JPH0366914B2 - - Google Patents

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JPH0366914B2
JPH0366914B2 JP60152029A JP15202985A JPH0366914B2 JP H0366914 B2 JPH0366914 B2 JP H0366914B2 JP 60152029 A JP60152029 A JP 60152029A JP 15202985 A JP15202985 A JP 15202985A JP H0366914 B2 JPH0366914 B2 JP H0366914B2
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JP
Japan
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needle
thread
cam
hook
cloth
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JP60152029A
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JPS6211492A (ja
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Shiro Oono
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Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
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Toyo Kasei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP15202985A priority Critical patent/JPS6211492A/ja
Publication of JPS6211492A publication Critical patent/JPS6211492A/ja
Publication of JPH0366914B2 publication Critical patent/JPH0366914B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、布、不織布等の繊維品や合成樹脂皮
膜、皮革等に一つの環状縫目をつくり、この縫目
の糸尻を所謂引き解き片わな結び(シングルルー
プ結びという)に結束する方法と、ハンデイな装
置に関するもので、単純化された工程、従つて装
置自体も片手で持つて操作できるものでありなが
ら、よく複雑な目的を達成し、その用途は甚だ広
範囲におよぶものである。例えば1対の靴下を縫
い閉じたり、同時にラベル等をも縫着するには理
想的なもので、従来の金属線等による閉じ合はせ
による商品の損傷や、針金の先端で取扱い者の手
指を傷める等の欠点は全く解消されるものであ
る。さらに、その用途は布地の縫製時、或は仮り
縫い時の目印等にも利用することができ、結束が
引き解き可能なシングルループ結びであるから、
用済み後直ちに取り除くことができ、その際商品
には何らの損傷も与えないのである。また、ラン
ドリーではクリーニングに際し依頼者の名前を刺
しゆうした布片を洗濯物に取付けるが、本発明の
装置をもつてすれば、洗濯物を何ら損傷すること
なく該目印布片を縫付けることができ、且つ縫い
閉じ糸を簡単に解いて布片を除去することが容易
であるから甚だ便利である。その他利用面は限り
無いものと言つて過言でない。
(従来の技術) 本発明の技術内容に近い従来の技術は余り知ら
れていない。強いてあげれば、本願発明の発明者
が先に出願した特願昭55−97386号(特開昭57−
28732号)がある程度である。しかし該発明と本
願発明とは、その目的に於て一部共通する点もあ
るが、両者は方法装置ともに全く相違する。とい
うのは本発明は利用範囲を広くするため、環状縫
目の形成並びにシングルループ結びの手段に於て
