JPH0378114A - 酸化鉄磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

酸化鉄磁気記録媒体の製造方法

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JPH0378114A
JPH0378114A JP21448489A JP21448489A JPH0378114A JP H0378114 A JPH0378114 A JP H0378114A JP 21448489 A JP21448489 A JP 21448489A JP 21448489 A JP21448489 A JP 21448489A JP H0378114 A JPH0378114 A JP H0378114A
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JP
Japan
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iron oxide
magnetic recording
ecr
recording medium
general formula
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JP21448489A
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Masaki Aoki
正樹 青木
Hideo Torii
秀雄 鳥井
Akiyuki Fujii
映志 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高密度の記録再生を可能とする、酸化鉄系デ
ィスク状の磁気記録媒体および、製造方法に関するもの
である。
従来の技術 従来、ディスク状の磁気記録媒体(ハードディスク、フ
ロッピーディスク)は、主に、γ−Fe2O3系塗布型
の磁気媒体が用いられてきた。しかし記録密度を上げる
ために最近では、塗布型に変り、薄膜の磁気記録媒体が
用いられるようになってきた。
〔例えば、電子通信学会論文誌Vo1.J63C漱9 
1980年 ページ609〜616、金属1986年1
1月号・ページ38〜43、セラミックス 24巻 階
、1 1989年 ページ21〜24〕これらの薄膜媒
体は、主にスパンタ法やメツキ法にて、生産されてきた
発明が解決しようとする課題 塗布媒体の代わりに薄膜媒体を用いれば記録密度を向上
できることは、良く知られており、数多くの研究がなさ
れている。しかしながら従来の薄膜媒体であるコバルト
−ニッケル系(co−NI系)コバルト−ニッケルーリ
ン系(Co−NiP系)媒体は、金属媒体であるため耐
食性、および耐摩耗性において、問題があり、耐食性と
耐摩耗性を向上させるため2H以上の保護膜を必要とし
なければならない、又、γ−Fe2O3(ガンマタイプ
の酸化鉄)の薄膜媒体は、酸化物であるため、金属媒体
と比較して、耐食性および耐摩耗性は、優れているが、
作成工程が複雑でしかも、度でγ−Fe2O3膜が作成
できず、必ず、大気中酸化処理(300”C以上)が必
要である。このため基板としては、耐熱性のある、アル
マイト付きアルミディスクしか使用できないという欠点
を有している。
課題を解決するための手段 本発明は、前記課題を解決するため、従来のスパンタ法
や、メンキ法ではなく、電子サイクロトロン共鳴(EC
R)により生成したプラズマの活性さを利用したECR
プラズマCVD法あるいは、ECRスパッタリング法に
よって、耐熱性の少ない基板上に直接耐食性、耐摩耗性
の少ないガンマタイプの酸化鉄系の磁気記録媒体および
その製造方法を提供するものである。
作用 発明者らは、ECRプラズマCVD法あるいは、ECR
スパッタ法を用いることによって耐熱性の少ない基板上
に磁気特性および耐食性、耐摩耗性が優れた、ガンマタ
イプの酸化鉄が得られることを見いだした。すなわち、
FeおよびM〔ただしMは、CO、Cu、Rh、Ru、
Pd2Os、Ti、Vのうちのいずれか一種の元素でX
は0.01〜0.1の数〕を含有する金属キレート、例
えばコバルトアセチルアセトン〔C0(C5H7o)3
〕および鉄アセチルアセトン(Fe (C5H,O) 
3)、の茶気と反応ガスとしての酸素あるいは亜酸化窒
素を減圧された反応容器(チャンバー)に導入して、E
CRプラズマ(周波数2.45G七、電力0.5W/c
d以上)を発生させ基板上に直接にガンマタイプの酸化
鉄系結晶を析出させるものである。
