JPH037192B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH037192B2
JPH037192B2 JP18480681A JP18480681A JPH037192B2 JP H037192 B2 JPH037192 B2 JP H037192B2 JP 18480681 A JP18480681 A JP 18480681A JP 18480681 A JP18480681 A JP 18480681A JP H037192 B2 JPH037192 B2 JP H037192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
circuit
motion
prediction function
optimal prediction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18480681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5885684A (ja
Inventor
Toshio Koga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP56184806A priority Critical patent/JPS5885684A/ja
Publication of JPS5885684A publication Critical patent/JPS5885684A/ja
Publication of JPH037192B2 publication Critical patent/JPH037192B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレビジヨン信号の予測符号化装置に
関する。
予測符号化方式は伝送すべき入力信号と予測信
号との差すなわち予測誤差信号を伝送することに
より伝送情報を低減するという動作原理に基づく
方式であり、本発明はこの予測信号を与える予測
関数を多数用いてその中から最適なものを一つ選
択して用いる予測符号化方式である。
たとえば、フレーム間符号化方式では静止画あ
るいは、ほとんど動きを含まない準静止画に対し
ては大きな振巾をもつ予測誤差信号の発生頻度が
低くなるため発生する情報量が少なく、逆に動き
を多く含む動画に対しては発生情報量は増加す
る。すなわち、フレーム間符号化では動きが少な
い程符号化能率が良いが動きが多くなると能率が
低下する。そこで、動きが含まれている場合にも
能率を高める試みはこれまでにもなされてきた。
たとえば、テレビジヨン信号に含まれる動きは平
行移動的であると見なされる場合が多いので、フ
レーム間における被写体の位置の変化量を考慮し
たフレーム間予測、すなわち「動き補償」フレー
ム間予測は動画に対しても高い符号化能率を実現
するのに最も有効な方式である。この「動き補
償」フレーム間予測方式においてはいろんな速
さ、方向をもつた動きに対応する多数の予測関数
をあらかじめ用意しておいて、実際に発生した動
きの予測としてもつとも適したものを、つまり通
常は予測誤差をもつとも小さくするものを最適予
測関数としている。したがつて「動き補償」フレ
ーム間予測方式は多数の予測関数の中から最適な
予測関数を適応的に決定する予測方式と言い換え
ることができる。
ここでこの「動き補償」について原理を簡単に
説明する。
第1図に示すようにt=t0なる時刻に座標
(x0,Y0)付近にあつた図形が1フレーム時間
(τ)後には(x1,y1)に移動したとする。この
時、通常のフレーム間予測においては1フレーム
前の画素を予測信号として用いることによりt=
t0+τにおける(x0,y0)付近の図形内の画素の
予測にはt=t0における(x0,y0)付近の図形内
の画素が用いられる。したがつて、第1図から明
らかなように、t=t0+τでは予測誤差が零でな
いものが(x0,y0)と(x1,y1)の両地点の付近
に発生する。
ここで、もし何らかの方法で(x0,y0)から
(x1,y1)への図形の変位量を検出できたとする
と、t=t0での(x0,y0)近傍の図形を用いてt
=t0+τにおける(x1,y1)近傍の図形を予測で
き発生情報量が大巾に減少する。これがいわゆる
「動き補償」の原理である。
この変位量の検出方法すなわち最適予測関数の
決定方法としては、たとえば1978年電子通信学会
技術研究報告Vol.78,No.39に掲載されている二宮
による論文「フレーム間符号化における「動き補
正」(論文番号IE78−6)が適用できる。
この論文では、種々の動きを表わすベクトルに
