JPH0369403A - 薬品包装システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は病院薬局等における薬品包装システムに関す
るものである。

［従来の技術］ 従来、個々の患者に投薬する目的で薬品を包装する病院
薬局等において、薬品の包装を自動化するために使用さ
れる機械装置としては、錠剤を１回服用分ずつ分包する
自動錠剤分包機がよく知られている。

すなわち、自動錠剤分包機は、多種類の錠剤を取り扱い
、いずれの種類の錠剤も、単独で、または数種類組み合
わせて、１回服用分ずつ分包できることを目的としてい
るため、１種類の錠剤を多数収容して１錠ずつ排出可能
となった錠剤フィーダを多数具え、かつ、いずれの錠剤
フィーダから排出された錠剤も分包できる単一の包装装
置を具え、しかも、これらが１台の機械装置として構成
されたものである。

そのため、このような自動錠剤分包機は、筐体の下部を
除く上方に、上下に間隔を隔てた複数段の棚を設置し、
各欄にそれぞれ複数個の錠剤フィーダを設置して、これ
によってできるだけ多数の錠剤フィーダを具える一方、
その下方に、すべての錠剤フィーダから排出された錠剤
を１箇所に集めるホッパが設置され、さらにその下方に
、ホッパによって集められた錠剤を１回服用分ずつ分包
する単一の包装装置が設置されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の自動錠剤分包機は、た
とえばある患者に、毎回必ず服用すべき薬品Ａと、その
時々の症状に応じて服用するが否かを毎回選択すべき薬
品Ｂとを処方する場合、それらは別々に、しがち各服用
口ごとに互いに隣り合って分包されることが好ましいこ
とがら、薬品Ａをその錠剤フィーダから１回分だけ排出
させ、それを分包したのち、薬品Ｂをその錠剤フィーダ
から１回分だけ排出させ、それを分包するという動作を
、必要な処方日数分繰り返さなければならない。

この動作は、薬品の取り出し回数が処方回数の２倍とな
り、１回に服用すべき薬品がすべて１回で取り出されて
１包中に分包される場合に比べて、処理に要する時間が
約２倍となるため、処理速度は約１／２となる。

このように、従来の自動錠剤分包機は、１回分の薬品で
あってしかも別々に分包すべき薬品については、それが
同一の薬品であってｌっの錠剤フィーダから同時に取り
出したのでは区別できない場合はもちろん、同一の薬品
であるがたとえば２つの錠剤フィーダにそれぞれ別々に
収容しである３ ため区別できる場合も、また、別々の薬品であるため当
然に別々の錠剤フィーダに収容しであるため区別できる
場合も、一方の薬品の取り出しが終了したのち、他方の
薬品の取り出しを行わなければならず、そのため、処理
速度は１回分の薬品の取り出し回数によって決まり、そ
れより短時間で処理することはできない等の問題点があ
った。

この発明は上記従来のもののもつ問題点を解決して、別
々に包装すべき薬品を同時に取り出して、短時間で処理
することのできる薬品包装システムを提供することを目
的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明は上記目的を達成するため、多種類の薬品を個
別に取り出し可能に収容した複数の薬品庫と、薬品を包
装する包装装置と、前記複数の薬品庫から取り出された
薬品を前記包装装置へ搬送する搬送装置とを具えたもの
である。

［作用コ この発明は上記手段を採用したことにより、別々の薬品
庫からは薬品を同時に取り出すことができ、そのため、
それらを同時に取り出して短時間で処理できることとな
る。

［実施例］ 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示し、１ａ、１ｂはおの
おの多種類の薬品を個別に取り出し可能に収容した薬品
庫、２は薬品を包装する包装装置、３は薬品庫１ａ、１
ｂから取り出された薬品を包装装置２へ搬送する搬送装
置である。

薬品庫１ａ　（ｌｂ）は、おのおの複数の錠剤フィーダ
４．４、・・・が着脱可能に並置される複数段の棚５．
５、・・・と、錠剤フィーダ４．４、・・・から排出さ
れた錠剤を下方へ案内する少なくとも１つの案内路６と
、案内路６の下端に設置されたホッパ７とを具え、錠剤
フィーダ４．４、・・・のいずれが作動しても、それか
ら排出された錠剤は、それに対応した案内路６を通って
ホッパ７に集められるようになっている。

包装装置２は、紙その他適宜の材料からなる長尺の包装
用シート８と、包装用シート８が二重に重ねられた状態
でそれを適宜の長さずつ区画して、錠剤を収容するのに
適した大きさの区画室１０．１０を形成する区画部材９
と、錠剤が投入された区画室１０．１０を密閉する密閉
部材１１とを具え、区画室１０．１０は密閉されると、
錠剤を必要量だけ収容した包装袋１２．１２を形成する
ようになっている。

