JPH0367638A - Frpパイプの製造方法 - Google Patents
Frpパイプの製造方法Info
- Publication number
- JPH0367638A JPH0367638A JP1204110A JP20411089A JPH0367638A JP H0367638 A JPH0367638 A JP H0367638A JP 1204110 A JP1204110 A JP 1204110A JP 20411089 A JP20411089 A JP 20411089A JP H0367638 A JPH0367638 A JP H0367638A
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- resin
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Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 23
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、航空機や人工衛星構造体などに用いられる
FRP(m維強化プラスチック)パイプの製造方法に関
するものである。
FRP(m維強化プラスチック)パイプの製造方法に関
するものである。
第3図は従来のFRPパイプの製造方法における成形体
を示す斜視図、第4図は第3図のA、 −A断面図、第
5図は第3図の成形体の加熱硬化後のA−A断面図であ
る。図において、(1)は芯型、(2)はこの芯型(1
)の外周に巻回された樹脂含浸繊維、(3)はこの樹脂
含浸繊維(2)の外周に被覆された熱収縮性チューブ、
(4)は上記の樹脂含浸繊維(2)とその外周に被覆さ
れた熱収縮性チューブ(3)との間に存在する空気であ
り、これらにより成形体(5)が形成されている。
を示す斜視図、第4図は第3図のA、 −A断面図、第
5図は第3図の成形体の加熱硬化後のA−A断面図であ
る。図において、(1)は芯型、(2)はこの芯型(1
)の外周に巻回された樹脂含浸繊維、(3)はこの樹脂
含浸繊維(2)の外周に被覆された熱収縮性チューブ、
(4)は上記の樹脂含浸繊維(2)とその外周に被覆さ
れた熱収縮性チューブ(3)との間に存在する空気であ
り、これらにより成形体(5)が形成されている。
従来のFRPパイプの製造方法においては、フィラメン
トワインディング法により芯型(1)の外周に樹脂含浸
繊維(2)を巻回し、熱収縮性チューブ(3)を被覆し
て成形体(5)を形成し、この成形体(5)を水平方向
に置いて加熱硬化させることによりFRPパイプを製造
している。
トワインディング法により芯型(1)の外周に樹脂含浸
繊維(2)を巻回し、熱収縮性チューブ(3)を被覆し
て成形体(5)を形成し、この成形体(5)を水平方向
に置いて加熱硬化させることによりFRPパイプを製造
している。
このような従来の芯型(1)の外周に樹脂含浸繊維(2
)を巻回し、次いで熱収縮性チューブ(3)を被覆して
加熱硬化させる方法では、上記のように構成された成形
体(5)が水平方向に置かれて加熱されるため、自重に
より繊維(2)に含浸された樹脂かたれ下がり、上部と
下部では樹脂の付着量が一定でなくなる。また樹脂含浸
繊維(2)の硬化と。
)を巻回し、次いで熱収縮性チューブ(3)を被覆して
加熱硬化させる方法では、上記のように構成された成形
体(5)が水平方向に置かれて加熱されるため、自重に
より繊維(2)に含浸された樹脂かたれ下がり、上部と
下部では樹脂の付着量が一定でなくなる。また樹脂含浸
繊維(2)の硬化と。
熱収縮性チューブ(3)の収縮を同時に行うため、熱収
縮性チューブ(3)の収縮の不均一により第5図に示す
ように、樹脂含浸繊維(2)と熱収縮性チューブ(3)
との間に空気(4)が残留したまま、樹脂が硬化する。
縮性チューブ(3)の収縮の不均一により第5図に示す
ように、樹脂含浸繊維(2)と熱収縮性チューブ(3)
との間に空気(4)が残留したまま、樹脂が硬化する。
このため成形品の外表面に樹脂層の不均一による凹凸が
生じ、また成形品の内部に気泡が残って外観が損なわれ
ると同時に、強度の低下をもたらすという問題点があっ
た。
生じ、また成形品の内部に気泡が残って外観が損なわれ
ると同時に、強度の低下をもたらすという問題点があっ
た。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、成形品の外表面の樹脂層の不均一や、成形
品内部の気泡の発生を防ぐことができ、これにより滑ら
かな外観および十分な強度を有するFRPパイプを製造
できる方法を提案することを目的としている。
れたもので、成形品の外表面の樹脂層の不均一や、成形
品内部の気泡の発生を防ぐことができ、これにより滑ら
かな外観および十分な強度を有するFRPパイプを製造
できる方法を提案することを目的としている。
この発明のFRPパイプの製造方法は、樹脂を含浸させ
た繊維をフィラメントワインディング法により芯型の外
周に巻回し1次いで熱収縮性チューブを被覆した成形体
を加熱硬化させてFRPパイプを製造する方法において
、前記成形体を鉛直方向に配置し、前記熱収縮性チュー
ブのみを加熱収縮させた後、前記繊維に含浸させた樹脂
を加熱硬化する方法である。
