JPH0369656B2 - - Google Patents
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- JPH0369656B2 JPH0369656B2 JP23387582A JP23387582A JPH0369656B2 JP H0369656 B2 JPH0369656 B2 JP H0369656B2 JP 23387582 A JP23387582 A JP 23387582A JP 23387582 A JP23387582 A JP 23387582A JP H0369656 B2 JPH0369656 B2 JP H0369656B2
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002173 cutting fluid Substances 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
- G05B19/406—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
- G05B19/4067—Restoring data or position after power failure or other interruption
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/50—Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
- G05B2219/50084—Keep position, setup parameters in memory
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、工作機械の送り制御装置に関し、
特に工作機械の電源が断たれた後回復した時に行
なう原点再決定作業を、リミツトスイツチを使用
せずに行ない得る装置に関する。
特に工作機械の電源が断たれた後回復した時に行
なう原点再決定作業を、リミツトスイツチを使用
せずに行ない得る装置に関する。
従来の工作機械の送り制御装置としては、例え
ば第1図に示すようなものが知られている。
ば第1図に示すようなものが知られている。
同図において、1は工作機械の可動部としての
スライドテーブルであり、このスライドテーブル
1にはナツト2が取付けられている。このナツト
2にはねじ軸3が螺合しており、このねじ軸3は
可変速モータとしての直流モータ4の出力軸5に
カツプリング6を介して連結されている。
スライドテーブルであり、このスライドテーブル
1にはナツト2が取付けられている。このナツト
2にはねじ軸3が螺合しており、このねじ軸3は
可変速モータとしての直流モータ4の出力軸5に
カツプリング6を介して連結されている。
なお、ナツト2およびねじ軸3は、全体として
スライドテーブル1を矢示A,B方向に送るねじ
送り機構7を構成している。
スライドテーブル1を矢示A,B方向に送るねじ
送り機構7を構成している。
直流モータ4には速度検出器(タコジエネレー
タ)8が設けられ、この速度検出器8からは直流
モータ4の出力軸5の回転速度に対応した速度信
号(電圧値)が出力される。また、直流モータ4
には、位置検出器としてのロータリ式のパルスジ
エネレータ9が設けられ、このパルスジエネレー
タ9からは、直流モータ4の出力軸5の回転角に
比例した数のパルスからなるパルス信号、および
出力軸5の一回転ごとに発生する一回転信号が出
力される。
タ)8が設けられ、この速度検出器8からは直流
モータ4の出力軸5の回転速度に対応した速度信
号(電圧値)が出力される。また、直流モータ4
には、位置検出器としてのロータリ式のパルスジ
エネレータ9が設けられ、このパルスジエネレー
タ9からは、直流モータ4の出力軸5の回転角に
比例した数のパルスからなるパルス信号、および
出力軸5の一回転ごとに発生する一回転信号が出
力される。
10は移動位置設定器であり、この移動位置設
定器10からは、パルス発生回路11に移動量信
号が送られる。このパルス発生回路11は、前記
移動量信号に対応したパルスを発生して、その発
生したパルスを偏差カウンタ12に送る。このパ
ルス発生回路11において発生したパルスは、そ
のパルス数がスライドテーブル1の移動量に対応
し、その繰り返し周波数がスライドテーブル1の
移動速度に対応する。
定器10からは、パルス発生回路11に移動量信
号が送られる。このパルス発生回路11は、前記
移動量信号に対応したパルスを発生して、その発
生したパルスを偏差カウンタ12に送る。このパ
ルス発生回路11において発生したパルスは、そ
のパルス数がスライドテーブル1の移動量に対応
し、その繰り返し周波数がスライドテーブル1の
移動速度に対応する。
また、偏差カウンタ12および位置レジスタ1
3には、パルスジエネレータ9から発生したパル
スが送られる。
3には、パルスジエネレータ9から発生したパル
スが送られる。
そして、この偏差カウンタ12は、パルス発生
回路11からのパルス数と、パルスジエネレータ
9からのパルス数との偏差を演算して、その偏差
データをD/A変換器14に出力する。
回路11からのパルス数と、パルスジエネレータ
9からのパルス数との偏差を演算して、その偏差
データをD/A変換器14に出力する。
