JP4557752B2 - 動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラム - Google Patents

動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像データから検出される動きベクトルに生じるばらつきを補正する動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラムに関する。
近年、画像符号化の国際標準化が急速に進められている。画像符号化方式としては、静止画符号化標準であるジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)、動画の通信メディア用符号化標準であるH.263及びH.264、動画の蓄積用メディア用符号化標準であるムービング・ピクチャ・エキスパート・グループ(MPEG)等が挙げられる。各符号化方式には、それぞれの目的に合わせたビットレート(伝送速度)を実現する符号化アルゴリズムが採用されている。JPEGはハフマン符号化と離散コサイン変換(DCT)とを基本とした方式により色データの間引きを行う。一方、H.263及びMPEG等の動画像圧縮符号化には、通常、空間的情報量削減にJPEGと同様にDCT等の直交変換を用い、時間的情報量削減には動き補償(MC)を用いる。一般的なMCは、動きベクトルを用いたフレーム間予測、即ち、現画像及び参照画像の動き分を補償することにより実行される。更に、動きベクトルの検出の際に、参照画像内に設定された検索範囲において、現画像の対象ブロックとの誤差絶対値の総和(SAD)等の評価関数が最小となるブロックを検出するブロックマッチングが行われる。
一方、連続するブロックが平行移動等により均一に移動する場合、連続するブロックのそれぞれの動きベクトルは等しい。しかしながら、動きベクトルは以下の(1)〜(3)等の理由により、動きベクトルにばらつきが生じる。(1)ブロックマッチング時には評価関数による演算結果のみで動きベクトルを検出するために、画像中にホワイトノイズ等の誤差が含まれている場合、検出された動きベクトルにばらつきが生じる。(2)画像中の物体の移動量が、一般には画素の整数倍ではない。よって、マクロブロック単位で処理した場合、各マクロブロックの移動量が、1画素、半画素、又は1/4画素等の整数倍に近似される。この結果、近似によるばらつきが動きベクトルに生じる。(3)画像が平坦な絵柄である場合、又は模様が繰り返される場合等に、ブロックマッチングを使用すると、別の似たような場所にマッチングしやすくなる。同様に、偶然似たような模様が他の部分にあると、他の部分にマッチングする可能性がある。
したがって、動きベクトルのばらつきを補正するために、検出された動きベクトルを平滑化する後置フィルタを動きベクトル算出回路の出力に接続する手法が知られている。しかしながら、後置フィルタを用いることにより、画像中に動きが急変する領域が存在する場合又は動き物体が小さい場合等には、本来の動きに関する情報が失われる可能性がある。本来の動きに関する情報を維持する背景技術として、動きベクトルの分布状態に基づいて後置フィルタの特性を切り替える手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、連続する動きベクトルが同一であれば、動きベクトルについての符号量を削減できる。しかしながら、上述した背景技術においては、僅かなばらつきにより動きベクトルについての符号量を削減できない。特に、圧縮率が高い場合には、全符号量に対する動きベクトルの符号量が支配的となり、圧縮効率が悪くなる。また、隣接マクロブロック間で動きベクトルが異なるとブロックノイズが目立ちやすい等の問題も生じる。
特開2004−180044号公報
本発明は、本来の動きに関する情報を失うことなく、動きベクトルの符号量を削減可能な動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラムを提供する。
本発明の一態様は、(イ)現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する評価回路;(ロ)判定領域内でないと評価された動きベクトルを基準ベクトルとして再設定し、連続して判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する統一化回路を備える動画像処理装置であることを要旨とする。
本発明の一態様は、(イ)現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価するステップ;(ロ)判定領域内でないと評価された動きベクトルを基準ベクトルとして再設定し、連続して判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化するステップを備える動画像処理方法であることを要旨とする。
本発明の一態様は、コンピュータに、(イ)現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する手順;(ロ)判定領域内でないと評価された動きベクトルを基準ベクトルとして再設定し、連続して判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する手順を実行させる動画像処理プログラムであることを要旨とする。
