JPH0366308B2 - - Google Patents
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- JPH0366308B2 JPH0366308B2 JP60291672A JP29167285A JPH0366308B2 JP H0366308 B2 JPH0366308 B2 JP H0366308B2 JP 60291672 A JP60291672 A JP 60291672A JP 29167285 A JP29167285 A JP 29167285A JP H0366308 B2 JPH0366308 B2 JP H0366308B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ss42227b
- culture
- antibiotic
- strain
- culture solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/08—Bridged systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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- Medicinal Chemistry (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Oncology (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な抗生物質SS42227Bに関する。
〔従来の技術〕
従来、微生物が生産する種々の抗生物質が知ら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、更に新しい、医薬として有用な抗生
物質を提供することを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 本発明者らは天然の土壌より数多くの微生物を
単離し、その生産物について種々研究を行なつた
結果、群馬県邑楽郡板倉町の土壌から分離した菌
株は、抗菌活性及び抗腫瘍活性を有する新規な抗
生物質SS42227Bを生産することを見出し本発明
を完成した。 すなわち本発明は抗生物質SS42227Bを提供す
るものである。 本発明の抗生物質SS42227Bを生産するS42227
株は次のような菌学的性質を有する。 (1) 形態 各種寒天培地で28℃、10−14日培養し、
S42227株の形態を光学顕微鏡あるいは電子顕微
鏡で観察した結果、以下の特徴を示した。 気菌糸より胞子形成菌糸が単純分枝し、その先
端部はらせん形である。これは、シユクロース・
硝酸塩寒天培地、オートミール寒天培地、リンゴ
酸−石灰寒天培地等で良く観察できる。車軸分枝
は観察されない。オートミール寒天培地で成熟し
た分生胞子を観察すると10個以上の胞子連鎖を認
め、個々の形は楕円形〜円筒形で、その大きさは
0.7〜0.9×1.0〜1.3μmである。胞子の表面構造は
平滑である。各種寒天培地で生育した本菌株につ
いて観察を行なつたが、胞子のう、鞭毛胞子、菌
核等の特殊な構造物を認めなかつた。また、基中
菌糸の分断も認めなかつた。 (2) 各種培地における生育状態 S42227株の各種培地での生育状態は次表の通
りである。観察は28℃、14日間培養後に行なつ
た。なお、色の記載は、日本色研事業(株)発行(昭
和56年)「色名小事典」の系統色名で行なつた。
また、表中括弧内は色標番号を示す。
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、更に新しい、医薬として有用な抗生
物質を提供することを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 本発明者らは天然の土壌より数多くの微生物を
単離し、その生産物について種々研究を行なつた
結果、群馬県邑楽郡板倉町の土壌から分離した菌
株は、抗菌活性及び抗腫瘍活性を有する新規な抗
生物質SS42227Bを生産することを見出し本発明
を完成した。 すなわち本発明は抗生物質SS42227Bを提供す
るものである。 本発明の抗生物質SS42227Bを生産するS42227
株は次のような菌学的性質を有する。 (1) 形態 各種寒天培地で28℃、10−14日培養し、
S42227株の形態を光学顕微鏡あるいは電子顕微
