JPH04244806A - 建築用役物の製造方法 - Google Patents
建築用役物の製造方法Info
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- JPH04244806A JPH04244806A JP1080191A JP1080191A JPH04244806A JP H04244806 A JPH04244806 A JP H04244806A JP 1080191 A JP1080191 A JP 1080191A JP 1080191 A JP1080191 A JP 1080191A JP H04244806 A JPH04244806 A JP H04244806A
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Landscapes
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば出隅側に装飾模
様を有する建築用役物の製造方法に関する。
様を有する建築用役物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントや珪酸カルシウム又は石膏等の
水硬性無機材料を主剤とする建築用コーナー役物の表面
に凹凸の加飾模様を付する方法としては、例えば特開昭
60ー44303号公報に記載されたような技術が知ら
れている。これは、製品の最終断面形状に略等しい断面
形状を有する押出機のダイスより原材料を未硬化状態で
押出成形した後、その未硬化成形体を製品の最終形状の
下面を支えるトレイ上に載荷し、次に凹凸模様を有する
ゴム等でなる型枠中にトレイごと挿入してプレスし、然
る後、未硬化成形体をトレイと共に排出して養生硬化さ
せ、その後にトレイより成形体を脱型して製品を得るも
のである。然るに、従来においては、上記のようにして
建築用コーナー役物の表面に装飾模様を付ける場合に、
ただ単に未硬化成形体を上型と下型とで挟んでプレスし
ていたため、プレスによって未硬化成形体に加えられる
圧力の方向が一方向に限定されていた。そのため、成形
体が複数の屈折面で構成されているような場合にあって
は、成形体の複数の屈折面の上面が均等に加圧されず、
深い凹凸模様やタイル目地模様の成形が困難であるとい
う問題があった。そこで、このような問題に対処するも
のとして、本願発明の発明者らは、特開平2ー2272
07号において、未硬化成形体における複数の屈折面の
上面を一加圧工程で均等に加圧することにより深い凹凸
模様やタイル目地模様等を形成するすることができる方
法を提案した。
水硬性無機材料を主剤とする建築用コーナー役物の表面
に凹凸の加飾模様を付する方法としては、例えば特開昭
60ー44303号公報に記載されたような技術が知ら
れている。これは、製品の最終断面形状に略等しい断面
形状を有する押出機のダイスより原材料を未硬化状態で
押出成形した後、その未硬化成形体を製品の最終形状の
下面を支えるトレイ上に載荷し、次に凹凸模様を有する
ゴム等でなる型枠中にトレイごと挿入してプレスし、然
る後、未硬化成形体をトレイと共に排出して養生硬化さ
せ、その後にトレイより成形体を脱型して製品を得るも
のである。然るに、従来においては、上記のようにして
建築用コーナー役物の表面に装飾模様を付ける場合に、
ただ単に未硬化成形体を上型と下型とで挟んでプレスし
ていたため、プレスによって未硬化成形体に加えられる
圧力の方向が一方向に限定されていた。そのため、成形
体が複数の屈折面で構成されているような場合にあって
は、成形体の複数の屈折面の上面が均等に加圧されず、
深い凹凸模様やタイル目地模様の成形が困難であるとい
う問題があった。そこで、このような問題に対処するも
のとして、本願発明の発明者らは、特開平2ー2272
07号において、未硬化成形体における複数の屈折面の
上面を一加圧工程で均等に加圧することにより深い凹凸
模様やタイル目地模様等を形成するすることができる方
法を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭60−44303号公報に記載の技術においては、
