JPH0376373B2 - - Google Patents

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JPH0376373B2
JPH0376373B2 JP61023909A JP2390986A JPH0376373B2 JP H0376373 B2 JPH0376373 B2 JP H0376373B2 JP 61023909 A JP61023909 A JP 61023909A JP 2390986 A JP2390986 A JP 2390986A JP H0376373 B2 JPH0376373 B2 JP H0376373B2
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JP
Japan
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slope
horizontal
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ground
logs
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JP61023909A
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Koji Takahashi
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JOMO RYOKUSAN KOGYO KK
MASHITA HARUNAGA
Original Assignee
JOMO RYOKUSAN KOGYO KK
MASHITA HARUNAGA
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は法面緑化保護工における丸太伏せ工法
に関するもので、大雨や台風等によつて崩落した
山腹の法面又は人工造成によつてできた道路の切
取法面の排水処理に適し、また、植栽に際して苗
木の根活着するまでの間において、保水性に優
れ、しかも急勾配の斜面においては、基盤層の滑
落防止や凍結融解防止に役立つようにしたことを
目的とする。
〔従来の技術〕
一般にこの種の在来工法のうち、法面保護工に
おいて、丸太による工事として、第4,5図の丸
太法枠工、第6,7図の丸太棚工、第8,9図の
丸太積土工によるものが知られている。
そして、前記の丸太法枠工は、地山1の斜面が
急な場合又は土質条件が悪く法枠工によつて斜面
を長さ2m前後の丸太11を格子状に伏設し、且
つ鉄線12によつて緊結して小ブロツクbに区分
することにより、雨水の集中流下を妨げて浸食防
止を図るもので、水平横方向の丸太は筋工の役割
も果たしている。
また、丸太棚工は、地山1の斜面に幅0.3m程
度の段階を切り付けて杭木13を垂直に打込み、
その背面部に横丸太14を鉄線12で緊結して順
次に積重ねて仕上げる。
さらに、丸太積み土留め工は、石積、コンクリ
ート土留め工等に比べて強度を必要としない小規
模で崩壊地部の土留め工、又は法面切斜面の維持
等のために施工されるもので床堀整地15したう
えで、長さ1.0mの間隔に打込み、これに接して
横木17を入れ、その控木18を間隔0.5m〜1.0
m程度で並べて横木17に鉤釘20等で緊結し、
間〓に土砂・礫類20を詰めて突き固める。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来の各工法については、次の
課題がある。すなわち、丸太法枠工は丸太を縦横
に組んで四角いマス形を作るために斜面が複雑な
形状や凸凹の多い斜面では、十分に整地しないと
施工が困難である。また、マス形の角部の接続個
所は、結束のために丸太の重なり部ができるの
で、その分余計な丸太長さを必要とする。
さらに、丸太棚工においては、杭木の背部に積
重ねた横丸太を1本づつ鉄線で緊結しなければな
らず、しかもその場合、隣接する丸太端同士が〓
間ができないようにしなければならないから、作
業が面倒で且つ熟練を要する。
そしてまた、丸太土留め工は、一般に石材の入
手が困難な個所に施工されるが、腐朽し易い。
しかも、控木によつてできる空〓部分には萱株
や雑草株等を挿入して土砂の流出を防止すると共
に、埋め土の固定を早めるようにしなければなら
ない。
〔課題を解決するための手段〕
上記従来技術の課題を解決するために本発明
は、法面保護工における丸太伏せ工法において、
地山傾斜面の法肩から法先において一定間隔を保
持しながら略平行複数段に横方向に向かつて10%
〜20%の勾配角度で複数本の所定長さの丸太で連
続山形を成す横筋を設け、前記地山傾斜面に伏設
した連続山形の下り勾配同士で隣接する横筋端面
の対峙部位に法肩から法先近くに至るまでの縦方
向に排水溝路を形成すると共に、その排水溝路表
面に緑化基盤材層を形成し、前記の横筋を形成す
る各段の横筋間の傾斜面に吹付け厚さが略均一の
緑化基盤層を形成するものである。
〔作用〕
上記の手段に基づく作業手順ないし作用を説明
する。
まず、法面の横方向の距離に合わせて所定の長
さに切り揃えた丸太を法面下部の横方向におい
て、所定角度の勾配で、上がり勾配と下り勾配と
が交互に組合わさる連続山形を形成して伏設し
て、これを横筋とする。次に、これと同じ連続山
形の横筋を順次上位方向に向かつて一定間隔を保
持しながら法肩に至るまで略平行複数段に伏設し
ていく。そして、法長範囲における各段の横筋間
隔の斜面に緑化基盤層を形成する。
また、法面に伏設した連続山形の丸太の谷部分
の合わさる端面同士の間に法肩から法先に向かう
縦方向の排水溝路を形成する。
この状態において、降雨があると、階段状に伏
説した各段の傾斜勾配の丸太筋によつて雨水の分
散の役目をする。また、雨水の一部は丸太に吸収
され、その乾燥時には放出作用をする丸太筋の略
直上位置に施した植栽工の枯渇を防ぐと共に、法
