JPH03765B2 - - Google Patents
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- JPH03765B2 JPH03765B2 JP19411182A JP19411182A JPH03765B2 JP H03765 B2 JPH03765 B2 JP H03765B2 JP 19411182 A JP19411182 A JP 19411182A JP 19411182 A JP19411182 A JP 19411182A JP H03765 B2 JPH03765 B2 JP H03765B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/09—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
- G03F7/094—Multilayer resist systems, e.g. planarising layers
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はパターン形成方法とくに放射線感応樹
脂を用いたパターン形成方法に関する。
脂を用いたパターン形成方法に関する。
従来例の構成とその問題点
集積回路の高集積化、高密度化は従来のリソグ
ラフイ技術の進歩により増大してきた。その最小
線幅も1μm前後となつてきており、この加工線
幅を達成するには、高開口レンズを有した縮小投
影法により紫外線露光する方法、基板上に直接描
画する電子ビーム露光法、X線を用いたプロキシ
ミテイ露光法があげられる。しかし、いずれの方
法もスループツトを犠牲にすることなく良好な線
幅制御と高解像度及び良好な段差部のカバレジを
同時に得ることは必然的に凹凸が発生し、放射線
感応性樹脂(以後、レジストと略)を塗布した後
では、凹凸部におけるレジストの膜厚差が発生
し、良好な線幅制御が不可能となる。
ラフイ技術の進歩により増大してきた。その最小
線幅も1μm前後となつてきており、この加工線
幅を達成するには、高開口レンズを有した縮小投
影法により紫外線露光する方法、基板上に直接描
画する電子ビーム露光法、X線を用いたプロキシ
ミテイ露光法があげられる。しかし、いずれの方
法もスループツトを犠牲にすることなく良好な線
幅制御と高解像度及び良好な段差部のカバレジを
同時に得ることは必然的に凹凸が発生し、放射線
感応性樹脂(以後、レジストと略)を塗布した後
では、凹凸部におけるレジストの膜厚差が発生
し、良好な線幅制御が不可能となる。
このことを第1図を用いて説明する。第1図は
従来法により単層レジスト膜を段差部へ塗布し、
その段差部に対して交叉してパターニングを行な
つた状態を示したものである。第1図aは半導体
基板等の基板1上に配線等の段差物2が形成され
ておりその上にレジスト3が塗布された状態の断
面図である。この場合、段差部2がない平坦な基
板1上のレジスト3の膜厚をtR1の厚さに塗布し
た時、段差物2上のレジスト3の膜厚は、レジス
ト自身の粘性と塗布時の回転数により膜厚tR2に
決定される。この時tR1=tR2にすること、つまり
凹凸部でのレジスト膜の膜厚差を皆無にすること
は物理的に不可能である。このようにtR1≠tR2の
膜厚においてパターンを形成した場合の平面図を
第1図bに示す。
従来法により単層レジスト膜を段差部へ塗布し、
その段差部に対して交叉してパターニングを行な
つた状態を示したものである。第1図aは半導体
基板等の基板1上に配線等の段差物2が形成され
ておりその上にレジスト3が塗布された状態の断
面図である。この場合、段差部2がない平坦な基
板1上のレジスト3の膜厚をtR1の厚さに塗布し
た時、段差物2上のレジスト3の膜厚は、レジス
ト自身の粘性と塗布時の回転数により膜厚tR2に
決定される。この時tR1=tR2にすること、つまり
凹凸部でのレジスト膜の膜厚差を皆無にすること
は物理的に不可能である。このようにtR1≠tR2の
膜厚においてパターンを形成した場合の平面図を
第1図bに示す。
これは、段差物パターン2に対して直角に交叉
してレジストパターン3を形成すると、レジスト
パターン3の膜厚tR1の位置でパターン幅がl1と決
定されると、膜厚tR2の位置ではtR1>tR2という関
係があるため、パターン幅はl2とでかつl1>l2と