鏡で観察した結果、以下の特徴を示した。 気菌糸より胞子形成菌糸が単純分枝し、その先
端部はらせん形である。これは、シユクロース・
硝酸塩寒天培地、オートミール寒天培地、リンゴ
酸−石灰寒天培地等で良く観察できる。車軸分枝
は観察されない。オートミール寒天培地で成熟し
た分生胞子を観察すると10個以上の胞子連鎖を認
め、個々の形は楕円形〜円筒形で、その大きさは
0.7〜0.9×1.0〜1.3μmである。胞子の表面構造は
平滑である。各種寒天培地で生育した本菌株につ
いて観察を行なつたが、胞子のう、鞭毛胞子、菌
核等の特殊な構造物を認めなかつた。また、基中
菌糸の分断も認めなかつた。 (2) 各種培地における生育状態 S42227株の各種培地での生育状態は次表の通
りである。観察は28℃、14日間培養後に行なつ
た。なお、色の記載は、日本色研事業(株)発行(昭
和56年)「色名小事典」の系統色名で行なつた。
また、表中括弧内は色標番号を示す。
【表】
(3) 生理的性質
生育温度範囲(イースト・表芽寒天培地、
14日間培養) 生育至適温度24〜29℃ 生育可能温度11〜41℃ ゼラチンの液化 陽性 スターチの加水分解 陽性 脱脂牛乳の凝固 陰性 脱脂牛乳のペプトン化 陽性 メラニン様色素の生成 陰性 硝酸塩の還元 陽性 セルロースの分解 陰性 (4) 炭素源の同化性(プリドハム・ゴドリーブ寒
天培地、28℃、14日培養) L−アラビノース、D−キシロース、D−グル
コース、D−フラクトース、D−マンニトール、
D−ガラクトース、サリシンを利用する。 イノシトール、L−ラムノース、セルーロー
ス、シユクロース、ラフイノースは利用しない。 (5) 全菌体中のジアミノピメリン酸 全菌体中のジアミノピメリン酸を分析した結
果、LL−ジアミノピメリン酸を検出した。 以上のS42227株の菌学的性質を要約すると、
次のようになる。 気菌糸の先端はらせん形で、その分生胞子は10
個以上の胞子が連鎖し、その個々の胞子表面は平
滑である。気菌糸の色調はグレイカラーシリー
ズ、裏面の色は黄味のブラウン、可溶性色素はか
すかなブラウンである。メラニン様色素は生成し
ない。 以上の菌学的性質及びLL−ジアミノピメリン
酸を含むことにより、S42227株をストレプトミ
セス属に属する一菌株と判断した。また公知の菌
株に同一の性質を有するものを見出さなかつたの
で、これをストレプトミセス・エスピーS42227
(Streptomyces sp.S42227)と命名し工業技術院
微生物工業技術研究所に微工研菌寄第8443号
(FERMp−8443)として寄託した。 本発明の抗生物質SS42227Bは上記菌株を栄養
源含有培地に接種し、好気的に培養することによ
り製造される。抗生物質SS42227B生産株として
は、上記S42227株はもとより、その人工変異株
あるいは自然変異株であつても抗生物質
SS42227Bを生産する能力を有するものであれば
すべて使用することができる。上記S42227株の
人工変異株は他の放線菌の場合同様、例えば紫外
線照射、コバルト60照射、化学変異誘起剤等によ
り容易に得ることができる。 次に、抗生物質SS42227Bの製造における菌株
の培養について説明する。 まず、ストレプトミセス属に属する抗生物質
SS42227B生産株は通常の放線菌の培養法により
培養される。栄養培地としては、資化しうる炭素
源、室素源、無機物などを適当に含有する限り、
合成培地、半合成培地あるいは天然培地のいずれ
でも使用可能である。炭素源としては、例えばグ
ルコース、フラクトース、マンニトール、澱粉、
糖蜜等が単独または組合せて用いられる。さらに
菌の資化性によつては、炭化水素、アルコール
類、有機酸も用い得る。窒素源としては、無機も
しくは有機窒素化合物、例えば塩化アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿
素、硝酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウムな
ど及び天然物、例えば大豆粉、酵母エキス、ペプ
トン、肉エキス、乾燥酵母、綿実粕、プロテオー
スペプトン、カザミノ酸、コーン・スチーブ・リ
カー等が単独または組合せて用いられる。無機物
としては、例えば炭酸カルシウム、塩化ナトリウ
ム、硫酸銅、塩化マンガン、塩化亜鉛等が単独ま
たは組合せて用いられる。更に培地中にはその他
S42227株の発育を助け、SS42227Bの生産を促進
する物質あるいはシリコン油、またはアデカノー
ル(商品名)等の一般的消泡剤を適宜添加するこ
ともできる。培養法としては、一般の抗生物質生
