JPS62228074A - Ss50408物質及びその製造法 - Google Patents

Ss50408物質及びその製造法

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JPS62228074A
JPS62228074A JP17947686A JP17947686A JPS62228074A JP S62228074 A JPS62228074 A JP S62228074A JP 17947686 A JP17947686 A JP 17947686A JP 17947686 A JP17947686 A JP 17947686A JP S62228074 A JPS62228074 A JP S62228074A
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JP
Japan
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substance
formula
culture
streptomyces
chloroform
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Application number
JP17947686A
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English (en)
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Masaru Matsumoto
勝 松本
Masa Narita
雅 成田
Kenichi Kukita
茎田 憲一
Kinichi Mogi
錦一 茂木
Toshiaki Nakajima
中島 利章
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SSP Co Ltd
Original Assignee
SSP Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬として有用な8850408物質及びそ
の製造法に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来から種々の抗腫瘍性物質が微生物により生産される
ことが知られている。例えば、ラビドマイシン(Rav
idomycin ) (ジャーナル−オブ・アンチバ
イオチフス(THE JOURNAL OF ANTI
BI−OTIC8) 、 36巻、355〜361頁(
1983年)〕、ギルボボルルシン群 G11voca
rcins ) (ジャーナル・オブ・アンチバイオチ
フス(M JOU−RNAL OF ANTIBIOT
IC8) 、 34巻、266〜275頁、同701〜
707頁、同1544〜1555頁(1981年)〕、
クリソマイシン群(Chrysomycins ) (
ジャーナル・オブ・アンチバイオチフス(T厄JOUR
NAL OF分ぼIBIOTIC8)35巻、1194
〜1201貞(1982年)〕などが微生物によシ生産
されることが報告されている。
しかしながら、これら公知の化合物よりも更に優れた、
医薬として有用な抗腫瘍、抗菌または抗ウィルス活性を
有する新規物質の提供が求められていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、天然の土壌より数多くの微生物を単離し
、その生産物について種々研究を行った結果、千葉県習
志野市の土壌から分離した菌株が医薬として有用な新規
化合物885040B物質を生産することを見出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明は次の式(+) 以1辷1゛n OH0CR3 (式中、Ro及びR2はそれぞれ水素原子またはメチで
表わされるSS  50408物質及びその製造法を提
供するものである。
本発明の88 50408物質には、SS  5040
850408 B C(1)式中、R,=−Cl(3、
R2= H,R3−−CH−CH2) 、SS  50
408 C(R,=H,it、= −CH3、R,= 
−CH−(IH,)及びSS  50408 D CR
,=R2=−CH,、R,−−CH−CH3)が含まれ
、それぞれの理化OH 学的性質及び生物学的性質は若干具なる。
本発明の8350408物質を生産する菌株である85
0408株は次のような菌学的性質を有する。
(1)形態 各種寒天培地で10〜14日間、28℃で培養し、85
0408株の形態を光学顕微鏡あるいは電子顕微鏡で観
察した結果、以下の特徴を示した。
気菌糸より胞子形成菌糸が単純分枝し、その先端部はル
ープ、フック状に開き、時には大径スパイラル状に延び
る長い胞子鎖で終わっている。
輪生糸は認められない。成熟した分生胞子は、1011
1以上が連鎖し、胞子の形は楕円形〜円筒形で、その大
きさはO15〜0.7×0.7〜1.2μmである。胞
子の表面構造は平滑である。胞子のり、鞭毛胞子、菌核
はいずれも認められない。
