JPH0377995B2 - - Google Patents
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- JPH0377995B2 JPH0377995B2 JP58051194A JP5119483A JPH0377995B2 JP H0377995 B2 JPH0377995 B2 JP H0377995B2 JP 58051194 A JP58051194 A JP 58051194A JP 5119483 A JP5119483 A JP 5119483A JP H0377995 B2 JPH0377995 B2 JP H0377995B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/66—Circuits
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G3/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
- G09G3/04—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of a single character by selection from a plurality of characters, or by composing the character by combination of individual elements, e.g. segments using a combination of such display devices for composing words, rows or the like, in a frame with fixed character positions
- G09G3/06—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of a single character by selection from a plurality of characters, or by composing the character by combination of individual elements, e.g. segments using a combination of such display devices for composing words, rows or the like, in a frame with fixed character positions using controlled light sources
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
〈技術分野〉
本発明は電子レンジの螢光表示管電源装置に関
する。
する。
〈従来技術〉
電子レンジの高級化にともない、データ表示機
能を備えたものが実用化されており、データ表示
のために多桁蛍光表示管が多用されている。この
蛍光表示管は表示体となるアノードと、そのアノ
ードに対し電子を放出するヒータと、電子を制御
するグリツド電極を備え、多桁表示管の場合、ヒ
ータは通常最上位桁から最下位桁まで共通に張設
され左右両端から外部端子が導出されている。そ
のため、ヒータ電流による電圧降下がヒータ・ア
ノード間電圧に比べて無視できない程大きいとき
は最上位桁と最下位桁の間に輝度差が生ずるとい
う問題があつた。そこで、本願と同一出願人は、
商用電源の周波数を基準にして非表示時にのみヒ
ータを駆動して前述の桁間の輝度差の問題を解消
した多桁螢光表示管の駆動回路を案出し、実開昭
56−3581号として既に出願しているが、電子レン
ジのデータ表示用として実用化するに際しては、
負荷や入力電圧の変動に対して安定化した表示用
電源と表示消去用電位を作り出す問題が残存して
いる。
能を備えたものが実用化されており、データ表示
のために多桁蛍光表示管が多用されている。この
蛍光表示管は表示体となるアノードと、そのアノ
ードに対し電子を放出するヒータと、電子を制御
するグリツド電極を備え、多桁表示管の場合、ヒ
ータは通常最上位桁から最下位桁まで共通に張設
され左右両端から外部端子が導出されている。そ
のため、ヒータ電流による電圧降下がヒータ・ア
ノード間電圧に比べて無視できない程大きいとき
は最上位桁と最下位桁の間に輝度差が生ずるとい
う問題があつた。そこで、本願と同一出願人は、
商用電源の周波数を基準にして非表示時にのみヒ
ータを駆動して前述の桁間の輝度差の問題を解消
した多桁螢光表示管の駆動回路を案出し、実開昭
56−3581号として既に出願しているが、電子レン
ジのデータ表示用として実用化するに際しては、
