JPS6016738Y2 - ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング - Google Patents
ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジングInfo
- Publication number
- JPS6016738Y2 JPS6016738Y2 JP14176679U JP14176679U JPS6016738Y2 JP S6016738 Y2 JPS6016738 Y2 JP S6016738Y2 JP 14176679 U JP14176679 U JP 14176679U JP 14176679 U JP14176679 U JP 14176679U JP S6016738 Y2 JPS6016738 Y2 JP S6016738Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor housing
- plug
- rotary piston
- self
- piston engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、プラグホール近傍の潤滑性を改良シタロー
タリピストンエンジンのロータハウジングに関するもの
である。
タリピストンエンジンのロータハウジングに関するもの
である。
一般にロータリピストンエンジンは、トロコイド内周面
を有するロータハウジングとサイドハウジングとで形成
されるケーシングの中をミはぼ三角形状をしたロータが
遊星回転運動をしながら吸入、圧縮、爆発、排気の行程
を行なうものである。
を有するロータハウジングとサイドハウジングとで形成
されるケーシングの中をミはぼ三角形状をしたロータが
遊星回転運動をしながら吸入、圧縮、爆発、排気の行程
を行なうものである。
そしてこのロータリピストンエンジンにおいては、上記
ハウジングのトロコイド内周面と上記ロータのフランク
面とによって形成される作動室の機密性を保つため、ロ
ータの頂点にアペックスシールが設けられており、その
ためプラグを作動室に突出させることができず、プラグ
ホールにプラグを作動室から後退させて取付でいる（実
公昭４８−２８８４号公報参照）。
ハウジングのトロコイド内周面と上記ロータのフランク
面とによって形成される作動室の機密性を保つため、ロ
ータの頂点にアペックスシールが設けられており、その
ためプラグを作動室に突出させることができず、プラグ
ホールにプラグを作動室から後退させて取付でいる（実
公昭４８−２８８４号公報参照）。
またロータリピストンエンジンでは、アペックスシール
とトロコイド内周面との潤滑を図るため、吸気系から潤
滑油（以下オイルという）を供給するよつにしているが
、プラグ取付部分の構造上、プラグホール近傍で熱負荷
が最も高くなって焼付けが発生するという問題があり、
十分な量のオイルを供給する必要があった。
とトロコイド内周面との潤滑を図るため、吸気系から潤
滑油（以下オイルという）を供給するよつにしているが
、プラグ取付部分の構造上、プラグホール近傍で熱負荷
が最も高くなって焼付けが発生するという問題があり、
十分な量のオイルを供給する必要があった。
一方、プラグホール周辺が焼付かないだけのオイルを供
給するようにすると、オイル供給量が多くなり、プラグ
ホール内にオイルが流入してプラグの劣化が生じたり、
排気系に装着した触媒装置等の排気ガス浄化装置が悪影
響を受けたりするという問題があり、オイル供給量はで
きるだけ減少させたいという相反する要求が生じた。
給するようにすると、オイル供給量が多くなり、プラグ
ホール内にオイルが流入してプラグの劣化が生じたり、
排気系に装着した触媒装置等の排気ガス浄化装置が悪影
響を受けたりするという問題があり、オイル供給量はで
きるだけ減少させたいという相反する要求が生じた。
この考案は、かかる問題点に鑑み、少ないオイル供給量
で焼付けの発生を防止できるロータリピストンエンジン
のロータハウジングを提供せんとするものである。
で焼付けの発生を防止できるロータリピストンエンジン
のロータハウジングを提供せんとするものである。
ここで上述のオイル供給量について考察すると、プラグ
ホール周辺が焼付かないだけのオイルを供給すれば、他
の部分にも焼付けを発生しないものであり、従ってオイ
ルの供給量はプラグホール周辺の潤滑性によって決まる
ものと考えられる。