産に用いられる方法が採用されるが、液体培養
法、特に深部撹拌培養法が最も適している。培養
は好気的な条件で行なわれ、培養に適当な温度は
24〜29℃であるが、一般に28℃付近で培養するの
が好ましい。抗生物質SS42227Bは振蘯培養、深
部撹拌培養法のいずれの場合にもその生産量は2
〜4日間の培養で最高に達する。 次いで培養液中の抗生物質SS42227Bの蓄積量
が最高に達した時に培養を停止し、培養液中から
目的物質を分離・精製する。培養液中からの
SS42227Bの分離・精製は、後記実施例に示す如
く、本抗生物質の理化学的性状を考慮して種々の
方法を単独で、あるいは適宜組合せることによつ
て行なわれる。すなわち、抗生物質SS42227Bは
通常培養液中に存在するので培養液を遠心分離
または過等によつて菌体を分離し、その培養
液から通常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオ
ン交換樹脂法、ゲル過法、吸着または分配カラ
ムクロマト法、透析法、沈殿法などを単独で、ま
たは適宜組合せて抗生物質SS42227Bを分離・精
製する。好ましい分離・精製の例としては、次の
方法が挙げられる。醗酵を終了した培養液を遠心
分離し、培養液と菌体に分ける。培養液を適
当な溶媒例えばクロロホルム等で抽出する。抽出
液の溶媒を留去し、残渣にn−ヘキサンを加え遠
心分離に付し、得られた沈殿物をエーテルで洗浄
後、再び遠心分離に付す。沈殿物を少量のクロロ
ホルムに溶解後n−ヘキサンを加え遠心分離し、
再びこの操作を行なうことにより抗生物質
SS42227Bの無色粉末を得る。 以上の如くして得られた抗生物質SS42227Bは
次のような理化学的性質及び生物学的性質を有す
る。 <理化学的性質> 元素分析(C31H33N3O11) C H N 実験値(%) 59.23 5.56 6.72 理論値(%) 59.71 5.33 6.74 分子式 C31H33N3O11 FAB−マススペクトル (M+H)+m/z624 融 点 190℃(分解) 紫外線吸収スペクトル 第1図 217(65500) λMeOH naxnm(ε) 250(30400) 290(sh) 340(8500) 赤外線吸収スペクトル(KBr法) 第2図1 H−NMRスペクトル(90MHz) 第3図 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質として
測定した。 13C−NMRスペクトル(22.5MHz) 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質とし
て測定した。 δ(ppm):191.1(s,br),172.2(s),165.5
(s),164.2(s),161.8(s),155.9(s),
153.9(s),150.6(d,br),134.3(s),
133.1(s),128.1(s),127.7(s),126.8
(s),125.1(d),123.7(d),122.0(d),
119.1(s),118.4(s),108.5(d),84.3
(d),76.7(d),76.5(d),56.0(s),55.5
(q),53.4(t),46.7(d),36.8(t),23.9
(q,br),20.6(q),19.9(q),17.2(q) 溶剤に対する溶解性 クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、メタ
ノールに可溶。 ジエチルエーテル、n−ヘキサン、水に難
容。 塩基性・酸性・中性の区別 酸性 物質の色及び性状 無色粉末 呈色反応 ドラーゲンドルフ試薬に陽性。 薄層クロマトグラフイー 担体:シリカゲルプレートF254(メルク社製)
14日間培養) 生育至適温度24〜29℃ 生育可能温度11〜41℃ ゼラチンの液化 陽性 スターチの加水分解 陽性 脱脂牛乳の凝固 陰性 脱脂牛乳のペプトン化 陽性 メラニン様色素の生成 陰性 硝酸塩の還元 陽性 セルロースの分解 陰性 (4) 炭素源の同化性(プリドハム・ゴドリーブ寒
天培地、28℃、14日培養) L−アラビノース、D−キシロース、D−グル
コース、D−フラクトース、D−マンニトール、
D−ガラクトース、サリシンを利用する。 イノシトール、L−ラムノース、セルーロー
ス、シユクロース、ラフイノースは利用しない。 (5) 全菌体中のジアミノピメリン酸 全菌体中のジアミノピメリン酸を分析した結
果、LL−ジアミノピメリン酸を検出した。 以上のS42227株の菌学的性質を要約すると、
次のようになる。 気菌糸の先端はらせん形で、その分生胞子は10
