JPH037590Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037590Y2 JPH037590Y2 JP1985117357U JP11735785U JPH037590Y2 JP H037590 Y2 JPH037590 Y2 JP H037590Y2 JP 1985117357 U JP1985117357 U JP 1985117357U JP 11735785 U JP11735785 U JP 11735785U JP H037590 Y2 JPH037590 Y2 JP H037590Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- crank chamber
- fan
- shaped member
- exhaust hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 14
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は特に乾式タイプのエアーコンプレツサ
ーにおけるクランク室の換気能力を増大せしめる
ためになされたものである。
ーにおけるクランク室の換気能力を増大せしめる
ためになされたものである。
コンプレツサーの小型・軽量化及び低騒音化等
の社会的要求から、近年乾式タイプのコンプレツ
サーが提供されている。乾式タイプのコンプレツ
サーではピストンに嵌着する摺動部材の性能と軸
受装着部の放熱が上記コンプレツサーの信頼性を
大きくす左右する。特に低騒音化のためにクラン
ク室を閉塞型にしたものにおいては次のような問
題が生じている。
の社会的要求から、近年乾式タイプのコンプレツ
サーが提供されている。乾式タイプのコンプレツ
サーではピストンに嵌着する摺動部材の性能と軸
受装着部の放熱が上記コンプレツサーの信頼性を
大きくす左右する。特に低騒音化のためにクラン
ク室を閉塞型にしたものにおいては次のような問
題が生じている。
シリンダー内をピストンが往復動し空気を圧縮
すると圧縮熱が発生し、前記シリンダーやシリン
ダーの周辺部材に伝熱されてクランク室内の空気
を加熱する一方、特に乾式タイプのコンプレツサ
ーにおいてはシリンダーとピストンの間の間隙か
ら洩れが生じやすく、洩れた高温空気はクランク
室に溜り同クランク室内は一段と高温になる。ク
ランク室にはコネクテイングロツドやクランクシ
ヤフトなどの他にこれらを軸支する軸受が多数装
着されており、これらの軸受を高温状態で使用す
るとこれら軸受に封入した潤滑油が劣化したり同
潤滑油のシール部材が破損するなどコンプレツサ
ー故障の原因となる。このようなことから乾式タ
イプのコンプレツサーにいては、これらの軸受の
過熱防止が大きな技術課題となつている。
すると圧縮熱が発生し、前記シリンダーやシリン
ダーの周辺部材に伝熱されてクランク室内の空気
を加熱する一方、特に乾式タイプのコンプレツサ
ーにおいてはシリンダーとピストンの間の間隙か
ら洩れが生じやすく、洩れた高温空気はクランク
室に溜り同クランク室内は一段と高温になる。ク
ランク室にはコネクテイングロツドやクランクシ
ヤフトなどの他にこれらを軸支する軸受が多数装
着されており、これらの軸受を高温状態で使用す
るとこれら軸受に封入した潤滑油が劣化したり同
潤滑油のシール部材が破損するなどコンプレツサ
ー故障の原因となる。このようなことから乾式タ
イプのコンプレツサーにいては、これらの軸受の
過熱防止が大きな技術課題となつている。
本考案の目的は上記した問題点に鑑み、乾式タ
イプのコンプレツサーのクランク室の換気を促進
し、クランク室内に装着した軸受の過熱による破
損を未然に防止するクランク室の換気装置を提供
するものである。
イプのコンプレツサーのクランク室の換気を促進
し、クランク室内に装着した軸受の過熱による破
損を未然に防止するクランク室の換気装置を提供
するものである。
本考案の要点はクランク室に貫通した吸気穴及
び排気穴を穿設し、クランクシヤフトに固着した
扇形部材の回動によつて上記吸気穴及び排気穴を
交互に遮閉するよう工夫したものである。
び排気穴を穿設し、クランクシヤフトに固着した
扇形部材の回動によつて上記吸気穴及び排気穴を
交互に遮閉するよう工夫したものである。
即ち、前記したクランク室とシリンダーは連通
した空間を構成することからシリンダー内を往復
動するピストンによつてクランク室内の容積及び
圧力が変化する一方、ピストンとクランクシヤフ
トに固着した扇形部材の動作が連動することに着
目し、同クランク室の圧力が上昇する時はクラン
ク室内の熱気を排気穴から排出し、クランク室の
圧力が降下する時は吸気穴より外気を導引してク
ランク室の換気が行なわれるように排気穴及び吸