このように低温で直接ガンマタイプの酸化鉄の析出が可
能となるのは、電子サイクロトロン共鳴吸収によるプラ
ズマは、通常のスパッタリングやプラズマCVDと比較
して、化学反応を低温で引きおこす活性なラジカルやイ
オン等の化学種が非常に多く、しかも金属キレート カ
ーボニル フェロセン等の分子構造によるものと考えら
れる。
又は反応ガスとして、亜酸化窒素を使用した場合は、よ
り低温でガンマタイプの酸化鉄が成膜できる。又ECR
プラズマCVD法やECRスパッタ法は、通常のプラズ
マCVD法や、スパッタリング法にくらべて、低温で酸
化物、炭化物、窒化物等の高融点物質が合成できるばか
りでなく、熱分解析出反応を伴うために低得においても
高純度でしかも結晶性の良い微細な柱状構造の膜が得ら
れる。又、ECRスパッタリング法によりガンマタイプ
の酸化鉄を作成する場合は、ターゲットに鉄、あるいは
、酸化鉄を用い、ECRのプラズマ(この場合、酸素と
アルゴンの混合ガスを使用)をターゲットに照射して、
スパンタリングすることにより直接ガンマタイプの酸化
鉄を得ることができる。
実施例 以下本発明の一実施例のECRプラズマCVD法による
、ガンマタイプの酸化鉄系膜の製造方法について図面を
参照しながら説明する。
図は、ECRプラズマCVD装置の概略図を示している
。図において21はECRの高密度プラズマを発生させ
るためのプラズマ室、22はECRに必要な磁場を供給
する電磁石であり、23は反応室、24はマイクロ波(
2,45GHz)導入口、25はプラズマ源となるガス
の導入口、26は下地基板、27は基板ホルダーで冷却
水により常に基板を一定に保てるようになっている。
2B、29.30は原料の入った気化器で、31はキャ
リアガス(N2)導入口である。32は反応室を強制排
気するためのポンプ(油回転ポンプおよび、ターボ分子
ポンプ)につながっている排気口である。33は、EC
Rスパンタを行なう時のターゲットである。
まずプラズマ室21および反応室23内を1×10 ’
 Torrまで減圧して吸着ガス等を除去する。
次にプラズマ室21に導入口25からプラズマ源となる
酸素(流W2OccZ分)を導入し、導入口24より、
2.45GHzのマイクロ波を500W印加して、電磁
石により磁界強度を875ガウスとすることによりEC
Rプラズマを発生させる。
その際、電磁石22による発散(n界により発生じたプ
ラズマは、プラズマ室21より反応室23に引き出され
る。また、気化器28.29にそれぞれコバルトアセチ
ルアセトン、鉄アセチルアセトンをおき、それぞれ12
5°C,115°Cに加熱し、その蒸気を窒素キャリア
(流量それぞれ2.0ccZ分)とともに反応室23内
に導入する。導入された蒸気をプラズマ室21内より引
き出された活性なプラズマに触れさせることにより30
分間反応を行ない、直径9cm、厚さ1.5mmのアル
ミニウム製ディスクにッケルーリンを2Oμmメンキし
表面荒さ、0.003μmに仕上げたもの)上に成膜し
た。
なお成膜時の基板温度は、約50゛Cで一定であった。
また成膜時の真空度は、2.OX 104Torrであ
った。
得られた膜を解析した結果、組成は、 Fe+、*COo、+03でガンマタイプの酸化鉄であ
ることがわかった。またこの膜の結晶粒径は、約300
人で膜厚は、0.2μmであった。又この膜の硬さを示
すビッカース硬度は、1250kg/1Illzであっ
た。次にこのディスクの磁気特性を測定した結果、保磁
力(Hc)950エールステツド(Oe)、飽和磁束密
度(Bs)4850ガウス(Gs)、残留磁束密度(B
r)4123ガウス(Gs)Br/Bs0.85であっ
た。
さらに、このディスクの電磁変換特性を測定した結果〔
ただし、電磁変換特性は、Bs=5000Gsのマンガ
ン−ジンク、フェライトヘッドのギャンプ部にセンダス
トスパッタ膜を使用した。ミグタイプのヘッドで、ギャ
ンブ長0.6μm、)ラック巾15μm、ヘッド浮上i
t0.2μm5周速13m/seeで測定した。)、6
MHzにおける、信号対雑音比(SNR)は、50デシ
ベル(d B)であった。又このサンプルを60°C1
相対湿度90%の恒温恒温槽に1000時間放置後のS
NRの変化を測定した所−0,8d Bであった。
以下同様にして、気化器に入れる原料の種類。
ターゲットの種類1反応ガスの種類等を変えた時の結果
を表1〜12の試料番号2〜60に示す。
なお特許請求の範囲において、添加物M(Mは、CO、
Cu、Rh、Ru、Pd2Os、Ti、V。
Nbのうちのいずれか一種の元素)の添加1xを0.0
