JPH0375327B2 - - Google Patents

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JPH0375327B2
JPH0375327B2 JP27519687A JP27519687A JPH0375327B2 JP H0375327 B2 JPH0375327 B2 JP H0375327B2 JP 27519687 A JP27519687 A JP 27519687A JP 27519687 A JP27519687 A JP 27519687A JP H0375327 B2 JPH0375327 B2 JP H0375327B2
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JP
Japan
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mold
layer
clear
metallic
coating method
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、成形型の表面に予め塗膜を形成し、
該塗膜の上からウレタン原料を注入し、ウレタン
成形と同時にウレタン層の表面に塗膜を一体化さ
せるモールドコート法に関するものである。 そして、より詳細には本発明は上記するモール
ドコート法のうち、塗料にメタリツク塗料を使用
するモールドコート法に係るものである。 (従来技術) モールドコート法は、成形品の成形工程と同時
に成形体表面への塗膜形成を行うことができ、従
来成形工程の後工程として行つていた塗装工程を
全く省略することができ、工程の簡素化を行うこ
とができるため、自動車外装品を中心に研究実用
化がなされている。(特開昭56−154041号公報、
特開昭56−136338号公報) ところで、近年このモールドコート法をメタリ
ツク塗装についても応用する試みがなされてい
る。この従来行なわれてきたモールドコート法に
よるメタリツク塗装について概略説明すると、成
形型の成形面にクリアーを塗布し、該クリアーの
上から金属薄片を混入したメタリツク塗料を塗布
し、その後成形型内にウレタン原料を充填し、該
ウレタン原料を反応硬化して行うものである。 (発明が解決しようとする問題点) 前記した、従来技術のメタリツク塗料を使用し
たモールドコート法によつても、一応メタリツク
塗料の成形体への付着は可能である。しかし、従
来のモールドコート法による場合は、通常のメタ
リツク塗装に比較して金属片の乱反射が少なく、
塗装の立体感が乏しくなる傾向があつた。 そこで、本発明は従来技術のモールドコート法
をメタリツク塗装に応用した場合の係る欠点に着
目し、通常のメタリツク塗装と同様に美しい金属
薄片の乱反射が発生し、立体感を有するメタリツ
ク塗装面を設けることができるモールドコート法
を提供することを目的とする。この目的を達成す
るため本発明者が従来技術のモールドコート法に
よるメタリツク塗装と、通常のメタリツク塗装の
乱反射の相違は何に起因するかについて詳細に研
究したところ以下の重大な事実を発見するに至つ
た。 則ち、通常のメタリツク塗装による場合のメタ
リツク塗料層内では、金属薄片と塗料基剤の比重
差等から第3図のように成形体の下地1の表面部
分に金属薄片の一部分2が並んで配列され、残る
金属薄片3は塗料層4中に乱雑に浮遊した状態で
配置されている。そして、このうち主として浮遊
状の金属薄片3が光線を乱反射し、独自のキラキ
ラ感を出す。 これに対し、従来のモールドコート法によるメ
タリツク塗装は通常の塗装とは逆に最初金型にク
リアーを塗布し、その次に該クリアー上にメタリ
ツク塗料を塗布するため、クリアー層5と塗料層
8の境界部に金属薄片6が境界面と並行状に配列
されてしまう。(第4図) そのため、メタリツク塗装層中に乱雑に混入さ
れた金属薄片7の前面が前記した並行状に配列さ
れた金属薄片6に被われ金属薄片7での乱反射が
疎外されてしまうものであつた。 (問題点を解決するための手段) しかして、上述の事実に鑑み、前記する目的を
達成するための本発明の特徴は一つには、成形型
キヤビテイの成形面に表面に微細な凹凸を形成す
るクリアーを塗布し、該クリアーに重ねて金属薄
片を混入したメタリツク塗料を塗布した後、キヤ
ビテイ内にウレタン樹脂原料を充填し、該ウレタ
ン原料が反応硬化後に脱型するモールドコート法
にあり、今一つの特徴は、クリアー層、メタリツ
ク塗料層、ウレタン樹脂層が順次積層されたモー
ルドコート法における成形品の層構造において、
プライマー層とメタリツク塗料層の境界が、微細
な凹凸を有する面であり、メタリツク塗料中の金
属薄片が前記凹凸面に並行に配列されてなる、モ
ールドコート法における成形品の層構造にある。
本発明のモールドコート法における成形品の層構
成は従来平面状であつたクリアー層とメタリツク
塗料層の境界面を乱雑な凹凸を有する面とし、こ
の凹凸面に金属薄片を並行状に配列せしめた構造
としたため、金属薄片がメタリツク塗料層内で乱
雑な状態となる。そのため、クリアー層とメタリ
ツク塗料層の境界部の金属薄片があたかも通常の
メタリツク塗装と同様の乱反射を発生する。 また、このような作用を行う層構成は通常モー
ルドコートで使用するクリアーにかわつて表面に
微細な凹凸を形成するクリアーを成形型に予め塗
布し、該凹凸面にメタリツク塗料を塗布すること
により製造することができる。 則ち、クリアー上に塗布したメタリツク塗料に
含まれる金属薄片は、前記した通りメタリツク塗
料の基剤より重いため一部がクリアーの表面に並
