JPH0365426A - 車両用温水式暖房装置 - Google Patents
車両用温水式暖房装置Info
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- JPH0365426A JPH0365426A JP20175589A JP20175589A JPH0365426A JP H0365426 A JPH0365426 A JP H0365426A JP 20175589 A JP20175589 A JP 20175589A JP 20175589 A JP20175589 A JP 20175589A JP H0365426 A JPH0365426 A JP H0365426A
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- cooling water
- engine cooling
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 81
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 114
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 3
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はエンジンの始動開始直後等において、エンジン
冷却水の水温が低い時に車室内の暖房を行うことのでき
る車両用温水式暖房装置に関する。
冷却水の水温が低い時に車室内の暖房を行うことのでき
る車両用温水式暖房装置に関する。
従来より、−aに車両用暖房装置ではエンジン冷却水を
熱源とする温水式暖房装置が多く使用されている。そし
て、冬場の早朝等において、エンジン始動開始直後のエ
ンジン冷却水の水温が低い時、ただちに暖房を行うため
に以下のような温水式暖房装置が提案されている。
熱源とする温水式暖房装置が多く使用されている。そし
て、冬場の早朝等において、エンジン始動開始直後のエ
ンジン冷却水の水温が低い時、ただちに暖房を行うため
に以下のような温水式暖房装置が提案されている。
第3図に示すように比較的高温となったエンジン冷却水
を貯湯する断熱クンクlが設けられ、この断熱タンク1
には入口バイブ2及び出口バイブ3の一端側が接続され
ている。人口バイブ2の他端側は温水配管4bによりエ
ンジン(省図示)側に接続されており、出口バイブ3の
他端側は温水配管4bによりヒータコア(省図示)側に
接続されている。
を貯湯する断熱クンクlが設けられ、この断熱タンク1
には入口バイブ2及び出口バイブ3の一端側が接続され
ている。人口バイブ2の他端側は温水配管4bによりエ
ンジン(省図示)側に接続されており、出口バイブ3の
他端側は温水配管4bによりヒータコア(省図示)側に
接続されている。
また、温水配管4bには接続パイプ5(温水配管の一部
)の一端が接続されており、この接続パイプ5の他端は
温水配管4bに接続されている。
)の一端が接続されており、この接続パイプ5の他端は
温水配管4bに接続されている。
接続パイプ4には入口バイブ2と出口バイブ3との連通
、遮断を行う開閉弁6が設けられている。
、遮断を行う開閉弁6が設けられている。
尚、入口バイブ2にはエンジン冷却水を所定流量で断熱
タンク1内に流入させるため、任意の圧力で所定量のエ
ンジン冷却水を流す定?it量弁7が設けられている。
タンク1内に流入させるため、任意の圧力で所定量のエ
ンジン冷却水を流す定?it量弁7が設けられている。
次に上記構成による作動について説明する。
断熱タンク1内には車両の走行時に高温となったエンジ
ン冷却水が貯溜されている。そして、冬場の早朝等にお
いて、エンジン始動開始直後のエンジン冷却水の水温が
低い時、エンジン側より比較内冷たいエンジン冷却水が
温水配管4aを通り入口バイブ2より断熱タンク1内に
流入する。この時、開閉弁6は閉弁しており、入口バイ
ブ2より流入するエンジン冷却水量は定流量弁7によっ
て一定の流量に調整されている。そして、エンジン冷却
水が断熱タンク1内に流入するにつれて断熱タンクl内
より高温に保持されているエンジン冷却水が出口バイブ
3より温水配管4bを通りヒータコア側に流出する。そ