D/A変換器14は、前記偏差データを速度を
示すアナログ量(電圧値)に変換した後、差動増
幅器15に出力する。
示すアナログ量(電圧値)に変換した後、差動増
幅器15に出力する。
一方、この差動増幅器15には、速度検出器8
からの速度信号も入力されている。そして、この
差動増幅器15は、D/A変換器14からの電圧
値と速度検出器8からの電圧値との引算を行い、
その差電圧値をパワーアンプ16に出力する。パ
ワーアンプ16は差動増幅器15からの差電圧値
を増幅して、直流モータ4を駆動する。
からの速度信号も入力されている。そして、この
差動増幅器15は、D/A変換器14からの電圧
値と速度検出器8からの電圧値との引算を行い、
その差電圧値をパワーアンプ16に出力する。パ
ワーアンプ16は差動増幅器15からの差電圧値
を増幅して、直流モータ4を駆動する。
なお、移動位置設定器10、パルス発生回路1
1、偏差カウンタ12、D/A変換器14、差動
増幅器15、パワーアンプ16は、全体として直
流モータ4の回転を制御する制御機構17を構成
する。
1、偏差カウンタ12、D/A変換器14、差動
増幅器15、パワーアンプ16は、全体として直
流モータ4の回転を制御する制御機構17を構成
する。
18は原点再決定時にのみ有効となる減速用リ
ミツトスイツチであり、原点再決定時にスライド
テーブル1が矢示B方向に高速で後退してきて、
ドツグ19によつて作動子が叩かれるとオンして
減速指令発生装置20にストローブ信号を出力す
る。
ミツトスイツチであり、原点再決定時にスライド
テーブル1が矢示B方向に高速で後退してきて、
ドツグ19によつて作動子が叩かれるとオンして
減速指令発生装置20にストローブ信号を出力す
る。
減速指令発生装置20は、減速リミツトスイツ
チ18からストローブ信号が入力されると、所定
の減速指令電圧値を差動増幅器15に出力する。
21は原点再決定用の原点リミツトスイツチであ
り、この原点リミツトスイツチ21は、スライド
テーブル1が原点まで後退してきたとき、このス
ライドテーブル1に取付けられたドツグ19によ
つて作動子が叩かれることによつてオンとなる
と、AND回路22に原点信号を出力する。
チ18からストローブ信号が入力されると、所定
の減速指令電圧値を差動増幅器15に出力する。
21は原点再決定用の原点リミツトスイツチであ
り、この原点リミツトスイツチ21は、スライド
テーブル1が原点まで後退してきたとき、このス
ライドテーブル1に取付けられたドツグ19によ
つて作動子が叩かれることによつてオンとなる
と、AND回路22に原点信号を出力する。
AND回路22には、原点信号の他にパルスジ
エネレータ9において発生した一回転信号も入力
される。そして、このAND回路22は前記一回
転信号と原点信号との双方が入力されたとき、位
置レジスタ13に信号を送り、位置レジスタ13
が検出しているスライドテーブル1の移動位置デ
ータを原点位置を示すデータ(ゼロ又は所定値)
にセツトする。
エネレータ9において発生した一回転信号も入力
される。そして、このAND回路22は前記一回
転信号と原点信号との双方が入力されたとき、位
置レジスタ13に信号を送り、位置レジスタ13
が検出しているスライドテーブル1の移動位置デ
ータを原点位置を示すデータ(ゼロ又は所定値)
にセツトする。
この位置レジスタ13は、パルスジエネレータ
9からのパルス信号をスライドテーブル1の移動
方向に応じてアツプ又はダウンカウントすること
によつて、常にスライドテーブル1の移動位置を
検出すると共に、その移動位置データと前記原点
位置を示すデータとを比較して、両者が一致した
時点でパルス発生回路11に信号を送つて、パル
ス発生回路11のパルス発生を停止させる。
9からのパルス信号をスライドテーブル1の移動
方向に応じてアツプ又はダウンカウントすること
によつて、常にスライドテーブル1の移動位置を
検出すると共に、その移動位置データと前記原点
位置を示すデータとを比較して、両者が一致した
時点でパルス発生回路11に信号を送つて、パル
ス発生回路11のパルス発生を停止させる。
次に、このような装置の動作は以下の通りであ
る。
る。
すなわち、今、スライドテーブル1が原点に停
止しているとして、このスライドテーブル1を矢
示A方向に前進させるには、まず移動位置設定器
10から移動信号をパルス発生回路11に送る。
このパルス発生回路11からのパルスは偏差カウ
ンタ12に送られる。
止しているとして、このスライドテーブル1を矢
示A方向に前進させるには、まず移動位置設定器
10から移動信号をパルス発生回路11に送る。
このパルス発生回路11からのパルスは偏差カウ
ンタ12に送られる。
偏差カウンタ12には、パルス発生回路11か
らのパルスの他にパルスジエネレータ9からのパ
ルスも入力されており、これらのパルス数の偏差
を示す偏差データが偏差カウンタ12からD/A
変換器14に送られる。
らのパルスの他にパルスジエネレータ9からのパ
ルスも入力されており、これらのパルス数の偏差
を示す偏差データが偏差カウンタ12からD/A
変換器14に送られる。
このように、偏差カウンタ12において位置フ
イードバツクが行なわれている。
イードバツクが行なわれている。
偏差カウンタ12から出力された偏差データ
は、D/A変換器14でアナログ量(電圧値)に
変換され、差動増幅器15に送られる。一方、こ
の差動増幅器15には、速度検出器8からの速度
