JPH0368560A - N―アシル‐5‐ピラゾールカルボキサミド類およびこれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤 - Google Patents

N―アシル‐5‐ピラゾールカルボキサミド類およびこれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤

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JPH0368560A
JPH0368560A JP1205292A JP20529289A JPH0368560A JP H0368560 A JPH0368560 A JP H0368560A JP 1205292 A JP1205292 A JP 1205292A JP 20529289 A JP20529289 A JP 20529289A JP H0368560 A JPH0368560 A JP H0368560A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なN−アシル−5−ピラゾールカルボキサ
ミド類およびこれを有効成分とする殺虫、殺ダニ剤に関
する。
(従来の技術] 本願発明の化合物と類似の構造を有し、殺虫、殺ダニ活
性を有するものが、特開昭64−25763号公報、特
開平1−156964号公報等に記載されているが、本
願発明のN−アシル−5−ピラゾールカルボキサミド類
については全く記載されていない。
[発明が解決しようとする課題] 近年、殺虫剤の長年の使用により害虫に抵抗性が生じ、
従来の殺虫剤による防除が困難となっている。例えば代
表的殺虫剤である有機リン剤、カーバメート剤に対して
は広く抵抗性害虫が発生し防除が困難となっている。ま
た、近年注目されてきた合成ピレスロイド系殺虫剤に対
しても抵抗性の発達が報告されている。一方、有機リン
剤あるいはカーバメート剤のあるものは毒性が高く、ま
たあるものは残留性により生態系を乱すため、極めて憂
慮すべき状況となっている。従って、従来の殺虫剤に抵
抗性を示す害虫に対しても優れた防除効果を示し、しか
も低毒性かつ低残留性の新規な殺虫剤の開発が期待され
ている。
(課題を解決するための手段] 本発明者らは、かかる状況に対処すべく鋭意研究を行っ
た結果、優れた殺虫殺ダニ活性を有する新規なN−アシ
ル−5−ピラゾールカルボキサミド類を見出し、本発明
を完成するに至った。
すなわち本発明の要旨は、下記一般式(I)で表わされ
るN−アシル−5−ピラゾールカルボキサミド類及びこ
れを有効成分として含有する殺虫、殺ダニ剤に存する。
(上記式中、Rは水素原子、C1〜C4のアルキル基ま
たは03〜C6のシクロアルキル基を示し、Xは水素原
子、ハロゲン原子、C1〜C3のアルキル基またはCi
〜C3のアルコキシ基を示す。RとXは一緒になって を形成してもよく、R6は水素原子、メチル基またはエ
チル基を示す。
R2は水素原子、01〜C5のアルキル基、02〜C3
のアルケニル基、C1〜C3のハロアルキル基、C1〜
C3のアルコキシ基、C2〜C4のアルコキシアルキル
基、フェニル基またはベンジル基を示し、R3は水素原
子またはメチル基を示す。
R4およびR5はそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲ
ン原子、C1〜C5のアルキル基、03〜C5のアルケ
ニル基、C3〜C5のアルキニル基、C3〜C6のシク
ロアルキル基、C1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4
のアルキルチオ基、01〜C4のハロアルコキシ基、ト
リフルオロメチル基またはトリメチルシリル基を示す。
Aは−CH−または窒素原子を示し、Aが−CH−を示
す場合、R4およびR5の一方は であってもよい。
R7およびR8はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン
原子、01〜C3のアルキル基、01〜C3のアルコキ
シ基、cl−C3のアルキルチオ基、01〜C3のハロ
アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチ
ル基、C1〜C3のアルキルスルフィニル基またはC工
〜C3のアルキルスルホニル基を示し、Bは−CH−ま
たは窒素原子を示す。) 以下、本発明の詳細な説明する。
一般式(1)において、Rは水素原子;メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基