長方向の丸太筋間の基盤層の保水性を維持する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を以て説明する。
第1,2図において、1は地山、2は地山の傾斜
面において階段状に一定間隔Hを保持し、且つ各
階段毎に横方向に向かつて約3m程度の長さを有
する複数本の丸太21・22・23・24……2nを
適度の集水機能を発揮できる勾配角度θで連続山
形になるようにして載置し、且つアンカー3で固
定伏設した横筋、4は上下方向の階段毎に隣り合
う横筋間の地山に均一厚さになるように吹付け形
成した緑化基盤層である。前記の緑化基盤層の形
成手段は、本出願人等の特許に係る特許第992813
号の通称ピーエム緑化工法と呼称する手段を適用
する。すなわち、当該ピーエム緑化工法とは、種
子、肥料、フアイバー、コンニヤクの飛粉及び水
を混合して設定厚さ、例えば3cm、又は5cm若し
くは10cmに吹付けることを特徴とコンニヤクの飛
粉による種子吹付け工法である。なお、この場
合、必要に応じて山砂を加えて混合することもあ
る。
第3図において、5は地山傾斜面の法肩9から
法先10に至るまでの間に伏設した連続山形の下
り勾配同士で隣接する丸太21・22,23・24
……2n等の端部21′・22′,23′,24′……の近
接した対峙部位において、縦方向に形成した排水
溝路、6はその排水溝路の表面に吹付けた緑化基
盤層4と略同質の基盤材層である。
前記の地山傾斜面における各階段毎の水平横方
向に向かつて連続山形を成す勾配角度θは、10%
〜20%に設定するものとする。また、図中7は上
下方向に伏設した横筋間に厚さが略均一になるよ
うに吹付けて形成した基盤層4に植裁工を施した
苗木類、8は横筋2の直上位置における保水層部
を示す。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成であるから、次のような効
果がある。すなわち、地山傾斜面の法肩から法先
において、一定間隔を保持しながら略平行複数段
に水平横方向に向かつて10%〜20%の勾配角度で
複数本の所定長さの丸太で連続山形を成す横筋を
設けたことにより、横筋に自然木材たる丸太を用
い、それも余り用途がない間伐材の使用により、
その間伐材の有効利用が図れる。
そして、崩壊した地山の状況に応じて、現場で
機械鋸等により、長さ調節も可能である。
また、連続山形の勾配が急にすぎず、且つ緩や
かすぎない適正な勾配に設定してあるから、縦排
水溝路への集水効率が良好である。
次に、前記地山傾斜面に伏設した連続山形の下
り勾配同士で隣接する横筋端面の対峙面に法肩か
ら法先近くに至るまでの縦排水溝路を形成すると
共に、その排水溝路表面に緑化基盤材層を形成し
たことにより、連続山形の横筋の下り勾配によつ
て集水した雨水を、特別の機材を用いることな
く、地山に形成した縦排水溝路によつて確実に法
先まで誘導排水することができる。
また、その縦排水溝路の表面は、ピーエム緑化
工法による基盤材層が形成されているから、排水
溝路の硬度が上がり、雨水の排水圧力で抉り取ら
れる恐れもなく自然排水溝路でありながら強固で
ある。しかも、その排水溝路は横筋間の緑化基盤
層と同一材質であることにより、金属材料や合成
樹脂材料を用いる排水路に比べて美観に優れ、且
つ景観を損なうことがない。
さらに、前記の横筋を形成する各段の横筋間の
傾斜面に厚さが略均一の緑化基盤層を形成するこ
とにより、その緑化基盤層全面を平均した安定性
が法面の崩落をより完全に保護することができ
る。しかも、緑化基盤材層の任意の位置にも植裁
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る丸太伏せ工法の実施例を
示す斜視図、第2図は第1図の2−2線に沿う拡
大断面図、第3図は第1図A部の法先部における
一部の拡大斜視図、第4図から第9図は在来工法
の実施例を示すもので、第4図は丸太法枠工の一
部の平面図、第5図は第4図の5−5線に沿う断
面図、第6図は丸太棚工の一部の正面図、第7図
は第6図の7−7線に沿う断面図、第8図は丸太
積土留工の一部の正面図、第9図は第8図の9−
9線に沿う断面図である。 1……地山、2……丸太により形成した横筋、
3……アンカー、4……緑化基盤層、5……縦方
向に形成した排水溝路、6……排水溝路の基盤
層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地山傾斜面の法肩から法先において一定間隔
    を保持しながら略平行複数段に横方向に向かつて
    所定の勾配角度で複数本の所定長さの丸太で連続
    山形を成す横筋を設け、前記地山傾斜面に伏設し
    た連続山形の下り勾配同士で隣接する横筋端面の
    対峙部位に法肩から法先近くに至るまでの縦方向
    に排水溝路を形成すると共に、その排水溝路表面
    に緑化基盤材層を形成し、前記の横筋を形成する
    各段の横筋間の傾斜面に吹付け厚さが略均一の緑
    化基盤層を形成することを特徴とする法面緑化保
    護工における丸太伏せ工法。
JP2390986A 1986-02-07 1986-02-07 法面緑化保護工における丸太伏せ工法 Granted JPS62182316A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0723614B2 (ja) * 1988-03-08 1995-03-15 上毛緑産工業株式会社 法面緑化工事における植生基盤の形成方法
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JPS5335921U (ja) * 1976-09-03 1978-03-29
JPS5614814A (en) * 1979-07-16 1981-02-13 Honda Motor Co Ltd Manufacture of rocker arm

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