JPH0376822B2 - - Google Patents
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- JPH0376822B2 JPH0376822B2 JP60030809A JP3080985A JPH0376822B2 JP H0376822 B2 JPH0376822 B2 JP H0376822B2 JP 60030809 A JP60030809 A JP 60030809A JP 3080985 A JP3080985 A JP 3080985A JP H0376822 B2 JPH0376822 B2 JP H0376822B2
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- extruded
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D28/00—Producing nets or the like, e.g. meshes, lattices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、厚さ方向の網目の大きさ(密度)
が異なつた熱可塑性樹脂の細条からなる熱可塑性
樹脂製の立体網状体を製造する方法に関する。 〔従来の技術〕 熱可塑性樹脂の細条からなる立体網状体として
は、従来から溶融した樹脂の細条を下向きのノズ
ルから紡出下降させ、軟化状態で蛇行屈曲させる
とともに接触部を融着させ、直ちに水等の冷却液
体に接触させて固化する方法が知られている(特
公昭52−14347号公報、特公昭56−3941号公報、
特開昭50−25869号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、前記特公昭52−14347号公報に記載さ
れた方法では、ドラムに接触した部分が平滑とな
り僅かに他の面に比べ密度が高くなるものの、厚
み方向の密度の差は小さく、また冷却に水を使用
するためにその後の乾燥にエネルギーを必要とし
経済的でない。 また、前記特公昭56−3941号公報に記載された
方法は、下降する多数の細条をその両表面から乱
流を吹き付けることによつて細条の屈曲を複雑化
しようとしている。そこで、細条の紡出速度、引
取速度、熱風の温度等を変えることによつて、全
体の密度を変えることは可能であるとしても、厚
み方向に密度の異なる立体網状体は得られない。 更に、前記特開昭50−25869号公報に記載した
方法では、コンベアを上下動させること及び細条
の紡出速度とコンベアの相対速度により全体の密
度は変えられるが、この方法も同様に厚み方向の
密度を変えることはできない。 この発明はこれらの問題を解決し、細条の網目
の大きさが厚み方向で異なり、クツシヨン材、フ
イルタ材としての用途の広い熱可塑製立体網状体
を押出成形法により少ない工程で製造しようとす
るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、押出成形法により厚み方向に密度
が変化した熱可塑性樹脂製立体網状体を製造する
ものであつて、押出機先端に付設した口金から熱
可塑性樹脂を横方向に押し出すにあたり、前記口
金に多数の押出孔を配設し、この押出孔の径がD
であるときの押出孔の間隔Lを2D以上15D以下
とし、この押出孔から押し出した多数の細条を賦
形装置内に導き、この賦形装置内もしくはその直
前において、上方から冷却用気体を前記多数の細
条に吹き付けつつ、0.5VD/L≦v≦4.0VD/L
(ただし、v<Vであつて、vは引取速度、Dは
押出孔の径、Vは押出孔から自由に押出したとき
の細条の押出速度を表す)の範囲の引取速度で引
き取ることを特徴とする。 〔作用〕 この発明方法を図面を参照して説明する。 第1図はこの発明方法の実施態様を示す側面図
であり、1は押出機、2は押出機の先端に付設し
た口金、3は賦形装置、4は冷却気体噴出用の冷
却ノズル、5は引取機である。 口金2は、第2図に拡大して示すように、孔径
がDmmの押出孔21が多数規則的もしくは不規則
的に配設されたものであり、その押出孔21…の
包絡外形は、製造しようとする立体網状体の断面