、イソブチル基、5ee−ブチル基、t−ブチル基等の
C1〜C4の直鎖または分岐鎖アルキル基;またはシク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等のC3〜C6のシクロアルキル基を示
し、好ましくは01〜C3のアルキル基である。
Xは水素原子;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基等のC1〜C3の直鎖または
分岐鎖アルキル基;またはメトキシ基、エトキシ基、n
−プロポキシ基、イソプロポキシ基等のC1〜C3の直
鎖または分岐鎖アルコキシ基を示し、好ましくは、水素
原子;フッ素原子、塩素原゛子、臭素原子等のハロゲン
原子:メチル基;エチル基またはメトキシ基である。ま
た、XはRと一緒になって を形成してもよい(但し、R6は水素原子、メチル基ま
たはエチル基である)。
R2は水素原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基
、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、5e
c−ブチル基、t−ブチル基、n−アミル基、イソアミ
ル基、t−ペンチル基、ネオペンチル基等のCi〜c5
の直鎖または分岐鎖アルコキシ基;ビニル基、アリル基
等のC2〜C3のアルケニル基;フルオロメチル基、ク
ロロメチル基、ブロモメチル基、l−クロロエチル基、
2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロ
プロピル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル
基、2,2.2− )リフルオロエチル等のC1〜C3
のハロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基、インプロポキシ基等の01〜C3のアルコキ
シ基;メトキシメチル基、エトキシメチル基、エトキシ
エチル基等の02〜C4のアルコキシアルキル基;フェ
ニル基またはベンジル基を示し、好ましくは、水素原子
、01〜C3のアルキル基、01〜C3のハロアルキル
基、C2〜C3のアルコキシアルキル基である。
R3は水素原子またはメチル基を示す。
R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子;フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン
原子;メチル基、エチル基、n、プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、5ee−ブチル
基、レブチル基、n−アミル基、イソアミル基、t−ペ
ンチル基、ネオペンチル基等のC工〜C5の直鎖または
分岐鎖アルキル基:アリル基、メタリル基、2−ブテニ
ル基等のC3〜C5のアルケニル基:プロパルギル基等
のC3〜C5のアルキニル基ニジクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の
C3〜C6のシクロアルキル基;メhキシ基、エトキシ
基、n−ブトキシ基、インブトキシ基、5ec−ブトキ
シ基、t−ブトキシ基等のC1〜C4の直鎖または分岐
鎖アルコキシ基;モノフルオロメトキシ基、ジフルオロ
メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2−フルオロエ
トキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2.2− )リ
フルオロエトキシ基、2.2.2− )リクロロエトキ
シ基、3−クロロプロポキシ基、3−ブロモプロポキシ
基、3,3.3−トリフルオロプロポキシ基、2,2,
3.3−テトラフルオロプロポキシ基、2,2,3,3
.3−ペンタフルオロプロポキシ基、2,2−ジクロロ
−3,3,3−)リフルオロプロポキシ基、1−トリフ
ルオロメチルエトキシ基、1,3−ジフルオ0.2−プ
ロポキシ基、1,1,1,3,3,3−へキサフルオロ
−2−プロポキシ基、3,3.3− )リクロロブロボ
キシ基、4−クロロブトキシ基、4,4.4−トリフル
オロブトキシ基、3,3,4,4.4−ペンタフルオロ
ブトキシ基、2,2,3,3,4.4−ヘキサフルオロ
ブトキシ基、2,2,3,4,4,4−へキサフルオロ
ブトキシ基、2,2,3,3,4,4.4−ヘプタフル
オロブトキシ基、1−トリフルオロメチルプロキシ基、