なり段差部における寸法変換差が発生していま
う。つまり、非常に微細パターンになると良好な
線幅制御が得られず、更に段差物2のエツジ部2
aでは実質上、平坦部の膜厚tR1より厚くなるた
め解像度が低下する。一般に解像度はレジストの
膜厚が薄くなればなるほど向上する。これは放射
線自身の波長によつて微細間隙になると干渉、回
析現象のため入射するエネルギーが減衰してしま
うためである。つまり段差物上のレジスト膜厚差
を少なくするために、ただ単にレジストを厚く塗
布し見掛け上のレジスト膜厚差を軽減しようとし
ても解像度が低下するためにパターン形成上好ま
しくない。
してレジストパターン3を形成すると、レジスト
パターン3の膜厚tR1の位置でパターン幅がl1と決
定されると、膜厚tR2の位置ではtR1>tR2という関
係があるため、パターン幅はl2とでかつl1>l2と
なり段差部における寸法変換差が発生していま
う。つまり、非常に微細パターンになると良好な
線幅制御が得られず、更に段差物2のエツジ部2
aでは実質上、平坦部の膜厚tR1より厚くなるた
め解像度が低下する。一般に解像度はレジストの
膜厚が薄くなればなるほど向上する。これは放射
線自身の波長によつて微細間隙になると干渉、回
析現象のため入射するエネルギーが減衰してしま
うためである。つまり段差物上のレジスト膜厚差
を少なくするために、ただ単にレジストを厚く塗
布し見掛け上のレジスト膜厚差を軽減しようとし
ても解像度が低下するためにパターン形成上好ま
しくない。
このような従来の単層レジストによる段差上で
の解像度、寸法変換差の値を向上するために三層
構造レジスト法などが提案されている。この方法
を第2図を用いて説明する。基板1上に段差部2
が形成され有機膜例えばフオトレジスト4が厚く
塗布され(第2図a)、更に有機膜4上に無機膜
層例えばプラズマ酸化硅素膜など5を形成後、最
上層にレジスト6を薄く塗布する(第2図b)。
次にレジスト層6をパターニングしレジストパタ
ーン6aを得る(第2図c)。レジストパターン
6aを介してドライエツチング技術を用いて無機
膜層パターン5aを得る(第2図d)。
の解像度、寸法変換差の値を向上するために三層
構造レジスト法などが提案されている。この方法
を第2図を用いて説明する。基板1上に段差部2
が形成され有機膜例えばフオトレジスト4が厚く
塗布され(第2図a)、更に有機膜4上に無機膜
層例えばプラズマ酸化硅素膜など5を形成後、最
上層にレジスト6を薄く塗布する(第2図b)。
次にレジスト層6をパターニングしレジストパタ
ーン6aを得る(第2図c)。レジストパターン
6aを介してドライエツチング技術を用いて無機
膜層パターン5aを得る(第2図d)。
最後にレジストパターン6a、無機膜層5aを
介して酸素系ガスプラズマにて有機膜パターン4
aを形成する方法である。
介して酸素系ガスプラズマにて有機膜パターン4
aを形成する方法である。
この三層構造レジストによるパターン形成では
最上層のレジスト6を薄く出来るため解像度が良
く、しかも最下層の有機膜層4を厚く塗布してい
るため基板1上の段差2の影響なくレジストパタ
ーン6aが得られるため寸法変換差が少ない。し
かしドライエツチング技術上の終点検出や、エツ
チング条件が多層にわたるために難しく、しかも
工程時間が長くかかり量産上、経済上好ましくな
い。
最上層のレジスト6を薄く出来るため解像度が良
く、しかも最下層の有機膜層4を厚く塗布してい
るため基板1上の段差2の影響なくレジストパタ
ーン6aが得られるため寸法変換差が少ない。し
かしドライエツチング技術上の終点検出や、エツ
チング条件が多層にわたるために難しく、しかも
工程時間が長くかかり量産上、経済上好ましくな
い。
発明の目的
そこで、従来のように単層レジストを、凹凸を
有する実際の集積回路上にパターン形成する際に
障害となる、パターン寸法変換差とそれに伴なう
解像度の低下を防ぎ、三層構造レジストによるパ
ターン形成方法の経済性、量産性上の欠点を克服
するパターン形成方法を提供することを目的とす
る。
有する実際の集積回路上にパターン形成する際に
障害となる、パターン寸法変換差とそれに伴なう
解像度の低下を防ぎ、三層構造レジストによるパ
ターン形成方法の経済性、量産性上の欠点を克服
するパターン形成方法を提供することを目的とす
る。
発明の構成
本発明は、レジストの膜厚を厚く塗布しながら
も、段差部におけるパターン寸法変換差を少なく