本発明によれば、本来の動きに関する情報を失うことなく、動きベクトルの符号量を削減可能な動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラムを提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2実施形態を説明する。以下の第1及び第2実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る動画像処理装置は、図1に示すように、動画像符号化回路5、前置フィルタ4、動きベクトル検出回路3、評価回路1a、統一化回路2a、及びコントローラ6を備える。図1に示す例においては、動画像符号化回路5として、MPEG規格に準拠した動画像符号化回路を示している。動画像符号化回路5に供給される画像データINとしては、例えば輝度信号がフレーム単位で供給される。前置フィルタ4は、動きベクトルの検出エラーを防止するために、画像データINの周波数特性を補正する。動きベクトル検出回路3は、現フレームの画像データ(以下において「現画像」という。)、及び現画像と時間的に異なるフレームの画像データ(以下において「参照画像」という。)に基づいて動きベクトルV1を求める。ここで、「動きベクトル」とは、現画像中の動きベクトルの検出対象ブロックと、参照画像中の検出対象ブロックに近似する対象ブロックとの水平方向及び垂直方向の相対位置を示すベクトルを意味する。動きベクトル検出回路3は、現画像を複数のブロックに分割し、複数のブロックのそれぞれについて動きベクトルV1を検出する。評価回路1aは、動きベクトルV1の終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する。統一化回路2aは、判定領域内でないと評価された動きベクトルV1を基準ベクトルとして再設定し、連続して判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する。
また、動きベクトル検出回路3は、パターンマッチング法、勾配法、又は位相相関法等により動きベクトルV1を検出する。「パターンマッチング法」とは、現画像及び参照画像のそれぞれにおいて、SAD等の評価関数が最小値となるブロック同士を検出する手法である。尚、現画像の検出対象ブロックと参照画像とのマッチング計算に使用される評価関数としては、相対的位置が同一の画素同士の平均自乗誤差(MSE)又は平均絶対値誤差(MAD)を利用しても良い。
例えば、図2に示す現画像中の検出対象ブロックB2についての動きベクトルを検出する場合、先ず参照画像に検索範囲を設定し、パターンマッチングにより、検索範囲内から検出対象ブロックB2に最も近似したブロックB1を検出する。この結果、参照画像中のブロックB1に対する、検出対象ブロックB2の相対位置が、動きベクトルV1として検出される。尚、ブロックマッチングは、現画像における16×16画素の正方領域であるマクロブロック単位、マクロブロックを更に分割したサブマクロブロック単位、又はサブマクロブロックを更に分割したブロック単位で行われる。「勾配法」とは、初期偏位ベクトルを用いて動きベクトルの検出精度を向上させる手法である。また、動きベクトルV1は、例えば整数画素単位、半画素単位、又は1/4画素単位で検出される。
更に、図3に示すように、時刻tにおける絵柄D1が、時刻tからΔt経過後の絵柄D2の位置に移動した場合、絵柄D1中のブロックB10及び絵柄D2中のブロックB11の動きベクトルVaと、絵柄D1中のブロックB20及び絵柄D2中のブロックB21の動きベクトルVbとは理論的には一致する。しかしながら、動きベクトルVa及び動きベクトルVbには、上述した理由により誤差が生じ、互いに異なるベクトルとなる可能性がある。図1に示す評価回路1a及び統一化回路2aは、動きベクトルVa及び動きベクトルVbに生じる誤差を補正し、互いに等しい動きベクトルに統一化する。
具体的には、評価回路1aは図4に示すように、ベクトル差分回路11、第1比較回路14、変数更新回路15、基準ベクトル設定回路12、及び判定領域設定回路13aを備える。ベクトル差分回路11の入力は、図1に示す動きベクトル検出回路3の出力に接続される。基準ベクトル設定回路12の入力は、動きベクトル検出回路3及び第1比較回路14のそれぞれの出力に接続される。判定領域設定回路13aの入力は、変数更新回路15及び基準ベクトル設定回路12のそれぞれの出力に接続される。第1比較回路14の入力は、ベクトル差分回路11及び判定領域設定回路13aのそれぞれの出力に接続される。変数更新回路15の入力は第1比較回路14の出力に接続される。
更に、基準ベクトル設定回路12は、現画像の最初のブロックから検出された動きベクトルV1を基準ベクトルVrefとしてベクトル差分回路11及び判定領域設定回路13aに設定する。例えば、図5に示すような基準ベクトルVrefが、ベクトル差分回路11及び判定領域設定回路13aに設定される。ベクトル差分回路11は、基準ベクトルVrefと、動きベクトル検出回路3から供給される動きベクトルV1とを差分処理して差分ベクトルVdifを生成する。一例として、ベクトル差分回路11は、図5に示すように、動きベクトル検出回路3から順に供給された3つの動きベクトルV1_1、V1_2、及びV1_3から、3つの差分ベクトルVdif1、Vdif2、及びVdif3をそれぞれ算出する。