搬送装置３は、薬品庫１ａ、ｌｂのホッパ７．７にそれ
ぞれ対応した受は取り位置１３ａ、１３ｂと、密閉部材
１１の手前における区画室１０．１０にそれぞれ対応し
た投入位置１４ａ、１４ｂとの間を移動するコンベヤ１
５を具え、コンベヤ１５には、その移動方向に沿って適
宜の間隔で薬品収容部１６．１６、・・・が形成されて
いる。

すなわち、互いに隣接した薬品収容部１６．１６、・・
・のピッチは、たとえば、薬品庫１ａ、１ｂのホッパ７
．７にそれぞれ対応した受は取り位置１３ａ、１３ｂの
間隔と同一に形成され、しかも、密閉部材１１の手前に
おける区画室１０．１０にそれぞれ対応した投入位置１
４ａ、１４ｂの間隔とも同一に形成されている。

そして、これらの薬品庫１ａ、１ｂ、包装装置２および
搬送装置３は、すべてシステムコントローラ１７によっ
て制御されるように構成されている。

つぎに上記のものの作用について説明する。

一方の薬品庫１ａに収容された任意の薬品Ａと、他方の
薬品庫１ｂに収容された任意の薬品Ｂとを、１回分の処
方にしたがってそれぞれ別々に包装する場合、システム
コントローラ１７はまず、薬品庫１ａの該当する錠剤フ
ィーダ４と、薬品庫１ｂの該当する錠剤フィーダ４とを
同時に作動させて、薬品Ａ、Ｂをそれぞれ最初の１包分
に必要な錠数ずつ排出させる。

すると、この錠剤Ａ、Ｂはそれぞれ薬品庫１ａ、ｌｂの
案内路６．６を通ってホッパ７．７に集められたうえ、
それに対応した受は取り位置１３ａ、１３ｂにあるコン
ベヤ１５の薬品収容部１６（１１，１６（２＋にそれぞ
れほぼ同時に収容される。

これを受けて、システムコントローラ１７はコンベヤ１
５を作動させて、薬品収容部１６　ｉｌｌ、１６（２）
を前進させる。

つぎに、システムコントローラ１７は、薬品庫１ａ、１
ｂの前記錠剤フィーダ４．４を再び同時に作動させて、
薬品Ａ−Ｂをそれぞれっぎの１包分に必要な錠数ずっ排
出させる。

すると、この錠剤Ａ、Ｂはそれぞれ薬品庫１ａ、１ｂの
案内路６．６を通ってホッパ７．７に集められたうえ、
それに対応した受は取り位置１３ａ、１３ｂにあるコン
ベヤ１５のっぎの薬品収容部１６（３）、１６（切にそ
れぞれほぼ同時に収容される。

これを受けて、システムコントローラ１７はコンベヤ１
５を再び作動させて、薬品収容部１６ｆ３１．１６　［
４１を前進させる。

すると、薬品収容部１６　（３１，１６（４）より前方
にある薬品収容部１６　（１）、１６Ｆ２＋も同時に前
進する。

このようにして、薬品Ａ、Ｂはそれぞれ１色分ずつつぎ
つぎに薬品収容部１６．１６に収容されて、前進するこ
ととなる。

薬品Ａ−Ｂが必要な包数分すべて薬品収容部１６．１６
に収容され終わる前に、最前方にある薬品収容部１６（
１１，１６ｆ２）が、包装装置２の密閉部材１１の手前
における区画室１０．１０に対応した投入位置１４ａ、
１４ｂにそれぞれ到達した場合は、システムコントロー
ラ１７は包装装置２を作動させて、その薬品収容部１６
（１１，１６（２＋に収容された薬品Ａ、Ｂを、区画部
材９によって形成された包装用シート８の区画室１０　
（１１，１１２＋にそれぞれ投入させたうえ、密閉部材
１１によってその区画室１０　Ｆｌｌ、　１０　ｆ２＋
を密閉させて、包装袋１２ｆｌｌ、１２　＋２１をそれ
ぞれ形成する。

つぎに、コンベヤ１５の作動により２回目の薬品収容部
１６（３１，１６（４１が投入位置１４ａ、１４ｂにそ
れぞれ到達したら、システムコントローラ１７は包装装
置２を再び作動させて、その薬品収容部１６　（３１，
１６（４Ｊに収容された薬品Ａ、Ｂをっぎの区画室１０
（３）、１０（４）にそれぞれ投入させたうえ、密閉部
材１１によってその区画室１０Ｆ３１゜１０（４１を密
閉させて、包装袋１　］３１．１２（４１をそれぞれ形
成する。

