JPH0368547A - フエニルアルキン酸エステル - Google Patents

フエニルアルキン酸エステル

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JPH0368547A
JPH0368547A JP1206024A JP20602489A JPH0368547A JP H0368547 A JPH0368547 A JP H0368547A JP 1206024 A JP1206024 A JP 1206024A JP 20602489 A JP20602489 A JP 20602489A JP H0368547 A JPH0368547 A JP H0368547A
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JP
Japan
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carbon atoms
atoms
group
atom
alkyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP1206024A
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English (en)
Inventor
Sadahiko Iguchi
井口 貞彦
Masanori Kawamura
川村 雅範
Tsumoru Miyamoto
宮本 積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ono Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Ono Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP1206024A priority Critical patent/JPH0368547A/ja
Publication of JPH0368547A publication Critical patent/JPH0368547A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り象圭り剋里発里 本発明はフェニルアルキン酸エステルに関する。
ざらに詳しくは、 )β1受容体遮断作用を有する、一般式(式中、すべて
の記号は、後記と同じ意味を表わす。) で示されるフェニルアルキン酸エステル、11〉それら
の製造方法および 1ii)それらを含有するβ1−アドレナリン受容体遮
断剤に関する。
及里二且旦 交換神経刺激に反応する組繊細胞の表面には、アドレナ
リン受容体があり、これにはαとβの2種類が存在する
。α受容体を介する反応は一般的に興奮反応であり、平
滑筋や血管の収縮を起こす。
一方、β1受容体刺激によってひき起こされる心臓の反
応は、心拍数、収縮力、自動性などの増加といった興奮
反応であり、β2受容体刺激は、気管平滑筋、腸管平滑
筋、子宮筋などの平滑筋の弛緩や血管の拡張を起こす。
従って、β1受容体のみを選択的に遮断すると、心臓に
対して抑制的に働き、例えば心拍数の減少、収縮力の減
弱、自動性の減退、心拍出量の減少などの生理的変化が
生じる。このような薬理作用により、β1受容体遮断剤
は、心筋自体の酸素消費量を極力低下させる必要がある
疾患、すなわち狭心症、心筋砂室、心不全あるいは高血
圧や不整脈等の治療に有用である。
[従来の技術] 前項の目的を達成するために、従来から多種多様のβ1
遮断剤が開発されている。その大部分は、3−アリール
オキシ−2−ヒドロキシプロピルアミンを基本骨格とし
て有する化合物群であり、すでにいくつかの化合物で実
用化されている。
また最近では、β1受容体に対する選択性の高い誘導体
や短時間作用型の誘導体の開発が盛んである。
従来の化合物はβ1受容体を遮断すると同時に、弱いな
がらもβ2受容体を遮断し、気道抵抗が増して気管支喘
息が生じることがあるからである。
また短時間作用型であることは、効果のコントロールが
容易であるという特徴を有する。例えば、急性の心筋梗
塞患者にβ1遮断剤を投与することは心筋の酸素消費を
減少させ、壊死部の拡大を防止する点で非常に有用であ
るが、回復後も引き続きβ1遮断効果が持続すると、必
要以上に心機能が抑制され、生命が危険な状態にざらさ
れる。このような場合にはβ1遮断効果がすばやく除去
されることが望ましい。
β1受容体に対する選択性が高く、短時間作用型の誘導
体としては、 (1)特開昭57−24335号に、一般式(式中、R
laはイソプロピルおよび第3級ブチルからなる群中よ