判定領域設定回路13aは、図5に示すように、例えば変数更新回路15からの変数rに応じて、基準ベクトルVrefの終点を中心とした判定領域を設定する。図5に示す例において判定領域は、変数rを半径とする円形の形状を有している。第1比較回路14は、ベクトル差分回路11が算出した差分ベクトルVdifを判定領域と比較して、差分ベクトルVdifの終点が判定領域内であるか否か判定する。図5において、第1比較回路14は、差分ベクトルVdif1及びVdif2が判定領域内であると判定し、差分ベクトルVdif3が判定領域外であると判定する。変数更新回路15は、例えば、差分ベクトルVdifが判定領域内である場合、変数rの値を段階的に減少させる。この結果、判定領域の形状が段階的に縮小化し、差分ベクトルVdifの評価が徐々に厳しく行われる。これに対して変数更新回路15は、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合、変数rの値を初期値Rに再設定する。この結果、動きベクトルV1が判定領域中に存在するか否か、即ち、動きベクトルV1が基準ベクトルVrefの近傍に存在するかどうかが判断される。
また、基準ベクトル設定回路12は、差分ベクトルVdifが判定領域内である場合に基準ベクトルVrefを維持し、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合に基準ベクトルVrefを再設定する。図5に示す例においては、動きベクトルV1_3が判定領域外であるため、図6に示すように、動きベクトルV1_3が新たな基準ベクトルVrefとしてベクトル差分回路11及び判定領域設定回路13aに設定される。この結果、基準ベクトルVrefは、検出対象ブロックの移動量に適応したベクトルに設定される。
更に、統一化回路2aは、図7に示すように、デマルチプレクサ21a、メモリ制御回路22、平均値算出回路24、第1メモリ23、及び第2メモリ25を備える。デマルチプレクサ21aの入力は、図1に示す動きベクトル検出回路3及び図4に示す第1比較回路14のそれぞれの出力に接続される。メモリ制御回路22の入力は、図4に示す第1比較回路14及び第1比較回路14のそれぞれの出力に接続される。第1メモリ23の入力は、デマルチプレクサ21aの一方の出力及びメモリ制御回路22の出力に接続される。平均値算出回路24の入力は、第1メモリ23の出力に接続される。第2メモリ25の入力は、デマルチプレクサ21aの他方の出力及び平均値算出回路24のそれぞれの出力に接続される。
また、デマルチプレクサ21aは、図4に示す第1比較回路14の比較結果CS1に応じて、図1に示す動きベクトル検出回路3からの動きベクトルV1を第1メモリ23又は第2メモリ25に伝達する。具体的には、デマルチプレクサ21aは、図4に示すベクトル差分回路11が算出した差分ベクトルVdifが、判定領域設定回路13aが設定した判定領域内である場合、動きベクトルV1を第1メモリ23に伝達する。これに対してデマルチプレクサ21aは、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合、動きベクトルV1を第2メモリ25に伝達する。メモリ制御回路22は、変数更新回路15が更新する変数r、及び第1比較回路14の比較結果CS1のそれぞれに応じて、第1メモリ23に格納された動きベクトル群Vgrpを読み出す。
メモリ制御回路22は、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合、第1メモリ23に格納された動きベクトル群Vgrpを読み出す。動きベクトル群Vgrpの読み出しの際に、メモリ制御回路22は、変数rの値を一定値と比較することにより、変数rが初期値Rに近い値であるか否か判定する。変数rが初期値Rに近い値の場合、格納された動きベクトル群Vgrpの最後の一定数を標本として読み出す。変数rが初期値Rに近いということは、統一化できる動きベクトルが連続して検出されなかったことを示している。即ち、基準ベクトルVrefに動きベクトルV1が集中していなかったためである。したがって、基準ベクトルVrefから離間した動きベクトルV1を選択するために、格納された動きベクトル群Vgrpの最後の一定数を標本として読み出し、最後の一定数を平均値算出回路24に伝達する。
一方、変数rが初期値Rから大きく離れている場合、メモリ制御回路22は、格納された動きベクトル群Vgrpの最初の一定数を標本として読み出す。変数rが初期値Rから大きく離れているということは、統一化可能な動きベクトルV1が連続して検出されたことを示している。即ち、基準ベクトルVrefに動きベクトルV1が集中していると考えられる。したがって、格納された基準ベクトルVref近傍の動きベクトルV1を選択するために、格納された動きベクトル群Vgrpの最初の一定数を標本として読み出し、最初の一定数を平均値算出回路24に伝達する。
このように、統一化しようとする動きベクトル群の分布に基づいて平均化する方法を選択することにより、単純に平均化する方法に比べて、ブロックの移動量に近い動きベクトルに統一化することができる。或いは、記憶された動きベクトル群Vgrpを平均化せずに、記憶された動きベクトル群Vgrpからいずれか1つの動きベクトルを選択することにより統一化を実行しても良い。
