JPH0370623A - 自動車用空調制御装置 - Google Patents

自動車用空調制御装置

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JPH0370623A
JPH0370623A JP20717789A JP20717789A JPH0370623A JP H0370623 A JPH0370623 A JP H0370623A JP 20717789 A JP20717789 A JP 20717789A JP 20717789 A JP20717789 A JP 20717789A JP H0370623 A JPH0370623 A JP H0370623A
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compressor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、エバポレータの凍結状態を高精度に検出す
ることにより、該エバポレータのデミスト機能をより広
範囲に渡って発揮させる自動車用空調制御装置に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に、自動車用空調制御装置はコンプレッサ等と共に
冷凍サイクルの一部を構成するエバポレータを有し、該
エバポレータを介して空気と冷媒との間で熱交換を行っ
て空気の冷却及び除湿を行っている。ところが、このエ
バポレータの能力が過剰になって空気が冷え過ぎの状態
になって来るとエバポレータが凍結して霜が付き、さら
に、この霜が増えると該エバポレータの目が詰まって空
気の通過効率が悪くなる、あるいは通過できなくなると
いう問題があった。
そこで、エバポレータに霜が付く所定の温度(例えば0
 ’C)になると前記コンプレッサの電磁クラッチをオ
フ(駆動力遮断)にしてコンプレッサを停止させてエバ
ポレータへの冷媒の送出を止め、霜が消えてエバポレー
タの温度が上昇すると再度コンプレッサを作動させるフ
ロストスイッチを設けることが提案されている。
さらに、該エバポレータが凍結しない範囲内において可
能な限り該エバポレータのデミスト能力を発揮させる技
術が特開昭64−67414号公報に開示されている。
これは、デフロストサーモ等の電磁クラッチ遮断手段と
エバポレータ上流側空気と下流側空気の絶対湿度を検出
する手段とを持ち、電磁クラッチ遮断手段からの遮断信
号が出力されている時、前記エバポレータ上流側空気の
絶対湿度が下流側空気のそれよりも所定値以上高い場合
には所定時間だけ電磁クラッチの遮断を遅らせるもので
ある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来例における絶対湿度検出手段は
、温度と湿度を各々検出するセンサと、この二つのセン
サの検出値の信号から絶対湿度を算出する算出回路とか
ら成り、このためコスト高になるという欠点があった。
また、前記湿度センサは0°C以下では検出精度や応答
性が甚だしく落ちるので信頼性が充分ではないという欠
点があった。
そこで、この発明は、上述した従来の問題点を解消し、
第1にエバポレータ直後の空気温度が凍結温度まで下降
した後における冷媒圧縮用コンプレッサの駆動を停止さ
せる制御に関する制御装置と、第2にエバポレータが凍
結して目詰まりが生じた後における冷媒圧縮用コンプレ
ッサの駆動を再開させる制御に関する制御装置とを有す
る自動軍用空調制御装置を提供することを課題としてい
る。
(課題を解決するための手段) しかして、この発明の要旨とするところは、請求項1の
発明においては第1図に示すように、空調ダクト内1に
配され、送風機7により吸い込まれた空気を冷却するエ
バポレータ8と、該エバポレータ8と共に冷凍サイクル
の一部を構成し、電磁クラッチ15を介してエンジン1
4で駆動される冷媒圧縮用コンプレッサ10とを有する
自動車用空調制御装置において、前記エバポレータ8内
