JPH0374480A - 塗料組成物およびこれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents

塗料組成物およびこれを用いた磁気記録媒体

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JPH0374480A
JPH0374480A JP20921589A JP20921589A JPH0374480A JP H0374480 A JPH0374480 A JP H0374480A JP 20921589 A JP20921589 A JP 20921589A JP 20921589 A JP20921589 A JP 20921589A JP H0374480 A JPH0374480 A JP H0374480A
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magnetic
binder resin
recording medium
magnetic recording
crosslinking agent
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JP20921589A
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English (en)
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Yoshiyuki Nagataki
義幸 長瀧
Kenji Kono
研二 河野
Ichiji Miyata
一司 宮田
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、塗料U酸物およびこの塗料組成物を用いた
磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは、塗布することに
より耐摩耗性および耐溶剤性に優れた塗膜を形成する塗
料組成物と、この塗料組成物を用いて磁気記録媒体の磁
性塗膜および下地膜を形成した機械的強度および耐久性
に優れる磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
一般に、塗料組rfi、1ffを塗布して形成される各
種塗膜は充分な耐久性が要求され、特に、基体上に磁性
塗膜を設け、さらに下地膜等を必要に応じて設けてなる
磁気記録媒体等では、記録再生時に磁気ヘッド等と激し
く摺接するため、磁性塗膜等の摩耗が少なくて、耐久性
に優れたものが要求される。
このため、従来から、磁気記録媒体の分野においては、
磁性塗膜、下地膜等において、結合剤樹脂とともにイソ
シアネート系架橋剤を併用して架橋硬化することが行わ
れており、通常、室温で1〜2ケ月程度必要なイソシア
ネート系架橋剤の架橋反応を促進して反応時間を短縮す
るため、40゛C〜80℃でエージングしたり、オクチ
ル酸スズ、ジブチルスズジラウレート、トリエチルアミ
ン等の架橋促進剤を使用することが行われている。
(特開昭54−145107号、特開昭59−1721
26号、特開昭59−172129号)〔発明が解決し
ようとする課題〕 ところが、磁気テープなどの磁気記録媒体は、5〜15
μm程度の薄いベースフィルムを使用するため、エージ
ングを長時間行うと磁気テープにシワが発生するなどの
問題があった。また、前記の架橋促進剤では促進効果が
不充分であったり、磁性塗料が凝集したりする欠点があ
り、架橋が不充分な場合、磁性塗膜等の機械的強度が充
分に強化されず、また下地膜の耐溶剤性、も充分に改善
されず、良好な耐久性が得られないという難点があった
〔課題を解決するための手段〕
この発明はかかる欠点を解決するため鋭意研究を行った
結果なされたもので、イソシアネート系架橋剤とイミダ
ゾール化合物とを結合剤樹脂とともに併用することによ
って、イソシアネート系架橋剤の架橋反応を迅速かつ充
分に行わせ、架橋反応時間を短縮させるとともに架橋密
度を充分に高くして、高い生産性で、耐摩耗性および耐
溶剤性に優れた塗膜が得られ、この耐久性塗膜を磁気記
録媒体の磁性塗膜および下地膜に用いることによって、
耐久性に優れた磁気記録媒体が得られるようにしたもの
である。
この発明において、結合剤樹脂とともに併用するイソシ
アネート系架橋剤は、結合剤樹脂中にある水酸基、カル
ボキシル基、アミノ基、燐酸基、スルホン酸基、チオー
ル、アミド態窒素などの活性水素と反応して架橋結合し
、このとき併用されるイミダゾール化合物は、この架橋
反応を促進する架橋促進剤で、特にイソシアネート系架
橋剤の架橋反応の促進に優れた効果を発揮する。
しかして、イソシアネート系架橋剤とイミダゾール化合
物とを、結合剤樹脂とともに併用すると、イミダゾール
化合物により、結合剤樹脂とイソシアネート系架橋剤と
の架橋反応が促進され、短時間で充分な架橋反応が行わ
れて、架橋密度の高い塗膜が得られ、高い生産性で、耐
久性に優れた磁気記録媒体が得られる。
イソシアネート系架橋剤としては、ジイソシアネートの
アダクト体、イソシヌレート体などのポリイソシアネー
トが好適なものとして使用され、具体例としては、たと
えば、日本ポリウレタン工業社製、コロ*−)L、コロ
ネー))(L、コロネーh2oao、aリオネート、住
友バイエル社製、デスモジュールR,デスモジュールR
Fなどが挙げられる。使用量は、架橋密度を適度にして
耐久性を充分に向上させるため、全結合剤樹脂に対して
1〜50重量%の範囲内にするのが好ましく、5〜30
重量%の範囲内で使用するのがより好ましい。
また、イミダゾール化合物としては、1.2−ジメチル
イ逅ダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−
4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、
2−ヘブタデシルイaダゾール1−シアノエチル−2−
メチルイミダゾール、1−ヒドロキシエチルイミダゾー
ルなどが好適なものとして使用される。使用量は、イソ
シアネート系架橋剤の架橋反応を効果的に促進させるた
め、イソシアネート系架橋剤100重量部に対して0.