り選ばれ、R2aおよびR3aはそれぞれ別々に水素で
あり、 R5aは水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルケニ
ルおよび低級アルコキシからなる群中より選ばれ、 R4aはアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキ
ル、フェニル、アリールアルキルおよびヒドロキシアル
キルからなる群中より選ばれ、そしてnaは整数1また
は2である)の化合物が開示されており、 (2)特表昭57−502123号に、一般式(式中、
Rbは低級アルキル、低級シクロアルキル、低級アルケ
ニル、低級アルキルカルボキシメチル、低級アリールカ
ルボキシメチル、低級ハロアルキル、アリールまたはア
ルアルキルであり、nbはO〜約10の整数であり、 xbは1〜3の整数であり、ただしxbが1より大きい
場合には、Rb−0−C−(0日2)。b−基は同じで
あっても異なっていてもよく、 Arbは低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニ
ル、低級アルコキシ、ハロゲン、アセトアミド、アミノ
、ニトロ、低級アルキルアミノ、ヒドロキシ、低級ヒド
ロキシアルキルまたはシアノで置換された芳香族または
未置換の芳香族であり、 Rlbは低級アルキルまたはアルアルキルである。)の
化合物が開示されており、 (3)特開昭58−501725号に、一般式(式中、
Rlcは低級アルキル、低級シクロアルキル、低級アル
ケニル、低級アルキニル、低級アルキルカルボキシメチ
ル、アリールカルボキシメチル、アリールまたはアラル
キルであり、Aoは結合、低級アルキレンまたは低級ア
ルケニレンであり、 X は1または2であり、ただしX。が1より大きいと
きにはRlo−QC−AC−基の各々のものは等しいか
または異なったものであり、 Arcは複素環、未置換芳香族または低級アルキル、低
級アルケニル、低級アルキニル、低級アルコキシ、ハロ
ゲン、アセトアミド、アミン、ニトロ、低級アルキルア
ミノ、ヒドロキシ、低級ヒドロキシアルキルあるいはシ
アノで置換された芳香族であり、 Woは炭素数1 B は−NR2 NR2 NR2 NR2 NR2 〜10のアルキレンであり、 COR3、 C0NR3′R4, 5O2R3, 5o2NR3R4、または COOR5であり、 R2、R3、R4およびR5は、各々水素、アルキル、
アルコキシアルキル、アルコキシアリール、シクロアル
キル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリ
ールまたはアラルキルであり、但し、Bcが−NR2S
O2R3または−NR2GOOR5であるときR3およ
びR5は水素ではなく、あるいはR3とR4がNと一緒
で5から7員までの複素環基を形成しうる)の化合物が
開示されている。
[目的] 本発明者らは、作用時間の短いβ1受容体に対する遮断
効果を有する化合物を見い出すべく鋭意検討を重ねた結
果、前記先行技術化合物群においてベンゼン環とカルボ
ン酸エステルの間のアルキレンまたはアルケニレン基を
アルキニレン基で変換することにより、目的が達成され
ることを見い出し、本発明を完成した。この部位におい
てのアルキニレン基の導入は、当技術分野ではこれまで
全く試みられたことがない。ざらに本発明化合物群の一
部は、(1)β1受容体の遮断効果、(2)β1受容体
への選択性および(3)作用時間の短さの点で前記先行
技術化合物群より優れていることが確認された。
発明の開示 本発明は、 〉一般式 (式中、R1は水素原子、4〜10員の単環または2環
の飽和あるいは不飽和のi)N原子だけを含み、その数
が1個または2個であるヘテロ環、〉N原子とS原子を
含み、それらの合計数が2個または3個であるヘテロ環
、または1ii)3原子だけを含み、その数が1個また
は2個であるヘテロ環を表わし、R2がH原子を表わす
か、R1とR2は隣接するN原子と一緒になって4〜7
員の単環の飽和あるいは不飽和のi)N原子だけを含み
、その数が1個または2個であるヘテロ環、またはii
) N原子とO原子を含み、それらの合計数が2個また
は3個であるヘテロ環を表わし、 R1およびR1とR2が隣接するN原子と一緒になって
表わす基が表わすヘテロ環は炭素数1〜4のアルキル基
または炭素数2〜4のアシル基1個で置換されていても
よく、R3はN原子または炭素数1〜4のアルキル基を
表わし、R4はN原子、ハロゲン、トリハロメチル、炭
素数1〜4のアルキルまたはアルコキシ、シアン、ニト
ロまたはニトロキシ基を表わし、 R5は炭素数1〜10のアルキル、炭素数4〜7のシク
