JPH0375095B2 - - Google Patents

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JPH0375095B2
JPH0375095B2 JP23913886A JP23913886A JPH0375095B2 JP H0375095 B2 JPH0375095 B2 JP H0375095B2 JP 23913886 A JP23913886 A JP 23913886A JP 23913886 A JP23913886 A JP 23913886A JP H0375095 B2 JPH0375095 B2 JP H0375095B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、アークタンジエント(ATAN)形
FM復調器に関する。
(従来の技術) デイジタル信号処理によるFM復調器のひとつ
に、ATAN形FM復調器がある。第2図は、
「ICCE85、THAM9.3(JUNE6、1985)、P.132〜
P.133」に紹介されているATAN形FM復調器を
示す。
入力端子1には、下式で表わされるサンプリン
グ(デイジタル化)されたFM信号X(kT)が入
力される。
X(kT)=Asin{2πfcTk+θ(kT)} θ(kT)=[∫r(t)dt]t=kT ……(i) A:振幅、fc:搬送周波数、T:サンプリング
周期、k:整数、r(t):変調信号、θ(kT):
変調信号の積分信号 上記FM信号X(kT)は、90゜移相回路2と遅延
補正回路3に分岐して供給される。90゜移相回路
2の出力Y(kT)は次式で示される。
Y(kT)=Acos{2πfcTk+θ(kT)} ……(ii) 一方、前記遅延補正回路3は、入力されるFM
信号X(kT)の位相が上記FM信号Y(kT)の位
相に一致するように、前記FM信号X(kT)を遅
延調整して出力する。この調整後のFM信号X
(kT)と前記FM信号Y(kT)は共に1/4縮小回
路4に導びかれる。
上記1/4縮小回路4は、X(kT),Y(kT)の絶
対値|X(kT)|、|Y(kT)|ならびに各々の
FM信号が存在する象限に基づいて決定される符
号情報v(kT)を出力する。上記絶対値信号|X
(kT)|,|Y(kT)|はそれぞれ接続端子9,1
0を介して除算回路5に入力される。
除算回路5は、入力信号間の除算を実行し、商
としてZ(kT)を出力する。
Z(kT)=|X(kT)|/|Y(kT)| 上記Z(kT)は、余弦(|Y(kT)|)と正弦
(|X(kT)|との比であり、正接の絶対値を表わ
している。すなわち、 Z(kT)=|tan{2πfcTk+θ(kT)}| ……(iii) である。この正接絶対値Z(kT)は、ATAN
ROM6に入力される。このATAN ROM6は、
入力される絶対値Z(kT)に応じて、その位相値
S(kT)を出力する。したがつて、S(kT)は下
式で表わされる。
S(kT)=arctan{Z(kT)} ……(iv) ここでZ(kT)は絶対値であるから、位相S
(kT)の値は、 0S(kT)π/2 ……(v) に限定されている。この位相情報S(kT)は、接
続端子11を介して1/4復元回路7に入力される。
上記1/4復元回路7には、前記位相情報S(kT)
の他、前述の符号情報v(kT)が入力されてい
る。復元回路7は、両情報S(kT),v(kT)に
基づいて復元信号U(kT)を出力する。この復元
信号U(kT)の値は、FM信号X(kT),Y(kT)
の値に応じて下式のように求められる。
U(kT)=S(kT)…X(kT)≧0、Y(kT)≧0=−S(kT)
+π…X(kT)≧0、Y(kT)<0 =−S(kT)+2π…X(kT)<0、Y(kT)≧0=S(kT)
+π…X(kT)<0、Y(kT)<0……(vi) 復元信号U(kT)は、差分回路8に導びかれ
る。差分回路8は復元信号U(kT)の差分をと
り、下式に示される復調出力G(kT)を出力端子
12に向け出力する。
G(kT)≒2πfcT+|dθ/dt|t=kT =2πfcT+Tr(kT) ……(vii) この(vii)式における第2項Tr(kT)が求める復
調信号となる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来のATAN形復調器は、その回路
規模、特にROMの回路規模が膨大なものとなつ
てしまうという問題点を有する。
いま、除算回路5の入力信号|X(kT)|,|Y
(kT)|が共にnビツトの信号であつたとする。