対応する予測関数について予測誤差をブロツク単
位で比較して最小誤差を与えた予測関数に対応す
るベクトルが動ベクトルと見なされる。この論文
においては動画像に対して「動き補償」(この論
文中では「動き補正」と記されている)を適用す
ればフレーム間符号化方式のみの場合の発生情報
量のおよそ1/2にできるほど大巾な情報圧縮が可
能であることが示されている。
本発明においては最適予測関数を表わす情報と
最適予測関数を用いた時の予測誤差の双方を少な
くても伝送するが、この最適予測関数は動きを考
慮した予測符号化方式においてはもつとも良く動
きを補償、すなわち予測誤差を小さくする動ベク
トルと等価である。したがつて動ベクトルとこれ
に基づいて動き補償を行なつた時の予測誤差の両
情報を少なくとも伝送することと同じである。以
下最適予測関数を動ベクトルと読み替えて説明す
る。
この動ベクトルを表現するのに必要な符号、す
なわち動ベクトル情報は使用する伝送路の伝送速
度が低い場合には伝送される全情報の中のたとえ
ば50%以上というようなかなりの部分を占めるこ
とがある。しかし、伝送速度が高く、平均して1
画素当り数ビツトをを割り当てることができる場
合にはこの動ベクトル情報は全伝送情報の中のほ
んの一部を占めるに過ぎないようになる。
実際の画像について測定された動ベクトル情報
の例として平野他による「動き補償フレーム間符
号化におけるブロツクサイズの検討」(昭和55年
度電子通信学会通信部門全国大会講演番号697)
があるが、これによりと動ベクトル情報である動
ベクトルのエントロピーはたとえば複数画素から
構成されるブロツクの大きさを4ライン×8画素
と仮定するとおよそ0.1ビツト/画素となつてい
る。この値は標本化周波数が8MHzの場合につい
て得られたものであるので、動ベクトル情報のみ
でおよそ0.8Mビツト/秒の情報が発生すること
になる。したがつて、1.5Mビツト/秒の伝送速
度にてテレビジヨン信号を伝送する場合にはこの
動ベクトル情報は50%強を占めることになる。
このように伝送速度が低い場合にはとくに動ベ
クトル情報の能率の良い符号化方法が必要であ
る。また動き補償フレーム間符号化に適用した時
に動き補償に固有の画質劣化が目に見えることが
ある。従来のフレーム間符号化において粗い量子
化特性を適用すると量子化雑音が画面に張りつい
て見えることがある。動き補償を適用した時に動
ベクトルが隣接するブロツクの間で時間的、空間
的に大巾に変動すると、粗い量子化特性を用いた
時に見える張りついた雑音が動ベクトルの変動の
ためにゆらいで見えることがある。そしてこれは
比較的平たんな絵柄の部分において目につき易
い。
本発明の目的は動き補償を適用したフレーム間
符号化において高い符号化能率を実現すると同時
に動き補償に付随する固有の画質劣化を改善でき
るテレビジヨン信号の予測符号化装置を提供する
ことにある。
すなわち本発明のテレビジヨン信号の予測符号
化装置は複数個の画素からなるブロツクを構成す
る手段と、すでに検出された最適予測関数の一部
を用い現ブロツクの最適予測関数の検出において
検出結果が時間的、空間的のいずれか一方あるい
は双方に関して制限されるように制限条件を発生
する手段と、この制限条件にしたがつて前記ブロ
ツク毎に前記最適予測関数を検出する手段と、検
出されたこの最適予測関数にしたがつて動き補償
フレーム間予測符号化を実行する手段と、この予
測符号化において発生する予測誤差と前記最適予
測関数とを少なくとも含む情報を圧縮符号化する
手段と、該圧縮符号化された情報の発生速度と伝
送路への出力速度とを平均的に一致させる手段、
とから構成される。
動ベクトル情報は低伝送速度において大きな割
合を占めている。しかし動ベクトルの検出時に時
間的あるいは空間的に隣接するブロツクの動ベク
トルとの相関を常に高く保つようにする、すなわ
ち隣接ブロツクの動ベクトルとの差異をできるだ
け小さく制限することにより短時間的に見た時動
ベクトルの分布は1個あるいは複数個の特定の動
ベクトルの近傍に集中することになり、動ベクト
ルのエントロピー値は小さくなる。動ベクトルの
差分の分布は零近傍に集中する。したがつていず
れの場合にも動ベクトル情報量は少なくできる。
第2図にこの制限の様子を示す。たとえば0
V12が隣接ブロツクの動ベクトルであるとし
斜線にて示した部分(S)が現ブロツクに対して
指定された動ベクトルの範囲で=(01
V2)/3を中心とする半径γの円内にあるもの
である。この時隣接ブロツクの動ベクトルとの相
関を考慮しない場合に動ベクトルaが検出され
るとするとこれは指定範囲外にあるので、相関を
考慮する場合には指定範囲内にあつてもつとも
aに近い破線で示す△=(a−c)とこの
