JPH037059Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037059Y2 JPH037059Y2 JP3845582U JP3845582U JPH037059Y2 JP H037059 Y2 JPH037059 Y2 JP H037059Y2 JP 3845582 U JP3845582 U JP 3845582U JP 3845582 U JP3845582 U JP 3845582U JP H037059 Y2 JPH037059 Y2 JP H037059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- perforations
- baseboard
- skirting board
- casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 2
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この考案はベンチレーテツド・デイスク・ロー
タの鋳造に用いる中子に関する。
タの鋳造に用いる中子に関する。
<従来の技術>
従来、車両のデイスクブレーキ装置において、
2枚のデイスクの間に隙間を設け、その隙間部に
空気を流通させてデイスクの冷却効果を高めたベ
ンチレーテツド形のデイスクブレーキがある。こ
のようなデイスクブレーキに用いられるベンチレ
ーテツド・デイスク・ロータは、相対する2枚の
デイスクを、両者間の隙間部において放射状に延
びるリブを配して、一体的に連結して鋳造が行わ
れている。
2枚のデイスクの間に隙間を設け、その隙間部に
空気を流通させてデイスクの冷却効果を高めたベ
ンチレーテツド形のデイスクブレーキがある。こ
のようなデイスクブレーキに用いられるベンチレ
ーテツド・デイスク・ロータは、相対する2枚の
デイスクを、両者間の隙間部において放射状に延
びるリブを配して、一体的に連結して鋳造が行わ
れている。
このベンチレーテツド・デイスク・ロータを鋳
造するための鋳型においては、上記相対する2枚
のデイスク間の隙間部および放射状のリブを形成
する中子は、一般には以下のように構成されてい
る。即ち、外周部で上、下型に支持される外周部
幅木と、中央部で上、下型に支持される内周部幅
木と、両幅木間に設けられて上記隙間部を形成す
るための中子部とを備えて構成されている。
造するための鋳型においては、上記相対する2枚
のデイスク間の隙間部および放射状のリブを形成
する中子は、一般には以下のように構成されてい
る。即ち、外周部で上、下型に支持される外周部
幅木と、中央部で上、下型に支持される内周部幅
木と、両幅木間に設けられて上記隙間部を形成す
るための中子部とを備えて構成されている。
そして、該中子部には上記リブを形成するため
の複数個の穿孔が放射状に延びて設けられている
(なお、放射状に延びた穿孔を有する中子の参考
例として、実開昭57−116348号の第3図に示すも
のがあげられる) <考案が解決しようとする課題> しかし、このような従来構成の中子にあつて
は、各穿孔の長さが同一に形成されているため、
穿孔の数を増加させると、内周部幅木に近接した
部分では隣接する穿孔間の間隔が狭くなる。
の複数個の穿孔が放射状に延びて設けられている
(なお、放射状に延びた穿孔を有する中子の参考
例として、実開昭57−116348号の第3図に示すも
のがあげられる) <考案が解決しようとする課題> しかし、このような従来構成の中子にあつて
は、各穿孔の長さが同一に形成されているため、
穿孔の数を増加させると、内周部幅木に近接した
部分では隣接する穿孔間の間隔が狭くなる。
このため、この中子が鋳型のキヤビテイ内に配
置されて、鋳込み時に流入する溶湯により浸漬さ
れると、中子部が押圧され、内周部幅木に近接し
た部分が折損するという問題があつた。
置されて、鋳込み時に流入する溶湯により浸漬さ
れると、中子部が押圧され、内周部幅木に近接し
た部分が折損するという問題があつた。
この考案は上記問題にかんがみてなされたもの
であり、鋳込み時に中子部の折損が生じないベン
チレーテツド・デイスク・ロータ鋳造用中子を提
供することを目的とするものである。
であり、鋳込み時に中子部の折損が生じないベン
チレーテツド・デイスク・ロータ鋳造用中子を提
供することを目的とするものである。
<課題を解決するための手段>
この考案は上記目的を達成するためになされた
ものであり、外周部幅木と内周部幅木と前記両幅
木間に設けられた中子部とからなるベンチレーテ
ツド・デイスク・ロータ鋳造用中子において、前
記中子部は、一端が前記外周部幅木に近接する位
置より他端が前記内周部幅木に近接する位置まで
延びるとともに放射状に設けられた複数の長い穿
孔と、一端が前記外周部幅木に近接する位置より