ロアルキル、炭素数2〜5のアルケニルまたはアルキニ
ル、アルキル部分の炭素数が1〜5であるアルコキシカ
ルボニルメチル、アリール部分の炭素数が6〜8である
アリールオキシカルボニルメチル、炭素数1〜5のハロ
アルキル、炭素数6〜10のアリール、アルキル部分の
炭素数が1〜5であり、かつアリール部分の炭素数が5
〜10の単環または2環の炭素環または複素環であるア
ルアルキル、炭素数1〜7のヒドロキシ表わし、 子と一緒になってシクロペンタン環またはシクロヘキサ
ン環を表わす。) で示されるフェニルアルキン酸エステル、またはその酸
付加塩、 ii)それらの製造方法、および 1ii)それらを含有するβ1−アドレナリン受容体遮
断剤に関する。
本明細書において、N原子、N原子、S原子および0原
子とは、それぞれ水素原子、窒素原子、硫黄原子および
酸素原子のことであり、ハロゲン原子とはフッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子である。
一般式(I>中、R1が表わす、4〜10員の単環又は
2環の飽和あるいは不飽和の、窒素原子だけを含み、そ
の数が1個または2個であるヘテロ環とは、例えばビロ
ール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリダジ
ン、ピリミジン、ピラジン、インドール、イソインドー
ル、インドリジン、キノリン、イソキノリン、キノリジ
ン、インダゾール、キナゾリン、シンノリン、キノキサ
リン、フタラジン、ベンジミダゾール環およびこれらの
一部または全部が飽和している環である。
一般式(I>中、R1が表わす4〜10員の単環または
2環の飽和あるいは不飽和の、窒素原子と硫黄原子を含
み、それらの合計数が2個または3個であるヘテロ環と
は、例えばチアゾール、イソチアゾール、チアジアゾリ
ン、ベンゾチアゾール環およびそれらの一部または全部
が飽和している環である。
一般式(I>中、R1が表わす4〜10員の単環または
2環の飽和あるいは不飽和の、硫黄原子だけを含みその
数が1個または2個であるヘテロ環とは、例えばチオフ
ェン、ベンゾチオフェン、1.4−ジチアナフタレン環
およびこれらの一部または全部が飽和している環である
一般式(I>中、R1とR2が隣接する窒素原子と一緒
になって表わす基が表わす4〜7員の単環の飽和あるい
は不飽和の、窒素原子だけを含み、その数が1個または
2個であるヘテロ環とは、例えばピロール、イミダゾー
ル、ピラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、
ピラジン環およびこれらの一部または全部が飽和してい
る環、例えばピペラジン環である。
一般式(I>中、R1とR2が隣接する窒素原子と一緒
になって表わす基が表わす4〜7員の単環の飽和あるい
は不飽和の、窒素原子と酸素原子を含み、それらの合計
数が2個または3個であるヘテロ環とは、例えばオキサ
ゾール、イソオキサゾール、フラザン環およびこれらの
一部または全部が飽和している環およびモルフォリン環
である。
一般式(I)中、R1およびR1とR2が隣接する窒素
原子と一緒になって表わす基が表わすヘテロ環の置換基
である炭素数1〜4のアルキル基とは、メチル、エチル
、プロピル、ブチル基およびこれらの異性体基であり、
炭素数2〜4のアシル基とはアセチル、プロピオニル、
ブチリルおよびこれらの異性体基である。これらのへテ
ロ環は無置換でも好ましい。
一般式(I>中、R3、R4およびR6が表わす炭素数
1〜4のアルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、
ブチル基およびこれらの異性体基である。
一般式(I)中、R4が表わすトリへロメチル基とは、
トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメ
チル、トリヨードメチル基であり、炭素数1〜4のアル
コキシ基とは、メトキシ、エトキシ、ブトキシ、プロポ
キシ基およびこれらの異性体基である。
一般式(I>中、R5が表わす炭素数1〜10のアルキ
ル基とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル基
およびこれらの異性体基であり、炭素数4〜7のシクロ
アルキル基とはシクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシルおよびシクロヘプチル基であり、炭素数2〜5
のアルケニル基とは、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル基およびこれらの異性体基の基中に二重結合を1.