指定範囲の境界との交点を通る第2図中のベクト
ルが動ベクトルとして出力される。このγの大
小により制限の強弱が定まる。なお指定範囲はこ
こで例示したような円形である必要はなく任意の
形状を用いることができる。
第2図には動ベクトルが零でない場合、すなわ
ち動きがある部分についての動ベクトルの制限に
ついて示したが、静止部分についての動ベクトル
制限も012を零とし、斜線部分を零近傍
に設定すれば同様である。また隣接するブロツク
の動ベクトルを参照することにより現ブロツクが
静止部分と動き部分のいずれに含まれているかは
輪郭部分と動き部分のいずれに含まれているかは
輪郭部分以外はわかるので、静止あるいは動き部
分に対して制限の程度を各々異なつたものにする
こともできる。なお、隣接ブロツクとしては同一
フレーム内のみならず前フレーム内のブロツクを
用いて各ブロツクに対するベクトルの時間的変動
を抑えることもできる。
検出された動ベクトルの時間的、空間的な変化
があるということは通常はテレビジヨン信号に雑
音が混入しいていることに起因する。そして前記
二宮の論文において用いられる動ベクトル検出の
ための評価関数はブロツク当りの誤差電力あるい
はその近似形であるので雑音によつて検出結果が
左右される部分はほとんどの場合には平たんな絵
柄の部分に集中する。なぜなら平たんでない部分
について真の動ベクトルからはずれたベクトルす
なわち真の最適予測点からはずれた点で予測する
時予測誤差電力ははずれに対して指数関数的に増
加する。この時は雑音電力が小々大きくても検出
結果には影響しない。平たんな部分では予測誤差
電力が小さいためこのはずれに対する増加はほと
んどない。つまり、平たん部分においては雑音電
力によつて検出結果が左右されることが多い反面
検出された動ベクトルもそれほど厳密な意味での
最適予測を与えるわけではない。したがつて検出
される動ベクトルのとり得る値に少し制限を加え
ても予測誤差電力を増加させることはほとんどな
くかつこの制限により動ベクトルの情報量は減少
することになる。
このように本発明を用いると最適予測関数(動
ベクトル)を表わす情報を減少させ、しかもこれ
に対する予測誤差情報をほとんど増加させないた
め高い符号化能率が実現できる。さらに動き補償
を適用した時の固有の画質劣化を改善できる。す
なわち前述の量子化を粗くした時のゆれ動いて見
える冷化は動ベクトルの時間的、空間的な変動に
起因するものであるので、この変動を制限するこ
とによりゆれは少なくできる。とくに平行移動的
な動きの場合には、動いている部分に関しては全
ての隣接ブロツクに対して同一の動ベクトルが検
出されるはずである。また静止部分についても同
じである。したがつて隣接ブロツクの動ベクトル
を用いて現ブロツクの動ベクトルの取り得る値に
制限を加えできるだけ動ベクトルを揃えるとゆれ
動いて見える画質劣化はほとんど見えなくなる。
このように本発明を動き補償フレーム間符号化
方式に適用することにより符号化能率は向上し、
かも符号化された画像の品質も向上する。
つぎに本発明にかかる実施例について図面を参
照しながら詳しく説明する。第3図に予測符号化
装置の一構成例を示す。
入力テレビジヨン信号はアナログ/デイジタル
変換器10によりアナログからデイジタル信号に
変換される。このデイジタル化されたテレビジヨ
ン信号は走査変換回路11へ供給される。走査変
換回路11は通常の走査に従つて入力されるテレ
ビジヨン信号から、複数走査線にまたがる複数画
素からなる2次元ブロツクを構成する。一走査線
上に構成される1次元ブロツクを用いる場合には
走査変換回路11は不要である。
走査変換回路11の出力である走査変換された
テレビジヨン信号は線1112,1114を介し
て遅延回路12と動ベクトル出力回路14へとそ
れぞれ供給される。遅延回路12は動ベクトルの
検出に要する時間だけ遅延させて予測される現ブ
ロツクと検出された動ベクトルの時間位相を一致
させるために設けられており、この出力は減算回
路12へ供給される。減算回路12は遅延回路1
2の出力と可変遅延回路16から供給される予測
信号との間で減算を行ない、その差すなわち予測
誤差を出力する。この予測誤差は量子化回路17
により量子化された後、加算回路18と符号圧縮
回路20へ供給される。加算回路18は量子化回
路17から供給される量子化された予測誤差と可
変遅延回路16から供給される予測信号との加算
を行ない局部復号信号を発生する。局部復号信号
はテレビジヨン信号のおよそ1フレーム時間だけ
遅延できるフレームメモリ19に供給される。フ
レームメモリ19の出力は可変遅延回路16と動
ベクトル出力回路14へそれぞれ線1916,1
914を介して供給される。動ベクトル出力回路
