での冷却工程を構成しているが鋳造製品の大小あ
るいは形状によつてこのステーシヨンの増減が行
われることは云う迄もない。 冷却凝固が終了した鋳造機は、第19図で示す
ように先ず搬送装置12によつて冷却プレート3
1が外され中央ライン6へ移される。次いで押出
し板54が上昇して鋳造品の離型が行われ、続い
て製品吊上げ装置67が鋳造品を上型とともに搬
送ベルト17へ移動させる。この製品吊上装置は
本出願人が別に提案する装置を利用するのがよ
い。即ち固定腕68に対し管部材25を可動腕6
9によつて圧潰挾持して吊上げるのである。管部
材はパイプであるために固定腕に可動腕の鋭角部
を押圧することによつて容易に潰されることを利
用したものである。その後ラインは下金型清掃の
ステーシヨン8へ戻り1サイクルが完了すること
となる。 〔効果〕 本発明は以上説明したように、鋳造作業の流れ
作業において鋳造ラインを定盤を移動させるルー
プラインとし、管部材による溶湯冷却を、1個の
カプラから供給される冷媒を各管部材に分流せし
めるとともに、冷却工程を複数回に分割し、各冷
却工程を鋳造ライン本体に固定した冷媒供給装置
をカプラに連結して行うようにしたので、ライン
全体が注湯時間を基準にして流れるようになり、
極めて簡単な装置で鋳造サイクルの短い強制冷却
連続装置を得ることができて、生産性が向上し、
しかも冷却プレートの合理的な回収設置によりラ
イン生産が安定する。 更に、冷却プレートを通した管部材による冷却
凝固に加えて、定盤の中抜き範囲の下金型を、冷
媒噴射装置により冷却するようにしたので、キヤ
ビテイの下側から押湯方向への指向性凝固が確実
に且つ迅速に行えるようになるので、高品質の鋳
物が得られる。これを例えばシリンダーヘツドの
鋳造において、第20図に示すA,B,Cの3点
においてアルミニウム合金が2元共晶を開始する
時間を測定したところ次表の結果を得た。比較の
ために従来法1で強制冷却しないもの、従来法2
で管部材による強制冷却のみのものを挙げたが、
これによると従来法1ではB点において凝固の逆
転現象が生じて引け巣を生じていたところ、本実
施例ではA,B,C各部位の2元晶開始時間の差
が大きくなつており指向性凝固が生じていること
が判る。
【表】 また、強度については従来法1では15Kgf/mm2
程度であつたものが本実施例では35Kgf/mm2程度
に向上が計られる。 鋳造品全体の歩留りについても、従来法1が約
50%であつたが、本実施例では85%程度に向上さ
れている。 また、製品搬出直前に押出しピンによる製品の
離型が行わえるが、この押出しピンはスプリング
により自動復帰するので作業能率が更に向上す
る。 また、冷却プレート、冷却ノズルのセツト状態
が異状検知装置によつて事前にチエツクされるの
で、溶湯の冷却、凝固不全が防がれ高品質の鋳造
が維持される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の強制冷却連続鋳造装置を示す
平面図、第2図は冷却プレート設置直前の鋳造機
を示す一部を破断した側面図、第3図は第2図の
A−A断面図、第4図は冷却プレート設置完了の
鋳造機を示す一部破断した側面図、第5図は第4
図のB−B断面図、第6図は冷媒供給装置を示す
側面図、第7図は定盤の中抜きの態様を示す下面
図、第8図は冷媒噴射装置を示す側面図、第9図
は冷媒噴射装置の平面図、第10図は第9図のC
−C断面図、第11図は押出しピンと押出し板を
示す側面図、第12図は異状検知装置を示し、異
状がないときの態様図、第13乃至15図は異状
検知装置の異状検知の態様図、第16図は冷却プ
レート設置の第1図ステーシヨン11での態様
図、第17図はステーシヨン1の態様図、第18
図は冷却ステーシヨン2〜5での態様図、第19
図はステーシヨン7における冷却プレート取外
し、鋳造品の吊上げ搬送の態様図、第20図はシ
リンダーヘツドの2元共晶時間の測定ポイントを
示す側断面図である。 図中、1……注湯ステーシヨン、2乃至5……
冷却ステーシヨン、6……中央ライン、7……鋳
造品搬出ステーシヨン、8……清掃ステーシヨ
ン、9……上型セツトステーシヨン、10……管
部材セツトステーシヨン、11……冷却プレート
セツトステーシヨン、12,13……搬送装置、
14……トラバース、16……レール、18……
冷媒供給装置、20……定盤、21……下金型、
25……管部材、26……管部材受、27……キ
ヤビテイ、28……定盤の空所、29……押出し
ピン、30……スプリング、31……冷却プレー
ト、36……冷却ノズル、40……冷媒管、41