負荷や入力電圧の変動に対して安定化した表示用
電源と表示消去用電位を作り出す問題が残存して
いる。
また、電子レンジは、マグネトロンによるマイ
クロ波加熱又はヒータによる輻射加熱を、マイク
ロコンピユータの指令によりオンオフ制御して調
理が行われ、これら加熱のための消費電力が大き
いために、加熱オン時又はオフ時に電源トランス
の出力電圧が変動して輝度が変化し、表示にちら
つきが生じる問題がある。
クロ波加熱又はヒータによる輻射加熱を、マイク
ロコンピユータの指令によりオンオフ制御して調
理が行われ、これら加熱のための消費電力が大き
いために、加熱オン時又はオフ時に電源トランス
の出力電圧が変動して輝度が変化し、表示にちら
つきが生じる問題がある。
更に、近年の家電製品のマイコン化に伴つて高
級機種のデータ表示には大型の螢光表示管が使用
されているが、この大型螢光表示管のヒータの駆
動には数百mAの駆動電源を必要とするので、一
般に、第1図に示すようなDC−DCコンバータを
用い、第2図に示すような多種の駆動電圧を発生
させている。次に第1図の作用について簡単に説
明する。尚、同図には電子レンジの加熱装置用電
源回路は示されていない。トランス1で商用電源
を変圧したのち、全波整流用ダイオードD1〜D4
とコンデンサC1より成る整流回路2で一旦直流
化し、発振回路3にて100KHz程度の高周波電力
に変換し、高周波トランス4の二次巻線にマイク
ロコンピユータ用端子A、蛍光表示管のヒータ電
位用端子B、蛍光表示管のカツトオフバイアス電
位用端子Cを設け、更に、蛍光表示管のヒータ用
二次巻線を設け、ダイオードD5とコンデンサC5
より成る整流回路でマイクロコンピユータ5の直
流電圧VDDを得てマイクロコンピユータ5に供給
し、ダイオードD6とコンデンサC6よりなる整流
回路でヒータの中点電位VHを得てヒータ巻線の
中点に接続し、ダイオードD7とコンデンサC7よ
りなる整流回路で表示消去用電位Vpを得て、抵
抗R4及びR5を通して蛍光表示管6のアノード電
極及びグリツド電極に接続している。なお、蛍光
表示管6の各セグメントのアノード電極及び各桁
のグリツド電極はそれぞれマイクロコンピユータ
5の出力端子に接続され、表示すべき内容に応じ
てアースレベルが与えられる。
級機種のデータ表示には大型の螢光表示管が使用
されているが、この大型螢光表示管のヒータの駆
動には数百mAの駆動電源を必要とするので、一
般に、第1図に示すようなDC−DCコンバータを
用い、第2図に示すような多種の駆動電圧を発生
させている。次に第1図の作用について簡単に説
明する。尚、同図には電子レンジの加熱装置用電
源回路は示されていない。トランス1で商用電源
を変圧したのち、全波整流用ダイオードD1〜D4
とコンデンサC1より成る整流回路2で一旦直流
化し、発振回路3にて100KHz程度の高周波電力
に変換し、高周波トランス4の二次巻線にマイク
ロコンピユータ用端子A、蛍光表示管のヒータ電
位用端子B、蛍光表示管のカツトオフバイアス電
位用端子Cを設け、更に、蛍光表示管のヒータ用
二次巻線を設け、ダイオードD5とコンデンサC5
より成る整流回路でマイクロコンピユータ5の直
流電圧VDDを得てマイクロコンピユータ5に供給
し、ダイオードD6とコンデンサC6よりなる整流
回路でヒータの中点電位VHを得てヒータ巻線の
中点に接続し、ダイオードD7とコンデンサC7よ
りなる整流回路で表示消去用電位Vpを得て、抵
抗R4及びR5を通して蛍光表示管6のアノード電
極及びグリツド電極に接続している。なお、蛍光
表示管6の各セグメントのアノード電極及び各桁
のグリツド電極はそれぞれマイクロコンピユータ
5の出力端子に接続され、表示すべき内容に応じ
てアースレベルが与えられる。
このようにして得られた各電位を第2図に示
す。アースレベルVSSに対しVDD=−15v、VH=−
24v、Vp=−28vであり、ヒータ電圧(交流)の
最低電位と表示消去用電位Vpの差Ekがカツトオ
フバイアス電圧となる。
す。アースレベルVSSに対しVDD=−15v、VH=−
24v、Vp=−28vであり、ヒータ電圧(交流)の
最低電位と表示消去用電位Vpの差Ekがカツトオ
フバイアス電圧となる。
このような従来装置によれば、ヒータを高周波
駆動するため表示輝度差の問題は解消するが、回
路構成が煩雑になると共に高周波電力発振回路が
放送受信機等に悪影響を及ぼす欠点があり、ま
た、カツトオフバイアス電圧Ekを得るためトラ
ンスの巻線端子を多く必要とし、更に、前述のよ
うに電子レンシ自体の負荷や入力の変動によつて
表示輝度のちらつきが生じる問題がある。
駆動するため表示輝度差の問題は解消するが、回
路構成が煩雑になると共に高周波電力発振回路が
放送受信機等に悪影響を及ぼす欠点があり、ま
