JPH036661Y2 - - Google Patents

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JPH036661Y2
JPH036661Y2 JP17043184U JP17043184U JPH036661Y2 JP H036661 Y2 JPH036661 Y2 JP H036661Y2 JP 17043184 U JP17043184 U JP 17043184U JP 17043184 U JP17043184 U JP 17043184U JP H036661 Y2 JPH036661 Y2 JP H036661Y2
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JP
Japan
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metal plate
liquid
insulating material
metal
tight structure
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JP17043184U
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JPS6185604U (ja
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  • Insulating Bodies (AREA)
  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、異種金属板を締結体で接合して構
成した液密構造物において、その接合部分の電食
を防止し液密を保持する構造に関するものであ
る。
[従来技術と問題点] 防油堤、船舶、海洋構造物、その他の構造物に
おいて、鋼材と軽合金や銅合金、普通鋼と特殊鋼
というように材質の異なる金属材を、ボルトやリ
ベツトで接合して構成する構造物で、水密、油密
を必要とするものがある。このような液密構造物
にあつては、第4図及び第5図に示すように、第
1金属板01と第2金属板02という異種の金属
材を、ボルトナツト03等で、直接接合する普通
の構造手段では、接合部に水分、特に海水のよう
な電導性のある液体が接触する場合は、異種金属
間で電池を形成し、金属板に電食が生じ、板厚の
減少、穴の成生、液漏れの原因となる。
[考案の目的] そこで、この考案の目的は、異種金属板を接合
してなる液密構造物において、接合部に発生する
電食を抑制し、液漏れを防止することができる接
合手段を実現することにある。
[考案の構成] この目的を達成するため、この考案は、異種金
属板を締結体で接合してなる液密構造において、
前記異種金属板の間に絶縁材を介在させ、前記金
属板と前記締結体との間に円形段付き形状の絶縁
ブシユ兼ワツシヤを介在させ、前記金属板の締結
部より端側には凹条を設け、該金属板の他側には
U字形状部を形成してなることを特徴とする。
[作用] この考案は、以上の構成としてので、異種金属
板の間は、直接には、絶縁材で絶縁され、間接的
にも締結体との間の絶縁ブシユ兼ワツシヤで絶縁
されているので電気的に完全に絶縁されるので、、
電導性液が存在しても電池作用は発生せず、構造
部材に電食が生じることはない。
また、金属板の締結部より端側に設けた凹条の
部分に締結体の締結力によつて、強い圧着力が発
生し、絶縁材と金属板との間に強いシール線を形
成する。他側のU字形部は液圧によつて金属板と
絶縁材との間に圧着力が生じシール線が形成さ
れ、液密を確保することができる。
[実施例] 以下この考案を図示の実施例について説明す
る。第1図(断面図)及び第2図(平面図)は実
施例を示す。これは、第1金属板1と第2金属板
2とをボルトナツト3のような締結体で接合して
構成した液密構造物であり、第1金属板1と第2
金属板2とは材質が異なる。この実施例では、第
1金属板1と第2金属板2とに挾ませるようにネ
オプレンゴムのような弾力のある合成樹脂製の絶
縁材7を介在させる。また、締結体であるボルト
3の径より若干大きな径のボルト穴が第1金属板
1にあけてあり、この穴とボルト3の周囲との間
に入り、第1金属板1の板厚より大きな深さの円
形段付きを施したベークライトのような合成樹脂
製の絶縁ブシユ兼ワツシヤ10が、ボルト3と第
1金属板1との間に介在させてある。絶縁ブシユ
兼ワツシヤ10は絶縁材7より硬いものが好まし
い。
また、第1金属板1の締結部より端側には凹条
8が設けられており、ボルト3の締着力によつ
て、凹条8の下方凸出部が絶縁材7に圧入され、
シール線が形成される。また、第1金属板1の他
側には液圧による第1金属板1の変形を利用して
液密を増強させるため、U字形状9が形成されて
いる。
この考案による液密構造は、以上の構成になる
ので、ボルト3によつて締結したとき、第1金属
板1と第2金属板2とは絶縁材7によつて絶縁さ
れ、ボルト3と第1金属板1とは絶縁物であるブ
シユ兼ワツシヤ10で絶縁されているので、水分
のような電導性液が存在しても、電池を形成する
ことができず、電食の発生を防止することができ
る。なお、ボルト3と第2金属板2との材質が異
なる場合は、ボルト3と第2金属板2との間にも
ブシユ兼ワツシヤ10と同様な絶縁物を挿入すれ
ばよい。
この液密構造物は区画4から液圧が作用するも
のである。液が漏洩する可能性のある径路として
は、第3図の矢印A,B,C,Dで示す個所があ
る。これに対して、A及びBは、第1金属板1の
凹条8が、ボルト3の締結力によつて、絶縁材7
に圧入され、その圧力によつて、絶縁材7と第2
金属板2との間も圧着され、シール線を形成し、
A及びBからの漏洩を防止している。また、第1
金属板1との間に金属より可撓性のある絶縁ブシ
ユ兼ワツシヤ10を挾んでボルト3を締着するの
で、C及びDの個所も液密を保持させることは容
易である。なお、区画4から液圧が作用した場
合、矢印Eの力による第1金属板1の撓みによつ
て矢印Fの圧着力が生じ、その部分の第1金属板
1と第2金属板2との間の絶縁材7を押圧し、区
画5と6との間の密封性も強化することとなる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、材質
の異なる金属板を締結体で結合してなる液密構造
において、その異種金属間に絶縁材を介在させ、
電気的に絶縁させたので、電導性液が存在しても
電池を構成することができず、電食の発生を阻止
することができる。また、金属板の締結部より端
側に凹条を、他側にU字形状を付与したので、金
属材料より可撓性が大である絶縁材の存在と相ま
つて液密性の向上と確保を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による液密構造の実施例の断
面図、第2図はその平面図、第3図は作用説明
図、第4図及び第5図は従来の構造の断面図であ
る。 図において、1は第1金属板、2は第2金属
板、3はボルト、4,5及び6は区画、7は絶縁
材、8は凹条、9はU字形状、10は絶縁ブシユ
兼ワツシヤである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 異種金属板を締結体で接合してなる液密構造に
    おいて、前記異種金属板の間に絶縁材を介在さ
    せ、前記金属板と前記締結体との間に円形段付き
    形状の絶縁ブシユ兼ワツシヤを介在させ、前記金
    属板の締結部より端側には凹条を設け、該金属板
    の他側にはU字形状部を形成してなることを特徴
    とする液密構造。
JP17043184U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH036661Y2 (ja)

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JPS6185604U JPS6185604U (ja) 1986-06-05
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JP2006307569A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 柱と梁との接合構造

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