JPH0377929A - カメラの電子閃光撮影制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、カメラの電子閃光撮影制御装置に関する。

Ｂ、従来の技術 従来から、電子閃光装置を用いた閃光撮影時に電子閃光
装置のメインコンデンサ（主コンデンサ）の充電が所定
レベルに達していないときには、レリーズ釦が全押し操
作されてもレリーズロックにより撮影を禁止するカメラ
が知られている。すなわち、メインコンデンサの充電が
十分でない場合には光量不足となるので、これにより露
出アンダーの写真が撮影されることを防止するために撮
影を禁止する。以下、上述のように充電レベルが低いと
きに行なわれるレリーズロックを未充電ロックと呼ぶ。

Ｃ０発明が解決しようとする課題 ところで、例えば−瞬のシャッタチャンスを狙って撮影
を行なう撮影者には、たとえ露出アンダーとなってもシ
ャツタレリーズが行なわれた方がよいと考える人が多い
。しかしながら上述した従来のカメラでは、充電が不十
分の場合には必ず未充電ロックとなるので、折角のシャ
ッタチャンスを逃すおそれがあり、上述のような考え方
を持つ撮影者にとっては使い勝手がよくない。

本発明の技術的課題は、撮影者がこのような考え方の持
ち主であった場合にそれを自動的に判断り０課題を解決
するための手段 クレーム対応図である第１図により説明すると、本発明
は、レリーズ操作部材１０１の操作に伴ってシャツタレ
リーズを行うレリーズ手段１０２と、シャツタレリーズ
に伴って電子閃光装置を発光せしめる発光信号発生手段
１０３と、電子閃光装置の主コンデンサの充電レベルが
所定レベル以上か否かを判定する判定手段】０４と、主
コンデンサの充電レベルが所定レベル以上と判定された
場合には、レリーズ操作部材１０１の操作に伴ってレリ
ーズ手段１０２および発光信号発生手段１０３を作動せ
しめ、充電レベルが上記所定レベル未満と判定された場
合にはレリーズ操作部材１０１が操作されてもレリーズ
手段１．０２の作動を禁止する撮影制御手段１０５とを
備えたカメラの電子閃光撮影制御装置に適用される。そ
して、レリーズ操作部材１０１の操作にも拘らずレリー
ズ手段１０２の作動が禁止されたことを検出し、その回
数を計数する計数手段１０６を備え、撮影制御手段１０
５を以下のように構成することにより上記技術的課題を
解決する。

すなわち撮影制御手段１．０５は、計数手段１０６の計
数結果が所定値に達すると、それ以降は充電レベルが所
定レベル未満の場合でもレリーズ操作部材１０」、の操
作に伴ってレリーズ手段１０２および発光イ３号発生手
段］、　０３を作動せしめる。

Ｅ０作用 計数手段１０６は、レリーズ操作部材】０１の操作にも
拘らずレリーズ手段１０２の作動、すなわちシャツタレ
リーズが禁止されたことを検出し、その回数を計数する
。撮影制御手段１０５は、この計数結果が所定値に達し
てから後にレリーズ操作部材１０１が操作されると、充
電レベルが所定レベル未満の場合でもレリーズ手段１０
２および発光信号発生手段１０３を作動せしめて閃光撮
影を行なう。すなわちカメラの使用者が未充電ロックを
しばしば行う場合には、−瞬のシャッタチャンスを狙う
撮影者と判断して未充電ロックを解除し、充電が不十分
でもレリーズ操作がなされればシャツタレリーズを行な
う。

Ｆ、実施例 第２図および第３図により本発明の一実施例を説明する
。

全体構成を示す第２図において、制御回路１には、カメ
ラ本体に内蔵された電子閃光装置の発光制御回路２、測
距回路３．露出制御回路４、表示回路５およびスイッチ
ＳＷＩ、ＳＷ２がそれぞれ接続されている。

発光制御回路２は、制御回路１からの充電信号に応答し
て不図示のメインコンデンサ（主コンデンサ）に発光用
の電荷を蓄える（充電を行なう）とともに、その充電レ
ベルに応じた信号を制御回路１に出力する。また発光制
御回路２は、制御回路１からの発光信号に応答してメイ
ンコンデンサの充電電荷により不図示のキャノン管を発
光せしめる。制御回路１は、カメラを撮影可能な状態と
するメインスイッチ（電源スィッチ）のオン時および閃
光撮影の終了時に上記充電信号を出力し、また後述する
閃光撮影条件時にシャツタレリーズに伴って発光信号を
出力する。

スイッチＳＷＩ、ＳＷ２は、不図示のレリーズ釦の操作
に連動してオンするスイッチであり、レリーズ釦の半押
し操作でスイッチＳＷＩがオンし、全押し操作でスイッ
チＳＷ２がオンする。