個以上の胞子が連鎖し、その個々の胞子表面は平
滑である。気菌糸の色調はグレイカラーシリー
ズ、裏面の色は黄味のブラウン、可溶性色素はか
すかなブラウンである。メラニン様色素は生成し
ない。 以上の菌学的性質及びLL−ジアミノピメリン
酸を含むことにより、S42227株をストレプトミ
セス属に属する一菌株と判断した。また公知の菌
株に同一の性質を有するものを見出さなかつたの
で、これをストレプトミセス・エスピーS42227
(Streptomyces sp.S42227)と命名し工業技術院
微生物工業技術研究所に微工研菌寄第8443号
(FERMp−8443)として寄託した。 本発明の抗生物質SS42227Bは上記菌株を栄養
源含有培地に接種し、好気的に培養することによ
り製造される。抗生物質SS42227B生産株として
は、上記S42227株はもとより、その人工変異株
あるいは自然変異株であつても抗生物質
SS42227Bを生産する能力を有するものであれば
すべて使用することができる。上記S42227株の
人工変異株は他の放線菌の場合同様、例えば紫外
線照射、コバルト60照射、化学変異誘起剤等によ
り容易に得ることができる。 次に、抗生物質SS42227Bの製造における菌株
の培養について説明する。 まず、ストレプトミセス属に属する抗生物質
SS42227B生産株は通常の放線菌の培養法により
培養される。栄養培地としては、資化しうる炭素
源、室素源、無機物などを適当に含有する限り、
合成培地、半合成培地あるいは天然培地のいずれ
でも使用可能である。炭素源としては、例えばグ
ルコース、フラクトース、マンニトール、澱粉、
糖蜜等が単独または組合せて用いられる。さらに
菌の資化性によつては、炭化水素、アルコール
類、有機酸も用い得る。窒素源としては、無機も
しくは有機窒素化合物、例えば塩化アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿
素、硝酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウムな
ど及び天然物、例えば大豆粉、酵母エキス、ペプ
トン、肉エキス、乾燥酵母、綿実粕、プロテオー
スペプトン、カザミノ酸、コーン・スチーブ・リ
カー等が単独または組合せて用いられる。無機物
としては、例えば炭酸カルシウム、塩化ナトリウ
ム、硫酸銅、塩化マンガン、塩化亜鉛等が単独ま
たは組合せて用いられる。更に培地中にはその他
S42227株の発育を助け、SS42227Bの生産を促進
する物質あるいはシリコン油、またはアデカノー
ル(商品名)等の一般的消泡剤を適宜添加するこ
ともできる。培養法としては、一般の抗生物質生
産に用いられる方法が採用されるが、液体培養
法、特に深部撹拌培養法が最も適している。培養
は好気的な条件で行なわれ、培養に適当な温度は
24〜29℃であるが、一般に28℃付近で培養するの
が好ましい。抗生物質SS42227Bは振蘯培養、深
部撹拌培養法のいずれの場合にもその生産量は2
〜4日間の培養で最高に達する。 次いで培養液中の抗生物質SS42227Bの蓄積量
が最高に達した時に培養を停止し、培養液中から
目的物質を分離・精製する。培養液中からの
SS42227Bの分離・精製は、後記実施例に示す如
く、本抗生物質の理化学的性状を考慮して種々の
方法を単独で、あるいは適宜組合せることによつ
て行なわれる。すなわち、抗生物質SS42227Bは
通常培養液中に存在するので培養液を遠心分離
または過等によつて菌体を分離し、その培養
液から通常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオ
ン交換樹脂法、ゲル過法、吸着または分配カラ
ムクロマト法、透析法、沈殿法などを単独で、ま
たは適宜組合せて抗生物質SS42227Bを分離・精
製する。好ましい分離・精製の例としては、次の
方法が挙げられる。醗酵を終了した培養液を遠心
分離し、培養液と菌体に分ける。培養液を適
当な溶媒例えばクロロホルム等で抽出する。抽出
液の溶媒を留去し、残渣にn−ヘキサンを加え遠
心分離に付し、得られた沈殿物をエーテルで洗浄
後、再び遠心分離に付す。沈殿物を少量のクロロ
ホルムに溶解後n−ヘキサンを加え遠心分離し、
再びこの操作を行なうことにより抗生物質
SS42227Bの無色粉末を得る。 以上の如くして得られた抗生物質SS42227Bは
次のような理化学的性質及び生物学的性質を有す