た繊維をフィラメントワインディング法により芯型の外
周に巻回し1次いで熱収縮性チューブを被覆した成形体
を加熱硬化させてFRPパイプを製造する方法において
、前記成形体を鉛直方向に配置し、前記熱収縮性チュー
ブのみを加熱収縮させた後、前記繊維に含浸させた樹脂
を加熱硬化する方法である。
この発明におけるFRPパイプの製造方法では、樹脂を
含浸させた繊維を芯型の外周に巻回し、次いで熱収縮性
チューブを被覆した成形体を、鉛直方向に配置して円周
方向に低速で回転させ、熱収縮性チューブ外周面の上端
部から熱風を当てて熱収縮性チューブだけを上端部から
加熱収縮させながら下端部まで移動し樹脂含浸繊維に熱
収縮性チューブを密着させる。その後成形体の繊維に含
浸した樹脂を加熱硬化する。この場合、周方向の樹脂の
肉厚は溶融した樹脂が偏らず硬化できるので均一になり
、また樹脂含浸繊維と熱収縮性チューブとの間に存在す
る空気が加熱とともに下端部へ移動し、空気の残留がな
い状態で樹脂を加熱硬化できる。このため成形品の外表
面の樹脂の凹凸がなくなり、また成形品の内部の気泡の
残留が防止される。これにより滑らかな外観および十分
な強度のFRPパイプを得ることができる。
含浸させた繊維を芯型の外周に巻回し、次いで熱収縮性
チューブを被覆した成形体を、鉛直方向に配置して円周
方向に低速で回転させ、熱収縮性チューブ外周面の上端
部から熱風を当てて熱収縮性チューブだけを上端部から
加熱収縮させながら下端部まで移動し樹脂含浸繊維に熱
収縮性チューブを密着させる。その後成形体の繊維に含
浸した樹脂を加熱硬化する。この場合、周方向の樹脂の
肉厚は溶融した樹脂が偏らず硬化できるので均一になり
、また樹脂含浸繊維と熱収縮性チューブとの間に存在す
る空気が加熱とともに下端部へ移動し、空気の残留がな
い状態で樹脂を加熱硬化できる。このため成形品の外表
面の樹脂の凹凸がなくなり、また成形品の内部の気泡の
残留が防止される。これにより滑らかな外観および十分
な強度のFRPパイプを得ることができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図は実施例の成形中の状態を示す断面図、第2図は成形
後の状態を示す断面図であり、図において、第3図ない
し第5図と同一符号は同一または相当部分を示す。
図は実施例の成形中の状態を示す断面図、第2図は成形
後の状態を示す断面図であり、図において、第3図ない
し第5図と同一符号は同一または相当部分を示す。
この実施例の製造方法はまず第1図に示すように、芯型
(1)の外周に、樹脂含浸繊維(2)をフィラメントワ
インディング法により巻回し、次いで熱収縮性チューブ
(3)を被覆した成形体(5)を鉛直方向に吊下げ、成
形体(5)を円周方向に低速で回転させて熱収縮性チュ
ーブ(3)の上端部を熱風により収縮させる。そして第
2図に示すように、熱収縮性チューブ(3)の上端部か
ら下端部まで熱風を当てて加熱収縮を行う。
(1)の外周に、樹脂含浸繊維(2)をフィラメントワ
インディング法により巻回し、次いで熱収縮性チューブ
(3)を被覆した成形体(5)を鉛直方向に吊下げ、成
形体(5)を円周方向に低速で回転させて熱収縮性チュ
ーブ(3)の上端部を熱風により収縮させる。そして第
2図に示すように、熱収縮性チューブ(3)の上端部か
ら下端部まで熱風を当てて加熱収縮を行う。
このとき、成形体(5)を円周方向に低速で回転させ、
熱収縮性チューブ(3)の外周面の上端部より熱風を当
てて、熱収縮性チューブ(3)を収縮させて、樹脂含浸
繊維(2)と熱収縮性チューブ(3)を密着させながら
、下端部まで移動して第2図に示すとおり下端部まで密
着させる。この場合、樹脂含浸繊維(2)と熱収縮性チ
ューブ(3)との間に存在する空気(4)は加熱と共に
下端部へ移動するため成形品内の空気(4)の残留が防
止できる。その後鉛直方向に吊下げた状態で、繊維(2
)に含浸された樹脂を加熱硬化させると、樹脂の肉厚は
均一になる。
熱収縮性チューブ(3)の外周面の上端部より熱風を当
てて、熱収縮性チューブ(3)を収縮させて、樹脂含浸
繊維(2)と熱収縮性チューブ(3)を密着させながら
、下端部まで移動して第2図に示すとおり下端部まで密
着させる。この場合、樹脂含浸繊維(2)と熱収縮性チ
ューブ(3)との間に存在する空気(4)は加熱と共に
下端部へ移動するため成形品内の空気(4)の残留が防
止できる。その後鉛直方向に吊下げた状態で、繊維(2
)に含浸された樹脂を加熱硬化させると、樹脂の肉厚は
均一になる。
その結果得られたFRPパイプは外表面の樹脂の凹凸が
なく、内部の気泡も防止され、滑らかな外観および十分
な強度を有するものとなる。
なく、内部の気泡も防止され、滑らかな外観および十分
な強度を有するものとなる。
以上のようにこの発明によれば、成形体を鉛直方向に配
置し、熱収縮性チューブのみを加熱収縮させた後、成形
体を加熱硬化させることにより、成形品の周方向の樹脂
付着量を均一にできるとともに、樹脂含浸繊維と熱収縮
性チューブとの間に空気の残留をなくすことができ、こ
のため外表面の樹脂の凹凸および内部の気泡がなく、滑
らかな外観および十分な強度を有するFRPパイプを製
造することができる。
置し、熱収縮性チューブのみを加熱収縮させた後、成形
体を加熱硬化させることにより、成形品の周方向の樹脂