全く新しい発想に基づくものだからである。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、布、不織布等の繊維品や、合成樹脂
皮膜、皮革類紙等に任意の糸又は紐の上糸だけを
もつて、一つの環状縫い目をつくり、且つ該環状
縫い目の糸尻を引き解きシングルループ結び結束
に自動的に完成するもので、単に環状縫い目をつ
くというのであれば、従来のミシンを用いればよ
いのであるが、糸尻の始末をしないと糸が解けて
しまうから、例えば2個1組の靴下や手袋を一ま
とめに縫い閉じする用途には利用できない。従来
糸で閉じ合はせる装置が無かつたので、止むなく
金属線等を用いていたが、商品を損傷するので、
高価な商品には不向きで、この場合はどうしても
糸で取付ける必要があり、人手による以外に方法
はなく、甚だしく非能率且つコスト高となつてい
た。本発明は縫い閉じに於て縫い目の形成とその
糸尻の始末を自動的に完了するもので、従来その
例を見ない技術である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は糸による縫い目の形成と、縫い糸尻の
結束をハンデイな装置により、手指の操作で実現
するもので、その手段について述べると、第1
図、第2図、第3図、第12図に示すように、装
置全体はピストル型に構成され、後部に主軸5を
有し、この主軸に1ヶの歯車6と一群のカム7,
8,9,10,11が取付けられ、またハンドル
2の上方部は扇形歯車4に形成されて前記主軸上
の歯車6と噛合い、且つハンドルを握りしめてこ
れをハンドストツク1の方へ引くことにより、歯
車6を正しく1回転させるようにし、かくして、
各カムも1回転する。各カムに連動するそれぞれ
の機構は次の通りである。
カム7に連動するのは針Kの昇降機構で、カム
7に接触するロール14を軸支する短杆13と針
杆15の後端部はピン12で枢着され、且つ傾斜
面12aで接合することによりクラツチ機構を形
成する。針杆15の先端部には針Kを取付けたも
ので、該針Kは1作動中に2回下降と上昇を行の
うものである(第12図−)。
カム8に連動するのは糸引き出し機構で、該カ
ム8に係合するロール22を軸支する短杆20
(第12図−)、これに連結する連結杆24、フ
ツクレバー26より成り、フツクレバーの先端は
糸を引掛けるに適したフツクに形成されている。
カム9に連動するのは、布送り機構で、該カム
9に係合するロール28は布地を27の尾部27
aに軸支され、布地台自体はピストル型機枠の銃
身部をなす台座Gの上面に設けた溝H内にスライ
ド可能に嵌合され、また、該布地台の中央部はフ
レーム27bに形成され、これに布押え板29の
後端部が枢軸27cによつて枢着されている。
カム10に連動するのは糸ループL1形成機構
で、該カム10に嵌合するロール32は曲折杆3
1の後半身31aに軸支され、該曲折杆31の前
半身31bの端部にはジヨイナーJが結合され、
該ジヨイナーにはフツク33が回動可能に連結さ
れている。またフツク杆自体はその胴部に於て円
筒カム34に内嵌し、該フツク杆に設けた突起3
3bは円筒カムの溝35内に係合する。33cは
フツク杆の先端に設けたフツクである。
カム11に連動するのはベラ針機構で、該カム
11に係合するロール36を軸支する短杆37の
中央部に連結杆38が連結され、該連結杆の他端
には、スラスト枠39が枢着され、さらにこのス
ラスト枠にはベラ針43が取付けられている。4
4は該ベラ針のフツクで45はベラである。
(作用) 次に、上記した本発明装置の作用を説明する。
既に述べたように、本発明は布等に1つの環縫い
目をつくると共に、縫い目の糸尻をシングルルー
プ結びとするが、これをハンデイな手動装置を用
いて任意の対象物に実施するものであつて、この
装置の作用は次の通りである。第1図に於てピス
トル型に構成されたハンデイな装置に於て、それ
ぞれ所定の作用を行のうカム群を装着した主軸5
が、ハンドル2を手で握りしめこれをハンドスト
ツク1まで引き寄せることで主軸を1回転させ、
この間にカム7に係合する一連の機構により針K
は2回下降上昇運動を行ない、この針の運動と関
連して以下の作用が順次行なわれ、目的を達成す
