JPH0374328B2 - - Google Patents
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- JPH0374328B2 JPH0374328B2 JP499483A JP499483A JPH0374328B2 JP H0374328 B2 JPH0374328 B2 JP H0374328B2 JP 499483 A JP499483 A JP 499483A JP 499483 A JP499483 A JP 499483A JP H0374328 B2 JPH0374328 B2 JP H0374328B2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
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- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Optical Transform (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、回転軸の回転変位によつて生ずるア
ナログ量の絶対値を回転数をも含めて純2進数表
示するアブソリユート型のロータリ−エンコーダ
に関する。
ナログ量の絶対値を回転数をも含めて純2進数表
示するアブソリユート型のロータリ−エンコーダ
に関する。
従来のアブソリユート型ロータリ−エンコーダ
は、回転円板による軸回転角の符号化に当つて2
進数表示を採用することが多く、一般的な構造と
して透明部分と不透明部分(以下パターンとい
う)を円周上の複数トラツクにおいてそれぞれ等
間隔に並べたコード円板と、このコード円板に対
向する光源系と受光素子群とから成つている。
は、回転円板による軸回転角の符号化に当つて2
進数表示を採用することが多く、一般的な構造と
して透明部分と不透明部分(以下パターンとい
う)を円周上の複数トラツクにおいてそれぞれ等
間隔に並べたコード円板と、このコード円板に対
向する光源系と受光素子群とから成つている。
これらにより軸の回転角度を光電変換する際に
は各トラツクにおいてどうしてもさけられない検
出素子の配置誤差やパターンの相互位置誤差のた
めに、符号読取りの不確実性が生じ、ビツトの桁
上げ時に正規の仕様とは全く異つた位置の信号を
発生することがある。
は各トラツクにおいてどうしてもさけられない検
出素子の配置誤差やパターンの相互位置誤差のた
めに、符号読取りの不確実性が生じ、ビツトの桁
上げ時に正規の仕様とは全く異つた位置の信号を
発生することがある。
これは、同時に2つ以上のトラツクのパターン
信号が変化するために生ずる誤差であり、一般に
はこれを防ぐために、同時に2つ以上のパターン
が変化しないグレイコードの2進数が採用されて
いる。
信号が変化するために生ずる誤差であり、一般に
はこれを防ぐために、同時に2つ以上のパターン
が変化しないグレイコードの2進数が採用されて
いる。
しかしながら、ビツトの境目及び桁上げは各ト
ラツクの検出精度に依存するため、総てのトラツ
クのパターンに厳しい位置精度及び受光素子の配
置精度が要求されることになり、高価な製造設備
と製作技術が不可欠となる。
ラツクの検出精度に依存するため、総てのトラツ
クのパターンに厳しい位置精度及び受光素子の配
置精度が要求されることになり、高価な製造設備
と製作技術が不可欠となる。
しかも、グレイコード2進数表示は実用段階で
純2進数に変換されることが多く、このような方
式は経済的に無駄であり、純2進数による直接光
電変換方式の方が有利である。
純2進数に変換されることが多く、このような方
式は経済的に無駄であり、純2進数による直接光
電変換方式の方が有利である。
本発明の第1の目的は、アブソリユート型ロー
タリ−エンコーダにおいて、上述した桁上げ時の
不確実性が生じないことと、回転位置の検出精度
が最下位ビツトの検出精度に一致することを特徴
とした純2進符号の光電変換方式を提供するにあ
る。一方、回転軸の絶対回転数を検出する方法に
は、1回転ごとに発生する基準信号を電子回路で
計数して表示するものと、歯車減速機構等を用い
て回転数を360度以内の回転変位に変換して2段
