JPH0369869B2 - - Google Patents

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JPH0369869B2
JPH0369869B2 JP57118483A JP11848382A JPH0369869B2 JP H0369869 B2 JPH0369869 B2 JP H0369869B2 JP 57118483 A JP57118483 A JP 57118483A JP 11848382 A JP11848382 A JP 11848382A JP H0369869 B2 JPH0369869 B2 JP H0369869B2
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JP
Japan
Prior art keywords
molded body
cementitious
lithium silicate
ceramic laminate
laminate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57118483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5913680A (ja
Inventor
Hiroshi Kawamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11848382A priority Critical patent/JPS5913680A/ja
Publication of JPS5913680A publication Critical patent/JPS5913680A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はセラミツクスを積層してなつたセメ
ント質成形体およびその製造法に関する。その目
的はセメント質成形体とセラミツクスとの密着性
が良く、特にセメント質気泡成形体にセラミツク
スを積層して衝撃強度が著しく改善された積層体
およびその製造法を提案するにある。
セメント質成形体は吸湿し易く、なかでもセメ
ント質気泡成形体は吸湿性が高く外装材を塗着な
どして保護しなくてはならず、取扱いあるいは使
用中に欠損し易い欠点があつた。これら欠点を改
善するために、セメント質気泡体の表面にセラミ
ツクスを積層し補強したセラミツクス積層体が提
案されている。しかし、単にセラミツクスを積層
したセメント質気泡体はセラミツクスと気泡体と
の接着強度が充分ではなく、必ずしも気泡体の欠
点を改善することはできなかつた。
この発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その要旨はセメント質成形体の表面に硝子質
釉薬を積層してなつたセラミツクス積層体におい
て、前記セメント質成形体表面にセメント質とケ
イ酸リチウムの溶液とが400〜700℃で反応してな
つた中間層が設けてあることを特徴とするセラミ
ツクス積層体およびその製造法である。
この製造方法の一例を示せば以下の通りであ
る。配筋あるいは無配筋の型枠内に発泡性セメン
トスラリーを流し込み、これを発泡硬化せしめ、
これを所定寸法に切断し、水蒸気養生を行ない気
泡成形体とする。例えば、セメント、ケイ石、ア
ルミニウム粉、生石灰、あるいはセメント、ケイ
石、金属石鹸等のセメントを主とするスラリーが
この成形体の原料となる。その後、気泡成形体の
施釉する面を予めケイ酸リチウムの水溶液で処理
し、すなわち、ケイ酸リチウム水溶液の存在下
400〜700℃で熱処理を行ないセメント質材とケイ
酸リチウムとの反応物からなる層を形成し、この
処理済の面に釉薬を塗布あるいはデイツプコート
により塗着し、これを焼成して積層体を得ること
ができる。焼成温度は下地母材が損じない範囲で
400〜1000℃の温度が好適である。
この発明でいうケイ酸リチウム水溶液とは、例
えばSiO2/Li2Oの重量比で7.5〜3.5であり、SiO2
換算で70〜50重量%の水溶液をいう。むろん、ケ
イ酸リチウム水溶液処理を行なつた前後の時点に
おいて、りん酸処理をおこなえば、さらに強固な
中間層が形成される。
このようにして得られたセラミツクス積層体は
図示のごとく、セメント質気泡成形体1の表面に
セラミツクス2が積層されてあり、ケイ酸リチウ
ムはセメント質材と反応し強固な中間層3を形成
し、セラミツクス2と成形体1とを強固に密着性
よく固着し、該中間層はセラミツクス2に近い低
い熱膨張係数を有している。
従つて、積層体は気泡成形体の引張強度、欠け
易さ、透湿性を改善し、長期にわたる耐久性を良
くすることができる。また熱水処理等によつてセ
ラミツクス層が剥離したり屋外曝露により劣化す
ることがない。
セメント質気泡成形体、例えばALC板(オー
トクレーブ養生軽気泡コンクリート板)は熱伝導
率が0.1Kcal/m・℃・hr程度で厚さ2.5〜15cmと
するならば、断熱材としての要求レベルを満足す
ることができる。例えばALC板を基材としたこ
の発明になるセラミツクス積層体の直方体を陸屋
根の防水層上にセラミツクスを上面にして敷き並
べ、モルタル等を用い建物躯体に固着するなら
ば、耐水性、耐候性、欠損等に耐える強度および
耐火性を備えた外断熱構造の断熱層を旋工するこ
とができる。また、セラミツクスの厚さを0.5〜
