JPH0367610A

JPH0367610A - 建築用役物の製造装置

Info

Publication number: JPH0367610A
Application number: JP20515889A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Sakota; 迫田　博美; Kunio Kusano; 草野　邦雄; Tatsutoshi Nakano; 中野　龍俊
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1989-08-08
Filing date: 1989-08-08
Publication date: 1991-03-22
Anticipated expiration: 2011-02-21
Also published as: JPH0815730B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、出隅側に装飾模様を付けた建築用コーナー役
物を製造する為の装置に関する。

（従来の技術）従来より、出隅側に装飾模様を付けた建築用コーナー役
物を製造する為の装置としては、役物の形状に合わせて
押出成形された成形体の、上面形状に合わせた上型と、
下面形状に合わせた下型とを有するプレス成形機が知ら
れている（例えば、特開昭６０−４４３０３号公報参照
）。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上型と下型とで成形体をプレスすること
によって、該成形体の上面に装飾模様を付ける場合、従
来は、ただ単に上型と下型とでプレスしていた為、プレ
スによって成形体に加えられる圧力の方向が一方向に限
定されていた。

そのため、成形体が複数の屈折面で構成されている場合
、成形体の複数の屈折面の上面に対して均等に加圧する
ことができず、深い凸凹模様や、タイル目地模様の成形
が困難であった。

又、上型と下型とによって形成されるキャビティに装填
される成形材料が過少に過ぎると、所期の模様付けが出
来ず、逆に多すぎると、成形体の厚みが不均一になった
り、成形体の周囲にばりが発生することがあり、プレス
成形機に装填する成形材料の量的な調整に難渋していた
。

本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、一
加圧工程で成形体の複数の屈折面の上面を均等に加圧し
て、深い凸凹模様や、タイル目地模様等の成形をするこ
とが可能であり且つプレス成形機に装填する成形材料の
多少によって成形体に悪影響を及ぼすことの無い建築用
役物の製造装置を提供することを目的とするものである
。

（課題を解決するための手段）本発明建築用役物の製造装置は、「上型と下型とを有し
、下型には未硬化成形体を載置したトレイの載置部が設
けられ、上型には、該上型の作動力を利用して共働する
押圧板が設けられ、該押圧板は、下型上に載置された未
硬化成形体の複数の屈折面の各上面を、各個別の方向か
ら、一加圧工程で押圧可能となされ、該押圧板の下部に
は、下型に対して押圧力が働いた際の該押圧力により過
剰の成形材料を排出する為の排出口が設けられているこ
とを特徴とする装飾模様を有する建築用役物の製造装置
」をその要旨とするものである。

（作用）複数の屈折面からなる未硬化成形体を押出成形機によっ
て、例えばトレイ上に移載してトレイと共に下型に載置
する。次に、この未硬化成形体の上面を上型で押圧する
。この際、この上型によって未硬化成形体の複数の屈折
面の上面にそれぞれ個別の方向から一加圧工程で押圧力
を加えることが出来、かくすることにより、成形体の上
面全体を均等に押圧することができる。モして該押圧時
に、過剰の成形材料が排出口より排出される。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図（ａ）〜（ｆ）は、本発明装置の一実施例を示す
ものであって、複数の屈折面からなる建築用役物の一例
として、三つの屈折面で形成された長尺型コーナー役物
を製造する為の装置をその作動及び製造工程と共に示し
ている。

同図において、２は上型、３は下型、４は未硬化成形体
、５はトレイである。

上型２は、第１上型７と第２上型８との間にスプリング
Ｓを介装するとともに、第１上型７から下方に突出した
押圧部７ａ、７ｂを第２上型８に貫通させている。また
、この第２上型８の中央部から下方に突設した押圧部８
ａと前記押圧部７ａ、７ｂとの間に押圧板６ａ、６ｂを
連結し、該押圧板５ａ、５ｂが押圧部８ａとの連結部を
中心に上下方向に開閉可能になっている。さらに、この
押圧板６ａ、６ｂの内側面および押圧部８ａの下面に、
可撓性を有する模様シート９を連続した状態で貼着して
構成している。第２上型８の中央部から突設した押圧部
８ａには、押圧板６ａ、６ｂの上端部を回動可能にピン
結合している。一方、押圧＋１３ａ、６ｂの下端部は、
それぞれリンクｌＯを介して第１上型７の押圧部７　ａ
　ｓ　７　ｂに結合している。この押圧部７ａ、７ｂの
先端部分は、下型３の傾斜面に対応して押圧板６ａ、６
ｂを押圧できるように、該下型３の傾斜面に対応する傾
斜角度を持たせている。また、リンクｌＯは、押圧板６
ａ、６ｂが可動可能なように遊びをもたせて結合してい
る。そして、第１上型７と、第２上型８との間にスプリ
ングＳを介することによって、押圧板６ａ、６ｂを、通
常時に開いた状態としている。

下型３は、前記トレイ５を載置するように山形に形成さ
れたトレイ載置部３ａと、該トレイ載置部３ａの両側に
第２上型８の押圧を規制する突起部３ｂ、３ｂを突設し
て構成している。

