JPH0374867A - 容量素子 - Google Patents
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- JPH0374867A JPH0374867A JP21095689A JP21095689A JPH0374867A JP H0374867 A JPH0374867 A JP H0374867A JP 21095689 A JP21095689 A JP 21095689A JP 21095689 A JP21095689 A JP 21095689A JP H0374867 A JPH0374867 A JP H0374867A
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Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は高精度の容量を得られる電圧可変形の容量素子
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術
近年、アナログ・デジタル集積回路の分野ではアナログ
回路の高精度化が進み、フィルター回路等の無調整化が
必要となってきており、半導体集積回路チップ上に高精
度の容量素子を形成することが要望されている。
回路の高精度化が進み、フィルター回路等の無調整化が
必要となってきており、半導体集積回路チップ上に高精
度の容量素子を形成することが要望されている。
以下に、従来の容量素子について説明する。第5図は従
来のMISI容量素子の断面図を示すものである。第5
図において、51はN型シリコン基板、52はLOCO
8,53は容量絶縁膜、54はN中型多結晶シリコン膜
、55はN生型拡散層、56は層間絶縁膜、57は上部
引出し電極、58は下部引出し電極である。
来のMISI容量素子の断面図を示すものである。第5
図において、51はN型シリコン基板、52はLOCO
8,53は容量絶縁膜、54はN中型多結晶シリコン膜
、55はN生型拡散層、56は層間絶縁膜、57は上部
引出し電極、58は下部引出し電極である。
以上のように構成されたMISI容量素子について以下
にその動作について説明する。真空の誘電率をεo1容
量絶縁膜53の比誘電率をεに1その膜厚をt、N生型
多結晶シリコン膜54の面積をSとすると、MISI容
量素子の容量値Cは次式で与えられる。
にその動作について説明する。真空の誘電率をεo1容
量絶縁膜53の比誘電率をεに1その膜厚をt、N生型
多結晶シリコン膜54の面積をSとすると、MISI容
量素子の容量値Cは次式で与えられる。
C=S・εo・εに/l (3,1)N十型拡
散M55の不純物濃度は通常I X 1020c!m″
″3程度であり、N+型型数散層55側伸びる空乏層幅
は、容量絶縁膜53の膜厚tに比べ十分小さく無視する
ことができる。従って、MISI容量素子の容量値はN
生型多結晶シリコン膜54の面積S1容量絶縁膜53の
膜厚t1比誘電率εにで決定される。
散M55の不純物濃度は通常I X 1020c!m″
″3程度であり、N+型型数散層55側伸びる空乏層幅
は、容量絶縁膜53の膜厚tに比べ十分小さく無視する
ことができる。従って、MISI容量素子の容量値はN
生型多結晶シリコン膜54の面積S1容量絶縁膜53の
膜厚t1比誘電率εにで決定される。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記の従来構成のMISI容量素子では
、容量絶縁膜53の膜厚t、比誘電率εk及びN生型多
結晶シリコン膜54の面積Sの製造ばらつきのためにそ
の容量値が変動してしまい、高い絶対精度を有する容量
素子を実現できにくいという欠点を有していた。
、容量絶縁膜53の膜厚t、比誘電率εk及びN生型多
結晶シリコン膜54の面積Sの製造ばらつきのためにそ
の容量値が変動してしまい、高い絶対精度を有する容量
素子を実現できにくいという欠点を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、制御電極と
共通電極間に印加する制御電圧値を変化させることによ
り容量値を可変とし、製造ばらつきに起因する容量値の