1mm程度とするならば歩行荷重に耐える強度とす
ることができる。なお、セラミツクスの密度は
1.5〜2.7g/cm3であり、高密度の方が強度が高く
好ましい。これら外断熱構造用のセラミツクス積
層体の寸法形状は取扱い施工に便利な範囲で適宜
選択できる。縦・横寸法が大きいと運搬取扱いが
不便であり、逆に小さいと施工に手間が多くかか
る。形状は一般に扁平な直方体であり、敷設した
場合目地間が密に接合し、高い水密性を保つ必要
がある。また、モルタルにより敷並べた積層体を
固着するに当つて、アスフアルト、合成樹脂、合
成樹脂ラテツクス等をモルタルに混入して耐水性
の向上を図つたり、目地にアスフアルト、合成樹
脂、セメント等の結合、充填材を詰込み、水密性
の向上を図つたりすると効果が大である。
この発明のセメント質成形体は気泡を含有する
ものに限らない。無気泡のものにも適用できるこ
とは云うまでもない。
この発明は以上の通りで、この発明になるセラ
ミツクス積層体はセメント質成形体の透湿性、強
度を改善することができる。特にセメント質気泡
成形体の場合はその効果が著しく、外断熱構造用
断熱材として用い好適である。
実施例 1 密度0.54、曲げ強度42.4Kg/cm2の300m/m×
600m/m×25m/mのケイ酸カルシウム発泡体
を100℃で乾燥した後、表面をSiO2/Li2O重量比
で7.0のSiO220重量%の水溶液で処理した後、処
理表面を400℃で10分間加熱する。次にケイ酸リ
チウム処理した面上へ更に650〜700℃で溶融する
硝子釉薬をスリツプ状でふきつけて施釉した後、
700℃の温度で施釉表面から加熱して積層体を得
た。この積層体は約0.5m/mの硝子質釉薬層を
表面に、その下に約3m/m厚のSiO2−CaO−
Li2O又はりん酸処理を行なつたときはSiO2
CaO−Li2O−P2O5系の焼結された中間層を有す
るものが母体と一体として構成されたものであ
る。このものの曲げ強度は60Kg/cm2に向上した。
この製品はJIS A5209タイルの条件によりオート
クレーヴテストを行つたが、釉薬面にひびわれは
発見されなかつた。
比較例 1 密度0.54、曲げ強度42.4Kg/cm2の300m/m×
600m/m×25m/mのケイ酸カルシウム発泡体
を100℃で乾燥した。この後、この基板の表面温
度が80℃の時に表面をSiO2/Li2O重量比で7.0の
SiO220重量%の水溶液で処理した。
次にケイ酸リチウム処理した面上へ更に650〜
700℃で溶融する硝子釉薬をスリツプ状で吹きつ
けて施釉した後、700℃の温度で施釉面から加熱
して積層体を得た。この積層体をJIS A5209タイ
ルの条件によりオートクレーヴテストを行つたと
ころ、釉薬面にひび割が観察された。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明になるセラミツクス積層体の斜
視図である。 1…セメント質気泡成形体、2…セラミツク
ス、3…中間層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメント質成形体の表面に硝子釉薬を積層し
    てなつたセラミツクス積層体において、前記セメ
    ント質成形体の表面にセメント質とケイ酸リチウ
    ムの溶液とが400〜700℃で反応してなつた中間層
    が設けてあることを特徴とするセラミツクス積層
    体。 2 セメント質成形体の表面に硝子釉薬を高温処
    理により積層しセラミツクス積層体を製造するに
    当り、前記セメント質成形体の表面を予めケイ酸
    リチウムの溶液により400〜700℃で高温処理し、
    セメント質とケイ酸リチウムの溶液とが反応して
    なつた中間層を形成することを特徴とするセラミ
    ツクス積層体の製造法。
JP11848382A 1982-07-09 1982-07-09 セラミツクス積層体およびその製造法 Granted JPS5913680A (ja)

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JPS5913680A JPS5913680A (ja) 1984-01-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2588550A1 (fr) * 1985-10-11 1987-04-17 Serre Jacques Materiau a base de pierre naturelle telle que lave et verre
JPH01100075A (ja) * 1987-10-13 1989-04-18 Nippon Steel Corp コンクリート基材への釉薬焼付け方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551780A (en) * 1978-10-07 1980-04-15 Matsushita Electric Works Ltd Method of painting porous substrate

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JPS5913680A (ja) 1984-01-24

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