JPH085456Y2 - カメラの露出演算装置 - Google Patents

カメラの露出演算装置

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JPH085456Y2
JPH085456Y2 JP1984182880U JP18288084U JPH085456Y2 JP H085456 Y2 JPH085456 Y2 JP H085456Y2 JP 1984182880 U JP1984182880 U JP 1984182880U JP 18288084 U JP18288084 U JP 18288084U JP H085456 Y2 JPH085456 Y2 JP H085456Y2
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exposure control
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学 井上
明彦 藤野
政昭 中井
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ミノルタ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、プログラムによって決められたシャッター
秒時及び絞り値を、操作により変更できると共に一旦そ
の操作により与えた変更量をリセットできるカメラの露
出演算装置に関する。
従来の技術 従来、被写体の輝度情報及びフイルム感度情報を入力
とし、これに基づいて、一定の関係を持ったシャッター
秒時及び絞り値を決定するプログラム露出装置を備えた
カメラにおいて、操作スイッチの操作により、上記シャ
ッター秒時及び絞り値を変更すると共に、リセットスイ
ッチを設けてこのスイッチの操作によって上記操作スイ
ッチにより与えた変更量をリセットし、基準のプログラ
ムのシャッター秒時及び絞り値にもどす構成が特開昭54
-138431号に開示されている。
考案が解決しようとする問題点 上記特開昭54-138431号公報に開示された構成では、
一度、基準のプログラム線図によって決められたシャッ
ター秒時及び絞り値を操作スイッチの操作により変更し
たとき、上記操作スイッチと逆の作用の操作スイッチ或
いはリセットスイッチが操作されない限り、上記与えら
れた変更量が記憶されたままとなる。例えば、基準のプ
ログラム線図によって決められたシャッター秒時及び絞
り値を操作スイッチの操作により変更して撮影し、その
後他の露出モードで撮影を行ない、次に基準のプログラ
ム線図のシャッター秒時及び絞り値で撮影しようとする
ときでも操作スイッチの操作により与えた変更量が記憶
されているので、リセットスイッチ或いは逆の作用の操
作スイッチを操作しなければならず、操作が煩雑にな
る。又、操作スイッチの操作により与えた変更量をリセ
ットする必要があることに気が付かなければ、撮影者の
意図に反した写真となる。さらに操作スイッチに加えて
リセットスイッチを設けることは、コストアップになる
だけでなく、カメラの小型軽量化を図る上で、好ましく
ない。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を解決するために操作スイッチ
の操作により与えた変更量を解除することが適当である
ときには、自動的にその変更量を解除できるカメラの露
出制御装置を提供することを目的とする。その装置を第
1図を用いて説明すると、予め定めた自然光撮影用プロ
グラム線図によるプログラムモードを含む少なくとも2
種類のカメラ制御態様で選択的に動作するカメラにおい
て、カメラ制御態様の切換えを指定する信号を出力する
信号出力手段(5)と、該信号出力手段により指定され
たカメラ制御態様がプログラムモードであるとき上記自
然光撮影用プログラム線図に基づいてシャッター秒時及
び絞り値を算出するプログラム演算手段(1)と、操作
手段(2)と、操作手段(2)からの信号により上記シ
ャッター秒時及び絞り値を変更するための変更量を設定
する変更量設定手段(3)と、変更量設定手段(3)の
出力に対応して、上記自然光撮影用プログラム線図を変
更するプログラム変更手段(4)と、上記信号出力手段
(5)により上記プログラムモードから他のカメラ制御
態様への切換が指定されたとき動作して、上記変更量設
定手段(3)の設定変更量をリセットするリセット手段
(6)とから構成される。ここで、他のカメラ制御への
切換えとは、カメラの露出制御モードをプログラムモー
ドから他の露出制御モードに切換えたり、閃光撮影の準
備が完了したり、プログラムモードによるカメラ制御か
ら外部装置より与えられる露出制御値によるカメラ制御
に切換えたりする場合を指す。
作用 第1図においてプログラム演算手段(1)は、露出モ
ードがプログラムモードであるとき、被写体の輝度情報