14は線1114を介して供給される走査変換さ
れたテレビジヨン信号と、線1914を介して供
給されるフレームメモリ19出力を用いて、線1
514を介して基準ベクトル発生回路15から供
給される基準ベクトルに従つて動ベクトルを出力
する。動ベクトル出力回路14と基準ベクトル発
生回路15の動作については後述する。動ベクト
ル出力回路14から出力される動ベクトルは線1
400により出力されるが、分岐して線141
5,1416,1420により基準ベクトル発生
回路15、可変遅延回路16、符号圧縮回路20
へ供給される。基準ベクトル発生回路15は隣接
するブロツクに対するベクトルを用いて第2図に
は説明したように、たとえば、=(01
V2)/3により基準ベクトルを決定し線15
14を介して動ベクトル出力回路14へ供給す
る。可変遅延回路16においてはフレームメモリ
19の出力信号が一たん記憶され、動ベクトルが
供給されると対応する番地より予測信号が読み出
される。可変遅延回路16は基本的にはランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)を用いた読み出
しと書き込みが互いに独立に実行できるメモリに
より構成される。量子化回路17より出力され
る、量子化された予測誤差信号と線1420を介
して供給される動ベクトル情報は符号圧縮回路2
0において圧縮符号化され、その結果は不規則な
情報の発生状態を平滑化して一定の伝送路速度で
出力するための速度整合用バツフアメモリ100
へ供給され、伝送路1000へ出力される。
ここで動ベクトル出力回路14と基準ベクトル
発生回路15の構成について詳しく説明する。第
4図にベクトル出力回路14の一構成例を示す。
動ベクトル出力回路14は基本的には動ベクトル
検出回路140とこれに続く減算回路141、制
限回路142、加算回路143からなる動ベクト
ルのリミツタ回路から構成される。つまり線15
14を介して供給される基準ベクトルと動ベ
クトル検出回路140から供給される動ベクトル
の間で差異を調べ、差異が大きいと制限を加え、
差異が小さいと制限は加えないようにする回路動
作を実行する。動ベクトル検出回路140として
は前記二宮による論文に記載された動ベクトル検
出回路が適用できる。
減算回路141で両者の差をとり制限回路14
2で差を制限し加算回路143にてこの差と基準
ベクトルの和をとる。これにより制限された動ベ
クトルが得られる。この差に対する制限回路14
2の特性例をつぎに述べる。もつとも簡単な例と
してはこの差の水平、垂直各成分についてある閾
値を設定し、これを越えるものについてのみ一定
値を与える方法がある。たとえば差△のいずれ
かの成分の値を△V、閾値をγ、この時の制限回
路142の出力を△V′とする時、一γ≦△V≦
γであれば△V′=△Vとし、△V<−γあるい
は△V>γの場合には制限動作が働いて各々△
V′=−γ,△V′=γとする。これを水平、垂直
の各成分について実行する。また他の方法として
は差の水平、垂直各成分を△Vx,△Vyと表わす
時△V=((△Vx)2+(△Vy)21/2として△Vがγ
を越える時に△Vx,△Vyの大きさ、すなわち差
ベクトル△を第2図に示した方法を用いて定め
ることができる。なおγの値としてはおよそ1〜
3程度が適当である。
このように基準ベクトルからのずれを制限され
た動ベクトルが動ベクトル出力回路14の出力と
なる。。基準ベクトルとしては1フレーム遅延し
た動ベクトルあるいは隣接ブロツクに対する動ベ
クトルの平均値を用いるなど種々考えられる。も
し1フレーム遅延した動ベクトルを用いるならば
基準ベクトル発生回路15は動ベクトルの1フレ
ーム遅延が可能なメモリあるいはシフトレジスタ
で実現できる。隣接ブロツクの動ベクトルの平均
値たとえば前述の=(012)/3を用
いる場合にはシフトレジスタの途中にタツプを所
要数設けておいて平均値を基準ベクトルとして出
力するようにすればよく構成は容易である。すな
わち、第5図に示すように遅延回路150から必
要な遅延量に相当する点にタツプをとり平均値回
路151によりたとえば動きの水平、垂直の各成
分毎に整数値型の平均値計算を行なう。前記の動
ベクトルの1フレーム遅延の場合には遅延回路1
50の1フレーム遅延の点にタツプをとり、この
タツプ出力を線1514より出力すればよい。こ
の時平均値回路151は不要である。
つぎに本発明にかかる復号化装置について説明
する。第5図に復号化装置の一構成例を示す。
伝送路1000により伝送されてきた圧縮され
た符号情報は一たん速度整合用のバツフアメモリ
200に供給される。バツフアメモリ200から
出力される情報は少なくとも動ベクトル情報と予