を通過する冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段26
と、エバポレータ8を通過した直後の空気温度を検出す
るエバポレータ後流側温度検出手段17と、前記エバポ
レータ後流側温度検出手段17の検出結果、及びその変
化状態を判定するエバ後温度判定手段100と、前記冷
媒圧縮用コンプレッサ10が駆動状態にあって、該エバ
後温度判定手段100により前記エバポレータ後流側温
度が凍結温度まで下降したことが判定された時の前記エ
バポレータ後流側温度検出手段17で検出されるエバポ
レータ直後の空気温度と前記冷媒温度検出手段26で検
出される冷媒温度との差を初期値として記憶する初期値
記憶手段200と、前記エバポレータ後流側温度検出手
段17で検出されたエバポレータ直後の空気温度と前記
冷媒温度検出手段26で検出される冷媒温度との差と、
前記初期値記憶手段200で記憶された初期値との差が
所定値より大きくなると前記冷媒圧縮用コンプレッサl
Oの駆動を停止すべく電磁クラッチへの通電を止めるコ
ンプレッサ制御手段300とを具備したことにある。
また、請求項2の発明においては、第2図に示すように
、空調ダクト内■に配され、送風機7により吸い込まれ
た空気を冷却するエバポレータ8と、該エバポレータ8
と共に冷凍サイクルの一部を構成し、電磁クラッチ15
を介してエンジン14で駆動される冷媒圧縮用コンプレ
ッサ1oとを有する自動車用空調制御装置において、前
記エバポレータ8内を通過する冷媒の温度を検出する冷
媒温度検出手段26と、エバポレータ8を通過した直後
の空気温度を検出するエバポレータ後流側温度検出手段
17と、前記エバポレータ後流側温度検出手段17の検
出結果、及びその変化状態を判定するエバ後温度判定手
段100と、前記冷媒圧縮用コンプレッサ10が駆動状
態にあって、該エバ後温度判定手段100により前記エ
バポレータ後流側温度が凍結温度まで下降したことが判
定された時の前記エバポレータ後流側温度検出手段17
で検出されるエバポレータ直後の空気温度と前記冷媒温
度検出手段26で検出される冷媒温度との差を初期値と
して記憶する初期値記憶手段200と、前記エバポレー
タ後流側温度検出手段17で検出されたエバポレータ直
後の空気温度と前記冷媒温度検出手段26で検出される
冷媒温度との差と、前記初期値記憶手段200で記憶さ
れた初期値との差が第1所定値より大きくなると前記冷
媒圧縮用コンプレッサ10の駆動を停止すべくt磁りラ
ッチへの通電を止めるコンプレッサ制御手段300と、
前記冷媒圧縮用コンプレッサ10が停止状態にあって、
前記エバ後温度判定手段100によりエバポレータ後流
側温度が凍結温度より上昇したことが判定され、しかも
前記エバポレータ8直後の空気温度と前記冷媒温度との
差と、前記初期値記憶手段200で記憶された初期値と
の差が第2所定値より小さくなると前記冷媒圧縮用コン
プレッサ10を駆動すべく電磁クラッチ15への通電を
開始する第2のコンプレッサ制御手段400とを具備し
たことにある。
(作用) したがって、請求項1では、冷媒圧縮用コンプレッサ1
0の駆動が開始された後、エバ後温度判定手段100に
よりエバポレータ8後流側温度検出手段17の検出値が
°凍結温度まで下降したことが判定されると、その際に
初期値記憶手段200によりエバポレータ8直後の空気
温度と冷媒温度検出手段26で検出された冷媒温度の温
度差が初期値として記憶される。その後、コンプレッサ
制御手段300によりエバポレータ8直後の空気温度と
冷媒温度の温度差と前記初期値との温度差が演算され、
この温度差が所定値より大きい時にはエバポレータ8が
目詰まりが生じたと判定し、電磁クララッチ15を遮断
するための遮断信号を電磁クラッチ15に出力し、該所
定値より小さい時にはまだ凍結による目詰まりが生じて
なく、電磁クララッチ15を接合したままとするための
接合信号を出力するものである。
また、請求項2では、請求項1の作用(第1所定値は請