1,1,1,2.2−ペンタフルオロ−3−ブトキシ基
等のC1〜C4の直鎖または分岐鎖ハロアルコキシ基;
トリフルオロメチル基;トリメチルシリル基:またはメ
チルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソ
プロピルチオ基、n、ブチルチオ基、イソブチルチオ基
、5ec−ブチルチオ基、t−ブチルチオ基等のC1〜
C4の直鎖または分岐鎖アルキルチオ基を示す。Aは−
CH−または窒素原子を示し、Aが−CH−を示す場合
、R4、R5の一方はであってもよい。(但し、R7、
R8はそれぞれ独立し、て、水素原子;フッ素原子、塩
素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等の
C1〜C3の直鎖または分岐鎖アルキル基;メトキシ基
、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基等
のC1〜C3の直鎖または分岐鎖アルコキシ基:モノフ
ルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオ
ロメトキシ基、2.フルオロエトキシ基、2−クロロエ
トキシ基、2,2.2−トリフルオロエトキシ基、2,
2.2−トリクロロエトキシ基、3−クロロプロポキシ
基、3−ブロモプロポキシ基、3,3.3−トリフルオ
ロプロポキシ基、2,2,3.3−テトラフルオロプロ
ポキシ基、2.2,3,3.3−ペンタフルオロプロポ
キシ基、2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロ
プロポキシ基、1−トリフルオロメチルエトキシ基、1
,3−ジフルオロ−2−プロポキシ基、1,1,1,3
,3.3−へキサフルオロ−2−プロポキシ基、3.3
,3− )リクロロプロポキシ基等のC1〜C3の直鎖
または分岐鎖ハロアルコキシ基;メチルチオ基、エチル
チオ基、n−プロピルチオ基、イソプロピルチオ基等の
C1〜C3の直鎖または分岐鎖アルキルチオ基;メチル
スルフィニル基、エチルスルフィニル基、n−プロピル
スルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基等のC1
〜C3の直鎖または分岐鎖アルキルスルフィニル基;メ
チルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピル
スルホニル基、イソプロピルスルホニル基等のC1〜C
3の直鎖または分岐鎖アルキルスルホニル基;ニトロ基
;シアノ基またはトリフルオロメチル基を示し、Bは−
CH−または窒素原子を示す。) (1) 次に、本発明化合物の製法について述べる。
前記一般式(I)で表わされる本発明の化合物は、例え
ば下記反応式に従って製造することができる。
トンまたはメチルイソブチルケトン等のケトン類;クロ
ロホルム、トリクレンまたは塩化メチレン等のハロゲン
化炭化水素;酢酸メチルまたは酢酸エチル等のエステル
類;テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ジオキサン
、N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ンまたはジメチルスルホキシド等の極性溶媒中;または
無溶媒で、塩基の存在下または非存在下、0℃から使用
する溶媒の沸点まで、好ましくは40℃から使用する溶
媒の沸点までの温度範囲で行うことができる。塩基とし
ては、水素化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、ピリジンまたはトリエチルアミン
等が用いられる。
(上記反応式中、R1、R2、R3、R4、R5、Xお
よびAは前記一般式(I)中で定義した通りであり、Y
は塩素原子または臭素原子を示す。) 上記反応は、ベンゼン、トルエンまたはキシレン等の芳
香族炭化水素;アセトン、メチルエチルヶ(2) CH3 (1”/) CH3 (1) (上記反応式中、R1、R2、R3、R4、R5、Xお
よびAは前記一般式(I)中で定義した通りであり、2
は塩素原子、臭素原子または 1 0CR2 を示す] 上記反応はベンゼン、トルエンまたはキシレン等の芳香
族炭化水素;アセトン、メチルエチルケトンまたはメチ
ルイソブチルケトン等のケトン類;クロロホルム、トリ
クレンまたは塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素;酢
酸メチルまたは酢酸エチル等のエステル類;テトラヒド