5〜50重量部の範囲内で使用するのが好ましい。
結合剤樹脂としては、イソシアネート系架橋剤と良好に
架橋結合する活性水素等を有する結合剤樹脂が好適なも
のとして使用され、たとえば、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール
共重合体、リン酸基含有塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニ
ルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレ
イン酸共重合体、ポリビニルブチラール、アクリル酸エ
ステル−アクリロニトリル共重合体、セルロースアセテ
ートおよびニトロセルロース等のセルロース誘導体、ポ
リウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素
樹脂、アルキド樹脂などが好ましく使用される。このよ
うな結合剤樹脂の使用量は、磁性粉末とともに使用して
磁性塗膜を形成する場合、磁性粉末に対して10〜35
重量%使用することが好ましく、15〜30重量%使用
することが特に好ましい。
この発明の磁気記録媒体を製造するには常法に準じて行
えばよく、たとえば、前記の結合剤樹脂とイソシアネー
ト系架橋剤とイミダゾール化合物を、磁性粉末、有機溶
剤およびその他の添加剤と混合分散して磁性塗料を調製
し、また、前記の結合剤樹脂とイソシアネート系架橋剤
とイミダゾール化合物を、充填剤、有機溶剤およびその
他の添加剤と混合分散して下地膜用塗料を調製し、これ
らを必要に応じて、ポリエステルフィルムなどの基体上
に、吹きつけもしくはロール塗りなどの任意の手段で塗
布し、乾燥すればよい。
磁性塗膜で使用される磁性粉末としては、たとえば、7
−Fe、O,粉末、Fe50.粉末、CO含有7−Fe
=03粉末、Co含有Fe5g4粉末、Cry、粉末の
他、Fe粉末、Go粉末などの金属粉末およびバリウム
フェライトなど従来公知の各種磁性粉末が広く包含され
る。
また、有機溶剤としては、メチルイソブチルケトン、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン、酢酸
エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホ
ルムアミドなどが単独で、あるいは二種以上混合して使
用される。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例I Co含有r−Fetus      100重量部塩化
ビニル−酢酸ビニル−ビニ  10〃ルアルコ一ル共重
合体(U、C。
C社製: VAGH) ポリウレタン樹脂(日本ボリウ  10〃レタン工業社
製: N−2301) カーボンブラック        4 ″アルミナ  
          5 〃ステアリン酸2−エチルへ
キシル  1 〃バルミチン酸          1
 〃シクロヘキサノン        120〃トルエ
ン           120〃上記岨戒物をボール
ミルで70時間混合分散した後、これにイソシアネート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業社製:コロネートL)
5重量部と、1.2−ジメチルイミダゾール0.25重
量部とを加え、さらに30分間混合分散して磁性塗料を
調製した、この磁性塗料を厚さ14μmのポリエステル
フィルム上に乾燥厚が4.5μmとなるように塗布し、
磁場中を通して配向処理し、乾燥した後、カレンダー処
理して磁性塗膜を形成した。そして、60°Cで24時
間エージングした後、1/2インチ幅に裁断して磁気テ
ープを作製した。
実施例2 実施例1における磁性塗料の調製において、1゜2−ジ
メチルイミダゾールに代えて、2−ヘブタデシルイξダ
ゾールを同量使用した以外は、実施例1と同様にして磁
気テープを作製した。
実施例3 実施例1における磁性塗料の調製において、1゜2−ジ
メチルイミダゾールに代えて、1−シアノエチル−2−
メチルイミダゾールを同量使用した以外は、実施例1と
同様にして磁気テープを作製した。
実施例4 カーボンブラック       100重量部塩化ビニ
ル゛−酢酸ビニル−ビニ  25〃ルアルコ一ル共重合
体(米国 U、C,C社製: VAGH) ポリウレタン樹脂(日本ポリウ  25〃レタン工業社
