JP3506462B2 - 自動錠剤分包装置 - Google Patents

自動錠剤分包装置

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JP3506462B2 JP17586093A JP17586093A JP3506462B2 JP 3506462 B2 JP3506462 B2 JP 3506462B2 JP 17586093 A JP17586093 A JP 17586093A JP 17586093 A JP17586093 A JP 17586093A JP 3506462 B2 JP3506462 B2 JP 3506462B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動錠剤分包装置に係
り、特に所望の種類の錠剤を各服用回分ずつブリスター
パックに分包する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に従来のこの種の包装装置は、2つ
折りされた長尺の分包シートを2つ折り部を底にして水
平方向に間欠移送しながら、まず縦シールを施して移送
方向に相前後した縦シール間に区画室を形成し、続いて
この区画室に所望の錠剤を投入し、その後区画室の上部
に横シールを施して前記錠剤を区画室内に封入するよう
になっていて、たとえば1日4回7日分の錠剤は、分包
シートの長手方向に連続した28個の区画室にそれぞれ
分包している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものは、1日4回7日分28個の区画室が連
続していて区切られていないため、たとえば1日に朝食
後、昼食後、夕食後、就寝前の計4回服用するうち就寝
前だけは他の3回と異なった種類の錠剤を服用するよう
な場合には、1日4回服用するつもりで実際は3回しか
服用しなかったりすることが1日でもあると、その後は
ずっと、食後に服用すべき錠剤と就寝前に服用すべき錠
剤とを取り違えたままそれに気付かずに服用し続けるお
それがあり、また従来は、分包シートの間欠移送1サイ
クル当り区画室が1室形成されるのにともなって錠剤を
封入した分包袋が1個だけ形成されるため、分包シート
の間欠移送サイクルを上回る包装速度は得られず、1日
4回7日分28個全部の区画室に錠剤を分包するのに要
する時間は、分包シートの間欠移送サイクルの28サイ
クル分、すなわち1個の区画室に錠剤を分包する所要時
間の28倍かかってしまうという問題点があった。
【0004】上記した従来の装置の問題点を解決するた
め、本件出願人は先に1日分の区画室を容易に区別し
て、しかも包装速度の高速化を図ることができる錠剤分
包機として実願昭62−117383号(実開昭64−
23402号)を出願した。而してこの装置では2枚の
長尺の分包シートを使用して、これを下向きに間欠移送
しながら両シートを貼り合わせ、両シートの移送方向と
直交する方向に沿って1日当りの服用回数に相当する個
数の区画室を1組として形成すると共にこの区画室に必
要な各種錠剤を分包するようにしている。
【0005】従って前記先願の装置はかかる分包シート
の代りに、ブリスターパックを使用する場合には適用で
きない。このブリスターパックは、たとえば、図16に
示すように1列4個の錠剤収納用ホール1a〜1d(区
画室)が7列予め形成されたものを1シートとする合成
樹脂製の部材で、主としてヨーロッパ各国の病院におい
て広く使用されている。
【0006】本発明の目的は前述した従来の問題点を解
決すると共にかかるブリスターパックを分包材とするも
のにも適用できる自動錠剤分包装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動錠剤分包装置は、調剤すべく処方オー
ダーにより錠剤を供給する複数の錠剤収納器と、供給さ
れた錠剤を集溜するホッパーと、複数のブリスターパッ
クが貯蔵されているストッカーと、前記ストッカーから
前記ブリスターパックを順次搬送装置に供給する供給手
段と、複数の区画室を有し、錠剤を前記区画室毎に分割
する分割手段と、前記ブリスターパックに前記区画室か
ら一時に排出する排出手段と、錠剤収容済のブリスター
パックを監査および封緘する包装手段と、前記搬送装置
によりブリスターパックを搬送する搬送手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の装置は上記手段を採用したことにより