求項1の所定値に、第1のコンプレッサ制御手段は請求
項1のコンプレッサ制御手段にそれぞれ対応している)
に加えて、冷媒圧縮用コンプレッサ10が凍結により駆
動が停止された後に、エバ後温度判定手段100により
エバポレータ後流側温度が凍結温度から上昇して凍結し
ない温度に変化したと判定された時に、第2のコンプレ
ッサ制御手段400において、前記エバポレータ日直後
の空気温度と冷媒温度の温度差と前記初期値との温度差
が第2所定値(第1所定値〉第2所定値)より大きい時
には目詰まり有りと判定して電磁クラッチ15を遮断し
たままとする遮断信号を出力し、該第2所定値より小さ
い時には目詰まりなしと判定して再度駆動すべく電磁ク
ラッチ15を接合するための接合信号を該電磁クラッチ
15に出力するものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。第
3図に示すように、自動車用空調制御装置は、空調ダク
ト1の最上流側に内気人口3と外気人口4が設けられ、
この内気人口3と外気人口4とが分かれた部分に内外気
切替ドア5が配置され、この内外気切替ドア5とこれに
連結されたアクチュエータ6より成る内外気切替装置2
を操作して空調ダクト1内に導入する空気を内気と外気
とに選択することにより所望の吸入モードが得られるよ
うになっている。
送風機7は、空調ダクトl内に空気を吸い込んで下流側
に送風するもので、この送風機7の後方にはエバポレー
タ8が配置されている。このエバポレータ8はコンプレ
ッサ10.コンデンサ11、レシーバタンク12、エク
スパンションバルブ13と共に配管結合されて冷凍サイ
クルを構成しており、前記コンプレッサlOは自動車の
エンジン14に電磁クラッチ15を断続することで駆動
停止制御され、且つアクチュエータ30によりその容量
が制御される。そして、このエバポレータ8内あるいは
その近傍の適宜な位置に該エバポレータ8内を通過する
冷媒の温度T□2を検出する冷媒温度センサ26が設け
られている。前記エバポレータ8の直後位置にはエバボ
レー28通過直後の空気温度T、、Tを検出するエバ後
温度センサ17が配置されている。さらにその後方には
ヒータコア9が配置され、このヒータコア9の上流側に
はエアミックスドア16が設けられており、このエアミ
ックスドア16の開度e、をアクチュエータ18により
調節することで、前記ヒータコア9を通過する空気と、
ヒータコア9をバイパスする空気との量が変えられるこ
とにより吹出し空気が温度制御されるようになっている
そして、前記空調ダクト1の下流側は、デフロスト吹出
し口19、ベント吹出し口20及びフート吹出し口21
が車室22内に開口し、それぞれの吹出し口にモードド
ア23.24が設けられている。このモードドア23.
24はアクチュエータ25により制御することで所望の
吹出しモードが得られるようになっている。
そして、前記アクチュエータ6.18,25゜30、送
風機7のモータ及び電磁クラッチ15はそれぞれ駆動回
路28a、28b、28c、28d、28e、28fか
らの出力信号に基づいて制御される。この駆動回路28
a〜28fはマイクロコンピュータ27に接続されてい
る。
一方、車室内の温度Trを検出する車室温度センサ29
、外気の温度Taを検出する外気温度センサ31、左右
の日射量を検出する日射センサ32、エアミックスドア
10の開度(3xを検出するボテンシゴメータ33及び
前記エバ後温度センサ17、冷媒温度センサ26等から
の検出信号はマルチプレクサ34により選択されてA/
D変換器35に人力され、ここでデジタル信号に変換さ
れた後、前記マイクロコンピュータ27に入力される。
そして、コントロールパネル36は、インテークドア5
を外気導入と内気循環に切替えるインテークスイッチ3
7、吹出しモードをベント、パイレベル、フート等に切
替えるモードスイッチ38、送風機7の回転速度を切替
えるファンスイッチ39、車室内の設定温度を設定する
温度設定器40、すべての空調機器の停止モードを指令