信号(電圧値)も入力されており、この差動増幅
器15は、D/A変換器14からの電圧値と、速
度検出器8からの電圧値との引算をし、その差電
圧値をパワーアンプ16に送る。
は、D/A変換器14でアナログ量(電圧値)に
変換され、差動増幅器15に送られる。一方、こ
の差動増幅器15には、速度検出器8からの速度
信号(電圧値)も入力されており、この差動増幅
器15は、D/A変換器14からの電圧値と、速
度検出器8からの電圧値との引算をし、その差電
圧値をパワーアンプ16に送る。
すなわち、その差動増幅器15においては、速
度フイードバツクが行なわれている。
度フイードバツクが行なわれている。
パワーアンプ16は、差動増幅器15からの差
動電圧値を増幅した後、直流モータ4を駆動す
る。
動電圧値を増幅した後、直流モータ4を駆動す
る。
そして、この直流モータ4の駆動により出力軸
5がねじ軸3とともに回転するため、スライドテ
ーブル1が矢示A方向に前進し、例えば加工が行
なわれる。
5がねじ軸3とともに回転するため、スライドテ
ーブル1が矢示A方向に前進し、例えば加工が行
なわれる。
次に、スライドテーブル1が後退して原点に到
達すると、位置レジスタ13は、パルスジエネレ
ータ9からのパルスに基づいて検出したスライド
テーブル1の移動位置データと原点位置データと
が等しくなるので、パルス発生回路11に停止信
号を送つて、パルス発生回路11のパルス発生を
停止させ、それによつてスライドテーブル1を原
点位置に停止させる。以上の動作はスライドテー
ブル1の通常の状態を説明したものである。
達すると、位置レジスタ13は、パルスジエネレ
ータ9からのパルスに基づいて検出したスライド
テーブル1の移動位置データと原点位置データと
が等しくなるので、パルス発生回路11に停止信
号を送つて、パルス発生回路11のパルス発生を
停止させ、それによつてスライドテーブル1を原
点位置に停止させる。以上の動作はスライドテー
ブル1の通常の状態を説明したものである。
次に、スライドテーブル1が矢示A方向又はB
方向に移動中に機械の電源が切れた場合等には、
スライドテーブル1が慣性によつて若干惰走する
にも拘らず、パルスジエネレータ9からはその惰
走に応じたパルスが出力されないので、位置レジ
スタ13(バツテリによつてバツクアツプされて
いるものとする)が検知しているスライドテーブ
ル1の位置とスライドテーブル1の現実の位置と
の間に狂いが生じる。
方向に移動中に機械の電源が切れた場合等には、
スライドテーブル1が慣性によつて若干惰走する
にも拘らず、パルスジエネレータ9からはその惰
走に応じたパルスが出力されないので、位置レジ
スタ13(バツテリによつてバツクアツプされて
いるものとする)が検知しているスライドテーブ
ル1の位置とスライドテーブル1の現実の位置と
の間に狂いが生じる。
そこで、両者を一致させるために原点の再決定
をする必要がある。
をする必要がある。
このような場合には、電源回復後、制御機構1
7を作動させることによつて直流モータ4を駆動
してスライドテーブル1を矢示B方向に高速で後
退させる。
7を作動させることによつて直流モータ4を駆動
してスライドテーブル1を矢示B方向に高速で後
退させる。
そして、スライドテーブル1のドツグ19が減
速用リミツトスイツチ18の作動子を叩くことに
よつてオンさせると、スロトローブ信号が減速指
令発生装置20に入力させるため、よつて減速指
令発生装置20から作動増幅器15に減速指令電
圧値が出力される。
速用リミツトスイツチ18の作動子を叩くことに
よつてオンさせると、スロトローブ信号が減速指
令発生装置20に入力させるため、よつて減速指
令発生装置20から作動増幅器15に減速指令電
圧値が出力される。
すると、差動増幅器15は、D/A変換器14
からの電圧値から速度検出器8からの電圧値を引
算した値から更に減速指令電圧値を引算するた
め、スライドテーブル1の後退速度が減速され
る。
からの電圧値から速度検出器8からの電圧値を引
算した値から更に減速指令電圧値を引算するた
め、スライドテーブル1の後退速度が減速され
る。
次に、減速した速度でスライドテーブル1が引
続いて後退し、ドツグ19が原点リミツトスイツ
チ21の作動子を叩くことによつてオンさせる
と、原点信号がAND回路22に入力される。
続いて後退し、ドツグ19が原点リミツトスイツ
チ21の作動子を叩くことによつてオンさせる
と、原点信号がAND回路22に入力される。
そして、このAND回路22にパルスジエネレ
ータ9から一回転信号も入力されると、AND回
路22から信号が出力され、それによつて位置レ
ジスタ13が検出しているスライドテーブル1の
移動位置データが原点位置を示すデータにセツト
されて、原点の再決定がなされる。
ータ9から一回転信号も入力されると、AND回
路22から信号が出力され、それによつて位置レ
ジスタ13が検出しているスライドテーブル1の
移動位置データが原点位置を示すデータにセツト
されて、原点の再決定がなされる。
なお、位置レジスタ13の移動位置データが原
点位置を示すデータにセツトされると、パルス発
生回路11に停止信号が出力されるため、スライ
ドテーブル1は原点位置で停止する。
点位置を示すデータにセツトされると、パルス発
生回路11に停止信号が出力されるため、スライ
ドテーブル1は原点位置で停止する。
また、パルスジエネレータ9が一回転信号を出