トレイを繰り返し使用している間に載荷時の製品の重量
によってトレイのコーナー部が沈んでしまって該コーナ
ー部の角度が狭くなり、そのためプレス終了後にコーナ
ー部の角度が上型よりも狭くなったトレイが該上型の上
昇に付随してしまう結果、スムーズな脱型が行えず、折
角付与した装飾模様が崩れてしまう恐れがあった。また
、上記特開平2−227207号に記載した技術におい
ても、トレイを繰り返し使用していると、載荷時の製品
の重量によりトレイのコーナー部の角度が徐々に開いて
しまい、その結果、上型の押圧を解除して両翼の押圧板
を開ける際にトレイが上型に付随してしまい、折角付与
した装飾模様が崩れてしまうという問題があった。更に
、上記何れの場合においても、もともとトレイのコーナ
ー部の角度については、対応する下型部分に合致するよ
うに相当厳密な寸法精度が要求されるのであるが、その
繰り返し使用によって該コーナー部の角度精度が悪くな
るため、該コーナー部の角度をその都度矯正するか或い
はトレイ自体にコーナー部の角度維持用の当てがい板等
を装着しておく必要があった。
開昭60−44303号公報に記載の技術においては、
トレイを繰り返し使用している間に載荷時の製品の重量
によってトレイのコーナー部が沈んでしまって該コーナ
ー部の角度が狭くなり、そのためプレス終了後にコーナ
ー部の角度が上型よりも狭くなったトレイが該上型の上
昇に付随してしまう結果、スムーズな脱型が行えず、折
角付与した装飾模様が崩れてしまう恐れがあった。また
、上記特開平2−227207号に記載した技術におい
ても、トレイを繰り返し使用していると、載荷時の製品
の重量によりトレイのコーナー部の角度が徐々に開いて
しまい、その結果、上型の押圧を解除して両翼の押圧板
を開ける際にトレイが上型に付随してしまい、折角付与
した装飾模様が崩れてしまうという問題があった。更に
、上記何れの場合においても、もともとトレイのコーナ
ー部の角度については、対応する下型部分に合致するよ
うに相当厳密な寸法精度が要求されるのであるが、その
繰り返し使用によって該コーナー部の角度精度が悪くな
るため、該コーナー部の角度をその都度矯正するか或い
はトレイ自体にコーナー部の角度維持用の当てがい板等
を装着しておく必要があった。
【0004】本発明は、上記のような問題に対処するも
ので、トレイ製作時のコーナー部の角度の寸法精度やト
レイの繰り返し使用時におけるコーナー部の角度寸法精
度に依らず、精度の良い深くてシャープな凹凸模様やタ
イル目地模様を確実に賦与することのできる建築用役物
の製造方法を提供することを目的とする。
ので、トレイ製作時のコーナー部の角度の寸法精度やト
レイの繰り返し使用時におけるコーナー部の角度寸法精
度に依らず、精度の良い深くてシャープな凹凸模様やタ
イル目地模様を確実に賦与することのできる建築用役物
の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は次のように構成したことを特徴とする。即ち、押
出成形された複数の屈折面を有する未硬化状態の成形体
をトレイにセットした状態で下型上に載置した後、この
未硬化成形体を上型で押圧することにより表面に装飾模
様を有する建築用役物を製造する方法において、下型に
トレイを強制的に密着させ得るトレイ密着手段を備え、
上記下型上へのトレイの載置後に該トレイをトレイ密着
手段によって下型上に密着させ、その状態で未硬化成形
体を上型で押圧する。上記トレイ密着手段は、例えば下
型内に設けた電磁石によって構成するが、その場合のト
レイとしては、電磁石によって該トレイを下型側に吸引
し得るように磁性を有する金属製トレイを用いる。
発明は次のように構成したことを特徴とする。即ち、押
出成形された複数の屈折面を有する未硬化状態の成形体
をトレイにセットした状態で下型上に載置した後、この
未硬化成形体を上型で押圧することにより表面に装飾模
様を有する建築用役物を製造する方法において、下型に
トレイを強制的に密着させ得るトレイ密着手段を備え、
上記下型上へのトレイの載置後に該トレイをトレイ密着