(BV)及びフイルム感度情報(SV)を入力し、これに基
づいて一定の関係を持ったシャッター秒時及び絞り値を
算出する。そして撮影者が、上記シャッター秒時及び絞
り値を変更すべく操作手段(2)を操作すると、変更量
設定手段(3)は操作手段(2)からの信号を受け、上
記シャッター秒時及び絞り値の変更量を設定し、この設
定された変更量に基づきシャッター秒時及び絞り値がプ
ログラム変更演算手段(4)によって変更される。この
ようにしてシャッター秒時及び絞り値が変更された後例
えば、露出制御モードをプログラムモードから他の露出
制御モードに切換えたり、閃光撮影の準備が完了した
り、プログラムモードによるカメラ制御から外部装置の
露出制御値によるカメラ制御に切換えたりすることが信
号出力手段(5)から指定されると、リセット手段
(6)が変更量を解除すべく変更量設定手段(3)をリ
セットする。
実施例 第2図に本考案の一実施例による構成を示す。MCは、
カメラ全体の制御を行なうマイクロコンピューター(以
下マイコンと言う)、(S1)は露出準備動作を行なわせ
るためのスイッチで、ONされるとマイコン(MC)に割込
をかけ、マイコン(MC)をスタートさせる。(S2)は露
出制御動作を開始させるレリーズスイッチ、(SU),
(SD)は、プログラムモード時に決められたシャッター
秒時及び絞り値を変更させる(以下プログラムシフトと
言う)ためのプログラムシフト用スイッチで、これをON
することによりプログラムのシフトの方向とシフト量の
設定が可能となる。(SM1),(SM2)は露出モード設定
スイッチであり、これらのスイッチのON/OFFの組み合わ
せによって、絞り値及びシャッター秒時を操作により設
定するマニュアルモード(以下Mモード),絞り値を設
定すると自動的にシャッター秒時が決定される絞り優先
モード(以下Aモード),シャッター秒時を設定すると
自動的に絞り値が決定されるシャッター優先モード(以
下Sモード),絞り値及びシャッター秒時が自動的に決
定されるプログラムモード(以下Pモード)の4種類の
露出モードの選択が可能となる。上記プログラムシフト
用スイッチ(SU),(SD)及び露出モード設定用スイッ
チ(SM1),(SM2)は、マイコン(MC)の入力ポートに
接続され、マイコン(MC)のプログラムによって上記機
能を実現している。(IS)はフイルム感度等の露出情報
を設定する露出情報設定部、(LM)は被写体の輝度を測
光し、その測光出力をA/D変換し、デジタル値として出
力する測光部、(EX)は、マイコン(MC)からの信号を
受けて、絞り及びシャッターを制御する露出制御部、
(DS)はマイコン(MC)からの撮影情報を示す信号を受
けてそれをデコードして表示する表示部である。(L
N),(FL)及び(AC)はカメラ本体に装着されるアク
セサリーであり、夫々交換レンズ,電子閃光装置及びそ
の他のアクセサリー類を示す。交換レンズ(LN)は、開
放絞り値や最大絞り値等のレンズの情報及びレンズが正
しく装着されているか否かを確認するための情報をバス
ラインに出力する。電子閃光装置(FL)は、電子閃光装
置が充電完了したことを示す充電完了信号を含む種々の
データをバスラインに出力する。その他のアクセサリー
類(AC)は、例えばカメラの露出を制御できるデータバ
ックやリモートコントロール撮影用レシーバー等であ
り、このアクセサリーからバスラインに出力される情報
には、シャッター秒時及び絞り値が含まれ、この値によ
ってカメラの露出が行なわれる。尚、この情報にも、ア
クセサリーがカメラを制御していることを確認する為の
情報が含まれている。(TR)は、測光部(LM),表示部
(DS)へ電源を供給する為のトランジスタであって、ベ
ースは抵抗を介してマイコン(MC)のポートへつながれ
ている。上記バスラインは、マイコン(MC),測光部
(LM)及び表示部(DS)に共通のバスラインであり、カ
メラ本体上のコネクタ(不図示)を介して各アクセサリ
ーにも接続されている。
以上のように構成された回路の動作を第3図に示した
マイコン(MC)のプログラムの概略を示すフローチャー
トに従って説明する。
マイコン(MC)は、消費電流を少なくする為カメラの制
御を行なわないときには、トランジスタ(TR)をOFFす
ると共に自らをも停止している()。撮影を行なうべ
くスイッチ(S1)がONされると割込がかかり、マイコン
(MC)がスタートする。マイコン(MC)はポート出力を
Lowレベル(以下「L」)にし、これによってトランジ
スタ(TR)がONし()、測光部(LM)、表示部(DS)
に電源が供給され測光が開始される。続いて、マイコン
(MC)内に内蔵されているタイマーを10秒にセットし、
これをスタートさせる()。このタイマーはスイッチ
(S1)がOFFになった後も電源を10秒間保持する為に用
いられるものである。次に情報設定部(IS)からの情報
信号を入力し、フイルム感度等の変更がないかをチェッ