……カプラ、42……連結管、43……周溝、4
4……溝、50……下金型押えツメ、51……冷
媒噴出装置、52……ローラ、54……押板、5
5,56……リミツト型タツチスイツチ、59,
60……アンテナ、61,65……フレーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下金型を載置した定盤を案内するループ軌条
    に下金型清掃、上型合せ、冷却用の複数の管部材
    のキヤビテイ内への挿入、該管部材のそれぞれに
    嵌合される冷却ノズルと、前記冷却ノズルと連通
    する冷媒管と該冷媒管に連通する1つのカプラと
    を備えた冷却プレートの前記定盤への設置、注
    湯、複数回の冷却、前記冷却プレート外し及び鋳
    造品搬出の各作業を行うステーシヨンを順次配設
    し、前記各冷却ステーシヨンに前記カプラと連結
    する冷媒供給装置を設け、さらに前記冷却プレー
    ト外しステーシヨンにおいて取外した冷却プレー
    トを前記冷却プレート設置ステーシヨンまで搬送
    するサブ軌条を前記ループ軌条に並設したことを
    特徴とする強制冷却連続鋳造装置。 2 下金型を載置し、かつ中抜きした定盤を案内
    するループ軌条に、下金型清掃、上型合せ、冷却
    用の複数の管部材のキヤビテイ内への挿入、該管
    部材のそれぞれに嵌合される冷却ノズルと、前記
    冷却ノズルと連通する冷媒管と該冷媒管に連通す
    る1つのカプラとを備えた冷却プレートの前記定
    盤への設置、注湯、複数回の冷却、前記冷却プレ
    ート外し及び鋳造品搬出の各作業を行うステーシ
    ヨンを順次配設し、前記各冷却ステーシヨンに、
    前記カプラと連結する冷媒供給装置と前記定盤の
    中抜き範囲に露出した下金型に対して冷媒を噴出
    する冷媒噴出装置とを設け、さらに前記冷却プレ
    ート外しステーシヨンにおいて取外した冷却プレ
    ートを前記冷却プレート設置ステーシヨンまで搬
    送するサブ軌条を前記ループ軌条に並設したこと
    を特徴とする強制冷却連続鋳造装置。 3 下金型を載置し、かつ中抜きした定盤を案内
    するループ軌条に、下金型清掃、上型合せ、冷却
    用の複数の管部材のキヤビテイ内への挿入、該管
    部材のそれぞれに嵌合される冷却ノズルと、前記
    冷却ノズルと連通する冷媒管と該冷媒管に連通す
    る1つのカプラとを備えた冷却プレートの前記定
    盤への設置、注湯、複数回の冷却、前記冷却プレ
    ート外し及び鋳造品搬出の各作業を行うステーシ
    ヨンを順次配設し、前記各冷却ステーシヨンに前
    記カプラと連結する冷媒供給装置を設けるととも
    に、前記定盤の中抜き範囲の下金型に、前記冷却
    プレート外しステーシヨンに配されシリンダーに
    より上昇する押出し板で押圧されて鋳造品の離型
    を行い、スプリングにより押圧前の位置に復帰す
    る押出しピンを設け、さらに前記冷却プレート外
    しステーシヨンにおいて取外した冷却プレートを
    前記冷却プレート設置ステーシヨンまで搬送する
    サブ軌条を前記ループ軌条に並設したことを特徴
    とする強制冷却連続鋳造装置。 4 下金型を載置した定盤を案内するループ軌条
    に、下金型清掃、上型合せ、冷却用の複数の管部
    材のキヤビテイ内への挿入、該管部材のそれぞれ
    に嵌合される冷却ノズルと、前記冷却ノズルと連
    通する冷媒管と該冷媒管に連通する1つのカプラ
    とを備えた冷却プレートの前記定盤への設置、注
    湯、複数回の冷却、前記冷却プレート外し及び鋳
    造品搬出の各作業を行うステーシヨンを順次配設
    し、前記各冷却ステーシヨンに前記カプラと連結
    する冷媒供給装置を設け、前記冷却プレート外し
    ステーシヨンにおいて取外した冷却プレートを前
    記冷却プレート設置ステーシヨンまで搬送するサ
    ブ軌条を前記ループ軌条に並設し、さらに前記冷
    却プレート設置ステーシヨンと注湯ステーシヨン
    との間に前記冷却プレート又は冷却ノズルの管部
    材への設置異常を検知する異常検知装置を設けた
    ことを特徴とする強制冷却連続鋳造装置。
JP61038710A 1986-02-24 1986-02-24 強制冷却連続鋳造装置 Granted JPS62197268A (ja)

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