る。 <理化学的性質> 元素分析(C31H33N3O11) C H N 実験値(%) 59.23 5.56 6.72 理論値(%) 59.71 5.33 6.74 分子式 C31H33N3O11 FAB−マススペクトル (M+H)+m/z624 融 点 190℃(分解) 紫外線吸収スペクトル 第1図 217(65500) λMeOH naxnm(ε) 250(30400) 290(sh) 340(8500) 赤外線吸収スペクトル(KBr法) 第2図1 H−NMRスペクトル(90MHz) 第3図 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質として
測定した。 13C−NMRスペクトル(22.5MHz) 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質とし
て測定した。 δ(ppm):191.1(s,br),172.2(s),165.5
(s),164.2(s),161.8(s),155.9(s),
153.9(s),150.6(d,br),134.3(s),
133.1(s),128.1(s),127.7(s),126.8
(s),125.1(d),123.7(d),122.0(d),
119.1(s),118.4(s),108.5(d),84.3
(d),76.7(d),76.5(d),56.0(s),55.5
(q),53.4(t),46.7(d),36.8(t),23.9
(q,br),20.6(q),19.9(q),17.2(q) 溶剤に対する溶解性 クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、メタ
ノールに可溶。 ジエチルエーテル、n−ヘキサン、水に難
容。 塩基性・酸性・中性の区別 酸性 物質の色及び性状 無色粉末 呈色反応 ドラーゲンドルフ試薬に陽性。 薄層クロマトグラフイー 担体:シリカゲルプレートF254(メルク社製)
【表】
〔α〕25 D+48゜(C 0.48,CHCl3)
構造式
<生物学的性質>
本発明のSS42227Bは次のような生物学的性質
を有する。 抗菌活性 SS42227Bの各種微生物に対する最小発育阻止
濃度(MIC)を第1表に示す。
を有する。 抗菌活性 SS42227Bの各種微生物に対する最小発育阻止
濃度(MIC)を第1表に示す。
【表】
抗腫瘍作用
SS42227Bのマウス白血病P−388に対する治療
効果を下記方法により試験した。この結果を第2
表に示す。なお、表中の延命効果は無処理群の生
存日数(C)に対する治療群の生存日数(T)の比を
百分率をもつて表わした。 実験方法:1×106個のP−388細胞をCDF1マ
ウス(〓,日本チヤールズ.リバー)の腹腔内に
移植し、24時間後よりSS42227Bを1日1回、計
10回腹腔内に投与した。
効果を下記方法により試験した。この結果を第2
表に示す。なお、表中の延命効果は無処理群の生
存日数(C)に対する治療群の生存日数(T)の比を
百分率をもつて表わした。 実験方法:1×106個のP−388細胞をCDF1マ
ウス(〓,日本チヤールズ.リバー)の腹腔内に
移植し、24時間後よりSS42227Bを1日1回、計
10回腹腔内に投与した。
【表】
これらの抗菌及び抗腫瘍活性からみて、本発明
化合物SS42227Bは抗菌剤及び抗癌剤として有用
なものである。 〔実施例〕 溶性デンプン0.5%、綿実粕0.5%の組成を有す
る液体培地をPH7.0とし、500ml容坂口フラスコに
100ml分注して滅菌する。これにストレプトミセ
ス・エスピー・S42227株(微工研菌寄第8443号)
を接種し、28℃で2日間振蘯培養して種培養液を
作成する。次に溶性デンプン0.5%、綿実粕0.5%
の組成を有する液体培地をPH7.0とし、30容ジ
ヤーフアメンターに16仕込み、これに前記の種
培養液160mlを接種し、培養温度28℃、撹拌数
450rpm、通気量16/分の条件下で70時間培養
する。 培養終了後、培養液を遠心分離し、得られた培
養液を等量のクロロホルムで抽出した。溶媒を
減圧濃縮して得られた粗抽出物にn−ヘキサンを
加え、遠心分離(3000rpm)し、かつ色粉末を得
た。この粉末をエーテルで洗浄後、少量のクロロ
ホルムに溶解し、n−ヘキサンを加え遠心分離
(3000rpm)し、淡黄色粉末を得た。さらに、少
量のクロロホルムに溶解後、n−ヘキサンを加え
遠心分離(3000rpm)することにより、
SS42227Bの無色粉末130mgを得た。 本物質は前記した理化学的性質を有する。
化合物SS42227Bは抗菌剤及び抗癌剤として有用
なものである。 〔実施例〕 溶性デンプン0.5%、綿実粕0.5%の組成を有す