クし変更があればマイコン(MC)内に記憶しているフイ
ルム感度値等を変更する()。そして、露出モード選
択スイッチ(SM1),(SM2)の状態を入力し、設定され
ている露出モードを記憶する()。次に交換レンズ
(LN),電子閃光装置(FL)及びその他のアクセサリー
からの情報をバスラインを通じて順にマイコン(MC)内
に取り込む()。次にプログラムのシフトが行なわれ
ているかをチェックする。
ここで、プログラムのシフトについて第4図を用いて
説明する。第4図において横軸は、シャッター秒時をア
ペックス表示(TV)で示したものであり、縦軸は絞り値
を同じくアペックス表示(TV)で示したものである。実
線で示された点Pを通るプログラム線図が基準となるプ
ログラム線図である。このプログラム線図は、シャッタ
ー秒時(SS)=1/2000秒,絞り値(FNO)=32の点、ア
ペックスで示すと(TV,AV)=(11,10)の点を通り、傾
きがTV:AV=3:5になっていて、AV=1(FNO=1.4)にな
ると、TVだけが変化するようになっている。ここで、EV
(露出値)=13であるとき基準のプログラム線図ではP
(8,5)点が選択される。そして撮影者が基準のプログ
ラム線図によって決められたシャッター秒時或いは絞り
値では不満なときに、プログラムシフト変更用スイッチ
(SU)を1回ONするとP(8,5)はP1(9,4)へシフトさ
れる。さらに1回ONするとP1(9,4)はP2(10,3)へと
移る。一方、プログラムシフト変更用スイッチ(SD)を
ONすると逆にP(8,5)はP-1(7,6)、P-2(6,7)……
というようにプログラムがシフトする。上記の説明で
は、プログラムシフト変更用スイッチ(SU)或いは
(SD)のONに対して、絞り値及びシャッター秒時を夫々
1EVずつ変化させたが、後述する実施例では、上記スイ
ッチ(SD)或いは(SD)のONに対して、絞り値及びシャ
ッター秒時を夫々1/2EVずつ変化させている。
そしてこのプログラムシフトの処理の詳細については
第5図に示してある。
第5図において、まず、プログラムシフト用スイッチ
(SU)及び(SD)の状態をチェックし(,)、これ
らのスイッチ(SU)及び(SD)がOFFからONにされたと
きに、夫々プログラムの変更量(△P)を(△P+1)
及び(△P−1)に変更する(,)。スイッチ
(SU)及び(SD)がOFFからONにされたことを確認する
には、スイッチがOFFされたときにセットされるフラグ
を設け、スイッチがONされたときに、そのフラグがセッ
トされている事を確認すれば良い。次に〜によって
プログラムのシフトをリセットする条件であるかを判定
する。そして以下の4つの場合は明らかに撮影者がシフ
トされたプログラムによる撮影を意図しなくなったもの
と判定して、上記プログラムのシフトをリセットする
()。
(1) 露出モードがPモードから他のモードに変更さ
れたとき()。
(2) レンズが交換されたとき(はずされたとき)
()。
(3) 電子閃光装置の充電が完了したとき()。
(4) アクセサリーによってカメラが制御されるよう
になったとき()。
これらの判定は、前述の及びの処理内で得られた情
報を用いて行なわれている。上記4つの場合以外にも、
電源がOFFされたときに、プログラムのシフトのリセッ
トを行なっている()。
プログラムのシフトの変更の後、測光部(LM)より、
輝度情報を入力し()、露出演算を行なう()。露
出演算の概要を第6図に示す。第6図において、交換レ
ンズ(LM)が装着されていないときは被写体光入射開口
を一定の絞り値とみなし、そのときの測光値とフイルム
感度からシャッタ秒時(TV)を算出する。交換レンズ
(LN)が装着されかつアクセサリー(AC)によってカメ
ラが制御されるときには、アクセサリーからのシャッタ
ー秒時及び絞り値の信号が出力される(,)。レン
ズが装着され、かつアクセサリー(AC)によってカメラ
が制御されていないときに電子閃光装置の充電が完了し
たときには、閃光撮影用の演算が行なわれシャッター秒
時及び絞り値の信号が出力される(,)。上記以外
のときに、露出モードがPモード,Aモード,Sモードのと
きには、夫々に応じたモードの演算が行なわれ、シャッ
ター秒時と絞り値の信号が出力され(〜)、また、
Mモードのときには、設定されたシャッター秒時及び絞
り値の信号が出力され()、演算が終了する。上記P
モードの演算()に関しては第7図に詳細を示し、説
明する。
第7図は第4図に示したプログラム線図を実現するた
めのフローチャートである。まず、開放測光時の被写体
の輝度(BV0),開放絞り値(AV0)及びフイルム感度
(SV)とから EV=(BV0+AV0)+SVの演算式より露出値(EV)を算
出し()、カメラの最大露出制御値(本実施例ではEV
=21(TV=11,AV=10))から、現在の露出値(EV)と
の差(△EV)を求める()。この差(△EV)と絞り値