2または3個含んだ基であり、炭素数2〜5のアルキニ
ル基とは、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基およ
びこれらの異性体基の基中に三重結合を1または2個含
んだ基であり、炭素数1〜5のハロアルキル基とは、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基およびこ
れらの異性体基の基中の1.2または3個の水素原子の
かわりにハロゲン原子が置換した基であり、炭素数6〜
10のアリールとは、例えばフェニルおよび1−ナフチ
ルであり、炭素数1〜7のヒドロキシアルキルとは、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル
、ヘプチル基およびこれらの異性体基の基中の1.2ま
たは3個の水素原子のかわりに水酸基が置換した基であ
り、アルキル部分の炭素数が1〜5であるアルコキシカ
ルボニルメチルとは、メトキシカルボニルメチル、エト
キシカルボニルメチル ル キシカルボニルメチル基およびこれらの異性体基であり
、アリール部分の炭素数が6〜8であるアリールオキシ
カルボニルメチルとは、例えばフェノキシカルボニルメ
チル基である。
一般式(I>中、R5が表わすアルアルキル基中の炭素
数1〜5のアルキル基とは、メチル、エチル、プロピル
、ブチル、ペンチル基およびこれら異性体基であり、炭
素数が5〜10の単環または2環の炭素環とは、一部あ
るいは全部が飽和していてもよい芳香族環であり、例え
ば、ベンゼン、ナフタレン、インデン、アズレン環およ
びこれらの一部または全部が飽和している環が挙げられ
、炭素数が5〜10の単環または2環の複素環とは、一
部あるいは全部が飽和していてもよい複素環であり、例
えば、ピリジン、キノリン、イソキノリン、シンノリン
、キナゾリン、キノキサリン、フタラジン環が挙げられ
る。好ましいR5は炭素数1〜4のアルキル基および2
,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル基で
ある。
本発明においては、特に指示しない限り異性体はこれを
すべて包含する。例えば、アルキル基、アルコキシ基に
は直鎖のもの、分岐鎖のものが含まれる。また、分枝鎖
のアルキル基が存在する場合等の不斉炭素原子の存在に
より生ずる異性体も含まれる。
放任剋塵 一般式(1)で示される本発明化合物は、公知の方法で
相当する酸付加塩に変換される。塩は、毒性のない、水
溶性のものが好ましい。適当な酸付加塩としては、塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩のような
無機酸塩、または酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸
塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、安息香酸
塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼ
ンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸
塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩のような有機酸塩が
挙げられる。好ましくは、塩酸塩である。
本 日イ4物の製造 法 一般式(I>で示される本発明化合物は、一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〉 で示される化合物と一般式 〈式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〉 で示される化合物を反応させ、N−アルキル化すること
により製造することができる。
N−アルキル化反応は公知であり、例えば不活性有機溶
媒(ジエチルエーテル、エタノール、イソプロピルアル
コール、THF、DMF等)中、行なわれる。
一般式(n)で示される化合物は、次の反応工程式(A
)で示される経路で、一般式(III)で示される化合
物は、次の反応行程式(B)で示される経路で、製造す
ることができる。
2工 (式中、丁目Pはテトロヒドロピラン−2−イル基を表
わし、p−Tso口はp−トルエンスルホン酸を表わし
、Xは臭素原子またはヨウ素原子を表わし、その他の記
号は前記と同じ意味を表わす。) 本発明における出発物質および各試薬は、それ自体公知
であるかまたは公知の方法により製造することができる
本明細書中の各反応において反応生成物は通常の精製手
段、例えば常圧下または減圧下における蒸留、シリカゲ
ルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高速液体クロマト
グラフィー、薄層クロマトグラフィー、あるいはカラム
クロマトグラフィーまたは洗浄、再結晶等の方法により
精製することができる。精製は各反応ごとに行なっても
よいし、いくつかの反応終了後行なってもよい。