手段によって下型上に密着させ、その状態で未硬化成形
体を上型で押圧する。上記トレイ密着手段は、例えば下
型内に設けた電磁石によって構成するが、その場合のト
レイとしては、電磁石によって該トレイを下型側に吸引
し得るように磁性を有する金属製トレイを用いる。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、押出成形された複数の屈
折面を有する未硬化状態の成形体がトレイを介して下型
上に載置された後、該トレイがトレイ密着手段によって
下型に強制的に密着され、その状態で未硬化成形体が上
型で押圧されてその成形体表面に模様が付されるから、
コーナー部の角度寸法精度の悪いトレイであっても、押
圧終了後の上型の上昇時に下型に対して暴れることがな
い。従って、深くてシャープな模様でも模様崩れを生じ
させずに精度良く確実に付与することができる。
折面を有する未硬化状態の成形体がトレイを介して下型
上に載置された後、該トレイがトレイ密着手段によって
下型に強制的に密着され、その状態で未硬化成形体が上
型で押圧されてその成形体表面に模様が付されるから、
コーナー部の角度寸法精度の悪いトレイであっても、押
圧終了後の上型の上昇時に下型に対して暴れることがな
い。従って、深くてシャープな模様でも模様崩れを生じ
させずに精度良く確実に付与することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。この実施
例は、三つの屈折面を有する長尺型の建築用コーナー役
物を製造する場合に関するもので、図1は本実施例で使
用する製造装置の全体概要を示す斜視図、図2〜図6は
上記コーナー役物の製造工程を夫々示す工程図である。 先ず、これらの図に基づいて上記装置を説明する。同図
において、2は上型、3は下型、4は未硬化状態の成形
体、5は磁性体でなる金属製トレイである。上型2は、
第1上型7と第2上型8との間にスプリングSを介装す
ると共に、第1上型7から下方に突設した押圧部7a,
7bを第2上型8に貫通させている。また、この第2上
型8の中央部から下方に突設した押圧部8aと上記押圧
部7a,7bとの間に押圧板6a,6bを連結し、該押
圧板6a,6bが押圧部8aとの連結部を中心に開閉可
能となっている。更に、この押圧板6a,6bの内側面
および押圧部8aの下面には、加飾模様を付けるための
シート状の模様付与型材9が連続した状態で取り付けら
れている。尚、模様付与型材9としては、型面側にスタ
ッコ模様が形成されたウレタンゴムシート等の可撓性シ
ートが用いられる。第2上型8の中央部から突設した押
圧部8aには、押圧板6a,6bの上端部が回動可能に
ピン結合され、それらの押圧板6a,6bの下端部は、
夫々リンク10を介して第1上型7の押圧部7a,7b
に結合されている。この押圧部7a,7bの先端部分は
、下型3の傾斜面に対応して押圧板6a,6bを押圧し
得るように、該下型3の傾斜面に対応する傾斜角度を有
する。また、各リンク10は、押圧板6a,6bを可動
となし得るように該押圧板6a,6bに遊びを持った状
態で結合されている。そして、該押圧板6a,6bは、
第1上型7と第2上型8との間に介装されたスプリング
Sによって通常時には開いた状態とされている。
例は、三つの屈折面を有する長尺型の建築用コーナー役
物を製造する場合に関するもので、図1は本実施例で使
用する製造装置の全体概要を示す斜視図、図2〜図6は
上記コーナー役物の製造工程を夫々示す工程図である。 先ず、これらの図に基づいて上記装置を説明する。同図
において、2は上型、3は下型、4は未硬化状態の成形
体、5は磁性体でなる金属製トレイである。上型2は、
第1上型7と第2上型8との間にスプリングSを介装す
ると共に、第1上型7から下方に突設した押圧部7a,
7bを第2上型8に貫通させている。また、この第2上
型8の中央部から下方に突設した押圧部8aと上記押圧
部7a,7bとの間に押圧板6a,6bを連結し、該押
圧板6a,6bが押圧部8aとの連結部を中心に開閉可
能となっている。更に、この押圧板6a,6bの内側面
および押圧部8aの下面には、加飾模様を付けるための