ロフラン、アセトニトリル、ジオキサン、N、N−ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリドンまたはジメチ
ルスルホキシド等の極性溶媒中;または無溶媒で、塩基
の存在下または非存在下、0℃から使用する溶媒の沸点
まで、好ましくは40℃から使用する溶媒の沸点までの
温度範囲で、行うことができる。
塩基としては、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリ
ジンまたはトリエチルアミン等が用いられる。
また一般式(V)において2が 1 0CR2 を示す場合には、上記反応条件において、塩基の非存在
下、酸触媒を使用することにより一般式(I)の化合物
を得ることも可能である。酸触媒とじては、硫酸、リン
酸またはP−)ルエンスルホン酸等が用いられる。
なお、上記一般式(TI)で表わされる化合物は、例え
ば、Annalen der Chemie、Just
us Liebig’s、536,97(1938)、
上記一般式(IV)で表わされる化合物は、例えば、特
開昭64−25763号公報記載の方法に準じて各々製
造することができる。
(作用) 一般式(I)で示される化合物は下記の鞘翅目、鱗翅目
、半翅目、直翅目、双翅目等の昆虫及び植物または動物
に寄生するダニ目の卵、幼虫に著しい防除活性を有する
が勿論これらのみに限定されるものではない。
1半翅目 ; セジロウンカ、トビイロウンカ、ヒメト
ビウンカ等のウンカ類、ツマグ ロヨコバイ、オオヨコバイ等のヨコ バイ類、モモアカアブサムシ等のア ブラムシ類 2鱗翅目 ; ハスモンヨトウ、ニカメイチュウ、コブ
ノメイガ等 3鞘翅目 ; アズキゾウムシ等 4双翅目 ; イエバエ、ネッタイシマカ、アカイエカ
等 5ハダニ類; ナミハダニ ニセナミハダニ、ミカンハ
ダニ等 6マダニ類: オウシマダニ、カズキダニ等の動物寄生
ダニ 一般式(I)で示される本発明の化合物を殺虫剤あるい
は殺ダニ剤として使用する場合には単独で用いてもよい
が、通常は従来の農薬と同様に補助剤を用いて乳剤、粉
剤、水利剤、液剤などの形態に製剤し、そのまま、ある
いは希釈して使用する。
補助剤としては、殺虫剤の製剤に用いられる通常のもの
が用いられる。例えばタルク、カオリン、珪藻土、粘土
、デンプンなどの固形担体、水、シクロヘキサン、ベン
ゼン、キシレン、トルエン等の炭化水素類、クロロベン
ゼンのようなハロゲン化炭化水素類、エーテル類、ジメ
チルホルムアミド等のアミド類、ケトン類、アルコール
類、アセトニトリル等のニトリル類などの溶媒、その他
公知の乳化剤、分散剤などの界面活性剤があげられる。
また、所望によっては他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、
昆虫生育調整物質、植物生育調整物質などと混用または
併用することも可能である。
製剤された殺虫殺ダニ剤中の有効成分濃度は、特に限定
されるものではないが、通常、粉剤では0.5〜20重
量%、好ましくは1〜10重量%、水利剤は1〜90重
量%、好ましくは10〜80重量%、乳剤は1〜90重
量%、好ましくは10〜40重量%の有効成分を含有す
る。
上記一般式(I)で示される化合物を殺虫剤として使用
する場合、通常活性成分が5〜11000pp、好まし
くは10〜500ppmの濃度範囲で使用する。
〔実施例) 次に本発明化合物の製造例、製剤例及び試験例によって
本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を
越えない限り、以下の例に限定されるものではない。
実施例I N−アセチル−N−(4−n−ブチルベンジル)−4−
クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカル
ボキサミドの製造 N−(4−n−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エ
チル−1−メチル−5−ピラゾールカルボキサミド3.
34g、無水酢酸15m1、濃硫酸0.05m1の混合
物を110”Cで4時間加熱攪拌した。減圧下、濃縮し
た後、氷水に注ぎ、酢酸エチルエステルで抽出した。酢
酸エチルエステル層を炭酸ナトリウム水溶液、水、飽和
食塩水にて洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製し、下記表−1記載の化合物(No、24)
1.95gを得た。得られた化合物のNMR,IRを以
下に示す。
1H−NMR(CD01a )8ppm ; 0.90
(t、3H)、1.26(t、 3H)、1.1〜1.
