JPH0371969A - 減圧吸上鋳造装置 - Google Patents

減圧吸上鋳造装置

Info

Publication number
JPH0371969A
JPH0371969A JP20865589A JP20865589A JPH0371969A JP H0371969 A JPH0371969 A JP H0371969A JP 20865589 A JP20865589 A JP 20865589A JP 20865589 A JP20865589 A JP 20865589A JP H0371969 A JPH0371969 A JP H0371969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing
face
chamber
mold
sealing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20865589A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Yamada
淳司 山田
Motohiko Ogawa
小川 元彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP20865589A priority Critical patent/JPH0371969A/ja
Publication of JPH0371969A publication Critical patent/JPH0371969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は減圧吸上鋳造装置に関し、さらに詳しくはその
鋳型およびチャンバの構造に関するものである。
〔従来の技術) 減圧吸上鋳造法は、特公昭52−38924号公報或い
は特公昭60−35227号公報に開示されているよう
に、周知のロストワックス鋳造法における鋳込方法の改
良に係るもので、米国の大手ロストワックス品メーカー
であるヒツチナー社により開発されたものである。まず
この減圧吸上鋳造法の概略を第4a図〜第4C図に従い
説明する。第4a図において、101は金属をその融点
以下に加熱して溶融状態とした溶湯を保温する湯槽、1
02はその上方に昇降自在に支持されたチャンバ、+0
3は鋳物砂を結合して作られた通気性の鋳型である。鋳
型103はスプル一部104を中心としてその周囲に該
スプル一部104とゲート105を介して連通ずる多数
のキャビティ106が放射状に形成されている。また該
スプル一部104は上端が閉塞され下方には筒状のスノ
ート部107が延設されその下端に吸上口108が開口
している。そして該スノート部107をチャンバ102
の底部開口109から下方に垂下するように該鋳型10
3をチャンバ102内に設定している。しかしてチャン
バ102を第4b図に示したように下降させ吸上口10
8を湯槽101の溶湯中に浸漬しチャンバ102の吸気
口110を真空ポンプに継ぐことにより該チャンバ10
2内を減圧すると、鋳型103は通気性であるので内部
も減圧され吸上口108からスプル一部104に溶湯が
吸引され該溶湯はさらにゲート105を通りキャビティ
106に充満する。所定の保持時間が経過しゲート10
5の溶湯が温間した後に該チャンバ102の減圧状態を
解くことによりスプル一部104中にある未凝固の溶湯
をその自重によって流出させ第4C図に示したように該
スプル一部104を空にできるようにしている。そして
該鋳型103をこわしキャビティ106に形成された製
品を取り出したときに各製品は湯道にて連なることなく
別体のものとして取り出せ製品切り離しの手間が掛から
ない利点があると共に、スプル一部104から湯+1t
otに戻された溶湯は次の鋳込に無駄なく利用できるの
で歩留がよく、さらには、溶湯の汚染がなく品質が向上
するなど種々の利点があるものである。
〔従来の技術の問題点〕
しかしてこの減圧吸上鋳造法にては、スノート部107
が貫通する底部開口109の気密シール性が充分に保た
れていないと該底部開口109からチャンバ+02内に
外気が侵入してチャンバ102内の減圧度が安定的に保
持できず、そのために鋳込状態が一定せず湯廻りを悪く
することもあった。
そこでこのシール性を改善するべく減圧時に鋳型103
を上から押圧し該鋳型103のスノート部107が底部
開口109内面に強く圧着するようにしているが、鋳型
103はそのような外力に対しては充分に強くなく破壊
のおそれがあるのであまり大きな押圧力を加えるわけに
もいかなかった。そこで強い外力を加えることなくその
シール性を改善するべくシール材やそのシール面の形状
につきさらに研究がなされたが、鋳型の表面は砂粒子が
固結した粗雑な状態であるのでその気密性を高めんとす
るのは容易なことではなかった。そこで漏斗状のシール
金具における該漏斗状傾斜面の傾斜角度を急にすること
で少ない押圧力でも該傾斜面に大きな圧着力が作用する
ようにすることが考えられたが、この傾斜角度を急にし
た場合には、鋳込後に該鋳型をチャンバ内から吊り出そ
うとするに際し該鋳型のスノート部が該傾斜面に摩擦で
強くくっついてしまうものがあり無理に吊り出そうとす
ると過大な引張荷重が該スノート部に掛り破壊するとい
う問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記問題点を解消するため鋳型に過大な負担を
掛けることなくチャンバ内減圧時に該チャンバの底部開
口のシール性が安定的に得られるようにして減圧吸上鋳
造法の実施を容易ならしめようとするものである。
〔目的を達成するための手段〕
本発明の減圧吸上鋳造用鋳型は上記目的を達成するため
、チャンバの底部開口に傾斜角度が30〜60度の漏斗
状のシール金具を設け、該シール金具の内周面に耐熱性