また、基中菌糸の分断も認められない。
(2)各種寒天培地における生育状態 350408株の各種培地での生育状態は次表(5〕 のとおシである。
観察は28℃、14日間培養後に行った。なお、色の記
載は日本色研事業昨発行(昭和56年)「色名小事典」
の系統色名で行った。また、表中括弧内は色標番号を示
す。
以下余白 (3)生理的性質 ■生育温度範囲(イースト・麦芽寒天培地。
14日間培養) 生育至適温度  28〜32°C 生育可能温度  16〜37°G ■ゼラチンの液化    陽性 ■スターチの加水分解  陽性 ■脱脂乳の凝固     陰性 脱脂乳のペプトン化 陽性 ■メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地  陽性(弱い) ペプトン・イースト鉄寒天培地 陰性 ■硝酸塩の還元     陽性 ■セルロースの分解   陰性 (4)  炭素源の同化性 (プリトノ・ム・ゴドリープ寒天培地、28°C214
日間培養) D−グルコース、イノシトール、ガラクトース、プリシ
ンを利用する。
L−アラビノース、D−フルクトース、シュクロース、
L−ラムノース、ラフィノース、D−マンニットを利用
しない。
D−キシロースをごくわずかに利用する。
(5)菌体中のジアミノピメリン酸 全菌体中のジアミノピメリン酸を分析した結果、LL−
ジアミノピメリン酸を検出した。
以上の形態的特徴及びLL−ジアミノピメリン酸を含む
ことにより、850408株はストレプトミセス属に属
する一菌株であると判断される。
850408株の菌学的性質を要約すると、次のように
なる。気菌糸の先端は、ループ、フック状〔この性状か
ら、プリトノ・ム等のアプライド・マイクロバイオロジ
ー(Applied Microbiology ) 
6巻、52〜79頁(1958年)に記載のレチナク/
L/ムーアペルタム(Retinaculum−Ape
rtum )群に属する〕で、その分生胞子は10個以
上の胞子が連鎖し、胞子表面は平滑である。気菌糸の色
調は、グレーカラーシリーズ、裏面の色は黄色からブラ
ウンであり、リンゴ酸石灰寒天培地で、緑みの黄を認め
る。可溶性色素は、うすい黄色からブラウンである。メ
ラニン様色素を弱いが生成する。
以上の諸性質をもとに、シャーリングとゴツトリープの
ISP報告「インターナショナル・ジャーナル・オプ・
システマチック・バクテリオロジ−(Internat
ional Journal of Systemat
ic Bacte−riologY ) J第18巻、
69頁、279頁(1968年)、同19巻、391貞
(1969年)同22巻、265頁(1972年)及び
[パーシーズ・マニアル・オプ・デターミネイチブ・バ
クテリオoジー(Bergey’s Mannual 
of DeterminativeEacteriol
ogy ) J第8版よシ検索すると、類縁菌としてス
トレプトミセス グリセオスボレウス(Strepto
myces griseosporeus )、ストレ
プトミセス エリセルムス(Streptomyces
 eurythermus )、アクチノミセス クル
サノビ(Actinomyces kur−ssano
vii )、アクチノミセス オウランチオグリセウス
(Actinomyces aurantiogris
eus )、ストレプトミセス リシリjl−/シス(
Streptomycesrishiriensis 
)が挙げられるが、これらの種はいずれも850408
株とは、炭素源の同化性が大きく異なっている。また、
SS  50408 物質の類縁物質であるラビドマイ
シンの生産菌ストレプトミセス ラビダス(Strep
tomyces ravidus ) (ジャーナル・
オプ・アンチバイオチフス(THE JOUR−NAL
 OF ANTIBIOTIC8) 、 36巻、35
5〜361頁(1983年)〕とはメラニン様色素を生
成する点及び糖の資化性の点で異なっている。
したがって、本発明者らは、850408株を、公知の
菌株と区別するために、ストレプトミセスエスピー S
 50408 (Streptomyces sp、 
S 50408)と命名し、工業技術院微生物工業技術
研究所に、受託番号微工研菌寄第8342号(FERM
P−8342)として寄託した。
本発明の8850408 物質は、上記菌株を栄養培地
に接種し、好気的に培養することにより製造される。
SS 50408 物質生産株としては、上記8.50
408株はもとより、その人工変異株あるいは自然変異
株であってもSS  50408物質を生産する(11
〕 能力を有するものであればすべて本発明に使用すること
ができる。上記850408株の人工変異株は、他の放
線菌の場合と同様、例えば紫外線照射、コバルト60照
射、化学変異誘起剤処理等によシ容易に得ることができ
る。
次に、SS  50408物質の製造における菌株の培
養について説明する。すなわち、ストレプトミセス属に
属する88 50408物質生産株の培養には通常の放
線菌の培養法が用いられる。栄養培地としては、資化し
うる炭素源、窒素源、無機物などを適当に含有する限り
、合成培地、半合成培地あるいは天然培地のいずれでも