目のロータリ−エンコーダで検測するものとがあ
る。しかしながら、前者は停電時に回転位置が変
化した場合に絶対位置の保障ができない欠点があ
り、また、後者では減速機構に高い回転運動精度
が必要となる場合が多く、特に回転総数が大なる
ものを対象とする機種では減速機構が高価となる
ばかりでなく、2段目のロータリ−エンコーダの
パターン位置検出にも厳しい精度が要求されるこ
とになる。
タリ−エンコーダにおいて、上述した桁上げ時の
不確実性が生じないことと、回転位置の検出精度
が最下位ビツトの検出精度に一致することを特徴
とした純2進符号の光電変換方式を提供するにあ
る。一方、回転軸の絶対回転数を検出する方法に
は、1回転ごとに発生する基準信号を電子回路で
計数して表示するものと、歯車減速機構等を用い
て回転数を360度以内の回転変位に変換して2段
目のロータリ−エンコーダで検測するものとがあ
る。しかしながら、前者は停電時に回転位置が変
化した場合に絶対位置の保障ができない欠点があ
り、また、後者では減速機構に高い回転運動精度
が必要となる場合が多く、特に回転総数が大なる
ものを対象とする機種では減速機構が高価となる
ばかりでなく、2段目のロータリ−エンコーダの
パターン位置検出にも厳しい精度が要求されるこ
とになる。
本発明の第2の目的は、対象とする回転軸の回
転総数を減速歯車機構により2段目のロータリ−
エンコーダで回転角度として検出する機構におい
て、減速歯車機構にある程度の回転伝達誤差(例
えば歯車のバツクラツシユ)を許容しても回転総
数の表示を、第1段目のアブソリユート型ロータ
リ−エンコーダの最下位ビツトの検出精度に一致
させて行える特徴と持たせた多数回転式のアブソ
リユート型ロータリ−エンコーダを提供すること
にある。上記2つの目的を一挙に達成し得べき本
発明の基本構想を図によつて以下に詳述する。
転総数を減速歯車機構により2段目のロータリ−
エンコーダで回転角度として検出する機構におい
て、減速歯車機構にある程度の回転伝達誤差(例
えば歯車のバツクラツシユ)を許容しても回転総
数の表示を、第1段目のアブソリユート型ロータ
リ−エンコーダの最下位ビツトの検出精度に一致
させて行える特徴と持たせた多数回転式のアブソ
リユート型ロータリ−エンコーダを提供すること
にある。上記2つの目的を一挙に達成し得べき本
発明の基本構想を図によつて以下に詳述する。
第1図は、4ビツト純2進法による16進コード
を発生するためのパターンを示す。
を発生するためのパターンを示す。
W,X,Y,Zの4トラツク上のパターンによ
る透過光の出力信号の組合せにより、0〜15(10
進数)の信号を発生させ、回転位置の絶対値を検
出する例である。
る透過光の出力信号の組合せにより、0〜15(10
進数)の信号を発生させ、回転位置の絶対値を検
出する例である。
このパターンの組合せによつて回転位置を検出
する場合、各トラツクにおいてどうしても避けら
れない検出素子の配置誤差や各パターンの相互位
置誤差のために第2図のようなΔt1,Δt2のよう
な信号のずれが生ずる。
する場合、各トラツクにおいてどうしても避けら
れない検出素子の配置誤差や各パターンの相互位
置誤差のために第2図のようなΔt1,Δt2のよう
な信号のずれが生ずる。
このように、各トラツク間の信号のずれがある
とずれの生じた所で全く異つた位置の信号を送る
ことになる。
とずれの生じた所で全く異つた位置の信号を送る
ことになる。
第2図の例において、Δt1のずれがある位置で
は、10進数で2となるべきところを0、Δt2のず
れがある位置では3となるべきものを7という信
号を発生させてしまう。
は、10進数で2となるべきところを0、Δt2のず
れがある位置では3となるべきものを7という信
号を発生させてしまう。
これは第1図にみるように同時に2つ以上のト
ラツクのパターンが変化するために生ずる誤差で
あり、一般にはこれを防ぐために第3図に示すグ
レイコードのパターンを採用することが多い。
ラツクのパターンが変化するために生ずる誤差で
あり、一般にはこれを防ぐために第3図に示すグ
レイコードのパターンを採用することが多い。
このコードでは常に1箇所のパターンだけが変
化するようになつていて、第2図のような誤りを
発生させないようになつている。
化するようになつていて、第2図のような誤りを