するオフスイッチ41、各空調機器の制御をオート制御
とするためのオートスイッチ42、デフロストモードを
指令するデフスイッチ43、コンプレッサエOの駆動を
指令するエアコンスイッチ44等を備えており、これら
の設定信号は前記マイクロコンピュータ27に入力され
る。
次に上記マイクロコンピュータ33の動作制御例につい
て第4図に示すエバポレータ凍結保護ルーチンのフロー
チャートから第5図を参照して説明する。スタートステ
ップ50から制御を開始し、ステップ51では前記冷媒
温度センサ26、エバ後温度センサ17の検出値等の信
号を入力する。
次のステップ52ではエアコンスイッチ44が押された
か否かの判定を行い、押されていれば(YES)ステッ
プ54に進み、押されていなければ(NO)ステップ7
2に進んでコンプレッサ10の作動を停止し、リターン
ステップ80に進む。前記ステップ54ではファンスイ
ッチ39が押されたか否かの判定を行い、押されていれ
ば(YES)ステップ56に進み、押されていなければ
(NO)前記ステップ52と同様にステップ72に進ん
でコンプレッサ10の作動を停止し、リターンステップ
80に進む。前記ステップ56においては、エバ後温度
センサ17の検出値であるエバポレータ8の後流側温度
TtNr  (以後、エバ後温度T’+Nyという)と
冷媒温度センサ26の検出値である冷媒温度T□、との
温度差αを求める(一般にTl1l>T□F)。即ち、
α=  TINアーTREFI の演算を行う。次のス
テップ58においてはエバ後温度TINアが凍結温度に
なっているか否かの判定を行う。この判定においてはヒ
ステリシスが設けられており、その範囲を例えばO(’
C) <TrNr <3(°C)としている。即ち、T
rNy < O(”C)であれば(凍結温度)ステップ
60に進み、TtNr>3(”C)であれば(凍結温度
ではない)ステップ62に進む。前記ステップ60では
第5図に示すように、エバ後温度TrNtがコンプレッ
サ10の作動を開始(時点tl)した後に初めて凍結し
ない温度(3°C)から凍結温度(0°C)に変化した
(時点tz)か否かを判定し、YESであればステップ
64に進み、Noであればステップ66に進む。前記ス
テップ64では前記ステップ56で求めたエバ後温度T
I、lTと冷媒温度T’itrとの温度差αを定数α1
に設定する。この温度差α1は前述の如くエバ後温度T
4iが初めて凍結しない温度(3℃)から凍結温度(0
℃)に変化した時の前記温度差αの時間t8における値
であって、該温度差αの初期値としてマイクロコンピュ
ータ33の変数域にそのまま保存(記憶)される。その
後ステップ72に進んでコンプレッサ10を作動させた
ままとし、リターンステップ82に進む。
そして、エバ後温度TINTが凍結温度にある場合に、
前記ステップ66においては前記ステップ56で演算さ
れた温度差αと前記ステップ64で求められた温度差α
の初期値α1との温度差Kを求める。即ち、K=α−α
1の演算を行う。次にステップ68に進んで前記温度差
Kが所定値P〔例えばP=5(”C))よりも大きいか
否かの判定を行う。即ち、K<Pであればエバポレータ
8の目詰まりは生じていないと判定してコンプレッサl
Oは作動させたまま(例えば時点ts)とし、リターン
ステップ82に進む。しかし、K≧Pであればエバ後温
度TrNvと冷媒温度T REFの温度差が比較的大き
くエバポレータ8が凍結して目詰まりが生じていると判
定してステップ70に進みコンプレッサlOを停止(時
点t3)した後、リターンステップ82に進む、一方、
コンプレッサlOが停止し、エバ後温度TtNrが上昇
してくると、ステップ58にてTrNr >3 (”C
)となればA側となりステップ62に進む。このステッ
プ62ではエバ後温度T、、、が、凍結温度(0°C)
から凍結しない温度(3°C)に変化した(時点ts)
か否かを判定し、YESであればステップ74に進み、
前記ステップ74では前記ステップ66と同様にステッ
プ56で求めた温度差αと前記ステップ64で求めた初