るものである。すなわち、針Kの第1回目の下降
時、針目K′は布等を刺通して布地台27をのせ
台座Gの下方に達し(第4図)、続いて、針目
K′より進出している糸の端部A1をカム8に連動
するフツクレバー26のフツク26aで引掛け、
且つ糸を一定長引き出す(第4図)。
次に、カム9に連動するフツク杆33を該カム
の作用により右方へ引くことにより、前記引き出
された後A2の中央部をフツク33cで引掛け且
つ右方へ引き寄せ、さらに該フツク杆33が円筒
カム34との係合作用により90°自転して上向き
の糸ループL1を形成する(第5図)。この作動中
針Kは一旦上昇する。続いてカム10に連動する
布地台27及び布押え板29の前進運動が行なわ
れ、布等Cを前進させる。次に第2回目の針下降
により前記ループL1の輪の中へ針Kが貫通降下
し、(第6図)。さらに、針目K′から出ている糸
A4と針体との間の間隙Pにカム10に連動する
ベラ針43が侵入(第7図)、退去(第8図)す
ることにより、前記ループL1とフツク26a間
の糸A5の中央部をベラ針のフツク44に引掛け
右方へ引き寄せ、ループL2を形成しつゝこれを
前記間隙Pに引き入れる(第8図)。この後第2
回目の針Kの上昇に伴ない、針目K′から出てい
る糸が上に引き上げられるから、ループL2は布
等Cの裏面に締めつけられ、かくして布に1つの
環縫い目47を形成すると共に、その糸尻をシン
グルループ結びとして結束完了するものである
(第10図、第11図)。
(実施例) 本発明装置実施の一例を図面について説明する
と、第1図、第2図、第3図に於て、ピストル型
に構成された本装置の1は機枠Fの後部下方へ斜
めに突出したハンドストツクで、2は支軸3を支
点として回動し、且つその下半身は棒状で上半身
は扇形歯車4に形成したハンドルである。5は極
枠Fの後部中心位置に装着された主軸で、該軸上
には前記扇形歯車4と噛合う歯車6、及び後述の
カム群7,8,9,10,11が取付けられてい
る。ハンドストツク1とハンドル2とを手で握り
しめると、ハンドル2は矢印方向へ引き寄せら
れ、従つて、扇形歯車4は矢印方向に回動し、こ
れと噛合う歯車6及びカム群を回転させるが、歯
車及びカムが丁度1回転するよう扇形歯車の回動
運動量を規制するため、ストツパーSが設けられ
ている。ハンドル2は通常スプリング50によつ
て開脚状態にある。
カム軸5にはカム7,8,9,10,11の5
種類のカム群が取付けられており、以下これらカ
ム群に連動する機構を順次説明する。
カム7は第12図−に示す形状の円板カムで
針Kの昇降機構がこれに連動し、該カムの周面7
aには、ロール14が係合する。該ロールは針K
を先端に取付けた針杆15の後尾部にピン12に
より枢着された短杆13の後端部に装着13aさ
れ、針杆15の曲折部は枢軸15aにより支板5
1に枢着され、この枢軸を支点に針杆は上下回動
し、針Kに昇降運動を与える。なお、短杆13の
前端部と針杆15の尾部との係合はクラツチを形
成する。つまり、針杆15の尾部が二股に形成さ
れ、一方短杆13の前端部は肉薄で該二股部に嵌
入し、両者をピン12により枢着し、且つ両者の
接触端面は図示のように斜面12aとしたもので
ある。従つてローラー14が上方へ駆動されると
きは、短杆13と針杆15の尾部とは一体的に結
合されて行動を共にするが、逆にロール14が下
方へ駆動されるときは、短杆13はピン12を支
点として針杆15と関係なく下降回動できるよう
にしたものである。16,18はカム7のカム山
を、17は谷を示す。
カム8は第12図−に示す形状で、糸引出し
機構がこれに連動し、22は該カム8の周面8a
に係合するロールである。該ロールは支軸19に
支承された短杆20の後端部に軸着21され、該
短杆の他端はピン23により連結し、該連結杆の
他端は支軸25に支承されたフツクレバー26と
連結している。27はピンで、26aは該フツク
レバーの上端に形成された糸引掛け機能を有する
フツクである。8bはカム山8cは谷を示す。
カム9は第12図−に示す形状で、布送り機
構がこれに連動し、28はカムの周面9aに係合
するロールである。該ロールは機枠Fの前半身部
(ピストルの銃身部)の上面をなす台座Gの長手
方向に設けた溝H内にスライド可能に嵌入された