他端が該中子部の半径方向のほぼ中央部位置まで
延びるとともに放射状に設けられた複数の短い穿
孔と、を有し、前記隣接する長い穿孔の間に少な
くとも1個の前記短い穿孔が設けられていること
を特徴とするベンチレーテツド・デイスク・ロー
タ鋳造用中子である。
ものであり、外周部幅木と内周部幅木と前記両幅
木間に設けられた中子部とからなるベンチレーテ
ツド・デイスク・ロータ鋳造用中子において、前
記中子部は、一端が前記外周部幅木に近接する位
置より他端が前記内周部幅木に近接する位置まで
延びるとともに放射状に設けられた複数の長い穿
孔と、一端が前記外周部幅木に近接する位置より
他端が該中子部の半径方向のほぼ中央部位置まで
延びるとともに放射状に設けられた複数の短い穿
孔と、を有し、前記隣接する長い穿孔の間に少な
くとも1個の前記短い穿孔が設けられていること
を特徴とするベンチレーテツド・デイスク・ロー
タ鋳造用中子である。
<実施例>
以下、この考案の実施例を第1,第2図により
説明する。
説明する。
1は本考案の中子を示し、2aは該中子の外周
部幅木、2bは該中子の内周部幅木であり、外周
部幅木2aと内周部幅木2bとの間に中子部2c
が配設されている。
部幅木、2bは該中子の内周部幅木であり、外周
部幅木2aと内周部幅木2bとの間に中子部2c
が配設されている。
中子部2cには、半径方向の長さが異なる2種
類の貫通孔である穿孔3a,3bが放射状に等ピ
ツチで交互に複数個設けられている。長い穿孔3
aは一端が外周部幅木2aに近接する位置より他
端が内周部幅木2bに近接する位置まで延びて設
けられている。また、短い穿孔3bは外周部幅木
2aの近傍に形成されるように、一端が外周部幅
木2aに近接する位置より他端が中子部2Cの半
径方向のほぼ中央部位置まで延びて設けられてい
る。
類の貫通孔である穿孔3a,3bが放射状に等ピ
ツチで交互に複数個設けられている。長い穿孔3
aは一端が外周部幅木2aに近接する位置より他
端が内周部幅木2bに近接する位置まで延びて設
けられている。また、短い穿孔3bは外周部幅木
2aの近傍に形成されるように、一端が外周部幅
木2aに近接する位置より他端が中子部2Cの半
径方向のほぼ中央部位置まで延びて設けられてい
る。
従つて、第1図に示すように、中子部2cの外
周部幅木2aに近接する位置、および中子部2c
の半径方向のほぼ中央部位置においては、周方向
に長い穿孔3aと短い穿孔3bとが交互に適宜間
隔で隣接して形成されている。また、中子部2c
の内周部幅木2aに近接する位置においては、長
い穿孔3a同士が比較的大きな間隔で隣接し、そ
の部分の強度が著しく大きくなるように形成され
ている。
周部幅木2aに近接する位置、および中子部2c
の半径方向のほぼ中央部位置においては、周方向
に長い穿孔3aと短い穿孔3bとが交互に適宜間
隔で隣接して形成されている。また、中子部2c
の内周部幅木2aに近接する位置においては、長
い穿孔3a同士が比較的大きな間隔で隣接し、そ
の部分の強度が著しく大きくなるように形成され
ている。
次に、このように構成された中子の作用を説明
する。
する。
中子1は第4図に示すように、その外周部幅木
2aおよび内周部幅木2bが上型11および下型
12に挟持されて、上、下型11,12で形成す
るキヤビテイ13内に配置される(図では湯口、
湯道等は省略す)。
2aおよび内周部幅木2bが上型11および下型
12に挟持されて、上、下型11,12で形成す
るキヤビテイ13内に配置される(図では湯口、
湯道等は省略す)。
この状態において、上記キヤビテイ13の主体
部分はベンチレーテツド・デイスク・ロータの相
対する2枚のデイスクを形成するためのものであ
り、中子1の中子部2cは相対する2枚のデイス
ク間の隙間部を形成し、長い穿孔3a、短い穿孔
3bは、各々、隙間部において2枚のデイスク間
を連結する長、短のリブを形成するためのもので
ある。
部分はベンチレーテツド・デイスク・ロータの相
対する2枚のデイスクを形成するためのものであ
り、中子1の中子部2cは相対する2枚のデイス
ク間の隙間部を形成し、長い穿孔3a、短い穿孔
3bは、各々、隙間部において2枚のデイスク間
を連結する長、短のリブを形成するためのもので
ある。
上、下型11,12内に注湯すると、溶湯がキ
ヤビテイ13内に流入し、各穿孔3a,3b内を
流通した後キヤビテイ13内に充満される。この
とき、注入され続ける溶湯により中子部2cが押
圧されても、中子部2cの外周側、内周側は高い
強度に形成されているので、中子部2cは折損し
ない。
ヤビテイ13内に流入し、各穿孔3a,3b内を
流通した後キヤビテイ13内に充満される。この
とき、注入され続ける溶湯により中子部2cが押
圧されても、中子部2cの外周側、内周側は高い
強度に形成されているので、中子部2cは折損し
ない。
第3図は、この考案の他の実施例を示し、長い