このとき出力Z(kT)のとり得る値の範囲は、
2-n〜2nとなるため、Z(kT)のビツト数は2nビ
ツトとなる。この2nビツト信号Z(kT)は
ATAN ROM6に入力されるが、ROM6の出力
S(kT)をmビツトとすると、結局ROM6の回
路規模は22n×mビツトとなる。この値は、例え
ばn=m=8とすると524Kビツトにもなり、非
常に大きな値となる。
このように従来のATAN形復調器の構成は、
その回路規模が大きく、IC化に不向きなもので
あつた。
本発明は上記問題点に鑑み成されたもので、使
用するROMの回路規模を極力減少させた、IC化
に好適なATAN形復調器を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明では、除算回路の入力を大小比較し、そ
の大きい方を常に除数とすることにより、商のと
り得る値の範囲を従来より半減させ2n〜2oとす
る。これにより除算回路の出力ビツト数、すなわ
ち、120Mの入力ビツト数をnビツトと半減させ
る。
このとき除算回路の出力は、従来が正接(tan)
に固定されていたのに対し、入力信号の大小によ
り正接あるいは余接(cotan)と変化する。正接
と余接には下式の関係がある。
arccotanx=π/2−arctanx ……(viii) 本発明では除算回路の出力が余接である場合に
も、上記(viii)の演算をATAN ROMおよびπ/2
発生器、減算器から成る極めて簡易な構成により
実行し、ROMとしてはATAN ROMのみを用い
て余接にも応じた位相値を得られるようにしてい
る。
(作用) 上記構成により、ATAN ROMの入力ビツト
を従来の半分であるnビツトとすることができ、
これによりROMの回路規模も半減させることが
できる(先と同様の例で言えば、256Kビツトと
なる)。よつて、本発明によるATAN形FM復調
は、IC化に極めて好適である。
(実施例) 以下、第1図により本発明のATAN形FM復
調器の一実施例を説明する。従来回路と異なるの
は破線枠内の構成であるので、この点について説
明する。
接続端子9,10にそれぞれ入力されるFM信
号X(kT),Y(kT)は、大小比較回路21のA、
B入力端に各々導びかれると共に、選択回路22
に供給される。前記大小比較回路21は、入力さ
れる信号間の大小を比較し、その結果に基づき前
記選択回路22の出力切替えを制御する制御信号
23を出力する。すなわち、A入力端の信号(X
(kT))がB入力端の信号(Y(kT))より大きい
かもしくは等しい場合には、制御信号23は
“H”(高レベル)信号となり、小さい場合には
“L”(低レベル)信号となる。
上記制御信号23が“H”の場合には、選択回
路22は除算回路24のA、B入力端に向け各々
X(kT),Y(kT)を出力し、“L”のときには逆
にA、B入力端にY(kT),X(kT)を切替えて
出力する。したがつて、除算回路24のA入力端
にはX(kT),Y(kT)のいずれか常に大きい方
の信号が入力されることになる。除算回路24
は、A入力端に供給される信号を被除数、B入力
端の信号を除数として除算を実行する。よつて、
FM信号X(kT),Y(kT)の大小により、除算
回路24の出力Z(kT)は以下の値となる。
いずれの値でも分子は分母と等しいか大である
ので、Z(kT)の値のとり得る範囲は、X(kt),
Y(kt)がnビツト信号であるとすると、2n〜2o
となり、Z(kT)は最大でもnビツトの信号であ
る。
上記絶対値信号Z(kT)はATAN ROM25
に入力される。ATAN ROM25は、Z(kT)
の値に応じたarctanの値を出力する。このarctan
{Z(kT)}は選択回路26の一方の入力端に導び
かれると同時に符号反転回路27に供給される。
符号反転回路27の出力(−arctan{Z(kT)})
は、加算器28に供給され、π/2の値が加算さ
れる。したがつて、加算器28の出力は(viii)式の右
辺で表わされ、結局、arccotan{Z(kT)}と等し
いものとなる。このarccotan{Z(kT)}は前記選
択回路26の他方の入力端に入力される。
前記arctan{Z(kT)}、arccotan{Z(kT)}が
入力される前記選択回路26は、前記制御信号2
3により切替制御され、いずれかの一方の値を位
相情報S(kT)として出力する。すなわち、制御
信号が“H”(|X(kT)||Y(kT)|)のと
きには(ix)式に示したように|Z(kT)|=tanαで