る液体培地をPH7.0とし、500ml容坂口フラスコに
100ml分注して滅菌する。これにストレプトミセ
ス・エスピー・S42227株(微工研菌寄第8443号)
を接種し、28℃で2日間振蘯培養して種培養液を
作成する。次に溶性デンプン0.5%、綿実粕0.5%
の組成を有する液体培地をPH7.0とし、30容ジ
ヤーフアメンターに16仕込み、これに前記の種
培養液160mlを接種し、培養温度28℃、撹拌数
450rpm、通気量16/分の条件下で70時間培養
する。 培養終了後、培養液を遠心分離し、得られた培
養液を等量のクロロホルムで抽出した。溶媒を
減圧濃縮して得られた粗抽出物にn−ヘキサンを
加え、遠心分離(3000rpm)し、かつ色粉末を得
た。この粉末をエーテルで洗浄後、少量のクロロ
ホルムに溶解し、n−ヘキサンを加え遠心分離
(3000rpm)し、淡黄色粉末を得た。さらに、少
量のクロロホルムに溶解後、n−ヘキサンを加え
遠心分離(3000rpm)することにより、
SS42227Bの無色粉末130mgを得た。 本物質は前記した理化学的性質を有する。
第1図は本発明の抗生物質SS42227Bの紫外線
吸収スペクトル、第2図は同赤外線吸収スペクト
ル、第3図は同1H−NMRスペクトルをそれぞれ
示す図面である。
吸収スペクトル、第2図は同赤外線吸収スペクト
ル、第3図は同1H−NMRスペクトルをそれぞれ
示す図面である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式 で表わされる抗生物質SS42227B。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60291672A JPS62149693A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 抗生物質ss42227b |
| US07/075,616 US4835287A (en) | 1985-12-24 | 1987-07-20 | Antibiotic substance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60291672A JPS62149693A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 抗生物質ss42227b |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62149693A JPS62149693A (ja) | 1987-07-03 |
| JPH0366308B2 true JPH0366308B2 (ja) | 1991-10-16 |
Family
ID=17771933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60291672A Granted JPS62149693A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 抗生物質ss42227b |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4835287A (ja) |
| JP (1) | JPS62149693A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9507433D0 (en) * | 1995-04-10 | 1995-05-31 | Fujisawa Pharmaceutical Co | New compounds FR 182876 and FR 182877,production thereof and use thereof |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP60291672A patent/JPS62149693A/ja active Granted
-
1987
- 1987-07-20 US US07/075,616 patent/US4835287A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4835287A (en) | 1989-05-30 |
| JPS62149693A (ja) | 1987-07-03 |
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