た、カツトオフバイアス電圧Ekを得るためトラ
ンスの巻線端子を多く必要とし、更に、前述のよ
うに電子レンシ自体の負荷や入力の変動によつて
表示輝度のちらつきが生じる問題がある。
〈発明の目的〉
本発明の目的は、前述の種々の問題点を一挙に
解消し、簡単な構成によつて電子レンジ自体の負
荷や入力の変動に対し安定化した表示用電源と消
去用電位とを得て、表示の輝度のばらつきやちら
つきが無く、放送受信機等に悪影響を及ぼさない
電子レンジの螢光表示管電源装置を提供すること
を目的とするものである。
解消し、簡単な構成によつて電子レンジ自体の負
荷や入力の変動に対し安定化した表示用電源と消
去用電位とを得て、表示の輝度のばらつきやちら
つきが無く、放送受信機等に悪影響を及ぼさない
電子レンジの螢光表示管電源装置を提供すること
を目的とするものである。
〈発明の構成〉
本発明は、要約すれば、商用交流電源トランス
の第1の二次巻線を整流してマイクロコンピユー
タ用安定電源を作り、上記電源トランスの第2の
二次巻線を半波整流して蛍光表示管のヒータに商
用交流の半サイクルだけ通電し、その第2の二次
巻線の倍電圧整流回路を設けて、その倍電位がマ
イクロコンピユータの安定電圧よりも負になる向
きに重畳してヒータ加熱回路に供給し、倍電圧の
負側電位を表示消去用電位とし表示管のアノード
およびグリツドに供給するよう構成したことを特
徴としている。
の第1の二次巻線を整流してマイクロコンピユー
タ用安定電源を作り、上記電源トランスの第2の
二次巻線を半波整流して蛍光表示管のヒータに商
用交流の半サイクルだけ通電し、その第2の二次
巻線の倍電圧整流回路を設けて、その倍電位がマ
イクロコンピユータの安定電圧よりも負になる向
きに重畳してヒータ加熱回路に供給し、倍電圧の
負側電位を表示消去用電位とし表示管のアノード
およびグリツドに供給するよう構成したことを特
徴としている。
〈実施例〉
第3図に本発明の実施例の回路図を示す。
制御回路用電源トランス11は、一次巻線に商
用交流電源が印加され、二次巻線として、第1の
二次巻線S1と第2の二次巻線S2を備えている。第
1の二次巻線S1の出力はダイオードD1〜D4から
成る全波整流回路12とコンデンサ13により直
流電圧VAを得、安定化回路14とコンデンサ1
5により安定した直流電圧Vを得て、これを、マ
イクロコンピユータ16の電源端子に導入してい
る。このマイクロコンピユータ16は、制御部、
制御用プログラム、表示用レジスタ等を内蔵し、
表示用レジスタの内容に応じて表示管17のグリ
ツド電極及びアノード電極が駆動される。この駆
動機構をスイツチング素子SW1,SW2にて模型的
に図示する。また、ダイオードD8と抵抗R3を通
して全波整流器12のダイオードD1のアノード
に接続される同期信号発生回路19が設けられ、
ダイオードD8と抵抗R3の接続点Pがマイクロコ
ンピユータ16に導入されているので、コンピユ
ータ16はヒータ電流が阻止されている半サイク
ルに表示管17を駆動することができる。第2の
二次巻線S2は半波整流用ダイオードD5を通して
蛍光表示管17のヒータに接続されている。ま
た、ダイオードD6,D7及びコンデンサC2,C3に
よる倍電圧整流回路18が構成され、その正極Q
が安定化直流電位VDに接続され、その負極Wが
抵抗R1及びR2を通して表示管17のアノード及
びグリツドに接続されている。この負極Wの電位
をVpとする。
用交流電源が印加され、二次巻線として、第1の
二次巻線S1と第2の二次巻線S2を備えている。第
1の二次巻線S1の出力はダイオードD1〜D4から
成る全波整流回路12とコンデンサ13により直
流電圧VAを得、安定化回路14とコンデンサ1
5により安定した直流電圧Vを得て、これを、マ
イクロコンピユータ16の電源端子に導入してい
る。このマイクロコンピユータ16は、制御部、
制御用プログラム、表示用レジスタ等を内蔵し、
表示用レジスタの内容に応じて表示管17のグリ
ツド電極及びアノード電極が駆動される。この駆
動機構をスイツチング素子SW1,SW2にて模型的
に図示する。また、ダイオードD8と抵抗R3を通
して全波整流器12のダイオードD1のアノード
に接続される同期信号発生回路19が設けられ、
ダイオードD8と抵抗R3の接続点Pがマイクロコ
ンピユータ16に導入されているので、コンピユ
ータ16はヒータ電流が阻止されている半サイク
ルに表示管17を駆動することができる。第2の
二次巻線S2は半波整流用ダイオードD5を通して
蛍光表示管17のヒータに接続されている。ま
た、ダイオードD6,D7及びコンデンサC2,C3に
よる倍電圧整流回路18が構成され、その正極Q
が安定化直流電位VDに接続され、その負極Wが
抵抗R1及びR2を通して表示管17のアノード及
