JPH0371810A - タイヤ加硫用ブラダー - Google Patents
タイヤ加硫用ブラダーInfo
- Publication number
- JPH0371810A JPH0371810A JP20923089A JP20923089A JPH0371810A JP H0371810 A JPH0371810 A JP H0371810A JP 20923089 A JP20923089 A JP 20923089A JP 20923089 A JP20923089 A JP 20923089A JP H0371810 A JPH0371810 A JP H0371810A
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- Japan
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- bladder
- thickness
- contact
- tire
- vulcanization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 abstract description 42
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業−Iユの利用分野]
この発明は乗用車、軽トラツク、トラックバス等の空気
入りタイヤにおいてその加硫工程で用いられるタイヤ用
ブラダ−の改良に関する。
入りタイヤにおいてその加硫工程で用いられるタイヤ用
ブラダ−の改良に関する。
[従来の技術]
タイヤの加硫は、温水や蒸気を使用した加硫法が一般的
であるが、その加硫時間は、あらかじめタイヤ内部の任
意の点の温度−L昇を測定してアウレニウスの式に従っ
て加硫速度を計算してそれを時間で積分l〜で定める等
価方法や、加硫時間を越えてタイヤを加硫し内部の発泡
片から定めるブローポイント法により設定するのが通例
である。
であるが、その加硫時間は、あらかじめタイヤ内部の任
意の点の温度−L昇を測定してアウレニウスの式に従っ
て加硫速度を計算してそれを時間で積分l〜で定める等
価方法や、加硫時間を越えてタイヤを加硫し内部の発泡
片から定めるブローポイント法により設定するのが通例
である。
ところで従来、タイヤの製造効率を向」ニさせるため、
加硫温度を高くしたり、また加硫そのものの条件を色々
検討し、加硫時間を短縮する方法が提案されている。
加硫温度を高くしたり、また加硫そのものの条件を色々
検討し、加硫時間を短縮する方法が提案されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかし加硫温度を上げる方法は、タイヤ表面近くの熱履
歴が多くなりタイヤ性能が悪化することから、加硫時間
の短縮にも自ずから限界がある。
歴が多くなりタイヤ性能が悪化することから、加硫時間
の短縮にも自ずから限界がある。
しかもゴムは不良導体なので中心まで加硫に必要な温度
にすれば、表層は過加熱になって熱劣化が促進されタイ
ヤ性能上問題でもある。
にすれば、表層は過加熱になって熱劣化が促進されタイ
ヤ性能上問題でもある。
特殊な加硫方法として高周波加硫、超音波加硫等の各種
加硫方法が提案されているが難点も多く、実用されてい
ないのが現状である。
加硫方法が提案されているが難点も多く、実用されてい
ないのが現状である。
この点、加硫機に設置されたブラダ−を薄肉化し、熱効
率を上げ、タイヤの最適加硫時間の短縮を図る方法が考
えられるが、ブラダ−全体を薄肉化した場合、ブラダ−
が偏肉し易く、形状保持の点で問題があり、加硫タイヤ
のタイヤユニフォミティ−が低下し、ブラダ−ライフが
低下するため、実用化されていないのが実情であった。
率を上げ、タイヤの最適加硫時間の短縮を図る方法が考
えられるが、ブラダ−全体を薄肉化した場合、ブラダ−
が偏肉し易く、形状保持の点で問題があり、加硫タイヤ
のタイヤユニフォミティ−が低下し、ブラダ−ライフが
低下するため、実用化されていないのが実情であった。
これは射出成形によっても未だ完全に改善されない。
この発明の目的は、ブラダ−形状が一定保持でき、ブラ
ダ−ライフが良好で、タイヤユニフォミティ−の低下も
なく、しかも加硫時間を短縮し、熱効率を高め、製造効
率を向上することができるタイヤ加硫用ブラダ−を提供
する点にある。
ダ−ライフが良好で、タイヤユニフォミティ−の低下も
なく、しかも加硫時間を短縮し、熱効率を高め、製造効
率を向上することができるタイヤ加硫用ブラダ−を提供
する点にある。
[課題を解決するための手段]
上記課題を達成するため鋭意検討した結果、既述の等価
方法やブローポイント法により最短加硫時間を設定して
成型タイヤの加硫を実施する中で、タイヤ内部において
加硫が最も遅れる部分(加硫最遅部)が当該最短加硫時
間を律し、さらにこの最遅部はタイヤにより異なるが、
主としてトレッド部及び又はショルダ一部の中心付近に
特に偏在することを発見した。
方法やブローポイント法により最短加硫時間を設定して
成型タイヤの加硫を実施する中で、タイヤ内部において
加硫が最も遅れる部分(加硫最遅部)が当該最短加硫時
間を律し、さらにこの最遅部はタイヤにより異なるが、
主としてトレッド部及び又はショルダ一部の中心付近に
特に偏在することを発見した。
かかる知見に基づき、この発明は、タイヤ加硫最遅部が
