JPH037598A - N―アシルアルキルアミンの製造方法 - Google Patents

N―アシルアルキルアミンの製造方法

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JPH037598A
JPH037598A JP12431490A JP12431490A JPH037598A JP H037598 A JPH037598 A JP H037598A JP 12431490 A JP12431490 A JP 12431490A JP 12431490 A JP12431490 A JP 12431490A JP H037598 A JPH037598 A JP H037598A
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JP
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methyl
phenylpropylamine
acyl
omega
phenylalkylamine
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JP12431490A
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Gareth T Phillips
ガレス・トーマス・フイリツプス
Haram Sears Jeremy
ジエレミー・ハーラム・シアーズ
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は或種の(R) −N−アシル−1−メチル−オ
メガ−フェニルアルキルアミンの製造方法に関するもの
である。このような化合物は医薬品の製造における中間
体としての用途が見い出されている。
〔発明の背景〕
N−保護型(窒素原子が保護されている)(且)−1−
メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンは多くの医薬
品の製造における中間体としての用途が見い出されてい
る。この問題としている医薬品の1つはデイレバロール
(dilevalol)、すなわち(且、且)−ラベク
ロール(l al)6 ta lo 1)  としても
知られている(R)−1−ヒドロキシ−2−((R) 
−(1−メチル−3−フェニルプロピル)アミノコエチ
ルサリチルアミドである。デイレバロールは血圧降下薬
であって、欧州特許出願公開公報第009702号に記
載されている。
欧州特許出願公開公報第009702号によれば、デイ
レバロールは、N−保護型(R)−1−メチル−3−フ
ェニルプロピルアミンを〇−保護型4−ヒドロキシ−ア
ルファーフロム−3−カルバモイルアセトフェノンと反
応させ;その生成物を還元して異性体混合物を形成させ
、ついでこの混合物からN、O−保護型(R)−1−ヒ
ドロキシ−2−〔(且)−(1−メチル−3−フェニル
プロピル)アミノコエチルサリチルアミドを分離させ;
そして保護基を除去してデイレバロール、または医薬品
として受は入れることができるその塩を形成させること
からなる、多段階方法によって、前記N−保護型アミン
から製造することができる。この方法に使用されるN−
保護型(且)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミ
ンはN−保護型−1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミンのラセミ体を分解することによって製造される。
この明細書に示されているN−保護型−1−メチル−3
−フェニルプロピルアミンの例は、ベンジルアミンをベ
ンジルアセトンと反応させてから、その生成したシッフ
塩基を還元するか、あるいは1−メチル−3−フェニル
プロピルアミンのラセミ体をベンジル化することによっ
て製造できるN−ベンジル誘導体である。
N−(5i41型1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミンの且鏡像体の製造は特に費用がかかるので、それの
改良された製法を見い出す多くの試みが提案されてきた
米国特許第4.658.060号に記載されている一つ
の試みでは、N−保護用の基が旋光性1−フェニルエチ
ル基になっている。且鏡像体は(B、)−アルファーメ
チルベンジルアミンをベンジルアセトンと反応させ、つ
いでこれを還元して、慣用の物理的方法で所望の(R,
R)−ジアステレオマーを分離できる異性体混合物を形
成させることによって製造される。この方法の欠点は旋
光性の出発原料、すなわち(R)−アルファーメチルベ
ンジルアミンを必要とするということであった。
特開昭63−54351号公報に記載されている別の方
法では、(R)−1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミンは、これに対応する且アジドの還元によって製造さ
れ、このアジドは、ベンジルアセトンを微生物で不整還
元して(旦)−1−メチル−3−フェニルプロパツール
を生成させ:このアルコールをこれに対応スる(S) 
−p−トルエンスルホネートに転化し;そしてこの生成
物を金属アジ化物と反応させて所望の(R)−1−メチ
ル−3−フェニルプロピルアジドを生成させることから
なる多段階プロセスによって製造される。しかしながら
、この方法は多数の段階を含むので魅力がない。
特開昭63−237796号公報に記載されているもう
一つの試みにおいては、旦鏡像体を優先的に代謝できる
微生物を使用して、(R)−1−メチル−3−フェニル
プロピルアミンをそのラセミ体から製造している。
より一般的には、或範囲にわたるN−p−アミノフェニ
ルアセチルアミノ誘導体のユおよび旦鏡像体の製造がロ
ッジ(Ilossi)等によって試みられてきた(ジャ
ーナル・サブ・ジ・オーガニック・ケミストリイー (
J、Org、 Chem、)、第44巻、第13号、1
979年、第2222頁〜第2225頁)。これらの鏡
像体は生体触媒としてベンジルペニシリンアシラーゼ(
benzylpenicillinacylase)を
使用して選択的に製造される。特に、ロッジ等は、対応
するラセミ化合物から、それぞれ光学純度19%および
58%の収率でN−p−アミノ−1−フェニルアセチル
−1−フェニルエチルアミンおよびN−p−アミノ−1
−フェニルアセチル−1−フェニル−n−プロピルアミ
ンの且鏡像体を製造した。
しかしながら、生体触媒のベンジルペニシリンアシラー
ゼはその活性が限定されていて、アシル基がフェニルア
セチル誘導体であるN−アシル−1−メチル−オメガ−
フェニルアルキルアミンに対してしか活性でないことが
判明した。このような方法を商業的に適用するに当って
は、構造が簡単な基は医薬の最終製品を製造する間に結
局除去されて失われるので、このような構造が簡単な基
の範囲からN−保護用基を選択できることが非常に望ま
しい。
最も驚くべきことには、生体触媒の使用を含む、或種の
(R)−N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルア
ルキルアミンの新しくてを利な製造方法がここに発見さ
れた。
〔発明の構成〕
したがって、本発明は、旦鏡像体のN−アシル基を立体
選択的に加水分解できる生体触媒にN−アシル−1−メ