穿孔3a,3bのピツチは第1図のビツチにくら
べてさらに大きく、その中間に位置した2個の短
い穿孔3bは上記実施例と同様に配置されている
ので溶湯の湯圧により、中子が折損しない。
穿孔3a,3bのピツチは第1図のビツチにくら
べてさらに大きく、その中間に位置した2個の短
い穿孔3bは上記実施例と同様に配置されている
ので溶湯の湯圧により、中子が折損しない。
<考案の効果>
この考案のベンチレーテツド・デイスク・ロー
タ鋳造用中子は、上記のような構成なので中子部
が強化され、鋳込み時の中子部の折損を防止する
ことができる。
タ鋳造用中子は、上記のような構成なので中子部
が強化され、鋳込み時の中子部の折損を防止する
ことができる。
また、本考案の中子を用いて鋳造されたベンチ
レーテツド・デイスク・ロータにおいては、短い
穿孔により形成された短いリブによつて、相対す
る2枚のデイスク間の隙間部が、リブが短くなつ
た分だけ開口面積が大きく形成されるので、隙間
部に空気が流入し易くなり、ベンチレーテツド・
デイスク・ロータの冷却効率を一層向上させる効
果がある。
レーテツド・デイスク・ロータにおいては、短い
穿孔により形成された短いリブによつて、相対す
る2枚のデイスク間の隙間部が、リブが短くなつ
た分だけ開口面積が大きく形成されるので、隙間
部に空気が流入し易くなり、ベンチレーテツド・
デイスク・ロータの冷却効率を一層向上させる効
果がある。
添付図面はこの考案の実施例を示し、第1図は
正面図、第2図は第1図に示すA−A'矢視線に
沿う断面図、第3図は他の実施例における中子部
の部分正面図、第4図は中子と上型、下型との関
係を示す説明断面図である。 1……中子、2a……外周部幅木、2b……内
周部幅木、2c……中子部、3a……長い穿孔、
3b……短い穿孔。
正面図、第2図は第1図に示すA−A'矢視線に
沿う断面図、第3図は他の実施例における中子部
の部分正面図、第4図は中子と上型、下型との関
係を示す説明断面図である。 1……中子、2a……外周部幅木、2b……内
周部幅木、2c……中子部、3a……長い穿孔、
3b……短い穿孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 外周部幅木と内周部幅木と前記両幅木間に設け
られた中子部とからなるベンチレーテツド・デイ
スク・ロータ鋳造用中子において、 前記中子部は、一端が前記外周部幅木に近接す
る位置より他端が前記内周部幅木に近接する位置
まで延びるとともに放射状に設けられた複数の長
い穿孔と、 一端が前記外周部幅木に近接する位置より他端
が該中子部の半径方向のほぼ中央部位置まで延び
るとともに放射状に設けられた複数の短い穿孔
と、を有し、 前記隣接する長い穿孔の間に少なくとも1個の
前記短い穿孔が設けられていることを特徴とする
ベンチレーテツド・デイスク・ロータ鋳造用中
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3845582U JPS58143049U (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | ベンチレ−テツド・デイスク・ロ−タ鋳造用中子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3845582U JPS58143049U (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | ベンチレ−テツド・デイスク・ロ−タ鋳造用中子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58143049U JPS58143049U (ja) | 1983-09-27 |
JPH037059Y2 true JPH037059Y2 (ja) | 1991-02-21 |
Family
ID=30049794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3845582U Granted JPS58143049U (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | ベンチレ−テツド・デイスク・ロ−タ鋳造用中子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58143049U (ja) |
-
1982
- 1982-03-18 JP JP3845582U patent/JPS58143049U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58143049U (ja) | 1983-09-27 |
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