更に、平均値算出回路24は、読み出された動きベクトル群Vgrpの平均値を算出して第2メモリ25に伝達する。尚、読み出された動きベクトル群Vgrpを単純に平均化する場合に限らず、読み出された動きベクトル群Vgrpを重み付けしてから平均化しても良い。第2メモリ25は、現画像の1フレーム分の動きベクトルV2を図1に示す動画像符号化回路5に供給する。
更に、動画像符号化回路5は、図7に示す第2メモリ25から伝達される動きベクトルV2を用いて動き補償された参照ローカルデコード信号(以下において「予測画像」という。)と現画像との差分値を符号化する。詳細には、動画像符号化回路5は、減算器51、離散コサイン変換(DCT)回路52、量子化回路53、逆量子化回路54、逆DCT回路55、可変長符号化回路59、加算器56、フレームメモリ57、及び動き補償回路58を備える。
減算器51、DCT回路52、量子化回路53、及び可変長符号化回路59は、この順に直列接続される。逆量子化回路54の入力は、量子化回路53の出力に接続される。逆DCT回路55の入力は、逆量子化回路54の出力に接続される。加算器56の一方の入力は逆DCT回路55の出力に接続され、他方の入力は動き補償回路58の出力に接続される。フレームメモリ57の入力は、加算器56の出力に接続される。動き補償回路58の入力は、フレームメモリ57及び図7に示す第2メモリ25のそれぞれの出力に接続される。
また、DCT回路52は、減算器51からの差分値を直交変換する。尚、DCTは、フーリエ変換の一種であり、2次元の画像を2次元の周波数に変換する。この結果、差分値が、人間の目に識別され易い低周波数成分と、識別され難い高周波成分とに分離される。量子化回路53は、直交変換された差分値を量子化して可変長符号化回路59及び逆量子化回路54に伝達する。可変長符号化回路59は、量子化された差分値を可変長符号化して外部に伝達する。
逆量子化回路54、逆DCT回路55、加算器56、及びフレームメモリ57により、参照ローカルデコード信号が生成される。動き補償回路58は、動きベクトルを用いて参照ローカルデコード信号を動き補償する。尚、動きベクトルによる予測方法には、過去の画像からの予測である順方向予測、未来の画像からの予測である逆方向予測、過去及び未来の画像からの予測である双方向予測等がある。
更に、可変長符号化回路59は、図7に示す第2メモリ25が格納する1フレーム分の動きベクトルV2を符号化する。ここで、可変長符号化回路59は、現画像の互いに隣接するブロックから得られる動きベクトル同士の差分値を符号化する。図1に示す評価回路1a及び統一化回路2aは、動きベクトル検出回路3からの動きベクトルV1に生じるばらつきを高精度に補正可能であるため、可変長符号化回路59により算出される動きベクトル同士の差分値が極小化される。この結果、可変長符号化回路59が生成する符号列の符号量が大幅に削減される。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る動画像処理方法を説明する。
(イ)ステップS11において、図1に示す動画像処理装置に1フレーム分の画像データINが伝達されると、図1に示すコントローラ6は、図4に示す基準ベクトル設定回路12及び変数更新回路15を初期化する。
(ロ)ステップS12において、図1に示す動きベクトル検出回路3は、前置フィルタ4を介して供給される画像データINから動きベクトルV1を連続的に検出する。更に、ステップS13において、図4に示すベクトル差分回路11は、動きベクトルV1と基準ベクトルVrefとの差分ベクトルVdifを算出する。
(ハ)ステップS14において、図4に示す第1比較回路14は、差分ベクトルVdifを判定領域と比較し、差分ベクトルVdifが判定領域内に収まるか否か判定する。差分ベクトルVdifが判定領域内に収まると判定された場合、ステップS15に進む。差分ベクトルVdifが判定領域内に収まらないと判定された場合、ステップS17に進む。
(ニ)ステップS15において、図7に示すデマルチプレクサ21aは、動きベクトルV1を第1メモリ23に伝達し、動きベクトルV1が記憶される。更に、ステップS16において、図4に示す変数更新回路15は、変数rを1段階だけ減少させて判定領域を縮小化する。即ち、統一化可能な動きベクトルV1が連続して検出されている場合、第1比較回路14で用いられる判定領域の形状は縮小化し続ける。一方、基準ベクトル設定回路12は、基準ベクトルVrefを更新せずに以前の基準ベクトルを維持する。動きベクトルV1が記憶され、変数rが更新されると、ステップS19に進む。
(ホ)ステップS17において、図7に示すメモリ制御回路22は、第1メモリ23から動きベクトル群Vgrpを読み出して平均値算出回路24に供給する。平均値算出回路24は、動きベクトル群Vgrpを平均化し、動きベクトル群Vgrpを1つの動きベクトルに統一化する。更に、ステップS18において、基準ベクトル設定回路12は、基準ベクトルVrefを更新する。また、変数更新回路15は、変数rを初期値Rに初期化する。
(ヘ)ステップS19において、コントローラ6は、現画像の検出対象ブロックが1フレームの最後のブロックであるか否か判定する。検出対象ブロックが1フレームの最後のブロックである場合、ステップS20に進む。検出対象ブロックが1フレームの最後のブロックでない場合、ステップS12に処理が戻る。ステップS20においては、統一化できると評価された動きベクトルのうち、統一化されていない動きベクトル群が存在する場合に統一化処理を行う。
