JPH0377798A - サイジング用プレス装置 - Google Patents

サイジング用プレス装置

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JPH0377798A
JPH0377798A JP21071589A JP21071589A JPH0377798A JP H0377798 A JPH0377798 A JP H0377798A JP 21071589 A JP21071589 A JP 21071589A JP 21071589 A JP21071589 A JP 21071589A JP H0377798 A JPH0377798 A JP H0377798A
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白崎 志朗
Tsukasa Tajima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 a)産業上の利用分野 本発明は、粉末成形プレス機で圧綿成形した後に焼結さ
れた粉末成形品を矯正(サイジング)するサイジング用
プレス装置に関するものである。
b)従来の技術 この種の粉末成形品には特にフランジ付き形状のものが
多く、第7図(a)で示すアウターフランジ形状の粉末
成形品Aと、第7図(b)で示すインナーフランジ形状
の粉末成形品Bとがある。
そして、これらフランジ付き形状の粉末成形品A、Bを
サイジングする場合に、プレス後の神山しくノックアウ
ト)工程において当該サイジング用プレスの押出し機構
でフランジ部At、Bl又はボス部A2.B2のいずれ
かを押し上げると、側面の摩擦力によって変形を生ずる
この課題を解決するものとしては、例えば特公昭49−
37948号の粉末冶金用矯正プレスがある。この矯正
プレスの詳細は同公報を参照戴くものとして、ここでは
プレス機の要部と動作の概要を第8図(a)〜(c)で
説明する。
このプレス機では、当該プレス機に固定されたダイプレ
ート1にダイ押え2を介して取着されたダイ3内でアウ
ターフランジ形状の粉末成形品Aがプレスされる。可動
可能な下パンチプレート4上には上パンチ5との間でフ
ランジ部Alを加圧する第1パンチ6と、この第1パン
チ6の内側でボス部A2を加圧する第2パンチ7とが各
々設けられると共に、前記下パンチプレート4内に設け
られた固定プレート8上には第2パンチ7内に挿通され
てボス部A2の内面を成形するコアロッド9が設けられ
、プレス機構を構成している。
また、前記下パンチプレート4上に取着された軸受板1
0に軸11で枢支されると共に、一端が前記第1パンチ
6の窓孔12から当該パンチ内へ挿入されて前記第2パ
ンチ7の下端に当接するレバー13と、基端が前記ダイ
プレート1の下部に螺嵌されて先端が前記レバー13の
他端に係合すると共に、ダイプレート1側に取着された
傘歯車14に外周のねじ部が螺合して高さ調整可能な押
当杆15による前記粉末成形品Aの即出し機構を備えて
いる。
上記のプレス機では、第8図(a)ように前記上パンチ
5と第1パンチ6及び第2パンチ7で粉末成形品Aのサ
イジングプレスをした後に、最初は下パンチプレート4
の上昇によって第1パンチ6と第2パンチ7とが同時に
上昇され、第8図(b)ように先ず粉末成形品Aのフラ
ンジ部A1がダイ3から離脱されながら、その直前に前
記レバー13の他端に押当杆15の先端が当接するよう
に予め高さ調整されているので、引き続いて下パンチプ
レート4が上昇すると他端が抑当杆15で押圧されたレ
バー13は揺動して一端が第2パンチ7を押上げ、これ
によって第2パンチ7は第1パンチ6よりも高速で上昇
して第8図(C)ようにボス部A2を離脱させる。
このように、粉末成形品Aのフランジ部Atとボス部A
2との押出しタイミングをずらせることによって当該粉
末成形品Aの変形は防止される。
次に上記の技術思想を応用してインナーフランジ形状の
粉末成形品Bをサイジングする場合には、第9図(a)