シート状の模様付与型材9が連続した状態で取り付けら
れている。尚、模様付与型材9としては、型面側にスタ
ッコ模様が形成されたウレタンゴムシート等の可撓性シ
ートが用いられる。第2上型8の中央部から突設した押
圧部8aには、押圧板6a,6bの上端部が回動可能に
ピン結合され、それらの押圧板6a,6bの下端部は、
夫々リンク10を介して第1上型7の押圧部7a,7b
に結合されている。この押圧部7a,7bの先端部分は
、下型3の傾斜面に対応して押圧板6a,6bを押圧し
得るように、該下型3の傾斜面に対応する傾斜角度を有
する。また、各リンク10は、押圧板6a,6bを可動
となし得るように該押圧板6a,6bに遊びを持った状
態で結合されている。そして、該押圧板6a,6bは、
第1上型7と第2上型8との間に介装されたスプリング
Sによって通常時には開いた状態とされている。
【0008】一方、下型3は、上記トレイ5を所定の状
態に載置し得るように山形に形成されたトレイ載置部3
aを有し、このトレイ載置部3aの両側に第2上型8の
押圧を規制する突起部3b,3bを突設した構成である
。そして、本発明の特徴部分として、上記下型3の載置
部3a内には、該下型3の傾斜面に夫々対応させて電磁
石21a,21b,21bが備えられている。これらの
電磁石21a,21b,21bは磁性磁心にコイルを装
着した構成とされており、図1に示すように、下型載置
部3内の上面側の長手方向に複数個設けられている。 そして、押出装置の外部に別途備えられた電源部22か
ら電流が供給されることによって、下型3に載置された
トレイ5を必要に応じて吸引するようになっている。
態に載置し得るように山形に形成されたトレイ載置部3
aを有し、このトレイ載置部3aの両側に第2上型8の
押圧を規制する突起部3b,3bを突設した構成である
。そして、本発明の特徴部分として、上記下型3の載置
部3a内には、該下型3の傾斜面に夫々対応させて電磁
石21a,21b,21bが備えられている。これらの
電磁石21a,21b,21bは磁性磁心にコイルを装
着した構成とされており、図1に示すように、下型載置
部3内の上面側の長手方向に複数個設けられている。 そして、押出装置の外部に別途備えられた電源部22か
ら電流が供給されることによって、下型3に載置された
トレイ5を必要に応じて吸引するようになっている。
【0009】次に、上記装置を用いて行う本発明方法に
ついて説明する。先ず、図7に示すように、未硬化状態
の成形体4を押出成形機12から押し出してトレイ5に
移載した後、各トレイ5ごとに切断する(図8)。次に
、そのトレイ5上に移載された未硬化成形体4を、図3
に示すように下型3のトレイ載置部3aに載置し、その
後、下型3a内に備えられた電磁石21a及び21b,
21bの各コイルにこの順番で電流を流す。このように
すると、下型3におけるトレイ載置部3aの山部の角度
に対して開いた(又は閉じた)状態にあったトレイ5は
、先ずその頂部が電磁石21aの磁力によって下型載置
部3aの山部に確実に密着し、次いでトレイ5の傾斜面
が電磁石21bの磁力により下型載置部3aに吸引され
て、図4に示すように確実に下型3に密着するのである
。
ついて説明する。先ず、図7に示すように、未硬化状態
の成形体4を押出成形機12から押し出してトレイ5に
移載した後、各トレイ5ごとに切断する(図8)。次に
、そのトレイ5上に移載された未硬化成形体4を、図3
に示すように下型3のトレイ載置部3aに載置し、その
後、下型3a内に備えられた電磁石21a及び21b,
21bの各コイルにこの順番で電流を流す。このように
すると、下型3におけるトレイ載置部3aの山部の角度
に対して開いた(又は閉じた)状態にあったトレイ5は
、先ずその頂部が電磁石21aの磁力によって下型載置
部3aの山部に確実に密着し、次いでトレイ5の傾斜面
が電磁石21bの磁力により下型載置部3aに吸引され
て、図4に示すように確実に下型3に密着するのである
。
【0010】次に、このようにして下型載置部3aの山
部にトレイ5を確実に密着させた状態で、そのトレイ5
上にある未硬化成形体4を上方から上型2で押圧する。 この時、上型2の下降に伴って先ず第2上型8が図5に