チル−オメガ−フェニルアルキルアミンを供給し、つい
で優勢的にR鏡像体の形で残っているN−アシル−1−
メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンを回収するこ
とを含む、優勢的に且鏡像体の形の、アシル基が脂肪族
アシル基であり、かつアルキル基が1〜3個の炭素原子
を有する、N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニル
アルキルアミンの製造方法を提供するものである。
〔発明の詳細な説明〕
本発明方法によって、99.5%を超える鏡像体純度を
有する(R)−N−アシル−1−メチル−オメガ−フェ
ニルアルキルアミンを高収率で製造できることがわかっ
た。鏡像体純度は100%×〔且鏡像体]/(〔且鏡像
体〕+〔盈鏡像体])と定義される。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンは、好ましくはラセミ混合物の形で生体触媒に供給
される。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンの中のアシル基は好ましくはアルカノイル基、アル
コキシカルボニル基またはホルミルである。アルカノイ
ル基は好ましくは2〜6個の炭素原子、より好ましくは
2〜4個の炭素原子を有し、アセチルが特に好ましい。
アルコキシカルボニル基は好ましくは2〜6個の炭素原
子、より好ましくは2〜4個の炭素原子を有し、メトキ
シカルボニルが特に好ましい。アシル基は最も好ましく
はアセチルである。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンの中のアルキル基は1〜3個の炭素原子を有する。
アルキル基は好ましくはプロピルである。
生体触媒は微生物、特に細菌、菌類または酵母、あるい
は植物または動物の細胞、またはそれらの抽出物、また
は酵素であり得る。好ましくは生体触媒は微生物1.そ
れの抽出物または酵素である。
より好ましくは生体触媒はロドコッカス(Rhodo−
匹匹旦L1バシラス(Bacillus) 、アルスロ
バクタ−Arthrobacterおよびコリネバクテ
リウムCor nebacterium)属から選ばれ
た微生物である。
本発明方法において生体触媒として使用できる微生物の
具体的な例は、コリネバクテリウム・シュードジフセリ
チクムCor nebacterium  匹l可と−
cti htheritfcum) NCIMB 40
145 、ロドコッカス−q垣世旦藏!シ組)種NCI
MB 40139 ;アルスロバクタ−」狛上匹崩立匡
d種NCIMB40140 ?アルスロバクターfAm
匹地立l吐種NCIMB 40141 ;コリネバクテ
リウム、包y1ル±鱈1虹士徂)種NCIMB 401
42 iコリネバクテリウム Cor nebacte
rium種NCIMB40143およびコリネバクテリ
ウム(C9LyM−7種NGIMB 40144であっ
て、これらはすべて1989年5月9日、英国、アバデ
ィーンAB9 8DG、アベイ・ロード(Abbey 
Road)135、P、 O,Box 31のナショナ
ル・コレクションズ・サブ・インダストリアル・アンド
・マリーン・バクテリア有限会社;トリー研究所(Na
tional  Co11ections of In
dustrial andMarine Bacter
ia Ltd; Torry Re5earch 5t
ation)に寄託されている。本方法において生体触
媒として使用できる微生物の別の具体的な例はバシラス
」互剋土廊搬一種NCIMB 40245およびバシラ
ス孤匹旦り旦種NCIMB 40246であって、両者
は1989年12月21日、英国、アバディーン AB
98DG、アベイ・ロード135、P、 0. Box
 31のナショナル・コレクションズ・サブ・インダス
トリアル・アンド・マリーン・バクテリア有限会社、ト
リー研究所に寄託されている。
本発明方法において使用するのに適した微生物は、アセ
トアミド、例えばN−第二プチル−アセトアミドによっ
て生育できる微生物を識別する選別方法によって土壌試
料から分離された。
微生物を生体触媒として使用するとき、それは増殖状態
または非増殖状態のいずれにあってもよい。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンの加水分解は通常、微生物細胞全体の存在下で遂行
されるけれども、加水分解酵素系は加水分解を遂行する
前に、微生物から完全にまたは部分的に抽出しておくこ
とができる。不必要な分離、酵素の精製および酵素の固
定化を避けるために、酵素は通常少なくとも若干の細胞
成分とともに存在している。細胞と合体させるとき、こ
れらの細胞は、酵素成分自体が加水分解の進行を許す活
性でかつ安定な形を保持する限り、生きているか、ある
いは何らかの方法で処理されてもとのままの形で死んで
いるか、あるいは細胞自体固定化されて随意に均質化さ
れているかのいずれであってもよい、酵素の加水分解活
性が完全に維持される限り、酵素または細胞の固定化は
当該技術で公知のどの方法によって遂行してもよい。
微生物は好ましくは、加水分解に使用される前に約1〜
10日間培養し、その後細胞を液体の塩培地、好ましく
はできるだけ少量の液体栄養培地中に分散させ、そして
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンに細胞の作用を受けさせる。加水分解に使用される
微生物を増殖させるためには、有機栄養源のための薬剤
(例えば酵母エキス、麦芽エキスペプトン、肉エキス等
)および無機栄養源のための薬剤(例えば燐酸塩、マグ
ネシウム、カリウム、亜鉛、鉄およびその他の微量の金
属)とともに同化可能な炭素S<例えばグルコース、ラ
クテート、サッカロース等)、窒素源(例えば硫酸アン
モニウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム等)を
含む通常の培地を、アセトアミド誘導物質(例えばアセ
トアミドまたはN−アルキルアセトアミド、例えばN−
第二ブチルアセトアミド)または必要ならば、好ましく
はチオアセトアミド(例えばチオアセトアニリド)と−
緒に使用することができる。これの代りに培地として、
塩に加えてアセトアミド(例えばN−第二ブチルアセト
アミド)またはチオアセトアミドを含む培地が使用され
る。
微生物の生育中に0〜45°Cの温度および3.5〜8
のPHが維持される。
好ましくは微生物は20〜37°Cの温度および4〜8
のpHで生育される。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンの加水分解中には、必要な場合の有機栄養源のため
の薬剤(例えば酵母エキス、塩エキス、ペプトン、肉エ
キス等)および必要な場合の無機栄養源のための薬剤(
例えば燐酸塩、マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄およ
びその他の微量の金属)とともに必要な場合の同化可能
な炭素a(例えばグルコース、ラクテート、サッカロー
ス、フルクトース、グリセロール等)、必要な場合の窒
素源(例えば硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、塩
化アンモニウム等)を含む通常の培地を使用することが
