JPH0371317A - 直列制御形電圧安定化回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は起動、停止を外部信号によって行う電源回路に
関し、特に入力電圧によって起動、停止を行う直列制御
形電圧安定化回路に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の回路では、誤差増幅器の電源を入力電圧
から取ることによって起動、停止を行っている。第２図
はその一例であり、入力端子１１と出力端子１２との間
にＰＮＰ　トランジスタ１３のエミッタ、コレクタを接
続し、かつベースには抵抗１４を介して誤差増幅器１５
を接続している。

この誤差増幅器１５は出力電圧を抵抗１６．１７で分圧
し、この分圧した電圧を基準電圧１８と比較することで
、前記トランジスタ１３のベース電流を制御し、トラン
ジスタ１３を動作して起動。

停止を行っている。

なお、この回路ではトランジスタ１３が駆動しなければ
出力側に電圧が生じないため、誤差増幅器１５の電源は
入力端子１１側から取っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の回路では、誤差増幅器１５の電源を入力
側から取っているため、入力電圧にリップルが存在する
と、誤差増幅器１５の電源ラインを通して直列制御素子
であるトランジスタ１３が揺すられる。このため、出力
側にリップルが漏れ、充分な入出力電圧リップル圧縮度
特性が得られなくなるという問題がある。

本発明の目的は、入出力電圧リップル圧縮度特性を改善
した直列制御形電圧安定化回路を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電圧安定化回路は、入力側と出力側との間に接
続したトランジスタのエミッタとコレクタの間にツェナ
ーダイオードと抵抗からなる起動回路を接続し、かつ該
トランジスタを駆動する誤差増幅器の電源を出力側の電
圧から取るように構成している。

〔作用〕

この構成によれば、誤差増幅器は電圧が安定な出力側か
ら電源を取り込むため、入力電圧の電圧リップルにより
トランジスタが揺すられることもなく、入出力電圧リッ
プル圧縮度特性を改善することができる。

〔実施例〕 次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の回路図である０図において
、入力端子１と出力端子２との間には、直列制御素子と
してのＰＮＰ　トランジスタ３のエミッタ、コレクタを
接続している。また、このトランジスタ３のベースには
抵抗４を介して誤差増幅器５を接続している。この誤差
増幅器５は、出力側電圧を抵抗６．７で分圧した電圧を
基準電圧８と比較し、両者の誤差によってベース電流を
制御し、トランジスタ３による起動、停止を行うように
している。

そして、前記誤差増幅器５の電源は出力端子２に繋がる
出力側から取るように接続する一方、前記トランジスタ
３のエミッタとコレクタ間にはツェナーダイオード９と
抵抗１０を直列接続した起動回路を接続している。

なお、このツェナーダイオード９のツェナー電圧Ｖｚは
電圧安定化回路における入出大間電圧差よりも大きいも
のを選択している。

この構成によれば、入力端子１の入力電圧Ｖｉｎがツェ
ナー電圧’Ｖｚと誤差増幅器５の稼働電圧ｖｏとの電圧
以上になると、出力端子２側に電圧が生じ、この電圧に
基づいて誤差増幅器５が稼働され、トランジスタ３のベ
ース電流を制御してトランジスタ３を駆動する。これに
より、エミッターコレクタ間に電流が流れ、出力端子２
の電圧が立ち上がる。

このようにして、出力端子２の電圧がある程度立ち上が
ると、トランジスタ３のエミッターコレクタ間の電圧、
即ち入力電圧Ｖｉｎと出力電圧ＶｏｕｔＯ差電圧がツェ
ナーダイオード９のツェナー電圧Ｖｚより低くなる。す
ると、今度はトランジスタ３が閉じてツェナーダイオー
ド９がカットオフとなり、起動回路が開く。

この状態においては、誤差増幅器５は出力端子２側の電
圧を抵抗６．７で分圧し、この分圧電圧を基準電圧８と
比較してベース電流を制御することで、安定化された出
力電圧Ｖｏｕｔを得ることができる。そして、この間、
誤差増幅器５の電源ｌま安定化された出力電圧Ｖｏｕｔ
から取られてｌ／Ｎるため、入出力のリップル圧縮度特
性は飛躍的に改善される。

入力端子１の入力端子Ｖｉｎが誤差増幅器５が稼働電圧
ｖ０以下にまで低下すると、この安定化回路は自動的に
動作を停止する。

なお、抵抗１０は出力端子２に接続される負荷が容量性
の場合に、過大なトランジェント電流がツェナーダイオ
ード９に流れるのを防止するためのものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、誤差増幅器により駆動さ
れるトランジスタに、ツェナーダイオードと抵抗からな
る起動回路を接続し、かつ誤差増幅器の電源を出力側の
電圧から取るように構成しているので、入力電圧に電圧
リップルが存在していても、入出力電圧リップル圧縮度
特性を改善することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は従来の直
列制御形電圧安定化回路の一例の回路図である。 １．１１・・・入力端子、２，１２・・・出力端子、１
３・・・ＰＮＰ　トランジスタ、４．１４・・・抵抗、
１５・・・誤差増幅器、６．７，１６．１７・・・抵８
．１８・・・基準電圧、９・・・ツェナーダイオ−１０
・・・抵抗。 第２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、入力側と出力側との間にＰＮＰトランジスタのエミ
   ッタ、コレクタを接続し、誤差増幅器により前記出力側
   の電圧と基準電圧との誤差を求めて前記トランジスタの
   ベース電流を制御するようにした電圧安定化回路におい
   て、前記エミッタとコレクタの間にツェナーダイオード
   と抵抗からなる起動回路を接続し、かつ前記誤差増幅器
   の電源を前記出力側の電圧から取るように接続したこと
   を特徴とする直列制御形電圧安定化回路。