し、かつ解像度の低下を防ぐために、レジストを
2層に塗布することにより厚く塗布しながらかつ
最初に塗布したレジスト膜全面に放射線感応させ
熱処理を加えて、更に第2のレジスト膜を塗布す
る際に、第1のレジスト膜との溶解混合を防ぐた
め第1のレジスト膜表面に第2のレジストを分離
し、再溶解を防止するための処理をハロゲン化合
物溶液を用いて施こし、最後に第1、第2のレジ
スト膜に同時にパターンを形成しようとするパタ
ーン形成方法を提供しようとするものである。
も、段差部におけるパターン寸法変換差を少なく
し、かつ解像度の低下を防ぐために、レジストを
2層に塗布することにより厚く塗布しながらかつ
最初に塗布したレジスト膜全面に放射線感応させ
熱処理を加えて、更に第2のレジスト膜を塗布す
る際に、第1のレジスト膜との溶解混合を防ぐた
め第1のレジスト膜表面に第2のレジストを分離
し、再溶解を防止するための処理をハロゲン化合
物溶液を用いて施こし、最後に第1、第2のレジ
スト膜に同時にパターンを形成しようとするパタ
ーン形成方法を提供しようとするものである。
本発明者らは、数々なる実験から前述の放射線
反応したレジスト膜表面に、溶液を用いて、第2
のレジストと分離が可能でかつ現像性を失なわさ
ない変質層の形成を見い出した。前述の変質層の
形成として、本発明者らは、特願昭57−41273号
(特開昭58−157135号)にてCF4プラズマ照射に
する方法を提案した。しかるに、この方法による
変質層膜は、基板内の均一性や、変質層形成時に
現像性を失なわせない条件は、非常に不安定で時
間的制御性に欠けており、更にインラインプロセ
ス処理には不向きであつた。そこで我々は、再現
性良く、かつインラインプロセスつまり、レジス
ト塗布装置内で処理できる変質層の形成として、
ハロゲン化合物例えばCF4、CCl2F−CClF2、
CCl3F、CCl4、SF6溶液などをスピンオン処理す
ることによつて変質層が形成されることを見い出
した。これはハロゲン化合物溶液をスピンオン処
理することでレジスト表面からハロゲン化合物中
の特にフツ素等の元素が膜中に拡散されるため
に、フツ素等による変質層が形成されると考えら
れる。
反応したレジスト膜表面に、溶液を用いて、第2
のレジストと分離が可能でかつ現像性を失なわさ
ない変質層の形成を見い出した。前述の変質層の
形成として、本発明者らは、特願昭57−41273号
(特開昭58−157135号)にてCF4プラズマ照射に
する方法を提案した。しかるに、この方法による
変質層膜は、基板内の均一性や、変質層形成時に
現像性を失なわせない条件は、非常に不安定で時
間的制御性に欠けており、更にインラインプロセ
ス処理には不向きであつた。そこで我々は、再現
性良く、かつインラインプロセスつまり、レジス
ト塗布装置内で処理できる変質層の形成として、
ハロゲン化合物例えばCF4、CCl2F−CClF2、
CCl3F、CCl4、SF6溶液などをスピンオン処理す
ることによつて変質層が形成されることを見い出
した。これはハロゲン化合物溶液をスピンオン処
理することでレジスト表面からハロゲン化合物中
の特にフツ素等の元素が膜中に拡散されるため
に、フツ素等による変質層が形成されると考えら
れる。
実施例の説明
本発明の実施例を第3図を用いて詳細に説明す
る。実施例としてポジ形レジストの特にポジ形紫
外線レジスト(以後、ポジUVレジスト)を例に
とつて説明する。半導体基板等の基板1上にポジ
UVレジスト7を配線等の段差物2の膜厚より厚
く塗布し表面を平坦にし、ソフトベーキングを施
こす(第3図a)。次にポジUVレジスト7にUV
光10を全面照射することによつて感光したポジ
UVレジスト7aにする(第3図b)。そして更
に感光したポジUVレジスト7aに感光反応が低
下しない程度の熱処理を行ない、更にハロゲン化
合物溶液たとえばCF4、CCl2F・CClF2、CCl4又
はSF6液をポジUVレジスト層7a上にスピン・
オンあるいはデイツプ法において処理してポジ
UVレジスト変質層7bを形成する(第3図c)。
る。実施例としてポジ形レジストの特にポジ形紫
外線レジスト(以後、ポジUVレジスト)を例に
とつて説明する。半導体基板等の基板1上にポジ
UVレジスト7を配線等の段差物2の膜厚より厚
く塗布し表面を平坦にし、ソフトベーキングを施
こす(第3図a)。次にポジUVレジスト7にUV
光10を全面照射することによつて感光したポジ