〜(c)で示すような手段が採られている。この場合に
は、粉末成形品Bをサイジングするプレス機構の第1パ
ンチと第2パンチの構造のみが前記したプレス機構と相
違してその他の構成は同一であるから、前記の従来例と
同一のものには同じ符号を付して説明を省略する。
すなわち、このプレス機構は第10図で詳細を示すよう
に、基部側の接続部16aと先端側のパンチ部16bか
らなる第1バンチ16と、基部側の接続部17aと先端
側のパンチ部17bからなる第2バンチ17とで構成さ
れ、基部側は第1バンチ16の接続部16aが第2バン
チ17の接続部17aの内周側に配備されて前記アウタ
ーフランジ形状の粉末成形品Aのプレス機構の場合と同
様であるが、先端側はパンチ部16bがインナーフラン
ジ形状の粉末成形品Bのボス部B2をパンチ部17bが
フランジ部B1.を各々サイジングするので、前記アウ
ターフランジ形状の粉末成形品Aのプレス機構の場合と
は逆にパンチ部17bがパンチ部16bの内周側に配備
される。このために、第1バンチ16には方形状にくり
抜かれた窓孔16cを第2バンチ17には半月状の各切
欠き孔17c、17cが各々穿設されて両者がかんざし
状に入り組んだ構造をしている。
C)発明が解決しようとする課題 然しなから前記した従来の技術では、特にインナーフラ
ンジ形状の粉末成形品Bをサイジングする場合のパンチ
構造が複雑で強度的にも弱くなる欠点があった。また、
前記第7図のアウターフランジ形状の粉末成形品Aとイ
ンナーフランジ形状の粉末成形品Bにおいて、各寸法a
tとb2および寸法a2とbtが各々等しい各粉末成形
品A。
Bであってもパンチの交換をしないと同じプレス機でサ
イジングができない等の欠点があった。
そこで本発明では、これら従来技術の課題を解決し得る
サイジング用プレス装置の提供を目的とするものである
〔発明の構成〕
a)課題を解決するための手段 本発明の要旨は、粉末成形品を上部から加圧する上パン
チと、前記インナーフランジ形状の粉末成形品のボス部
または前記アウターフランジ形状の粉末成形品のフラン
ジ部を下方から加圧する下第1パンチと、前記インナー
フランジ形状の粉末成形品のフランジ部または前記アウ
ターフランジ形状の粉末成形品のボス部を下方から加圧
する下第2パンチとを備え、前記下第1パンチと下第2
パンチとは同心状に配設されたサイジング用プレス装置
であって、前記プレス装置には、前記下第1パンチと下
第2パンチとを同時に押上げて各パンチでサイジングさ
れた後の粉末成形品を所定の中間位置まで抜き出す抜き
出し手段と、前記インナーフランジ形状の粉末成形品の
場合には前記下第1パンチを前記アウターフランジ形状
の粉末成形品の場合には前記下第2パンチを選択して押
圧可能な切換え機構を備えた段差抜き出し手段が設けら
れ、この段差抜き出し手段が前記中間位置まで抜き出さ
れた粉末成形品のボス部を押出すようにしたことを特徴
としたサイジング用プレス装置である。
b)実施例 以下に本発明を図示の実施例に基すいて説明する。先ず
このプレス装置の概要を第1図で説明する。短尺筒を順
次連結させて4本(図面では2本のみが表れる)のコラ
ム20が立設され、該コラム20内には長尺のタイロッ
ド21が挿通されて上端部がナツト22で固着されてい
る。前記各コラム20の下部には下部フレーム23が、
中間部には中間フレーム24が、上部にはクラウン25
が各々取着されて当該各コラム20間を相互に連結して
いる。そして、前記下部フレーム23と中間フレーム2
4間には下部駆動機構26が、中間フレーム24上には
ダイセット27が、クラウン25には上部駆動機構28
が各々装着されている。
下部駆動機Ill 26の概要は、前記下部フレーム2
3上に下側圧シリンダー29と抜き出しシリンダー30
が各々固定載置され、これらの各シリンダーのピストン
側には抜き出しプレート31が取着され、当該抜き出し
プレート31には前記中間フレーム24および当該中間
フレーム24上に固定載置されたボルスタ−32を貫通