ブリスターパックを分包材とする場合に適用でき、この
ブリスターパックをでは区画室(錠剤収納部)が所定の
服用回数に相当する個数ずつ予め形成されているため、
1日分の区画室が容易に区別されると共に一時に包装さ
れるから、包装速度が高速化される。
【0009】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の自動錠剤分包装置の一実施例の全体構成
を示しており、1はスライドキャビネット、2はブリス
ターパック・ストッカー、3は操作パネル、4は包装
部、5はトレー排出部、6はトレーホルダーである。
【0010】スライドキャビネット1は、たとえば、図
2に示す如く、2台のフィーダ棚1a,1bを有し、各
フィーダ棚には複数段の棚11〜15が設けられてい
て、各棚に複数の錠剤収納器(ロータカセット)16が
収容される。
【0011】図3は図1の装置の制御システムの全体構
成を示し、21は制御ユニット、22および23はフィ
ーダ棚1a,1bのフィーダ制御部、24は包装部4内
の包装制御部、25は操作パネル、26はストッカー・
ユニットである。制御ユニット21は、操作卓から入力
される処方情報に基づき後述する各機器を制御して分包
動作を行う指令信号を発生する制御ボード21a、各機
器の駆動とタイミング信号の入出力を行うI/Oボード
21b、各機器への電源供給を行う電源部21cを有し
ている。
【0012】フィーダ制御部22,23はフィーダ制御
ボード22a,23aによって制御ユニット21からの
指令信号を受け、この指令信号により処方情報に基づき
各フィーダ棚の錠剤収納器の制御を行い、包装部4へ所
要な錠剤を供給する。
【0013】操作パネル3は上述した各制御の状態表示
や動作の起動を指示するためのオペレータとのインター
フェース部として機能するもので、またストッカー・ユ
ニット26はブリスターパック・ストッカー2内に設け
られ、錠剤を分包するブリスターパック(トレー)をス
トックしていて、包装部4へ順次ブリスターパックを供
給する。
【0014】包装制御部24は、トレー供給ユニット2
4a、トレー搬送ユニット24b、アップ/ダウンユニ
ット24cおよびスクレッパー・ユニット24dを有す
る。トレー供給ユニット24aは、ストッカー・ユニッ
ト26とトレー搬送ユニット24bとの間に配設されて
おり、ストッカー・ユニット26から供給されたブリス
ターパックをトレー搬送ユニット24bに積載する。ト
レー搬送ユニット24bは積載されたブリスターパック
をスクレッパー・ユニット24dによる錠剤投入位置へ
搬送する。スクレッパー・ユニット24dは前記フィー
ダ棚の各錠剤収納器から供給された所定種類の錠剤を搬
送コンベア上のブリスターパックに分包する。すべての
錠剤投入後にブリスターパックはトレー排出部5まで搬
送され、ここでアップ/ダウンユニット24cにより分
包済みブリスターパックをオペレータが手動にて移動
し、カバー掛け等の作業を行う。
【0015】図4はストッカー・ユニット26およびト
レー供給ユニット24aの一構成例を示す。ストッカー
・ユニット26はストック・コンベア26a、ストック
・コンベア反転起動スイッチ26b、ストック・コンベ
ア反転不可検出器26c、ストック・コンベア駆動検出
器26d、トレー通過検出器26eから成る。ストック
・コンベア26aはブリスターパックBPを載置する複
数のストック・アーム26fを有していて、たとえば、
時計方向に正転駆動され、ストックしているブリスター
パックBPをトレー供給ユニット24aに供給する。ス
イッチ26bはストック・コンベア26aを反転駆動す
るための起動および停止用のものである。ブリスターパ
ックBPをストック・アーム26fに載置する作業はス
トック・コンベア26aの前面からのみ可能なので、ブ
リスターパックBPを背面側のストック・アーム26f
に載置するために、ストック・コンベア26aを反転駆
動する必要があり、そのためにスイッチ26bが使用さ
れる。
【0016】ストック・コンベア反転不可検出器26c
は、ストック・コンベア26aを反転駆動しすぎると、
ブリスターパックBPがストック・アーム26fより落
下してしまうので、そのリミットを検出するためのもの
であり、この検出器の出力によって表示器26gを点灯
させ、ストック・コンベア26aの反転駆動を停止およ