布地台27aの端部に連結されている。該布地台
の中央部両側はフレーム27bに構成され、該フ
レームには布押え板29が枢軸27cにより枢着
され、スプリング等(図示しない)の力で下方へ
押されるよう構成されている。布地台27及び布
押え板29の中央部にはそれぞれ長さ方向に細巾
の溝30,30aが上下に対向する状態で穿設さ
れている。布地台と布押え板はカムの形状に応じ
て布送り長さが決まり、それは環縫い目の長さと
なる。
カム10は第12図−に示す形状で、糸ルー
プ形成機構がこれに連動し、32は該カムの周面
10aに係合するロールで、曲折杆31の後半身
部31aの端部に装着されている。該曲折杆31
の前半身31bの先端部には長穴31cが設けら
れ、この長穴部にジヨイナーJが枢着31dさ
れ、31eは曲折杆31の曲折部を支承する支軸
である。ジヨイナーJにはフツク杆33が自転可
能に枢着33aされ、またフツク杆33はその中
央部に於て円筒カム34に内嵌し、35は該円筒
カムに設けたカム溝である。33bはフツク杆3
3上に設けた突起でカム溝35に係合する。33
cはフツク杆33の先端部に形成されたフツク
で、普通の状態では、第1図に示すように該フツ
クは横向き位置であるが、フツク杆33がカム1
0の回転に伴つて後退すると、円筒カムのカム溝
に係合する突起33bの変位に伴ない、フツク杆
自体が90°回転し、フツクは上向きになるよう構
成されている。
カム11は第12図−に示す形状でベラ針機
構がこれに連動し、36は該カムの周面11aに
係合するロールで、前記ハンドル2の支軸3を支
点とする短杆37の上端部に装着されている。3
7aは該短杆37のほゞ中央部に於て連結杆38
を連結するピンで、該連結杆38の他端にはスラ
スト枠39が連結40され、41は該スラスト枠
の中央部に設けられた長穴である。該スラスト枠
には長穴41を利用して、ベラ針43が止着42
され、44はベラ針の先端に形成されたフツク、
45はベラ、46はベラを枢着するピンである。
ベラ針のフツクは横向き(第1図)に装着されて
いる。
なお、Aは糸ボビンBより繰出される糸で、針
杆15の背部を経て、針Kの針穴K′に挿通され
る。
本発明装置は上述の構成に係るもので、次にそ
の作用を説明する。縫い閉じする布等Cを布地台
27と布押え板29との間に挿入された後、ハン
ドストツク1とハンドル2とを手指で握りしめ、
ハンドル2がハンドストツク1に接触するまで引
くと、扇形歯車4は矢印方向へ回動し、これと噛
合う主軸5上の歯車6を矢印方向へ丁度1回転す
るから、主軸上のカム群もそれぞれ1回転する
が、これらカムの回転に伴のう各機構の運動を順
次説明する。
先づカム7の回転により、該カムのカム山16
に係合するロール14を介し、針杆と針Kは、第
1回目の下降運動を他の運動に先行して始める。
すなわちロール14がカム山16より上方へ押し
上げられると、短杆13及びこれと一体的に連結
された針杆15の尾部を上昇するから、支軸15
aを中心として回動する針杆の先端部に取付けた
針Kは下降運動をなし、第4図に示すように布C
を刺し通して布地台の下方に達し、このとき針穴
K′より外方へ糸Aの糸尻部A1が出ている。
次にカム8に係合するロール22、これを支承
する短杆20、及びこれに連動する連結杆24を
介してフツクレバー26が矢印方向(第4図)へ
回動し、該フツクレバーの端部に設けたフツク2
6aは針穴より外方へ出ている糸の糸端部A1
引掛けて矢印方向(第4図)へ回動することによ
り、一定長の糸A2を引き出す。
次にカム10に係合するロール32がカム山1
0bにより押し上げられ、曲折杆31が支軸31
eを中心に矢印方向へ回動し(第12図−)、
フツク杆33を引く(矢印方向)。従つて、この
とき、フツク杆のフツク33cは、前記フツク2
6aにより引き出された糸A2のほゞ中央部を引
掛けて後退し、且つ後退時に円筒カム34の溝3
5に係合する突起33bの変位により、フツク杆
33自体90°自転するから、フツク33cも上向
き位置まで90°変位し、かくしてフツク33cに
把持された糸はひねられてループL1を中心とす
るa字状を形成する(第5図)。つまり、布の縫
目とフツク26aに両脚端を置き、頂部にループ