UVレジスト7aにする(第3図b)。そして更
に感光したポジUVレジスト7aに感光反応が低
下しない程度の熱処理を行ない、更にハロゲン化
合物溶液たとえばCF4、CCl2F・CClF2、CCl4又
はSF6液をポジUVレジスト層7a上にスピン・
オンあるいはデイツプ法において処理してポジ
UVレジスト変質層7bを形成する(第3図c)。
次に第1層目のポジUVレジスト7と同タイプ
の第2のポジUVレジスト8を第1のポジUVレ
ジストの変質層7b上に塗布しベーキングを施こ
す。この際、変質層7bが形成されているため、
第1、第2のポジUVレジスト7,8における第
2のポジUVレジスト8の塗布時の溶解がなく分
離した形で積層形成が可能である(第3図d)。
次にパターンを有したマクス9により光しやへい
部であるクロム部9a以外に紫外線を用いて選択
的に第1、第2のポジUVレジスト7,8を照射
する(第3図e)。そして紫外線照射部以外の第
2のポジUVレジスト8a、第1のポジUVレジ
スト7c、7dを残して現像除去する(第3図
f)。
の第2のポジUVレジスト8を第1のポジUVレ
ジストの変質層7b上に塗布しベーキングを施こ
す。この際、変質層7bが形成されているため、
第1、第2のポジUVレジスト7,8における第
2のポジUVレジスト8の塗布時の溶解がなく分
離した形で積層形成が可能である(第3図d)。
次にパターンを有したマクス9により光しやへい
部であるクロム部9a以外に紫外線を用いて選択
的に第1、第2のポジUVレジスト7,8を照射
する(第3図e)。そして紫外線照射部以外の第
2のポジUVレジスト8a、第1のポジUVレジ
スト7c、7dを残して現像除去する(第3図
f)。
これら一連の工程をえて、レジスト厚を厚く塗
布しながらも微細パターンを、かつ段差部におけ
る寸法変換差を少なくすることができる。
布しながらも微細パターンを、かつ段差部におけ
る寸法変換差を少なくすることができる。
このことをもつと詳細に説明する。第4図に単
層レジスト(ポジ形)の照射特性a、本発明にか
かるパターン形成方法によるレジストの照射特性
bを示した。第4図aは、従来例によるポジUV
レジストのみの照射特性で第1図aや第3図aに
示すtR1あるいはt1を厚くしていくと完全に現像し
うる露光エネルギETは大きくなる。次に第4図
bは、本発明にかかるパターン形成方法による2
層ポジUVレジストの照射特性で第1層、第2層
膜厚(t1+t2)〔第3図参照〕を厚くしても完全
に現像しうる露光エネルギーはほとんど変化量が
ない。つまり、第1層目のポジUVレジストが感
光しているため、選択性が高く、感度の低下がな
いことを証明している。このことはレジスト厚の
変動に露光エネルギーが依存しないので段差部に
おけるレジスト厚の変動にもかかわらず、パター
ン幅変動率が少ないということである。本発明の
実施例〔第3図参照〕と第4図の照射特性の結
果、段差物パターン2上にパターニングしたパタ
ーン3は、従来法によると第5図の点線のごとく
なるが、本発明によるパターン形成方法を用いる
と第5図の実線のごとく寸法変化が少なくなつ
た。
層レジスト(ポジ形)の照射特性a、本発明にか
かるパターン形成方法によるレジストの照射特性
bを示した。第4図aは、従来例によるポジUV
レジストのみの照射特性で第1図aや第3図aに
示すtR1あるいはt1を厚くしていくと完全に現像し
うる露光エネルギETは大きくなる。次に第4図
bは、本発明にかかるパターン形成方法による2
層ポジUVレジストの照射特性で第1層、第2層
膜厚(t1+t2)〔第3図参照〕を厚くしても完全
に現像しうる露光エネルギーはほとんど変化量が
ない。つまり、第1層目のポジUVレジストが感
光しているため、選択性が高く、感度の低下がな
いことを証明している。このことはレジスト厚の
変動に露光エネルギーが依存しないので段差部に
おけるレジスト厚の変動にもかかわらず、パター
ン幅変動率が少ないということである。本発明の
実施例〔第3図参照〕と第4図の照射特性の結
果、段差物パターン2上にパターニングしたパタ
ーン3は、従来法によると第5図の点線のごとく
なるが、本発明によるパターン形成方法を用いる
と第5図の実線のごとく寸法変化が少なくなつ
た。
実施例において、第1、第2のレジストの膜厚
条件は、下地である基板の凹凸の段差量によつて
定めるべきである。そしてレジストの種別に関し
ても、X線、電子ビーム、イオンビーム、紫外