して前記ダイセット27側へ突出する下側圧ロッド33
と、前記中間フレーム24の下面に高さ調整可能に取着
された抜き出し調整機構34へ当接して抜き出しプレー
ト31の抜き出し位置を規制する位置決めロッド35が
設けらると共に、前記下側圧シリンダー29内の中央部
にはピストン押え36を介して段差抜き出しシリンダー
37が装着され、該段差抜き出しシリンダー37の先端
側には当該段差抜き出しシリンダー37の伸縮によって
昇降可能なロッド切換え機構38が取着されている。
また、前記中間フレーム24には、上端側が当該中間フ
レーム24とボルスタ−32を貫通して前記ダイセット
27側へ突出可能で下端部側が前記ロッド切換え機構3
8側へ突設された段差抜き出しロッド54.55が、中
間部の外周に巻装された係止筒47を介して上下摺動可
能に係止されている。そして、前記中間フレーム24上
のボルスタ−32には前記ダイセット27がダイセット
クランプ39によって固定保持される。
更に、前記上部駆動機構28には上棚圧シリンダー40
およびブースタシリンダー41によって昇降されるスラ
イド42が設けられ、該スライド42に取付けられた上
パンチプレート43には後述するように、上パンチ受は
板44および上パンチ押え45を介して上パンチ46が
取着される。
次に、前記下部駆動機構26の一部を構成して本発明の
要部となるロッド切換え機構38の詳細を第2乃至4図
で説明する。このロッド切換え機構38は、前記段差抜
き出しシリンダー37のピストンに固着される段差抜き
出しプレート50と、該段差抜き出しプレート50上に
回転可能に載置され上部側の外周にフランジ切換えギヤ
51が取着されたギヤ取付は筒52と、該ギヤ取付は筒
52に底面部が固着された平面が菱形状のフランジ切換
えプレート53とを備えている。
前記フランジ切換えプレート53の軸心の周りには、前
記中間フレーム24に中間軸部が摺動自在に支持されて
先端部が前記ダイセット27側へ突設された合計4本の
各段差抜き出しロッド54゜55が、当該フランジ切換
えプレート53の軸心からの距離が等しくなる位置に垂
設状態で配備されている。この段差抜き出しロッド54
,55は、インナーフランジ形状の粉末成形品Bをサイ
シジングする場合に、第4図(b)のように2本の段差
抜き出しロッド54,54がフランジ切換えプレート5
3の長尺側の対角位置の上面に当接状態で載置され、残
り2本の段差抜き出しロッド55゜55は前記フランジ
切換えプレート53の短尺側の対角位置の外側で当該フ
ランジ切換えプレート53から分離されている。また、
アウターフランジ形状の粉末成形品Aをサイシジングす
る場合には、第4図(a)のように2本の段差抜き出し
ロッド55,55がフランジ切換えプレート53の長尺
側の対角位置の上面に当接状態で載置され、残り2本の
段差抜き出しロッド54,54は前記フランジ切換えプ
レート53の短尺側の対角位置の外側で当該フランジ切
換えプレート53から分離されている。
前記ロッドの切換えはフランジ切換えプレート53を9
0°回転させることによって行われるが、このロッド切
換え機構38は前記抜き出しプレート31の適所に固定
されたモータ付減速機56と、該モータ付減速機56に
取着されたスプロケット57と、該スプロケット57に
一端が懸架されたチェーン58と、該チェーン58に他
端が懸架されたスプロケット59と、該スプロケット5
9と一体に回動し前記フランジ切換えギヤ51に噛合す
る駆動ギヤ60とで構成されている。
更に、前記フランジ切換えギヤ51およびフランジ切換
えプレート53が取着されたギヤ取付は筒52内には、
当該ギヤ取付は筒52を載置された前記段差抜き出しプ
レート50上で回動可能に保持する係合段部61aが形
成されたセンター軸61が挿入され、該センター軸61
は段差抜き出しプレート50にネジ止めされる。また、
前記ギヤ取付は筒52の外周には段差調整ネジ筒62が
遊1茨され、該段差調整ネジ筒62の外周にはネジ62
aが刻設されると共に、その外周にはネジ62aに螺合