7(m 、 4H)、2.39(s 、 3H)、2.
64(q 、 2H)、2.4〜2.7(m 、 2H
)、3.47(s、3H)、4.95(brs 、 2
H)、6.95(d、2H)、7.10(d、 2H)
IR(Liquid Film)cm−1;2932.
17o7.1686.1448.1367.1337.
1292.12o7.974実施例2 N−プロピオニル−N−(4−トリフルオロメチルベン
ジル)−3−シクロプロピル−1−メチル、5−ピラゾ
ールカルボキサミドの製造 3−シクロプロピル−1−メチル−5−ピラゾールカル
ボン酸クロリド0.63gとN−(4−トリフルオロメ
チルベンジル)プロピオンアミド0.65gのトリクレ
ン15m1溶液を20時間加熱還流した。冷却後、氷水
に注ぎクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を炭酸
ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水にて洗浄した。無水
硫酸ナトリリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、
下記表−1記載の化合物(NO,2)0.55gを得た
得られた化合物のNMR,IRを以下に示す。
1H−NMR(CDC13)δppm;0.53−1.
1(m、4H)、1.12(t、3H) 、 1.7〜
2.1(m、 IH)、2.56(q、2H)、3.8
9(s 。
3H)、5.06(s、 2H)、6.13(s、 L
H)、7.36(d、 2H)、7.63(d、 2H
)、 IR(Liquid Film)cm’;1686.1
665.1323.1185.1164.1123.1
066 実施例3 実施例1および2の方法に準じて、下記表−1記載の化
合物を得た。粘稠な液体として得たものについてそのH
−NMRを表−2に示す。
表−2 次に本発明化合物の製剤例を示す。なお、以下に「部」
、「%]とあるのは、それぞれ「重量部」、「重量%]
を意味する。
製剤例1:水和剤 表−1の本発明の化合物20部、カープレックス#80
(塩野義製薬社、商標名)20部、N、Nカオリンクレ
ー(上屋カオリン社、商標名)55部、高級アルコール
硫酸エステル系界面活性剤ソルボール8070(東邦化
学社、商標名)5部を配合し、均一に混合粉砕して、有
効成分40%を含有する水和剤を得た。
製剤例2:粉剤 表−1の本発明の化合物2部、クレー(日本タルク社製
)93部、ホワイトカーボン5部を均一に混合粉砕して
、2%粉剤を製造した。
製剤側3:乳剤 表−1の本発明の化合物20部を、キシレン35部およ
びジメチルホルムアミド30部からなる混合溶媒に溶解
させ、これにポリオキシエチレン系界面活性剤ソルボー
ル3005X(東邦化学社、商標名)15部を加えて、
有効成分20%を含有する乳剤を得た。
製剤側4:フロアブル剤 表−1の本発明化合物30部、あらかじめ混合しておい
たエチレングリコール8部、フルボールAC3032(
東邦化学社、商標名)5部、キサンタンガム0.1部を
水56.9部に良く混合分散させた。次にこのスラリー
状混合物を、ダイノミル(シンマルエンタープライゼス
社)で湿式粉砕して、有効成分30%を含有する安定な
フロアブル剤を得た。
試験側1 ナミハダニの成虫に対する効果 インゲン葉のリーフディスク(径2cm)に10頭のナ
ミハダニ雌成虫を放虫する。これに製剤側1の処法に従
って製剤された本発明化合物を水で所定濃度に希釈した
液5mlを、回転式散布塔(みずは理化製)を用いて散
布した。(1濃度、2反復。)処理24時間後に、幼虫
の生死を調査し、殺ダニ率(%)を求めた。その結果を
、表−3に示す。
試験側2 ナミハダニの卵に対する効果 インゲン葉のリーフディスク(径2cm)に5頭のナミ
ハダニ雌成虫を放虫する。放生後20時間リーフディス
クに産卵させ、その後雌成虫は除去した。
これに、製剤側1の処法に従って製剤された本発明化合