設計値との誤差を補正し、所望の容量値を得ることがで
きるようにした高精度の容量素子を提供することを目的
とする。
共通電極間に印加する制御電圧値を変化させることによ
り容量値を可変とし、製造ばらつきに起因する容量値の
設計値との誤差を補正し、所望の容量値を得ることがで
きるようにした高精度の容量素子を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段
この目的を達成するために、第1の発明に係る容量素子
は絶縁層上に選択的に形成された第1の半導体膜を有し
、この第1の半導体膜上に容量絶縁膜を有し、さらにこ
の上に第2及び第3の半導体膜を有し、前記第2の半導
体膜と第3の半導体膜はPN接合を介して隣接してなり
、前記第1の半導体膜を信号電極、第2の半導体膜を共
通電極、第3の半導体膜を制御電極とした構成を有する
ことを特徴としている。
は絶縁層上に選択的に形成された第1の半導体膜を有し
、この第1の半導体膜上に容量絶縁膜を有し、さらにこ
の上に第2及び第3の半導体膜を有し、前記第2の半導
体膜と第3の半導体膜はPN接合を介して隣接してなり
、前記第1の半導体膜を信号電極、第2の半導体膜を共
通電極、第3の半導体膜を制御電極とした構成を有する
ことを特徴としている。
また、第2の発明に係る容量素子は、絶縁膜上に選択的
に形成された第1の半導体膜を有し、この第1の半導体
膜上に容量絶縁膜を有し、さらにこの上に第2及び第3
の半導体膜を有し、前記第3の半導体膜の一部がPN接
合を介して第2の半導体膜上に位置してなり、前記第1
の半導体膜を信号電極、第2の半導体膜を共通電極、第
3の半導体膜を制御電極としたことを特徴としている。
に形成された第1の半導体膜を有し、この第1の半導体
膜上に容量絶縁膜を有し、さらにこの上に第2及び第3
の半導体膜を有し、前記第3の半導体膜の一部がPN接
合を介して第2の半導体膜上に位置してなり、前記第1
の半導体膜を信号電極、第2の半導体膜を共通電極、第
3の半導体膜を制御電極としたことを特徴としている。
さらに、第3の発明に係る容量素子は、半導体基板の該
表面領域に島状に形成された第1の半導体領域を有し、
前記第1の半導体領域中に第1の半導体領域よりも浅い
拡散深さを有し且つ第1の半導体領域とPN接合を介し
てなる第2の半導体領域を有し、前記第1の半導体領域
上と第2の半導体領域上の少なくとも一部に容量絶縁膜
を介して、第1の半導体膜を有し、前記第1の半導体領
域を共通電極、第2の半導体領域を制御電極、第1の半
導体膜を信号電極としたことを特徴としている。
表面領域に島状に形成された第1の半導体領域を有し、
前記第1の半導体領域中に第1の半導体領域よりも浅い
拡散深さを有し且つ第1の半導体領域とPN接合を介し
てなる第2の半導体領域を有し、前記第1の半導体領域
上と第2の半導体領域上の少なくとも一部に容量絶縁膜
を介して、第1の半導体膜を有し、前記第1の半導体領
域を共通電極、第2の半導体領域を制御電極、第1の半
導体膜を信号電極としたことを特徴としている。
作用
以下、第1の発明の作用について説明する。第1の発明
に係る構成によって、第1の半導体膜からなる信号電極
と第2の半導体膜からなる共通電極間で第11e&!膜
容量が構成され、第1の半導体膜と第3の半導体膜から
なる制御電極間にも同様に第2絶縁膜容量が形成される
。
に係る構成によって、第1の半導体膜からなる信号電極
と第2の半導体膜からなる共通電極間で第11e&!膜
容量が構成され、第1の半導体膜と第3の半導体膜から
なる制御電極間にも同様に第2絶縁膜容量が形成される
。
一方、共通電極の第2の半導体膜と制御電極の第3の半
導体膜間にはPN接合が形成されるため、第2の半導体
膜と第3の半導体膜との間には前記PN接合による寄生
容量が存在する。よって、前記第1絶縁膜容量には第2
絶縁膜容量と前記寄生のPN接合容量が直列接続された
容量が並列に接続されることになる。この寄生PN接合
容量は、その両端即ち第2の半導体膜と第3の半導体膜
間に印加する制御電圧値を変化させることによりその容
量値を変化させることができる。従って、第3の半導体
膜を制御電極として共通電極である第2の半導体膜との