(AV),シャッター秒時(TV)の分配比(プログラムの
傾き)=5/8と最大絞り値(AV)=10から現在の露出値
(EV)に対する絞り値(AV)を算出する。()。これ
によって算出された絞り値(AV)が使用されているレン
ズの開放絞り値(AV0)よりも小さいときは、上記絞り
値(AV)を開放絞り値(AV0)に置き換え(,)、
小さくないときは、そのままの絞り値を用い()、露
出値(EV)及び絞り値(AV)よりシャッター秒時(TV)
を算出する()。以上によって基準プログラム線図が
決められる。次に、このようにして求められたプログラ
ムのシフトに関する説明を行なう。まず、プログラムシ
フト量(△P)をマイコン(MC)内のレジスタであるア
キュムレータに入れておく()。このプログラムシフ
ト量が0であるか否かを判別し()、0であるときは
シフトされていないので演算を終了する。0でないとき
は、まずシフトの方向を判別する()。シフト量(△
P)が正であるとき、シャッター秒時(TV)を1/2EV大
きくし()、このシフトしたシャッター秒時(TV)
が、最高速(TV=11)を超えるときには、シャッター秒
時(TV)を最高速(TV=11)に置き換え(,)、超
えないときには、シャッター秒時(TV+1/2)を使用す
る。そして、露出値(EV)及びシャッター秒時(TV)か
ら絞り値(AV)を算出する()。この絞り値(AV)
が、開放絞り値(AV0)より小さいとき、絞り値(AV)
を開放絞り値(AV0)に置き換え(,),再度シャ
ッター秒時(TV)を算出する。()。小さくないとき
は、そのままの絞り値(AV)及びシャッター秒時(TV)
を用いる()。そしてアキュムレータ(ACC)から1
を減算し()、に戻る。
これに対し、プログラムシフト量(△P)が負である
ときは、シフトの方向が逆であるため、シャッター秒時
(TV)から1/2EV減算する()。この減算したシャッ
ター秒時(TV)が、最低速(TV=−5)よりも遅いとき
は、シャッター秒時(TV)を最低速(TV=−5)に置き
換え(,)、遅くないときは、そのままシャッター
秒時(TV)を用い()、露出値(EV)及びシャッター
秒時(TD)より絞り値(AV)を算出する()。この絞
り値(AV)が最大絞り値(AVmax)を超えるときは、絞
り値(AD)を最大絞り値(AVmax)に置き換え(,
)再度シャッター秒時(TV)を算出する()。超え
ないときには、そのままの絞り値(AV)及びシャッター
秒時(TV)を用いる()。そしてアキュムレータ(AC
C)に1を加え()、に戻る。アキュムレータ(AC
C)の内容が0になるまで〜までの処理をプログラ
ムシフト量(△P)の回数だけ繰り返し、露出の演算を
終了する。
第3図に戻って、露出演算が終了すると、その結果を
表示部に出力し()、絞り値(FNO)及びシャッター
秒時(SS)が表示される。次にレリーズ(S2)がONされ
ていれば、上記絞り値(FNO)及びシャッター秒時(S
S)で露出を行ない(,)露出完了後、再度以下
の処理を行なう。レリーズスイッチ(S2)がOFFのと
き、スイッチ(S1)がONされていると(,)に戻
る。スイッチ(S1)がOFFのとき、によってセットさ
れたタイマーが10秒を超えているか判定し()、超え
ていなければ以下の処理を行なう。このとき、を通
らないために、タイマーは継続してカラントを続ける。
そして10秒が経過すると、プログラムシフトをリセット
し()、その後トランジスタ(TR)をOFFし、各装置
への電源の供給を停止すると共に、自らをも作動を停止
する()。これにより、10秒間の電源保持を実現する
と共に電源OFFによるプログラムシフトのリセットを行
なっている。
第8図は、プログラムシフトの他の実施例を説明する
ためのプログラム線図である。前述したプログラムシフ
トでは、そのシフト用スイッチ(SU)或いは(SD)がON
されると、基準プログラムによって求められたシャッタ
ー秒時(TV)及び絞り値(AV)を一定値だけシフトさせ
たが、これに対し、第8図における実施例では、プログ
ラムシフト用スイッチ(SU)或いは(SD)がONされる
と、基準プログラムの傾きを変化させようとするもので
ある。具体的に説明すると、図中実線は第4図に示され
た傾きが(TV):(AV)=3:5のプログラム線図と同じ
である。プログラム線図(a)は傾きが(TV):(AV)
=1:3,プログラム線図(b)は傾きが(TV):(AV)=
1:1になっている。ここで、プログラムシフト用スイッ
チ(SU)がONされると、実線は、(a)のプログラム線
図にシフトされ点qはq1にシフトされる。スイッチ
(SD)がONされると、実線は(b)のプログラム線図に
シフトされ、点qはq-1にシフトされる。この傾きを変
化させるステップとか種数はより増加させてもよく、さ
らには種々の異なる形式のプログラムにシフトさせても
よい。
以上に本考案による実施例を示したが、本考案はこれ