期値α、との温度差Kをに=α−α1から演算する。次
のステップ78では前記ステップ74で求めた温度差に
の値の判定を行う。この温度差にの判定は、時点t4で
エバポレータ8の凍結による目詰まりが生じているか否
かを判定し、これによりコンプレッサlOの再駆動を判
定するものである。即ち、コンプレッサ10を停止する
とエバ後温度T4アが急速に上昇し始めるが、該エバ後
温度TIN、が3°C以上になっても依然としてエバポ
レータ8の凍結による目詰まりは存在することも有りう
るので、該エバ後温度T、NTをコンプレッサ12を作
動させるか否かの判定基準として用いず、前記温度差K
が所定値Q(例えばQ=2)より小さくなった時に該目
詰まりは無くなっており、所定値Qより大きい時は目詰
まりは存在すると判定するものである。即ち、K≦Qで
あれば(目詰まりは無い)ステップ72に進んでコンプ
レッサ10を作動開始し、リターンステップ82に進み
、K>Qであれば(目詰まりが有る)ステップ80に進
んでコンプレッサ10を停止したままとしてリターンス
テップ82に進んだ後スタートステップ50に復帰する
。そして、エバ後温度T工、がA側にあり、それが初回
でない時はステップ72に進んでコンプレッサ10の駆
動が開始される。
このように、第5図に示すように、A/Cスイッチ44
をON(時点tl)後、エバ後温度TINTが下降して
凍結温度となった(時点t2)直後にエバ後温度TIN
Tと冷媒温度T REFとの温度差αの初期値α1が演
算されてマイクロコンピュータ27に記憶され、その後
、時点t3を経過して時点t4においてエバ後温度TI
NTと冷媒温度T 、!。
との温度差αと前記初期値α、との温度差Kを演算し、
この温度差Kが所定値Pより小さいならばコンプレッサ
10をONしたままとし、所定値Pよす大きいとコンプ
レッサ10をOFFしてエバポレータ8の凍結温度以下
における駆動制御が行われる。コンプレッサ10がOF
Fされた場合はエバ後温度LNyは急速に上昇し、これ
が凍結温度ではなくなった時(時点ts)にこの時のエ
バ後温度T、、アと冷媒温度T IEFとの温度差αと
前記初期値α、との温度差Kを演算し、この温度差Kが
所定値Qより大きいとコンプレッサ10をOFFしたま
まとし、所定値Qより小さくなるとコンプレッサ10を
再びONするものである。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項1の発明によれば、コンプ
レッサが駆動状態にあって、エバポレータ後流側温度が
凍結温度になった時に該エバポレータ後流側温度と冷媒
温度の温度差を初期値として記憶し、その後、該初期値
と前記温度差との差を求め、これが所定値以上の時には
コンプレッサを停止し、且つ、請求項2の発明によれば
、前記請求項1の発明に加えて、コンプレッサが停止し
ていて、しかもエバポレータ後流側温度が凍結温度から
上昇した時に前記初期値と前記温度差との差が所定値以
下の時にはコンプレッサの駆動を再開するので、何れの
発明においても、エバポレータが凍結して霜による目詰
まりが生じている状態を検出する精度が高まり、コンプ
レッサを可能な限りより広い範囲で作動させることがで
きて該コンプレッサのデミスト能力を拡大させることが
でき、且つエバポレータの凍結保護性が従来より高めら
れる。また、従来の湿度センサを用いた場合と異なり、
各センサの検出からそれに基づく動作までの応答性が早
くなり、より簡単な構成であるのでコスト低減にもつな
がるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の構成を示す機能ブロック
図、第3図はこの発明の実施例における自動車用空調制
御装置を示す構成図、第4図は同上に用いたマイクロコ
ンピュータのエバポレータの凍結保護ルーチンを示すフ
ローチャート、第5図はエバポレータ後流側温度と冷媒
温度の経時変化における特性線図である。 7・・・送風機、8・・・エバポレータ、10・・・冷