間に制御電圧を印加すれば、前記第1絶縁膜容量、第2
絶縁膜容量及び寄生PN接合容量の合成容量値を変化さ
せることができる。
導体膜間にはPN接合が形成されるため、第2の半導体
膜と第3の半導体膜との間には前記PN接合による寄生
容量が存在する。よって、前記第1絶縁膜容量には第2
絶縁膜容量と前記寄生のPN接合容量が直列接続された
容量が並列に接続されることになる。この寄生PN接合
容量は、その両端即ち第2の半導体膜と第3の半導体膜
間に印加する制御電圧値を変化させることによりその容
量値を変化させることができる。従って、第3の半導体
膜を制御電極として共通電極である第2の半導体膜との
間に制御電圧を印加すれば、前記第1絶縁膜容量、第2
絶縁膜容量及び寄生PN接合容量の合成容量値を変化さ
せることができる。
即ち、前記合成容量値の製造ばらつきに起因する設計値
との誤差を補正して所望の容量値を得ることが可能とな
る。しかも、その容量値は第2の半導体膜と第3の半導
体膜間に印加する制御電圧値のみに依存して変化するた
め、制御電圧を一定値に保持することにより、第1絶縁
膜容量の両端即ち信号電極と共通電極間に印加される信
号電圧が変化しても所望の容量値から変化しないように
することが可能となり、高精度の容量素子を実現できる
。また、容量絶縁膜の膜厚をフィールド絶縁膜の膜厚よ
りも薄くすることによりフィールド絶縁膜による寄生容
量の影響を低減することもできる。尚、第2.第3の発
明も同様の作用を有する。
との誤差を補正して所望の容量値を得ることが可能とな
る。しかも、その容量値は第2の半導体膜と第3の半導
体膜間に印加する制御電圧値のみに依存して変化するた
め、制御電圧を一定値に保持することにより、第1絶縁
膜容量の両端即ち信号電極と共通電極間に印加される信
号電圧が変化しても所望の容量値から変化しないように
することが可能となり、高精度の容量素子を実現できる
。また、容量絶縁膜の膜厚をフィールド絶縁膜の膜厚よ
りも薄くすることによりフィールド絶縁膜による寄生容
量の影響を低減することもできる。尚、第2.第3の発
明も同様の作用を有する。
実施例
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は第1の実施例に係る高精度容量素子の断面図を
示したものである。第1図において、シリコン酸化膜、
シリコン窒化膜等のフィールド絶縁膜1上に膜厚が約4
00nmの多結晶シリコン膜等の半導体膜を成長し、P
またはAs等のN型の不純物をイオン注入またはガスド
ーピング等により不純物濃度が約I X 10 ”cm
−3ないしl×10”(J−3のN中型半導体膜とし、
これを選択的にエツチングしてN中型半導体膜2を形成
する。
示したものである。第1図において、シリコン酸化膜、
シリコン窒化膜等のフィールド絶縁膜1上に膜厚が約4
00nmの多結晶シリコン膜等の半導体膜を成長し、P
またはAs等のN型の不純物をイオン注入またはガスド
ーピング等により不純物濃度が約I X 10 ”cm
−3ないしl×10”(J−3のN中型半導体膜とし、
これを選択的にエツチングしてN中型半導体膜2を形成
する。
次に、熱酸化法またはCVD法等により膜厚が約50n
mのシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等の容量絶縁膜3
を形成する。次に、膜厚が約400nmの多結晶シリコ
ン膜等の半導体膜を成長させ、レジストマスクを用いて
選択的に半導体膜をエツチングした後、同じくレジスト
マスクを用いて選択的にPまたはAs等のN型不純物を
約4X1013備−2イオン注入してN十型半導体膜4
を形成する。同様に、選択的にBまたはBF2等のP型
不純物を約4 X I Q 15cm−2イオン注入し
、P+型半導体膜5を形成する。次に眉間絶縁膜6とし
てシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等を堆積させ、コン
タクト窓開けを行なった後、アルミ等の金属を蒸着また
はスパッタリングで成長させ、選択的にエツチングして
信号電極7.共通電極8.IIJ御電極電極9成する。
mのシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等の容量絶縁膜3
を形成する。次に、膜厚が約400nmの多結晶シリコ
ン膜等の半導体膜を成長させ、レジストマスクを用いて
選択的に半導体膜をエツチングした後、同じくレジスト
マスクを用いて選択的にPまたはAs等のN型不純物を
約4X1013備−2イオン注入してN十型半導体膜4
を形成する。同様に、選択的にBまたはBF2等のP型
不純物を約4 X I Q 15cm−2イオン注入し
、P+型半導体膜5を形成する。次に眉間絶縁膜6とし
てシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等を堆積させ、コン
タクト窓開けを行なった後、アルミ等の金属を蒸着また
はスパッタリングで成長させ、選択的にエツチングして
信号電極7.共通電極8.IIJ御電極電極9成する。
尚、N中型半導体膜2及び4をP+型半導体膜に、P+
型半導体膜5をN中型半導体膜にしても良い。
型半導体膜5をN中型半導体膜にしても良い。
第2図は第2の実施例に係る高精度容量素子の断面図を
示したものである。第2図において、シリコン酸化膜や
シリコン窒化膜等のフィールド絶縁膜21上に半導体膜
として膜厚が約400nmの多結晶シリコン膜を戒長し
、PまたはAs等のN型の不純物をイオン注入またはガ
スドーピング等により不純物濃度が約l X 10”(
Ml−3ないしI X 10”cw*−3のN中型半導
体膜とし、これを選択的にエツチングしてN半型半導体
膜22を形成する。次に、熱酸化法またはCVD法等に
より膜厚が約50nmのシリコン酸化膜やシリコン窒化
膜等の容量絶縁膜23を形成する。次に、膜厚が約40
0nmの多結晶シリコン膜等の半導体膜を成長させ、B
またはBF2等のP型不純物を約4 X 10 ”cm
−”イオン注入した後、レジストマスクを用いて半導体
膜を選択的にエツチングしてP+型半導体膜24を形成
する。次に、膜厚が約40nmの多結晶シリコン膜等の
半導体膜を成長させ、PまたはAsのN型不純物を約4
X1013eml−”イオン注入した後、レジストマス
クを用いて半導体膜を選択的にエツチングしてN+型型
半体体膜25形成する。次に眉間絶縁膜26としてシリ
コン酸化膜やシリコン窒化膜等を堆積させ、コンタクト
窓開けを行なった後、アルミ等の金属を蒸着またはスパ
ッタリングで成長させ、選択的にエツチングして信号電
極27.共通電極28.制御電極29を形成する。尚、
N半型半導体膜22及び25をP+型半導体膜に、P+
型半導体膜24をN中型半導体膜としても良い。
示したものである。第2図において、シリコン酸化膜や
シリコン窒化膜等のフィールド絶縁膜21上に半導体膜
として膜厚が約400nmの多結晶シリコン膜を戒長し
、PまたはAs等のN型の不純物をイオン注入またはガ
スドーピング等により不純物濃度が約l X 10”(
Ml−3ないしI X 10”cw*−3のN中型半導
体膜とし、これを選択的にエツチングしてN半型半導体
膜22を形成する。次に、熱酸化法またはCVD法等に
より膜厚が約50nmのシリコン酸化膜やシリコン窒化
膜等の容量絶縁膜23を形成する。次に、膜厚が約40
0nmの多結晶シリコン膜等の半導体膜を成長させ、B
またはBF2等のP型不純物を約4 X 10 ”cm
−”イオン注入した後、レジストマスクを用いて半導体
膜を選択的にエツチングしてP+型半導体膜24を形成
する。次に、膜厚が約40nmの多結晶シリコン膜等の
半導体膜を成長させ、PまたはAsのN型不純物を約4
X1013eml−”イオン注入した後、レジストマス
クを用いて半導体膜を選択的にエツチングしてN+型型
半体体膜25形成する。次に眉間絶縁膜26としてシリ
コン酸化膜やシリコン窒化膜等を堆積させ、コンタクト
窓開けを行なった後、アルミ等の金属を蒸着またはスパ
ッタリングで成長させ、選択的にエツチングして信号電
極27.共通電極28.制御電極29を形成する。尚、
N半型半導体膜22及び25をP+型半導体膜に、P+
型半導体膜24をN中型半導体膜としても良い。
第3図は第3の実施例に係る高精度容量素子の断面図を
示したものである。第3図において、シリコン等のN型
(例えばAs、P等)半導体基板31に熱拡散またはイ