示すように下型3における突起部3b,3bに当たり、
その時点で該第2上型8による押圧が停止される。この
状態で更に押圧を続けると、スプリングSの付勢力に抗
して第1上型7と第2上型8との間隔が狭まり、当初開
いた状態にあった押圧板6a,6bが閉じることにより
、図6に示すように押板板6a,6bが未硬化成形体4
の上面B,Cに沿って密着し、これと略同時に未硬化成
形体4の上面Aが押圧部8aに密着する。その結果、押
圧部8aおよび押圧板6a,6bが未硬化成形体4の上
面A,B,Cを実質的に模様付与型材9を介して覆う状
態となる。この時、未硬化成形体4の上面A,B,Cの
うちの上面Aには第2上型8の押圧部8aからの押圧力
が作用し、上面B,Cには押圧板6a,6bからの押圧
力が作用することになる。即ち、未硬化成形体4の各上
面A,B,Cには個別の方向から押圧力が作用する。 しかも、それらの押圧力を加える押圧部8aおよび押圧
板6a,6bには、可撓性シートの模様付与型材9が連
続した状態で取り付けられているから、未硬化成形体4
の各上面A,B,Cには該型材9によって凹凸のスタッ
コ模様が加飾されると共に、各上面A,B,Cの角部す
なわち境界部分も、模様が途切れることなく連続して加
飾されることになる。
部にトレイ5を確実に密着させた状態で、そのトレイ5
上にある未硬化成形体4を上方から上型2で押圧する。 この時、上型2の下降に伴って先ず第2上型8が図5に
示すように下型3における突起部3b,3bに当たり、
その時点で該第2上型8による押圧が停止される。この
状態で更に押圧を続けると、スプリングSの付勢力に抗
して第1上型7と第2上型8との間隔が狭まり、当初開
いた状態にあった押圧板6a,6bが閉じることにより
、図6に示すように押板板6a,6bが未硬化成形体4
の上面B,Cに沿って密着し、これと略同時に未硬化成
形体4の上面Aが押圧部8aに密着する。その結果、押
圧部8aおよび押圧板6a,6bが未硬化成形体4の上
面A,B,Cを実質的に模様付与型材9を介して覆う状
態となる。この時、未硬化成形体4の上面A,B,Cの
うちの上面Aには第2上型8の押圧部8aからの押圧力
が作用し、上面B,Cには押圧板6a,6bからの押圧
力が作用することになる。即ち、未硬化成形体4の各上
面A,B,Cには個別の方向から押圧力が作用する。 しかも、それらの押圧力を加える押圧部8aおよび押圧
板6a,6bには、可撓性シートの模様付与型材9が連
続した状態で取り付けられているから、未硬化成形体4
の各上面A,B,Cには該型材9によって凹凸のスタッ
コ模様が加飾されると共に、各上面A,B,Cの角部す
なわち境界部分も、模様が途切れることなく連続して加
飾されることになる。
【0011】その後、上型2の押圧を解除すると、押圧
板6a,6bが再び開いて、下型3上に装飾模様を付け
た未硬化成形体4が得られる。この装飾模様の付された
未硬化成形体4は、トレイ5ごと養生硬化されて図5に
示すような最終製品が得られる。尚、未硬化成形体4を
養生硬化させる場合、装飾模様の付された未硬化成形体
4を載せたトレイ5は、図10に示すように幅寸法を規
制する規制板31aを具備した支持台31の上に複数枚
積み重ねられる。また、図例の場合、各トレイ5におい
ても、その上に更に積み重ねられる他のトレイの幅寸法
を規制する規制板5aが設けられている。その結果、各
トレイ5に載置された装飾模様付き未硬化成形体4は、
正しい幅寸法・角度寸法を維持して養生硬化される。従
って、養生硬化後に当該成形体をトレイ5から脱型する
ことによって、目地1a及びスタッコ模様1bが共に所
要の状態に加飾された幅寸法・角度寸法精度の良い長尺
状のコーナー役物1が得られることになる(図9)。こ
うして得られた長尺状のコーナー役物1は、図11に示
すように、同じ装飾模様を有するパネル11のコーナー
部分に連続して設けられ、該パネル11と同材質同模様
の出隅を構成することができる。
板6a,6bが再び開いて、下型3上に装飾模様を付け
た未硬化成形体4が得られる。この装飾模様の付された
未硬化成形体4は、トレイ5ごと養生硬化されて図5に