力可能な速度には上限があるため、その限度以下
まで直流モータ4の回転速度が減速されるよう
に、減速指令電圧値を設定する必要がある。
力可能な速度には上限があるため、その限度以下
まで直流モータ4の回転速度が減速されるよう
に、減速指令電圧値を設定する必要がある。
しかしながら、上記のような従来の工作機械の
送り制御装置にあつては、原点再決定時に減速用
リミツトスイツチ18と原点リミツトスイツチ2
1とを使用する構成となつていたため、次のよう
な問題があつた。
送り制御装置にあつては、原点再決定時に減速用
リミツトスイツチ18と原点リミツトスイツチ2
1とを使用する構成となつていたため、次のよう
な問題があつた。
すなわち、工作機械では、常時振動が発生して
いるし、切削液もかかるなど環境が非常に悪いた
め、リミツトスイツチなどのメカニカルスイツチ
を使用すると耐久性が悪くなり、頻繁に検査をす
る必要があつた。
いるし、切削液もかかるなど環境が非常に悪いた
め、リミツトスイツチなどのメカニカルスイツチ
を使用すると耐久性が悪くなり、頻繁に検査をす
る必要があつた。
そこで、この発明においては、それ自体でも作
動のバラツキのあるリミツトスイツチを使用しな
くとも、従来と同様の原点再決定を行なえるよう
にすることを目的とする。
動のバラツキのあるリミツトスイツチを使用しな
くとも、従来と同様の原点再決定を行なえるよう
にすることを目的とする。
そのため、この発明による工作機械の送り制御
装置は、可動部を駆動する可変速モータと、この
可変速モータの回転を制御する制御機構等とから
なる工作機械の送り制御装置において、前記可変
速モータ又は可動部に取り付けた位置検出器から
の信号に基づいて前記可動部の移動位置を検出し
て保持する移動位置検出手段と、工作機械の電源
が断たれた時の前記可動部の移動速度を検出して
保持する第1の記憶手段と、前記電源が断たれた
時の前記可動部の移動方向を検出して保持する第
2の記憶手段と、前記移動位置検出手段及び第
1、第2の記憶手段の各データと前記可動部固有
の惰走に関する時定数データとに基づいて、前記
可動部の停止位置を演算する演算手段と、この演
算手段によつて演算した前記可動部の停止位置デ
ータと予め定めた減速位置データとを比較して前
記可動部の停止位置に応じて前記可動部を原点位
置へ高速で戻すか低速で戻すかを決定する戻し速
度決定手段と、前記位置検出器からの信号と前記
停止位置データとに基づく前記可動部の原点を再
決定する原点再決定手段とを設けたことを特徴と
する。
装置は、可動部を駆動する可変速モータと、この
可変速モータの回転を制御する制御機構等とから
なる工作機械の送り制御装置において、前記可変
速モータ又は可動部に取り付けた位置検出器から
の信号に基づいて前記可動部の移動位置を検出し
て保持する移動位置検出手段と、工作機械の電源
が断たれた時の前記可動部の移動速度を検出して
保持する第1の記憶手段と、前記電源が断たれた
時の前記可動部の移動方向を検出して保持する第
2の記憶手段と、前記移動位置検出手段及び第
1、第2の記憶手段の各データと前記可動部固有
の惰走に関する時定数データとに基づいて、前記
可動部の停止位置を演算する演算手段と、この演
算手段によつて演算した前記可動部の停止位置デ
ータと予め定めた減速位置データとを比較して前
記可動部の停止位置に応じて前記可動部を原点位
置へ高速で戻すか低速で戻すかを決定する戻し速
度決定手段と、前記位置検出器からの信号と前記
停止位置データとに基づく前記可動部の原点を再
決定する原点再決定手段とを設けたことを特徴と
する。
以下、この発明の実施例を図面の第2図以降を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
第2図は、この発明の一実施例を示すブロツク
図である。
図である。
なお、同図において、第1図と対応する部分に
は同一符号を付してその部分の説明を省略する。
は同一符号を付してその部分の説明を省略する。
同図において、工作機構の電源遮断時にバツク
アツプ電源25によつてバツクアツプされる移動
位置検出回路21は、前述した位置レジスタ13
の機能のうち、パルス発生回路11へ停止信号を
出力する機能を除いた機能を有し、工作機械の電
源が断たれた時のスライドテーブル1の移動位置
を示す位置データP0を保持し続ける。
アツプ電源25によつてバツクアツプされる移動
位置検出回路21は、前述した位置レジスタ13
の機能のうち、パルス発生回路11へ停止信号を
出力する機能を除いた機能を有し、工作機械の電
源が断たれた時のスライドテーブル1の移動位置
を示す位置データP0を保持し続ける。
なお、この移動位置検出回路21の保持データ
は、後述する演算装置23からの指令でクリアさ
れる。
は、後述する演算装置23からの指令でクリアさ
れる。
第1、第2の記憶手段の作用を兼ねる速度レジ
スタ22は、例えば速度検出器8を構成するタコ
ジエネレータの発生電源を図示しないA/D変換
器によつてデジタル信号に変換することによつて
得た電源遮断時のスライドテーブル1の移動方向
及び速度を示す速度データυ0をやはりバツクアツ
プ電源25の作用によつて保持し続ける。
スタ22は、例えば速度検出器8を構成するタコ
ジエネレータの発生電源を図示しないA/D変換
器によつてデジタル信号に変換することによつて
得た電源遮断時のスライドテーブル1の移動方向
及び速度を示す速度データυ0をやはりバツクアツ