オン注入によりB、BF2等のP型不純物を選択的に導
入して不純物濃度がlX1017ないしI X 10
l0ctIl−3のP+型拡散層32を形成する。次に
前記P+型拡散層32の中に選択的に熱拡散またはイオ
ン注入によりAs。
示したものである。第3図において、シリコン等のN型
(例えばAs、P等)半導体基板31に熱拡散またはイ
オン注入によりB、BF2等のP型不純物を選択的に導
入して不純物濃度がlX1017ないしI X 10
l0ctIl−3のP+型拡散層32を形成する。次に
前記P+型拡散層32の中に選択的に熱拡散またはイオ
ン注入によりAs。
P等のN型不純物を導入して不純物濃度がlX1017
ないしI X 10”am−”のN中型拡散層33を形
成する。次に、熱酸化法またはCVD法等により膜厚が
約50nmのシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の容量
絶縁膜34を形成する。次に、半導体膜として膜厚が約
400nmの多結晶シリコン膜を成長させ、PまたはA
s等のN型不純物を4 X 10+5cm−2イオン注
入した後、レジストマスクを用いて半導体膜を選択的に
エツチングしてN串型半導体膜35を形成する。次に眉
間絶縁1I36としてシリコン酸化膜やシリコン窒化膜
等を堆積させ、コンタクト窓開けを行なった後、アルミ
等の金属を蒸着またはスパッタリングで成長させ、選択
的にエツチングして制御電極37゜信号電極38.共通
電極39を形成する。尚、N型シリコン基板31をP型
シリコン基板に、P+型拡散層32をN+型型数散層、
N中型拡散層33をP生型拡散層に、N串型半導体膜3
5をP生型半導体膜にしても良い。
ないしI X 10”am−”のN中型拡散層33を形
成する。次に、熱酸化法またはCVD法等により膜厚が
約50nmのシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の容量
絶縁膜34を形成する。次に、半導体膜として膜厚が約
400nmの多結晶シリコン膜を成長させ、PまたはA
s等のN型不純物を4 X 10+5cm−2イオン注
入した後、レジストマスクを用いて半導体膜を選択的に
エツチングしてN串型半導体膜35を形成する。次に眉
間絶縁1I36としてシリコン酸化膜やシリコン窒化膜
等を堆積させ、コンタクト窓開けを行なった後、アルミ
等の金属を蒸着またはスパッタリングで成長させ、選択
的にエツチングして制御電極37゜信号電極38.共通
電極39を形成する。尚、N型シリコン基板31をP型
シリコン基板に、P+型拡散層32をN+型型数散層、
N中型拡散層33をP生型拡散層に、N串型半導体膜3
5をP生型半導体膜にしても良い。
第4図は上記3つの実施例のうち第1の実施例に係る高
精度容量素子の等価回路図を示したもので、41は第1
絶縁膜容量、42は第2絶縁膜容量、43はPN接合容
量、44は共通電極、45は信号電極、46は制御電極
、Voは直流バイアス電圧、vsは信号電圧、voは制
御電圧である。
精度容量素子の等価回路図を示したもので、41は第1
絶縁膜容量、42は第2絶縁膜容量、43はPN接合容
量、44は共通電極、45は信号電極、46は制御電極
、Voは直流バイアス電圧、vsは信号電圧、voは制
御電圧である。
上記のように構成された第1の実施例の高精度容量素子
について、以下その動作を説明する。
について、以下その動作を説明する。
N半型半導体膜4の面積をSN、P+型半導体膜5の面
積をSp、半導体膜4及び5の膜厚をt SE%容量絶
縁膜3の膜厚をdとし、N+型型半体体膜4P+型半導
体膜5との境界部分の長さをLとすると、第1絶縁膜容
量41(C+)、第2絶縁膜容量42 (C2)、PN
接合容量43(Cx)及び端子44と45間の合成容量
Crは各々次の式で表現される。
積をSp、半導体膜4及び5の膜厚をt SE%容量絶
縁膜3の膜厚をdとし、N+型型半体体膜4P+型半導
体膜5との境界部分の長さをLとすると、第1絶縁膜容
量41(C+)、第2絶縁膜容量42 (C2)、PN
接合容量43(Cx)及び端子44と45間の合成容量
Crは各々次の式で表現される。
C1=Sp−eo・e+/d (3,2)C
