JPH0372707A - 圧電複合部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばマイクロコンピュータのクロック発振
回路の共振回路を構成するのに使用される、あるいは携
帯型自動車電話、コードレス電話等の小型化を要求され
る製品に使用される発振回路を構成する圧電複合部品に
関する。

（従来技術） 発振回路を構成する能動素子としてはトランジスタやイ
ンバータがあり、第３図はインバータを使用した発振回
路の例である。同図においてＡは共振回路であり、圧電
振動子１の両端にコンデンサ２．３の一端を接続し、コ
ンデンサ２．３の他端側を共通に接続し接地したもので
ある。該共振回路Ａの圧電振動子１に抵抗４及びインバ
ータ５を並列に接続する。

ところで近年は部品の小型化が要求され、上述の共振回
路Ａを構成する圧電振動子及びコンデン２ ザを１つの気密容器に封入し、複合部品として扱うこと
が提案されている。

第４図は従来の圧電複合部品の一例であり、金属ステム
６をシールガラス７にて気密貫通するリード端子８．９
の一端に圧電振動子１０を竪型に保持すると共に金属ケ
ース１１によって気密封止する一般的な圧電デバイスに
おいて、そのリード端子８．９と金属ステム６との間に
各々チップ状のコンデンサ１２．１３を接続し、更にリ
ード端子１４の一端を金属ステム６に導通固着して接地
したものである。

このような圧電複合部品を用いれば部品点数の削減がで
き、実装作業の容易化、発振回路の小型化が可能となる
。

しかしながら上述した従来の圧電複合部品は次のような
欠点があった。即ち、インバータを用いた発振回路はコ
ルピッツ発振回路に比較して電気的特性が非常に悪く、
具体的には温度による周波数変動が前者と後者では２桁
も違う。ところが従来の圧電複合部品を用いて発振回路
を構成する場台、２つのコンデンサ８．９の接続点を接
地しているため、コルピッツ発振回路を形成することか
できない。

（発明の目的） 本発明は上述したような従来の圧電複合部品の欠点を除
去するためになされたものであって、コルピッツ発振回
路に使用可能な圧電複合部品を提供することを目的とす
る。

（発明の概要） 上記目的を遠戚するため、本発明に係る圧電複合部品は
、第１及び第２のコンデンサを直列接続しこれに圧電振
動子を並列接続したものを１つの容器に封入し、第２の
コンデンサと圧電振動子の接続点を接地するよう構成す
る。

（実施例） 以下図示した実施例に基づいて本発明の詳細な説明する
が、それに先立ちコルピッツ発振回路について簡単に説
明する。

第２図はコルピッツ発振回路の回路図であり、発振トラ
ンジスタ１４のベースＢとエミッタＥ間及び該エミッタ
Ｅとアース０間に各々第１及び第２の帰還コンデンサ１
５．１６を、又、ベースＢとアース０間には圧電振動子
１７を接続したもので、その他トランジスタ１４のコレ
クタＣとベース８間及びエミッタＥとアース０間に抵抗
１８．１つを接続する。前記圧電振動子１７とコンデン
サ１５の接続点、コンデンサ１５．１６の接続点、コン
デンサ１６と圧電振動子１７の接続点の各々に３つの端
子２０乃至２２を設ける。

このコルピッツ発振回路の動作についての詳細な説明は
省略するが、図示するようにエミッタ、アース間にＩＩ
＠還コンデンサ１５．１６を接続し、分割帰還により発
振を行うものであるから、両コンデンサの接続点を接地
できない。

このため本発明では第２のコンデンサ１６と圧電振動子
１７の接続点を接地した圧電複合部品によりコルピッツ
発振回路を形成するものである。

第１図は本発明に係る圧電複合部品の一例である。即ち
、本発明の圧電複合部品２３は金属ケース２４にて気密
封止したパッケージ内に圧電振動子１７及びコンテン１
５．１６を収納し、その金属ステム２５にリード端子２
０．２１をシールカラス２６を用いて電気的に絶縁し、
更にリード端子２２を金属ステム２８底面に導通固着し
たものであることは従来と同様であるが、圧電振動子１
７をその保持導体２７及び２８を介してリード端子２０
及び金属ステム２５に固定し、該金属ステム２５とリー
ド端子２１間に第２のコンデンサ１６を接続する。更に
第１のコンデンサ１５を導箔２９．３０を介してリード
端子２０．２１に接続するが、導箔と金属ステム２５と
が電気的に絶縁するよう両者の間にもシールガラス２６
を設ける。

上述したように構成すれば、第１及び第２の帰還コンデ
ンサ１５．１６の接続点は接地されず、圧電振動子１７
と第２のコンデンサ１６の接続点が接地されるため、上
述したコルピッツ発振回路の共振回路Ａとして利用でき
る。

なお、前記導箔としてはリード端子の一端に平面導体を
接続し、金属ステム形成時に一体化して構成すればよい
が、シールガラス上にパターンを形成してもよい。

このように本発明によれば温度による周波数変動の少な
いコルピッツ発振回路の共振回路を構成する圧電複合部
品が得られ、発振回路の小型化、実装スペースの縮小及
び実装作業の容易化等が遺戒できる。

（発明の効果） 本発明は以上説明したように構成したものであるから電
気的特性が安定なコルピッツ発振回路を容易に構成でき
、回路基板に実装する部品点数の削減、発振回路の小型
化、作業工数の削減を行う上で著しい効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る圧電複合部品の一例を示す図、第
２図はコルピッツ発振回路図、第３図はインバータを用
いた発振回路図、第４図は従来の圧電複合部品を示す図
である。 １５．１６・・・・・・・コンデンサ、１７・・・・・
・・・・圧電振動子、 ０．２１．２２・・・・・・リード端子、５・・・・・
・・・・金属ステム、 ６・・・・・・・・シールガラス ７．２８・・・・・・・導線、 ９．３０・・・・・・・・・導箔

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　第１及び第２のコンデンサを直列接続しこれに
   圧電振動子を並列接続したものを１つの容器に封入した
   圧電複合部品であって、第１乃至第３のリード端子を前
   記圧電振動子と第１のコンデンサの接続点、第１のコン
   デンサと第２のコンデンサの接続点、第２のコンデンサ
   と圧電振動子の接続点の各々に設けたものにおいて、第
   ３のリード端子を接地したことを特徴とする圧電複合部
   品。
2. （２）　金属ステムに第１及び第２のリード端子をシー
   ルガラスを用いて気密貫通させると共に電気的に絶縁し
   、第３のリード端子を導通固着し、圧電振動子を２本の
   導線を介して第１のリード端子及び金属ステムに接続し
   、第１のコンデンサを２つの導箔を介して第１及び第２
   のリード端子に、また第２のコンデンサを金属ステムと
   第２のリード端子間に接続し、前記導箔及び金属ステム
   間にシールガラスを設けたことを特徴とする特許請求の
   範囲１項記載の圧電複合部品。