示すような最終製品が得られる。尚、未硬化成形体4を
養生硬化させる場合、装飾模様の付された未硬化成形体
4を載せたトレイ5は、図10に示すように幅寸法を規
制する規制板31aを具備した支持台31の上に複数枚
積み重ねられる。また、図例の場合、各トレイ5におい
ても、その上に更に積み重ねられる他のトレイの幅寸法
を規制する規制板5aが設けられている。その結果、各
トレイ5に載置された装飾模様付き未硬化成形体4は、
正しい幅寸法・角度寸法を維持して養生硬化される。従
って、養生硬化後に当該成形体をトレイ5から脱型する
ことによって、目地1a及びスタッコ模様1bが共に所
要の状態に加飾された幅寸法・角度寸法精度の良い長尺
状のコーナー役物1が得られることになる(図9)。こ
うして得られた長尺状のコーナー役物1は、図11に示
すように、同じ装飾模様を有するパネル11のコーナー
部分に連続して設けられ、該パネル11と同材質同模様
の出隅を構成することができる。
【0012】上記の構成によれば、押出成形された複数
の屈折面A,B,Cを有する未硬化成形体4が磁性体で
なる金属製トレイ5を介して下型3における載置部3a
上に載置され、然る後、該トレイ5が下型3内の電磁石
21a,21b,21bによって下型3におけるトレイ
載置部3aの上面に強制的に密着され、その状態で未硬
化成形体5が上型2で押圧されてその成形体表面に模様
が付される。そのため、コーナー部の角度寸法精度の悪
いトレイであっても、押圧終了後の上型2の上昇時に下
型3のトレイ載置部3aに対して暴れることがなくなる
。これにより、深くてシャープな模様でも模様崩れを生
じさせることなく精度良く確実に成形体表面に形成する
ことができ、従って、そのようなシャープな模様を有す
るコーナー役物が得られることになる。
の屈折面A,B,Cを有する未硬化成形体4が磁性体で
なる金属製トレイ5を介して下型3における載置部3a
上に載置され、然る後、該トレイ5が下型3内の電磁石
21a,21b,21bによって下型3におけるトレイ
載置部3aの上面に強制的に密着され、その状態で未硬
化成形体5が上型2で押圧されてその成形体表面に模様
が付される。そのため、コーナー部の角度寸法精度の悪
いトレイであっても、押圧終了後の上型2の上昇時に下
型3のトレイ載置部3aに対して暴れることがなくなる
。これにより、深くてシャープな模様でも模様崩れを生
じさせることなく精度良く確実に成形体表面に形成する
ことができ、従って、そのようなシャープな模様を有す
るコーナー役物が得られることになる。
【0013】尚、この実施例は、三つの屈折面を有する
長尺状コーナー役物を製造する場合に関するものである
が、本発明はこれに限定されることなく、例えば二つの
屈折面で形成されたL字型のコーナー役物、ジョイナー
、見切縁、化粧梁等の建築用役物についても同様にして
実施することができる。また、上記実施例においては、
未硬化成形体の複数の屈折面の上面に夫々別個の方向か
ら一加圧工程で押圧力を加えたが、本発明はこれに限定
されることはない。例えば、屈折面や模様の状態によっ
ては、プレスによって未硬化成形体に加えられる圧力は
一定方向であってもよい。更に、上記実施例では磁性体
からなる金属性トレイを用いた場合の下型にトレイを密
着させる手段(トレイ密着手段)として電磁石を用いた
が、他の実施例として、下型そのものにトレイを密着さ
せるストッパー等の治具類を具備してなる製造装置を用
いることもできる。
長尺状コーナー役物を製造する場合に関するものである
が、本発明はこれに限定されることなく、例えば二つの
屈折面で形成されたL字型のコーナー役物、ジョイナー
、見切縁、化粧梁等の建築用役物についても同様にして
実施することができる。また、上記実施例においては、
未硬化成形体の複数の屈折面の上面に夫々別個の方向か
ら一加圧工程で押圧力を加えたが、本発明はこれに限定
されることはない。例えば、屈折面や模様の状態によっ
ては、プレスによって未硬化成形体に加えられる圧力は
一定方向であってもよい。更に、上記実施例では磁性体
からなる金属性トレイを用いた場合の下型にトレイを密
着させる手段(トレイ密着手段)として電磁石を用いた