行に配列するが、本発明のクリアーは平滑面では
なく乱雑な凹凸面であるため、金属薄片はこの凹
凸面に対して並行に配列され結果として乱雑な状
態となる。 ここで、表面に微細な凹凸を形成するクリアー
とはクリアーが乾燥状態でその表面が平滑ではな
く、深さが5〜15μ程度であり、ピツチが30〜
100μ程度の凹凸が形成されるものである。具体
的には、以下のような手段が可能である。 1 クリアーの塗料の溶剤として通常の溶剤に加
えて揮発性の高い好ましくは沸点が100℃以下
の溶剤を添加し、全体として粘度をNo.4フオー
ドカツプで20秒以上に調整したものを使用す
る。本クリアーの塗料は粘度が高いので、塗装
の粒子が平滑になりにくく、また乾燥が早いた
め平面が凹凸のクリアー塗装面が形成される。 2 クリアー塗料に有機スズ系触媒を添加する。
本塗料は有機スズ系触媒により乾燥が早く表面
が凹凸状となる。 3 塗装吹き付けの圧力を3Kg/cm2以下の低い圧
力で行う。本方法は塗料の粒子が大きいため表
面が凹凸になる。 4 クリアー塗装作業中の成形型の表面温度を50
℃以上に保持し、塗料の乾燥を早める。 5 クリアー塗料を成形型に塗布し、乾燥後機械
的に表面に凹凸を設ける。 (実施例) 以下更に本発明の具体的実施例について説明す
る。 第1図は本発明の実施例のモールドコートにお
ける成形品の層構造の断面図である。第1図にお
いて10はモールドコートにおける成形品の表面
層を示す。 本実施例の表面層10は、ウレタン層からなる
成形品本体層11の表面にモールドコート工法に
よりメタリツク塗料層12、クリアー層13を積
層したものである。そして、クリアー層13とメ
タリツク塗料層12の境界部分は凹凸30形状で
あり、両者の境界部分に金属薄片14が境界面の
凹凸30と並行に配列されている。 以下上記した層構造の形成方法について述べ
る。 第2図は本発明におけるモールドコート法を示
す成形型の断面図である。図において20は
RIM成形型であり、上型21と下型22の一対
の組合せにより内部に成形キヤビテイを有する。 最初、成形型20の成形面に配合比が主剤(大
日本塗料(株)プラニツトNo.732)100、硬化剤15、シ
ンナー30〜40のクリアー23を20〜30μ塗布す
る。そして、その間1〜3分間放置し、上記クリ
アーも概ね乾燥させる。 上記の手段によつて塗布乾燥されたクリアーは
表面が平滑ではなく凹凸状になつている。 そして、クリアーの上から主剤(大日本塗料(株)
プラニツトNo.730メタリツクカラー)100、硬化剤
10、シンナー80〜90のメタリツク塗料を塗布し、
そして更に成形型20のキヤビテイ内に表1の組
成のウレタン原料24を注入する。該ウレタン原
料が発泡し、反応硬化後脱型することにより所望
のモールドコート成形品を得る。 上述の実施例により得られたモールドコート成
形品は、通常のメタリツク塗装と同様に美しい乱
反射が得られ、また塗装の立体感をも有するもの
であつた。
【表】 (効果) 本発明のモールドコート法における成形品の層
構造は、クリアー層とメタリツク塗料層の境界が
微細な凹凸を有し、メタリツク塗料中の金属薄片
が凹凸面に並行に配列されたものであるため、外
部から入射した光は金属薄面で乱反射し、通常の
メタリツク塗装と同様の美しい仕上りとなる効果
を有する。 また、本発明のモールドコート法はクリアーの
表面を凹凸状とし、その上からメタリツク塗料を
塗布することによりメタリツク塗料中の金属薄片
を前記凹凸に沿わして配列させ、容易に金属薄片
を乱雑な配置とすることができ、乱反射の大きい
メタリツク塗装をモールドコートにより行うこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のモールドコート法に
おける成形品の層構造の断面図であり、第2図は
本発明の実施例におけるモールドコート法を示す
成形型の断面図であり、第3図は従来技術のモー
ルドコート法により製造された成形品の層構造の
断面図であり、第4図は通常のメタリツク塗装に
おける塗装層断面図である。 11,24……ウレタン樹脂層、12……メタ
リツク塗料層、13……クリアー層、14……金
属薄片、30……凹凸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 成形型キヤビテイの成形面に、表面に微細な
    凹凸を形成するクリアーを塗布し、該クリアーに
    重ねて金属薄片を混入したメタリツク塗料を塗布
    した後、キヤビテイ内にウレタン樹脂原料を充填
    し、該ウレタン原料が反応硬化後に脱型すること
    を特徴とするモールドコート法。 2 クリアー層、メタリツク塗料層、ウレタン樹
    脂層が順次積層されたモールドコート法における
    成形品の層構造において、クリアー層とメタリツ
    ク塗料層の境界が微細な凹凸を有する面であり、
    メタリツク塗料中の金属薄片が前記凹凸面に並行
    に配列されてなることを特徴とするモールドコー
    ト法における成形品の層構造。
JP27519687A 1987-10-29 1987-10-29 モールドコート法およびモールドコート法における成形品の層構造 Granted JPH01115609A (ja)

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JPH01115609A JPH01115609A (ja) 1989-05-08
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