び禁止する。
【0017】ストック・コンベア駆動検出器26dはブ
リスターパックBPをトレー供給ユニット24aへ供給
するために、ストック・コンベア26aの正転駆動時お
よび前記反転駆動時の駆動完了位置を検出する。またト
レー通過検出器26eは、ブリスターパックBPをトレ
ー供給ユニット24aへ供給するために、ストック・コ
ンベア26aを1ピッチずつ正転駆動するが、その際、
その供給位置へブリスターパックBPが通過したことを
検出する。
【0018】トレー供給ユニット24aは、トレー受け
アーム41、トレー受けアーム原点検出器42、トレー
受けアーム駆動検出器43、トレー検出器44、トレー
押えアーム45、トレー押えアーム原点検出器46、ト
レー押えアーム駆動検出器47から成る。
【0019】トレー受けアーム41はストック・コンベ
ア26aから供給されたブリスターパックBPを一旦受
けるもので、その定位置(ストック・コンベア26aか
らブリスターパックを受けられる位置)は検出器42に
よって検出される。またトレー受けアーム41上のブリ
スターパックBPを搬送コンベア48上に載置するため
に、トレー受けアーム41は正駆動されるが、その駆動
完了位置は検出器43によって検出される。
【0020】トレー検出器44はトレー受けアーム41
上にブリスターパックがあることを検出するもので、ト
レー通過検出器26eでブリスターパックBPの通過を
検出したにもかかわらず、ここで検出できない場合に
は、アラームを出す。トレー押えアーム45はトレー受
けアーム41上のブリスターパックBPを搬送コンベア
48上に載置する際に、ブリスターパックBPを押える
もので、その定位置(ストックコンベア26aからトレ
ー受けアーム41にブリスターパックを供給できる位
置)は検出器46によって検出され、またトレー押えア
ーム45の駆動完了位置は検出器47によって検出され
る。
【0021】次に搬送コンベア48は図5に示すよう
に、トレー供給ユニット24aから供給されたブリスタ
ーパックBPを錠剤投入位置やトレー排出部5へ搬送す
るが、これに関連して、トレー供給位置検出器48a、
トレー供給検出器48b、トレー始端検出器48c、錠
剤投入位置検出器48d,48eおよびトレー排出前検
出器48fが設けられている。検出器48aはストッカ
ーユニット24dから搬送コンベア48にブリスターパ
ックBPを供給される際の停止位置を検出し、検出器4
8bはその供給を検出し、この検出出力のオフの後で次
のブリスターパック供給の準備が可能となる。トレー始
端検出器48cは新しいブリスターパックBPがスクレ
ッパー・ユニット24dの前まで搬送されたことを検出
し、この検出出力が得られることにより処方の1日目の
錠剤投入準備が可能となる。検出器48d,48eはス
クレッパー・ユニット24dから搬送コンベア48上の
ブリスターパックBPに錠剤を投入する際の停止位置を
検出するものである。検出器48fはトレー排出部5へ
排出する直前のブリスターパックの有無を検出するもの
で、この検出器とトレー排出部5のトレー排出検出器5
aの双方とも検出出力を発生する場合はブリスターパッ
クの渋滞が発生しているとして搬送コンベア48の駆動
を禁止する。
【0022】トレー排出部5は錠剤の入ったブリスター
パックを搬送コンベア48から排出する部分で、排出さ
れたブリスターパックBPはオペレータが手動にて処理
するが、トレー排出検出器5aが検出出力を発生中は次
のブリスターパックを排出できないようになっている。
【0023】スクレッパー・ユニット24dは、たとえ
ば、図6および図7に示すように構成される。同図にお
いて、51はホッパー、52は第1のシャッター、53
は第2のシャッター、54はスクレッパー、55〜58
は分割機59の各区画室である。
【0024】前記スライドキャビネット1内のフィーダ
棚に載置された錠剤収納器16より、スライドキャビネ
ット内のダクト、シュートを経てホッパー51に、図示
していない上位の処方入力端末により入力された処方の
錠剤60が1回量ずつ集積される。
【0025】分割機59は、例えば、就寝前分の錠剤を
収容する区画室55、夕分の区画室56、昼分の区画室
57および朝分の区画室58を有し、区画室55がA位
置を原点、区画室58がD位置を終点とし、X方向へ各
区画毎に順次ホッパー51の下方に移動され、第1のシ
ャッター52の開閉によりホッパー51内に集積された