気穴と扇形部材の配設について工夫したものであ
る。
した空間を構成することからシリンダー内を往復
動するピストンによつてクランク室内の容積及び
圧力が変化する一方、ピストンとクランクシヤフ
トに固着した扇形部材の動作が連動することに着
目し、同クランク室の圧力が上昇する時はクラン
ク室内の熱気を排気穴から排出し、クランク室の
圧力が降下する時は吸気穴より外気を導引してク
ランク室の換気が行なわれるように排気穴及び吸
気穴と扇形部材の配設について工夫したものであ
る。
次に本考案の一実施例を説明する。第1図は本
考案の構成を示す乾式タイプのコンプレツサーの
左側面図を断面したものである。図において、1
はシリンダー、2は弁座、3はヘツドカバーでシ
リンダー1の内部にピストン4を配設し、ピスト
ンリング5とウエアリング6を介してシリンダー
1内を摺動可能に装着される。7はコネクテイン
グロツドであつて、その大端部はクランクシヤフ
ト8に偏心状に軸支される。一方、小端部はピス
トン4に挿入配設したピストン9と揺動可能に軸
支され、クランクシヤフト8の回転をピストン4
の往復動に変換する。単気筒のコンプレツサーで
は、コネクテイングロツド7やピストン4等の往
復動によるアンバランスを補償するバランスウエ
イトを兼ねた扇形部材10をクランクシヤフト8
に固着する。11はクランクケースで扇形部材1
0と微小距離gを隔てて配設され、同扇形部材1
0の外周面が対向する位置には排気穴12と吸気
穴13が配設される。続いて空気圧縮装置部を示
した第2図により上記コンプレツサーの構成を説
明する。14はインナカバ、15はケースカバで
あつて16はインナカバ14、ケースカバ15及
びシリンダ1並びにクランクケース11によつて
形成されるクランク室である。クランク室16は
クランクシヤフト8、コネクテイングロツド7、
扇形部材10等の他にこれらを軸支するためのい
くつかの軸受を収納する。17は圧縮室であつて
201は弁座2に配設した吐出弁、18は蓄圧タ
ンクである。
考案の構成を示す乾式タイプのコンプレツサーの
左側面図を断面したものである。図において、1
はシリンダー、2は弁座、3はヘツドカバーでシ
リンダー1の内部にピストン4を配設し、ピスト
ンリング5とウエアリング6を介してシリンダー
1内を摺動可能に装着される。7はコネクテイン
グロツドであつて、その大端部はクランクシヤフ
ト8に偏心状に軸支される。一方、小端部はピス
トン4に挿入配設したピストン9と揺動可能に軸
支され、クランクシヤフト8の回転をピストン4
の往復動に変換する。単気筒のコンプレツサーで
は、コネクテイングロツド7やピストン4等の往
復動によるアンバランスを補償するバランスウエ
イトを兼ねた扇形部材10をクランクシヤフト8
に固着する。11はクランクケースで扇形部材1
0と微小距離gを隔てて配設され、同扇形部材1
0の外周面が対向する位置には排気穴12と吸気
穴13が配設される。続いて空気圧縮装置部を示
した第2図により上記コンプレツサーの構成を説
明する。14はインナカバ、15はケースカバで
あつて16はインナカバ14、ケースカバ15及
びシリンダ1並びにクランクケース11によつて
形成されるクランク室である。クランク室16は
クランクシヤフト8、コネクテイングロツド7、
扇形部材10等の他にこれらを軸支するためのい
くつかの軸受を収納する。17は圧縮室であつて
201は弁座2に配設した吐出弁、18は蓄圧タ
ンクである。
上記のような構成において圧縮室17の空気が
ピストン4で圧縮されると高温になつた空気の一
部はシリンダー1の内面とピストン4の間に嵌着
したピストンリング5部から洩れてクランク室1
4に流入する一方圧縮熱はシリンダー1、ピスト
ン4、コネクテイングロツド7等に伝導しクラン
ク室16に蓄熱される。
ピストン4で圧縮されると高温になつた空気の一
部はシリンダー1の内面とピストン4の間に嵌着
したピストンリング5部から洩れてクランク室1
4に流入する一方圧縮熱はシリンダー1、ピスト
ン4、コネクテイングロツド7等に伝導しクラン
ク室16に蓄熱される。
従来のクランク室の放熱は例えばケースカバ1
5に通気穴19を貫通させて穿設しピストン4の
往復動にともなうクランク室の圧力変化によりク
ランク室16内を換気することによつて行なわれ
ている。同クランク室16の換気能力を高めるた
めにはピストン4の往復動による圧力の変化、即
ちクランク室16の容積の変化を大きくする必要
があるが、シリンダー1の内径とピストン4の移
動量から定まる容積の変化量はクランク室16の
全容積に比らべて小さく、十分な換気が行なわれ
ない。また、通気穴19から排出された熱気が通
気穴19の囲りから十分に拡散されないうちに通
気穴19よりクランク室16に吸入されるため、
放熱効果も低いなど、解決すべき課題となつてい
た。
