JPH0367953B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0367953B2 JPH0367953B2 JP3238482A JP3238482A JPH0367953B2 JP H0367953 B2 JPH0367953 B2 JP H0367953B2 JP 3238482 A JP3238482 A JP 3238482A JP 3238482 A JP3238482 A JP 3238482A JP H0367953 B2 JPH0367953 B2 JP H0367953B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエスカレータ等乗客コンベアの制御装
置に係り、特に消費電力の少ない、乗客コンベア
の制御装置に関する。
置に係り、特に消費電力の少ない、乗客コンベア
の制御装置に関する。
ここでは乗客コンベアの一例としてエスカレー
タについて説明すると、第1図はその全体構造を
示したもので、1,2は上下に設けられた鎖車
で、これに左右各1本、無端状のチエーン3が巻
掛けられており、このチエーンには踏段4が一定
ピツチで連続的に取付けられている。上部の鎖車
1には駆動機械5の小鎖車6との間に、駆動チエ
ーン7が巻掛けられ、この駆動機械の動力を伝達
することにより鎖車1,2を介して、踏段4が連
続的に回動するようになつている。8は移動手摺
で、欄干9の両側に設けられており、上部鎖車1
からの動力により手摺駆動装置(図示せず)を介
して、踏段と同期的に走行されるようになつてい
る。このような従来のエスカレータにおいては、
走行中は駆動機械の三相誘導電動機はデルタ接続
で結線される方式が一般的である。また、エスカ
レータの輸送能力は2人立ちのもので12000人/
時1人立ちのもので9000人/時と非常に大きく、
電動機もこの最大負荷に見合つた容量で設定する
のが一般に実施されている。しかるにデパート、
スーパーストアなどの一般店舗あるいは鉄道の駅
に設置されたエスカレータのいずれにおいても、
混雑する時間は総運転時間の中では非常に少ない
割合であり、大部分の運転時間は数人の極めて少
ない負荷率で運転されていることが実態調査によ
り報告されている。この結果大きな負荷にも耐え
得る大容量の電動機を、長時間始んど無負荷状態
で運転していることになり、これに要する電力を
削減し、省エネルギー化を図ることが望まれてい
る。このための1つの方法として負荷が無いこと
を検出し、運転を停止し省エネ化を図ることが実
施されている。しかしながら、デパート、スーパ
ーストアなどの店舗では、エスカレータは単なる
輸送機関ではなく、他の階へ客を誘導するという
重要な役割を有しているため、この自動運転方式
は採用できないため、運転を継続したままで省エ
ネ化を実現する方式が望まれていた。
タについて説明すると、第1図はその全体構造を
示したもので、1,2は上下に設けられた鎖車
で、これに左右各1本、無端状のチエーン3が巻
掛けられており、このチエーンには踏段4が一定
ピツチで連続的に取付けられている。上部の鎖車
1には駆動機械5の小鎖車6との間に、駆動チエ
ーン7が巻掛けられ、この駆動機械の動力を伝達
することにより鎖車1,2を介して、踏段4が連
続的に回動するようになつている。8は移動手摺
で、欄干9の両側に設けられており、上部鎖車1
からの動力により手摺駆動装置(図示せず)を介
して、踏段と同期的に走行されるようになつてい
る。このような従来のエスカレータにおいては、
走行中は駆動機械の三相誘導電動機はデルタ接続
で結線される方式が一般的である。また、エスカ
レータの輸送能力は2人立ちのもので12000人/
時1人立ちのもので9000人/時と非常に大きく、
電動機もこの最大負荷に見合つた容量で設定する
のが一般に実施されている。しかるにデパート、
スーパーストアなどの一般店舗あるいは鉄道の駅
に設置されたエスカレータのいずれにおいても、
混雑する時間は総運転時間の中では非常に少ない
割合であり、大部分の運転時間は数人の極めて少
ない負荷率で運転されていることが実態調査によ
り報告されている。この結果大きな負荷にも耐え