測誤差情報とを含んでいる。符号伸長回路30は
これらの圧縮された符号を伸長し、動ベクトルと
それに対する予測誤差の両者に分離する。予測誤
差は線3031を介して加算回路31に、動ベク
トルは線3032を介して可変遅延回路32にそ
れぞれ供給される。可変遅延回路32は動ベクト
ルに従つて予測信号を発生し、加算回路31は予
測信号と予測誤差から加算により復号信号を発生
する。復号信号は走査逆変換回路34とフレーム
メモリ33へ供給される。走査逆変換回路34の
機能は符号化装置における走査変換回路11の
逆、すなわち走査変換されたテレビジヨン信号か
ら通常の走査に戻すことである。この出力信号は
デイジタル/アナログ(D/A)変換器35によ
りアナログ信号に戻された後、通常のTVモニタ
により表示される。可変遅延回路32とフレーム
メモリ33は符号化装置における可変遅延回路1
4とフレームメモリ19とそれぞれ同一のものが
使用できる。
つぎに本発明にかかる実施例の変形例について
説明する。
第4図に示した動ベクトル出力回路14は他の
構成も考えられる。すなわち先の実施例において
説明した動ベクトルほ制限方法は動ベクトル検出
回路140で検出した動ベクトルに対しあとで基
準ベクトルを参照して制限を加えるものであつた
がこの変形例で述べるように動ベクトル検出回路
140における動ベクトル検出時点において制限
を加えることも可能である。
すなわち第7図に示す動ベクトル出力回路14
は、動ベクトルの検出手順を制御するシーケンサ
148、シーケンサ148から供給される動ベク
トル探索用の試行ベクトルに対してブロツク毎の
評価関数の値を出力する誤差発生回路145、誤
差発生回路から出力される評価関数の値すなわち
評価値を受けて他の試行ベクトルに対する評価値
との大小比較の結果より小さな評価値に対応する
試行ベクトルを出力とする選択回路146、シー
ケンサ148により指示される各ブロツクの区切
りを示すタイミングパルスに従つて選択回路14
6の出力試行ベクトルを動ベクトルとして出力す
るレジスタ147から構成されている。線151
4を介して供給される基準ベクトルはシーケンサ
148で発生する試行ベクトルに制限を与える。
つまり基準ベクトルからたとえば閾値γ以内にあ
る試行ベクトルについての評価値のみ選択回路1
46の入力とする。この選択回路146への指示
は線1484を介して行なわれる。誤差発正回路
145と選択回路146への試行ベクトルの供給
はそれぞれ線1485,1486を介して行なわ
れる。またレジスタ147における動ベクトルを
セツトするタイミングパルスは線1487を介し
て供給される。
シーケンサ148における選択回路146に対
する指示信号の発生方法について説明する。第8
図にシーケンサ148の構成例を示す。
タイミング信号発生器480からは試行ベクト
ルを順次発生させるためのリクエスト信号とブロ
ツクの区切りを示すタイミング・パルスがそれぞ
れ線4801,1487を介して出力される。試
行ベクトル発生器481ではこのリクエスト信号
に従つてあるかじめ定められた順序で試行ベクト
ルを発生し線1485,1486を介してそれぞ
れ誤差発生回路145、選択回路146へ供給す
ると同時に線4812により減算器482へも供
給する。減算器482ではこの試行ベクトルと線
1514を介して供給される基準ベクトルの差を
とりその差を比較器483へ供給する。比較器4
83ではあらかじめ定められた閾値(たとえば前
述のγ)よりもその差の水平、垂直の各成分の絶
対値が大きいか否かを比較判定しもし大きければ
これは前述の指定範囲Sの外にある動ベクトルで
あるので採用しないことを示すスキツプ信号を発
生し線1484を介して選択回路146に供給す
る。選択回路146ではこのスキツプ信号が発生
した試行ベクトルに対する選択動作は行なわず、
事実上この時の試行ベクトルを無視する。
以上のように動ベクトル検出を行なえば多くの
試行ベクトル中で指定範囲内にあるものについて
のみ評価値の計算、比較を行ない動ベクトルを検
出することができる。なお比較器483における
比較、判定では水平、垂直の両成分を分離しない
で前述のように△V=((△Vx)2+(△Vy)21/2
ように一緒にして判定に供することができること
は勿論である。本例においてもγの値は1〜3程
度が適当である。
以上述べたように本発明は動き補償を適用した
フレーム間符号化装置における動ベクトル検出機
能に対して簡単な動ベクトル制限機能を追加する
ことにより動き情報の低減による符号化能率の向
上および同時に符号化されたテレビジヨン信号の
画品質が大巾に向上するなど本発明を実施する効