する雌ネジが内周面に形成された調整ネジ67が前記抜
き出しプレート31に装着されている。この調整ネジ6
7の上部で段差調整ネジ筒62の外周には、キー63止
めされた前記ネジ62aに噛合するウオームホイール6
4が係合され、当該ウオームホイール64は噛合するウ
オーム65の回動によって前記段差調整ネジ筒62が高
さ方向へ移動され、これによって前記ロッド切換え機構
38全体の高さ方向に対する微調整を行うことができる
尚、符号66は前記ピストン押え36から前記段差抜き
出しプレート50内へ突設されて当該段差抜き出しプレ
ート50の廻り止めを行う止めピン、符号68は前記ウ
オームホイール64とウオーム65の上方に装着された
フタ部材、符号69は高さ位置検出用のセンサーである
次に、前記ダイセット27の構造に付いてインナーフラ
ンジ形状の粉末成形品Bをサイジングする際の動作と併
せて第5図で説明する。ダイセット27の最下段には前
記ボルスタ−32上に固定載置されるベースプレート7
0が設けられ、該ベースプレート70には前記下部駆動
機構26側から突設された下加圧ロッド33と各段差抜
き出しロッド54又は55が下方から突入される各通孔
が各々穿設されていると共に、当該ベースプレート70
の中央の通孔にはコアロッドホルダー71が調整ネジ7
2を介して高さ調整可能に押通されている。
前記ベースプレート70上には、上面側から下節1パン
チ加圧ブロック73が下面側から受圧ブロック74か各
々突設された下加圧プレート75が載置されている。こ
の下加圧プレート75の受圧ブロック74は、前記ベー
スプレート70の通孔へ嵌入されて前記下加圧ロッド3
3に押圧されると下加圧プレート75をベースプレー1
−70上から引き離すように上昇移動させる。
前記下加圧プレート75上の中央には、前記ペースプレ
ート70と下加圧プレート75とを貫通したコアロッド
ホルダー71が突入される筒状体の下第2パンチホルダ
ー77が載置され、該下第2パンチホルダー77には下
第2抜き出しロッド76が垂設されている。この下第2
抜き出しロッド76は、前記段差抜き出しロッド55が
突入される通孔内へ上方から嵌入され当該下節2抜き出
しロッド76の基部側の外周に巻装されている下降用バ
ネ76aで下方へ付勢されている。尚、この場合に前記
段差抜き出しロッド55は、前記ロッド切換え機構38
の切換えによって上昇されない第4図(b)の状態にあ
る。
前記下加圧プレート75の上方には、前記下第2パンチ
ホルダー77が挿通可能な円盤状で前記下加圧プレート
75の下第1パンチ加圧ブロック73に当接して昇降さ
れる下第1パンチプレート78が設けられている。該下
第1パンチプレート78の下面には下第1パンチ抜き出
しロッド79が垂設され、当該下節1パンチ抜き出しロ
ッド79は前記段差抜き出しロッド54が突入される通
孔内へ上方から嵌入されて当該段差抜き出しロッド54
の押圧で上昇移動されると共に、この押圧が解除される
と降下されて当該子弟1抜き出しロッド79の中間部の
外周に突設されている係止フランジ79aが、前記下加
圧プレート75の上面に穿設された凹陥部75aによっ
て係止される。
前記下第2パンチホルダー77上には、前記コアロッド
ホルダー71にコアロッド抑え80を介して取着された
コアロッド81が貫通される下第2パンチ受板82が、
前記下第1パンチプレート78の中央に穿設された通孔
内に挿通される態様で設けられている。また、下第2パ
ンチ受板82上には下第2パンチ押え83を介して下第
2バンチ84が取着され、該下第2パンチ84の軸心に
は前記コアロッド81が挿通されている。この下第2バ
ンチ84は、インナーフランジ形状の粉末成形品Bに対
してはフランジ部Blを前記上バンチ46と協動して加
圧するものであるが、アウターフランジ形状の粉末成形
品Aをサイジングする場合には、第6図のように当該粉
末成形品Aのボス部A2を上パンチ46と協動して加圧
する。
前記下第1パンチプレート78の中央上部には、下第1