線、遠紫外線のいずれに関しても本発明を適用で
きることは明確である。さらに、第1、第2のレ
ジストとして放射線反応機構は異なるが、同一現
像液で現像可能なものであると好都合である。ま
た実施例において、第3図bの工程とcの工程が
前後逆になつても本発明が可能であることはいう
までもない。
条件は、下地である基板の凹凸の段差量によつて
定めるべきである。そしてレジストの種別に関し
ても、X線、電子ビーム、イオンビーム、紫外
線、遠紫外線のいずれに関しても本発明を適用で
きることは明確である。さらに、第1、第2のレ
ジストとして放射線反応機構は異なるが、同一現
像液で現像可能なものであると好都合である。ま
た実施例において、第3図bの工程とcの工程が
前後逆になつても本発明が可能であることはいう
までもない。
さらに本発明の変質層形成にもとずく具体例を
第6図をもつて詳細に説明する。第6図は、横軸
に第1のレジスト膜厚tR1、ここではAZ1470(シ
ツプレイ社)で、縦軸には第2のレジスト同じく
AZ1470(シツプレイ社)を塗布した総合膜厚tRC
=tR1+tR2を示した。実線は単層レジストの塗布
特性、点線はさらに第2のレジスト1.0μm塗布し
た場合であり、一点鎖線はtR1を1.5μm、二点鎖線
はtR1を2.0μm厚とした時の理論値、各プロツト点
は実験値である。なお変質層形成には、CCl2F−
CClF2溶媒を100秒間スピンオン処理した。第6
図から理論値に各プロツト点がのつておりこれは
第1、第2のレジストの溶解がないことを示して
いる。例えば、前述のハロゲン化合物溶液処理に
よる変質層形成がない場合、tR1を1.0μm、tR2を
1.0μmとした時の総合膜厚tR0は、1.2μm程度に薄
くなり第1、第2のレジストの分離はされず膜厚
の均一性は30%と悪くなる。本発明では、同様の
膜厚条件(tR1;1.0μm、tR2;1.0μm)では、総合
膜厚tR0が2.0μmと2層膜厚を合わせた厚さとな
り、かつ膜厚の均一性は5%以内と、第1、第2
のレジストの溶解がなかつた。
第6図をもつて詳細に説明する。第6図は、横軸
に第1のレジスト膜厚tR1、ここではAZ1470(シ
ツプレイ社)で、縦軸には第2のレジスト同じく
AZ1470(シツプレイ社)を塗布した総合膜厚tRC
=tR1+tR2を示した。実線は単層レジストの塗布
特性、点線はさらに第2のレジスト1.0μm塗布し
た場合であり、一点鎖線はtR1を1.5μm、二点鎖線
はtR1を2.0μm厚とした時の理論値、各プロツト点
は実験値である。なお変質層形成には、CCl2F−
CClF2溶媒を100秒間スピンオン処理した。第6
図から理論値に各プロツト点がのつておりこれは
第1、第2のレジストの溶解がないことを示して
いる。例えば、前述のハロゲン化合物溶液処理に
よる変質層形成がない場合、tR1を1.0μm、tR2を
1.0μmとした時の総合膜厚tR0は、1.2μm程度に薄
くなり第1、第2のレジストの分離はされず膜厚
の均一性は30%と悪くなる。本発明では、同様の
膜厚条件(tR1;1.0μm、tR2;1.0μm)では、総合
膜厚tR0が2.0μmと2層膜厚を合わせた厚さとな
り、かつ膜厚の均一性は5%以内と、第1、第2
のレジストの溶解がなかつた。
発明の効果
以上のように本発明によると、レジストを厚く
塗布することで、段差部の凹凸を軽減することが
でき、かつその上で段差部におけるパターン幅変
動率を減少させ、解像度、感度の低下がない。ま
たレジスト膜厚が厚いため耐ドライエツチング特
性が良好となる。またプラズマ処理がないために
インラインでパターン形成が可能なため量産性、
経済性にも優れた方法である。つまり本発明は今
後の微細化への半導体集積回路の製造に重要な価
値を発揮するものである。
塗布することで、段差部の凹凸を軽減することが
でき、かつその上で段差部におけるパターン幅変
動率を減少させ、解像度、感度の低下がない。ま
たレジスト膜厚が厚いため耐ドライエツチング特
性が良好となる。またプラズマ処理がないために
インラインでパターン形成が可能なため量産性、
経済性にも優れた方法である。つまり本発明は今
後の微細化への半導体集積回路の製造に重要な価
値を発揮するものである。
第1図aは従来の単層レジスト法による段差部
へパターニングした断面図、同bは同aの平面
図、第2図a〜eは従来の三層構造レジスト法の
工程断面図、第3図a〜fは本発明の一実施例に