のため、この高温に保持されているエンジン冷却水によ
ってただちに暖房を行うことができる。
ン冷却水が貯溜されている。そして、冬場の早朝等にお
いて、エンジン始動開始直後のエンジン冷却水の水温が
低い時、エンジン側より比較内冷たいエンジン冷却水が
温水配管4aを通り入口バイブ2より断熱タンク1内に
流入する。この時、開閉弁6は閉弁しており、入口バイ
ブ2より流入するエンジン冷却水量は定流量弁7によっ
て一定の流量に調整されている。そして、エンジン冷却
水が断熱タンク1内に流入するにつれて断熱タンクl内
より高温に保持されているエンジン冷却水が出口バイブ
3より温水配管4bを通りヒータコア側に流出する。そ
のため、この高温に保持されているエンジン冷却水によ
ってただちに暖房を行うことができる。
この後、エンジンの熱によってエンジン冷却水が加熱さ
れ、所定の温度に達すると開閉弁6が開弁し、エンジン
冷却水は入口バイブ2及び接続パイプ4の両方を流れる
。これにより、再び断熱タンク1内に高温のエンジン冷
却水を貯溜することができる。
れ、所定の温度に達すると開閉弁6が開弁し、エンジン
冷却水は入口バイブ2及び接続パイプ4の両方を流れる
。これにより、再び断熱タンク1内に高温のエンジン冷
却水を貯溜することができる。
C発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したものは通常の暖房走行時、エン
ジン冷却水は接続パイプ5だけでなく、入口バイブ2に
も流れるため、エンジン冷却水が比較的高温の場合であ
っても、比較的低温の場合であっても断熱タンク1内に
流入する。ここで、車両の下り走行時あるいは停止時等
のアイドリング時にはエンジン冷却水温が一時的に低下
する。
ジン冷却水は接続パイプ5だけでなく、入口バイブ2に
も流れるため、エンジン冷却水が比較的高温の場合であ
っても、比較的低温の場合であっても断熱タンク1内に
流入する。ここで、車両の下り走行時あるいは停止時等
のアイドリング時にはエンジン冷却水温が一時的に低下
する。
このため、比較的低温のエンジン冷却水が断熱タンクl
内に流入している状態でエンジンが停止された場合、断
熱タンク1内には比較的低温のエンジン冷却水が貯溜さ
れた状態となる。この状態でエンジン冷却水を保温した
場合、翌朝にはエンジン冷却水の温度はかなり低くなっ
てしまう。従って、翌朝にエンジンを始動した直後、暖
房を行おうとしてもヒータコアには温度の低いエンジン
冷却水が流入するため、車室内には温風ではなく比較内
冷たい風が吹き出てくる。よって、上述したような状態
ではエンジン始動後、良好に車室内の暖房を行うことが
できないという問題がある。
内に流入している状態でエンジンが停止された場合、断
熱タンク1内には比較的低温のエンジン冷却水が貯溜さ
れた状態となる。この状態でエンジン冷却水を保温した
場合、翌朝にはエンジン冷却水の温度はかなり低くなっ
てしまう。従って、翌朝にエンジンを始動した直後、暖
房を行おうとしてもヒータコアには温度の低いエンジン
冷却水が流入するため、車室内には温風ではなく比較内
冷たい風が吹き出てくる。よって、上述したような状態
ではエンジン始動後、良好に車室内の暖房を行うことが
できないという問題がある。
また、温度センサ等によりエンジン冷却水温を検出して
定流量弁7を電気的に制御し、断熱タンク1内に高温の
エンジン冷却水のみを流入させることも可能であるが、
構造が複雑になったり、コストが高くなったりするとい
う問題がある。
定流量弁7を電気的に制御し、断熱タンク1内に高温の
エンジン冷却水のみを流入させることも可能であるが、
構造が複雑になったり、コストが高くなったりするとい
う問題がある。
本発明は安価で簡単な構成により断熱タンク内に高温の
エンジン冷却水を貯溜させ、エンジン始動直後、良好に
車室内の暖房を行うことを目的とする。
エンジン冷却水を貯溜させ、エンジン始動直後、良好に
車室内の暖房を行うことを目的とする。
エンジン側より温水配管内を流れるエンジン冷却水を分
流させ、断熱タンクの貯溜部にエンジン冷却水を流入さ
せるように温水配管より分岐した第1流入配管にエンジ
ン冷却水の圧力によりエンジン側からのエンジン冷却水
を所定量の割合で第1流入配管より貯溜部に流入させる
定流量弁を設ける。
流させ、断熱タンクの貯溜部にエンジン冷却水を流入さ
