JPH0372893B2 - - Google Patents

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JPH0372893B2
JPH0372893B2 JP18733186A JP18733186A JPH0372893B2 JP H0372893 B2 JPH0372893 B2 JP H0372893B2 JP 18733186 A JP18733186 A JP 18733186A JP 18733186 A JP18733186 A JP 18733186A JP H0372893 B2 JPH0372893 B2 JP H0372893B2
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JP
Japan
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sensor
absolute humidity
microwave oven
case
humidity sensor
Prior art date
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JP18733186A
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English (en)
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JPS6341732A (ja
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Takeshi Tanabe
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は絶対湿度検知装置を備えた電子レンジ
に関し、絶対湿度センサーの温度変化による影響
を低減させるように改善した電子レンジに関す
る。
<従来技術> 電子レンジの食品自動仕上り制御装置における
検知素子として絶対湿度センサー(以下、AHセ
ンサーという)を用いることは公知である。第3
図に示すように、AHセンサー10は密閉型セン
サー13と開放型センサー12とから構成され、
乾燥空気が封入された密閉容器13eの内部にサ
ーミスタ13aが線材13bを介して2本の端子
13c,13c間に接続され且つ支持される。ま
た、外部に開放された容器12eの内部にサーミ
スタ12aが線材12bを介して2本の端子12
c,12c間に接続され且つ支持される。このサ
ーミスタ13aと12とは特性が揃えられてい
る。さらに、密閉容器13eと開放容器12eと
を均熱化するために熱伝導材で形成された均熱管
14により容器13e,12eが連結される。こ
のようにして形成されたAHセンサーは、第4図
に示すように、端子台11上に支持され且つ空気
の流通が自在である金網15で覆われる。上述の
端子13c,13c,12c,12cに夫々接続
されたリード線16,16,17,17が端子台
11を貫通し、端子台11の下方に突出した4本
の端子18に夫々接続される。
上記サーミスタAHセンサーは、湿り空気と乾
燥空気との熱伝導率の差を利用して絶対湿度を測
定するもので、湿度測定の原理回路を第5図に示
す。第5図中、R1は通気孔12dを備えた開放
型センサー12に対応するサーミスタであり、
R2は乾燥空気を封入した密閉型センサー13に
対応する温度補償サーミスタである。Eは定電圧
電源で、R3,R4はブリツジ回路Bを構成する抵
抗、RSはブリツジ回路Bに直列に入つた抵抗で
ある。抵抗RSは流れる電流の大きさを制限する
働きをし、この回路ではジユール熱によりサーミ
スタの温度が200℃程度になるように抵抗値が選
択されている。
今、抵抗R1,R2からなる湿度センサーを乾燥
空気の雰囲気の中に入れ、ブリツジ回路Bの出力
電圧VBがゼロになるように抵抗R4の抵抗値を調
節する。次に、このセンサーを湿度の雰囲気の中
に入れて、その出力電圧VBと絶対湿度との関係
を調べる。こうして測定した絶対湿度−出力特性
例を第6図に示す。第6図から明らかなように、
絶対湿度とセンサー出力電圧はほぼ線型の関係に
あり、センサー出力電圧から絶対湿度を直接読み
とることができる。
これを定性的に考えてみれば、電子レンジにお
いて用いられるAHセンサーのサーミスタ12
a,13a(第3図)はともに150〜200℃にジユ
ール熱により自己加熱されているため、開放型セ
ンサー12のサーミスタ12aすなわち検知側サ
ーミスタR1は湿度変化により水蒸気を含んだ空
気(湿り空気)を受け、その熱伝導率が乾燥空気
の入つた密閉型センサー13のサーミスタ13a
すなわち補償側サーミスタR2と比較して水蒸気
の量そのもので大きく変動する。つまり、湿り空
気にさらされたサーミスタR1が冷却されて抵抗
値が大きくなり、ブリツジのバランスを崩す。こ
のバランスの崩れが直線性をもつて絶対湿度に応
じた出力となるものである。
第7図及び第8図は上述のAHセンサーを用い
た電子レンジの夫々平面図及び正面図であり、電
子レンジ30の庫内に配置されたマグネトロン6
の発振により導波管32から発せられる電磁波に
よりターンテーブル33上に載せられた食品34
が加熱される。この加熱により食品34から発生