繊維集積状の弾性シール材を貼着すると共に、該チャン
バ内にセットされる通気性の鋳型のスノート部に前記シ
ール金具の傾斜角度と同傾斜角度の逆円錐面状のシール
面を形成し、該シール面が前記弾性シール材と幅20〜
50−■にわたって接することを特徴としたものである
〔実施例〕
次に本発明の減圧吸上鋳造装置の実施例を第1図〜第3
図と共に説明する。
図において、1は上チヤンバ2と下チヤンバ3とよりな
るチャンバで、上チヤンバ2の下縁に形成されたフラン
ジ4の下面に0リング5が埋着され、該フランジ4が下
チヤンバ3の上縁に形成されたフランジ6に気密に合着
できるようになっている。7は上チヤンバ2の上部に形
成された吸気口である。下チヤンバ3の底板8の中央に
丸い底部開口9が開設され、該底部開口9の周囲に形成
された環状溝10中に耐熱性繊維集積体(ファイバーブ
ランケット) 11が埋設されている。12は底部開口
9をその内周面から上面にわたって被う漏斗状のシール
金具で、該シール金具の外周縁下面に形成された環状凹
凸13が前記耐熱性繊維集積体11に合着しその部分の
シール性を保ち得るようになっている。該シール金具1
2の漏斗状傾斜面17の傾斜角度αは30〜60度の範
囲内となるようにしている。そして該シール金具12の
内周面に耐熱性繊維をかさ密度0.16g/cd、厚さ
12.51mに集積させてなる弾性シール材14を貼着
する。そしてシール金具12の外周に突設された止片1
5.15にボルト1616を貫通し該ポル)16.16
を前記底板8に螺合することにより該シール金具12を
底板8に着脱自在に止着する。1Bは鋳物砂をバインダ
ーにより固めて焼いた通気性の鋳型で、下端に吸上口1
9を有するスノート部20が一体に形成され、該スノー
ト部20の途中には算盤玉状に外径を局部的に太くする
ことで前記シール金具12の傾斜面17のf頃斜角度α
と同じ傾斜角度の逆円錐面状のシール面21を形成して
いる。そして該シール面21が前記弾性シール材14と
接する幅iが20〜50+nの範囲内となるように弾性
シール材14の幅およびシール面21の幅を調整する。
次表は上記傾斜角度αおよび幅1’cM々異ならしめた
ものにて鋳込実験を行ないその結果を表にまとめたもの
である。
このように傾斜角度αは30度以下の場合、シール材の
幅如何に拘らずシール性が不足し鋳込時間が掛りすぎる
ことからその間に溶湯が凝固して結果として湯廻り不良
を起こす、一方、傾斜角度αを60度以上とするシール
性は向上し鋳込時間が短縮されて湯廻りは良くなるが、
鋳型スノート部のシール材に対する圧着力が強すぎて鋳
込後に該鋳型を離脱させる際の摩擦により該シール材が
短期間で摩耗し、或いはシール材がシール金具より離脱
するなどのトラブルが幅lの幅如何に拘らず生した。こ
れに対しく頃斜角度αが30〜60度の範囲内にあるも
のは幅lが20〜50mmの範囲となるように設定した
とき良好な鋳込状態が達成され、幅lがその範囲よりも
狭いときも広いときもシール性は劣化し鋳込に悪影響を
与えることとなった。よって゛頃斜角度αは30〜60
度の範囲内でかつシール材の接触幅lは20〜50mi
の範囲内になければならない。
前記の実施例では耐熱性繊維集積状の弾性シール(Aは
かさ密度がO,16g/cm、厚さが12.511のも
のを使用したが、本発明における耐熱性繊維集積状の弾
性シール材ばかさ密度が0.05〜0.3g/cnl、
厚さが5〜20mmであれば本実施例と同様の効果を得
ることができる。また、本実施例では、シール金具を底
板に着脱自在に止着した例であるが、シール金具は底板
に一体的に設けてもよいし、単に底板に漏斗状傾斜面を
直接加工することにより設けてもよい。
〔発明の効果〕
このように本発明の減圧吸上鋳造装置によればチャンバ
の底部開口のシール性が安定することで溶湯吸上をスム
ースになし減圧吸上鋳造の歩留を向上させる有益な効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る減圧吸上鋳造装置の縦断面図、第
2図はシール金具の斜視図、第3図は第1図の要部拡大
図、第4a図、第4b図、第4c図は減圧SR造法の過
程を示した縦断面図である。 l・・・チャンバ、9・・・底部開口、12・・・シー
ル金具、I7・・・漏斗状傾斜面、18・・・鋳型、1
9・・・吸上口、20・・・スノート部、21・・・シ
ール面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. チャンバの底部開口に傾斜角度が30〜60度の漏斗状
    のシール金具を設け、該シール金具の内周面に耐熱性繊
    維集積状の弾性シール材を貼着すると共に、該チャンバ
    内にセットされる通気性の鋳型のスノート部に前記シー
    ル金具の傾斜角度と同傾斜角度の逆円錐面状のシール面
    を形成し、該シール面が前記弾性シール材と幅20〜5
    0mmにわたって接するように構成したことを特徴とす
    る減圧吸上鋳造装置。
JP20865589A 1989-08-11 1989-08-11 減圧吸上鋳造装置 Pending JPH0371969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20865589A JPH0371969A (ja) 1989-08-11 1989-08-11 減圧吸上鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20865589A JPH0371969A (ja) 1989-08-11 1989-08-11 減圧吸上鋳造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0371969A true JPH0371969A (ja) 1991-03-27