形状とおおむね相似した形状となるように孔間隔
Lを隔てて形成されている。 この孔間隔Lは、2D≦L≦15Dとされている。 賦形装置3、下面に回転ベルト31、上面に回
転ロール32が配置されたものからなる。この回
転ベルト31および回転ロール32の回転は引取
機5の引取速度と同調するのが好ましい。上面の
回転ロール32に近接して冷却ノズル4が配置さ
れ、押し出される多数の細条に上方から、冷却用
気体を吹き付けるようにされている。この冷却ノ
ズル4はスリツト孔もしくは小孔からなる。 この発明において、冷却用気体は、口金2から
押し出されたときの細条の樹脂温度より30℃以上
低いものであることが好ましい。 なお、冷却ノズル4は回転ロール32の直前
(口金2側)に設けてもよい。 賦形装置3としては、上記のもの以外に、複数
のロールを共桁状に組んで筒状にしたもの、或い
は固定した後を上下左右に配置して筒状にしたも
の等を用いることができる。これらのロールを組
んだものではその間隙から、また固定した板から
なるものでは、上面に設けた多数の細孔または細
隙から冷却用気体を噴出するようにする。 なお、Aは口金2から押し出され、賦形装置3
において賦形され、引取機5により引き取られる
立方網状体である。 押出機1内で溶融された熱可塑剤樹脂は口金2
の多数の押出孔21から細条化されて押出され、
賦形装置3内に導入され、引取機5により引き取
られる。 この多数の細条の引取機5による引取速度v
は、口金2から自由に押し出される速度Vに対し
次の条件とされる。ただし、v/Vとする。 0.5VD/L≦v≦4.0VD/L このような条件のもとで細条は賦形装置3内で
蛇行屈曲しつつ移動して、発泡細条の接触部分が
相互に融着し、賦形装置3の内面の断面形状とほ
ぼ同じ断面形状を持つ立体網状体Aとなつて引取
機5により引取られる。 この発明において、樹脂に発泡剤を添加して成
形すれば、細条を発泡したものとすることがで
き、その他必要に応じ、着色剤、安定剤、帯電防
止剤、充填剤、可塑剤等を樹脂に添加してもよ
い。 この発明においては、口金の押出孔の径及び間
隔を前記した範囲にし、かつ、押出速度と引取速
度との関係を、口金の押出孔の径及び間隔との関
係で前記した特定の範囲にするとともに、賦形装
置3内またはその直前において上面から冷却用気
体を吹き付けることにより、口金2の多数の押出
孔3から押出された細条は、蛇行屈曲する際に、
吹き付けられた気体によつて上面に近い部分は強
く下面に行くに従い弱く冷却されることになる。
そこでより強く冷却された細条は剛性が増して蛇
行屈曲のピツチが大きくなるのである。 従つて、網目は上面部分で大きく、下面に行く
に従つて小さくなり、これに伴つて嵩密度も上面
程高くなるような厚み方向に密度の異なる立体網
状体が得られる。 この場合、押出孔21の孔間隔Lが2D未満の
場合には、細条が充分に蛇行屈曲せず、嵩高い立
方網状体が得られない。また、間隔Lが、15Dを
越えるような大きな間隔になると、細条の融着が
不十分となつて所望の断面形状のものを得ること
が難しくなる。 一方、細条の引取速度vが、0.5VD/Lより小
さい場合には細条が賦形装置3の領域内で詰まつ
て引取りが難しくなる。また、得られる立方網状
体Aの表面がささくれ立つて外観が損なわれた
り、嵩高なものを得にくい。 更に、引取速度vが、4.0VD/Lを越える場合
には、全く蛇行しなくなつたりして、細条相互の
融着が不完全となる。 この発明において、使用する熱可塑性樹脂とし
ては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リメチルメタアクリレート等の単独重合体、これ
らの重合体の単量体と共重合可能な単量体との共
重合体、またはこれらの単独重合体もしくは共重
合体の混合物が使用される。 〔実施例〕 装置; 押出機:口径50mm、バレス長さ1000mm 口金:直径1mmの押出孔を5段5列に配設した板
体、押出孔間隔7mm。 賦形装置:幅800mm、長さ1000mmの回転ベルト
(下面、ベルトは40メツシユのステンレス網))
及び幅800mm、直径30mmのロール(下面)。この
回転ロールに近接して2mmのスリツトを有する
