JPH037450Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037450Y2 JPH037450Y2 JP9051386U JP9051386U JPH037450Y2 JP H037450 Y2 JPH037450 Y2 JP H037450Y2 JP 9051386 U JP9051386 U JP 9051386U JP 9051386 U JP9051386 U JP 9051386U JP H037450 Y2 JPH037450 Y2 JP H037450Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- thickness
- concrete
- floor slab
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 12
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 claims description 12
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 9
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、建築物の鉄筋コンクリート合成床版
を形成するための極薄板のプレキヤストコンクリ
ートジヨイスト床版に関する。
を形成するための極薄板のプレキヤストコンクリ
ートジヨイスト床版に関する。
本考案者らはさきにプレキヤストコンクリート
ジヨイスト床版とトツピングコンクリートとを一
体に形成する合成床版を開発した（実願昭60−
155651）（実開昭62−63310号公報）。
ジヨイスト床版とトツピングコンクリートとを一
体に形成する合成床版を開発した（実願昭60−
155651）（実開昭62−63310号公報）。
このような合成床版は次のすぐれた利点を有す
る。
る。
(1) 信頼性の高い高強度のプレキヤストコンクリ
ートジヨイスト床版を用いるので良質の床構造を
短工期で施工することができる。
ートジヨイスト床版を用いるので良質の床構造を
短工期で施工することができる。
(2) 大スパンで大きい空間構成が可能となり、設
備用開口にゆとりができる。
備用開口にゆとりができる。
(3) 床版施工用の型枠、支保工がほぼ不要とな
り、現場作業の簡素化、省力、工期短縮、安全作
業に寄与する。
り、現場作業の簡素化、省力、工期短縮、安全作
業に寄与する。
以上のような合成床版を形成するためのプレキ
ヤストコンクリートジヨイスト床版は従来、幅
1.8〜2.4m、スパン長６〜9mのものではスラブ厚
さが60〜70mmであるのが常識であつた。
ヤストコンクリートジヨイスト床版は従来、幅
1.8〜2.4m、スパン長６〜9mのものではスラブ厚
さが60〜70mmであるのが常識であつた。
合成床版は以上述べたような種々の利点を有す
るものであるが、本考案はこれらの利点にさらに
プレキヤストコンクリートジヨイスト床版を極軽
量化することによる利点を付与し、合成床版施工
の作業性をさらに高めようとするものである。す
なわち、プレキヤストコンクリートジヨイスト床
版のスラブを極薄板に形成し、その重量を大幅に
減少させることによつて、合成床版施工作業用ジ
ブクレーンの作業範囲の拡大を図り、現場作業の
一層の合理化と適用範囲の拡張に寄与しようとす
るものである。
るものであるが、本考案はこれらの利点にさらに
プレキヤストコンクリートジヨイスト床版を極軽
量化することによる利点を付与し、合成床版施工
の作業性をさらに高めようとするものである。す
なわち、プレキヤストコンクリートジヨイスト床
版のスラブを極薄板に形成し、その重量を大幅に
減少させることによつて、合成床版施工作業用ジ
ブクレーンの作業範囲の拡大を図り、現場作業の
一層の合理化と適用範囲の拡張に寄与しようとす
るものである。
上記目的を達成するための本考案の手段は合成
床版形成用の幅1.8〜2.4m、スパン長６〜9mのプ
レキヤストコンクリートジヨイスト床版におい
て、スラブ厚を30±２mmとしたことを特徴とす
る。
床版形成用の幅1.8〜2.4m、スパン長６〜9mのプ
レキヤストコンクリートジヨイスト床版におい
て、スラブ厚を30±２mmとしたことを特徴とす
る。
幅1.8〜2.4m、スパン長６〜9mのプレキヤスト
コンクリートジヨイスト床版において、幅と長さ
が同一寸法の床板について、スラブの厚みが60mm
と30mmの床版の重量を比較すると、後者は前者の
約60％となる。
コンクリートジヨイスト床版において、幅と長さ
が同一寸法の床板について、スラブの厚みが60mm
と30mmの床版の重量を比較すると、後者は前者の
約60％となる。
作業用ジブクレーンは、作業半径と吊下重量と
の積によつてその能力が制約されるので、吊下重
量が減少すればその分だけ作業半径を大きくする
ことができ、作業範囲を拡大することができる。
の積によつてその能力が制約されるので、吊下重
量が減少すればその分だけ作業半径を大きくする
ことができ、作業範囲を拡大することができる。
従つて、本考案の極薄板コンクリートジヨイス
ト床版は現場工事の施工性にすぐれ、適用範囲が
拡大される。
ト床版は現場工事の施工性にすぐれ、適用範囲が
拡大される。
スラブ厚を30mm±２mmとしたのは、鉄筋のコン
クリート被りが20mm以上を必要とする建築基準法
による規制によつて被り20mmと鉄筋の太さの合計
量は不可避であり、鉄筋配置空間の厚さとして10
±２mmを確保するためである。鉄筋配置厚さが10
−２mm未満では、鉄筋がスラブの上面に露出する
おそれがあり、使用までの間に発錆する等のおそ