このように、第1実施形態によれば、現画像中の互いに隣接するブロックから検出される動きベクトルを同一の動きベクトルに統一化できるため、図1に示す可変長符号化回路59が生成する符号列における動きベクトルに関する符号量を大幅に削減できる。この結果、圧縮率が高い場合に動きベクトルの符号量が支配的となり、圧縮効率が悪くなる問題を解決できる。同様に、隣接マクロブロック間で動きベクトルが異なるとブロックノイズが目立ちやすい問題を解決できる。
一方、隣接したブロックの動きベクトルと同一の動きベクトルに統一化できないと判断された異なる動きベクトルを持つ領域に属しているブロックの動きベクトルは、隣接ブロックの動きベクトルと同一の動きベクトルに統一化しない。したがって、動きが急変する領域等における動きに係る情報を失うことなく、隣接するマクロブロック間の動きベクトルのばらつきを選択的に排除し、動きベクトルを統一化できる。
(第1実施形態の第1変形例)
本発明の第1実施形態の第1変形例に係る動画像処理装置として、図9に示すように、現画像の絵柄を認識する画像認識回路7を更に備える構成でも良い。画像認識回路7の出力は、図10に示す評価回路1bの判定領域設定回路13bの入力に接続される。判定領域設定回路13bは、画像認識回路7からの絵柄情報PRに応じて判定領域の形状を変更する。例えば、判定領域設定回路13bは、現画像が水平方向に流れるような絵柄である場合、図11に示すように、判定領域を水平方向に伸張させる。
したがって、動きベクトルが有する情報の精度を制御し、異なる動きベクトルを持つ領域に属しているブロックの動きベクトルは同一の動きベクトルに統一化しないように制御できる。逆に、大きく異なる動きベクトルを持つ領域に属しているブロックの動きベクトルでさえも、同じ動きベクトルに統一化するように制御できる。
(第1実施形態の第2変形例)
本発明の第1実施形態の第2変形例に係る動画像処理装置として、図12に示すように、評価回路1cが、図4に示したベクトル差分回路11に代えて、動きベクトルV1及び基準ベクトルVrefのそれぞれの終点間の距離を算出する距離算出回路111を備える構成でも良い。第1比較回路14は、算出されたベクトル間距離と変数rとを比較する。また、図12に示す評価回路1cは、図4に示した判定領域設定回路13aを備えていない。図12に示す評価回路1cによれば、図4に示す評価回路1aと同様に、図5に示す動きベクトルの評価手法を実現できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る映像処理装置は、図13に示すように、評価回路1dが、閾値設定回路16及び第2比較回路17を更に備える点が図4と異なる。また、動きベクトル検出回路3は、第1ブロックメモリ31、演算回路32、第2ブロックメモリ33、動きベクトルレジスタ34、最小値判定回路35、及び最小値レジスタ36を備える。閾値設定回路16は、コントローラ60の出力に入力が接続され、第2比較回路17及び変数更新回路15のそれぞれの入力に出力が接続される。第2比較回路17は、閾値設定回路16、最小値判定回路35、及び第1比較回路14のそれぞれの出力に入力が接続され、基準ベクトル設定回路12、変数更新回路15、デマルチプレクサ21b、及びメモリ制御回路22のそれぞれの入力に出力が接続される。その他の構成については、図1、図4、及び図7と同様である。
上述した第1実施形態においては、動きベクトルV1が判定領域内である場合においても、動きベクトルV1が、隣接ブロックの移動量と異なる移動量を持つ検出対象ブロックから検出された動きベクトルである可能性がある。よって、閾値設定回路16及び第2比較回路17は、動きベクトルV1を隣接ブロックと同一の動きベクトルに統一化するか否かを、動きベクトルV1が検出された際に判断の元となった評価関数の最小値を用いて再評価する。
また、第1ブロックメモリ31には、複数のブロックに分割された現画像の検出対象ブロックが格納される。第2ブロックメモリ33には、参照画像の検索範囲から順次切り出された参照ブロックが格納される。演算回路32は、検出対象ブロック及び参照ブロックに対して、SAD、MSE、又はMAD等の評価関数を用いてマッチング演算を行う。更に、演算回路32は、マッチング演算と共に、検出対象ブロック及び参照ブロックの動きベクトル候補V0を順次算出する。
最小値判定回路35は、切り出された参照ブロックのそれぞれについて、評価関数を用いたマッチング演算の結果が最小値となるか否か判定し、演算結果が最小値となる参照ブロックを検出する。最小値レジスタ36には、最小値判定回路35が最小値を検出する過程における最小値候補が格納される。動きベクトルレジスタ34には、最小値判定回路35の最小値検出時における検出対象ブロックと参照ブロックとの動きベクトルV1が格納される。この結果、動きベクトル検出回路3は、評価関数によるマッチング演算の最小値S2と、最小値S2の検出時の動きベクトルV1とを生成する。