できる。好ましくはN−アシル−1−メチル−オメガ−
フェニルアルキルアミンの加水分解中に、微生物は無機
培地を使用して実質的に非増殖状態に保持される。微生
物は、塩(例えば塩化ナトリウム、燐酸カリウム等)を
含む水性培地、または水単独の中で、例えば同化可能な
炭素源の排除の下に、あるいは窒素源の排除の下に非増
殖状態の形で使用することができる。
この段階中に0〜45°Cの温度および3.5〜9のp
Hが維持される。好ましくは微生物は20〜37°Cの
温度および4〜8のpHに維持される。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンは、有利には、1−200g/j!、好ましくは少
なくとも5 g/j2の濃度で生体触媒に供給すること
ができる。
主として且鏡像体の形にある残りのN−アシル−1−メ
チル−オメガ−フェニルアルキルアミンは、このような
生成物自体についてそれ自体公知であるいずれかの方法
、例えばブイヨンからの分別結晶または酸/塩基/溶媒
の分画抽出(diHerential extract
ion)によって回収し、そして精製することができる
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンの且鏡像体の製造の他に、本発明方法はまた、これ
に対応する1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミ
ンの旦鏡像体を製造するためにも使用できる。本方法に
おいては、N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニル
アルキルアミンの旦鏡像体が生体触媒により加水分解さ
れて、所望の且鏡像体が残る。本方法において使用され
る生体触媒を適切に選ぶことによって、(S)−N−ア
シル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンの
加水分解は、それに対応する(盈)−1−メチル−オメ
ガ−フェニルアルキルアミンを生成することができる。
(S)−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミン
はこのような生成物についてそれ自体公知の方法のいず
れかによって回収し、そして精製することができる。
本発明方法によって製造される主として且鏡像体の形に
あるN−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキ
ルアミンは、これに対応する、主として且鏡像体の形に
ある1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミン、そ
の塩またはそのN−保護型の製造において使用すること
ができる。
N−アシ/L;−1−メチル−オメガ−フェニルアルキ
ルアミンは、アルカリ金属水酸化物のような塩基または
無機酸のような酸、例えば塩酸または硫酸のいずれかを
使用する加水分解によって1−メチル−オメガ−フェニ
ルアルキルアミンに転化することができる。この加水分
解は水の存在下、有利には50°C〜還流温度において
遂行される。
1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンは慣用方
法によって塩に転化することができ、例えばハロゲン化
水素酸を用いる処理によってハロゲン化水素酸塩、例え
ば塩化水素酸塩(塩酸塩)または臭化水素酸塩に転化す
ることができる。
1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンのその他
のN−保護型も慣用方法を使用して製造できる0例えば
、N−ベンジルまたはN−アルファーメチルベンジルの
ようなアラルキル型は適切なハロゲン化アラルキルをア
ミンと反応させることによって製造できる。
N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルア
ミンの且鏡像体は医薬品のような化合物の製造における
中間体としての使用が見い出されている。特に、主とし
て且鏡像体は(R)−1−ヒドロキシ−2−〔(且)−
(1−メチル−3−フェニルプロピル)アミノコエチル
サリチルアミドまたはその医薬品として受は入れること
ができる塩、例えば塩酸塩の製造において使用される。
このようにして、アシル化合物は、前述のように、(R
)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンのN−保
護型に転化することができる。ついで、このN−保護型
化合物は、欧州特許出願公開公報第009702号の方
法にしたがって、(R)−1−ヒドロキシ−2−〔(且
)−(1−メチル−3−)エニルプロビル)アミノ]エ
チルサリチルアミドまたは医薬品として許容されるその
塩に転化することができる。別法として、このアシル化
合物は遊離のアミンに転化し、ついで〇−保護型4−ヒ
ドロキシ−アルファーブロム−3−カルバモイルアセト
フェノンまたはこれに相当する反応性化合物と直接反応
させることができる。
本発明方法において出発物質として使用されるN−アシ
ル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンは、
これに対応する1−メチル−オメガ−フェニルアルキル
アミンを慣用技術を使用してアシル化することによって
容易に製造することができる。例えば、このアミンは適
当なハロゲン化アシルまたは酸無水物と反応させること
ができる。
〔実施例〕
以下の実施例によって本発明を説明する。
使用した培地は次のとおりであった。
JCMi”池 に!HPO。
MgSO4・ 7日20 FeSOn  1 71(zO CaC1t  ・ 2ToO ZnSO4・ ’lh。
Mn5O*  ・ 3HzO (NH4)zsO4 グルコース バクト(Bacto)ペプトン 酵母エキス 麦芽エキス pHを7.2に調整した。
アンモニウム    ないM NazFIP04 KEI!PO。
Mg5Oa  ・ 7H!0 CaCj!z  ・2L0 含有量(g/l) 0.2 0.0025 0.0125 0.0025 0.0025 0 od   D2 含有量Cg/l) 0.2 0.0147 FeCl 。
ZnSO4−IHzO CuSOa  ・ 58tO MnSOn  H41(g。
CoC42g  ・ 68zO JOa NazMoO412EIzO pHを6.8に調整した。
この培地に下記のビタミン混合物O0 を加えた(添加量はmg/1.で示す)ビオチン 葉酸 ピリドキシン・I4C1 リボフラビン チアミン ニコチン酸 バントラン酸カルシウム ビタミンBI! p−アミノ安息香酸 チオクト酸 0.0167 0.00036 0.00032 0.0003 0.00036 0.00002 0.0006 5ml/l。
SX 含有量Cg/1) KH2PO48,92 Nag)IPOn            2.84(
NH4) !HPO41 (NH4)zsO40,2 KCl             0.2クエン酸三ナ
トリウム     0.294CaSO4・71(zo
          0.005MgSO4・71b0
         0.2ZnSOi ・711zOO
,0005MnCj! z ・4H!OO,0003C
uSOn ・5HzOO,00015H3BO30,0
0005 NaJoO4・2H!0        0.0000