あるので、arctan{Z(kT)}を、また“L”(|
Y(kT)|>|X(kT)|)のときには|Z(kT)
|=cotanαなのでarccotan{Z(kT)}を各々S
(kT)として出力する。これによりS(kT)はZ
(kT)の正確な位相情報となる。
以後、上記位相情報S(kT)の処理は、前述の
従来回路と同様に行われ、最終的に差分回路8に
接続する出力端子12に復調信号を得ることがで
きる。
[発明の効果] 以上説明した本発明によれば、ATAN ROM
25の入力信号Z(kT)のビツト数を従来の半分
であるnビツトとすることができる。したがつ
て、その出力信号arctan{Z(kT)}のビツト数を
mとすれば、本発明に用いられるATAN ROM
25の回路規模は、2n×mビツトとなり、従来に
比べ半減する。これにより、IC化を進める上で
障害となつていたROMの回路規模の縮小を図る
ことにより、ICに好適なATAN形FM復調回路
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るATAN形FM復調回路
の一実施例を示す構成図、第2図は従来の
ATAN形FM復調回路の構成図である。 2……移相回路、4……1/4縮小回路、7……
1/4復元回路、8……差分回路、21……大小比
較回路、22,26……選択回路、23……制御
信号、24……除算回路、25……ATAN
ROM、27……反転回路、28……加算器、X
(kT),Y(kT)……FM信号、Z(kT)……除算
結果、S(kT)……位相情報、v(kT)……符号
情報、U(kT)……復元信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力FM信号の位相を90゜移相する90゜移相回
    路と、前記入力FM信号ならびに前記90゜移相回路
    の出力するFM信号の各々の符号を検出し符号情
    報として出力すると共に、これらFM信号の絶対
    値を第1のFM信号ならびに第2のFM信号とし
    て出力する1/4縮小回路と、前記第1、第2の
    FM信号間の大小比較を行なう大小比較回路と、
    この大小比較回路が比較結果に基づき出力する制
    御信号により、前記第1、第2のFM信号のうち
    いずれか大きい方を第1出力とし、小さい方を第
    2出力とする第1の選択回路と、前記第1出力を
    被除数とし前記第2出力を除数として除算を実行
    する除算回路と、この除算回路の出力する除算結
    果を変数とするアークタンジエント値を出力する
    記憶回路と、前記アークタンジエント値に基づき
    アークコタンジエント値を出力する手段と、前記
    第1出力が前記第1のFM信号であるときには前
    記アークタンジエント値を、また前記第1出力が
    前記第2のFM信号であるときは前記アークコタ
    ンジエント値を前記制御信号に基づき位相情報と
    して選択出力する第2の選択回路と、前記符号情
    報に基づき前記位相情報を修正し復元信号として
    出力する1/4復元回路と、前記復元信号の差分を
    とり復調信号を出力する差分回路とを具備するこ
    とを特徴とするアークタンジエント形FM復調
    器。 2 アークコタンジエント値を出力する手段は、
    アークタンジエント値の符号を反転する反転回路
    と、この反転回路の出力にπ/2を加算しアーク
    コタンジエント値として出力する加算器とから成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    アークタンジエント形FM復調回路。
JP23913886A 1986-10-09 1986-10-09 ア−クタンジエント形fm復調器 Granted JPS6394707A (ja)

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JPS6394707A JPS6394707A (ja) 1988-04-25
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US4985684A (en) * 1989-08-31 1991-01-15 Motorola, Inc. Fully integrated digital FM discriminator

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