幅800mmの冷却ノルズを設置。 樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体 (ウルトラセンUE54 東洋ソーダ社) 押出速度(V);10m/分 上記の装置で、170℃の樹脂温度で口金から押
出した細条を下面のベルトと上面のロールとを30
mmの間隔に保持した賦形装置に導き、冷却ノズル
から3m2/分の割合で20℃の空気を吹き付けなが
ら、引取速度をそれぞれ1.0、5.0m/分の2段階
に変化させて引き取つた。 その結果得られた製品は第1表に示したとおり
であつた。 なお、引取速度をこの発明の範囲外の0.5、7.0
m/分とした他は上記実施例と同様にして実験し
た結果を比較例1及び2として第1表に示した。 また、引取速度をそれぞれこの発明の範囲内の
1.0、3.0、5.0m/分とし、冷却ノルズでの冷却用
気体の吹きつけを停止した以外は上記と同様にし
て実験した結果を比較例3〜5として第1表に併
せて示した。
が異なつた熱可塑性樹脂の細条からなる熱可塑性
樹脂製の立体網状体を製造する方法に関する。 〔従来の技術〕 熱可塑性樹脂の細条からなる立体網状体として
は、従来から溶融した樹脂の細条を下向きのノズ
ルから紡出下降させ、軟化状態で蛇行屈曲させる
とともに接触部を融着させ、直ちに水等の冷却液
体に接触させて固化する方法が知られている(特
公昭52−14347号公報、特公昭56−3941号公報、
特開昭50−25869号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、前記特公昭52−14347号公報に記載さ
れた方法では、ドラムに接触した部分が平滑とな
り僅かに他の面に比べ密度が高くなるものの、厚
み方向の密度の差は小さく、また冷却に水を使用
するためにその後の乾燥にエネルギーを必要とし
経済的でない。 また、前記特公昭56−3941号公報に記載された
方法は、下降する多数の細条をその両表面から乱
流を吹き付けることによつて細条の屈曲を複雑化
しようとしている。そこで、細条の紡出速度、引
取速度、熱風の温度等を変えることによつて、全
体の密度を変えることは可能であるとしても、厚
み方向に密度の異なる立体網状体は得られない。 更に、前記特開昭50−25869号公報に記載した
方法では、コンベアを上下動させること及び細条
の紡出速度とコンベアの相対速度により全体の密
度は変えられるが、この方法も同様に厚み方向の
密度を変えることはできない。 この発明はこれらの問題を解決し、細条の網目
の大きさが厚み方向で異なり、クツシヨン材、フ
イルタ材としての用途の広い熱可塑製立体網状体
を押出成形法により少ない工程で製造しようとす
るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、押出成形法により厚み方向に密度
が変化した熱可塑性樹脂製立体網状体を製造する
ものであつて、押出機先端に付設した口金から熱
可塑性樹脂を横方向に押し出すにあたり、前記口
金に多数の押出孔を配設し、この押出孔の径がD
であるときの押出孔の間隔Lを2D以上15D以下
とし、この押出孔から押し出した多数の細条を賦
形装置内に導き、この賦形装置内もしくはその直
前において、上方から冷却用気体を前記多数の細
条に吹き付けつつ、0.5VD/L≦v≦4.0VD/L
(ただし、v<Vであつて、vは引取速度、Dは
押出孔の径、Vは押出孔から自由に押出したとき
の細条の押出速度を表す)の範囲の引取速度で引
き取ることを特徴とする。 〔作用〕 この発明方法を図面を参照して説明する。 第1図はこの発明方法の実施態様を示す側面図
であり、1は押出機、2は押出機の先端に付設し
た口金、3は賦形装置、4は冷却気体噴出用の冷
却ノズル、5は引取機である。 口金2は、第2図に拡大して示すように、孔径
がDmmの押出孔21が多数規則的もしくは不規則
的に配設されたものであり、その押出孔21…の
包絡外形は、製造しようとする立体網状体の断面
形状とおおむね相似した形状となるように孔間隔
Lを隔てて形成されている。 この孔間隔Lは、2D≦L≦15Dとされている。 賦形装置3、下面に回転ベルト31、上面に回
転ロール32が配置されたものからなる。この回