更に、第2比較回路17は、差分ベクトルVdifが判定領域内であると判定された場合、閾値設定回路16が算出した閾値Dと最小値S2とを比較する。第2比較回路17の比較結果CS2は、基準ベクトル設定回路12、変数更新回路15、デマルチプレクサ21b、及びメモリ制御回路22に伝達される。基準ベクトル設定回路12は、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合に加えて、差分ベクトルVdifが判定領域内であり、且つ、最小値S2が閾値Dより大きい場合に基準ベクトルVrefを更新する。変数更新回路15は、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合に加えて、差分ベクトルVdifが判定領域内であり、且つ、最小値S2が閾値Dより大きい場合に変数rを初期化する。
また、デマルチプレクサ21bは、差分ベクトルVdifが判定領域内であり、且つ、最小値S2が閾値D以下である場合に動きベクトルV1を第1メモリ23に伝達する。メモリ制御回路22は、差分ベクトルVdifが判定領域外である場合に加えて、差分ベクトルVdifが判定領域内であり、且つ、最小値S2が閾値Dより大きい場合に第1メモリ23から動きベクトル群Vgrpを読み出す。
更に、閾値設定回路16が設定する閾値Dは、例えば、以下の式により定義される:
D=α/B ・・・(1)
ここで、記号“α”は任意の定数を表し、記号“B”は図1に示す符号化された画像データOUTのビットレートを表す変数である。即ち、閾値Dの値は、符号化された画像データOUTのビットレートに反比例する。尚、ビットレートの情報はコントローラ60から閾値設定回路16に供給される。
具体的には、低ビットレート時には動きベクトルV1の評価を緩和し、高ビットレート時には動きベクトルV1の評価を厳密に行う。符号化の効率を考えたとき、ビットレートを低く設定した場合、動きベクトルV1がばらつきを持つと、動きベクトルに関する符号量が増加し、符号化効率が悪化する。よって、低ビットレート時に統一化する動きベクトルV1を増加した方が符号化効率が改善される。一方、高ビットレート時には、動きベクトルがばらつきを持つことを許容する。高ビットレート時には、動きベクトルに関する符号量に十分な量を割り当てることができると考えられるからである。したがって、設定されたビットレートに応じて、符号化効率を制御できる。
更に、図1に示す前置フィルタ4を設けない場合、閾値Dの値は、式(1)より以下のように表現できる:
D=α/B+βS ・・・(2)
ここで、記号“β”は任意の定数を表し、記号“S”は画像データINのサンプリング周波数を表す。即ち、閾値Dの値は、画像データINのサンプリング周波数に比例する。尚、サンプリング周波数の情報はコントローラ60から閾値設定回路16に供給される。
詳細には、低サンプリング周波数時には動きベクトルV1の評価を厳密に行い、高サンプリング周波数時には動きベクトルV1の評価を緩和する。画像データINをダウンサンプリングすると高周波成分が重畳した画像データとなる。高周波成分が重畳した画像データを用いて動きベクトルV1の検出を行った場合、正確な検出が行われない可能がある。これに対してサンプリング周波数が高い場合、動きベクトルV1の検出精度は高いため、動きベクトルV1の評価を緩和できるためである。
更に、動きベクトルの検出にテレスコピックサーチを用いる場合、閾値Dが例えば以下のように設定される:
D=α/B+γM ・・・(3)
ここで、記号“γ”は任意の定数を表し、記号“M”はフレーム間距離を表す。即ち閾値Dの値は、フレーム間距離に比例する。尚、「フレーム間距離」とは、図14に示すように、フレーム内符号化画像(Iピクチャ)19、及びフレーム間順方向予測符号化画像(Bピクチャ)18a〜18j、及び双方向予測符号化画像20a〜20d(Pピクチャ)における現画像と予測画像との間隔を意味する。フレーム間距離の情報はコントローラ60から閾値設定回路16に供給される。テレスコピックサーチを用いて動きベクトルの探索を行った場合、フレーム間距離Mが大きくなると、動きベクトルのばらつきは大きくなるのが一般的である。よって、フレーム間距離Mに比例して動きベクトルV1の評価を緩和する。
一方、図13に示す変数更新回路15は、閾値設定回路16が設定した閾値Dの値を用いて変数rを変更する。上述したように、統一化できない動きベクトルV1が検出された場合、変数更新回路15で変数rが初期値Rに初期化される。これに対して、統一化できる動きベクトルV1が検出された場合は、変数更新回路15は変数rを更新する。変数rは、例えば、閾値Dを利用して以下のように設定される:
r=ε/P+δD ・・・(4)
ここで、記号“ε”及び“δ”は任意の定数を表し、記号“P”は、統一化できる動きベクトルの連続数と比例して増加する変数を表す。但し、P=0のとき、即ち半径rの初期値は定数Rとする。図15に示すように、変数Pが増加するに従い、δDに漸近し、0となることはない。
次に、図16に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係る動画像処理方法を説明する。但し、第1実施形態に係る動画像処理方法と重複する処理については重複する説明を省略する。
(イ)ステップS14において、図13に示す第1比較回路14は、差分ベクトルVdifを判定領域と比較し、差分ベクトルVdifが判定領域内に収まるか否か判定する。差分ベクトルVdifが判定領域内に収まると判定された場合、ステップS31に進む。差分ベクトルVdifが判定領域内に収まらないと判定された場合、ステップS17に進む。