プ電源25の作用によつて保持し続ける。
なお、タコジエネレータは直流モータ4の回転
方向に応じて極性の異なる電圧を発生するから、
速度データυ0は直流モータ4の回転方向、すなわ
ちスライドテーブル1の移動方向に応じて正の場
合と、負の場合があり、この正又は負の符号が移
動方向データとなる。
方向に応じて極性の異なる電圧を発生するから、
速度データυ0は直流モータ4の回転方向、すなわ
ちスライドテーブル1の移動方向に応じて正の場
合と、負の場合があり、この正又は負の符号が移
動方向データとなる。
また、この速度レジスタ22の保持データも後
述する演算装置23からの指令でクリアされる。
述する演算装置23からの指令でクリアされる。
原点再決定手段の作用もなす演算装置23は、
機械の電源回復後、移動位置検出回路21及び速
度レジスタ22から位置データP0及び速度デー
タυ0を読み込んで、その読み込んだ位置データP0
及び速度データυ0と記憶装置24に予め書き込ん
である後述するスライドテーブル1の惰走に関す
る時定数データTとに基づいて、スライドテーブ
ル1の停止位置PXを演算すると共に、この停止
位置データPXと、やはり記憶装置24に予め書
き込んである減速位置データPYと、後述するよ
うにして直流モータ4を回転させた時にパルスジ
エネレータ9から出力されるパルス信号及び一回
転信号とに基づいて後述するようなスライドテー
ブル1の原点再決定を行なう。
機械の電源回復後、移動位置検出回路21及び速
度レジスタ22から位置データP0及び速度デー
タυ0を読み込んで、その読み込んだ位置データP0
及び速度データυ0と記憶装置24に予め書き込ん
である後述するスライドテーブル1の惰走に関す
る時定数データTとに基づいて、スライドテーブ
ル1の停止位置PXを演算すると共に、この停止
位置データPXと、やはり記憶装置24に予め書
き込んである減速位置データPYと、後述するよ
うにして直流モータ4を回転させた時にパルスジ
エネレータ9から出力されるパルス信号及び一回
転信号とに基づいて後述するようなスライドテー
ブル1の原点再決定を行なう。
なお、記憶装置24を構成するレジスタは、や
はりバツクアツプ電源25によつてバツクアツプ
され、又バツクアツプ電源25は、工作機械の稼
動中に電源が断たれた時に有効となる。
はりバツクアツプ電源25によつてバツクアツプ
され、又バツクアツプ電源25は、工作機械の稼
動中に電源が断たれた時に有効となる。
次に、この演算装置23の演算処理内容を第3
図以降をも参照して詳述する。
図以降をも参照して詳述する。
先ず、スライドテーブル1固有の惰走に関する
時定数データTは、次のように設定する。
時定数データTは、次のように設定する。
第2図の直流モータ4まわりは、第3図に示す
ようになつており、機械の電源が入つている時の
パワーアンプ16の出力は、電源オンによつて閉
じている常開接点26を介して直流モータ4(2
7は電機子抵抗)に印加され、電源が断たれる
と、電源オンによつて開いていた常丙接点28が
閉じるため、ダイナミツクブレーキ用の抵抗29
が直流モータ4に接続されてブレーキがかかり始
める。
ようになつており、機械の電源が入つている時の
パワーアンプ16の出力は、電源オンによつて閉
じている常開接点26を介して直流モータ4(2
7は電機子抵抗)に印加され、電源が断たれる
と、電源オンによつて開いていた常丙接点28が
閉じるため、ダイナミツクブレーキ用の抵抗29
が直流モータ4に接続されてブレーキがかかり始
める。
ところが、電源が遮断された時点から閉じてい
た常開接点26が開き、開いていた常閉接点28
が閉じるまで時間がかかるため、ダイナミツクブ
レーキがかかる時点は電源遮断時より若干遅れ
る。
た常開接点26が開き、開いていた常閉接点28
が閉じるまで時間がかかるため、ダイナミツクブ
レーキがかかる時点は電源遮断時より若干遅れ
る。
そのため、スライドテーブル1の速度υは、第
4図に示すように電源遮断時点を基準にすると、
ダイナミツクブレーキが作動するまでの時間TD
の間は略一定であり、それ以降は υ=υ0exp〔−t/TR〕なる減衰関数で減衰して
いく。
4図に示すように電源遮断時点を基準にすると、
ダイナミツクブレーキが作動するまでの時間TD
の間は略一定であり、それ以降は υ=υ0exp〔−t/TR〕なる減衰関数で減衰して
いく。
すなわち、
υ=υ0(0≦t≦TD)
υ0exp〔−t/TR〕(TD<t)
となる。
但し、減衰時定数TRは、直流モータ4のモー
タイナーシヤをGD2 M〔Kg・m2〕、モータ軸換算の
負荷イナーシヤをGD2 L〔Kg・m2〕、ダイナミツクブ
レーキ用抵抗29の抵抗値をRD〔Ω〕、直流モー
タ4の電機子抵抗27の抵抗値をRA〔Ω〕、直流
モータ4の誘起電圧定数をKV〔V/rpm〕、直流
モータ4のトルク定数をKT〔Kg・m/A〕とする
と、 (GD2 M+GD2 L)(RD+RA)/3725KV・KT〔sec〕 となる。
タイナーシヤをGD2 M〔Kg・m2〕、モータ軸換算の
負荷イナーシヤをGD2 L〔Kg・m2〕、ダイナミツクブ
レーキ用抵抗29の抵抗値をRD〔Ω〕、直流モー
タ4の電機子抵抗27の抵抗値をRA〔Ω〕、直流
モータ4の誘起電圧定数をKV〔V/rpm〕、直流
モータ4のトルク定数をKT〔Kg・m/A〕とする
と、 (GD2 M+GD2 L)(RD+RA)/3725KV・KT〔sec〕 となる。