付着量を均一にできるとともに、樹脂含浸繊維と熱収縮
性チューブとの間に空気の残留をなくすことができ、こ
のため外表面の樹脂の凹凸および内部の気泡がなく、滑
らかな外観および十分な強度を有するFRPパイプを製
造することができる。
第1図はこの発明の一実施例の成形中の成形体の断面図
、第2図は成形後の成形体の断面図、第3図は従来の方
法による成形体の斜視図、第4図はそのA−A断面図、
第5図はその成形後の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)
は芯型、(2)は樹脂含浸繊維、(3)は熱収縮性チュ
ーブ、(4)は空気、(5)は成形体である。
、第2図は成形後の成形体の断面図、第3図は従来の方
法による成形体の斜視図、第4図はそのA−A断面図、
第5図はその成形後の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)
は芯型、(2)は樹脂含浸繊維、(3)は熱収縮性チュ
ーブ、(4)は空気、(5)は成形体である。
Claims (1)
- (1)樹脂を含浸させた繊維をフィラメントワインディ
ング法により芯型の外周に巻回し、次いで熱収縮性チュ
ーブを被覆した成形体を加熱硬化させてFRPパイプを
製造する方法において、前記成形体を鉛直方向に配置し
、前記熱収縮性チューブのみを加熱収縮させた後、前記
繊維に含浸させた樹脂を加熱硬化することを特徴とする
FRPパイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1204110A JPH0367638A (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | Frpパイプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1204110A JPH0367638A (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | Frpパイプの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0367638A true JPH0367638A (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=16484969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1204110A Pending JPH0367638A (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | Frpパイプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0367638A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004058475A1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-07-15 | National University Of Singapore | Fiber reinforced composite and methods of forming the same |
JP2012096381A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Toyota Motor Corp | 高圧タンクの製造方法 |
JP2019027578A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-21 | トヨタ自動車株式会社 | タンク |
-
1989
- 1989-08-07 JP JP1204110A patent/JPH0367638A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004058475A1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-07-15 | National University Of Singapore | Fiber reinforced composite and methods of forming the same |
US7758785B2 (en) | 2002-12-27 | 2010-07-20 | National University Of Singapore | Fiber reinforced composite and methods of forming the same |
JP2012096381A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Toyota Motor Corp | 高圧タンクの製造方法 |
JP2019027578A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-21 | トヨタ自動車株式会社 | タンク |
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