発明イ合物の薬理活性 本発明化合物のβ1受容体における遮断効果は以下に述
べるスクリーニング系により確認された。
イソブロテレロノール(β−作 薬)によって誘された
犬の 脈に対する抑制 果 実験方法: バルビタール(300m3/に’J、 ip)で麻酔し
た犬の大腿動脈にカニユーレを挿入し、そこからひずみ
圧アンプ、タコメーターを介して血圧、心拍数を記録し
た。
まずイソプロテレノール(0,1〜0.3μ9/に!J
iv)を約10分間隔で投与し、イソプロテレノールに
よる頻脈が安定した時をプレ時点とした。次に本発明化
合物(1〜30μg/Iy/min 、 1vinru
sion)を30分間投与し、注入中および投与後に経
時的にイソプロテレノール(0,1〜0.3μg/Kg
、 iv)を投与し頻脈を誘発した。本発明化合物の頻
脈に対する抑制効果を下記式に従って算出し、次表■に
示すような結果を得た。
抑制率(%)=(△RO−△Ra)/△R0ΔRO:プ
レ時点におけるイソプルテレノール投与後の投与前に対
する心拍数の増加数、△Ra:Ra:本発明化合物投与
後間定期間経過後るインプロテレノール投与後の投与前
に対する心拍数の増加数。
合 のβ−4容  所動 における心臓実験方法: モルモットを頭部殴打により気絶させ、頚部より放血致
死させた。すばやく心臓、気管を摘出し、氷冷したタレ
プスーヘンセライト(KrebS−Henseleit
 )栄養液(以下、クレブス液と略記する。)中に浸し
た。心臓より右心房を取り出して、タレブス液中37℃
で0.5gの負荷をかけて懸垂した(Co 2:02=
5 :95の通気を行なった。)。薬物投与まで約1時
間安定化させた。
一方、気管は短冊状に切り出し、右心房同様に0.59
の負荷をかけて懸垂した。安定したら本発明化合物もし
くはビークルを添加し、1時間後イソプロテレノール(
10”M〜10−4M)を累積添加し、イソプロテレノ
ール添加前に対する心拍数の増加率(右心房の場合〉あ
るいは張力の減少率(気管の場合)に関する用量反応曲
線を作成した。ビークルコントロールとの比較により本
発明化合物の投与時のPA2値、さらに心臓選択性を求
めた。
鼻塁 一方、本発明化合物の毒性は非常に低いものであり、医
薬として使用するために十分安全であると判断できる。
毘皇員き史渣浬 薬理実験結果で明らかなように、一般式(I)で示され
る本発明化合物は、β1受容体に対して選択性のある、
かつ作用時間の短い遮断作用を有しているので、哺乳動
物、特にヒトにおいて心臓血管系の疾患、例えば不整脈
、狭心症等の予防および/または治療に有用である。
一般式(1)で示される本発明化合物、その非毒性の酸
付加塩またはその水和物を上記の目的で用いるには、通
常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投
与される。
投与量は、年齢、症状、治療効果、投与方法、処理時間
等により異なるが、例えば1時間当り体重I Kg当り
約0.001〜約1oomyの投与量が一般に使用され
、好ましくは時間当り体重1 Kgについて約0.1〜
約10mgの範囲である。
もちろん前記したように、投与量は種々の条件により変
動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあ
るし、また範囲を越えて必要な場合もある。
本発明化合物を投与する際には、経口投与のための固体
組成物、液体組成物およびその他の組成物、非経口投与
のための注射剤、外用剤、型剤等として用いられる。
経口投与のための固体組成物には、錠剤、丸剤、カプセ
ル剤、散剤、顆粒剤などが含まれる。
カプセル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセル
が含まれる。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳
濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等を
含み、−膜内に用いられる不活性な希釈剤(水、エタノ
ール等)を含んでいてもよい。
非経口投与のための注射剤としては、無菌の水性または
非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤が含まれる。
非経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質を含み、常法により処方される
外用液剤、軟膏、塗布剤のような外用剤、直腸内投与の
ための型剤およびペッサリー等が含まれる。
良亙鯉旦圭斐失厘1 以下、参考例および実施例によって本発明を詳述するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
クロマトグラフィーによる分離の箇所に示されるいるカ
ッコ内の溶媒は、使用した溶出溶媒または展開溶媒を示
し、割合は体積比を表わす。
特別な記載がない場合、IRはKBr錠剤法で測定して
いる。
参考例1 4−(テトラヒドロピラン−2−イル)オキシフェニル
アセチレン 0日 (ブロモメチル)トリフェニルホスホニウムブロマイド