存在するトレッド部及び又はショルダー部の内面に接触
する接触部については薄肉化し、ビード部内面に接触す
る接触部の厚みの95〜50%の薄肉部とする構成を採
用した。
存在するトレッド部及び又はショルダー部の内面に接触
する接触部については薄肉化し、ビード部内面に接触す
る接触部の厚みの95〜50%の薄肉部とする構成を採
用した。
[作用]
従って、加硫時にブラダ−の薄肉部が接触するトレッド
部及び又はショルダ一部では、従来と比ベブラダー内部
から効率よく加熱されることから、加硫最遅部に対する
加熱が良好となり、最短加硫時間は短縮され、製造効率
の向上が図られる。ただしこの薄肉部を、ビード部内面
に接触する接触部の厚みの50%よりさらに少ない厚み
とした場合は、ブラダ−内部に内圧を加えたとき、ブラ
ダ−の変形が大きすぎてブラダ−形状が保持できず、ラ
イフが低下する。これに対してビード部内面に接触する
接触部の95%以上程度の薄肉部であれば、熱効率の改
善が図られない。従って薄肉部を、ビード部内面に接触
する接触部の95〜50%、好ましくは90〜60%と
することによって、ブラダ−本来の役割を果たしつつ、
加硫最短時間の短縮化も同時に達成されるものである。
部及び又はショルダ一部では、従来と比ベブラダー内部
から効率よく加熱されることから、加硫最遅部に対する
加熱が良好となり、最短加硫時間は短縮され、製造効率
の向上が図られる。ただしこの薄肉部を、ビード部内面
に接触する接触部の厚みの50%よりさらに少ない厚み
とした場合は、ブラダ−内部に内圧を加えたとき、ブラ
ダ−の変形が大きすぎてブラダ−形状が保持できず、ラ
イフが低下する。これに対してビード部内面に接触する
接触部の95%以上程度の薄肉部であれば、熱効率の改
善が図られない。従って薄肉部を、ビード部内面に接触
する接触部の95〜50%、好ましくは90〜60%と
することによって、ブラダ−本来の役割を果たしつつ、
加硫最短時間の短縮化も同時に達成されるものである。
[実施例]
タイヤサイズ1000 R2014PRS PLYのタ
イヤを成形後、外圧をスチーム、内圧を温水とするBO
Pドームタイプの加硫機を用いて加硫した。
イヤを成形後、外圧をスチーム、内圧を温水とするBO
Pドームタイプの加硫機を用いて加硫した。
ブラダ−は、タイヤのビード部及びサイドウオール部の
各内面に接触する接触部の厚みを100(14,0mn
+)とした場合、ショルダ一部及びトレッドセンタ一部
の各内面に接触する接触部の厚みがそれぞれ82%、8
1%(実施例1)、93%、92%(実施例2)及び5
3%、53%(実施例3)であるものを用いた。また比
較のためショルダ一部及びトレッドセンタ一部の各内面
に対する接触部のブラダ−厚みが100%(従来のもの
)のもの、50%以下、95%以上のものについても使
用し、上記実施例と同条件のタイヤを加硫した。
各内面に接触する接触部の厚みを100(14,0mn
+)とした場合、ショルダ一部及びトレッドセンタ一部
の各内面に接触する接触部の厚みがそれぞれ82%、8
1%(実施例1)、93%、92%(実施例2)及び5
3%、53%(実施例3)であるものを用いた。また比
較のためショルダ一部及びトレッドセンタ一部の各内面
に対する接触部のブラダ−厚みが100%(従来のもの
)のもの、50%以下、95%以上のものについても使
用し、上記実施例と同条件のタイヤを加硫した。
第1表はこれらのブラダ−について加硫した場合のブラ
ダ−ライフ及び加硫時間を示している。
ダ−ライフ及び加硫時間を示している。
なお加硫時間の内訳は加硫シーケンスとして同表に併記
する。
する。
第1表から、この実施例に係るブラダ−を使用して加硫
した場合、ブラダ−厚みがほぼ一定である従来のブラダ
−(比較例1−)に比べて、ブラダ−ライフの低下もな
く加硫時間が短縮することが認められる。またブラダ−
ライフの低下を防止し加硫時間の短縮化を図り得るのは
所定範囲のブラダ−厚みに限られることが確認できる。
した場合、ブラダ−厚みがほぼ一定である従来のブラダ
−(比較例1−)に比べて、ブラダ−ライフの低下もな
く加硫時間が短縮することが認められる。またブラダ−
ライフの低下を防止し加硫時間の短縮化を図り得るのは
所定範囲のブラダ−厚みに限られることが確認できる。
特に内圧側では温水の押切時、外圧側ではスチームの循
環時にブラダ−厚みの薄肉化が実質的に影響しているこ
とが認められる。
環時にブラダ−厚みの薄肉化が実質的に影響しているこ
とが認められる。
ところでこの発明はL記の実施例に限定されるものでは
ない。例えばブラダ−の厚みは、現在使J′TJされて
いる乗用車用の一番薄い3mm厚のブラダ−についても
適用できるほか、トラック、バス用の一番厚い20mm
厚のものでも適用できる。
ない。例えばブラダ−の厚みは、現在使J′TJされて
いる乗用車用の一番薄い3mm厚のブラダ−についても
適用できるほか、トラック、バス用の一番厚い20mm
厚のものでも適用できる。
[発明の効果コ
以上の如くこの発明は、タイヤの最適加硫時間、特に最
短加硫時間がタイヤの加硫最遅部によって決定されると
の知見にもとづき、当該加硫最遅部が存在するトレッド
部及び又はショルダ一部内面に対する接触部のブラダ−
厚みを肉薄としたことから、加硫時間を効率よく短縮で
き、製造効率の向上を図ることができた。しかもその薄
肉部は特定部位のみであって、局部的に熱効率を向」ニ
させる構成を採用しているので、ブラダ−ライフが低下