得る大容量の電動機を、長時間始んど無負荷状態
で運転していることになり、これに要する電力を
削減し、省エネルギー化を図ることが望まれてい
る。このための1つの方法として負荷が無いこと
を検出し、運転を停止し省エネ化を図ることが実
施されている。しかしながら、デパート、スーパ
ーストアなどの店舗では、エスカレータは単なる
輸送機関ではなく、他の階へ客を誘導するという
重要な役割を有しているため、この自動運転方式
は採用できないため、運転を継続したままで省エ
ネ化を実現する方式が望まれていた。
このための運転方式として、電動機の結線を軽
負荷のときはスター結線、負荷が大きいときはデ
ルタ結線に切換えることにより、スター結線時の
三相誘導電動機の損失が小さいことを利用して省
エネを図る方式が検討されている。これはスター
結線時は電動機の出力トルクはデルタ結線に比べ
3/1となるが、電流値√3/1となるため、電動
機の自己損失がデルタ結線より小さくなるためで
ある。しかるに従来までの検討では、負荷電流を
検出する負荷検出回路のために、起動時に大きな
ラツシユ電流を検出してデルタ結線となり、本来
のスター、デルタ切換の目的である起動電流を小
さくし、接触器容量を小さくし、電線サイズを小
さくできるという利点が生かされないという欠点
があつた。
負荷のときはスター結線、負荷が大きいときはデ
ルタ結線に切換えることにより、スター結線時の
三相誘導電動機の損失が小さいことを利用して省
エネを図る方式が検討されている。これはスター
結線時は電動機の出力トルクはデルタ結線に比べ
3/1となるが、電流値√3/1となるため、電動
機の自己損失がデルタ結線より小さくなるためで
ある。しかるに従来までの検討では、負荷電流を
検出する負荷検出回路のために、起動時に大きな
ラツシユ電流を検出してデルタ結線となり、本来
のスター、デルタ切換の目的である起動電流を小
さくし、接触器容量を小さくし、電線サイズを小
さくできるという利点が生かされないという欠点
があつた。
本発明はこの点に鑑みなされたもので、その目
的は連続運転を継続したままで省エネを図るとと
もに、起動時はラツシユ電流の小さいスター結線
とすることが可能な制御装置を提供することにあ
る。
的は連続運転を継続したままで省エネを図るとと
もに、起動時はラツシユ電流の小さいスター結線
とすることが可能な制御装置を提供することにあ
る。
すなわち本発明では、乗客負荷を検出し負荷が
少ないときは電動機の結線をスター結線、負荷が
多くなつたときはデルタ結線とするとともに、エ
スカレータの起動時は遅延回路により必ずスター
結線となるようにした。
少ないときは電動機の結線をスター結線、負荷が
多くなつたときはデルタ結線とするとともに、エ
スカレータの起動時は遅延回路により必ずスター
結線となるようにした。
以下本発明を詳細に説明する。
第2図は本発明になる制御回路の一実施例を示
したもので10は電動機を示す。21は起動スイ
ツチで上昇側の接点21uに投入することにより
上昇運転リレー11Xが励磁され、その自己接点
11X1により自己保持される。これと同時に上
昇運転リレー11Xの接点11X2が閉路し上昇
接触器11が励磁され、主回路22のその接点1
1aが閉路する。また上昇運転リレー11Xの接
点11X4が閉路するため遅延リレーTが励磁さ
れるが、その接点T1は一定時限経過後閉路する
ため、負荷検出リレーAは起動後一定時間は励磁
されないよう構成されている。また起動と同時に
上昇リレー11Xの接点11X3が閉路し、しか
も負荷検出リレーAは一定時限は励磁されないた
めデルタ接触器Dは励磁されず、したがつて起動
時は11X3→D1→Sと通電されスター接触器
Sが励磁され、主回路22の接点Saが閉路し、
この結果電動機10はスター結線で起動すること
になる。また起動後一定時限、すなわち、起動電
流が終わり、定常状態となつた後に遅延リレーT
の接点T1が閉路し、この状態で始めて負荷検出
リレーAが励磁され得ることになる。ここでエス
カレータの乗客負荷が増えると主回路22に設け
られた変流器23の電流が増し、これに接続され
た抵抗Rに加わる電圧は増加する。このため抵抗
Rに接続された負荷検出リレーAは、負荷が所定