L1を形成した形である。なお、フツク杆33の
運動開始直後針Kは一旦上昇する(第5図)。
続いて、カム9に係合するロール28がカム山
9b(第12図−)により前方へ押され、布地
台尾部27aを介し、布地台27及びフレーム2
7bに枢着された布押え板29を共に前方へ進出
し、布Cを前方へ送る(第5図)。
続いて、カム7のカム山18によるロール14
の駆動により、針Kは第2回目の下降運動を行な
い、今度は布が前進しているから、前記した針刺
し点Tよりやゝ後方のT′位置(第6図)に於て
布Cを刺し通し、且つ前記したループL1の輪を
貫通して下降する。そして、このとき糸の状態は
針刺し点T′より針穴K′へ下降し、該針穴を経由
し、針体に沿つて上昇しているのである。
次に、カム11により、これに係合するロール
36を介し、短杆35、及び連結杆38が矢印方
向へ押し進められ(第12図−)、さらに連結
杆38にスラスト枠39を介して連動するベラ針
43が前進すると、該ベラ針の先端部をなすフツ
ク44、ベラ45が前記針穴K′より進出して上
昇する糸部分A4(たゞし、ループL1より下方部
分)と針自体との間隙P内へ進入し、フツク44
が前記したa字状糸の下方脚A5を越え、またベ
ラ45も糸A4をパスする位置まで達する前段工
程と、これに続いて、直ちに該ベラ針43の後退
運動、即ち、フツク44はa字状糸の下方脚A5
を引掛けてループL2を形成し、前記間隙Pを通
過し、この際ベラの作用で引掛けた糸は確実に間
隙P内を通過し、かくしてループL2がA4を完全
に通過後、ベラ針は小さい前進運動を行のうこと
によりフツク44が把持するループL2をフツク
から解放する後段工程とを連続的に行のう。
最後にカム7により針Kが2回目の上昇運動を
行ない、針穴K′に続く糸を引き上げるから、前
記ループL2を布等Cの裏面に於て、糸で締め付
ける(第8図、第9図)。かくして、カム軸5の
1回転完了によりカム群がそれぞれ1回転完了す
ると、第10図に示すように1個の環縫い目47
を完成し、且つ縫い目の糸端末は第11図に示す
ように布の裏面に於て引き解きシングルループ結
びを完成する。
以上の運動は瞬時に完了するもので、完了後ハ
ンドル2を解放すると、スプリング50の力でハ
ンドル2は原位置に復帰し、従つてカム群も元の
位置に復帰する。このときフツク26aはその把
持していた糸端部A1を解放し、また、針昇降機
構の短杆13に装着されたロール14がカム7の
逆回転に際し、カム山18,16により上から下
へ駆動されるが、該短杆はピン12及び斜面12
aにより針杆15とクラツチ機構を形成している
から、該短杆13は針杆に関係なくピン12を中
心に下方回動し、カムの逆転に何らの支障をも与
えない。かくして、一回の運動は完結する。
本発明は上述のように、手動により望みの位置
に引き解き可能な縫い目を形成することのできる
ものであるから、甚だ便利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の全体構成を示す設明図
(側面)、第2図イ,ロは、本装置の正面及び平面
の外観を示す説明図、第3図はカム群及びこれに
接するロールを示す説明図(平面)、第4図乃至
第9図はカムに連動する各機構の作用を示す説明
図、第10図は環縫い目と糸尻を示し(布等の表
面)、第11図は環縫い目と糸尻の結束を示す説
明図(布等の裏面)、第12図乃至第12図
はカムとこれに係合するロールを示す説明図、第
13図は本発明装置の外観を示す斜視図である。 符号説明、A.糸;A1.糸端;B.糸ボビン;F.機
枠;G.台座;H.溝;J.ジヨイナー;K.針;K′.針
穴;P.間隙;S.ストツパー;T,T′.針刺し点;
1.ハンドストツク;2.ハンドル;3.支軸;
4.扇形歯車;5.主軸;6.歯車;7,8,
9,10,11.カム;7a,8a,9a,10
a,11a.カム周面;8c,9c.谷;12.枢
軸;12a.斜面;13.短杆;13a.枢軸;1
4.ロール;15.針杆;15a.支軸;20.短
杆;22.ロール;24.連結杆;26.フツク
レバー;26a.フツク;27.布地台;27a.尾
部;27b.フレーム;28.ロール;29.布押
え板;30,30a.細溝;31.曲折杆;31c.