れがあるのでこれを避ける。鉄筋配置空間の厚さ
の上限を10±２mmとしたのはできるだけ薄く、軽
量とするためであり、コンクリートの寸法精度の
ばらつきの範囲として規定したものである。
クリート被りが20mm以上を必要とする建築基準法
による規制によつて被り20mmと鉄筋の太さの合計
量は不可避であり、鉄筋配置空間の厚さとして10
±２mmを確保するためである。鉄筋配置厚さが10
−２mm未満では、鉄筋がスラブの上面に露出する
おそれがあり、使用までの間に発錆する等のおそ
れがあるのでこれを避ける。鉄筋配置空間の厚さ
の上限を10±２mmとしたのはできるだけ薄く、軽
量とするためであり、コンクリートの寸法精度の
ばらつきの範囲として規定したものである。
なお、スラブ面の鉄筋配置空間としてワイヤメ
ツシユを用いる場合には、最小寸法として、10mm
±２mmを確保すること必要はないが、本考案の床
版は支承端部で梁形を欠除する入隅部を形成し、
床版部分で支承することとしたためにこれに相当
する配筋をスラブ内に配設する必要があり、ワイ
ヤメツシユよりは太い鉄筋を使用するので10mmを
確保することとした。従来のダブルＴスラブで
は、架設の際にＴ型の梁の端部下面でスラブを支
承し、スラブ面は単なる床荷重を受けるためのワ
イヤメツシユ入りとしているが、これとは異なる
ためである。
ツシユを用いる場合には、最小寸法として、10mm
±２mmを確保すること必要はないが、本考案の床
版は支承端部で梁形を欠除する入隅部を形成し、
床版部分で支承することとしたためにこれに相当
する配筋をスラブ内に配設する必要があり、ワイ
ヤメツシユよりは太い鉄筋を使用するので10mmを
確保することとした。従来のダブルＴスラブで
は、架設の際にＴ型の梁の端部下面でスラブを支
承し、スラブ面は単なる床荷重を受けるためのワ
イヤメツシユ入りとしているが、これとは異なる
ためである。
第１図、第２図に示すスラブ厚ｔ＝30±２mm、
幅Ｗ＝2m、長さＬ＝６〜9mのダブルＴ形の極薄
板コンクリートジヨイスト床版１を製作した。こ
の床版１はトツピングコンクリート２と共に合成
床版を形成するものである。
幅Ｗ＝2m、長さＬ＝６〜9mのダブルＴ形の極薄
板コンクリートジヨイスト床版１を製作した。こ
の床版１はトツピングコンクリート２と共に合成
床版を形成するものである。
この床版１のコンクリート強度は630Kgｆ／cm2
まで上げた。また、スラブ３の鉄筋４はスラブ３
の下面からコンクリート被りを20mmとした。
まで上げた。また、スラブ３の鉄筋４はスラブ３
の下面からコンクリート被りを20mmとした。
従来、このようなＴ形床版のスラブ厚ｔは60〜
70mmであつたので実施例の１個の床版の重量は従
来に比し約60％と軽くなり、運搬、取扱い、現地
施工用トラツクジブクレーンの作業範囲の拡大に
大きく寄与し、作業性を高めることができた。
70mmであつたので実施例の１個の床版の重量は従
来に比し約60％と軽くなり、運搬、取扱い、現地
施工用トラツクジブクレーンの作業範囲の拡大に
大きく寄与し、作業性を高めることができた。
本考案は以上のように構成されているので、プ
レキヤストコンクリート版のコンクリート強度の
向上と相まつてスラブの薄板化による重量減によ
り、作業性の向上に大きく寄与した。
レキヤストコンクリート版のコンクリート強度の
向上と相まつてスラブの薄板化による重量減によ
り、作業性の向上に大きく寄与した。
第１図は本考案の実施例のプレキヤストコンク
リートジヨイスト床版の正面図、第２図は一部分
に配筋を図示した側面図である。 １……プレキヤストコンクリートジヨイスト床
版、２……トツピングコンクリート、３……スラ
ブ、４……鉄筋。
リートジヨイスト床版の正面図、第２図は一部分
に配筋を図示した側面図である。 １……プレキヤストコンクリートジヨイスト床
版、２……トツピングコンクリート、３……スラ
ブ、４……鉄筋。
Claims (1)
- 合成床版形成用の幅1.8〜2.4m、スパン長６〜
9mのプレキヤストコンクリートジヨイスト床版
において、スラブ厚を30±２mmとしたことを特徴
とする極薄板コンクリートジヨイスト床版。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051386U JPH037450Y2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051386U JPH037450Y2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62203314U JPS62203314U (ja) | 1987-12-25 |
| JPH037450Y2 true JPH037450Y2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=30950450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9051386U Expired JPH037450Y2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH037450Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-16 JP JP9051386U patent/JPH037450Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62203314U (ja) | 1987-12-25 |
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