転ベルト31および回転ロール32の回転は引取
機5の引取速度と同調するのが好ましい。上面の
回転ロール32に近接して冷却ノズル4が配置さ
れ、押し出される多数の細条に上方から、冷却用
気体を吹き付けるようにされている。この冷却ノ
ズル4はスリツト孔もしくは小孔からなる。 この発明において、冷却用気体は、口金2から
押し出されたときの細条の樹脂温度より30℃以上
低いものであることが好ましい。 なお、冷却ノズル4は回転ロール32の直前
(口金2側)に設けてもよい。 賦形装置3としては、上記のもの以外に、複数
のロールを共桁状に組んで筒状にしたもの、或い
は固定した後を上下左右に配置して筒状にしたも
の等を用いることができる。これらのロールを組
んだものではその間隙から、また固定した板から
なるものでは、上面に設けた多数の細孔または細
隙から冷却用気体を噴出するようにする。 なお、Aは口金2から押し出され、賦形装置3
において賦形され、引取機5により引き取られる
立方網状体である。 押出機1内で溶融された熱可塑剤樹脂は口金2
の多数の押出孔21から細条化されて押出され、
賦形装置3内に導入され、引取機5により引き取
られる。 この多数の細条の引取機5による引取速度v
は、口金2から自由に押し出される速度Vに対し
次の条件とされる。ただし、v/Vとする。 0.5VD/L≦v≦4.0VD/L このような条件のもとで細条は賦形装置3内で
蛇行屈曲しつつ移動して、発泡細条の接触部分が
相互に融着し、賦形装置3の内面の断面形状とほ
ぼ同じ断面形状を持つ立体網状体Aとなつて引取
機5により引取られる。 この発明において、樹脂に発泡剤を添加して成
形すれば、細条を発泡したものとすることがで
き、その他必要に応じ、着色剤、安定剤、帯電防
止剤、充填剤、可塑剤等を樹脂に添加してもよ
い。 この発明においては、口金の押出孔の径及び間
隔を前記した範囲にし、かつ、押出速度と引取速
度との関係を、口金の押出孔の径及び間隔との関
係で前記した特定の範囲にするとともに、賦形装
置3内またはその直前において上面から冷却用気
体を吹き付けることにより、口金2の多数の押出
孔3から押出された細条は、蛇行屈曲する際に、
吹き付けられた気体によつて上面に近い部分は強
く下面に行くに従い弱く冷却されることになる。
そこでより強く冷却された細条は剛性が増して蛇
行屈曲のピツチが大きくなるのである。 従つて、網目は上面部分で大きく、下面に行く
に従つて小さくなり、これに伴つて嵩密度も上面
程高くなるような厚み方向に密度の異なる立体網
状体が得られる。 この場合、押出孔21の孔間隔Lが2D未満の
場合には、細条が充分に蛇行屈曲せず、嵩高い立
方網状体が得られない。また、間隔Lが、15Dを
越えるような大きな間隔になると、細条の融着が
不十分となつて所望の断面形状のものを得ること
が難しくなる。 一方、細条の引取速度vが、0.5VD/Lより小
さい場合には細条が賦形装置3の領域内で詰まつ
て引取りが難しくなる。また、得られる立方網状
体Aの表面がささくれ立つて外観が損なわれた
り、嵩高なものを得にくい。 更に、引取速度vが、4.0VD/Lを越える場合
には、全く蛇行しなくなつたりして、細条相互の
融着が不完全となる。 この発明において、使用する熱可塑性樹脂とし
ては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リメチルメタアクリレート等の単独重合体、これ
らの重合体の単量体と共重合可能な単量体との共
重合体、またはこれらの単独重合体もしくは共重
合体の混合物が使用される。 〔実施例〕 装置; 押出機:口径50mm、バレス長さ1000mm 口金:直径1mmの押出孔を5段5列に配設した板
体、押出孔間隔7mm。 賦形装置:幅800mm、長さ1000mmの回転ベルト
(下面、ベルトは40メツシユのステンレス網))
及び幅800mm、直径30mmのロール(下面)。この
回転ロールに近接して2mmのスリツトを有する
幅800mmの冷却ノルズを設置。 樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体 (ウルトラセンUE54 東洋ソーダ社) 押出速度(V);10m/分 上記の装置で、170℃の樹脂温度で口金から押