長穴;31d.枢軸;32.ロール;33.フツク
杆;33b.突起;33cフツク;34.円筒カ
ム;35.カム溝;36.ロール;37.短杆;
38.連結杆;39.スラスト枠;41.長穴;
43.ベラ針;44.フツク;45.ベラ;4
7.縫い目;50.スプリング;51.支板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 台座上の布地台に置いた布等Cに対し、手動
    によりハンドルを駆動し主軸上に装着した一連の
    カム群に連動させた機構を介し、針目K′に糸を
    通した針Kを下降させて該布等を刺し通し、次に
    布地台下に於て前記下降した針の針穴から進出し
    ている糸端部を把持して一定量の糸を引き出し、
    一旦針を上昇させると共に引き出された糸の中央
    部をフツクに引掛けて引き寄せ且つフツクの90°
    の自転により該フツクに把持された糸部を上向き
    ループL1に形成し、次に布送り機構により布等
    Cを所定長前進させた後、第2回目の針下降によ
    り、前記ループL1内に針を貫通させ、次に別の
    フツクによりループL1と最初に把持された糸端
    との間の糸を引掛けて引き寄せ、かくして形成さ
    れるループL2を針目K′より進出して布等Cに達
    している糸部A4と針自体との間隙(P)内へ引き入
    れ、針Kの第2回目の上昇により針穴K′より出
    ている糸を上昇させて前記ループL2を布等の裏
    面に締めつける各手段を連続的に行のうことによ
    り布等に1つの環縫い目を形成すると共に縫い目
    の糸尻をシングルループ結びに結束することを特
    徴とする環縫い目糸尻結束方法。 2 第2回目の針の上昇途中、針穴K′より布等
    の縫い目に連らなる糸A1をフツクで引掛けて引
    き寄せ適宜のカツターで糸を切断する手段を附加
    した特許請求の範囲第1項記載の環縫い目糸尻結
    束方法。 3 全体がピストル型に構成された機体後方部の
    主軸5に1個の歯車6とカム群が装着され、該歯
    車にはハンドルと一体的に構成された扇型歯車4
    を係合させ、また、各カムにはそれぞれこれに連
    動する機構、すなわち、 () カム7に係合するロール14を軸支する
    短杆13に、針Kをその先端部に取付けた針杆
    15の後端部をクラツチ構造に係合させて成る
    針昇降機構。 () カム8に係合するロール22を端部に軸
    支した短杆20の他端を連結杆24の一端に連
    結すると共に、該連結杆の他端を支軸25に軸
    支されたフツクレバー26の下端部に枢着して
    成る糸引出し機構。 () カム9に係合するロール28を軸支する
    布地台尾部27aの前方部をピストル型装置の
    銃身部機枠に設けた溝内にスライド可能に装着
    した布地台27に形成し、また該布地台の中央
    部に設けたフレーム27bに布押え板29の後
    端部を枢着して成る布送り機構。 () カム10に係合するロール32を一端部
    に軸支する曲折杆31の他端にジヨイナーJが
    枢着され、該ジヨイナーには先端をフツク33
    cに形成したフツク杆33の端末を自転可能に
    組込むと共に該フツク杆の中央部を円筒カム3
    4に内嵌させると共にフツク杆に取付けた突起
    33bを該カムのカム溝35内に係合させて成
    るループL1形成機構 () カム11に係合するロール36を上端に
    軸支し、下端はハンドル2の支点3を支点とす
    る短杆37の中央部に連結杆38を連結し、ま
    た該連結杆と先端にフツク44とベラ45を有
    するベラ針43とをスラスト枠39を介し連結
    して成るベラ針機構、とより構成されることを
    特徴とする環縫い目糸尻結束装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320904A (en) * 1976-08-11 1978-02-25 Toshiba Corp Optical information reader
JPS5728732A (en) * 1980-07-16 1982-02-16 Ozaki Sayoko Stitching bundling method for cloth and its device
JPS622994A (ja) * 1985-06-28 1987-01-08 東洋化成工業株式会社 環縫い目糸尻結束方法及び結束装置

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