測距回路３は１例えば被写体に向けて赤外光を射出し、
その反射光の受光角度から被写体までの距Ｊｌｉ（被写
体距離）Ｄを検出して制御回路１に入力する。ｊｌ出制
御回路４は、制御回路１からの指令に応答して不図示の
絞りやシャッタを駆動し撮影（シャツタレリーズ）を行
なう。表示回路５には、例えばカメラ本体の表面に設け
られた液晶表示装置（不図示）が接続され、この表示袋
ｒに各種の表示を行なわしめる、 次に、第３図のフローチャートにより制御回路１による
制御の手順を説明する。

上述の半押しスイッチＳＷ’ｌがオンするとこのプログ
ラムが起動され、まずステップＳ１で測距を行なう、す
なわち、上述の測距回路３を作動せしめその検出結果で
ある被写体圧ＩＤを読み込む。

次いでステップＳ２では不図示の測光装置を作動せしめ
てその検出結果である被写体の輝度を読み込んでステッ
プＳ３に進む。

ステップＳ３では、電子閃光装置を発光させる閃光撮影
条件か否かを判定する。これは、例えばステップＳ２で
読み込んだ被写体輝度から演算されるシャッタスピード
が所定の手振れ限界値以下か否か、あるいは不図示のス
イッチ操作により強制発光モードが設定されているか否
かにより判定される。ステップＳ３が否定されるとステ
ップ８２８に進み、電子閃光装置を発光させない通常撮
影処理を行なう、この通常撮影処理については詳細な説
明は省略する。

ステップＳ３が肯定されるとステップＳ４に進んで発光
制御回路２から充電レベルに応じた信号を読み込み、ス
テップＳ５でメインコンデンサの充電レベルが第１の所
定レベル７１以上か否かを判定する。この第１の所定レ
ベルＶｌは、電子閃光装置の発光により必ず適正露出が
得られるような値である。

ステップＳ５が肯定されるとステップｓ２１に進み、次
のステップＳ２２のフラッシュマチック演算（以下、Ｆ
Ｍ演算）で使用する電子閃光装置のガイドナンバー〇Ｎ
ｏを１５（第１のガイドナンバー）とする０次いでステ
ップＳ２２では、このガイドナンバー〇　Ｎ　ｏおよび
ステップＳ１で得られた被写体圧ｆｆｔｉＤを用いてＦ
Ｍ演算を行ない、適正露出を得るための絞り値を求める
。

その後ステップＳ２３に進んで全押しスイッチＳＷ２が
オンか否かを判定し、オフであればステップ８２７で半
押しスイッチＳＷＩがオンか否かを判定する。ステップ
Ｓ２７が否定されると処理を終了させ、背定されるとス
テップＳ２３に戻る。

ステップＳ　２３でスイッチＳＷ２のオンが判定される
と、ステップＳ２４で露出制御回路４を介してシャッタ
を開くとともに、ステップ３２．５で発光信号を出力し
て電子閃光装置を発光せしめ、ステップＳ２４から所定
のシャツタ秒時が経過するとステップ８２６でシャッタ
を閉じて処理を終了させる。このときの絞り値はステッ
プ８２２で求められた値である。

すなｈち以上の手順によれば、閃光撮影条件時に充電レ
ベルが第１の所定レベル７１以上のときには通常の閃光
撮影が行われる。

一方、ステップＳ５で、充電レベルが第１の所定値７１
未満と判定された場合には、ステップＳ６で充電を続行
し、次いでステップＳ７で発光制御回路２からの信号を
読み込み、ステップＳ８で充電レベルが上述の第１の所
定レベルｖｌ値に達したか否かを判定する。ステップＳ
８が肯定されるとステップＳ２１に進み、否定されると
ステップＳ９で全押しスイッチＳＷ２がオンされたか否
かを判定するウステップＳ９が否定されるとステップ５
１．５で半押しスイッチＳＷＩがオンか否かを判定し、
否定されると処理を終了させ、肯定されるとステップＳ
６に戻って引き続き充電を行なう。

ステップＳ９で全押しスイッチＳＷ２のオンが判定され
るとステップＳ１０に進み、フラグＦが「１」か否かを
判定する。このフラグＦは、カメラの製造時には「０」
とされており、後述するステップＳ１４で「１」とされ
る。

Ｆ＝０の場合にはステップＳ　］、　Ｏが否定されるの
でステップＳｌｌに進み、レリーズロック（未充電ロッ
ク）により撮影を禁止し、次いでステップ３１２でレリ
ーズロックがなされた回数を示すカウント値Ｎを「１」
だけ歩進してステップＳ１３に進む。このカウント値Ｎ
はカメラの製造時には「０」とされている。ステップＳ
　ｉ　３では。