(ロ)ステップS31において、第2比較回路17は、最小値S2を閾値Dと比較する。最小値S2が閾値D以下である場合、ステップS15に進む。最小値S2が閾値Dより大きい場合、ステップS17に進む。
このように、第2実施形態によれば、評価関数を用いたマッチング演算の最小値S2が閾値D以下、即ち、検出された動きベクトルV1がブロックの移動量と等しいと判断できる場合に初めて、隣接ブロックと同一の動きベクトルに統一化できる。したがって、動きベクトルV1が持つ情報を失うことのない方法で、動きベクトルV1に生じる誤差を補正し、動きベクトルV1を統一化できる。
(第2実施形態の第1変形例)
本発明の第2実施形態の第1変形例に係る動画像処理装置として、図17に示すように、基準ベクトル設定回路12が設定する基準ベクトルVrefが、統一化回路2cのデマルチプレクサ21b及びメモリ制御回路22に供給される構成でも良い。デマルチプレクサ21bは、基準ベクトルVrefが更新された場合、差分ベクトルVdifが判定領域外であると判定し、動きベクトルV1を第2メモリ25に伝達する。これに対してデマルチプレクサ21bは、基準ベクトルVrefが維持される場合、差分ベクトルVdifが判定領域内であると判定し、動きベクトルV1を第1メモリ23に伝達する。
また、メモリ制御回路22は、基準ベクトルVrefが更新された場合、差分ベクトルVdifが判定領域外であると判定し、第1メモリ23に格納された動きベクトル群Vgrpを読み出す。このように、図17に示す動画像処理装置によれば、図13と比して、デマルチプレクサ21b及びメモリ制御回路22のそれぞれの処理を簡略化できる。
(第2実施形態の第2変形例)
本発明の第2実施形態の第2変形例に係る動画像処理装置として、図18に示すように、統一化回路2dが、第2メモリ25のみを備える構成でも良い。即ち、第2メモリ25には、動きベクトル群Vgrpの平均値及び動きベクトルV1が格納されずに、基準ベクトルVrefが格納される。図18に示す動画像処理装置によれば、統一化回路2dの回路規模を大幅に削減できる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した第1及び第2実施の形態においては、動画像符号化回路5に前置フィルタ4、動きベクトル検出回路3、評価回路1a、及び統一化回路2aを適用する一例を説明した。しかしながら、動画像符号化回路5に代えて、フォーマット変換装置又はノイズ軽減装置等に適用しても良い。
更に、判定領域の形状として変数rを半径とする円形を利用する一例を説明したが、円形に限らず、矩形等の多角形又は十字型等の様々な形状が利用可能である。
また、動きベクトルの検出においては、画像データINの輝度信号を使用する場合に限らず、色差信号を使用することも可能である。
更に、図1及び図9に示す動画像処理装置は、単一の半導体チップ上にモノリシックに集積化し、半導体集積回路として構成可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1実施形態に係る映像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る動きベクトル生成回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る動きベクトル生成回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る評価回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る評価回路及び統一化回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る評価回路及び統一化回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る統一化回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る映像処理方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る映像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る評価回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る評価回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係る評価回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る動きベクトル生成回路及び評価回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る閾値設定回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態に係る変数更新回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態に係る映像処理方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の第1変形例に係る評価回路及び統一化回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の第2変形例に係る評価回路及び統一化回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1a〜1d…評価回路