が、他の実施例として、下型そのものにトレイを密着さ
せるストッパー等の治具類を具備してなる製造装置を用
いることもできる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、押出成
形した複数の屈折面からなる未硬化成形体をトレイの上
に載置した後、該トレイを下型に密着させた状態で上型
で未硬化成形体表面を押圧して模様を付与するため、下
型に対して角度寸法の精度の悪いトレイであっても、押
圧終了後上型の上昇時に下型に対してトレイが暴れるこ
とがない。その結果、模様崩れすることなく、深くてシ
ャープな模様でも精度良く確実に付与することができる
。従って、多種多様の模様を付すことが要求される多品
種少量生産にも十分に対応することができる。また、複
数の屈折面を有する未硬化成形体の載置用トレイのよう
に相当厳密な角度寸法精度が要求されていたトレイにお
いて寸法精度が多少悪くなっていても成形体表面に正確
に模様を付与することができるから、あまり厳密な角度
寸法を有するトレイを用いる必要がなく、その分だけト
レイ製作費を節減することができる。更に、繰り返し使
用によって幅が拡がるなど角度寸法の悪くなったトレイ
についても、その角度を頻繁に矯正させなくて済むから
、トレイの寸法維持費用を大幅に軽減することができる
。言い換えると、トレイの角度寸法に対する品質管理の
手間を大幅に軽減することができ、それだけ生産性の向
上が図れることになる。また、本発明によれば、上記の
ように下型上におけるトレイの暴れを防止することがで
きるから、それだけトレイの寿命が延び、その制作回数
も減らすことができ、しかもトレイの角度寸法を維持さ
せるための角度矯正板をトレイに具備させておく必要も
なくなる。このように、本発明によると、より深くてシ
ャープな模様を精度良く且つ鮮明に付与する作業を確実
に行うことができ、しかも生産コストの大幅な軽減と生
産性の向上とを図ることができる。
形した複数の屈折面からなる未硬化成形体をトレイの上
に載置した後、該トレイを下型に密着させた状態で上型
で未硬化成形体表面を押圧して模様を付与するため、下
型に対して角度寸法の精度の悪いトレイであっても、押
圧終了後上型の上昇時に下型に対してトレイが暴れるこ
とがない。その結果、模様崩れすることなく、深くてシ
ャープな模様でも精度良く確実に付与することができる
。従って、多種多様の模様を付すことが要求される多品
種少量生産にも十分に対応することができる。また、複
数の屈折面を有する未硬化成形体の載置用トレイのよう
に相当厳密な角度寸法精度が要求されていたトレイにお
いて寸法精度が多少悪くなっていても成形体表面に正確
に模様を付与することができるから、あまり厳密な角度
寸法を有するトレイを用いる必要がなく、その分だけト
レイ製作費を節減することができる。更に、繰り返し使
用によって幅が拡がるなど角度寸法の悪くなったトレイ
についても、その角度を頻繁に矯正させなくて済むから
、トレイの寸法維持費用を大幅に軽減することができる
。言い換えると、トレイの角度寸法に対する品質管理の
手間を大幅に軽減することができ、それだけ生産性の向
上が図れることになる。また、本発明によれば、上記の
ように下型上におけるトレイの暴れを防止することがで
きるから、それだけトレイの寿命が延び、その制作回数
も減らすことができ、しかもトレイの角度寸法を維持さ
せるための角度矯正板をトレイに具備させておく必要も
なくなる。このように、本発明によると、より深くてシ
ャープな模様を精度良く且つ鮮明に付与する作業を確実
に行うことができ、しかも生産コストの大幅な軽減と生
産性の向上とを図ることができる。
【0015】
【図1】本発明の実施例で使用した製造装置の全体概要
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】上記装置の縦断面図である。
【図3】上記装置に成形体及びトレイをセットした状態
を示す工程図である。
を示す工程図である。
【図4】上記装置に成形体及びトレイをセットした後、
トレイを下型に密着させた状態を示す工程図である。