媒圧縮用コンプレッサ、14・・・エンジン、15・・
・電磁クラッチ、17・・・エバポレータ後流側温度セ
ンサ、26・・・冷媒温度センサ、27・・・マイクロ
コンピュータ。100・・・エバ後温度判定手段、20
0・・・初期値記憶手段、300・・・第1のコンプレ
ッサ制御手段、400・・・第2のコンプレッサ制御手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、空調ダクト内に配され、送風機により吸い込まれた
    空気を冷却するエバポレータと、 該エバポレータと共に冷凍サイクルの一部を構成し、電
    磁クラッチを介してエンジンで駆動される冷媒圧縮用コ
    ンプレッサとを有する自動車用空調制御装置において、 前記エバポレータ内を通過する冷媒の温度を検出する冷
    媒温度検出手段と、 エバポレータを通過した直後の空気温度を検出するエバ
    ポレータ後流側温度検出手段と、 前記エバポレータ後流側温度検出手段の検出結果、及び
    その変化状態を判定するエバ後温度判定手段と、 前記冷媒圧縮用コンプレッサが駆動状態にあって、該エ
    バ後温度判定手段により前記エバポレータ後流側温度が
    凍結温度まで下降したことが判定された時の前記エバポ
    レータ後流側温度検出手段で検出されるエバポレータ直
    後の空気温度と前記冷媒温度検出手段で検出される冷媒
    温度との差を初期値として記憶する初期値記憶手段と、 前記エバポレータ後流側温度検出手段で検出されたエバ
    ポレータ直後の空気温度と、前記冷媒温度検出手段で検
    出される冷媒温度との差と、前記初期値記憶手段で記憶
    された初期値との差が所定値より大きくなると前記冷媒
    圧縮用コンプレッサの駆動を停止すべく電磁クラッチへ
    の通電を止めるコンプレッサ制御手段とを具備したこと
    を特徴とする自動車用空調制御装置。 2、空調ダクト内に配され、送風機により吸い込まれた
    空気を冷却するエバポレータと、 該エバポレータと共に冷凍サイクルの一部を構成し、電
    磁クラッチを介してエンジンで駆動される冷媒圧縮用コ
    ンプレッサとを有する自動車用空調制御装置において、 前記エバポレータ内を通過する冷媒の温度を検出する冷
    媒温度検出手段と、 エバポレータを通過した直後の空気温度を検出するエバ
    ポレータ後流側温度検出手段と、 前記エバポレータ後流側温度検出手段の検出結果、及び
    その変化状態を判定するエバ後温度判定手段と、 前記冷媒圧縮用コンプレッサが駆動状態にあって、該エ
    バ後温度判定手段により前記エバポレータ後流側温度が
    凍結温度まで下降したことが判定された時の前記エバポ
    レータ後流側温度検出手段で検出されるエバポレータ直
    後の空気温度と前記冷媒温度検出手段で検出される冷媒
    温度との差を初期値として記憶する初期値記憶手段と、 前記エバポレータ後流側温度検出手段で検出されたエバ
    ポレータ直後の空気温度と前記冷媒温度検出手段で検出
    される冷媒温度との差と、前記初期値記憶手段で記憶さ
    れた初期値との差が第1所定値より大きくなると前記冷
    媒圧縮用コンプレッサの駆動を停止すべく電磁クラッチ
    への通電を止める第1のコンプレッサ制御手段と、 前記冷媒圧縮用コンプレッサが停止状態にあって、前記
    エバ後温度判定手段によりエバポレータ後流側温度が凍
    結温度より上昇したことが判定され、しかも前記エバポ
    レータ直後の空気温度と前記冷媒温度との差と、前記初
    期値記憶手段で記憶された初期値との差が第2所定値よ
    り小さくなると前記冷媒圧縮用コンプレッサを駆動すべ
    く電磁クラッチへの通電を開始する第2のコンプレッサ
    制御手段とを具備したことを特徴とする自動車用空調制
    御装置。
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