せるように温水配管より分岐した第1流入配管にエンジ
ン冷却水の圧力によりエンジン側からのエンジン冷却水
を所定量の割合で第1流入配管より貯溜部に流入させる
定流量弁を設ける。
また、第1流入配管と並列に配設され、エンジン側より
温水配管内を流れるエンジン冷却水を分流させ、貯溜部
にエンジン冷却水を流入させるように温水配管より分岐
した第2流入配管にエンジン冷却水の温度が第1の所定
の温度に達した時、第2流入配管の連通を行う第1開閉
弁を設ける。
温水配管内を流れるエンジン冷却水を分流させ、貯溜部
にエンジン冷却水を流入させるように温水配管より分岐
した第2流入配管にエンジン冷却水の温度が第1の所定
の温度に達した時、第2流入配管の連通を行う第1開閉
弁を設ける。
また、−吉例が貯溜部に開口し、他方側が前記第1流入
配管および第2fL人配管と温水配管との分岐点よりも
下流側の位置にて温水配管と今岐してこの温水配管内に
開口し、貯溜部よりエンジン冷却水を流出させて温水配
管内を流れるエンジン冷却水に合流させ、熱交換器にエ
ンジン冷却水を流出させるための流出配管とを設け、分
岐点よりも下流側であって、かつ流出配管と温水配管と
の今岐点より上流側に位置する温水配管に第1の所定の
温度よりも低い第2の所定の温度に達した時、前記温水
配管の連通を行う第2開閉弁を設けるそして、エンジン
始動後、定流量弁により、第1流入配管より所定量の割
合でエンジン冷却水を貯溜部に流入させ、その後、エン
ジン冷却水温が第2の所定の温度に達した時、前記第2
開閉弁により前記温水配管を連通させ、エンジン冷却水
温が第1の所定の温度に達した時、前記第2流入配管を
連通させ、その後、エンジン冷却水温が第1の所定の温
度よりも低い温度に達した時、第1流入配管の連通を遮
断するという技術的手段を有する。
配管および第2fL人配管と温水配管との分岐点よりも
下流側の位置にて温水配管と今岐してこの温水配管内に
開口し、貯溜部よりエンジン冷却水を流出させて温水配
管内を流れるエンジン冷却水に合流させ、熱交換器にエ
ンジン冷却水を流出させるための流出配管とを設け、分
岐点よりも下流側であって、かつ流出配管と温水配管と
の今岐点より上流側に位置する温水配管に第1の所定の
温度よりも低い第2の所定の温度に達した時、前記温水
配管の連通を行う第2開閉弁を設けるそして、エンジン
始動後、定流量弁により、第1流入配管より所定量の割
合でエンジン冷却水を貯溜部に流入させ、その後、エン
ジン冷却水温が第2の所定の温度に達した時、前記第2
開閉弁により前記温水配管を連通させ、エンジン冷却水
温が第1の所定の温度に達した時、前記第2流入配管を
連通させ、その後、エンジン冷却水温が第1の所定の温
度よりも低い温度に達した時、第1流入配管の連通を遮
断するという技術的手段を有する。
また、第2開閉弁により、温水配管が連通された時、第
1流入配管の連通を第3開閉弁によって遮断するのが望
ましい。
1流入配管の連通を第3開閉弁によって遮断するのが望
ましい。
〔作用]
エンジン始動後、定流量手段によって、所定量のエンジ
ン冷却水が第1流入配管を通って、断熱タンクの貯溜部
に流入する。これにより、貯溜部に貯溜されているエン
ジン冷却水が第1流入配管を通って貯溜部に流入するエ
ンジン冷却水量に応じて流出配管より流出する。この後
、エンジン冷却温が第2の所定の温度に達した時、第2
開閉弁により、温水配管が連通ずる。よって、エンジン
冷却水は温水配管内を流れる。そして、エンジン冷却水
温が第1の所定の温度に達した時、第1開閉弁により、
第2流入配管を連通ずる。この後、エンジン冷却水温が
第1の所定の温度よりも下がった時、第1開閉手段によ
り、第2流入配管の連通を遮断する。
ン冷却水が第1流入配管を通って、断熱タンクの貯溜部
に流入する。これにより、貯溜部に貯溜されているエン
ジン冷却水が第1流入配管を通って貯溜部に流入するエ
ンジン冷却水量に応じて流出配管より流出する。この後
、エンジン冷却温が第2の所定の温度に達した時、第2
開閉弁により、温水配管が連通ずる。よって、エンジン
冷却水は温水配管内を流れる。そして、エンジン冷却水
温が第1の所定の温度に達した時、第1開閉弁により、
第2流入配管を連通ずる。この後、エンジン冷却水温が
第1の所定の温度よりも下がった時、第1開閉手段によ
り、第2流入配管の連通を遮断する。