の値を越え、抵抗Rの電圧が負荷検出リレーAの
感度電流を越えると励磁することになる。この結
果接点A1が閉路し、デルタ接触器Dが励磁され
ると同時に、その補助接点D1が開路するためス
ター接触器Sが消磁し、主回路22のスター接触
器の接点Saが開路すると同時にデルタ接触器D
の接点Daが閉路し、電動機はスター結線からデ
ルタ結線へ切換えられることになる。また乗客負
荷がある一定値以下に減少すると、上記と逆の過
程で負荷検出リレーAが消磁し、この結果接点A
1が開路、デルタ接触器が消磁すると同時に、そ
の補助接点D1が閉路するためスター接触器Sが
励磁し、電動機はスター結線に切換えられること
になる。なお以上は上昇運転について述べたが、
下降運転の場合は、起動スイツチ21を下降側の
接点21dに投入することにより下降運転リレー
12Xが励磁、その接点12X1により自己保接
されるとともに下降接触器12が励磁され、接点
12aが閉路することになる。以下の負荷検出リ
レーA、デルタ接触器D、スター接触器S、遅延
リレーTの動作は上昇運転の場合と全く同様であ
る。
したもので10は電動機を示す。21は起動スイ
ツチで上昇側の接点21uに投入することにより
上昇運転リレー11Xが励磁され、その自己接点
11X1により自己保持される。これと同時に上
昇運転リレー11Xの接点11X2が閉路し上昇
接触器11が励磁され、主回路22のその接点1
1aが閉路する。また上昇運転リレー11Xの接
点11X4が閉路するため遅延リレーTが励磁さ
れるが、その接点T1は一定時限経過後閉路する
ため、負荷検出リレーAは起動後一定時間は励磁
されないよう構成されている。また起動と同時に
上昇リレー11Xの接点11X3が閉路し、しか
も負荷検出リレーAは一定時限は励磁されないた
めデルタ接触器Dは励磁されず、したがつて起動
時は11X3→D1→Sと通電されスター接触器
Sが励磁され、主回路22の接点Saが閉路し、
この結果電動機10はスター結線で起動すること
になる。また起動後一定時限、すなわち、起動電
流が終わり、定常状態となつた後に遅延リレーT
の接点T1が閉路し、この状態で始めて負荷検出
リレーAが励磁され得ることになる。ここでエス
カレータの乗客負荷が増えると主回路22に設け
られた変流器23の電流が増し、これに接続され
た抵抗Rに加わる電圧は増加する。このため抵抗
Rに接続された負荷検出リレーAは、負荷が所定
の値を越え、抵抗Rの電圧が負荷検出リレーAの
感度電流を越えると励磁することになる。この結
果接点A1が閉路し、デルタ接触器Dが励磁され
ると同時に、その補助接点D1が開路するためス
ター接触器Sが消磁し、主回路22のスター接触
器の接点Saが開路すると同時にデルタ接触器D
の接点Daが閉路し、電動機はスター結線からデ
ルタ結線へ切換えられることになる。また乗客負
荷がある一定値以下に減少すると、上記と逆の過
程で負荷検出リレーAが消磁し、この結果接点A
1が開路、デルタ接触器が消磁すると同時に、そ
の補助接点D1が閉路するためスター接触器Sが
励磁し、電動機はスター結線に切換えられること
になる。なお以上は上昇運転について述べたが、
下降運転の場合は、起動スイツチ21を下降側の
接点21dに投入することにより下降運転リレー
12Xが励磁、その接点12X1により自己保接
されるとともに下降接触器12が励磁され、接点
12aが閉路することになる。以下の負荷検出リ
レーA、デルタ接触器D、スター接触器S、遅延
リレーTの動作は上昇運転の場合と全く同様であ
る。
本発明によれば、乗客負荷が小さい場合は電動
機出力トルクの小さいスター結線とすることによ
り、連続運転のままで消費電力を小さくすること
が可能であり、負荷が一定値を越えた場合は電動
機が自動的にデルタ結線に切換るため、従来と同
様電動機は定格出力まで発生することが可能とな
る。また起動時に電動機ラツシユ電流により負荷
検出装置がデルタ接続に切換わることにより、起
動時に大きな電流が流れるという欠点は完全に防
止され、起動時は必ずスター結線で運転すること
ができる。
機出力トルクの小さいスター結線とすることによ
り、連続運転のままで消費電力を小さくすること
が可能であり、負荷が一定値を越えた場合は電動