発生させないようになつている。
ただし、前述したように、グレイコードでは総
てのトラツクのパターン検出に厳しい精度が要求
されること、及び回転角度の絶対値が最終的に純
2進数表示に変換される場合が多いなどの難点が
付随する。
てのトラツクのパターン検出に厳しい精度が要求
されること、及び回転角度の絶対値が最終的に純
2進数表示に変換される場合が多いなどの難点が
付随する。
本発明は、純2進符号パターンの回転円板を用
いた光電変換装置において、パターンの相対的な
配置誤差を許容するとともに、回転位置の検出精
度を最下位ビツトの検出精度と一致させて数字境
目のあいまいさのない純2進数表示を行えるよう
にするものであり、以下の原理に従つている。
いた光電変換装置において、パターンの相対的な
配置誤差を許容するとともに、回転位置の検出精
度を最下位ビツトの検出精度と一致させて数字境
目のあいまいさのない純2進数表示を行えるよう
にするものであり、以下の原理に従つている。
第1図の16進コードの下位2ビツト、すなわ
ち、Y,Zトラツクの検出パターンの相互関係に
おいて、まずZトラツクの信号Szは正確なパタ
ーンに従つて、第4図のように等間隔の矩形波を
して正規に発生されているものとする。
ち、Y,Zトラツクの検出パターンの相互関係に
おいて、まずZトラツクの信号Szは正確なパタ
ーンに従つて、第4図のように等間隔の矩形波を
して正規に発生されているものとする。
最下位から2番目のYトラツクで、第4図に示
すようなSy1,Sy2の2種類の信号を発生させる
ようにし、Sy1,Sy2の信号の幅と位置は、信号
Szに対して、 0<Δφi<φ,i=1〜4 〔1〕 の条件を満足するように設定する。
すようなSy1,Sy2の2種類の信号を発生させる
ようにし、Sy1,Sy2の信号の幅と位置は、信号
Szに対して、 0<Δφi<φ,i=1〜4 〔1〕 の条件を満足するように設定する。
この条件は、後述する機械構造面で与えること
にし、2つの信号Sy1,Sy2からYトラツクの正
規の信号Syを発生させる処理は、次のように電
子回路で行う。
にし、2つの信号Sy1,Sy2からYトラツクの正
規の信号Syを発生させる処理は、次のように電
子回路で行う。
まず、Szの信号を逆の論理に変換(0を1に、
1を0に変換すること)し、zを得る。
1を0に変換すること)し、zを得る。
電子回路のANDゲートにより論理積・Sy1
を発生させると、これはSzの0信号で1信号と
なる。この2つの信号から次のような論理和をと
り、Yトラツクの正規の信号Syを得る。
を発生させると、これはSzの0信号で1信号と
なる。この2つの信号から次のような論理和をと
り、Yトラツクの正規の信号Syを得る。
Sy=・Sy1+Sz・Sy2 〔2〕
式〔1〕の条件が満足されている限り、式
〔2〕で得られるSyは、Szの信号を基準に発生さ
れるために、Szに対して正確なタイミングの信
号となり、機械構造上の誤差は全く含まれない。
〔2〕で得られるSyは、Szの信号を基準に発生さ
れるために、Szに対して正確なタイミングの信
号となり、機械構造上の誤差は全く含まれない。
Yトラツクのパターンに対して、前述した位相
差のある信号Sy1,Sy2を発生させるための2つ
のパターン位置検出素子1,2は、第5図のよう
に配置し、式〔1〕の条件が満足されるようにす
る。
差のある信号Sy1,Sy2を発生させるための2つ
のパターン位置検出素子1,2は、第5図のよう
に配置し、式〔1〕の条件が満足されるようにす
る。
第6図は、SzとSy1,Sy2の信号から式〔2〕
の操作を行い、Yトラツクの正規の信号Syを与
える電子回路の例を示す。
の操作を行い、Yトラツクの正規の信号Syを与
える電子回路の例を示す。
この電子回路は、テキサスインスツルメント社
のTTL−IC標準品7437(3)1個で構成することが
できるとともに、3つの入力信号に対する条件判
断のみを行うため、停電復帰の前後で出力信号
Syは不変である。
のTTL−IC標準品7437(3)1個で構成することが
できるとともに、3つの入力信号に対する条件判
断のみを行うため、停電復帰の前後で出力信号
Syは不変である。
なお、Xトラツクの正規の信号を得る場合に
は、式〔2〕のZ信号をY信号に、Y信号をX信