55KI               O,0001
(NH4)IS04 ・Fe5Oa ・6HgOO,0
025pHを7.0に調整した。
実施例1 生体触媒としてロドコッカス種NCIMB 40139
を使用する(R3)−N−アセチル−1−メチル−3−
フェニルプロピルアミンからの(R)−N−アセチル−
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの製造 ロドコッカス種NCIMB 40139を栄養基天領斜
面上で増殖させて貯蔵した。無菌のJCM培地100m
1を含む250m1の三角フラスコを接種するために傾
斜面を使用した。フラスコを(好気性条件を維持するた
めに)30°Cにおいて48時間オービタルインキュベ
ータ中で保温した。
細胞を遠心分離によって増殖培地から沈澱させ、ついで
これをp H7,0の0.1M燐酸カリウム溶液20m
j!中に再び懸濁させた。(R3)−N−アセチル−1
−メチル−3−フェニルプロピルアミン(100mg)
を加えた。250mfの三角フラスコ中にある細胞懸濁
液および基質を軌道振盪機で48時間30°Cに保温し
た。
2MNaOHを使用して細胞懸濁液のpHを11に調整
した。この懸濁液を20mj2のジクロルメタンで抽出
した。回収されたN−アセチル−1−メチル−3−フェ
ニルプロピルアミンおよび1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミンの量をガスクロマトグラフィーにより下記
の条件下で測定した。
測定器:バリアン(Varian) 3700  ガス
クロマトグラフ カラム:ガスクロム(Gas Chrom) Q (1
00〜120メツシユ)上5%JXR,1,84mX内
径2mm(フェイズ セパレーションズ(Phase 
5eparations) 、英国クルーイド州りイー
ンズフェリー(Queensferry) )キャリャ
ーガス二流量30 m !! /minの窒素インゼク
タ;200°C 検出器:水素炎イオン化型検出器、220°Cオーブン
:カラム初期温度140℃(2分)、その後10°C/
lll1nの昇温速度で190°Cまで加熱するプログ
ラム 信親のおける基準を用いる検量プロットを作成した。
この方法によって、培養の終期において2.51g/l
のN−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミンおよび!、12g/j!の1−メチル−3−フェニ
ルプロピルアミンが細胞懸濁液中に存在していたことが
わかった。N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミンおよびその加水分解生成物である1−メチ
ル−3−フェニルプロピルアミンを酸/塩基/溶媒の分
画抽出によって精製した。2種の化合物の鏡像体組成物
をキラル(chiral)l(PLCカラム上で分解す
ることによって、その組成物を測定した。
測定器:ギルソン(Gilson)アイソクラティック
システム(isocratic system)検出器
:254nmの紫外線 カラム:キラルセル(Chiralcal) OD  
250 on×内径4.6 wm (ヒフロム(旧ch
rom) 、英国、バークシャー州、レディングによっ
て供給される) 移1jJ相、ヘキサン/プロパン−2−、t−)Lt/
’;エチルアミン(80:20:0.1) 流 速:1−メチル−3−フェニルプロピルアミン分析
用1mf/minまたはN−アセチル−1−メチル−3
−フェニルプロピルアミン分析用2mf/ff1in 温度;室温 保持時間: 1−メチル−3−フェニルプロピルアミン
且鏡像体   約3.1分 旦鏡像体   約3.8分 N−アセチル−1−メチル−3−フェ ニルプロピルアミン 且鏡像体   約5.5分 旦鏡像体   約6.5分 試験した両試料とも単一の鏡像体を含むことがわかり、
すなわちN−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロ
ピルアミンの場合これは且鏡像体(>99.5%且)で
あり、一方1−メチルー3−フェニルプロピルアミンは
旦鏡像体(>99.5%−5工)であった0本実施例並
びにこれにつづ〈実施例において、そこに記載されてい
る且鏡像体の鏡像体純度は100%×〔且鏡像体)/(
(R鏡像体〕+〔旦鏡像体〕)と定義され、同様に盈鏡
像体の鏡像体純度は100%×〔旦鏡像体) /([R
鏡像体〕+〔旦鏡像体〕)と定義される。
鏡像体の溶離順序に関する証拠が次のようにして得られ
た。
ロドコッカス(勤l桓鵠葛1吐種NCIMB 4013
9を用いる(R3)−N−アセチル−1−メチル−3−
フェニルプロピルアミンの加水分解によって製造された
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの試料の場合
、ピークは、それよりも遅く溶離する鏡像体(保持時間
的3.8分)に対応していた。
この化合物は〔α)D”−+3.4″’(C=0.6、
CHCl5)の右旋性をもつことがわかった。1−メチ
ル−3−フェニルプロピルアミンの呈鏡像体が右旋性を
有することが文献から知られている(例えば日本化学協
会誌(Bull CheraSoc  Ja an工主
、第3744頁(1975)に白木Y0、オダJ、およ
び弁上Y、によって〔α〕D1ミ+10”  (正味)
であることが報告されている)。
旦構造を有する1−メチル−3−フェニルプロピルアミ
ン鏡像体の遅い溶離を示す別の証拠が次のようにして得
られた。
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの針状(−)
−マンデル酸塩の少量を分別結晶によって調製した。こ
の塩から解放された遊離塩基はキラルHPLCカラム上
で徐々に流動する純粋な鏡像体であった。この鏡像体の
固有の形状を測定するためにベンジリデン誘導体の円偏
光二色性を次のように測定した。
針状アミン(=)−マンプレート(3mg、10μモル
)、2,2.4−1−リメチルペンクン(0,5mf)
および2MNaOH水溶液(4滴)を窒素の下で振盪し
た。上層の大部分を分離し、そしてベンズアルデヒド(
2μモル)およびゾンデ4A分子篩2ペレットとともに
80°Cで1時間加熱した。
ガスクロマトグラフィー分析によると(25mCpSi
f  5 ; 90〜250”C昇温速度10”C/+
ll1n)、ベンズアルデヒド(保持指数950 ; 
52%)、1−メチル−3−フェニルプロピルアミン(
保持指数1225 ; 0.3%)およびベンジリデン
誘導体(保持指数1890 ; 47%)の存在が示さ
れた。
この溶液を800倍に希釈したものをc、d、スペクト
ルの測定に用いると、このスペクトルは242Bm1デ
ルタニブシロン ートの質量を基とする)において広い正の最高値を示し
た。2,2.4− )ジメチルペンクン中の(旦)−(
+)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンのベン
ジリデン誘導体について、ポタポフ(Potapov)
等は、アミンの光学的純度について補正されている、2
43Bmにおけるデルタニブシロン最大値+11.5を
見い出した(ポタボフ(Potapov)、V.M.、
デムヤノピッチ(Dem ’ yanov ich)、
V.M.、ソロベバ(Solov’eva)、L.D.