2=SN・eo・ε1/d (3,3)Cx=
L@tsE・ (q・eo・ε5E−NA・ND/(2
(φ+Vc) (NA十No)))”(3,4) CT= CI+ C2・Cx/ (C2+ CX)(3
゜ 5) 但し、 q :電子の電荷量 C0:真空の誘電率 εI :容量絶縁膜の比誘電率 εsE=半導体膜の比誘電率 φ :PN接合の拡散電位差 NA :P生型半導体膜の不純物濃度 ND:N+型半導体膜の不純物濃度 vc :制御電圧 である。
2=SN・eo・ε1/d (3,3)Cx=
L@tsE・ (q・eo・ε5E−NA・ND/(2
(φ+Vc) (NA十No)))”(3,4) CT= CI+ C2・Cx/ (C2+ CX)(3
゜ 5) 但し、 q :電子の電荷量 C0:真空の誘電率 εI :容量絶縁膜の比誘電率 εsE=半導体膜の比誘電率 φ :PN接合の拡散電位差 NA :P生型半導体膜の不純物濃度 ND:N+型半導体膜の不純物濃度 vc :制御電圧 である。
今、ε+ =3.9.ε5E=11.8、d=50nm
、tsH=400nm、Sp =1500um2、S
N =3000μm2、L=500μm、NA =
1 、 OX 10”am−’、No=1.0X10
”(Ml−3とするとφ=1.06 (V)となるので
、CI+ c、、、cxは次の値となる。
、tsH=400nm、Sp =1500um2、S
N =3000μm2、L=500μm、NA =
1 、 OX 10”am−’、No=1.0X10
”(Ml−3とするとφ=1.06 (V)となるので
、CI+ c、、、cxは次の値となる。
C+=1.04 (pF) (3,6)C
2=2.07 (pF) (3,7)C,
=0.58/(1,06+V)”(pF)(3,8) 制御電圧VoをOから5(v)まで変化させると合成容
量C,は1.48(pF)がら1.26(pF)まで変
化する。以上のようにPN接合容量Cxの両端に印加す
る制御電圧VCを変化させることにより合成容11Cを
変化させることができるので、製造ばらつきで合成容量
値と設計値との間で誤差が生じても制御電圧Vcを調整
することにより、合成容量0丁を所望の値に調整するこ
とができる。更に、合成容量cTは制御電圧Vcによっ
てのみ変化するので、VCを一定とすることで信号回路
の中で使用しても信号電圧Vsの変化の影響を受けない
高精度容量素子を実現できる。
2=2.07 (pF) (3,7)C,
=0.58/(1,06+V)”(pF)(3,8) 制御電圧VoをOから5(v)まで変化させると合成容
量C,は1.48(pF)がら1.26(pF)まで変
化する。以上のようにPN接合容量Cxの両端に印加す
る制御電圧VCを変化させることにより合成容11Cを
変化させることができるので、製造ばらつきで合成容量
値と設計値との間で誤差が生じても制御電圧Vcを調整
することにより、合成容量0丁を所望の値に調整するこ
とができる。更に、合成容量cTは制御電圧Vcによっ
てのみ変化するので、VCを一定とすることで信号回路
の中で使用しても信号電圧Vsの変化の影響を受けない
高精度容量素子を実現できる。
尚、容量の調整範囲はC2・Cx/ (C2+CX)の
制御電圧に対する依存性で決定されるが、C2の値をC
xに比べて十分大きくとっておけば、Cxで近似できる
ので、CxとCIの比を調整することで容量の調整範囲
を設定することができる。第2及び第3の実施例につい
ても第1の実施例と同様の動作である。また、第1.第
2及び第3の実施例では半導体膜として多結晶シリコン
膜を用いているが、アモルファスシリコン膜や化合物半
導体膜を使用しても良く、フィールド絶縁膜や容量絶縁
膜としてシリコン酸化膜やシリコン窒化膜の代わりに化
合物半導体の酸化膜や窒化膜及びその他の絶縁膜を用い
ても同様の効果が得られる。更に、半導体基板としてシ
リコン基板の代わりに化合物半導体基板を使用しても同
様の効果を得ることができるのは明白である。
制御電圧に対する依存性で決定されるが、C2の値をC
xに比べて十分大きくとっておけば、Cxで近似できる
ので、CxとCIの比を調整することで容量の調整範囲
を設定することができる。第2及び第3の実施例につい
ても第1の実施例と同様の動作である。また、第1.第