果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は動き補償の原理を説明する図、第2図
は動ベクトルの制限についての原理を説明する
図、第3図は本発明の予測符号化装置の構成例を
示す図、第4図は第3図の動ベクトル出力回路1
4を、第5図は第3図の基準ベクトル発生回路1
5をそれぞれ詳細に示す図、第6図は本発明に係
る予測符号化装置を説明する図、第7図、第8図
はいずれも本発明の変形実施例を説明する図で、
第7図は動ベクトル出力回路14を、第8図は第
7図中のシーケンサ148をそれぞれ詳細に説明
する図、である。 図中、10はアナログ/デイジタル(A/D)
変換器、11は走査変換回路、12は遅延回路、
13は減算回路、14は動ベクトル出力回路、1
5は基準ベクトル発生回路、16は可変遅延回
路、17は量子化回路、18は加算回路、19は
フレームメモリ、20は符号圧縮回路、100は
バツフアメモリ、1000は伝送路、140は動
ベクトル検出回路、141は減算回路、142は
制限回路、143は加算回路、150は遅延回
路、151は平均値回路、200はバツフアメモ
リ、30は符号伸長回路、31は加算回路、32
は可変遅延回路、33はバツフアメモリ、34は
走査逆変換回路、35はデイジタル/アナログ
(D/A)変換器、154は誤差発生回路、14
6は選択回路、147はレジスタ、148はシー
ケンサ、480はタイミング信号発生器、481
は試行ベクトル発生器、482は減算器、483
は比較器、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 時間軸方向の相関を利用する複数個の予測関
    数を用い、その中から予測誤差を小さくする最適
    予測関数を1個選択し、この最適予測関数に従つ
    て予測符号化を実行するテレビジヨン信号動き補
    償フレーム間予測符号化において、複数個の画素
    からなるブロツクを構成する手段と、過去に検出
    された最適予測関数の一部を用い現ブロツクの最
    適予測関数の検出において検出結果が時間的、空
    間的のいずれか一方あるいは双方に関して制限さ
    れるように制限条件を発生する手段と、該制限手
    段にしたがつて前記最適予測関数を前記ブロツク
    毎に検出する手段、検出された該最適予測関数に
    従つて動き補償フレーム間予測符号化を実行する
    手段と、該予測符号化において発生する予測誤差
    と前記最適予測関数とを少なくとも含む情報を圧
    縮符号化する手段と、該圧縮符号化された情報の
    発生速度と伝送路への出力速度とを平均的に一致
    させる手段、とを具備することを特徴とするテレ
    ビジヨン信号の予測信号化装置。
JP56184806A 1981-11-18 1981-11-18 テレビジヨン信号の予測符号化装置 Granted JPS5885684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56184806A JPS5885684A (ja) 1981-11-18 1981-11-18 テレビジヨン信号の予測符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56184806A JPS5885684A (ja) 1981-11-18 1981-11-18 テレビジヨン信号の予測符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5885684A JPS5885684A (ja) 1983-05-23
JPH037192B2 true JPH037192B2 (ja) 1991-01-31

Family

ID=16159614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56184806A Granted JPS5885684A (ja) 1981-11-18 1981-11-18 テレビジヨン信号の予測符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5885684A (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101841B2 (ja) * 1984-01-11 1994-12-12 日本電気株式会社 動画像信号の符号化方法およびその装置
JPH0644815B2 (ja) * 1984-04-27 1994-06-08 日本電気株式会社 動物体の動き内挿装置