 、およびベンドロバ(Vendrova)、0.E.
 (197B) Zh. Or 、 Khim  1土
、882−883)。それ故旦アミンはキラルHPLC
カラム上でゆっくり移動する鏡像体である。
且であるN−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロ
ピルアミンの固有形状は(S’)−1−メチル−3−フ
ェニルプロピルアミンが加水分解生成物であるという事
実から結論を出した。これに基づいて、N−アシル−1
−メチル−3−フエニルゾ、、ロピルアミンの且鏡像体
はキラルHPLCカラムから速やかに溶離する鏡像体で
あることがわかる。
実施例2 住体触媒としてコリネバクテリウム・シェードジフセリ
チクムNGIMB 40145を使用する(1旦)−N
−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミン
からの(1−N−アセチル−1−メチル−3−フェニル
プロピルアミンの製造コリネバクテリウム・シェードジ
フセリチクムNCIMB 40145を栄養寒天斜面上
で増殖させて貯蔵した。グルコース(5g/lおよびア
セトニトリル(0.5g/l)を補った、アンモニウム
塩を含まないModD2培地の中で細菌を増殖させた点
を除いて実施例1の手順を繰り返した。(1旦)−N−
アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンを
用いた培養を100時間続けた。
培養の終期において、細胞懸濁液は2.54g/lのN
−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミン
および2.16g/ffiの1−メチル−3−フェニル
プロピルアミンを含むことがねかった。N−アセチル−
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンは99.5%
を超える且鏡像体を含んでいた。
実施例3 炭素源としてN−第二ブチルアセトアミドを利用できる
細菌の単離 増殖のための炭素源としてN−第二ブチルアセトアミド
を利用できる生物を次の方法によって単離した。
250mj!の三角フラスコの中のPSX培地50mj
2に1gの土と0.25 g (5g//りのN−第二
ブチルアセトアミドを加えた。この混合物をオービタル
インキュベータにより30°Cで3〜7日間培養した。
時々1mfのアリコートをフラスコから取り出して、こ
れを50m1のFSXと5g/lのN−第二ブチルアセ
トアミドを含む新しいフラスコに接種するために使用し
た。この二次培養手順を2回遂行した後、培養物の試料
で栄養寒天の上を覆った。寒天プレートを30°Cにお
いて1〜3日間培養し、ついでプレートの表面から単一
のコロニーをむしり取った。このようにして得た純粋な
培養物を栄養寒天斜面上で増殖させ(30°Cで)で貯
蔵した(4°Cで)。
このようにして得た単離物はAPI  20B試験キツ
ト(A P I −bto Meriux、英国、ハン
プシャー州、パシングストーク(Bas ings t
oke)を使用してアルスロバクタ一種およびコリネバ
クテリウム種であると同定された。
実施例4〜15 炭素源として用いられたN−第二ブチルアセトアミドに
よって単離された細菌を使用する(1旦)−N−アセチ
ル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンからの(
R)−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピ
ルアミンの製造実施例に記載したように単離させた12
種の細菌単離物(A−Lで示す)を次のようにして増殖
させた。100mj!のPSX培地と5g/lのN−第
二ブチルアセトアミドを含む250mlの三角フラスコ
に接種するために各単離物の栄養寒天斜面を使用した。
オービタルインキュベータを用いて(好気性の状態を維
持するため)フラスコを48〜72時間培養させた。
このようにして増殖させた細胞を、実施例1に記載した
(R3)−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミン(5g/f)とともに6時間または24時
間培養した。培養の終期において、残留しているN−ア
セチル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンおよ
び1−メチル−3−フェニルプロピルアミンを前記のよ
うに細胞懸濁液から抽出した。
得られた結果を第1表に示す。回収されたN−アセチル
−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンは、いずれ
の場合でも1型であった。
実施例16 ラクテートによって増殖するアルスロバクタ−種NCI
MB 40140を使用する(1旦)−N−アセチル−
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンからの(且)
−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミンの製造 増殖基質としてのN−第二ブチルアセトアミドを乳酸ナ
トリウム(10g/l)で置き換えた点を除いて、アル
スロバクタ一種NC(MB 40140(”単離物A″
)を実施例4のようにして増殖させた。
アセトアニリド(0,5g/41’)も加え、30°C
で48時間増殖させた。
このような細胞増殖物を実施例1のように(−R4S)
−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミン(Log/l)とともに4.5時間培養した。培養
の終期において細胞懸濁物を2MNaOH水1液でアル
カリ性に(pH11)した。この懸濁物を20m!のジ
クロルメタンで2回抽出した。一つに合わせたジクロル
メタンをガスクロマトグラフィーによりN−アセチル−
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンおよび1−メ
チル−3−フェニルプロピルアミンについて分析した。
この分析によって細胞懸濁物が4.75g/lのN−ア
セチル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンと4
.2g/ffiの1−メチル−3−フェニルプロピルア
ミンを含んでいたことが示された。精製したN−アセチ
ル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンは、キラ
ルHPLCによって分析したとき、単独のl鏡像体D9
9.5%fl)を含んでいることがわかった。
実施例17 (且)−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロ
ピルアミンの加水分解 (且)−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロ
ピルアミン(実施例4に記載したようにアルスロバクタ
一種NCIMB 40140を使用してラセミ化合物を
分解することによって製造した)の試料(840mg)
を還流下で1.7M硫酸水溶液(9mj2)とともに4