2及び第3の実施例では半導体膜として多結晶シリコン
膜を用いているが、アモルファスシリコン膜や化合物半
導体膜を使用しても良く、フィールド絶縁膜や容量絶縁
膜としてシリコン酸化膜やシリコン窒化膜の代わりに化
合物半導体の酸化膜や窒化膜及びその他の絶縁膜を用い
ても同様の効果が得られる。更に、半導体基板としてシ
リコン基板の代わりに化合物半導体基板を使用しても同
様の効果を得ることができるのは明白である。
発明の効果
以上のように、本発明は第1の絶縁膜容量に第2の絶縁
膜容量とPN接合容量を直列に接続した容量を並列に接
続した構成として、前記PN接合容量をPN接合の両端
に印加する制御電圧値を変化させることにより変化させ
、全体の合成容量値を可変としたもので、制御電圧値を
変化させることにより精度良く所望の容量値に調整する
ことができる。しかも信号電圧の影響を受けない高精度
容量素子として直接信号回路の中に使用することができ
る。
膜容量とPN接合容量を直列に接続した容量を並列に接
続した構成として、前記PN接合容量をPN接合の両端
に印加する制御電圧値を変化させることにより変化させ
、全体の合成容量値を可変としたもので、制御電圧値を
変化させることにより精度良く所望の容量値に調整する
ことができる。しかも信号電圧の影響を受けない高精度
容量素子として直接信号回路の中に使用することができ
る。
第1図、第2図及び第3図は各々本発明の第1の実施例
、第2の実施例及び第3の実施例に係る高精度容量素子
の断面図、第4図は第1の実施例に係る高精度容量素子
の等価回路図、第5図は従来のMIS型容量素子の断面
図である。 1・・・・・・フィールド絶縁膜、2・・・・・・N+
型半導体膜、3・・・・・・容量絶縁膜、4・・・・・
・N生型半導体膜、5・・・・・・P生型半導体膜、7
・・・・・・信号電極、8・・・・・・共通電極、9・
・・・・・制御電極、21・・・・・・フィールド絶縁
膜、22・・・・・・N生型半導体膜、23・・・・・
・容量絶縁膜、24・・・・・・P生型半導体膜、25
・・・・・・N生型半導体膜、27・・・・・・共通電
極、28・・・・・・信号電極、29・・・・・・制御
電極、31・・・・・・半導体基板、32・・・・・・
P生型拡散層、33・・・・・・N生型拡散層、34・
・・・・・容量絶縁膜、35・・・・・・N+型半導体
膜、37・・・・・・制御電極、38・・・・・・信号
電極、39・・・・・・共通電極、41・・・・・・第
1絶縁膜容量、42・・・・・・第2絶縁膜容量、43
・・・・・・PN接合容量、44・・・・・・共通電極
、45・・・・・・信号電極、46・・・・・・制御電
極、51・・・・・・N型シリコン基板、53・・・・
・・容量絶縁膜、54・・・・・・N中型多結晶シリコ
ン膜。
、第2の実施例及び第3の実施例に係る高精度容量素子
の断面図、第4図は第1の実施例に係る高精度容量素子
の等価回路図、第5図は従来のMIS型容量素子の断面
図である。 1・・・・・・フィールド絶縁膜、2・・・・・・N+
型半導体膜、3・・・・・・容量絶縁膜、4・・・・・
・N生型半導体膜、5・・・・・・P生型半導体膜、7
・・・・・・信号電極、8・・・・・・共通電極、9・
・・・・・制御電極、21・・・・・・フィールド絶縁
膜、22・・・・・・N生型半導体膜、23・・・・・
・容量絶縁膜、24・・・・・・P生型半導体膜、25
・・・・・・N生型半導体膜、27・・・・・・共通電
極、28・・・・・・信号電極、29・・・・・・制御
電極、31・・・・・・半導体基板、32・・・・・・
P生型拡散層、33・・・・・・N生型拡散層、34・
・・・・・容量絶縁膜、35・・・・・・N+型半導体
膜、37・・・・・・制御電極、38・・・・・・信号
電極、39・・・・・・共通電極、41・・・・・・第
1絶縁膜容量、42・・・・・・第2絶縁膜容量、43
・・・・・・PN接合容量、44・・・・・・共通電極
、45・・・・・・信号電極、46・・・・・・制御電
極、51・・・・・・N型シリコン基板、53・・・・
・・容量絶縁膜、54・・・・・・N中型多結晶シリコ
ン膜。
Claims (3)
- (1)絶縁層上に選択的に形成された第1の半導体膜を
有し、この第1の半導体膜上に容量絶縁膜を有し、さら