パンチ受板85が載置され、該下第1パンチ受板85上
には下第1パンチ押え86を介して下第1バンチ87が
取着され、該下第1パンチ87内には前記下第2バンチ
84がJ′1TTaされている。
この下第1バンチ87は、インナーフランジ形状の粉末
成形品Bをサイジングする場合にはボス部B2を前記上
パンチ46と協動して加圧するが、アウターフランジ形
状の粉末成形品Aをサイジングする場合には、第6図の
ように当該粉末成形品Aのフランジ部AIを上パンチ4
6と協動して加圧する。
前記下第1パンチプレート78の上方にはプレス機の本
体に固定されたダイプレート88が配備されており、該
ダイプレート88は垂設されて前記下第1パンチプレー
ト78と下加圧プレート75を貫通した連結ロッド89
を介して前記ベースプレート70と一体に連結されてい
る。このダイプレート88の中央部には、ダイ押え90
を介してダイ91が取着され、当該ダイ91の中央に穿
設された通孔内へは前記コアロッド81と下第1バンチ
87および下第2パンチ84が各々挿通されてサイジン
グする前記粉末成形品AまたはBに適合するキャビティ
が形成される。尚、前記コアロッド81は先端部が前記
ダイ91の表面と面一になるよう高さ調整ネジ72で調
整される。
また、前記ダイプレート88上にはガイドリング93が
取着され、先端が前記上パンチプレート43に係止され
たガイドポスト94の基部が当該ガイドリング93内へ
挿通されて上バンチ46が昇降する際の案内をしている
次に、前記装置を用いてフランジ付き形状の粉末成形品
A、Bをサイジングプレスし、プレス後に粉末成形品A
、  Bの押出しくノックアウト)を行う動作に付いて
説明する。
先ず、インナーフランジ形状の粉末成形品Bの場合を第
5図を中心に説明する。第5図の左半分は加圧(プレス
)位置を、右半分は押出しくノックアウト)位置を、−
点鎖線の円内は押出し中間位置を各々示す。加圧位置で
は、粉末成形品Bは前記上加圧シリンダー40の伸長で
降下した上バンチ46によって上面側が押圧され、下面
側はボス部B2が前記下第1バンチ87にフランジ部B
Iが下第2バンチ84に各々当接されている。この下第
1バンチ87は、下箱1パンチ受台85と下第1パンチ
プレート78および下第1パンチ加圧ブロック73と下
加圧プレート75を介してベースプレート70で支えら
れ、前記上パンチ46からの押圧に対抗すると共に、前
記下加圧シリンダー29と抜き出しシリンダー30の伸
長で付勢された下加圧ロッド33が受圧ブロック74を
介して下加圧プレート75を押圧している。
上記の加圧位置での押圧によって所定のサイジングを終
えて前記上パンチ46が上加圧シリンダー40によって
上昇されると、上方からの押圧が解除された下加圧プレ
ート75は前記受圧ブロック74を介して押圧されてい
る下加圧ロッド33の付勢力でベースプレート70上か
ら上昇される。
尚、前記加圧位置では下加圧シリンダー29と抜き出し
シリンダー30の双方が作動して下加圧プレート75を
押圧するが、加圧終了と同時に下加圧シリンダー29は
作動を停止して下加圧ロッド33に対する付勢力は抜き
出しシリンダー30のみによって行われる。
前記のように下加圧プレート75が上昇すると、下第1
パンチ加圧ブロック73と下第1パンチプレート78お
よび下箱1パンチ受台85を介して下第1パンチ87が
上昇して粉末成形品Bのボス部B2を押上げると共に、
同時に前記下第2パンチホルダー77と下第2パンチ受
板82を介して下第2パンチ84が上昇して粉末成形品
Bのフランジ部Blを中間位置まで押上げる。
前記中間位置まで粉末成形品Bが押出された段階で下加
圧シリンダー29と抜き出しシリンダー30の双方の作
動を停止させると共に、前記段差抜き出しシリンダー3
7を伸長作動させると前記ロッド切換え機構38が下方
から押圧され、前記フランジ切換えプレート53が段差
抜き出しロッド54を上昇させて下第1パンチ抜き出し
ロッド79を下方から押圧する。この下第1パンチ抜き
出しロッド79は、前記下第1パンチプレート78と下