使用可能である。
炭素源としては、例えばグルコース、澱粉、ガラクトー
ス等が単独または組合せて用いられる。さらに菌の資化
性によっては、炭化水素、アルコール類、有機酸も用い
得る。窒素源としては、無機もしくは有機窒素化合物、
例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アン
モニウム、尿素、硝酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリ
ウム等、または天然物、例えば大豆粉、酵母エキス、ペ
プトン、肉エキス、乾燥酵母、綿実粕、プロテオースベ
プトン、カザミノ酸、コーン・ステイープ・リカー等が
単独または組合せて用いられる。無機物としては、例え
ば炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸鋼、硫酸マン
ガン、硫酸亜鉛、硫酸鉄等が単独または組合せて用いら
れる。その他、850408株の発育を助けSS  5
0408物質の生産を促進する物質あるいはシリコン油
またはアデヵノール(商品名)等の一般的消泡剤を適宜
培地に添刀口することもできる。
培養法としては、一般の放線菌の培養に用いられる方法
が採用されるが、液体培養法、特に深部攪拌培養法が最
も適している。培養は好気的条件で行われ、培養に適当
な温度は28〜32℃であるが、一般に28℃付近で培
養するのが好ましい。
SS  50408物質は振盪培養、深部攪拌培養法の
いずれの場合にもその生産量は3〜5日間の培養で最高
に達する。培養液中のSS  50408物質の蓄積量
が最高に達した時に培養を停止し、培養液中から目的物
質を単離して精製する。
培養液中からのSS  50408物質の単離は、後記
実施例に示す如く、本化合物の理化学的性状を考慮して
種々の方法を単独であるいは適宜組合せることによって
行われる。すなわち、SS 50408物質は通常培養
ろ液及び菌体中に存在するので、培養液を遠心分離また
は涙過等によって菌体を分離し、その菌体及び培養ろ液
から通常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹
脂法、ゲルテ過法、吸着または分配カラムクロマト法、
高速液体クロマト法、透析法、沈澱法などを単独で、ま
たは適宜組合せてSS  50408物質、更に必要に
応じSS  50408 A−Dを分離・精製する。
好ましい分離・精製の例としては、次の方法が挙げられ
る。まず、醗酵を終了した培養液を遠心分離し、培養ろ
液と菌体に分ける。菌体はアセトン、メタノール等適当
な溶媒で抽出し、これを減圧下に濃縮して溶媒を除き水
溶液とする。この菌体の抽出液と培養ろ液とを合せた後
、pH7前後で適当な溶媒、例えば酢酸エチル等で抽出
する。
抽出液の溶媒を留去し、n−ヘキサンあるいは石油エー
テルで洗った後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付す。次に適当な溶離液、例えばクロロホルム
・メタノール混液等で溶出するとSS  50408物
質の各画分が得られる。更に、SS  50408物質
の各画分の溶媒を留去した後、残渣を再びシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付す。次に適当な溶離液、例
えばクロロホルム・メタノール混液、酢酸エチル、ある
いは酢酸エチル・エタノール混液等で溶出すること、更
に必要に応じて溶媒を留去し、アセトン等で再結晶する
ことによfi 88 50408 A−Dの各黄色結晶
が得られる。なお、上記の分離・精製において酢酸ある
いはアンモニアなどの酸性物質あるいは塩基性物質を溶
離液中に添加してもよい。
以上の如くして得られたSS  50408物質は、次
のような理化学的性質を有する。
く理化学的性質〉 SS  50408A : ■元素分析 CHN 実験値(%;  64.85  5.82  2.46
理論値(チ)  64.25  5.74  2.42
■分子式 %式% ■紫外線吸収スペクトル 第1図 eOH λ  (ε)nm、 26B(29900)ax ■赤外線吸収スペクトル(KBr法〕 第2図 ■IH−NMRスペクトル(90MHz )第3図 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質として測定した
■”C−NMRx ヘクトル(22,5MFlz )重
クロロホルム溶液中TMSを基準物質として測定した。
δ(1)1:1m) ; 170.8(s)、160.
3(s)、157.4(s)。
1546(s)、15L9(s)、 142.9(s)
、139.4(s)。
129.5(d)、125.2(2s)、123.8(
s)、12Z2(s)。
119.1(d)、116.2(s)、113.7(s
)、 113.0(d)。
1144(d)、 102.0(d)、 80.5(d
)、 75.0(d)。
69.6(d)、69.4(d)、65.5(d)、5
6.2((1)、56.0((1)、 51.7(d)
、 51.2(t)、 40.8(2(1)、 21.