(21,3g>をアルゴン雰囲気下、丁目F (200
t7)に溶解させた。その溶液を一78℃に冷却した。
カリウムtert−ブトキシド(10,9g)をその溶
液に加えた。30分後、約10分かけて1−ホルミル−
4−(テトラヒドロビラン−2−イル)オキシベンゼン
(3,35g>のTHF (80d)溶液を滴下した。
その混合液を2時間攪拌した。反応液の温度を室温にま
で上げて、ざらに2時間攪拌した。
反応液に水を加え、エーテルを用いて抽出した。抽出液
を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(YMC
ゲル25g、Ac0Et : n−ヘキサン=3:7:
次にYMCゲル3009. 0口2Cf12 :n−ヘキサン=2 : 8→4 :
 6−ACOEt:n−ヘキサン=3 : 17)で精
製し、次の物性値を有する標題化合物(2,429)を
得た。
TLC(AcOEt : n−ヘキサン=2 : 8)
:Rf= 0.82 : MS  m/z:202,185,174,119.8
9,85゜参考例2 3−(4−ヒドロキシフェニル〉プロピノイック アシ
ッド 4−(テトラヒドロピラン−2−イル)オキシフェニル
アセチレン(参考例1で製造した。2.42g)をアル
ゴン雰囲気下、THF (150d>に溶解させた。そ
の溶液に、−78°Cに冷却した後ブチルリチウム(1
4,4mmo、Q )を加えた。10分後、その溶液に
ドライアイス(9g)を加え、それから15分後室温に
まで昇温し、40分間攪拌した。反応液にIN水酸化ナ
トリウム水溶液(100d)を加え、エーテルで洗浄し
、塩酸を加えて水層を酸性にし、エーテルを用いて抽出
した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をメタノール(3
0d)に溶解させた。その溶液にp−トルエンスルホン
酸(50mg)を加え、その混合液を3時間攪拌した。
反応液を減圧濃縮した。残留物を2N水酸化ナトリウム
水溶液でアルカリ性にし、エーテルで洗浄した後、塩酸
を加えて水層を酸性にし、エーテルを用いて抽出した。
抽出液を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、次の物性値を有す
る標題化合物(1,599)を得た。
TLC(0口2田2 :1口「二〇−3 C00H=2
0:2:1):Rf  O,18:MS  m/Z :
 162,145,134,118,89,69゜参考
例3 メチル 3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピノエー
ト MS  m/z:176.145,118,89,83
゜参考例4 メチル 3−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フ
ェニル]プロピノエート カルボンM(参考例2で製造した。1.56g)をエタ
ノール(80m)に溶解させた。その溶液に、水酸化カ
リウム(o、sag>を加えた。溶液を2時間攪拌した
後、減圧濃縮した。残留物に、DMSO(80d> 、
ヨウ化メチル(144mmon )を加えた後、35°
Cで3時間半攪拌した。
反応液に水を加えてエーテルを用いて抽出した。
抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧濃縮し、次の物性値を有する標題化合物(1,52g
>を得た。
TLC(AcOEt : n−ヘキサン=3:7):R
f  O,38: メチルエステル(参考例3で製造した。1.52g)、
エビブロモヒドリン(21,6mmo、f! ) 、炭
酸カリウム(3,58g)およびアセトン(2!M)の
混合物を還流させながら一昼夜攪拌した。反応液に水を
加えた後、エーテルを用いて抽出した。
抽出液を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(AcOEt : n−ヘキ
サン=3:17→2:8→3:7)で精製し、次の物性
値を有する標題化合物(1,327g>を得た。
TCL (AcOEt : n−ヘキサン=3:7):
Rf  O,34; MS  m/z:232,201,192,177.1
45,118.86,84゜実施例1 メチル 3−[4−[2−ヒドロキシ−3−(2−モル
ホリノカルボニルアミノエチル〉アミノプロポキシ]フ
ェニルプロピノエートメチルエステル(参考例4で製造
した。150m’j)、2−(モルホリノカルボニルア
ミノ)エチルアミン(後記の方法で製造した、224I
rtg>およびイソプロパノール(4Id>の混合物を
35′°Cで一昼夜攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(MeOロ
二〇日2 CN2”3:17−2:8→5:15>で精
製し、次の物性値を有する標題化合物(78■)を得た
TCL(CH30口:C目2C,l!2=2:8〉 :
Rf  O,10,0,17; MS  m/Z : 318,300,287,276
.262,189,176゜157、143.129.