錠剤60を1回量ずつ夫々の区画室毎に受け取る。
【0026】任意の処方の1日量[分包1(最小)〜分
包4(最大)]の受取りを終了した分割機59において
は、連動する夫々の第2のシャッター53が開放し、連
動する夫々のスクレッパー54が第2のシャッター53
に同期して錠剤60を押出し、ブリスターパックBPの
各ホールへ受け渡す。
【0027】ブリスターパックBPは、たとえば、横方
向4ホール(1日量:分包1〜分包4)、縦方向7ホー
ル(列)(1日量〜7日量)計28ホールを有し、搬送
コンベア48により縦方向(図7矢印方向)へ各ホール
毎に順次分割機59の各対応する区画室の下方に移動さ
れ、前述のようにして1日量ずつ各ホールに錠剤が投入
される。
【0028】前記制御ユニット21に対する任意の処方
入力情報に基づいてブリスターパックBP1シートにつ
き1日分(最小)〜7日分(最大)を分割、分包し、7
日分以上の処方入力情報の場合は、必要に応じてブリス
ターパックBPを、2シート、3シート…と使用する。
【0029】また、錠剤1日量を、3ホールに分包1、
分包2、分包3として分包するような場合には、必要と
する区画室でのみ第1のシャッター52が開閉し、必要
としない区画室においてはホッパー51の下方での一時
停止をするが、第1のシャッター52の開閉動作は行わ
ず、次の動作へと移行させるようにする。
【0030】なお、スクレッパー・ユニット24dに関
連して下記の検出器が設けられる。52aはシャッター
原点検出器で、第1のシャッター52の定位置(シャッ
ターが閉じている状態)を検出し、その検出出力によっ
て第1のシャッター52の駆動を停止する。52bはシ
ャッター閉検出器で、第1のシャッター52が閉じたこ
とを検出し、その検出出力によって次のホールに対する
フィーダ制御を開始する。
【0031】54aは分割機原点検出器で分割機59の
定位置(フィーダ棚から分割機に錠剤を供給する位置)
を検出する。また54bは分割機駆動検出器で、前述し
たように分割機59を移動する際の駆動完了位置を検出
する。
【0032】次に、ブリスターパック排出位置のブリス
ターパックBPはオペレータが手動にてアップ/ダウン
・ユニット24cに移動し、ブリスターパックBPのカ
バーかけ等の作業を行う。ここで、61は起動スイッチ
で、オペレータがこのスイッチを操作してアップ/ダウ
ン・ユニット24cの上下動作の起動を行う。また62
は駆動完了検出器で、アップ/ダウン・ユニットの駆動
完了を検出する。
【0033】図8乃至図10は錠剤収納器16の一構成
例を示す。同図において、16aは断面角型の筺体、1
6bは蓋体、16cはホッパー部、16dはコーナー
部、16eは円筒部である。円筒部16eに連なる底板
16qには中央孔16sが形成されている。16gは回
転式整列台で、上面には錠剤攪拌用羽根16fが形成さ
れ、円筒部16eの内径に近似した外径のフランジ部1
6iには多数の切欠部16jが所定間隔毎に形成されて
おり、中央には上部回転軸16tが形成され、その下端
はフランジ部16iの下端より上方に位置している。1
6fは中央孔16sに挿通可能で、かつ下端に中央孔1
6sより大径の張出部16uを備えた下部回転軸で、回
転式整列台16gを底板16q上に載置し、張出部16
uが中央孔16sに下方から差し込んだ、その上端に上
部回転軸16tを固着することによって回転式整列台1
6gは底板16qに回転可能に取り付けられている。下
部回転軸16fは、たとえば、図示しないモータの駆動
軸に着脱可能に連続されるスプライン軸から構成されて
いる。
【0034】一方、筺体16aの下方側面には複数本の
スリット16kが穿設してあり、該スリット16k内に
挿入し得る舌片16lを一端に形成した仕切片16mが
螺子孔16nおよび止め螺子16oからなる締結具によ
って上下移動可能に取り付けてある。16pは錠剤排出
口であり、底板16qの一端に開口するとともに組付け
構造とすることによって取替交換可能となっている。1
6rは持ち運び用把手である。
【0035】上述した錠剤収納器16において、予め投
入する錠剤の寸法および形状に適合するように回転式整
列台16gの大きさ、フランジ部16iおよび切欠部1
6jの寸法、形状を定めると共に、仕切片16mを錠剤
幅に合わせて適当なスリット16kを選択して固定する
ことにより、該スリット16kより内方に突出する舌片
16lと、前記回転式整列台16gと、フランジ部16