した水蒸気を含むガスはフアン35により排気ダ
クト36へ送り込まれ、この排気ダクト36から
排気口37を経て電子レンジ30の外部へ排出さ
れる。排出ダクト36の内側面にAHセンサー1
0が取り付けられ、排気ダクト36を通るガスの
絶対湿度が検出される。第9図に示すように、こ
の電子レンジの前面には、操作パネル1とこの操
作パネル1上にメニユー選択キー2及び加熱スタ
ートキー3が設けられる。
上述のAHセンサーを用いた電子レンジの具体
的な回路構成の一例を第10図に示す。なお、第
10図中、第4図、第5図、第7図、第8図並び
に第9図の参照番号と同一のものは同一ないし相
当のものを示している。
第10図において、Eは直流定電圧源、16は
直流増幅器、17は直流増幅器16のアナログ出
力をデイジタル値に変換するA/D変換器、18
はマイクロコンピユータ又はマイクロプロセツサ
19とのインターフエースをなすためのインター
フエイス回路、マイクロコンピユータ又はマイク
ロプロセツサ19には演算・制御の主体となる
CPU19aと、演算・制御処理のためのプログ
ラムや第6図中の表に基づくテーブルデータ等を
記憶するROM19bと、外部プログラムの記憶
及びレジスタやフラツグ等に用いるRAM19c
を含む。20はマイクロプロセツサ19の出力に
応じて動作するトランジスタ、21はトランジス
タ20に直列にリレーコイルを接続したリレーで
その接点はマグネトロン6に給電する商用給電線
22に介設されている。
動作において、まず、操作パネル1のメニユー
選定キー2を押し続いて加熱スタートキー3を押
す。マイクロプロセツサ19はこのスタート信号
を受け、インターフエース回路18を介してトラ
ンジスタ20に“High”レベル信号を送信し、
リレー21をオンする。すると、マグネトロン6
が発振し、食品が加熱される。このとき、排気通
路9に配設されたAHセンサー10が、食品から
発する水蒸気を検知する。AHセンサー10の出
力電圧は、ブリツジ回路Bを介して直流増幅器1
6で増幅され、A/D変換器17でデイジタル信
号とされ、インターフエース回路18を介してマ
イクロプロセツサ19に入力される。入力データ
は、CPU19aにより予めROM19bに記憶さ
せた温度別の最適仕上りレベル値と逐一比較判別
され、そのレベルに達しない限りマグネトロン6
の作動を続行させる。食品から多くの水蒸気が発
生し、AHセンサー10がその絶対量を検知して
最適仕上りレベルに達すると、マイクロプロセツ
サ19はインターフエース回路18を介してトラ
ンジスタ20に“Low”レベル信号を与える。
そして、リレー21が消勢し、その接点が開く。
直ちにマグネトロン6の発振が停止し、調理加熱
が停止される。大略以上のように加熱停止の制御
が行なわれるが、センサー出力の取り込み及びマ
イクロプロセツサ19におけるセンサーデータの
処理等は既に公知であるので詳細を略す。
AHセンサーの2個のサーミスタR1,R2の温度
特性いわゆるB定数が均一である場合には、AH
センサーの雰囲気温度Tがいくら変化してもサー
ミスタR1,R2は共に同じ変化を呈する。従つて、
ブリツジ回路B(第5図)の出力電圧Vは、第1
1図に実線で示すように、雰囲気温度Tによつて
変動しない。この場合、AHセンサーは温度ドリ
フトが生じない所謂ゼロバランスが良好であるこ
とになる。
<発明が解決しようとする問題点> ところで、上述の説明はAHセンサーのゼロバ
ランスが良好に保たれている場合であるが、2個
のサーミスタR1,R2の温度特性を均一にするこ
とは製作上の点から一般に困難である。つまり、
ゼロバランスは通常くずれている。ゼロバランス
が不均衡であると、温度ドリフトによりブリツジ
回路には第11図の一点鎖線や破線で示すように
始めから出力電圧VBが発生する。しかも、その
出力電圧VBが大きいほど雰囲気温度Tの上昇に
ともなつて出力電圧VBの変化量も大きくなる。
これを、絶対湿度検知装置の出力電圧VAHでみる
と、この出力電圧VAHの変化要因には食品から発
生する水蒸気によるものの他に加熱雰囲気温度T
の上昇にともなうブリツジ回路の出力電圧VB
変化も重畳されることになる。このため、第12
図に示すように、加熱時間uにともなう絶対湿度
検知装置の出力電圧VAHの変化は一点鎖線や破線
で示すような曲線となる。つまり、基準レベル
VAHOに到達する時間が、ゼロバランスが良好な
ときの最適加熱時間u1よりも短時間になつたり、
長時間になつたりする。すなわち、食品の仕上り
程度が不安定になるという不具合を生じる。
<目的> 本発明の電子レンジは上記のような問題に鑑み
なされたものであり、庫内温度(雰囲気温度T)
の変化(上昇)がAHセンサーのサーミスタに伴
うAHセンサーの温度ドリフトを抑えてAHセン
サーの性能を向上させ、良好な食品の仕上がり状
態を得ることを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するために本発明の電子レン
ジは、 2個のサーミスタR1,R2に庫内温度の変化が
伝わるのを防止するために絶対湿度センサー
(AHセンサー)10のケース7,7′を樹脂、ゴ
ム等の熱伝導性の悪い材料で構成する。
<作用> 庫内温度(雰囲気温度T)の変化(上昇)がサ
ーミスタR1,R2に伝わるのをケース7,7′が防
止するため、雰囲気温度Tの上昇に伴うサーミス