したがつて、スライドテーブル1の惰走距離L
は、 L=∫TD 0dt+∫∞ 0υ0exp〔−t/TR〕dt=
υ0TD+υ0TR=υ(TD+TR) となる。そして、この式におけるTD+TRなる値
は、直流モータ4及びそれに連結されるスライド
テーブル1が決まれば一定であり、この TD+TRがスライドテーブル1の惰走を関する
時定数データTとなる。
は、 L=∫TD 0dt+∫∞ 0υ0exp〔−t/TR〕dt=
υ0TD+υ0TR=υ(TD+TR) となる。そして、この式におけるTD+TRなる値
は、直流モータ4及びそれに連結されるスライド
テーブル1が決まれば一定であり、この TD+TRがスライドテーブル1の惰走を関する
時定数データTとなる。
そこで、第2図の演算装置23は、機械の電源
回復後、第5図のフロー図に示すSTEP1,2で
先ず移動位置検出回路21及び速度レジスタ22
から機械の電源遮断時のスライドテーブル1の位
置データP0及び速度データ(移動方向データを
含む)υ0を読み出す。
回復後、第5図のフロー図に示すSTEP1,2で
先ず移動位置検出回路21及び速度レジスタ22
から機械の電源遮断時のスライドテーブル1の位
置データP0及び速度データ(移動方向データを
含む)υ0を読み出す。
そして、STEP3でSTEP1,2で読み出した
位置データP0及び速度データυ0と記憶装置24に
書き込んである前述の時定数データT (T=TD+TR)とに基づいて、スライドテー
ブル1の停止位置Px=P0+υ0(TD+TR)を演算
する。
位置データP0及び速度データυ0と記憶装置24に
書き込んである前述の時定数データT (T=TD+TR)とに基づいて、スライドテー
ブル1の停止位置Px=P0+υ0(TD+TR)を演算
する。
次に、STEP4では、STEP3で演算した停止
位置データPXと、記憶装置24に書き込んであ
る減速位置データPYとを比較して、例えば第6
図に示すようにPX>PYなら高速移動指令を移動
位置設定器10に送つて、前述の制御機械17の
作用により、スライドテーブル1を停止位置PX
から高速戻しを行なわせる。
位置データPXと、記憶装置24に書き込んであ
る減速位置データPYとを比較して、例えば第6
図に示すようにPX>PYなら高速移動指令を移動
位置設定器10に送つて、前述の制御機械17の
作用により、スライドテーブル1を停止位置PX
から高速戻しを行なわせる。
なお、PX≦PYなら演算装置23は低速移動指
令を移動位置設定器10に送るものとし、移動位
置設定器10は、演算装置23から高速又は低速
移動指令が送られてきた場合、パルス発生回路1
1に予め定めた移動量データ(例えばスライドテ
ーブル1の移動範囲以上の値)と、高速又は低速
の速度データとを送る。したがつて、演算装置2
3は、可動部の停止位置データと、予め定めた減
速位置データとを比較して可動部の停止位置に応
じて前記可動部を原点位置へ高速で戻すか低速で
戻すかを決定する戻し速度決定手段ともなつてい
る。
令を移動位置設定器10に送るものとし、移動位
置設定器10は、演算装置23から高速又は低速
移動指令が送られてきた場合、パルス発生回路1
1に予め定めた移動量データ(例えばスライドテ
ーブル1の移動範囲以上の値)と、高速又は低速
の速度データとを送る。したがつて、演算装置2
3は、可動部の停止位置データと、予め定めた減
速位置データとを比較して可動部の停止位置に応
じて前記可動部を原点位置へ高速で戻すか低速で
戻すかを決定する戻し速度決定手段ともなつてい
る。
そして、STEP5では、例えば第6図に示す停
止位置PXから高速で動き始めたスライドテーブ
ル1の移動位置を、直量モータ4の回転によつて
パルスジエネレータ9から出力されるパルス信号
に基づいて監視し、スライドテーブル1の移動位
置が記憶装置24に書き込んである減速位置デー
タPYと一致した時点で、パルス発生回路11に
減速信号を送つて、そのパルス発生周期を長くさ
せ、それによつてスライドテーブル1の移動速度
を第6図に示すように落す。
止位置PXから高速で動き始めたスライドテーブ
ル1の移動位置を、直量モータ4の回転によつて
パルスジエネレータ9から出力されるパルス信号
に基づいて監視し、スライドテーブル1の移動位
置が記憶装置24に書き込んである減速位置デー
タPYと一致した時点で、パルス発生回路11に
減速信号を送つて、そのパルス発生周期を長くさ
せ、それによつてスライドテーブル1の移動速度
を第6図に示すように落す。
なお、STEP4でPX≦PYと判定されている場合
は、初めから低速で移動するため減速信号は送ら
れない。
は、初めから低速で移動するため減速信号は送ら
れない。
そして、STEP6で、スライドテーブル1の移
動位置をさらに監視し続け、スライドテーブル1
がSTEP3で演算した停止位置データPXから逆算
した原点位置O0(第6図参照)まで移動した後、
パルスジエネレータ9から最初に一回転信号が入
力された時点で、停止信号をパルス発生回路11
に送つて、そのパルス発生を停止させ、それによ
つてパルスジエネレータ9が一回転信号を出力し
た位置ON(第6図参照)でスライドテーブル1を
停止させる。
動位置をさらに監視し続け、スライドテーブル1
がSTEP3で演算した停止位置データPXから逆算
した原点位置O0(第6図参照)まで移動した後、
パルスジエネレータ9から最初に一回転信号が入
力された時点で、停止信号をパルス発生回路11