Family

ID=16559850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20865589A Pending JPH0371969A (ja) 1989-08-11 1989-08-11 減圧吸上鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0371969A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020240A1 (en) * 1993-03-12 1994-09-15 Hitachi Metals, Ltd. Vacuum suction casting apparatus and method using the same
US5355934A (en) * 1992-07-22 1994-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Low pressure casting apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5355934A (en) * 1992-07-22 1994-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Low pressure casting apparatus
US5509458A (en) * 1993-01-19 1996-04-23 Hitachi Metals, Ltd. Vacuum casting apparatus and method using the same
WO1994020240A1 (en) * 1993-03-12 1994-09-15 Hitachi Metals, Ltd. Vacuum suction casting apparatus and method using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0371969A (ja) 減圧吸上鋳造装置
JPH02303671A (ja) 加圧鋳造方法
CA1146717A (en) Metal casting
JPH03142056A (ja) 低圧鋳造方法及び低圧鋳造装置
JPH0241752A (ja) 車両用ホイールの鋳造装置およびこの装置の使用方法
JP3794033B2 (ja) 減圧吸引鋳造方法及びその装置
JPS6035227B2 (ja) 鋳造方法
JPH0511013Y2 (ja)
JPH07290422A (ja) タンディッシュ上部ノズルの鋳込成形方法
JPS61135449A (ja) 減圧造型鋳型の湯口製作法
JPS62279072A (ja) 溶融金属注入用ノズル
JPH01157750A (ja) 無酸化鋳造方法
JP4139127B2 (ja) 鋳造用溶湯金属保持炉
JPH0133266Y2 (ja)
JPH0216848Y2 (ja)
JPH0644512Y2 (ja) ホットチャンバダイカストマシン
JPH0217737Y2 (ja)
JPH0627641Y2 (ja) 真空脱ガス装置槽底部管状体補修用型枠
JPH0351111A (ja) 樹脂封止装置
JP2000015423A (ja) 減圧吸引鋳造装置
JP3689996B2 (ja) 陰極線管用ファンネルの成形金型および成形方法
JPH038549A (ja) 吸引鋳造方法
JPH069720Y2 (ja) 減圧吸上鋳造用ロストワックス鋳型
JPH08112297A (ja) 歯冠修復物用の鋳型及び鋳型成形蓋
JPH0757416B2 (ja) 鋳砂スト−クを用いた吸引鋳造法