かかるパターン形成方法の工程図、第4図a,b
は従来例と本発明による照射特性図、第5図は本
発明の実施例にかかるパターン平面図、第6図は
レジスト塗布時の膜厚を示す特性図である。 1……基板、2……段差物、7……ポジレス
ト、7a……感光レジスト、7b……変質層、8
……ポジレジスト。
へパターニングした断面図、同bは同aの平面
図、第2図a〜eは従来の三層構造レジスト法の
工程断面図、第3図a〜fは本発明の一実施例に
かかるパターン形成方法の工程図、第4図a,b
は従来例と本発明による照射特性図、第5図は本
発明の実施例にかかるパターン平面図、第6図は
レジスト塗布時の膜厚を示す特性図である。 1……基板、2……段差物、7……ポジレス
ト、7a……感光レジスト、7b……変質層、8
……ポジレジスト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基板上に第1の放射線感応性樹脂を塗布する
工程と、放射線照射を行ない、前記第1の放射線
感応性樹脂膜を放射線反応させる工程と、前記放
射線反応した前記第1の放射線感応性樹脂にハロ
ゲン化合物溶液にて表面処理をして変質層を形成
する工程と、前記表面処理を施こした第1の放射
線感応性樹脂上に、第2の放射線感応性樹脂を塗
布し、選択的に放射線照射を行なう工程と、現像
処理により前記第1、第2の放射線感応性樹脂膜
を選択的に除去して放射線感応性樹脂パターンを
形成する工程とを含むパターン形成方法。 2 第1及び第2の放射線感応性樹脂を、同一放
射線反応機構を有するものを用いたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載のパターン形成
方法。 3 第1および第2の放射性感応樹脂が、放射線
反応機構は異なるが同一現像液で現像可能な放射
性感応樹脂であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載のパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19411182A JPS5984427A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | パタ−ン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19411182A JPS5984427A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | パタ−ン形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5984427A JPS5984427A (ja) | 1984-05-16 |
JPH03765B2 true JPH03765B2 (ja) | 1991-01-08 |
Family
ID=16319099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19411182A Granted JPS5984427A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | パタ−ン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5984427A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079875B2 (ja) * | 1985-09-19 | 1995-02-01 | 沖電気工業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
GB2442030A (en) * | 2006-09-19 | 2008-03-26 | Innos Ltd | Resist exposure and patterning process |
-
1982
- 1982-11-04 JP JP19411182A patent/JPS5984427A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5984427A (ja) | 1984-05-16 |
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