2a〜2d…統一化回路
3…ベクトル検出回路
7…画像認識回路

Claims (6)

  1. 現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する評価回路と、
    前記判定領域内でないと評価された前記動きベクトルを前記基準ベクトルとして再設定し、連続して前記判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する統一化回路と、
    前記参照画像において、前記現画像を構成する複数のブロックのうちの前記動きベクトルの検出対象ブロックとの評価関数が最小値となる参照ブロックを検出し、前記参照ブロックと前記検出対象ブロックとの相対位置を前記動きベクトルとして検出する動きベクトル検出回路とを備え、
    前記評価回路は、前記最小値を閾値と比較し、
    前記統一化回路は、前記最小値が前記閾値以下である場合にのみ、前記連続して前記領域内であると判定された前記動きベクトル群を統一化することを特徴とする動画像処理装置。
  2. 現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する評価回路と、
    前記判定領域内でないと評価された前記動きベクトルを前記基準ベクトルとして再設定し、連続して前記判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する統一化回路と、
    前記現画像の絵柄を認識する画像認識回路とを備え、
    前記評価回路は、前記絵柄に応じて前記判定領域の形状を変更することを特徴とする動画像処理装置。
  3. 現画像と時間的に異なる参照画像において、前記現画像を構成する複数のブロックのうちの動きベクトルの検出対象ブロックとの評価関数が最小値となる参照ブロックを検出するステップと、
    前記参照ブロックと前記検出対象ブロックとの相対位置を前記動きベクトルとして検出するステップと、
    前記現画像及び前記参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価するステップと、
    前記判定領域内でないと評価された動きベクトルを前記基準ベクトルとして再設定するステップと、
    連続して前記判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化するステップとを備え、
    前記順次評価するステップでは、前記最小値を閾値と比較し、
    前記統一化するステップでは、前記最小値が前記閾値以下である場合にのみ、前記連続して前記領域内であると判定された前記動きベクトル群を統一化することを特徴とする動画像処理方法。
  4. 現画像の絵柄を認識するステップと、
    前記現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価するステップと、
    前記判定領域内でないと評価された前記動きベクトルを前記基準ベクトルとして再設定するステップと、
    連続して前記判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化するステップとを備え、
    前記順次評価するステップでは、前記絵柄に応じて前記判定領域の形状を変更することを特徴とする動画像処理方法。
  5. コンピュータに、
    現画像と時間的に異なる参照画像において、前記現画像を構成する複数のブロックのうちの動きベクトルの検出対象ブロックとの評価関数が最小値となる参照ブロックを検出する手順と、
    前記参照ブロックと前記検出対象ブロックとの相対位置を前記動きベクトルとして検出する手順と、
    前記現画像及び前記参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する手順と、
    前記判定領域内でないと評価された動きベクトルを前記基準ベクトルとして再設定する手順と、
    連続して前記判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する手順とを実行させ、
    前記順次評価する手順では、前記最小値を閾値と比較し、
    前記統一化する手順では、前記最小値が前記閾値以下である場合にのみ、前記連続して前記領域内であると判定された前記動きベクトル群を統一化することを特徴とする動画像処理プログラム。
  6. コンピュータに、
    現画像の絵柄を認識する手順と、
    前記現画像及び前記現画像と時間的に異なる参照画像から連続的に検出された動きベクトルの終点が基準ベクトルの終点を中心とした判定領域内にあるかを順次評価する手順と、
    前記判定領域内でないと評価された前記動きベクトルを前記基準ベクトルとして再設定する手順と、
    連続して前記判定領域内であると評価された動きベクトル群を1つの動きベクトルに統一化する手順とを実行させ、
    前記順次評価する手順では、前記絵柄に応じて前記判定領域の形状を変更することを特徴とする動画像処理プログラム。
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