1〜1.0に限定したのは、0.01よりXが少ないと
、SNRが低下してしまうためであり、Xが0.1より
多いと加圧Niffがおこるためである。
表1〜12より、ECRプラズマCVD法あるいは、E
CRスパッタリング法によって得られた、ガンマタイプ
の酸化鉄磁気記録媒体は、きわめて安定で、磁気特性も
およびSNRのすぐれたものであることがわかる。
発明の効果 以上述べてきたように、本発明によればECRプラズマ
の活性さを巧みに利用して、基板上に直接磁気特性およ
び信転性のすぐれた磁気記録媒体が作成できる有益な発
明である。
【図面の簡単な説明】
図(1本発明の一実施例におけるECRプラズマCVD
装置の概略図である。 21・・・・・・プラズマ室、22・・・・・・電磁石
、23・・・・・・反応室、24・・・・・・マイクロ
波導入口、25・・・・・・プラズマ源となるガスの導
入口、26・・・・・・下地基板、27・・・・・・基
板ホルダー、2B、29.30・・・・・・気化器、3
1・・・・・・キャリアガス導入口、32・・・・・・
排気口、33・・・・・・Fe、あるいは、酸化鉄のタ
ゲット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に形成した一般式(Fe_1_−_xM_
    x)_2O_3を有するガンマタイプの酸化鉄〔ただし
    、Feは、鉄、Mは、コバルト(Co)、銅(Cu)、
    ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(
    Pd)、オスミニウム(Os)、チタン(Ti)、バナ
    ジウム(V)、ニオビウム(Nb)のうちのいずれか一
    種の元素で、xは、0.01〜0.1の数〕であられさ
    れることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)基板上に形成した一般式 (Fe_1_−_xCo_xM_x)_2O_3を有す
    るガンマタイプの酸化鉄〔ただし、Feは、鉄、Coは
    コバルト、Mは、銅(Cu)、ロジウム(Rh)、ルテ
    ニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、オスミニウム(
    Os)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、ニオビウ
    ム(Nb)のうちのいずれか一種の元素で、xは、0.
    01〜0.1の数〕であらわされることを特徴とする磁
    気記録媒体。
  3. (3)鉄(Fe)およびM〔ただし、Mは、Co、Cu
    、Rh、Ru、Pd、Os、Ti、V、Nbのうちのい
    ずれか一種の元素でxは0.01〜0.1の数〕を含有
    する金属キレート、金属カーボニルあるいは、フェロセ
    ン類の蒸気と反応ガスとしての酸素ガス(O_2)ある
    いは、亜酸化窒素ガス(N_2O)を10^2〜10^
    5Torrに減圧されたチャンバー内に導入し、電子サ
    イクロトロン共鳴(ECR)により生じたプラズマ中で
    これらの蒸気を分解させ基板上に一般式 (Fe_1_−_xM_x)_2O_3のガンマタイプ
    の酸化鉄〔ただし、Mは、CO、Cu、Rh、Ru、P
    d、Os、Ti、V、Nbのうちのいずれか一種の元素
    でxは0.01〜0.1の数〕を析出させることを特徴
    とする酸化鉄磁気記録媒体の製造方法。
  4. (4)鉄(Fe)、コバルト(Co)およびM〔ただし
    、MはCu、Rh、Ru、Pd、Os、Ti、V、Nb
    のうちのいずれか一種の元素でxは、0.01〜0.1
    の数〕を含有する金属キレート、あるいは、フェロセン
    類の蒸気と反応ガスとしての酸素ガス(O_2)あるい
    は、亜酸化窒素ガス(N_2O)を10^2〜10^5
    Torrに減圧されたチャンバー内に導入し、電子サイ
    クロトロン共鳴(ECR)により生じたプラズマ中でこ
    れらの蒸気を分解させ基板上に一般式 (Fe_1_−_xCo_xM_x)_2O_3のガン
    マタイプの酸化鉄〔ただし、Mは、Cu、Rh、Ru、
    Pd、Os、Ti、V、Nbのうちのいずれか一種の元
    素でxは0.01〜0.1の数〕を析出させることを特
    徴とする酸化鉄磁気記録媒体の製造方法。
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