第1パンチ受板85および下第1バンチ87を介して粉
末成形品Bのボス部B2を押出し位置まで押上げる。
一方、アウターフランジ形状の粉末成形品Aをサイジン
グして当該粉末成形品Aを押出す場合には、第6図のよ
うにして行われる。第6図における左半分は加圧(プレ
ス)位置を、右半分は即出しくノックアウト)位置を、
−点鎖線の円内は押出し中間位置を各々示し、この図で
は一見して前記第5図の場合とダイセット37の各部や
下加圧ロッド33および各段差抜き出しロッド54,5
5が相違しているように表示されているが、荊記第5図
とは異なった個所の断面を示しているだけでほとんど同
じ構成のものである。
この中で相違しているところは、粉末成形品Aがアウタ
ーフランジ形状でフランジ部Atとボス部A2の位置が
前記インナーフランジ形状の粉末成形品Bの場合とは逆
のため、下第1パンチ87がフランジ部Atを下第2パ
ンチ84がボス部A2を各々加圧するようになっている
。そして、各粉末成形品A、Bの各寸法a とb2およ
び寸法a2とblが各々等しければこれらの各バンチ8
4.87を交換することなく共通に使用できるが、この
実施例ではフランジ部の肉厚がボス部の肉厚より厚くし
ているので、それに適合するよう各パンチの形状が異な
っている。また、サイジングした後の粉末成形品Aを下
第2バンチ84で最後に押出しするので、この下第2バ
ンチ84を上昇させるために下第2パンチ抜き出しロッ
ド76側が使用され、当該下策2パンチ抜き出しロッド
76を押圧する段差抜き出しロッド55が第4図(a)
のようにフランジ切換えプレート53上に位置するよう
、前記ロッド切換え機構38を作動させてフランジ切換
えプレート53を90’回転させる必要がある。
そして、前記粉末成形品Bの場合と同様に加圧されて中
間位置まで押出しされた粉末成形品Aは、最後に段差抜
き出しロッド55に連動して上昇する下策2バンチ84
によってボス部A2が押出される。
〔発明の効果〕 前記した実施例でも明らかなとおり、本発明ではインナ
ーフランジ形状の粉末成形品Bおよびアウターフランジ
形状の粉末成形品Aは、いずれも前記従来例の場合と同
様にフランジ部とボス部との押出しタイミングをずらせ
て当該粉末成形品の変形を防止させることができる。そ
して、これを達成する下策1パンチと下策2パンチの構
成は、極めて単純な形状と組み合わせである為に前記従
来例の強度を低下させる課題は解決される。
また、少なくともアウターフランジ形状の粉末成形品A
とインナーフランジ形状の粉末成形品Bにおける各寸法
a とb および寸法a2とb(2 が各々等しい場合にはパンチの交換をしないでロッド切
換え機構の操作だけで同しプレス機によってサイジング
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるサイジングプレス装置の
概要を示す全体縦断面図、第2図は同装置の下部駆動機
構の要部縦断面図、第3図は同下部駆動機構内に装着し
たロッド切換え機構の部分斜視図、第4図は(a)がア
ウターフランジ形状の粉末成形品Aの押出し時の切換え
位置を(b)がインナーフランジ形状の粉末成形品Bの
押出し時の切換え位置を示す前記ロッド切換え機構の要
部平面図、第5図はインナーフランジ形状の粉末成形品
Bの押出し時におけるダイセット縦断面図、第6図はア
ウターフランジ形状の粉末成形品Aの押出し時における
ダイセットの縦断面図、第7図は粉末成形品A、Bの縦
断面図、第8図は従来例による卵出し機構を用いたアウ
ターフランジ形状の粉末成形品Aの押出し工程を示す縦
断面図、第9図は同じくインナーフランジ形状の粉末成
形品Bの即出し工程を示す縦断面図、第10図は同押出
し機構におけるパンチ構造の斜視図である。 〔符号の説明〕 20・・・コラム    21・・・タイ口・ノド22
・・・ナラ1へ    23・・・下部フレーム24・
・・中間フレーム 25・・・クラウン26・・・下部
゛駆動機構 27・・・ダイ七・ソト28・・・上部駆