トレイを下型に密着させた状態を示す工程図である。
【図5】成形体に対する押圧初期の状態を示す工程図で
ある。
ある。
【図6】成形体を完全に押圧している状態を示す工程図
である。
である。
【図7】トレイ上に未硬化状態の成形体を押出成形して
いる状態を示す工程図である。
いる状態を示す工程図である。
【図8】トレイごと切断された未硬化状態の成形体の一
部を示す部分斜視図である。
部を示す部分斜視図である。
【図9】上記成形体が養生硬化されて最終製品となった
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図10】トレイに成形体を載置して支持台に積み重ね
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図11】最終製品たる建築用役物の施工例を示す斜視
図である。
図である。
1・・・建築用役物、
2・・・上型、
3・・・下型、
4・・・未硬化状態の成形体、
5・・・トレイ、
21a,21b・・・トレイ密着手段(電磁石)、A,
B,C・・・屈折面。
B,C・・・屈折面。
Claims (2)
- 【請求項1】押出成形された複数の屈折面を有する未硬
化状態の成形体をトレイにセットした状態で下型上に載
置した後、この未硬化成形体を上型で押圧することによ
り表面に装飾模様を有する建築用役物を製造する方法に
おいて、下型にトレイを強制的に密着させ得るトレイ密
着手段を備え、上記下型上へのトレイの載置後に該トレ
イをトレイ密着手段によって下型上に密着させ、その状
態で未硬化成形体を上型で押圧することを特徴とする建
築用役物の製造方法。 - 【請求項2】トレイは磁性を有する金属で構成されてお
り、トレイ密着手段は、下型内に設けられた電磁石であ
ることを特徴とする請求項1に記載の建築用役物の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1080191A JPH04244806A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 建築用役物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1080191A JPH04244806A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 建築用役物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04244806A true JPH04244806A (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=11760440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1080191A Pending JPH04244806A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 建築用役物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04244806A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106985268A (zh) * | 2017-04-13 | 2017-07-28 | 佛山市三水区广顺自动化设备有限公司 | 一种线条通体陶瓷的生产方法 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP1080191A patent/JPH04244806A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106985268A (zh) * | 2017-04-13 | 2017-07-28 | 佛山市三水区广顺自动化设备有限公司 | 一种线条通体陶瓷的生产方法 |
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