8時間加熱した。この混合物を冷却し、水(5mffi
)で希釈し、そしてジエチルエーテルで2回抽出した。
10M水酸化カリウム水溶液を使用して水性層のpHを
13まで上昇させ(この操作とこれにつづく操作は窒素
の下で遂行した)、そしてジエチルエーテルでその水性
層を3回抽出した。エーテル抽出物を無水硫酸マグネシ
ウム上で乾燥して蒸発させ、そしてその残渣を70トル
(浴温130〜150°C)において蒸留した。〔α)
D”0=−1,6°の(R)−1−メチル−3−フェニ
ルプロピルアミンが無色の液体の形で得られた(C=2
.2、メタノール)。
気液クロマトグラフィーの保持指数(25mクロムバッ
ク(Chrompack)  CpSt i 5  毛
管カラム)および赤外スペクトル(液膜)は(R3)−
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンに関するもの
と同じであった。
生成した1型である1−メチル−3−フェニルプロピル
アミンの固有立体形状は、ベンジリデン誘導体を製造し
てその円偏光二色性を次のように測定することによって
確認した。再蒸留した1−メチル−3−フェニルプロピ
ルアミン(5,0μ!130.9μモル)、ベンズアル
デヒド(5μ!、49μモル)および2,2.4− )
リメチルペンクン(0,2m 1. )を20分間60
℃に温めた。気液クロマトグラフィーによる分析は上記
アミンがN−ベンジリデン−1−メチル−3−フェニル
プロピルアミンに完全に転化したことを示した(保持指
数1890) 、この混合物を2.2.4− )リメチ
ルペンタンによって50m1とし、そして円偏光二色性
を測定するためにさらに20倍に希釈すると、この測定
は241.5 n mにおいてデルタニブシロン最大値
−11,7を示した。これは、光学的純度について補正
された、2.2.4− トリメチルペンタン中の(S)
−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンのベンジリ
デン誘導体に関する、243 nmにおける+11.5
の値と比較することができた(ポタポフ、V、M、 、
デムヤノピッチ、V、M、、ソロベバ、L、D、および
ベンドロバ、0. E、 (1978)Zh、 Or 
、 Khim   14. 882〜883)。
(R)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの鏡
像体純度は実施例1で述べたようにキラルHPLCによ
って確認した。この方法を用いると、試料は99.5%
を超えるfl鏡像体を含んでいることがわかった。
(R)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの鏡
像体純度のさらに別の確認は次のようにして得られた。
1.5mgの1−メチル−3−フェニルプロピルアミン
および5mgの(+)−10−カンファースルホニルク
ロリド(Fluka)をO,1ff1のジエチルエーテ
ルに加えた。室温で15分間放置した後、0.5Mの硫
酸水溶液1mlを加えた。
(4)−10−カンファースルホンアミド誘導体を2m
l、のジエチルエーテル中に抽出した。このエーテル抽
出物をデカンテーションしてから溶媒を蒸発させた。試
料に次の)IPLc分析を受けさせた。
カラム:スフェリソルブ(Spherisorb) −
Nl2.250nmx内径4.6mm、5μm粒子寸法
(ヒフロム、英国、バークシャー化、リーディング) 移動相:ヘキサン/ジクロルメタン/プロパン−2−オ
ール(240:9:1)移動速度4mj!/sin 検出器:254nmの紫外線 温度:室温 (R3)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの
(+)−10−カンファースルホンアミドのジアステレ
オマー誘導体は15.0分および17.8分の保持時間
を具えていた。これとは対照的に、(R)−1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンの(+)−10−カンフ
ァースルホンアミドは15.1分の保持時間で単一のピ
ークの形で移動し、−$−鏡像体に対応するジアステレ
オマーは微量も観察されず、99.5%を超える一R4
鏡像体が存在していることが示された。
実施例18 チオアセトアニリドの存在下に栄養ブイヨンによって増
殖するアルスロバクタ一種NCrMB 40140を使
用する(R3)−N−アセチル−1−メチル−3−フェ
ニルプロピルアミンからの(R) −N−アセチル−1
−メチル−3−フェニルプロピルアミンの製造 使用した培地が栄養ブイヨン(13g/j!;英国、ハ
ンプシャー州、パシングストークのオキソイド社(Ox
oid Ltd、)によって供給される)であった点を
除いて、アルスロバクタ−[NCIMB 40140(
“単離物A”)を実施例と同様に増殖させた。
チオアセトアニリド(o、2sg/lも加えて、30°
Cにおいて48時間増殖させた。
このように増殖させた細胞を実施例1と同様に、(1旦
)−N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピル
アミン(10g/jりとともに培養した。細胞を遠心分
離によって除去してから、その上澄液をIN硫酸で(p
H2まで)酸性化した。
ついでこの上澄液を20mj2のジクロルメタンで抽出
した。ジクロルメタン抽出物を10mj!のIN硫酸で
2回洗浄した。ジクロルメタン抽出物の分析によって、
1−メチル−3−フェニルプロピルアミンが存在してな
く、N−アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピル
アミンだけが存在していることが示された。回転1発に
よってジクロルメタンを除去した後、実施例1で述べた
ようにキラルI(PLOによってN−アセチル−1−メ
チル−3−フェニルプロピルアミンを検査した。それは
単一の且鏡像体(>99.5%尺)を含んでいることが
わかった。
実施例19および20 バシラス種NCIMB 40245およびNCIMB 
40246を使用する(R3)−N−アセチル−1−メ
チル−3−フェニルプロピルアミンからの(R)−N−
アセチル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの
製造 培養温度が37°Cであった点を除いて、実施例3と同
様にバシラス種NCIMB 40245およびNCIM
B40246を土から単離した。生物を栄養寒天斜面上
に4°Cで貯蔵した。
増殖培地に5 g/iのN−第二ブチルアセトアミドを
加え、そして培養温度を37°Cとした点を除き、実施
例1と同様にJCM培地で細菌を増殖させた。このよう
に増殖させた細胞を、培養温度を37°Cとした点を除
き、実施例1と同様に(且5)−N−アセチル−1−メ
チル−3−フェニルプロピルアミン(Log/f)とと
もに培養した。
96時間後に、残留しているN−アセチル−1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンを実施例18と同様にし
て精製した。
キラルHPLCによって分析すると、バシラス種NCI
MB 40245による培養から生成したN−アセチル