製: N−2301’) メチルエチルケトン      300  〃トルエン
           300〃上記組成物をボールミ
ルで80時間混合分散した後、これにイソシアネート系
架橋剤(日本ポリウレタン工業社製:コロネー)L)1
0重量部と、1.2−ジメチルイもダゾール0.6重量
部とを加え、さらに30分間混合分散して下地膜用塗料
を調製した。この下地膜用塗料を厚さ14μmのポリエ
ステルフィルム上に乾燥淳が0.3μmとなるように塗
布、乾燥して下地膜を形成した。
次いで、この下地膜上に、実施例1と同様にして磁性塗
膜を形威し、磁気テープを作製した。
比較例1 実施例1における磁性塗料の調製において、1゜2−ジ
メチルイ處ダゾールの使用を省いた以外は、実施例1と
同様にして磁気テープを作製した。
比較例2 実施例1における磁性塗料の調製において、1゜2−ジ
メチルイミダゾールに代えて、オクチル酸スズを同量使
用した以外は、実施例1と同様にして磁気テープを作製
した。
比較例3 比較例2において、エージングを60℃で24時間から
、60″Cで72時間に変更した以外は比較例2と同様
にして磁気テープを作製した。
比較例4 実施例4における下地膜用塗料の調製において、1.2
−ジメチルイミダゾールの使用を省いた以外は実施例4
と同様にして磁気テープを作製した。
実施例1〜3および比較例1〜3で得られた磁気テープ
をVHSカセットに組み込み、ビデオデツキにより一定
のビデオ信号を記録し、再生した静止画像の出力が3d
B低下するまでの時間を測定してスチル耐久性を測定し
た。また実施例4および比較例4で得られた磁気テープ
のC/N比を、記録波長4.5MHzにおいて測定し、
比較例4の磁気テープを基準(OdB)としてその相対
値で表した。
下記第1表はその結果である。
第1表 〔発明の効果〕 上記第1表から明らかなように、実施例工ないし3で得
られた磁気テープは、比較例3で長時間エージングを行
って得られた磁気テープと同等のスチル耐久性を有し、
比較例1および2で得られた磁気テープに比してスチル
耐久性が極めてよく、このことから磁気記録媒体の磁性
塗膜、下地膜等に使用する結合剤樹脂に、イソシアネー
ト系架橋剤とイミダゾール化合物を併用して得られるこ
の発明の磁気記録媒体は、架橋反応が効果的に促進され
、架橋密度が高くて、耐摩耗性に優れていることがわか
る。
また、実施例4で得られた磁気テープは、比較例4で得
られた磁気テープに比べて、下地膜が耐溶剤性に優れて
いるため、下地膜上に磁性塗膜を塗布形成したとき、下
地膜の平滑性が保たれ、その結果、変調ノイズが小さく
なり、C/Nが向上されていることがわかる。
特許出願人  日立マクセル株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結合剤樹脂と、この結合剤樹脂に対して作用するイ
    ソシアネート系架橋剤とイミダゾール化合物とを、溶剤
    とともに含んでなる塗料組成物 2、イミダゾール化合物が、一般式▲数式、化学式、表
    等があります▼ (但し、R_1ないしR_5は水素原子、アルキル基、
    アルコキシル基、フェニル基またはシアノエチル基を表
    す。) で表されるイミダゾール化合物である請求項1記載の塗
    料組成物 3、基体の表面に、結合剤樹脂とこの結合剤樹脂に対し
    て作用するイソシアネート系架橋剤とイミダゾール化合
    物とを、磁性粉末とともに含む磁性塗膜を設けた磁気記
    録媒体 4、基体の表面に、結合剤樹脂とこの結合剤樹脂に対し
    て作用するイソシアネート系架橋剤とイミダゾール化合
    物とを含む下地膜を介して磁性塗膜を設けた磁気記録媒
    体 5、イミダゾール化合物が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R_1ないしR_5は水素原子、アルキル基、
    アルコキシル基、フェニル基またはシアノエチル基を表
    す。) で表されるイミダゾール化合物である請求項3および4
    記載の磁気記録媒体
JP20921589A 1989-08-11 1989-08-11 塗料組成物およびこれを用いた磁気記録媒体 Pending JPH0374480A (ja)

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