ホール周辺が焼付かないだけのオイルを供給すれば、他
の部分にも焼付けを発生しないものであり、従ってオイ
ルの供給量はプラグホール周辺の潤滑性によって決まる
ものと考えられる。
なお従来より、ロータリピストンエンジンにおいて、プ
ラグホール周辺部に熱的応力（熱疲労）に強い部材を配
設し、該熱的応力による亀裂の発生を防止するようにし
たものがあり、（実開昭５２−６０５０５号公報、実公
昭５２−２４６５６号公報参照）、又回転機械において
そのサイドプレートに自己潤滑部材を設けて無潤滑を実
現するようにしたものが知られている（実公昭５４−２
０４８５号公報参照）。
ラグホール周辺部に熱的応力（熱疲労）に強い部材を配
設し、該熱的応力による亀裂の発生を防止するようにし
たものがあり、（実開昭５２−６０５０５号公報、実公
昭５２−２４６５６号公報参照）、又回転機械において
そのサイドプレートに自己潤滑部材を設けて無潤滑を実
現するようにしたものが知られている（実公昭５４−２
０４８５号公報参照）。
この考案は、オイル供給量がプラグホール周辺の潤滑性
によって決まるという点に着目し、プラグホール周辺の
トロコイド内周面にカーボンあるいはカーボン含有量の
多い燃結合金等の自己潤滑性に優れた自己潤滑部材を埋
設するようにしたものである。
によって決まるという点に着目し、プラグホール周辺の
トロコイド内周面にカーボンあるいはカーボン含有量の
多い燃結合金等の自己潤滑性に優れた自己潤滑部材を埋
設するようにしたものである。
この考案においては、自己潤滑部材によって熱負荷の最
も高いプラグホール周辺の潤滑性が確保されて焼付けの
発生が防止されることから、オイル供給量は低減される
ことなる。
も高いプラグホール周辺の潤滑性が確保されて焼付けの
発生が防止されることから、オイル供給量は低減される
ことなる。
以下この考案の実施例を図について説明する。
第１図及び第２図図はこの考案の一実施例を示し、図に
おいて１はトロコイド内周面２を有するロータハウジン
グであり、３はこのロータハウジング１の両側に設けら
れたサイドハウジングである。
おいて１はトロコイド内周面２を有するロータハウジン
グであり、３はこのロータハウジング１の両側に設けら
れたサイドハウジングである。
上記ロータハウジング１の側壁にはそれぞれ雌ねじの形
成された２つのプラグホール４，５が形成されており、
これらのプラグホール４，５にはそれぞれリーディング
プラグ６とトレーリングプラグ７とが螺合して取付けら
れている。
成された２つのプラグホール４，５が形成されており、
これらのプラグホール４，５にはそれぞれリーディング
プラグ６とトレーリングプラグ７とが螺合して取付けら
れている。
また上記プラグホール４，５の内側には該プラグホール
４．５より直径の大きな円形凹部８，９が形成されてお
り、これにカーボンあるいはカーボンの含有量の多い焼
結合金等からなる自己潤滑性の優れた自己潤滑部材１０
．１１が嵌合固着されている。
４．５より直径の大きな円形凹部８，９が形成されてお
り、これにカーボンあるいはカーボンの含有量の多い焼
結合金等からなる自己潤滑性の優れた自己潤滑部材１０
．１１が嵌合固着されている。
また１２はロータハウジング１内を遊星回転運動するロ
ータで、１３はこのロータ１２の頂点に装着され、トロ
コイド内周面２と摺接するアペックスシールである。
ータで、１３はこのロータ１２の頂点に装着され、トロ
コイド内周面２と摺接するアペックスシールである。
ここでリーディングプラグ６側の自己潤滑部材１０は円
筒状であり、プラグ６のねじ部６ａと嵌合する部分と、
トロコイド内周面２での開口１０ａの径とは変わらない
が、トレーリングプラグ７側自己潤滑部材１１はプラグ
７のねじ部７ａと嵌合する部分の径に対し、トロコイド
内周面２での開口１１ａの径をずっと小さく形成してい
る。
筒状であり、プラグ６のねじ部６ａと嵌合する部分と、
トロコイド内周面２での開口１０ａの径とは変わらない
が、トレーリングプラグ７側自己潤滑部材１１はプラグ
７のねじ部７ａと嵌合する部分の径に対し、トロコイド
内周面２での開口１１ａの径をずっと小さく形成してい
る。
そしてこのように開口１１ａの径が小さいと、アペック
スシール１３がこの開口１１ａを通過するときの作動室
から隣室へのガスの吹き抜けを防止することができる。
スシール１３がこの開口１１ａを通過するときの作動室
から隣室へのガスの吹き抜けを防止することができる。
なお、このロータハウジングの製造の際には、自己潤滑