タR1,R2の温度上昇が鈍くなり、雰囲気温度T
の上昇によるAHセンサー10の出力電圧VBの変
化が少なくなる。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を第1図に基づき説明
する。
尚、AHセンサー10の形状は従来例と若干異
なつているが、構成及び作用は同じであり、従来
例と同一もしくは相当箇所には同一符号を付し、
その説明は省略する。
AHセンサー10は密閉型センサー13と、開
放型センサー12と、それらを連結する均熱板1
4と、金網15と金属製のケース8及びフタ9と
からなる。そして本発明の最も特徴とする点は上
記ケース8の外側を樹脂、ゴム等の熱伝導性の悪
い材料で形成したケース7で覆つた点である。
上記ケース7で覆うことにより排気ダクト36
等からの熱の影響を受けにくくなつて、排気温度
変化(上昇)による出力電圧VBの変化が低減さ
れる。
第2図は第1図のケース8に相当するケース
7′を樹脂、ゴム等の熱伝導性の悪い材料とフエ
ライト等のマイクロ波を吸収減衰させる材料で構
成したことを特徴とする本発明の他の実施例であ
り、ケース7′はマイクロ波のシールド作用と断
熱作用をなすので、第1図に示すものに比べ構成
が簡単でコスト的に有利である。
上記第2図示す他の実施例の更に他の実施例と
して、マイクロ波のシールド作用を得る手段に、
導電性樹脂の採用、導電性塗料の表面塗布、樹脂
メツキ、シールド用コーテイング剤の表面塗布等
が挙げられる。
<効果> 本発明の電子レンジは上記のような構成である
から、庫内温度(雰囲気温度)の変化(上昇)に
よる絶対湿度センサーに与えられる影響すなわち
温度変化(上昇)による絶対湿度検知装置の出力
信号の変化を低減することができ、食品の加熱状
態を正確に検知し良好な仕上がり状態を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す要部断面図、第
2図は本発明の他の実施例を示す要部断面図、第
3図はAHセンサーの断面図、第4図はAHセン
サーを端子台に組立てた状態を示す図、第5図は
湿度測定の原理回路を示す回路図、第6図は絶対
湿度−出力特性を示すグラフ、第7図及び第8図
はAHセンサーを用いた電子レンジの概略構成を
示す図、第9図は電子レンジの前面構成を示す
図、第10図はAHセンサーを用いた電子レンジ
の回路構成を示す回路図、第11図は雰囲気温度
−ブリツジ回路出力電圧特性を示すグラフ、第1
2図は加熱時間−絶対湿度検知装置出力特性を示
すグラフである。 符号、7,7′:ケース、10:絶対湿度セン
サー、12:開放型センサー、13:密閉型セン
サー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 庫内の湿度を検知する絶対湿度センサーを形
    成する2個のサーミスタと、この2個のサーミス
    タと対辺関係にある2個の抵抗とを有するブリツ
    ジ回路を備え、このブリツジ回路の出力端子にお
    いて絶対湿度に応じた信号を得るようにした絶対
    湿度検知装置を備えた電子レンジにおいて、 上記2個のサーミスタに庫内温度の変化が伝わ
    るのを防止するために上記絶対湿度センサーのケ
    ースを熱伝導性の悪い材料で構成したことを特徴
    とする電子レンジ。 2 絶対湿度センサーのケースを樹脂、ゴム等の
    熱伝導性の悪い材料のフエライト等のマイクロ波
    を吸収減衰させる材料で構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の電子レンジ。 3 絶対湿度センサーのケースを導電性樹脂で構
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の電子レンジ。 4 絶対湿度センサーのケース表面に電波シール
    ド加工を施したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の電子レンジ。
JP18733186A 1986-08-08 1986-08-08 電子レンジ Granted JPS6341732A (ja)

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JP18733186A JPS6341732A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 電子レンジ

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JP2823391B2 (ja) * 1991-08-28 1998-11-11 三洋電機株式会社 加熱装置
AU2001244821A1 (en) * 2000-11-21 2002-06-03 Lg Electronics Inc. Bolometric humidity sensor and cooker using the same and method for controlling the cooker
JP6732579B2 (ja) * 2016-07-20 2020-07-29 Koa株式会社 酸素センサ

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