号に置きかえればよく、この操作をそれよりも上
位のトラツクに拡張してゆけば、全トラツクの信
号がZトラツクの信号を標準に発生されることに
なる。
は、式〔2〕のZ信号をY信号に、Y信号をX信
号に置きかえればよく、この操作をそれよりも上
位のトラツクに拡張してゆけば、全トラツクの信
号がZトラツクの信号を標準に発生されることに
なる。
以上のような構造において、Zトラツク(最下
位ビツト)のパターンさえ精確に作られ、検出さ
れれば、他のパターンの位置精度は大幅に緩和さ
れる。例えば、Zトラツクが円板一周で2m(mは
整数)の交番符号を発生するものであれば、それ
よりも1つ上位のYトラツクでのパターンの位置
精度とパターン位置検出素子の設置精度の総合精
度(Δφi,i=1〜4)はπ/2m-1以内に入つて
いればよく、その上位のXトラツクではπ/2m-2
以内となる。このような精度の鈍感性を、複数の
アブソリユート型ロータリ−エンコーダを減速歯
車機構を用いて直列に接続した場合に適用する
と、減速歯車にある程度の回転伝達誤差を許容し
ても、多回転にわたる軸の絶対回転位置を表示す
ることができる。まず、第1段目のアブソリユー
ト型ロータリ−エンコーダはmトラツクの純2進
符号を発生するものとする。
位ビツト)のパターンさえ精確に作られ、検出さ
れれば、他のパターンの位置精度は大幅に緩和さ
れる。例えば、Zトラツクが円板一周で2m(mは
整数)の交番符号を発生するものであれば、それ
よりも1つ上位のYトラツクでのパターンの位置
精度とパターン位置検出素子の設置精度の総合精
度(Δφi,i=1〜4)はπ/2m-1以内に入つて
いればよく、その上位のXトラツクではπ/2m-2
以内となる。このような精度の鈍感性を、複数の
アブソリユート型ロータリ−エンコーダを減速歯
車機構を用いて直列に接続した場合に適用する
と、減速歯車にある程度の回転伝達誤差を許容し
ても、多回転にわたる軸の絶対回転位置を表示す
ることができる。まず、第1段目のアブソリユー
ト型ロータリ−エンコーダはmトラツクの純2進
符号を発生するものとする。
従つて、そのうちの最上位ビツトのトラツクの
出力信号は、第1図にみるように回転円板が1回
転する間に0→1→0と180度ごとに変化するこ
とになる。
出力信号は、第1図にみるように回転円板が1回
転する間に0→1→0と180度ごとに変化するこ
とになる。
この信号を第4図のSz信号に置きかえ、第2
段目のロータリーエンコーダ(前述したパターン
検出の原理に従うnトラツクのアブソリユート型
ロータリーエンコーダ)の最下位ビツトをYトラ
ツクとみなして第4図に示すようなSy1,Sy2信
号を導けば、式〔2〕の操作から、第1段目のロ
ータリーエンコーダの回転総数を、第1段目の最
下位ビツトのトラツクのパターン検出と同期させ
て計数・表示することができる。
段目のロータリーエンコーダ(前述したパターン
検出の原理に従うnトラツクのアブソリユート型
ロータリーエンコーダ)の最下位ビツトをYトラ
ツクとみなして第4図に示すようなSy1,Sy2信
号を導けば、式〔2〕の操作から、第1段目のロ
ータリーエンコーダの回転総数を、第1段目の最
下位ビツトのトラツクのパターン検出と同期させ
て計数・表示することができる。
ただし、減速歯車の減速比γは、Yトラツクの
信号数、すなわち第2段目のアブソリユート型ロ
ータリーエンコーダの最下位ビツトのトラツクが
発生する信号数2nとγ=1/2nの関係にあること
が必要であり、その場合、減速歯車の出力軸、す
なわち第2段目のアブソリユート型ロータリーエ
ンコーダの回転軸に最大π/2nまでの回転誤差が
許容されることになる。
信号数、すなわち第2段目のアブソリユート型ロ
ータリーエンコーダの最下位ビツトのトラツクが
発生する信号数2nとγ=1/2nの関係にあること
が必要であり、その場合、減速歯車の出力軸、す
なわち第2段目のアブソリユート型ロータリーエ
ンコーダの回転軸に最大π/2nまでの回転誤差が
許容されることになる。
nを小さくし、そのかわりに段数を増やす方法
をとることも可能であり、その場合の許容値は更
に大きくなり、最終機能を損うこともない。
をとることも可能であり、その場合の許容値は更
に大きくなり、最終機能を損うこともない。
本発明の具体的な実施例を第7図と第8図に示