125.99゜前記反応で用いた2−(モルホリノカル
ボニルアミノ)エチルアミンは以下の方法によって製造
した。
N、N’ −カルボニルジイミダゾール(1,4899
〉を乾燥クロロホルム(8−1水素化カルシウムで脱水
した後蒸留したもの〉に溶解し、そこへ、乾燥クロロホ
ルム(2d)に溶解したモルホリン(800■)をかき
まぜながら滴下した。混合物を室温で30分間かきまぜ
た後、エチレンジアミンの乾燥クロロホルム(10d>
溶液に滴下し、室温で2日間かきまぜた。反応混合物を
減圧濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(メタノール)で精製し、次の物性値を有する目的
化合物(1,49g>を淡黄色オイルとして得た。
TLC(H5c20C2H5: c、l−150H=1
 :1) :Rf O,11゜ 実施例1(a)〜1(e) 相当する出発物質および試薬を用いて参考例1.2.3
および4と同様にして製造したエポキシド化合物を用い
て、実施例1と同様にして、次表■に示す本発明化合物
を得た。
実施例2 メチル 3− [4−[2−ヒドロキシ−3−(2−モ
ルホリノカルボニルアミノエチル)アミノプロポキシ]
フェニルプロピノエート・シュウ酸塩 836.749,721,570,503゜実施例2(
a)〜2(e〉 実施例2(a〉〜2(e)で製造した化合物を用いて実
施例2と同様にして次表■に示す本発明化合物を得た。
実施例1で製造したメチルエステル(75mg>を塩化
メチレンとエーテルの混液に懸濁した。懸濁液にシュウ
酸のエーテル溶液を加えて酸性にし、析出した沈澱を濾
取し、次の物性値を有する標題化合物を得た。
MS  m/z:318,300,287,276.2
62,189,176゜153、143.129.12
5.99 :IRニジ3339.2955,2222.
1708.1604.1542.1510゜1458、
1405.1256.1206.1168.1116.
1037゜製剤例 以下の各成分を常法により混合した後、打錠して一錠中
に50m1の活性成分を有する錠剤100錠を得た。
0メチル 3− [4−[2−ヒドロキシ−3−(2−
モルホリノカルボニルアミノエチル)アミノプロポキシ
]フェニルプロピノエート・シュウ酸塩       
       ・・・・・・・・・5.0g。繊維素グ
リコール酸カルシウム(カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム) (崩壊剤)・・・・・・・・・0.2g ・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤)・・・0.1g
。微結晶セルロース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子、4〜10員の単環または2
    環の飽和あるいは不飽和のi)N原子だけを含み、その
    数が1個または2個であるヘテロ環、ii)N原子とS
    原子を含み、それらの合計数が2個または3個であるヘ
    テロ環、またはiii)S原子だけを含み、その数が1
    個または2個であるヘテロ環を表わし、R^2がH原子
    を表わすか、R^1とR^2は隣接するN原子と一緒に
    なつて4〜7員の単環の飽和あるいは不飽和のi)N原
    子だけを含み、その数が1個または2個であるヘテロ環
    、またはii)N原子とO原子を含み、それらの合計数
    が2個または3個であるヘテロ環を表わし、 R^1およびR^1とR^2が隣接するN原子と一緒に
    なって表わす基が表わすヘテロ環は炭素数1〜4のアル
    キル基または炭素数2〜4のアシル基1個で置換されて
    いてもよく、R^3はH原子または炭素数1〜4のアル
    キル基を表わし、R^4はH原子、ハロゲン、トリハロ
    メチル、炭素数1〜4のアルキルまたはアルコキシ、シ
    アノ、ニトロまたはニトロキシ基を表わし、 R^5は炭素数1〜10のアルキル、炭素数4〜7のシ
    クロアルキル、炭素数2〜5のアルケニルまたはアルキ
    ニル、アルキル部分の炭素数が1〜5であるアルコキシ
    カルボニルメチル、アリール部分の炭素数が6〜8であ
    るアリールオキシカルボニルメチル、炭素数1〜5のハ
    ロアルキル、炭素数6〜10のアリール、アルキル部分
    の炭素数が1〜5であり、かつアリール部分の炭素数が
    5〜10の単環または2環の炭素環または複素環である
    アルアルキル、炭素数1〜7のヒドロキシ▲数式、化学
    式、表等があります▼ アルキルまたは▲数式、化学式、表等があります▼で示
    される基を 表わし、 R^6はH原子、炭素数1〜4のアルキルまたはフェニ
    ル基を表わし、2個のR^6が隣接する炭素原子と一緒
    になつてシクロペンタン環またはシクロヘキサン環を表
    わす。) で示されるフェニルアルキン酸エステル、またはその酸
    付加塩。
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