5に通気穴19を貫通させて穿設しピストン4の
往復動にともなうクランク室の圧力変化によりク
ランク室16内を換気することによつて行なわれ
ている。同クランク室16の換気能力を高めるた
めにはピストン4の往復動による圧力の変化、即
ちクランク室16の容積の変化を大きくする必要
があるが、シリンダー1の内径とピストン4の移
動量から定まる容積の変化量はクランク室16の
全容積に比らべて小さく、十分な換気が行なわれ
ない。また、通気穴19から排出された熱気が通
気穴19の囲りから十分に拡散されないうちに通
気穴19よりクランク室16に吸入されるため、
放熱効果も低いなど、解決すべき課題となつてい
た。
本考案は上記欠点を排除すべく考案されたもの
で、第1図により本考案の作用を説明する。
で、第1図により本考案の作用を説明する。
第1図においてピストン4が上死点にあつた場
合を考えると、扇形部材10は実線で示す位置に
あり、ピストン4が下死点に向けて移動をはじめ
ると扇形部材10は矢印の方向に移動する。扇形
部材10の移動量がθ1の角度をこえると吸気穴1
3は扇形部材10の外周面によつて覆われ、ピス
トン4がほぼ下死点に到達するまで排気穴のみが
外気と導通する。ピストン4が下死点に向けて移
動するとクランク室16の容積が減少し、圧力を
上昇させるものであるから、この時クランク室1
6内の熱気は排気穴12により排出される。ピス
トン4が下死点に到達すると扇形部材10は二点
鎖線で示した位置に移動し、次いでピストン4が
上死点に向けて移動をはじめると扇形部材10は
θ2の角度を移動して同扇形部材10の外周面は排
気穴12を覆い、吸気穴13が外気を導通する。
ピストン4が下死点から上死点へ向けて移動する
時はクランク室16の圧力が低下し吸気穴13よ
り外気を導引する。
合を考えると、扇形部材10は実線で示す位置に
あり、ピストン4が下死点に向けて移動をはじめ
ると扇形部材10は矢印の方向に移動する。扇形
部材10の移動量がθ1の角度をこえると吸気穴1
3は扇形部材10の外周面によつて覆われ、ピス
トン4がほぼ下死点に到達するまで排気穴のみが
外気と導通する。ピストン4が下死点に向けて移
動するとクランク室16の容積が減少し、圧力を
上昇させるものであるから、この時クランク室1
6内の熱気は排気穴12により排出される。ピス
トン4が下死点に到達すると扇形部材10は二点
鎖線で示した位置に移動し、次いでピストン4が
上死点に向けて移動をはじめると扇形部材10は
θ2の角度を移動して同扇形部材10の外周面は排
気穴12を覆い、吸気穴13が外気を導通する。
ピストン4が下死点から上死点へ向けて移動する
時はクランク室16の圧力が低下し吸気穴13よ
り外気を導引する。
以上のようにピストン4の往復動に応動する扇
形部材10は排気穴12と吸気穴13を交互に遮
閉し、クランク室16内の圧力変化に応じて冷気
の導引熱気の排出をくりかえすクランク室16の
換気作用が継続する。
形部材10は排気穴12と吸気穴13を交互に遮
閉し、クランク室16内の圧力変化に応じて冷気
の導引熱気の排出をくりかえすクランク室16の
換気作用が継続する。
尚、上記のように扇形部材10がバランスウエ
イトを兼ねる場合、排気穴12と吸気穴13はク
ランクシヤフト8の回転中心上においてピストン
4の往復動方向と約90゜の角度を隔てて配設する
ことが望ましい。
イトを兼ねる場合、排気穴12と吸気穴13はク
ランクシヤフト8の回転中心上においてピストン
4の往復動方向と約90゜の角度を隔てて配設する
ことが望ましい。
また、扇形部材10の外周面とクランクケース
11の内周面との間に設けた間隙gは空気通路の
抵抗に影響するものであり、クランク室16の換
気能力を高めるためには可能な限りせまいことが
望ましい。
11の内周面との間に設けた間隙gは空気通路の
抵抗に影響するものであり、クランク室16の換
気能力を高めるためには可能な限りせまいことが
望ましい。
図中のθ1及びθ2の角度は排気穴12と吸気穴1
3の大きさ及び扇形部材の中心角の大きさによつ
て定まるが、排気穴12と吸気穴13の大きさを
等しくすればθ1とθ2は等しくなる。ピストン4の
上死点及び不死点の前後において排気穴12と吸
気穴13の両方が外気と導通する状態となるため
θ1とθ2は可能な限り小さくなるように構成される
べきであるが、θ1/2あるいはθ2/2の大きさが
約26゜以下であればピストン4の変位の90%以上
の範囲において排気穴12及び吸気穴13の一方
を遮閉することができる。
3の大きさ及び扇形部材の中心角の大きさによつ
て定まるが、排気穴12と吸気穴13の大きさを
等しくすればθ1とθ2は等しくなる。ピストン4の
上死点及び不死点の前後において排気穴12と吸
気穴13の両方が外気と導通する状態となるため