5(q)。
16.7((1) ■融 点 260〜2656C(分解〕 O溶解性 クロロホルム、アセトン、酢酸エチル、メタノールに可
溶。
n−ヘキサン、水に不溶。
0物質の色及び性状 黄色結晶 ■呈色反応 バニリン硫酸試液、ドラーゲンドルフ試液にて陽性。
O薄層クロマトグラフィー 担体:シリカゲルブンートF264(メルク社製)上記
の理化学的性質から、88 50408Aは、次式 で示される新規化合物であると判断された。
SS 50408 B : ■元素分析 Cf(N 実験値(チ)  65.66 5.72 2.50理論
値(チ)  65.57 5.69  z5s■分子式 %式% ■紫外線吸収スペクトル 第4図 eOH λMax (g)nm、 287  (23100)■
赤外線吸収スペクトル(KBr法) 第5図 ■’H−NMRスヘクト# (90MHz )第6図 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質として測定した
■” C−NMRスヘクトk (22,5MHz )重
クロロホルム−重ジメチルスルホキシド混液中TMSを
基準物質として測定した。
δ (T)I)m)  :   170.6(s)、 
 160.6(s)、  154.7(s)。
154.3(s )、 151.5(s )、 141
.9(s )、 138.3(s )。
135.1(d)、 129.4(d)、 125.3
(s )、 123.7(8)。
121.8(s)、 121.5(s)、 118.9
(d)、 118.7(d)。
115.6(s )、 115.6(t )、 11.
4.4(s )、 111.8(d)。
102.1(d)、 80.1(d)、 75.2(d
)、 69.6(d)、 69.4(d)、 65.3
(d、)、 55.8(q)、 40.8(2q)、 
21.5(q)。
16.6 (q ) ■融 点 2806C(分解) ■溶解性 クロロホルム、酢酸エチル、メタノールに可溶。
n−ヘキサン、水に不溶。
0物質の色及び性状 黄色結晶 ■呈色反応 バニリン硫酸試液、ドラーゲンドルフ試液にて陽性。
O薄層クロマトグラフィー 担体ニジリカゲルプレート”2114 (メルク社製)
上記の理化学的性質から、SS  50408Bは、次
式 で示される新規化合物であると判断された。
SS  50408C。
■元素分析 CHN 実験値(チ)  65.65  5.60  2.60
理論値(チ)  65.57  5.69  2.55
■分子式 %式% ■紫外線吸収スペクトル 第7図 eOH λMax (ε)”L  277 (sh )■赤外線
吸収スペクトル(KBr法) 第8図 ■’H−NMRスペクトル(90Ml(z )第9図 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質として測定した
■+30−NMRスペクトル(22,5M[(z )重
クロロホルム溶液中TMSを基準物質として測定した。
δ(ppm) ;  170.9(s)、 160.6
(s)、 157.2(s)。
154.6(s )、 151.9(s )、 142
.8(s )、 138.7(s )。
135.2(d)、129.5(d)、125.2(s
)、125.0(s)。
123.4(s)、122.3(s)、119.8(d
)、116.4(t)。
116.1(8)、114.0(S)、113.9(d
)、112.5(d)。
102.1(d)、79.5(d)、74.2(d)、
69.9(d)、69.7(d)、66.3(d)、5
6.1(Q)、56.0((1)、33.7(C1)。
20.8((1)、17.3((1) ■融 点 200〜204°C(分解) ■溶解性 クロロホルム、アセトン、酢酸エチル、メタノールに可
溶。
n−ヘキサン、水に不溶。
0物質の色及び性状 黄色結晶 0呈色反応 バニリン硫酸試液、ドラーゲンドルフ試液にて陽性。
0薄層クロマトグラフィ 担体ニジリカゲルプレー1” Fl!!+4 (メルク
社製)上記の理化学的性質から、SS  50408C
は、次式 で示される新規化合物であると判断された。
SS  50408D : ■元素分析 CHN 実験値(チ)  65.12  6.18  2.30
理論値幅)  64.02  6.07  2.41■
分子式 %式% ■紫外線吸収スペクトル 第10図 2M00H(g)nm、  267  24200ax 330(sh) ■赤外線吸収スペクトル(KBr法) 第11図 ■’H−NMRy、ペクト# (90MElz )第1
2図 重クロロホルム溶液中TMSを基準物質として測定した
■130−NMRスペクトル(22,5■i)重クロロ
ホルム溶液中TMSを基準物質として測定した。
δ(pI)m) ; 170.8(s )、 160.