iに設けた切欠部16jと底板16qとにより囲まれた
空間が錠剤1個分の保持空間を形成し、錠剤排出口16
pまで運搬することになる。ホッパー部16cより投入
された錠剤は円筒部16e内に順次落下する。
【0036】円筒部16e上に落下した錠剤は図10の
矢印の方向に回動しつつ、図9の回転式整列台16gと
円筒部16eの中間部に順次落下してフランジ部16i
に対して所定間隔を保持して設けた切欠部16j内に配
置し、錠剤排出口16pに運搬される。錠剤排出口16
pの上方には、仕切片16mより突出する舌片16lが
位置しているので、舌片16lを錠剤幅とする穴1個の
錠剤のみが、錠剤排出口16pの上部に到達し、その他
の錠剤の同時落下を防止する。
【0037】更に下部回転軸16fの回転駆動を継続す
れば、次段の切欠部16jに収納された錠剤の落下が行
われるので、希望する任意個数の錠剤が1個ずつ連続的
に落下する。
【0038】図11乃至図13はスライドキャビネット
1の一構成例を示す。同図において、1aは複数の錠剤
収納器1bを備えた錠剤収容部、1cは各錠剤収納器1
bから排出された錠剤をホッパー1dを介して分包する
包装部である。
【0039】錠剤収容部1aは夫々図示しないレールに
沿って前方へ引出し可能に構成された2個の引出体1f
を備えている。各引出体は、夫々複数の錠剤収納器1b
を載置する複数段の棚1gを左右に2列備え、その中間
に、当該引出体1fの全ての錠剤収納器1bから排出さ
れる錠剤を落下させる案内路1hが設けられている。
【0040】錠剤収納器1bは夫々収容する錠剤の大き
さや使用量に応じて適切な容量を選択できるように数種
類の高さのものが用意されていて、各棚1gの高さはそ
れに載置される錠剤収納器1bの高さに適合するように
任意に調整可能となっている。1iは両引出体1fの案
内路1hを落下する錠剤をホッパー1dに導くシュート
である。
【0041】上述したキャビネット1において、所要の
錠剤収納器1bを作動させると、その錠剤収納器1bか
ら錠剤が排出されて案内路1h、シュート1kおよびホ
ッパー1dを介して包装部1cに導入され、前述したよ
うにしてブリスターパックの各ホールに分包される。
【0042】図14および図15は前記スクレッパー・
ユニット24dの他の構成例を示す。同図において、6
1は前記錠剤収納器1bから排出される錠剤を1箇所に
集めるシュートで、シュート61の下端には排出部62
が設けられ、排出部62は、シュート61の下端まで落
下した錠剤を受取可能な受取板63と、受取板に沿って
実線で示す後退位置から鎖線で示す前進位置へ移動して
受取板63上の錠剤を押出す押出部材64と、押出部材
64の移動と連動して実線で示す閉鎖位置と、鎖線で示
す開放位置とを揺動する蓋板65とを備え、押出部材6
4の往復動および蓋板65の揺動は図示しない適宜の駆
動部材によって行われるようになっている。
【0043】66a〜66dは前記各区画室に対応して
配置されたホッパー、67は排出部62の下方でかつ該
ホッパーの上方に設けられた移載部で、移載部67は区
画室と同数の4個の収容室68a〜68dを備え、図示
しない適宜の駆動部材によって、各収容室68a〜68
dが排出部62に対応した受取位置に移動可能で、かつ
各区画室に対応した移載部67に移動可能となってい
る。各収容室68a〜68dは排出部62から排出され
る錠剤を受取可能な受取板69a〜69dと、各受取板
に沿って実線で示す後退位置から鎖線で示す前進位置へ
移動して各受取板上の錠剤を押出す押出部材70a〜7
0dと、各押出部材の移動と連動して実線で示す閉鎖位
置と鎖線で示す開放位置とを揺動する蓋板71a〜71
dとを備え、押出部材70a〜70dの往復動および蓋
板71a〜71dの揺動は図示しない適宜の駆動部材に
よって一時に行われるようになっている。
【0044】上述したスクレッパー・ユニットにおい
て、移載部67の収容室68aを排出部62の真下に位
置させた状態で、例えば、1日4回のうち「朝」に服用
すべき錠剤をシュート61から排出部62に集めて収容
室68aに収容し、次に移載部67を移動して収容室6
8bを排出部62の真下に位置させた状態で、「昼」に
服用すべき錠剤をシュート61から排出部62に集めて
収容室68bに収容し、次に移載部67を移動して収容
室68cを排出部62の真下に位置させた状態で、
「夕」に服用すべき錠剤をシュート61から排出部62
に集めて収容室68cに収容し、最後に移載部67を移