機が自動的にデルタ結線に切換るため、従来と同
様電動機は定格出力まで発生することが可能とな
る。また起動時に電動機ラツシユ電流により負荷
検出装置がデルタ接続に切換わることにより、起
動時に大きな電流が流れるという欠点は完全に防
止され、起動時は必ずスター結線で運転すること
ができる。
なお本実施例では、遅延リレーを使用したが、
これは他の時限素子あるいは時限回路とすること
も可能である。また本実施例では遅延リレーによ
り負荷検出リレーを起動時に不動作とするよう構
成したが、起動時にはスター接触器あるいはデル
タ接触器を強制的にそれぞれ投入、不動作となる
よう回路構成するとき勿論可能である。また本実
施例はエスカレータについて説明したが電動道路
についてもそのまま適用可能である。
これは他の時限素子あるいは時限回路とすること
も可能である。また本実施例では遅延リレーによ
り負荷検出リレーを起動時に不動作とするよう構
成したが、起動時にはスター接触器あるいはデル
タ接触器を強制的にそれぞれ投入、不動作となる
よう回路構成するとき勿論可能である。また本実
施例はエスカレータについて説明したが電動道路
についてもそのまま適用可能である。
すなわち本発明によれば連続運転を継続したま
まで省エネを図るとともに、起動時はラツシユ電
流の小さいスター結線とすることが制御装置を提
供することができる。
まで省エネを図るとともに、起動時はラツシユ電
流の小さいスター結線とすることが制御装置を提
供することができる。
第1図はエスカレーターの全体構造を、第2図
は本実施例になる制御回路を示す。 4……踏段、8……移動手摺、10……電動
機、S……スター接触器、D……デルタ接触器、
A……負荷検出リレー、T……遅延回路。
は本実施例になる制御回路を示す。 4……踏段、8……移動手摺、10……電動
機、S……スター接触器、D……デルタ接触器、
A……負荷検出リレー、T……遅延回路。
Claims (1)
- 1 乗客を搬送するための踏段及びこの踏段と同
期して回動する移動手摺を駆動する誘導電動機
と、この誘導電動機をスター接続およびデータ接
続にするための各接続器と、前記誘導電動機の負
荷電流を検出して負荷が小さいときはスター接続
に、負荷が大きいときはデルタ接続となるように
前記各接続器を動作させる負荷検出回路と、起動
時の一定時間は前記負荷検出回路の機能を停止さ
せる回路とを備えたことを特徴とする乗客コンベ
アの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3238482A JPS58152781A (ja) | 1982-03-03 | 1982-03-03 | 乗客コンベアの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3238482A JPS58152781A (ja) | 1982-03-03 | 1982-03-03 | 乗客コンベアの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58152781A JPS58152781A (ja) | 1983-09-10 |
JPH0367953B2 true JPH0367953B2 (ja) | 1991-10-24 |
Family
ID=12357456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3238482A Granted JPS58152781A (ja) | 1982-03-03 | 1982-03-03 | 乗客コンベアの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58152781A (ja) |
-
1982
- 1982-03-03 JP JP3238482A patent/JPS58152781A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58152781A (ja) | 1983-09-10 |
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