JPS61200789A (ja) * 1985-03-04 1986-09-05 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 画面上の物体の動きベクトル検出方式
JPS61201583A (ja) * 1985-03-04 1986-09-06 Toshiba Corp 動きベクトル検出装置
JP2501185B2 (ja) * 1985-06-28 1996-05-29 日本電気株式会社 動き補償符号化方式
JP2507300B2 (ja) * 1985-06-10 1996-06-12 日本電気株式会社 動き補償符号化方法およびその装置
JP2743172B2 (ja) * 1987-02-25 1998-04-22 富士通株式会社 ループ内フィルタ処理方式
JPH01170288A (ja) * 1987-12-25 1989-07-05 Toshiba Corp 動き補償フレーム間予測装置
JPH01229580A (ja) * 1988-03-10 1989-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置
JPH0771296B2 (ja) * 1989-03-20 1995-07-31 松下電器産業株式会社 動きベクトル検出装置
JPH0810937B2 (ja) * 1989-07-14 1996-01-31 国際電信電話株式会社 動き補償誤り補正方式
CN1316830C (zh) 2001-11-30 2007-05-16 株式会社Ntt都科摩 移动图像编码设备及方法、移动图像解码设备及方法
JP4340968B2 (ja) 2004-05-07 2009-10-07 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4557752B2 (ja) * 2005-03-07 2010-10-06 株式会社東芝 動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5885684A (ja) 1983-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5689305A (en) System for deinterlacing digitally compressed video and method
US4562468A (en) Adaptive predictive coding apparatus of television signal
JP4083265B2 (ja) 画像信号の方式変換方法および装置
EP1592248B1 (en) Motion vector estimation employing adaptive temporal prediction
KR100579493B1 (ko) 움직임 벡터 생성 장치 및 방법
JPH037192B2 (ja)
JPH0870460A (ja) 動き大小に適応する動き補償符号化方法及びその装置
KR20060044942A (ko) 라인 및 컬럼 벡터를 사용한 움직임 벡터 추정
US5721588A (en) Video coding device
US4488175A (en) DPCM Video signal processing technique with spatial subsampling
JP4083266B2 (ja) 動きベクトルの生成方法および装置
US5862261A (en) Current frame prediction method and apparatus for use in an image signal encoding system
JPH0457156B2 (ja)
JPH06351002A (ja) 動き信号検出方法およびこれを用いた映像信号処理装置
JP2000050212A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
KR100393063B1 (ko) 프레임 레이트 변환 기능을 갖는 비디오 디코더 및 그 방법
JPS6146685A (ja) 動画像信号の予測符号化装置
JPS58107785A (ja) 動き補償フレ−ム間符号化装置
US5798751A (en) Image processing apparatus
JPS6321395B2 (ja)
JPH1013836A (ja) 動きベクトル検出装置
JPH0730859A (ja) フレーム補間装置
JP2606572B2 (ja) 動画像符号化装置
JPS63121374A (ja) 動き補償フレ−ム間符号化方式
KR100591023B1 (ko) 움직임 추정 및 움직임 보상된 보간법