JPH0366315A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は炊飯器の蓋において、蓋ヒータの熱の伝達をよ
くするための中ぶたの構造の改良に関するものである。

［従来の技術］ 電力を利用して加熱炊飯する炊飯器は、今や全国的に普
及し各家庭の炊事場の必須器具となっている。それだけ
にその技術開発にかける各メーカの熱意は素晴らしいも
のがあり、文字通り日進月歩の様相を呈している。

開発の最大の狙いは、米をいかに美味な飯に炊き上げる
かであり、そのために細部に亘って不断の開発努力が続
けられている。特に最近は飯の味をよくするためには、
米を収納する内がまの加熱を下方からだけでなく、側方
及び上方からもまんべんなく加熱する方法が有効とされ
ている。そのため従来は主として保温のみに利用されて
いた蓋ヒータの出力を強化し、炊飯またはむらしの時に
上方からも加熱する炊飯方法が採用され、そのため蓋ヒ
ータの出力は従来の１０ワツトから最近では６０〜８０
ワツトに強化されている。

第４図は上記蓋ヒータ出力を強化した炊飯器の一部断面
図で、図中１は外ケース、２は蓋、３は内がま、４は主
ヒータ、５は蓋ヒータ、６は側部ヒータ、７は放熱板、
７ａはその突出部、８は中ぶた、９は中ぶた固定用シャ
フト、１０はスペーサ、１１は米、１２は水である。

図に示すように、蓋２内に配置された蓋ヒータ２は放熱
板７の中央部下方の突出部７ａ内に収納されており、中
ぶた８は放熱板７にプラスチック製のスペーサ１０を介
して中ぶた固定用シャフト９により固着されている。放
熱板７に伝達された蓋ヒータ５の熱は、中ぶた８を介し
て、内がま３内に貯留された被加熱物である水１２及び
米１１に伝達されるのである。

［発明が解決しようとする課題］ ところで上記炊飯器の蓋において、放熱板７と中ぶた８
との間にかなりの間隔があるため、蓋ヒータ５の熱が下
方の米１１や水１２に伝わり難く、その分蓋内の温度が
上昇し蓋や型部品の焼損などのトラブルが発生しやすく
なる。

本発明は従来の炊飯器の上記問題点を解消するためにな
されたもので、中ぶたの構造を改善し、蓋ヒータの熱が
内がま内の被加熱物に伝達しやすいような構造を有する
中ぶたを提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明にかかる中ぶたは次の
ような構造を備えている。

（１）中ぶた中央部に、放熱板突出部に近接させて下方
への突出部を形成する。

（２）上記中ぶた突出部に多数の小孔を穿設する。

（３〉中ぶた中央部に開口部を設ける。

［作用］ 中ぶたの中央部に放熱板突出部に近接させて下方への突
出部を形成することにより、蓋ヒータと中ぶたとの間隔
が小さくなり、蓋ヒータの熱が内がま内の被加熱物に伝
わりやすい。また中ぶたの突出部に多数の小孔を穿設す
ることにより蓋ヒータの熱の伝達はさらによくなる。さ
らに中ぶたの中央部に開口部を設けることにより、放熱
板の突出部の一部または全部が直接飯米に対向すること
となり、蓋ヒータの熱の被加熱物への伝達は最大となる
。

［発明の実施例］ 第１図は本発明の一実施例である炊飯器の断面図で、１
〜１２は従来の炊飯器と同一または相当部品、２０は中
ぶた、２０ａはその突出部である。

図にみるように、中ぶたの突出部２０ｇは皿状に形成さ
れ、しかも放熱板の突出部７ａに接近して配置されてい
るので、蓋ヒータ５の熱は中ぶたの突出部を介し内がま
内金面に伝達され、蓋ヒータの熱効率が向上する。

第２図は他の実施例である中ぶた突出部２０ａの裏面の
一部平面図で、上記中ぶたに形成した突出部２０ａにさ
らに多数の小孔２１を穿設したものである。この小孔２
１を通して放熱板の突出部７ａの熱が直接内がま内の水
１２や米１１に放射伝熱されるので、蓋ヒータの被加熱
物への熱伝達はさらに増大する。

第３図は本発明の他の実施例を示す（ａ）は炊飯器の蓋
要部の断面図、（ｂ）はその裏面の平面図で、３０は中
ぶた、３０ａはその中央部に形成した開口部である。図
にみるように、中ぶた３０の中央部で蓋ヒータ５の下方
に開口部３０ａを形威し、放熱板の突出部７ａの全部を
露出させたものである。放熱板突出部の熱が直接米１１
や水１２に放射伝熱されるので、蓋ヒータの熱効率はさ
らに向上する。なお開口部３０ａの大きさは、本実施例
に示すように放熱板の突出部７ａの全部を露出させる程
のものでなくその一部を露出させる程度のものでもよい
。

［発明の効果］ 本発明は炊飯器の蓋ヒータの下方に配置した中ぶたの構
造を、蓋ヒータの熱が内がまに収納された被加熱物の米
や水に多量に伝達するような構造としたので、蓋ヒータ
の熱効率が向上するとともに、内がま上部が高温となり
、美味しい飯が得られることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である中ぶたを示す炊飯器の
断面図、第２図は他の実施例を示す中ぶた裏面の一部平
面図、第３図は他の実施例を示す蓋要部のｌａ〉は側面
断面図、（ｂ）は蓋裏面の平面図、第４図は従来の炊飯
器の断面図である。 図中２は蓋、３は内がま、５は蓋ヒータ、７は放熱板、
７ａはその突出部、８．２０．３０は中ぶた、２０ａは
その突出部、２１は小孔、３０ａはその開口部、１１は
米、１２は水である。 なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）蓋内部に蓋ヒータを配置し、該蓋ヒータの下面を
   放熱板により覆い、該放熱板の下方に中ぶたを備えて構
   成された炊飯器の蓋において、上記中ぶたの構造を、上
   記蓋ヒータの熱が炊飯器の内がま内に収納された被加熱
   物に効率よく伝達されるように構成した ことを特徴とする炊飯器の蓋における中ぶたの構造。
2. （２）上記中ぶたの構造が、その中央部に下方へ突出し
   た皿状の突出部が形成され、上記放熱板に近接して配置
   されているものである ことを特徴とする請求項１に記載の炊飯器の蓋における
   中ぶたの構造。
3. （３）上記中ぶたの構造が、その中央部に下方へ突出し
   た皿状の突出部が形成され、かつ該突出部に多数の小孔
   が穿設されたものである ことを特徴とする請求項１に記載の炊飯器の蓋における
   中ぶたの構造。
4. （４）上記中ぶたの構造が、その中央部に開口部を形成
   したものである ことを特徴とする請求項１に記載の炊飯器の蓋における
   中ぶたの構造。