す。第7図は、第1段目のアブソリユート型ロー
タリーエンコーダ4の回転円板5上に8トラツク
の純2進符号パターンを設け、パターン位置検出
素子を発光ダイオード6とフオトダイオード7で
形成し、発光ダイオード6と回転円板5との透過
光による該フオトダイオード7の出力波形を整形
した後式〔2〕の操作を行い、回転位置を28純2
進符号出力するとともに、遊星歯車減速機構8に
より1/32に減速し、5トラツクの純2進符号パタ
ーンから成る第2段目のアブソリユート型ロータ
リーエンコーダ9で第1段目のアブソリユート型
ロータリーエンコーダ4の回転総数を合わせて純
2進数表示する機構である。
す。第7図は、第1段目のアブソリユート型ロー
タリーエンコーダ4の回転円板5上に8トラツク
の純2進符号パターンを設け、パターン位置検出
素子を発光ダイオード6とフオトダイオード7で
形成し、発光ダイオード6と回転円板5との透過
光による該フオトダイオード7の出力波形を整形
した後式〔2〕の操作を行い、回転位置を28純2
進符号出力するとともに、遊星歯車減速機構8に
より1/32に減速し、5トラツクの純2進符号パタ
ーンから成る第2段目のアブソリユート型ロータ
リーエンコーダ9で第1段目のアブソリユート型
ロータリーエンコーダ4の回転総数を合わせて純
2進数表示する機構である。
この場合、第2段目のアブソリユート型ロータ
リーエンコーダ9には、遊星歯車減速機構8の回
転伝達誤差まで含めて最大180/32度のパターン位
置検出誤差が許容されている。
リーエンコーダ9には、遊星歯車減速機構8の回
転伝達誤差まで含めて最大180/32度のパターン位
置検出誤差が許容されている。
なお、第7図にも示したように、13ビツトの純
2進数出力のうち、下位8ビツトが第1段目のア
ブソリユート型ロータリーエンコーダの回転角度
に対応するものであり、上位5ビツトが回転総数
を表示するものであるが、表示値は、第1段目と
第2段目のアブソリユート型ロータリーエンコー
ダ4,9を遊星歯車減速機構8に取りつける段階
で決定される機械的な絶対値となる。
2進数出力のうち、下位8ビツトが第1段目のア
ブソリユート型ロータリーエンコーダの回転角度
に対応するものであり、上位5ビツトが回転総数
を表示するものであるが、表示値は、第1段目と
第2段目のアブソリユート型ロータリーエンコー
ダ4,9を遊星歯車減速機構8に取りつける段階
で決定される機械的な絶対値となる。
第7図の実施例において、遊星歯車減速機構8
のかわりに平歯車の組合せを適用することも可能
であるが、高減速比を得る場合には不向きであ
る。これに対して、減速機構にウオーム歯車10
を用いて、コンパクトで、しかも回転総数の比較
的大なる多回転式のアブソリユート型ロータリー
エンコーダを実現したのが第8図である。
のかわりに平歯車の組合せを適用することも可能
であるが、高減速比を得る場合には不向きであ
る。これに対して、減速機構にウオーム歯車10
を用いて、コンパクトで、しかも回転総数の比較
的大なる多回転式のアブソリユート型ロータリー
エンコーダを実現したのが第8図である。
本発明は、回転軸の回転変位によつて生ずるア
ナログ量の絶対値を表示するために、該回転軸に
複数トラツクを有する純2進符号パターンの回転
円板と、該回転円板の各トラツクにパターン幅以
内の位相差をもたせて配列した2つのパターン位
置検出素子とを設け、該2つのパターン位置検出
素子の出力信号とその下位ビツトのトラツクの2
つのパターン位置検出素子の出力信号とから、ビ
ツトの桁上げの不確実性をなくすとともに、回転
位置の検出精度が最下位ビツトの検出精度と一致
する純2進数を発生させるようにしたものであ
る。これにより、回転円板のパターン焼付精度と
パターン位置検出精度が大幅に緩和でき、アブソ
リユート型ロータリーエンコーダの製作が在来の
ものよりも容易に行えるとともに、回転角の表示
が極めて高精度化するなどの利点が派生する。
ナログ量の絶対値を表示するために、該回転軸に
複数トラツクを有する純2進符号パターンの回転
円板と、該回転円板の各トラツクにパターン幅以
内の位相差をもたせて配列した2つのパターン位
置検出素子とを設け、該2つのパターン位置検出
素子の出力信号とその下位ビツトのトラツクの2
つのパターン位置検出素子の出力信号とから、ビ