に限るものではない。例えば露出モードは必ずしも4種
類(P、A、S、Mモード)を必要とせず、少なくとも
Pモードを備えていればよくそのときのフローチャート
では備えていないモードの判定を削除すれば良い。又、
閃光撮影の判断は、電子閃光装置が装着されたことを示
す信号をカメラが入力したことによって行なっても良
い。
考案の効果 以上に詳述したように本考案によれば、プログラムに
よって決められた絞り値及びシャッター秒時を操作によ
り変更した後に、プログラムモードによるカメラ制御か
ら他のカメラ制御に切換わったときには、自動的に上記
変更を解除するため、操作が簡単になり、又、不注意に
よる撮影者の意図に反した写真をなくすことができる。
さらに上記変更をリセットするリセットスイッチを設け
る必要がないためコストダウンになるだけでなく、カメ
ラの小型軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実用新案登録請求の範囲に対応した構
成図、第2図は、本考案の一実施例を示す回路図、第3
図は本考案に使用されているマイコンによる制御を示す
フローチャート、第4図はプログラムシフトの第1の実
施例を示すプログラム線図、第5図はプログラムシフト
変更の制御を示すフローチャート、第6図は露出演算の
制御を示すフローチャート、第7図はプログラムモード
時の露出演算を示すフローチャート、第8図はプログラ
ムシフトの第2の実施例を示すプログラム線図である。 プログラム演算手段……(1) 操作手段……(2),(SU),(SD) 変更量設定手段……(3) プログラム変更演算手段……(4) 信号出力手段……(5) リセット手段……(6)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−139732(JP,A) 特開 昭58−7616(JP,A) 特開 昭59−195630(JP,A)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定めた自然光撮影用プログラム線図に
    よるプログラムモードによるカメラ制御を含む少なくと
    も2種類のカメラ制御態様で選択的に動作するカメラに
    おいて、カメラ制御態様の切換を指定する信号を出力す
    る信号出力手段と、該信号出力手段により指定されたカ
    メラ制御態様がプログラムモードであるとき上記自然光
    撮影用プログラム線図に基づいてシャッター秒時及び絞
    り値を算出するプログラム演算手段と、操作手段と、操
    作手段からの信号により上記シャッター秒時及び絞り値
    を変更するための変更量を設定する変更量設定手段と、
    変更量設定手段の出力に対応して、上記自然光撮影用プ
    ログラム線図を変更するプログラム変更手段と、上記信
    号出力手段により上記プログラムモードから他のカメラ
    制御態様への切換が指定されたときに動作して、上記変
    更量設定手段の設定変更量をリセットするリセット手段
    とを備えたカメラの露出演算装置。
  2. 【請求項2】カメラで選択的に動作するカメラ制御態様
    はプログラムモードを含む複数の露出制御モードであ
    り、リセット手段はプログラムモードから他の露出制御
    モードへ切換える信号が信号出力手段から出力されたと
    きに動作する実用新案登録請求の範囲第1項記載のカメ
    ラの露出制御装置。
  3. 【請求項3】信号出力手段はカメラにおける閃光撮影の
    準備状態を示す信号を出力し、リセット手段は閃光撮影
    の準備が完了したことを示す信号が信号出力手段から出
    力されたときに動作する実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のカメラの露出制御装置。
  4. 【請求項4】カメラは、カメラ内蔵の露出計の測光値に
    基づく露出制御及び外部装置から与えられる露出制御値
    に基づく露出制御のいずれかで選択的に動作可能であ
    り、リセット手段は外部装置の露出制御値に基づいてカ
    メラの露出制御がなされることを示す信号が信号出力手
    段から出力されているときに動作する実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のカメラの露出制御装置。
JP1984182880U 1984-11-30 1984-11-30 カメラの露出演算装置 Expired - Lifetime JPH085456Y2 (ja)

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JPS5610610B2 (ja) * 1974-04-03 1981-03-09
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