未硬化成形体４は、第２図に示すように、押出成形機１
２から押し出して、トレイ５上に移載した後、トレイ毎
に切断する。

しかして、トレイ５上に移載した未硬化成形体４を、下
型３のトレイ載置部３ａに載置しく第１図（ｂ）参照）
上方から上型２で押圧する。

すると、第２上型８が下型３の突起部３ｂ、３ｂに当た
って該第２上型の押圧が停止する（第１図（Ｃ）参照）
。

さらに押圧を続けると、スプリングＳの付勢力に反して
第１上型７と第２上型８との間隔が挟まり、開いた状態
にあった押圧板６ａ、６ｂが閉じて、未硬化成形体４の
上面Ｂ、Ｃに沿って押圧板６ａ、６ｂが密着し、これと
ほぼ同時に未硬化成形体４の上面Ａが押圧部８ａに密着
する（第１図（ｄ）参照。

このように、押圧部８ａおよび押圧板６ａ、６ｂが未硬
化成形体４の上面Ａ、Ｂ、Ｃを実質的に覆う状態になる
。この際、未硬化成形体４の上面Ａ、Ｂ、Ｃの内、上面
Ａには第２上型８の押圧部８ａからの押圧力が作用し、
上面Ｂ、Ｃには押圧板６ａ、６ｂからの押圧力が作用す
ることになり、各上面Ａ、Ｂ、Ｃには個別の方向から押
圧力が作用する。

かくして未硬化成形体４の上面Ａ、Ｂ、Ｃに押圧力が作
用している間、押圧板６ａ、６ｂ内の未硬化成形体４か
らは、第５図に拡大して示すように、押圧板６ａ、６ｂ
の下縁に等間隔に設けられた複数個の排出口１３、・・
・から、過剰の成形材料が絞り出されて流出する。

尚、押圧部８ａ及び押圧板６ａ、５ｂには、それぞれ模
様シート９を連続した状態で貼着しているので、未硬化
成形体４の各上面Ａ、Ｂ、Ｃは、この模様シート９によ
って加飾されると共に、未硬化成形体４の各上面Ａ、Ｂ
、Ｃの角部すなわち境界部分も模様が途切れることなく
加飾される。

その後上型２の押圧を解除すると、押圧板６ａ、６ｂが
再び開いて（第１図（ｅ）参照）、下型３上に装飾模様
を付けた未硬化成形体４が得られる（第１図（ｆ）参照
）。このように、複数の屈折面を有する未硬化成形体４
の上面に一加圧工程で押圧力を加えることによって、成
形体の上面全体を均等に押圧して確実且つ効率よく装飾
模様を付することかできる。

この未硬化成形体４は、第３図に示すように、トレイ５
ごと養生硬化した後、トレイ５から脱型することによっ
て、模様付きのコーナー長尺役物１となる。こうして得
られたコーナー長尺役物１は、第４図に示すように、装
飾模様を付与したパネル１１のコーナ一部分に連続して
設けられ、該パネルと同材質同模様の出隅を構成するこ
とができる。

なお、本実施例では、三つの屈折面で形成された長尺型
コーナー役物の製造装置を例にしているが、本発明はこ
れに限定されることなく、例えば二つの屈折面で形成さ
れたＬ字型のコーナー役物、ジョイナ−１見切縁、化粧
梁等の建築用役物に付いても実施することができる。

（発明の効果）本発明装置は、叙上の通りの構成となされているので、
成形体の上面全体を均等に押圧することができるので、
成形体に深い凹凸模様や目地模様を付ける作業を確実か
つ能率よくおこなうことができる。また、該押圧板の下
部には過剰の成形材料を排出する為の排出口が設けられ
ているので、下型に対して押圧力が働いた際、該排出口
から過剰の成形材料が排出される。従って、成形に際し
てやや過剰の成形材料を充填すれば、かくすることによ
り成形体の厚さが不均一になったり、成形体の縁にばり
が発生したりすることがないので、成形材料の量的な調
整が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（ｆ）は本発明装置の一実施例を、その
作動及び製造工程と共に示す図面であって、（ａ）は押
圧装置の全体構成の概略を示す縦断面図、（ｂ）は同装
置に成形体およびトレイを設置した状態を示す縦断面図
、（ｃ）は押圧板および押圧部が成形体に密着する前の
押圧初期の状態を示す縦断面図、（ｄ）は押圧板および
押圧部が成形体に密着して押圧を行っている状態を示す
縦断面図、（ｅ）は上型の押圧を解除して押圧板を開い
た状態を示す縦断面図、（ｆ）は上型の押圧を完全に解
除した状態を示す縦断面図、第２図はトレイ上に成形体
を押出成形する成形装置の全体構成の概略を示す側断面
図、第３図はトレイに移載した成形体の押圧後の状態を
示す斜視図、第４図は成形体の施工例を示す斜視図、第
５図は上型のみを取り出し、排出口を示す一部切欠拡大
斜視図である。１・・コーナー長尺役物（建築用役物）、２・・上型、
３・・下型、３ａ・・トレイ載置部、４・・未硬化成形
体、Ａ、Ｂ、Ｃ・・上面、６ａ、６ｂ・・押圧板、８ａ
・・押圧部、１３・・排出口。

Claims

【特許請求の範囲】

１、押出成形した複数の屈折面からなる未硬化成形体を
材料とし、プレス成形により装飾模様を有する建築用役
物を製造する為の装置であって、上型と下型とを有し、
下型には未硬化成形体を載置したトレイの載置部が設け
られ、上型には、該上型の作動力を利用して共働する押
圧板が設けられ、該押圧板は、下型上に載置された未硬
化成形体の複数の屈折面の各上面を、各個別の方向から
、一加圧工程で押圧可能となされ、該押圧板の下部には
、下型に対して押圧力が働いた際の該押圧力により過剰
の成形材料を排出する為の排出口が設けられていること
を特徴とする装飾模様を有する建築用役物の製造装置。