に送つて、そのパルス発生を停止させ、それによ
つてパルスジエネレータ9が一回転信号を出力し
た位置ON(第6図参照)でスライドテーブル1を
停止させる。
そして、停止信号をパルス発生回路11に送る
と同時に、位置レジスタ13のデータを、位置
ONを示すデータ(例えば「0」)に書き換えて、
原点の再決定を行なう(位置ONが新たな原点と
なる)。
と同時に、位置レジスタ13のデータを、位置
ONを示すデータ(例えば「0」)に書き換えて、
原点の再決定を行なう(位置ONが新たな原点と
なる)。
なお、STEP6において原点位置O0でスライド
テーブル1を停止させない理由は、スライドテー
ブル1が停止位置PXで停止している時に、パル
スジエネレータ9の回転円板が停止位置PXで一
回転信号を出力する位置で停止しているとは限ら
ないからである。
テーブル1を停止させない理由は、スライドテー
ブル1が停止位置PXで停止している時に、パル
スジエネレータ9の回転円板が停止位置PXで一
回転信号を出力する位置で停止しているとは限ら
ないからである。
そして、最後のSTEP7で移動位置検出回路2
1及び速度レジスタ22にデータクリア指令を送
つて、位置データP0及び速度データυ0をクリアし
て、処理を終了する。
1及び速度レジスタ22にデータクリア指令を送
つて、位置データP0及び速度データυ0をクリアし
て、処理を終了する。
なお、第2図の演算装置23は、図示しない外
部操作盤からの原点再決定指令によつて作動す
る。
部操作盤からの原点再決定指令によつて作動す
る。
また、演算装置23が演算する停止位置PXに
は計算誤差が含まれるが、この誤差がねじ送り機
構7のリードの半分未満であれば、前述の原点再
決時に吸収できる。
は計算誤差が含まれるが、この誤差がねじ送り機
構7のリードの半分未満であれば、前述の原点再
決時に吸収できる。
さらに、上記実施例において、停止レジスタ1
3が電源遮断時にバツクアツプされていれば、演
算装置23は位置レジスタ13から位置データ
P0を読み出しても良く、そのようにした場合、
移動位置検出回路21を省略できる。但し、その
場合、位置レジスタ13のデータはクリアする必
要はない。
3が電源遮断時にバツクアツプされていれば、演
算装置23は位置レジスタ13から位置データ
P0を読み出しても良く、そのようにした場合、
移動位置検出回路21を省略できる。但し、その
場合、位置レジスタ13のデータはクリアする必
要はない。
さらにまた、上記実施例では、速度レジスタ2
2に、移動速度を検出して保持する第1の記憶手
段の役目と、移動方向を検出して保持する第2の
記憶手段の役目とを持たせた例について述べた
が、両者を別々構成することもでき、その場合第
2の記憶手段は、速度検出器8の発生電圧の極性
を識別して、その識別結果を保持するようにして
構成したり、パルシジエネレータ9において発生
する互いに位相の異なるA相、B相のパルスのう
ち、何れのパルスが先に発生したかを識別するこ
とによつてスライドテーブル1の移動方向を検出
して保持するようにして構成したりすることが可
能である。
2に、移動速度を検出して保持する第1の記憶手
段の役目と、移動方向を検出して保持する第2の
記憶手段の役目とを持たせた例について述べた
が、両者を別々構成することもでき、その場合第
2の記憶手段は、速度検出器8の発生電圧の極性
を識別して、その識別結果を保持するようにして
構成したり、パルシジエネレータ9において発生
する互いに位相の異なるA相、B相のパルスのう
ち、何れのパルスが先に発生したかを識別するこ
とによつてスライドテーブル1の移動方向を検出
して保持するようにして構成したりすることが可
能である。
さらには、上記実施例における位置レジスタ1
3及び移動位置検出回路21は、直流モータ4に
取り付けたパルスジエネレータ9からのパルスに
基づいてスライドテーブル1の移動位置を検出す
るようになつているが、スライドテーブル1に取
り付けた位置検出器(リニアエンコーダ等)から
のパルスに基づいてスライドテーブル1の移動位
置を検出するようにしても良い。
3及び移動位置検出回路21は、直流モータ4に
取り付けたパルスジエネレータ9からのパルスに
基づいてスライドテーブル1の移動位置を検出す
るようになつているが、スライドテーブル1に取
り付けた位置検出器(リニアエンコーダ等)から
のパルスに基づいてスライドテーブル1の移動位
置を検出するようにしても良い。
ただし、スライドテーブル1にリニアエンコー
ダを取り付けた場合、上記実施例のような一回転
信号による補正をする必要がない。
ダを取り付けた場合、上記実施例のような一回転
信号による補正をする必要がない。
以上述べたように、この発明によれば従来の減
速用リミツトスイツチ及び原点リミツトスイツチ
を省略できるので、リミツトスイツチのメンテナ
ンス作業が不要になる。
速用リミツトスイツチ及び原点リミツトスイツチ
を省略できるので、リミツトスイツチのメンテナ
ンス作業が不要になる。
第1図は、従来の工作機械の送り制御装置の一
例を示すブロツク図、第2図は、この発明の一実
施例を示すブロツク図、第3図は、第2図の直流
モータまわりの詳細を示す回路図、第4図は、ス
ライドテーブル固有の惰走に関する時点数データ
の説明に供する線図、第5図は、第2図の演算装
置の処理内容を示すフロー図、第6図は、第5図
のSTEP4〜6の説明に供するスライドテーブル