動して収容室68dを排出部62の真下に位置させた状
態で、「寝」に服用すべき錠剤をシュート61から排出
部62に集めて収容室68dに収容する。
【0045】このようにしたうえで、移載部67を各収
容室68a〜68dが各ホッパー66a〜66dに夫々
対応する位置に移動させて押出部材70a〜70dおよ
び蓋板71a〜71dを作動させると、各収容室内の錠
剤は各ホッパーを介して各区画室に一時に投入される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
リスターパックに適用可能な自動錠剤分包装置を実現で
き、ブリスターパックは1日当りの服用回数に相当する
ホールを、所定列備えているので、1日分のホール列を
容易に区別でき、服用の間違いを確実に防止できるばか
りでなく、錠剤の分配と同時に密閉包装する従来の分包
紙方式に対して、一部が開放されているブリスターパッ
クを使用しているので、監査時に誤調剤の修正が容易と
なる。しかも調剤すべき薬品が不足していた場合には補
充し、過剰の場合には取り除くことを監査時に行うこと
ができるので、キャビネットに収納されていない薬品に
関しても、特別の手段を設ける必要がない。更に従来の
軟質材の分包紙を使用すると、運搬用の薬袋を必要とす
るが、本発明では硬質材のブリスターパックを使用して
いるので、薬袋なしで運搬することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す概略図であ
る。
【図2】スライドキャビネットの構成例を示す概略図で
ある。
【図3】前記実施例の制御システムの全体構成を示すブ
ロック図である。
【図4】ストッカー・ユニットおよびトレー供給ユニッ
トの一構成例を示す略線図である。
【図5】包装部の概略構成図である。
【図6】スクレッパー・ユニットの概略構成を示す正面
図である。
【図7】図6のスクレッパー・ユニットの側面図であ
る。
【図8】錠剤収納器の一構成例を示す斜視図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】図8で、蓋体を取外した上面図である。
【図11】スライドキャビネットの一構成例を示す正面
図である。
【図12】図1のもので一部切欠した側面図である。
【図13】図11のものの平面図である。
【図14】包装部の一構成例を示す側面図である。
【図15】図14のものの縦断面図である。
【図16】ブリスターパックの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 スライドキャビネット 2 ブリスターパック・ストッカー 3 操作パネル 4 包装部 5 トレー排出部 16 錠剤収納器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 3/00 B65B 1/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調剤すべく処方オーダーにより錠剤を供給
    する複数の錠剤収納器と、供給された錠剤を集溜するホ
    ッパーと、複数のブリスターパックが貯蔵されているス
    トッカーと、前記ストッカーから前記ブリスターパック
    を順次搬送装置に供給する供給手段と、複数の区画室を
    有し、錠剤を前記区画室毎に分割する分割手段と、前記
    ブリスターパックに前記区画室から一時に排出する排出
    手段と、錠剤収容済のブリスターパックを監査および封
    緘する包装手段と、前記搬送装置によりブリスターパッ
    クを搬送する搬送手段と、前記搬送装置に後続して設け
    られ前記監査を手動にて処理可能なトレー排出部と、前
    記封緘を手動にて処理可能なスイッチ操作式のアップダ
    ウンユニットとを備え、前記トレー排出部にブリスター
    パックの有るうちは前記搬送装置から前記トレー排出部
    へ次のブリスターパックを排出できないようになってい
    ことを特徴とする自動錠剤分包装置。
  2. 【請求項2】前記ブリスターパックは1列4個のホール
    が7列並設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の自動錠剤分包装置。
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