θ1とθ2は可能な限り小さくなるように構成される
べきであるが、θ1/2あるいはθ2/2の大きさが
約26゜以下であればピストン4の変位の90%以上
の範囲において排気穴12及び吸気穴13の一方
を遮閉することができる。
本考案に係るクランク室の換気装置はピストン
4の往復動にともなうクランク室16内の圧力変
化と同クランク室16に配設した排気穴12と吸
気穴13をピストン4の動作に応動する扇形部材
10を用いて交互に開閉させることによつて行な
われるものであり、上記の作用は次の手段で行な
ることも可能である。第3図は本考案の変形例
で、図中20はクランクシヤフト8に固着し共転
するように装着したシヤツターである。シヤツタ
ー20には排気及び吸気を行なうためのスリツト
21が配設されており、この場合排気穴12と吸
気穴13はケースカバ15に配設される。上記の
具体的な配置例は第4図に示すようであり、今ピ
ストン4が上死点にある時、シヤツター20に配
設したスリツト21の一端はケースカバ15に配
設した排気穴12を開放し外気と導通させる。尚
図においてケースカバ15を一部断面したので排
気穴12は点線で示してある。ピストン4が下死
点に向けて移動する時のシヤツター20の回動方
向を図示した矢印の方向とする。シヤツター20
には回動軸心と同心状にかつ軸心から排気穴12
及び吸気穴13の穿設半径に合致させたスリツト
21を配設する。
4の往復動にともなうクランク室16内の圧力変
化と同クランク室16に配設した排気穴12と吸
気穴13をピストン4の動作に応動する扇形部材
10を用いて交互に開閉させることによつて行な
われるものであり、上記の作用は次の手段で行な
ることも可能である。第3図は本考案の変形例
で、図中20はクランクシヤフト8に固着し共転
するように装着したシヤツターである。シヤツタ
ー20には排気及び吸気を行なうためのスリツト
21が配設されており、この場合排気穴12と吸
気穴13はケースカバ15に配設される。上記の
具体的な配置例は第4図に示すようであり、今ピ
ストン4が上死点にある時、シヤツター20に配
設したスリツト21の一端はケースカバ15に配
設した排気穴12を開放し外気と導通させる。尚
図においてケースカバ15を一部断面したので排
気穴12は点線で示してある。ピストン4が下死
点に向けて移動する時のシヤツター20の回動方
向を図示した矢印の方向とする。シヤツター20
には回動軸心と同心状にかつ軸心から排気穴12
及び吸気穴13の穿設半径に合致させたスリツト
21を配設する。
上記のような構成においてピストン4が下死点
に向けて移動すると20が回動するが、ピストン
4が下死点に到達する間、スリツト21は排気穴
12を開放する。次にピストン4が上死点に向け
て移動するとシヤツター20は排気穴12を閉じ
て吸気穴13を開放して外気と導通するのでクラ
ンク室16の換気を継続的に行なうことができ
る。
に向けて移動すると20が回動するが、ピストン
4が下死点に到達する間、スリツト21は排気穴
12を開放する。次にピストン4が上死点に向け
て移動するとシヤツター20は排気穴12を閉じ
て吸気穴13を開放して外気と導通するのでクラ
ンク室16の換気を継続的に行なうことができ
る。
尚、シヤツター20の形状は第5図に示したよ
うな半円形シヤツター22でもよく、この場合ス
リツト21を配設する必要はない。また第6図に
示した周面シヤツター23は第2図のようにクラ
ンクケース11の内周面に貫通して配設した排気
穴12と吸気穴13の開閉を行なうものである。
上記半円形シヤツター22及び周面シヤツター2
3は排気穴12と吸気穴13の配設位置に対応し
てクランクシヤフト8に係止固着することができ
るので、排気穴12と吸気穴13は任意の位置に
配設できる。
うな半円形シヤツター22でもよく、この場合ス
リツト21を配設する必要はない。また第6図に
示した周面シヤツター23は第2図のようにクラ
ンクケース11の内周面に貫通して配設した排気
穴12と吸気穴13の開閉を行なうものである。
上記半円形シヤツター22及び周面シヤツター2
3は排気穴12と吸気穴13の配設位置に対応し
てクランクシヤフト8に係止固着することができ
るので、排気穴12と吸気穴13は任意の位置に
配設できる。
尚、本考案は上記の構成に基く変形例を併用す
ることによつて、目的とするクランク室の換気能
力を更に高めることが可能である。
ることによつて、目的とするクランク室の換気能
力を更に高めることが可能である。
以上のように本考案によればピストン4の往復
動に応動するクランクシヤフト8に固着したバラ
ンスウエイトを兼ねた扇形部材10によりクラン
ク室16に貫通した排気穴12と吸気穴13を交
互に開閉するように工夫したので、上記ピストン
4の往復動によりクランク室16の換気を行なう
ことができる。その結果前記したクランク室16