6(8)、 157.0(s)。
154.5(s )、 151.6(s )、 148
.2(s )、 142.6(a )。
129.2(d)、 125.5(8)、 125.1
(8)、 122.5(8)。
121.7(s)、 118.0(d)、 116.0
(s)、 114.2(d)。
1]、4.0(s)、 IIZI(d)、 102.4
(d)、 80.3(d)。
75.1(d)、 69.6(d)、 69.2(2d
)、 65.8(d)、 55.9(2q)、 40.
8(2q)、 24.9(q)、 21.6((1)、
 16.8(Q)■融 点 210〜220°C(分解) ■溶解性 クロロホルム、アセトン、酢酸エチル、メタノールに可
溶。
n−ヘキサン、水に不溶。
■物質の色及び性状 黄色結晶 ■呈色反応 バニリン硫酸試液、ドラーゲンドルフ試液にて陽性。
◎薄層クロマトグラフィー 担体ニジリカゲルプレーF Fvu (メルク社製)上
記の理化学的性質から、SS  50408Dは、次式 で示される新規化合物であると判断された。
〔作用〕
本発明のSS  50408物質は次のような生物学的
性質を有する。
■抗菌活性 SS  50408物質の各種微生物に対する最小発育
阻止濃度(MIC)を第1表に示す。
以下余白 ■抗腫瘍作用 SS  50408物質のマウス白血病P−388に対
する治療効果を下記方法により試験した。
結果を第2表に示す。なお、表中の延命効果は無処置群
の生存日数(C)に対する治療群の生存日数(T)の比
をα分率をもって表わした。
実験方法:lX10’個のP−388細胞をCDF、マ
ウス(♂2日本チャールズ・リバー)の腹腔内に移植し
、24時間後よりSS 50408物質を1日1回、計
10回腹腔内に投与した。
以下仝白 ■ 抗ウィルス作用 5ss0408物’Jtのニューカッスル病ウィルスに
対する阻害活性を測定した。単層培養した初代ニワトリ
胎児細胞に、ニューカッスル病ウィルスを細胞当たシ約
5個になるように感染させ、同時に各濃度の5s504
08物質を添加し、24時間後のウィルス増殖量を赤血
球凝集法により測定した。結果を第3表に示す。
第3表 〔発明の効果〕 これらの抗菌及び抗腫瘍活性、並びに比較的安全性が高
い点からみて、本発明のSS  50408物質は抗菌
剤、抗癌剤または抗ウィルス剤として有用なものである
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明する。
実施例 (1)  グルコース1%、溶性澱粉2%、グリセリン
1%、ポリペプトン0.5 % 、肉エキス0.5%、
塩化ナトリウム0.5%、炭酸カルシウム0.3%の組
成を有する液体培地をpH7,0とし、500−容坂ロ
フラスコに100m1分注して滅菌する。
これにストレプトミセス エスピー 850408株(
微工研菌寄第8342号)を接種し、28°Cで2日間
振盪培養して種培養液を作成する。
次に、グルコース2%、溶性澱粉3%、ポリペプトン0
.5%、ポリペプトン81%、コーン・ステイープ・リ
カー1チ、塩化ナトリウム0.3チ、炭酸カルシウム0
.3%、アデカノール(商品名)0,1%の組成を有す
る液体培地をpH6,8とL、30A容ジヤーフアメン
ターに18n仕込み滅菌する。これに前記の種培養液1
som、Jを接種し、培養温度28℃、攪拌数400 
rpm、通気量18p/分の条件下で90時間培養する
かくして得られた培養液を遠心分離することにより菌体
と培養ろ液に分離し、菌体はアセトン5.8を加え攪拌
濾過し、再び残渣にアセトン5石を加え攪拌濾過し、先
の抽出液と合せて菌体抽出液を得た。本抽出液に、水3
ぷ及びクロロホルム10pを加え攪拌後装置することに
より、菌体のクロロホルム抽出液を得た。一方、培養炉
液も2倍量の酢酸エチルで2回抽出し、先の菌体のクロ
ロホルム抽出液と合せて40°Cで溶媒を減圧留去し、
粗抽出物を得た。
(11)  この粗抽出物をn−ヘキサンで洗った後シ
リカゲル(メルク社製Kiese1gel 60.23
0〜400メツシユ)カラムクロマトグラフィー(4,
5(φ)x 33 tyn )に付す。最初にクロロホ
ルム500Uで展開した後、クロロホルム/メタノール
(99:1)混液3.eで溶出すれば、まずラビドマイ
シンが溶出し、それとよく分離して5850408A画
分500mgが溶出した。次にクロロホルム/メタノー
ル(98:2)混液2!で溶出することによってSS 
 50408B画分350〜が溶出した。更に、クロロ
ホルム/メタノール(96:4)混液3.8で溶出する
ことにより、まず未知物質(E)画分が溶出し、次にS
S 50408 D画分と、やや分離してSS  50
408C画分が溶出した。
(DI)  SS  50408A画分を再びシリカゲ