このカウント値Ｎが所定値に達したか否かを判定し、否
定されると処理を終了させ、肯定されるとステップ８１
４でフラグＦを「１」として処理を終了させる。

一方、ステップＳＩＯでＦ＝１が判定された場合にはス
テップＳ１６に進み、発光制御回路２からの信号により
充電レベルが第２の所定レベル７２以上か否かを判定す
る。この第２の所定レベルｖ２は、上述した第１の所定
レベル■１よりも低く、電子閃光装置の発光が可能な最
低のレベルである。ステップ８１６で第２の所定レベル
７２未満と判定されるとステップＳ２０に進み、レリー
ズロック（未充電ロック）により撮影を禁止して処理を
終了させる。

またステップ３１６において、充電レベルが第２の所定
レベル７２以上であると判定された場合には、ステップ
Ｓ１７に進み、電子閃光装置のガイドナンバー〇　Ｎ　
ｏを１０（第２のガイドナンバー）とした後、ステップ
８１８でこのガイドナンバー〇　Ｎ　ｏおよびステップ
Ｓ１で得られた被写体距離りを用いてＦＭ演算を行ない
、適正露出を得るための絞り値を求める。この演算で使
用されるガイドナンバー〇Ｎｏの値は、上述したステッ
プＳ２２で用いられる値より小さいので、結果として得
られる絞り値は上述よりも小さくなる。

次いでステップＳ１９では、表示回路５を介して液晶表
示装置に充電レベルが７２以上かつｖ１以下である旨の
警告を行なってステップ８２４に進み、ステップ８２４
〜８２６の閃光撮影処理を行なう、このときの絞り値は
、ステップ８１８で求められた値である。

以上の手順によれば、半押しスイッチＳＷＩのオン時に
充電レベルが第１の所定レベルｖ１に達していないとき
には、引き続き充電が行なオ）れ、この第１の所定レベ
ルＶ１に達する前に全押しスイッチＳＷ２がオンされる
と、当初はＦ＝０であるので必ず未充電ロックにより撮
影が禁止される。

またこのような未充電ロックが所定回数に達するとＦ＝
１となるので、それ以降は全押しスイッチＳＷ２オン時
に充電レベルが７２以上かつ■１未満以上の場合には未
充電ロックは行なわれず閃光撮影が行なわれる。

すなわち、充電が不十分にも拘らずレリーズ釦を全押し
操作し、その結果、未充電ロックにより撮影できないと
いった経験をよくする人は、−瞬のシャッタチャランス
を狙って撮影を行なう人、すなわち全押し操作時には必
ずシャックレリーズが行なわれた方がよいと考える人で
あるとカメラ側が自動的に判断し、未充電ロックを行な
うか否かの判断レベルを発光が可能な限界（ｌＩ！ｔｖ
２まで低下させる。これによりシャッタチャンスを逃す
ことが少なくなるのに加えて、レリーズ不可によりいら
だつこともなくなる。また充電レベルが７２未満の場合
には、電子閃光装置の発光が不可能であるので未充電ロ
ックにより撮影を禁止する。

一方、未充電ロックをあまり経験しない人は、適正露出
で撮影が行なわれることを重視する人と判断することに
より判断レベルの低下は行なわない。

また本実施例では、充電レベルが７１未満かつ７２以上
の場合には７１以上のときよりもＦＭ演算時のガイドナ
ンバー〇Ｎｏを下げるようにしたので、充電レベルが低
い場合でも適正露出を得られる可能性が高くなる。さら
に、充電レベルがＶ］未満かつ７２以上の場合にはその
旨の警告を行なうようにしたので、撮影者は充電中の撮
影であることが分かり充分な充電状態で今−度撮影を行
うか否かの判断や、プリント時に露出の修正を依頼する
か否かの判断を行うことができる。

以上の実施例の構成において、全押しスイッチＳＷ２が
レリーズ操作部材１０１を、制御回路１および露出制御
回路４がレリーズ手段１０２を、制御回路１が発光信号
発生手段１０３１判定手段１０４．撮影制御手段１０５
および計数手段１０６をそれぞれ構成する。また制御回
路１は請求項３における演算手段を、制御回路１および
表示回路５は請求項４における警告手段をそれぞれ構成
する。

なお以上では、未充電ロックの回数が単純に所定回数に
達したらこの未充電ロックを行なうか否かの判断レベル
をｖｌからｖ２下げるようにしたが、例えばレリーズ釦
が全押し操作された回数を計数し、これが決められた回
数に達したらその回数に対する未充電ロックが行なわれ
た割合を求め。