このようにして、薬品Ａ、Ｈの必要な包数分すべてが包
装装置２によって、区画室１０．１０に順次密閉され、
包装袋１２．１２として形成されることとなる。

また、薬品Ａ、Ｂが必要な包数分すべて薬品収容部１６
．１６に収容され終わったとき、最前方にある薬品収容
部１６（１）、　１６（２１が、包装装置２の密閉部材
１１の手前における区画室１０．１０に対応した投入位
置１４ａ、１４ｂまでそれぞれ到達していない場合は、
っぎの薬品Ｃの包装を急がない限り、システムコントロ
ーラ１７は搬送装置３を作動させて、最前方にある薬品
収容部１６（１）、１６　（２１が投入位置１４ａ、１
４ｂにそれぞれ到達するまで、コンベヤ１５を連続送り
させる。

そのうえで、システムコントローラ１７は、最前方にあ
る薬品収容部１６［１］、１６　（２１に収容された薬
品Ａ、Ｂからはじめて、薬品Ａ、Ｂの必要な包数分すべ
てを、包装装置２によって区画室１０．１０に順次密閉
して、包装袋１２．１２を形成させることとなる。

なお、上記実施例では薬品庫１ａ、１ｂを２つ設けたた
め、これに対応して、包装装置２が区画室１０および包
装袋１２をそれぞれ２つずつ形成するとともに、搬送装
置３が薬剤収容部１６の２つ分のピッチで搬送するよう
に構成したが、これに限定するものでなく、薬品庫１ａ
、１ｂが２つ設けられていても、そのうち１つしか使用
しない場合は、包装装置２が区画室１０および包装袋１
２をそれぞれ１つずつ形成するとともに、搬送装Ｎ３が
薬剤収容部１６の１つ分のピッチで搬送するように作動
させることができ、また、薬品庫１は３つ以上設けても
よく、その場合も、薬品庫１の設置数を最大としてその
範囲内で、包装装置２は区画室１０および包装袋１２を
それぞれ任意数ずつ形成するとともに、搬送装置３は薬
剤収容部１６の任意数分のピッチで搬送するように作動
させることができる。

また、上記実施例では薬品庫１ａ’（ｌｂ）に、おのお
の複数の錠剤フィーダ４．４、・・・が着脱可能に並置
される複数段の棚５．５、・・・を設けたが、これらの
棚５．５、・・・の設置方法としては、たとえば、すべ
ての棚５．５、・・・を左右に延びた固定式のものとし
てもよいし、または、左右に延びた棚５．５、・・・を
前後に２列設け、後列の棚５．５、・・・は固定式のも
のとする一方、前列の棚５．５、・・・は左右の長さを
後列のものの約１／２にして左右に移動できるようにし
てもよく、あるいは、前後に延びた棚５．５、・・・を
引き出し式に手前に引き出せるようにしてもよいし、ま
たは、前後に延びた棚５．５、・・・を移動棚式に左右
に移動できるようにしでもよく、引き出し式の場合も移
動棚式の場合も、前後に延びた棚５．５、・・・は最低
１列で構成できるが、好ましくは左右に複数列設け、こ
れらを１列ずつ、または２列ずつ、手前に引き出したり
、左右に移動させたりするように構成し、これらの個々
の引出体または移動棚を、それぞれ薬品庫として構成す
ることができる。

また、上記実施例では薬品庫１ａ　（ｌｂ）に、錠剤フ
ィーダ４．４、・・・から排出された錠剤を下方へ案内
する少なくとも１つの案内路６と、案内路６の下端に設
置されたホッパ７とを設けたが、これらの案内路６およ
びホッパ７の設置方法としては、たとえば、棚５．５、
・・・の長さ方向に沿って案内路６を複数に分割しても
よいし、棚５．５、・・・を２列以上設ける場合はその
１列ごと、または２列ごとにそれぞれ別々の案内ｌｉ！
８６を設けることが好ましく、また、このようにしてそ
れぞれ別々の案内路６を設けた場合、それらに共通した
単一のホッパ７を設けることができるし、各案内路６ご
とに独立したホッパ７をそれぞれ設けることもでき、棚
５．５、・・・が引き出し式または移動棚式の場合、各
引出体または各移動棚ごとにホッパ７をそれぞれ設ける
ことが好ましく、さらに、案内路６は、錠剤をただ早番
こ落下させるシェードに限らず、適宜の搬送手段を具え
たものでもよく、また、上記いずれの場合も、案内路６
の下端開口が必要な大きさに形成されていれば、その下
端にさらにホッパ７を設置することは不要である。