−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンは76%の
Rfi像体を含んでいることが示された。
バシラス種NCIMB 40246による培養から生成
し7’、: N −7−1! fルーl−メチル−3−
フェニルプロピルアミンは85%の且鏡像体を含んでい
た。
実施例21および22 アルスロバクタ一種NCIMB 40140を使用する
(R3)−N−ブチリル−1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミンからの(R)−N−ブチリル−1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンおよび(S)−1−メチ
ル−3−フェニルプロピルアミンの製造 次のようにしてアルスロバクタ一種NCIMB4014
0を増殖させた。
250mj!の三角フラスコ中の無菌PSX培地100
mfに5 g / lのN−第二ブチルアセトアミドを
加えた。オービタルインキュベータによって生物を30
°Cにおいて48時間増殖させた。このように増殖させ
た細胞を遠心分離によって採取してから、これを実施例
1と同様にp H7,0の0、1 M燐酸カリウム溶液
20m!中に再び懸濁させた。これに(R3)−N−ブ
チリル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミン(1
0g/l)を加えた。250rneの三角フラスコ中に
ある混合物を軌道振盪機を用いて30℃で6時間培養し
た。残留しているN−ブチリル−1−メチル−3−フェ
ニルプロピルアミンを実施例19に述べたようにして精
製した。
実施例1で述べたようにキラルセル(Ch ira I
ca 1)00 HPLCカラムで鏡像体を分解するこ
とによってN−ブチリル−1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミンの鏡像体組成を調べた(移動相の流速1m
1/win)。この方法にしたがった且鏡像体および5
L鏡像体の保持時間はそれぞれ5分および6.5分であ
った。N−ブチリル−1−メチル−3−フェニルプロピ
ルアミンは99%の且鏡像体を含んでいることがわかっ
た。さらに且鏡像体の円偏光二色性を(R)−N−アセ
チル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンのそれ
と比較することによって、上記N−ブチリル−1−メチ
ル−3−フェニルプロピルアミンが且鏡像体であるとい
う証拠も得られた。両者とも195〜230nmの領域
で正の円偏光二色性を示した。
別個の培養において、N−ブチリル−1−メチル−3−
フェニルプロピルアミンの加水分解の結果製造された1
−メチル−3−フェニルプロピルアミンを3時間の培養
後に精製した。実施例1で述べたようにキシルセル0D
HPLCカラムを用いて鏡像体を分離することによって
アミンの鏡像体組成を調べた(流速2 m l /mi
n )。この調査によってアミンが91%の−5−鏡像
体と9%の−R−鏡像体を含んでいることが示された。
実施例23および24 アルスロバクタ一種NCIMB 40140を使用する
(1旦)−N−ホルミル−1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミンからの(R)−N−ホルミル−1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンおよび(S)−1−メチ
ル−3−フェニルプロピルアミンの製造 転換基質が(且5)−N−ホルミル−1−メチル−3−
フェニルプロピルアミン(1g/f)であることを除い
て、実施例21と同様にアルスロバクタ一種NCIMB
 40140を増殖させて、転換を遂行した。72時間
培養させた。製造された残留N−ホルミル−1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンおよびニーメチル−3−
フェニルプロピルアミンを酸/塩基抽出によって精製し
た。
実施例1で述べたようにキラルセル00 HPLCカラ
ムを用いて鏡像体を分離することによって、1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンの鏡像体組成を調べた(
移動相の流速2m l /min )。この方法によっ
て、1−メチル−3−フェニルプロピルアミンが単独の
旦鏡像体として存在していることが示された(>99.
5%盈)。
同じようにして、N−ホルミル−1−メチル−3−フェ
ニルプロピルアミンの鏡像体組成を測定した(流速1 
m l、/1IIin )。この方法によると、(1旦
)−N−ホルミル−1−メチル−3−フェニルプロピル
アミンは保持時間7.0分および9.7分の2つのピー
クに分解された。微生物によって誘導されたN−ホルミ
ル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンは第二の
ピーク(9,7分)の80%を含んでいることがわかっ
た。(S)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミン
が製造されたので、N−ホルミル−1−メチル−3−フ
ェニルプロピルアミンは圧倒的に且鏡像体である(80
%)と結論を下すことができる。
N−ホルミル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミ
ンの円偏光二色性を(R)−N−アセチル−1−メチル
−3−フェニルプロピルアミンのそれと比較することに
よって、N−ホルミル−1−メチル−3−フェニルプロ
ピルアミンが圧倒的に且鏡像体からなるという証拠も得
られた。両者とも200〜220nmの領域において正
の円偏光二色性を示した。
実施例25および26 アルスロバクタ一種NCIMB 40140を使用する
(R3)−N−メトキシカルボニル−1−メチル−3−
フェニルプロピルアミンからの(R) −N−メトキシ
カルボニル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミン
および(S)−1−メチル−3−フェニルプロピルアミ
ンの製造 転換基質が(R3)−N−メトキシカルボニル−1−メ
チル−3−フェニルプロピルアミンであることを除いて
、実施例21で述べたようにアルスロバクタ一種NCI
MB 40140を増殖させて、転換を遂行した。培養
時間は48時間であった。残留しているN−メトキシカ
ルボニル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンお
よび1−メチル−3−フェニルプロピルアミンを酸/塩
基/溶媒の分画抽出によって精製した。
実施例1のように鏡像体を分解することによって、1−
メチル−3−フェニルプロピルアミンの鏡像体組成を調
べた。これによってアミンは旦鏡像体を91%含んでい
ることが示された。
N−メトキシカルボニル−1−メチル−3−フェニルプ
ロピルアミンの鏡像体組成を同様にして測定した。使用
したHPLCカラムはキラルセルOBであった。移動相
は970/30/1容量比のヘキサン/プロパン−2−
オール/ジエチルアミンを含んでいた。流速は3mj!