出した細条を下面のベルトと上面のロールとを30
mmの間隔に保持した賦形装置に導き、冷却ノズル
から3m2/分の割合で20℃の空気を吹き付けなが
ら、引取速度をそれぞれ1.0、5.0m/分の2段階
に変化させて引き取つた。 その結果得られた製品は第1表に示したとおり
であつた。 なお、引取速度をこの発明の範囲外の0.5、7.0
m/分とした他は上記実施例と同様にして実験し
た結果を比較例1及び2として第1表に示した。 また、引取速度をそれぞれこの発明の範囲内の
1.0、3.0、5.0m/分とし、冷却ノルズでの冷却用
気体の吹きつけを停止した以外は上記と同様にし
て実験した結果を比較例3〜5として第1表に併
せて示した。
この発明は、以上説明したとおり、多数の押出
孔を有する口金を使用し、この口金から横方向に
押出された多数の細条を賦形装置内もしくはその
直前においで上面から冷却気体を吹き付け、細条
の上面をより強く冷却しつつ、蛇行屈曲させて接
触部の相互融着を行わせ、所望形状に賦形するも
のであるから、厚み方向の網目の大きさを連続的
に変化させた立体網状体を容易に製造できる。し
たがつて、この立体網状体は、クツシヨン材、フ
イルタ材等として広い用途に供せられる。 また、一つの簡単な工程で製造を行うことがで
き、生産性が高いばかりでなく、冷却に気体を用
いるので乾燥工程が不用で、エネルギーコスト、
設備コスト等も安くなる。
孔を有する口金を使用し、この口金から横方向に
押出された多数の細条を賦形装置内もしくはその
直前においで上面から冷却気体を吹き付け、細条
の上面をより強く冷却しつつ、蛇行屈曲させて接
触部の相互融着を行わせ、所望形状に賦形するも
のであるから、厚み方向の網目の大きさを連続的
に変化させた立体網状体を容易に製造できる。し
たがつて、この立体網状体は、クツシヨン材、フ
イルタ材等として広い用途に供せられる。 また、一つの簡単な工程で製造を行うことがで
き、生産性が高いばかりでなく、冷却に気体を用
いるので乾燥工程が不用で、エネルギーコスト、
設備コスト等も安くなる。
第1図は、この発明方法の実施態様を示す側面
図、第2図は、上記実施例に於ける口金の斜面図
である。 1……押出機、2……口金、3……賦形装置、
4……冷却ノズル、5……引取機。
図、第2図は、上記実施例に於ける口金の斜面図
である。 1……押出機、2……口金、3……賦形装置、
4……冷却ノズル、5……引取機。
Claims (1)
- 1 押出機先端に付設した口金から熱可塑性樹脂
を横方向に押し出すにあたり、前記口金に多数の
押出孔を配設し、この押出孔の径がDであるとき
の押出孔の間隔Lを2D以上15D以下とし、この
押出孔から押し出した多数の細条を賦形装置内に
導き、この賦形装置内もしくはその直前におい
て、上方から冷却用気体を前記多数の細条に吹き
付けつつ、0.5VD/L≦v≦4.0VD/L(ただし、
v<Vであつて、vは引取速度、Dは押出孔の
径、Vは押出孔から自由に押出したときの細条の
押出速度を表す)の範囲の引取速度で引き取るこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂製立体網状体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60030809A JPS61189927A (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 熱可塑性樹脂製立体網状体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP60030809A JPS61189927A (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 | 熱可塑性樹脂製立体網状体の製造方法 |
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JPS61189927A JPS61189927A (ja) | 1986-08-23 |
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