また、上記実施例では包装装置２に、紙その他適宜の材
料からなる長尺の包装用シート８と、包装用シート８が
二重に重ねられた状態でそれを適宜の長さずつ区画して
、錠剤を収容するのに適した大きさの区画室１０．１０
を形成する区画部材９と、錠剤が投入された区画室１０
．１０を密閉する密閉部材１１とを設け、区画室１０．
１０が密閉されると、錠剤を必要量だけ収容した包装袋
１２．１２が形成されるように構成したが、これに限定
するものでなく、たとえば、プリスタパックその他適宜
の容器に薬品を収容して密閉するようにしてもよい。

また、上記実施例では搬送装置３に、薬品庫１ａ、１ｂ
のホッパ７．７にそれぞれ対応した受は取り位置１３ａ
、１３ｂと、密閉部材１１の手前における区画室１０．
１０にそれぞれ対応した投入位置１４ａ、１４ｂとの間
を移動するコンベヤ１５を設けたが、これに限定するも
のでなく、たとえば、薬品庫１ａ、１ｂのホッパ７．７
にそれぞれ対応した受は取り位置１３ａ、１３ｂを移動
路に含むコンベヤ１５（１１と、密閉部材１１の手前に
おける区画室１Ｏ１１０にそれぞれ対応した投入位置１
４ａ、１４ｂを移動路に含むコンベヤ１５（２）とを別
個に＃ｌ或して、前者から後者へ直接、または他のコン
ベヤ１５（３１等を介して、薬品を移し替えるようにし
てもよく、また、１台のコンベヤ１５の場合も複数台の
コンベヤ１５（ＩＬ　１５（２１（，１５ｆ３１　）の
場合も、必要に応じて、受は取り位置１３ａ、１３ｂよ
りも投入位置１４ａ、１４ｂが高くなるように、その中
間に適宜の上り勾配または上昇部を設けることができる
。

また、上記実施例では搬送装置３のコンベヤ１５に、そ
の移動方向に沿って適宜の間隔で薬品収容部１６．１６
、・・・を形成したが、これらの薬品収容部１６．１６
、・・・としては、たとえば、周囲に仕切壁があって上
面が開口した凹所状のものや、または、受は取り位置１
３ａ、１３ｂおよび投入位置１４ａ、１４ｂ以外では上
面が蓋で覆われるようになった中空状のものや、その他
適宜の形状のものとすることができる。

また、システムコントローラ１７は、薬品庫１ａ、１ｂ
、包装装置２および搬送装置３に設けた各部のセンサと
組み合わされて、それらを所定の動作手順にしたがって
作動させるコンピュータ制御方式のものが好ましい。

さらに、上記実施例では薬品として錠剤を例示したが、
これに限定するものでなく、その他この発明は上記実施
例の種々の変更、修正が可能であることはいうまでもな
い。

［発明の効果］ この発明は上記のように構成したので、別々の薬品庫か
らは薬品を同時に取り出すことができるため、別々に包
装すべき薬品は別々の薬品庫に収容しておくだけで、そ
れらを同時に取り出して短時間で処理することができ、
そのため、たとえばある患者に、毎回必ず服用すべき薬
品Ａと、その時々の症状に応じて服用するか否かを毎回
選択すべき薬品Ｂとを処方する場合、それらを別々の薬
品庫から同時に取り出すことによって、１回で同時に処
理することができることをはじめ、任意の複数色分の薬
品取り出し動作を同時に行って、それらの包装処理をき
わめて短時間で終えることができる等のすぐれた効果を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。 １ａ、１ｂ・・・薬品庫　　２・・・包装装置３・・・
搬送装置　　　　　４・・・錠剤フィーダ５・・・棚　
　　　　　　　６・・・案内路７・・・ホッパ　　　　
　　８・・・包装用シート９・・・区画部材　　　　　
１０・・・区画室１１・・・密閉部材　　　　１２・・
・包装袋１３ａ、１３ｂ・・・受は取り位置 １４ａ、１４ｂ・・・投入位置 １５・・・コンベヤ　　　　１６・・・薬品収容部１７
・・・システムコントローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　多種類の薬品を個別に取り出し可能に収容した複数
   の薬品庫と、薬品を包装する包装装置と、前記複数の薬
   品庫から取り出された薬品を前記包装装置へ搬送する搬
   送装置とを具えていることを特徴とする薬品包装システ
   ム。