/winであって、254 nmにおける吸収によって
検出した。したがって、ラセミ体のN−メトキシカルボ
ニル−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンは、1
4分および20分の保持時間を有する、鏡像体に対応す
る2つの等寸法ピークに分解された。微生物によって誘
導されたN−メトキシカルボニル−1−メチル−3−フ
ェニルプロピルアミンの試料は第一のピーク88%と第
二のピーク12%を含んでいることがわかった。(S)
−1−メチル−3−フェニルプロピルアミンが製造され
たので、N−メトキシカルボニル−1−メチル−3−フ
ェニルプロピルアミンは圧倒的に且鏡像体である(88
%且)と結論づけることができる。
実施例27 アルスロバクタ一種NCIMB 40140を使用する
(R3)−N−アセチル−1−フェニルエチルアミンか
らの(R) −N−アセチル−1−フェニルエチルアミ
ンの製造 実施例21に述べたようにアルスロバクタ一種NCIM
B 40140を増殖させた。このように増殖させた細
胞をN−アセチル−1−フェニルエチルアミンとともに
4日間培養した。残留しているN−アセチル−1−フェ
ニルエチルアミンを実施例19と同様に精製した。
実施例1で述べたようにキラルセル001(PLCカラ
ムを用いて鏡像体を分解することによって、N−アセチ
ル−1−フェニルエチルアミンの鏡像体組成を調べた(
移動相の流速1 m l /lll1n )。この方法
によると、盈鏡像体および且鏡像体の保持時間はそれぞ
れ12分および13分であった。真正の(R)−N−ア
セチル−1−フェニルエチルアミンの分析によって溶離
順序を測定した。後者は(R) −(+)−1−フェニ
ルエチルアミン(英国、ドーセット州、ギリングハム(
Gillingham)のアルドリッチ・ケミカル社(
Aldrich Chea+1calCo、)によって
供給される)を無水酢酸でアセチル化することによって
製造した。
N−アセチル−1−フェニルエチルアミンは単一の且鏡
像体を含んでいる(>99.5%且)ことがわかった。
実施例28 アルスロバクタ一種NCIMB 40140を使用する
(R3)−N−アセチル−1−フェニルエチルアミンか
らの(S)−1−フェニルエチルアミンの製造 N−アセチル−1−フェニルエチルアミンを用いる培養
を6時間続けたことを除いて、実施例22と同様にアル
スロバクタ一種NCIMB 40140を増殖させて、
転換を遂行した。
実施例1に述べたようにキラルセル00 HPLCカラ
ムを用いて鏡像体を分解することによって、製造された
1−フェニルエチルアミンの鏡像体組成を調べた(移動
相の流速1 m j! /win )。真正の(R)−
および(S)−1−フェニルエチルアミン(アルドリッ
チ・ケミカル社によって供給される)を分析することに
よって、鏡像体の溶離順序を測定した。保持時間はそれ
ぞれ11分および13.5分であった。
1−フェニルエチルアミンは単一+7)S鏡像体を含ん
でいる(>99.5%旦)ことがわかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)¥S¥鏡像体のアシル基を立体選択的に加水分解
    できる生体触媒に、アシル基が脂肪族基であり、かつア
    ルキル基が1〜3個の炭素原子を有するN−アシル−1
    −メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンを供給し、
    ついで優勢的に¥R¥鏡像体の形で残っているN−アシ
    ル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミンを回
    収することを含む、優勢的に¥R¥鏡像体の形にあるN
    −アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアルキルアミ
    ンの製造方法。 (2)N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアル
    キルアミンをラセミ体の形で供給する、請求項1記載の
    製造方法。 (3)アシル基が2〜6個の炭素原子を有するアルカノ
    イル基、2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボ
    ニル基またはホルミルである、請求項1または2記載の
    製造方法。(4)生体触媒が微生物、微生物の抽出物ま
    たは酵素である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    製造方法。 (5)生体触媒がロドコッカス(¥Rhodococc
    us¥)、バシラス(¥Bacillus¥)、アルス
    ロバクター(¥Arthrobacter¥)およびコ
    リネバクテリウム(¥Corynebacterium
    ¥)属から選ばれる微生物である、請求項4記載の製造
    方法。 (6)アセトアミドまたはチオアセトアミドの存在下で
    微生物が増殖されている、請求項4または5記載の製造
    方法。 (7)微生物がチオアセトアニリドの存在下で増殖され
    ている、請求項6記載の製造方法。 (8)N−アシル−1−メチル−オメガ−フェニルアル
    キルアミンのアルキル基がプロピルである、請求項1〜
    7のいずれかに記載の製造方法。 (9)生体触媒が、N−アシル−1−メチル−オメガ−
    フェニルアルキルアミンの¥S¥鏡像体のN−アシル基
    を立体選択的に加水分解して、それに対応する¥S¥ア
    ミンを生成させることができ、そしてさらにこの¥S¥
    アミンを回収する段階を含む、請求項1〜8のいずれか
    に記載の製造方法。 (10)(¥R¥)−N−アシル−1−メチル−2−フ
    ェニルアルキルアミンを、これに対応する(¥R¥)−
    1−メチル−2−フェニルアルキルアミン、その塩また
    はそのN−保護型に転化する段階をさらに含む、請求項
    1〜9のいずれかに記載の製造方法。
JP12431490A 1989-05-18 1990-05-16 N―アシルアルキルアミンの製造方法 Pending JPH037598A (ja)

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GB898911465A GB8911465D0 (en) 1989-05-18 1989-05-18 Preparation of n-acyl propylamines
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009073427A (ja) * 2007-09-24 2009-04-09 Honda Motor Co Ltd カーゴフロアボックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009073427A (ja) * 2007-09-24 2009-04-09 Honda Motor Co Ltd カーゴフロアボックス
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