の放熱を良くし、クランク室16内に装着される
軸受の破損を未然に防止し、信頼性の高い乾式タ
イプのエアーコンプレツサーを提供することがで
きる。
動に応動するクランクシヤフト8に固着したバラ
ンスウエイトを兼ねた扇形部材10によりクラン
ク室16に貫通した排気穴12と吸気穴13を交
互に開閉するように工夫したので、上記ピストン
4の往復動によりクランク室16の換気を行なう
ことができる。その結果前記したクランク室16
の放熱を良くし、クランク室16内に装着される
軸受の破損を未然に防止し、信頼性の高い乾式タ
イプのエアーコンプレツサーを提供することがで
きる。
第1は本考案の実施例を示すコンプレツサーの
左側面縦断面図、第2図はコンプレツサーの空気
圧縮装置部の構成を示す横断平面図、第3図はコ
ンプレツサーの空気圧縮装置の断面図で本考案の
変形例を示す。第4図はコンプレツサーの左側面
断面図で本考案の変形例を示す。第5図は本考案
の変形例における半円形シヤツターの平面図、第
6図は本考案の変形例における周面シヤツターの
斜視図。 図において、1はシリンダー、4はピストン、
7はコネクテイングロツド、8はクランクシヤフ
ト、10は扇形部材、12は排気穴、13は吸気
穴、16はクランク室である。
左側面縦断面図、第2図はコンプレツサーの空気
圧縮装置部の構成を示す横断平面図、第3図はコ
ンプレツサーの空気圧縮装置の断面図で本考案の
変形例を示す。第4図はコンプレツサーの左側面
断面図で本考案の変形例を示す。第5図は本考案
の変形例における半円形シヤツターの平面図、第
6図は本考案の変形例における周面シヤツターの
斜視図。 図において、1はシリンダー、4はピストン、
7はコネクテイングロツド、8はクランクシヤフ
ト、10は扇形部材、12は排気穴、13は吸気
穴、16はクランク室である。
Claims (1)
- シリンダー内を往復するピストンと、前記ピス
トンを駆動させるコネクテイングロツド及びクラ
ンクシヤフト等を収納するクランク室とを備えた
コンプレツサーにおいて、前記クランクシヤフト
に扇形部材を固着するとともに前記クランク室に
は貫通した排気穴及び吸気穴をほぼ対向する位置
に穿設し、前記扇形部材は前記ピストンの前記シ
リンダーから前記クランク室への移動時には前記
吸気穴側に位置し、かつ前記ピストンの前記クラ
ンク室から前記シリンダー室への移動時には前記
排気穴側に位置することを特徴としたクランク室
の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985117357U JPH037590Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985117357U JPH037590Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6226580U JPS6226580U (ja) | 1987-02-18 |
JPH037590Y2 true JPH037590Y2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=31002792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985117357U Expired JPH037590Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH037590Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52127607A (en) * | 1976-04-20 | 1977-10-26 | Tokico Ltd | Cooling equipment of oil less type reciprocating compressor |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP1985117357U patent/JPH037590Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52127607A (en) * | 1976-04-20 | 1977-10-26 | Tokico Ltd | Cooling equipment of oil less type reciprocating compressor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6226580U (ja) | 1987-02-18 |
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