にこの上に第2及び第3の半導体膜を有し、前記第2の
半導体膜と第3の半導体膜はPN接合を介して隣接して
なり、前記第1の半導体膜を信号電極、第2の半導体膜
を共通電極、第3の半導体膜を制御電極とした容量素子
。 - (2)絶縁層上に選択的に形成された第1の半導体膜を
有し、この第1の半導体膜上に容量絶縁膜を有し、さら
にこの上に第2及び第3の半導体膜を有し、前記第3の
半導体膜の一部がPN接合を介して第2の半導体膜上に
位置してなり、前記第1の半導体膜を信号電極、第2の
半導体膜を共通電極、第3の半導体膜を制御電極とした
容量素子。 - (3)半導体基板の該表面領域に島状に形成された第1
の半導体領域を有し、前記第1の半導体領域中に第1の
半導体領域よりも浅い拡散深さを有し且つ第1の半導体
領域とPN接合を介してなる第2の半導体領域を有し、
前記第1の半導体領域上と第2の半導体領域上の少なく
とも一部に容量絶縁膜を介して、第1の半導体膜を有し
、前記第1の半導体領域を共通電極、第2の半導体領域
を制御電極、第1の半導体膜を信号電極とした容量素子
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21095689A JPH0374867A (ja) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | 容量素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21095689A JPH0374867A (ja) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | 容量素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374867A true JPH0374867A (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=16597895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21095689A Pending JPH0374867A (ja) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | 容量素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0374867A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0582733A (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-02 | Matsushita Electron Corp | 容量素子 |
US5576565A (en) * | 1993-03-31 | 1996-11-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | MIS capacitor and a semiconductor device utilizing said MIS capacitor |
-
1989
- 1989-08-16 JP JP21095689A patent/JPH0374867A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0582733A (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-02 | Matsushita Electron Corp | 容量素子 |
US5576565A (en) * | 1993-03-31 | 1996-11-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | MIS capacitor and a semiconductor device utilizing said MIS capacitor |
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