びグリツドに接続されている。この負極Wの電位
をVpとする。
第4図に、第3図の要部を抜粋した回路図を示
し、第5図に各部の電圧の波形図を示す。これに
従い作用を説明する。表示管17のヒータにはダ
イオードD5により半波整流された電流が供給さ
れる。従つて、ヒータは半サイクルごとに加熱さ
れるが、通電されていない半サイクルにおいて
も、その直前までの通電加熱による余熱によつて
ヒータは熱陰極として機能し、熱電子を放出す
る。このヒータへの非通電時の半サイクル期間
を、同期信号発生回路18から出力される同期信
号によりマイクロコンピユータ16が検知し、そ
の半サイクル期間に両スイツチング素子SW1,
SW2がオンして表示が実行される。倍電圧整流回
路のコンデンサC3はヒータ非通電の半サイクル
期間において充電され、一方、コンデンサC2は
ヒータ通電の半サイクル期間において充電され、
この両コンデンサC2,C2の各充電電圧が合成さ
れて2倍電圧が得られ、この2倍電圧が安定化回
路14の出力電圧VDに負になる向きに重畳され
ている。この安定化回路14の出力電圧VDは電
池により図示している。ヒータ非通電の半サイク
ル期間におけるヒータの電位VHは、コンデンサ
C2の端子電圧をVC2とすると、 VH=VD−VC2 ……(1) の式で示される。このようにヒータの電位VHは、
安定化回路14の安定化された出力電圧VDに倍
電圧整流回路18の2倍電圧の1/2の電圧が重畳
されているので、第5図の表示期間におけるヒー
タの電位VHの波形からも明らかなように、ヒー
タの桁位置や負荷或いは入力の変動に拘わらず常
に一定である。このとき表示管17のグリツド及
びアノードに印加される倍電圧整流回路18の負
極Wの電位、つまり表示消去用電位、つま表示消
去用電位VPは、 VP=VD−VC2−VC3 ……(2) である。ここにVC3はコンデンサC3の端子電圧で
ある。即ち、表示消去用電位VPは、第5図から
も明らかなようにヒータのオン・オフや負荷変動
等に拘わらず常にヒータの電位VHに対し少なく
ともコンデンサC3の端子電圧だけ低いほぼ一定
値に保持される。この表示消去用電位VPが、ス
イツチング素子SW1,SW2がオフ状態の非表示時
において、表示管17のアノードおよびグリツド
に印加されるので、表示管17の表示が確実に消
去される。また、ヒータ非通電の半サイクル期間
においてスイツチング素子SW1,SW2がオンにな
ると、このオン状態のスイツチング素子SW1,
SW2を通じてアノードおよびグリツドがアースさ
れ、このアース電位はヒータの電位VHに対し十
分に高く、また、この時のヒータの電位VHは、
(1)式で説明したようにヒータの桁位置や電子レン
ジ自体の負荷或いは入力の変動に拘わらず常に一
定であるから、アノード上の螢光物質が、輝度の
ばらつきやちらつきなく発光する。
し、第5図に各部の電圧の波形図を示す。これに
従い作用を説明する。表示管17のヒータにはダ
イオードD5により半波整流された電流が供給さ
れる。従つて、ヒータは半サイクルごとに加熱さ
れるが、通電されていない半サイクルにおいて
も、その直前までの通電加熱による余熱によつて
ヒータは熱陰極として機能し、熱電子を放出す
る。このヒータへの非通電時の半サイクル期間
を、同期信号発生回路18から出力される同期信
号によりマイクロコンピユータ16が検知し、そ
の半サイクル期間に両スイツチング素子SW1,
SW2がオンして表示が実行される。倍電圧整流回
路のコンデンサC3はヒータ非通電の半サイクル
期間において充電され、一方、コンデンサC2は
ヒータ通電の半サイクル期間において充電され、
この両コンデンサC2,C2の各充電電圧が合成さ
れて2倍電圧が得られ、この2倍電圧が安定化回
路14の出力電圧VDに負になる向きに重畳され
ている。この安定化回路14の出力電圧VDは電
池により図示している。ヒータ非通電の半サイク
ル期間におけるヒータの電位VHは、コンデンサ
C2の端子電圧をVC2とすると、 VH=VD−VC2 ……(1) の式で示される。このようにヒータの電位VHは、
安定化回路14の安定化された出力電圧VDに倍
電圧整流回路18の2倍電圧の1/2の電圧が重畳
されているので、第5図の表示期間におけるヒー
タの電位VHの波形からも明らかなように、ヒー
タの桁位置や負荷或いは入力の変動に拘わらず常
に一定である。このとき表示管17のグリツド及
びアノードに印加される倍電圧整流回路18の負
極Wの電位、つまり表示消去用電位、つま表示消
去用電位VPは、 VP=VD−VC2−VC3 ……(2) である。ここにVC3はコンデンサC3の端子電圧で
ある。即ち、表示消去用電位VPは、第5図から
も明らかなようにヒータのオン・オフや負荷変動
等に拘わらず常にヒータの電位VHに対し少なく