物を水で所定濃度に希釈した液5mlを回転式散布塔(
みずは理化製)を用い散布した。(1濃度、2反復) 処理56後に未ふ化卵数とふ化幼虫数を調査し、殺卵率
(%)を求めた。その結果を、下記表−3に示す。
表−3 試験側3 ナミハダニの成虫と卵に対する低濃度での効果化合物N
o、 6.8.10.11.22の5化合物について、
試験側1および2と同じ試験法で、濃度だけを表−4に
示す低濃度に変え、その効果を調査した。
結果を下記表、4に示す。
表−4 試験例4 トビイロウンカの幼虫に対する効果 ガラス円筒(径3cm、長さ17cm)に稲の芽出し苗
をセットし、トビイロウンカ4令幼虫を5頭放虫する。
これに、製剤例3の処法に従って製剤された本発明の化
合物を水で希釈した液0.5mlを、散布塔(みずは理
化製)を用い散布した。(1濃度、4反復。)処理24
時間後に、幼虫の生死を調査し、殺虫率(%)を求めた
。その結果を、下記表−5に示す。
試験例5 コナガの幼虫に対する効果 キャベツ功業(5X 5cm)を、製剤例1の処法に従
って製剤された本発明化合物を水で希釈した液に1分間
浸漬した。浸漬液風乾し、プラスチックカップ(径7c
m)に入れ、これにコナガの3令幼虫を5頭放虫した。
(1濃度、2反復。) 放生2日後に幼虫の生死を調査し、殺虫率(%)を求め
た。その結果を下記表−5に示す。
[発明の効果] 上記実施例からも明らかなように本発明化合物は優れた
殺虫、殺ダニ作用を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表わされるN−アシル−5
    −ピラゾールカルボキサミド類。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (上記式中、R^1は水素原子、C_1〜C_4のアル
    キル基またはC_3〜C_6のシクロアルキル基を示し
    、Xは水素原子、ハロゲン原子、C_1〜C_3のアル
    キル基またはC_1〜C_3のアルコキシ基を示す。R
    ^1とXは一緒になって ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ を形成してもよく、R^6は水素原子、メチル基または
    エチル基を示す。 R^2は水素原子、C_1〜C_5のアルキル基、C_
    2〜C_3のアルケニル基、C_1〜C_3のハロアル
    キル基、C_1〜C_3のアルコキシ基、C_2〜C_
    4のアルコキシアルキル基、フェニル基またはベンジル
    基を示し、R^3は水素原子またはメチル基を示す。 R^4およびR^5はそれぞれ独立して、水素原子、ハ
    ロゲン原子、C_1〜C_5のアルキル基、C_3〜C
    _5のアルケニル基、C_3〜C_5のアルキニル基、
    C_3〜C_6のシクロアルキル基、C_1〜C_4の
    アルコキシ基、C_1〜C_4のアルキルチオ基、C_
    1〜C_4のハロアルコキシ基、トリフルオロメチル基
    またはトリメチルシリル基を示す。Aは−CH−または
    窒素原子を示し、Aが−CH−を示す場合、R^4及び
    R^5の一方は ▲数式、化学式、表等があります▼ であってもよい。 R^7およびR^8はそれぞれ独立して、水素原子、ハ
    ロゲン原子、C_1〜C_3のアルキル基、C_1〜C
    _3のアルコキシ基、C_1〜C_3のアルキルチオ基
    、C_1〜C_3のハロアルコキシ基、ニトロ基、シア
    ノ基、トリフルオロメチル基、C_1〜C_3のアルキ
    ルスルフィニル基またはC_1〜C_3のアルキルスル
    ホニル基を示し、Bは−CH−または窒素原子を示す。 )
  2. (2)請求項1に記載の一般式( I )で表わされるN
    −アシル−5−ピラゾールカルボキサミド類を有効成分
    とする殺虫、殺ダニ剤。
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