ル(メルク社製Kiese1gel 60.230〜4
00メツシユ)カラムクロマトグラフィー(3,0(φ
)x30I7F+)に付し、酢酸エチルで溶出すれば高
純度の5S50408 Aが得られ、更にアセトン/エ
ーテル混液により再結晶することにより黄色結晶の5S
50408 Aを300■得た。本物質は前記した理化
学的性質を有していた。
(1v) SS 50408B画分を再びシリカゲル(
メルク社製Kiese1gel 60.230〜400
メツシユ)カラムクロマトグラフィー(3,0(φ)x
30m)に付し、酢酸エチルで溶出すれば高純度の5S
50408 Bが得られ、史にアセトン/エーテル混液
によυ再結晶することによシ黄色結晶のSS  504
08 Bを190 m9得た。本物質は前記した理化学
的性質を有していた。
(vl  SS  50408C画分を再びシリカゲル
(メルク社製Kiese1ge160.230〜400
メツシユ)カラムクロマトグラフィー(3,0(φ)x
30C1n)に付し、酢酸エチルで溶出すれば、かなシ
純度の高いSS  50408 C画分が得られる。再
び、このSS  50408 C画分をシリカゲル(メ
ルク社製Kiese1ge160.230〜400メツ
シユ)カラムクロマトグラフィー(2,0(φ)x43
Crn)に付し、クロロホルム/メタノール/酢酸(9
5:5:0.2)で溶出すれば高純度のSS 5040
8Cが溶出した。88 50408 C溶出液を40℃
で減圧留去した後、n−ヘキサンで洗うことによシ黄色
結晶のSS  50408Cを150〜得た。
本物質は前記した理化学的性質を有していた。
(vl)  (it)で得た88 50408B画分を
(v)と同様に処理シテ黄色結晶ノSS  50408
 D 130m9’に得た。
本物質は前記した理化学的性質を有していた。
【図面の簡単な説明】
第1図は化合物SS  50408Aの紫外線吸収スペ
クトル、第2図は同赤外線吸収スペクトル、第3図は同
IH−NMRスペクトルをそれぞれ示す図面である。 第4図は化合物SS  50408Bの紫外線吸収スペ
クトル、第5図は同赤外線吸収スペクトル、第6図は同
IH−NMRスペクトルをそれぞれ示す図面である。 第7図は化合物SS  50408 Cの紫外線吸収ス
ペクトル、第8図は同赤外線吸収スペクトル、第9図は
同IH−NMRスペクトルをそれぞれ示す図面である。 第10図は化合物SS  50408 Dの紫外線吸収
スペクトル、第11図は同赤外線吸収スペクトル、第1
2図は同’H−NMRスペクトルをそれぞれ示す図面で
ある。 堤上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1及びR_2はそれぞれ水素原子またはメ
    チル基を示し、R_3は基▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、基−CH=CH_2又は基▲数式、化学式、表
    等があります▼を示す) で表わされるSS 50408物質。 2、ストレプトミセス属に属するSS 50408物質
    生産菌を培養し、その培養液からSS 50408物質
    を採取することを特徴とするSS 50408物質の製
    造法。 3、SS 50408物質生産菌がストレプトミセスエ
    スピーS50408(Streptomyces sp
    .S50408)である特許請求の範囲第2項記載の製
    造法。
JP17947686A 1985-07-31 1986-07-30 Ss50408物質及びその製造法 Pending JPS62228074A (ja)

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JP60-169511 1985-07-31
JP16951185 1985-07-31
JP60-202900 1985-09-13
JP60-289797 1985-12-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103214547A (zh) * 2013-03-05 2013-07-24 中国科学院微生物研究所 一种化合物及其在制备抗菌药物中的应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103214547A (zh) * 2013-03-05 2013-07-24 中国科学院微生物研究所 一种化合物及其在制备抗菌药物中的应用
CN103214547B (zh) * 2013-03-05 2016-01-06 中国科学院微生物研究所 一种化合物及其在制备抗菌药物中的应用

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