ツトの桁上げの不確実性をなくすとともに、回転
位置の検出精度が最下位ビツトの検出精度と一致
する純2進数を発生させるようにしたものであ
る。これにより、回転円板のパターン焼付精度と
パターン位置検出精度が大幅に緩和でき、アブソ
リユート型ロータリーエンコーダの製作が在来の
ものよりも容易に行えるとともに、回転角の表示
が極めて高精度化するなどの利点が派生する。
また、本発明で開発したパターン位置検出の精
度の鈍感性を拡張し、上記のアブソリユート型ロ
ータリーエンコーダを整数分の1の減速比をもつ
歯車減速機構により複数個連結して、前段のアブ
ソリユート型ローコリーエンコーダの最上位トラ
ツクの2つのパターン位置検出素子の出力信号と
後段のアブソリユート型ロータリーエンコーダの
最下位トラツクの2つのパターン位置検出素子を
出力信号とから、該2つのアブソリユート型ロー
タリーエンコーダの純2進符号出力を同期せしめ
るとともに、前段のアブソリユート型ロータリー
エンコーダの回転総数を後段のアブソリユート型
ロータリーエンコーダにより表示できるようにし
た。このため、歯車減速機構の回転伝達誤差をあ
る程度許容しても表示に数字境目のあいまいさが
現れず、しかも、総合精度が最下段のアブソリユ
ート型ロータリーエンコーダの最下位ビツトの検
出精度に一致する多数回転式のアブソリユート型
ロータリーエンコーダの製作が可能となる。
度の鈍感性を拡張し、上記のアブソリユート型ロ
ータリーエンコーダを整数分の1の減速比をもつ
歯車減速機構により複数個連結して、前段のアブ
ソリユート型ローコリーエンコーダの最上位トラ
ツクの2つのパターン位置検出素子の出力信号と
後段のアブソリユート型ロータリーエンコーダの
最下位トラツクの2つのパターン位置検出素子を
出力信号とから、該2つのアブソリユート型ロー
タリーエンコーダの純2進符号出力を同期せしめ
るとともに、前段のアブソリユート型ロータリー
エンコーダの回転総数を後段のアブソリユート型
ロータリーエンコーダにより表示できるようにし
た。このため、歯車減速機構の回転伝達誤差をあ
る程度許容しても表示に数字境目のあいまいさが
現れず、しかも、総合精度が最下段のアブソリユ
ート型ロータリーエンコーダの最下位ビツトの検
出精度に一致する多数回転式のアブソリユート型
ロータリーエンコーダの製作が可能となる。
第1図は4ビツト純2進法による16進コードを
発生するための回転円板上のパターン図、第2図
は純2進コードにおける数字境目の誤差の説明
図、第3図は10進数と2進数との対応図、第4図
は純2進コードにおける数字境目の誤差の防止説
明図、第5図はパターン位置検出素子の配置図、
第6図はSy信号生成のための電子回路図、第7
図は多数回転式のアブソリユート型ロータリーエ
ンコーダの縦断面図、第8図は多数回転式のアブ
ソリユート型ロータリーエンコーダの断面図であ
る。 1,2……パターン位置検出素子、3……
TTL−IC標準品7437、4……第1段目のアブソ
リユート型ロータリーエンコーダ、5……回転円
板、6……発光ダイオード、7……フオトダイオ
ード、8……遊星歯車減速機構、9……第2段目
のアブソリユート型ロータリーエンコーダ、10
……ウオーム歯車減速機構。
発生するための回転円板上のパターン図、第2図
は純2進コードにおける数字境目の誤差の説明
図、第3図は10進数と2進数との対応図、第4図
は純2進コードにおける数字境目の誤差の防止説
明図、第5図はパターン位置検出素子の配置図、
第6図はSy信号生成のための電子回路図、第7
図は多数回転式のアブソリユート型ロータリーエ
ンコーダの縦断面図、第8図は多数回転式のアブ
ソリユート型ロータリーエンコーダの断面図であ
る。 1,2……パターン位置検出素子、3……
TTL−IC標準品7437、4……第1段目のアブソ
リユート型ロータリーエンコーダ、5……回転円
板、6……発光ダイオード、7……フオトダイオ
ード、8……遊星歯車減速機構、9……第2段目
のアブソリユート型ロータリーエンコーダ、10
……ウオーム歯車減速機構。
Claims (1)
- 1 読み取りされる純2進符号の「0」、「1」変
換パターンを表示する複数のトラツクを有する純
2進符号パターンの回転円板と、該回転円板の各
トラツクにパターン幅以内の位相差をもたせて配