動機構 29・・・下加圧シリンダー30・・・抜き出
しシリンダー 31・・・抜き出しプレート 32・・・ボルスタ−33・・・下加圧口・ノド34・
・・抜き出し調整機構 35・・・位置決めロッド36・・・ピストン押え37
・・・段差抜き出しシリンダー 38・・・ロッド切換え機構38 39・・・ダイセットクランプ 40・・・上加圧シリンダー 41・・・ブースタシリンダー 42・・・スライド   43・・・上ノくンチプレー
ト44・・・上パンチ受は板45・・・上ノくンチ抑え
46・・・上パンチ   47・・・係止筒50・・・
段差抜き出しプレート 51・・・フランジ切換えギヤ 52・・・ギヤ取付は筒 53・・・フランジ切換えプレート 54.55・・・段差抜き出しロッド 56・・・モータ付減速機57.59・・・スプロケッ
ト58・・・チェーン   60・・・駆動ギヤ61・
・・センター軸  62・・・段差調整ネジ筒63・・
・キー     64・・・ウオームホイール65・・
・ウオーム   66・・・止めビン67・・・調整ネ
ジ   68・・・フタ部材6つ・・・センサー   
70・・・ベースプレート71・・・コアロッドホルダ
ー 72・・・調整ネジ 73・・・下箱1パンチ加圧ブロック 74・・・受圧ブロック 75・・・下加圧プレート7
6・・・下節2抜き出しロッド 77・・・下節2パンチホルダー 78・・・下策1パンチプレート 79・・・下節1パンチ抜き出しロッド80・・・コア
ロッド押え81・・・コアロッド82・・・下第2パン
チ受板 83・・・下箱2パンチ押え 84・・・下節2バンチ 85・・・下節1ノくンチ受
板86・・・下箱1パンチ押え 87・・・下策1パンチ 88・・・ダイプレート89
・・・連結ロッド  90・・・ダイ押え91・・・ダ
イ      93・・・ガイドリング94・・・ガイ
ドポスト A・・・アウターフランジ形状の粉末成形品B・・・イ
ンナーフランジ形状の粉末成形品At、Bl・・・フラ
ンジ部 A2.B2・・・ボス部 第2図 第3図 38 弔 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粉末成形品を上部から加圧する上パンチと、前記インナ
    ーフランジ形状の粉末成形品のボス部または前記アウタ
    ーフランジ形状の粉末成形品のフランジ部を下方から加
    圧する下第1パンチと、前記インナーフランジ形状の粉
    末成形品のフランジ部または前記アウターフランジ形状
    の粉末成形品のボス部を下方から加圧する下第2パンチ
    とを備え、前記下第1パンチと下第2パンチとは同心状
    に配設されたサイジング用プレス装置であって、前記プ
    レス装置には、前記下第1パンチと下第2パンチとを同
    時に押上げて各パンチでサイジングされた後の粉末成形
    品を所定の中間位置まで抜き出す抜き出し手段と、前記
    インナーフランジ形状の粉末成形品の場合には前記下第
    1パンチを前記アウターフランジ形状の粉末成形品の場
    合には前記下第2パンチを選択して押圧可能な切換え機
    構を備えた段差抜き出し手段が設けられ、この段差抜き
    出し手段が前記中間位置まで抜き出された粉末成形品の
    ボス部を押出すようにしたことを特徴としたサイジング
    用プレス装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100716955B1 (ko) * 2000-09-29 2007-05-10 삼성전자주식회사 광커넥터 제조방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5450885U (ja) * 1977-09-16 1979-04-09
JPS5549853U (ja) * 1978-09-25 1980-04-01

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