以上示したように、本発明では高温となったエンジン冷
却水のみを断熱タンク内に貯溜することができるため、
エンジン始動後、断熱タンク内に貯溜されたエンジン冷
却水を流出させることができる。従って、冬場の早朝等
において、エンジン始動直後、ただちにしかも良好に車
室内の暖房を行うことができる。
却水のみを断熱タンク内に貯溜することができるため、
エンジン始動後、断熱タンク内に貯溜されたエンジン冷
却水を流出させることができる。従って、冬場の早朝等
において、エンジン始動直後、ただちにしかも良好に車
室内の暖房を行うことができる。
本発明車両用温水式暖房装置の一実施例を図面に基づき
説明する。
説明する。
第2図に示すように、自動車走行用エンジン10を冷却
することによって加熱されたエンジン冷却水は、ウォー
ターポンプ20の作動により温水配管30内を通り、ラ
ジェータ40に送られる。
することによって加熱されたエンジン冷却水は、ウォー
ターポンプ20の作動により温水配管30内を通り、ラ
ジェータ40に送られる。
加熱されたエンジン冷却水はラジェータ40によって冷
却され、温水配管31を通り、エンジン10に送られる
。尚、温水配管30と温水配管31にはラジェータ40
と並列にバイパス配管32が連通接続されており、ラジ
ェータ40に流れるエンジン冷却水をバイパスさせる。
却され、温水配管31を通り、エンジン10に送られる
。尚、温水配管30と温水配管31にはラジェータ40
と並列にバイパス配管32が連通接続されており、ラジ
ェータ40に流れるエンジン冷却水をバイパスさせる。
また、温水配管31とバイパス配管32との接続部には
サーモスイッチ33が設けられており、エンジン冷却水
のラジェータ40への流入もしくはバイパス配管32へ
の流入を切り換えを行う。
サーモスイッチ33が設けられており、エンジン冷却水
のラジェータ40への流入もしくはバイパス配管32へ
の流入を切り換えを行う。
また、エンジン10を冷却することによって加熱された
エンジン冷却水は温水配管34を通り、ヒータコア(熱
交換器)50に送られる。そして、ヒータコア50を通
過する空気をエンジン冷却水によって加熱することによ
り車室内の暖房を行う。
エンジン冷却水は温水配管34を通り、ヒータコア(熱
交換器)50に送られる。そして、ヒータコア50を通
過する空気をエンジン冷却水によって加熱することによ
り車室内の暖房を行う。
ヒータコア50内を通過したエンジン冷却水は温水配管
35内を通り、エンジン10に送られる。
35内を通り、エンジン10に送られる。
尚、温水配管34にはウォータパルプ36が設けられ、
ヒータコア50へのエンジン冷却水の流入を制御してい
る。
ヒータコア50へのエンジン冷却水の流入を制御してい
る。
また、配管34には断熱タンク60が設けられている。
以下、断熱タンク60について詳述する。
第1図に示すように断熱タンク60はステンレス性の外
壁61及び内壁62を有し、外壁61と内壁62との間
は熱伝達率を低く抑えるため、真空に保たれている。内
壁62によって、エンジン冷却水が貯溜される貯溜部6
3(容積は約41である)が形成されている。貯溜部6
3の下方部には入口バイブ64の一端側が開口している
。入口バイブ64の他端側には、第1流入配管70及び
第2流入配管71の一端側が接続されている。第1流入
配管70には、第1流入配管70に流入するエンジン冷
却水を任意の圧力で所定量流すことができる定流量弁7
0aが設けられている。また、第2流入配管71には第
2流入配管71に流入するエンジン冷却水の温度が第1
の所定の温度(80°C程度)に達すると開弁する第1
開閉弁(サーモスタット)71aが設けられている。
壁61及び内壁62を有し、外壁61と内壁62との間
は熱伝達率を低く抑えるため、真空に保たれている。内
壁62によって、エンジン冷却水が貯溜される貯溜部6
3(容積は約41である)が形成されている。貯溜部6
3の下方部には入口バイブ64の一端側が開口している
。入口バイブ64の他端側には、第1流入配管70及び
第2流入配管71の一端側が接続されている。第1流入
配管70には、第1流入配管70に流入するエンジン冷
却水を任意の圧力で所定量流すことができる定流量弁7
0aが設けられている。また、第2流入配管71には第
2流入配管71に流入するエンジン冷却水の温度が第1