することもなく、またブラダ−が偏肉し、タイヤユニフ
ォミティ−が低下することもないので、加硫工程の安定
性、さらにはタイヤ性能上支障が生じることもなく、当
該技術分野に資するところ極めて大きい。
短加硫時間がタイヤの加硫最遅部によって決定されると
の知見にもとづき、当該加硫最遅部が存在するトレッド
部及び又はショルダ一部内面に対する接触部のブラダ−
厚みを肉薄としたことから、加硫時間を効率よく短縮で
き、製造効率の向上を図ることができた。しかもその薄
肉部は特定部位のみであって、局部的に熱効率を向」ニ
させる構成を採用しているので、ブラダ−ライフが低下
することもなく、またブラダ−が偏肉し、タイヤユニフ
ォミティ−が低下することもないので、加硫工程の安定
性、さらにはタイヤ性能上支障が生じることもなく、当
該技術分野に資するところ極めて大きい。
Claims (1)
- (1)タイヤ加硫用ブラダーにおいて、タイヤ内面に接
触するブラダーの厚みを、トレッド部及び又はショルダ
ー部に対する接触部では薄肉とし、ビード部接触部の厚
みの95〜50%としたことを特徴とするタイヤ加硫用
ブラダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20923089A JPH0371810A (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | タイヤ加硫用ブラダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20923089A JPH0371810A (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | タイヤ加硫用ブラダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0371810A true JPH0371810A (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=16569511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20923089A Pending JPH0371810A (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | タイヤ加硫用ブラダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0371810A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030020582A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-10 | 금호산업 주식회사 | 피.씨 래디얼 타이어의 가류기 및 가류방법 |
KR20030020583A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-10 | 금호산업 주식회사 | 티.비 래디얼 타이어의 가류기 및 가류방법 |
KR100506834B1 (ko) * | 2002-08-20 | 2005-08-11 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 가류 방법 |
KR100509730B1 (ko) * | 2002-10-25 | 2005-08-25 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 가류용 박판 브레다 |
JP2012250407A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ製造装置およびタイヤ製造方法ならびにそれに用いるタイヤ加硫成形用ブラダー |
-
1989
- 1989-08-10 JP JP20923089A patent/JPH0371810A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030020582A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-10 | 금호산업 주식회사 | 피.씨 래디얼 타이어의 가류기 및 가류방법 |
KR20030020583A (ko) * | 2001-09-03 | 2003-03-10 | 금호산업 주식회사 | 티.비 래디얼 타이어의 가류기 및 가류방법 |
KR100506834B1 (ko) * | 2002-08-20 | 2005-08-11 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 가류 방법 |
KR100509730B1 (ko) * | 2002-10-25 | 2005-08-25 | 금호타이어 주식회사 | 타이어 가류용 박판 브레다 |
JP2012250407A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ製造装置およびタイヤ製造方法ならびにそれに用いるタイヤ加硫成形用ブラダー |
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