部材１０．１１をロータハウジング１の鋳造の際、ロー
タハウジング１と一体に母材でもって鋳ぐるめばよい。
部材１０．１１をロータハウジング１の鋳造の際、ロー
タハウジング１と一体に母材でもって鋳ぐるめばよい。
このような構成になるロータハウジングでは、熱負荷の
最も高いプラグホール近傍に、自己潤滑性に優れた材質
からなる自己潤滑部材を埋設したので、焼付けを発生さ
せることはなく、オイル供給量を減少でき、その結果プ
ラグが劣化したり、排気ガス浄化装置が悪影響を受けた
りするという従来の問題は発生しない。
最も高いプラグホール近傍に、自己潤滑性に優れた材質
からなる自己潤滑部材を埋設したので、焼付けを発生さ
せることはなく、オイル供給量を減少でき、その結果プ
ラグが劣化したり、排気ガス浄化装置が悪影響を受けた
りするという従来の問題は発生しない。
以上のように、この考案によれば、トロコイド内周面を
有するロータハウジングの側壁のプラグホール近傍に、
自己潤滑性に優れた自己潤滑部材を埋設するようにした
ので、プラグホール周辺の潤滑性を保証して焼付けの発
生を防止し、かつオイル供給量を少なくするという相反
する２つの要求温たすことができる効果がある。
有するロータハウジングの側壁のプラグホール近傍に、
自己潤滑性に優れた自己潤滑部材を埋設するようにした
ので、プラグホール周辺の潤滑性を保証して焼付けの発
生を防止し、かつオイル供給量を少なくするという相反
する２つの要求温たすことができる効果がある。
第１図はこの考案の一実施例によるロータリピストンエ
ンジンのロータハウジングの断面図、第２図はその内壁
面の平面部である。 １・・・・・田−タハウジング、２・・・・・・トロコ
イド内周面、４，５・・・・・・プラグホール、１０．
１１・・・・・・自己潤滑部材。
ンジンのロータハウジングの断面図、第２図はその内壁
面の平面部である。 １・・・・・田−タハウジング、２・・・・・・トロコ
イド内周面、４，５・・・・・・プラグホール、１０．
１１・・・・・・自己潤滑部材。
Claims (1)
- トコロイド内周面に、プラグホール近傍において自己潤
滑性に優れた材質からなる自己潤滑部材を埋設したこと
を特徴とするロータリピストンエンジンのロータハウジ
ング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14176679U JPS6016738Y2 (ja) | 1979-10-13 | 1979-10-13 | ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14176679U JPS6016738Y2 (ja) | 1979-10-13 | 1979-10-13 | ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5659934U JPS5659934U (ja) | 1981-05-22 |
| JPS6016738Y2 true JPS6016738Y2 (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=29373081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14176679U Expired JPS6016738Y2 (ja) | 1979-10-13 | 1979-10-13 | ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6016738Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT512319B1 (de) * | 2011-12-19 | 2014-01-15 | Avl List Gmbh | Rotationskolbenmaschine |
| AT512152B1 (de) | 2011-12-19 | 2013-06-15 | Avl List Gmbh | Rotationskolbenmaschine |
-
1979
- 1979-10-13 JP JP14176679U patent/JPS6016738Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5659934U (ja) | 1981-05-22 |
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