の動作図である。 1……スライドテーブル(可動部)、4……直
流モータ(可変速モータ)、8……速度検出器、
9……パルスジエネレータ(位置検出器)、17
……制御機構、21……移動位置検出回路、22
……速度レジスタ(第1、第2の記憶手段)、2
3……演算装置(演算手段、原点再決定手段)、
24……記憶装置、25……バツクアツプ電源。
例を示すブロツク図、第2図は、この発明の一実
施例を示すブロツク図、第3図は、第2図の直流
モータまわりの詳細を示す回路図、第4図は、ス
ライドテーブル固有の惰走に関する時点数データ
の説明に供する線図、第5図は、第2図の演算装
置の処理内容を示すフロー図、第6図は、第5図
のSTEP4〜6の説明に供するスライドテーブル
の動作図である。 1……スライドテーブル(可動部)、4……直
流モータ(可変速モータ)、8……速度検出器、
9……パルスジエネレータ(位置検出器)、17
……制御機構、21……移動位置検出回路、22
……速度レジスタ(第1、第2の記憶手段)、2
3……演算装置(演算手段、原点再決定手段)、
24……記憶装置、25……バツクアツプ電源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 可動部を駆動する可変速モータと、この可変
速モータの回転を制御する制御機構等とからなる
工作機械の送り制御装置において、前記可変速モ
ータ又は可動部に取り付けた位置検出器からの信
号に基づいて前記可動部の移動位置を検出して保
持する移動位置検出手段と、工作機械の電源が断
された時の前記可動部の移動速度を検出して保持
する第1の記憶手段と、前記電源が断たれた時の
前記可動部の移動方向を検出して保持する第2の
記憶手段と、前記移動位置検出手段及び第1、第
2の記憶手段の各データと前記可動部固有の惰走
に関する時定数データとに基づいて、前記可動部
の停止位置を演算する演算手段と、この演算手段
によつて演算した前記可動部の停止位置データと
予め定めた減速位置データとを比較して前記可動
部の停止位置に応じて前記可動部を原点位置へ高
速で戻すか低速で戻すかを決定する戻し速度決定
手段と、前記位置検出器からの信号と前記停止位
置データとに基づいて前記可動部の原点を再決定
する原点再決定手段とを設けたことを特徴とする
工作機械の送り制御装置。 2 位置検出器が、回転角に比例した数のパルス
からなるパネル信号と一回転信号とを出力するロ
ータリ式のパルスジエネレータであり、原点再決
定手段が、前記停止位置データと減速位置データ
と前記パルスジエネレータからのパルス信号とに
基づいて、前記可動部を前記停止位置データから
逆算した原点位置まで移動させた後、前記パルス
ジエネレータから一回転信号が入力された時点で
前記可動部を停止して原点を再決定する手段であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
工作機械の送り制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23387582A JPS59124545A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 工作機械の送り制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23387582A JPS59124545A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 工作機械の送り制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59124545A JPS59124545A (ja) | 1984-07-18 |
JPH0369656B2 true JPH0369656B2 (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=16961931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23387582A Granted JPS59124545A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 工作機械の送り制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59124545A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1148606B1 (de) | 2000-01-28 | 2014-01-01 | Continental Automotive GmbH | Verfahren zur Detektierung des Informationsverlustes eines Mikroprozessors |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP23387582A patent/JPS59124545A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59124545A (ja) | 1984-07-18 |
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