設する2つのパターン位置検出素子を設け、検出
ビツトのトラツクの該2つのパターン位置検出素
子の各出力信号と該検出ビツトの下位ビツトの出
力信号とを論理回路により演算処理して該検出ビ
ツトの純2進数値を決定し、ビツトの桁上げに際
しての誤差をなくし回転位置の検出精度が最下位
ビツトを決定する最下位トラツクの読み取り検出
精度と一致する純2進数を発生させるようにした
アブソリユート型ロータリーエンコーダを構成
し、該アブソリユート型ロータリーエンコーダを
整数分の1の減速比をもつ歯車減速機構により複
数個連結し、前段のアブソリユート型ロータリー
エンコーダの最上位ビツトの出力信号と後段のア
ブソリユート型ロータリーエンコーダの最下位ト
ラツクの2つのパターン位置検出素子の出力信号
とを前記同様にして演算処理して後段のアブソリ
ユート型ロータリーエンコーダの最下位ビツトの
純2進数値を決定せしめて連結するアブソリユー
ト型ロータリーエンコーダの純2進符号出力を同
期せしめて回転数並びに回転角を含めた回転位置
を最下段のロータリーエンコーダの最下位トラツ
クの読み取り検出精度に一致する純2進数で表示
せしめるように構成したことを特徴とする多段回
転式のアブソリユート型ロータリーエンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP499483A JPS59132097A (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | アブソリユ−ト型ロ−タリ−エンコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP499483A JPS59132097A (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | アブソリユ−ト型ロ−タリ−エンコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59132097A JPS59132097A (ja) | 1984-07-30 |
JPH0374328B2 true JPH0374328B2 (ja) | 1991-11-26 |
Family
ID=11599149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP499483A Granted JPS59132097A (ja) | 1983-01-14 | 1983-01-14 | アブソリユ−ト型ロ−タリ−エンコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59132097A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993021499A1 (en) * | 1992-04-22 | 1993-10-28 | Copal Company Limited | Absolute encoder |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4982925B2 (ja) * | 2001-05-16 | 2012-07-25 | パナソニック株式会社 | 回転角度検出装置 |
JP2020165917A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ミネベアミツミ株式会社 | 減速機構及びアブソリュートエンコーダ |
-
1983
- 1983-01-14 JP JP499483A patent/JPS59132097A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993021499A1 (en) * | 1992-04-22 | 1993-10-28 | Copal Company Limited | Absolute encoder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59132097A (ja) | 1984-07-30 |
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