ともコンデンサC3の端子電圧だけ低いほぼ一定
値に保持される。この表示消去用電位VPが、ス
イツチング素子SW1,SW2がオフ状態の非表示時
において、表示管17のアノードおよびグリツド
に印加されるので、表示管17の表示が確実に消
去される。また、ヒータ非通電の半サイクル期間
においてスイツチング素子SW1,SW2がオンにな
ると、このオン状態のスイツチング素子SW1,
SW2を通じてアノードおよびグリツドがアースさ
れ、このアース電位はヒータの電位VHに対し十
分に高く、また、この時のヒータの電位VHは、
(1)式で説明したようにヒータの桁位置や電子レン
ジ自体の負荷或いは入力の変動に拘わらず常に一
定であるから、アノード上の螢光物質が、輝度の
ばらつきやちらつきなく発光する。
〈発明の効果〉
本発明は以上のように構成し且つ作用するの
で、以下のような効果を奏する。即ち、商用交流
電源トランスの2次側に二種の二次巻線を設ける
のみで、マイクロコンピユータ用の安定化した駆
動電源、表示用電源および表示消去用電源を得ら
れ、構成を格段に簡素化でき、高周波電力発振回
路が不要となり、放送受信機等に悪影響を及ぼす
ことがない。また、ヒータに通電しない半サイク
ル期間において、倍電圧整流回路の倍電圧の正側
電位をマイクロコンピユータ駆動用の安定化され
た電圧に負になる向きに重畳してヒータ加熱回路
に供給するとともに、倍電圧の負側電位を表示消
去用電位として供給しているので、表示桁による
輝度差がなく、電子レンジ自体の負荷や入力の変
動に対して表示管の電圧が変動せず、輝度のばら
つきやちらつきが生じない。
で、以下のような効果を奏する。即ち、商用交流
電源トランスの2次側に二種の二次巻線を設ける
のみで、マイクロコンピユータ用の安定化した駆
動電源、表示用電源および表示消去用電源を得ら
れ、構成を格段に簡素化でき、高周波電力発振回
路が不要となり、放送受信機等に悪影響を及ぼす
ことがない。また、ヒータに通電しない半サイク
ル期間において、倍電圧整流回路の倍電圧の正側
電位をマイクロコンピユータ駆動用の安定化され
た電圧に負になる向きに重畳してヒータ加熱回路
に供給するとともに、倍電圧の負側電位を表示消
去用電位として供給しているので、表示桁による
輝度差がなく、電子レンジ自体の負荷や入力の変
動に対して表示管の電圧が変動せず、輝度のばら
つきやちらつきが生じない。
第1図は従来例を示す回路図である。第2図は
第1図における各出力電圧の説明図である。第3
図は本発明野路を示す回路図である。第4図及び
第5図は第3図に示す回路の作用説明図である。 11……商用交流電源トランス、12……全波
整流器、13,15……コンデンサ、14……安
定化回路、16……マイクロコンピユータ、17
……蛍光表示管、18……倍電圧整流回路、19
……同期信号発生回路。
第1図における各出力電圧の説明図である。第3
図は本発明野路を示す回路図である。第4図及び
第5図は第3図に示す回路の作用説明図である。 11……商用交流電源トランス、12……全波
整流器、13,15……コンデンサ、14……安
定化回路、16……マイクロコンピユータ、17
……蛍光表示管、18……倍電圧整流回路、19
……同期信号発生回路。
Claims (1)
- 1 マグネトロン等のマイクロ波発生手段を備え
た電子レンジに設けられて多桁数字を表示する螢
光表示管の電源装置において、二次側に分離され
た第1および第2の各二次巻線を備えた商用交流
電源トランスと、前記第1の二次巻線の出力を全
波整流した直流を安定化して出力する安定化回路
と、前記第2の二次巻線の出力を半波整流して前
記螢光表示管のヒータに供給するヒータ加熱回路
と、このヒータ加熱回路によるヒータへの非通電
の半サイクル期間を検知して同期信号を発生する
同期信号発生回路と、前記安定化回路の出力によ
り駆動し、前記同期信号の入力時において前記螢
光表示管のアノードおよびグリツドに表示用電圧
を印加する表示制御用マイクロコンピユータと、
前記第2の二次巻線の出力を全波倍電圧整流し、
この倍電圧の正側電位を前記安定化回路の出力電
圧に負になる向きに重畳して前記ヒータ加熱回路
に供給し、且つ倍電圧の負側電位を表示消去用電
位として前記アノードおよびグリツドに供給する
倍電圧整流回路とを備えてなることを特徴とする
電子レンジの螢光表示管電源装置。
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JP58051194A JPS59176778A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 電子レンジの螢光表示管電源装置 |
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