この割合が所定以上であれば上述の判断レベルを下げる
ようにしてもよい、また１判断レベルをＶ２に下げてか
ら後もこの割合を引き続き求め、これが所定値以下にな
ったら再び判断レベルを元の値■１に引き上げるように
してもよい、あるいは、強制的に元の判断レベルｖ１に
戻すスイッチ等を設けてもよい、さらに判断レベルを下
げるのではなく、未充電ロックの回数が所定値に達した
ら完全に未充電ロックを解除するようにしてもよい。

さらにまた以上では、充電レベルが所定レベルに達した
か否かを発光制御回路２からの充電レベル信号により制
御回路１が判断するようにしたが、発光制御回路２がこ
の判断を行ってその判断結果を制御回路１に入力するよ
うにしてもよい、また、電子閃光装置を内蔵したカメラ
について説明したが、外付けの電子閃光装置を装着した
場合にも本発明を適用できる。

Ｇ０発明の効果 本発明によれば、未充電ロックの回数が所定値に達する
と、それ以降は充電レベルが所定レベル未満の場合でも
レリーズ操作部材の操作に伴って閃光撮影を行なうよう
にしたので、撮影者が未充電ロックをしばしば経験する
場合、すなわち−瞬のシャッタチャンスを狙う撮影者の
場合には、所定値以下の充電レベルでもシャツタレリー
ズが行われ５これによりシャッタチャンスを逃すことが
少なくなり、カメラの使い勝手が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はクレーム対応図である。 第２図および第３図は本発明の一実施例を示し。 第２図は本発明に係る電子閃光撮影制御装置の全体構成
を示すブロック図、第３図は処理手順のフローチャート
である。 に制御回路　　　２：発光制御回路 ３：測距回路　　　４：露出制御回路 ５：表示回路　１０１　ニレリーズ操作部材１０２ニレ
リーズ手段 １０３：発光信号発生手段 １０４：判定手段　１０５：撮影制御手段ＳＷＩ　：半
押しスイッチ ＳＷ２　：全押しスイッチ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）レリーズ操作部材の操作に伴ってシャッタレリーズ
   を行うレリーズ手段と、 前記シャッタレリーズに伴って電子閃光装置を発光せし
   める発光信号発生手段と、 前記電子閃光装置の主コンデンサの充電レベルが所定レ
   ベル以上か否かを判定する判定手段と、前記主コンデン
   サの充電レベルが所定レベル以上と判定された場合には
   、前記レリーズ操作部材の操作に伴って前記レリーズ手
   段および発光信号発生手段を作動せしめ、前記充電レベ
   ルが前記所定レベル未満と判定された場合には前記レリ
   ーズ操作部材が操作されても前記レリーズ手段の作動を
   禁止する撮影制御手段とを備えたカメラの電子閃光撮影
   制御装置において、 前記レリーズ操作部材の操作にも拘らず前記レリーズ手
   段の作動が禁止されたことを検出し、その回数を計数す
   る計数手段を備え、 前記撮影制御手段は、前記計数手段の計数結果が所定値
   に達すると、それ以降は前記充電レベルが所定レベル未
   満の場合でも前記レリーズ操作部材の操作に伴って前記
   レリーズ手段および発光信号発生手段を作動せしめるこ
   とを特徴とするカメラの電子閃光撮影制御装置。 ２）前記撮影制御手段は、前記計数手段の計数結果が所
   定値に達すると、それ以降は、前記主コンデンサの充電
   レベルが第１の所定レベル未満でかつ第２の所定レベル
   以上の場合に前記レリーズ操作部材の操作に伴って前記
   レリーズ手段および発光信号発生手段を作動せしめ、前
   記充電レベルが前記第２の所定レベル未満の場合には前
   記レリーズ操作部材が操作されても前記レリーズ手段の
   作動を禁止することを特徴とする請求項１に記載のカメ
   ラの電子閃光撮影制御装置。 ３）前記主コンデンサの充電レベルが前記第１の所定レ
   ベル以上の場合には、第１のガイドナンバーを用いてフ
   ラッシュマチック演算を行ない、該充電レベルが前記第
   １の所定レベル未満でかつ第２の所定レベル以上の場合
   には、前記第１のガイドナンバーよりも小さい第２のガ
   イドナンバーを用いてフラッシュマチック演算を行なう
   演算手段を備え、 前記電子閃光装置は、前記演算手段の演算結果に基づい
   て発光量を制御することを特徴とする請求項２に記載の
   カメラの電子閃光撮影制御装置。 ４）前記主コンデンサの充電レベルが前記第１の所定レ
   ベル未満でかつ第２の所定レベル以上の場合に警告を発
   生する警告手段を更に備えることを特徴とする請求項２
   または３に記載のカメラの電子閃光撮影制御装置。