の所定の温度(80°C程度)に達すると開弁する第1
開閉弁(サーモスタット)71aが設けられている。
第1流入配管70及び第2流入配管71の他端側は、温
水配管34の一部をなす接続配管部34aに接続されて
いる。尚、定流量弁70aを有する第1流入配管70を
介して断熱タンク60内と接続配管部34aが連通し、
サーモスタット71aが開弁することによって、第2流
入配管71を介して断熱タンク60の貯溜部63と接続
配管部34aが連通ずる。
水配管34の一部をなす接続配管部34aに接続されて
いる。尚、定流量弁70aを有する第1流入配管70を
介して断熱タンク60内と接続配管部34aが連通し、
サーモスタット71aが開弁することによって、第2流
入配管71を介して断熱タンク60の貯溜部63と接続
配管部34aが連通ずる。
接続配管部34aには、接続配管部34aに流入するエ
ンジン冷却水の温度が第2の所定の温度(45°C程度
)に達すると開弁する第2開閉弁(サーモスタット)3
7が設けられている。サーモスタット37が開弁すると
、上流側の温水配管34bと下流側の温水配管34cと
が接続配管部34aを介して連通ずる。また、サーモス
タット37は開弁することによって、第1流入配管70
の接続部70bを閉塞する(第2開閉弁によって第3開
閉弁も兼ねている)。そのため、第1流入配管70と接
続配管部34aとの連通は確実に遮断され、貯溜部63
と温水配管34bとの連通が遮断される。
ンジン冷却水の温度が第2の所定の温度(45°C程度
)に達すると開弁する第2開閉弁(サーモスタット)3
7が設けられている。サーモスタット37が開弁すると
、上流側の温水配管34bと下流側の温水配管34cと
が接続配管部34aを介して連通ずる。また、サーモス
タット37は開弁することによって、第1流入配管70
の接続部70bを閉塞する(第2開閉弁によって第3開
閉弁も兼ねている)。そのため、第1流入配管70と接
続配管部34aとの連通は確実に遮断され、貯溜部63
と温水配管34bとの連通が遮断される。
また、貯溜部63の下方部には入口バイブ64よりエン
ジン冷却水が勢いよく流入することによって発生する対
流を防止するため、対流防止壁65が形成されている。
ジン冷却水が勢いよく流入することによって発生する対
流を防止するため、対流防止壁65が形成されている。
また、内壁62の底面部62bからほぼ垂直上方に断熱
バイブロ5が形成されており、この内部に出口バイブ(
流出配管)66が設けられている。断熱バイブロ5と出
口バイブ66との間もまた真空に保たれている。出口バ
イブ66の貯溜部63内への開口端66a(一端側)は
貯溜部63に溜まったエンジン冷却水のうち、比較的高
温のエンジン冷却水をヒータコア50に導くため、貯溜
部63の上方部63aに開口している。
バイブロ5が形成されており、この内部に出口バイブ(
流出配管)66が設けられている。断熱バイブロ5と出
口バイブ66との間もまた真空に保たれている。出口バ
イブ66の貯溜部63内への開口端66a(一端側)は
貯溜部63に溜まったエンジン冷却水のうち、比較的高
温のエンジン冷却水をヒータコア50に導くため、貯溜
部63の上方部63aに開口している。
出口バイブ66の他端側は、接続配管部34aに設けら
れたサーモスタット37よりも下流側に位置する温水配
管34cに接続されている。
れたサーモスタット37よりも下流側に位置する温水配
管34cに接続されている。
次に、上記構成による一実施例の作動について説明する
。
。
エンジン10の始動によりウォータポンプ20が駆動さ
れる。そして、ウォータバルブ36が開弁している暖房
装置の作動時、エンジン10より温水配管30側だけで
なく温水配管34側にもエンジン冷却水が流れる。この
時、エンジン冷却水の温度は比較的低い(冬期であれば
O″CC程度め、サーモスタット71a及びサーモスタ
ット37は閉じている。そのため、エンジン冷却水は温
水配管34b、接続配管部34aを通り、第1流入配管
70に流入する。この時、第1流入配管70に流入した
エンジン冷却水は定流量弁70aによって所定流量流れ
る。そして、エンジン冷却水は入口バイブ64を通り、
対流防止壁62aによって流れの勢いが低減され、貯溜
部63の底部に流入する( 1.517w1n)。
れる。そして、ウォータバルブ36が開弁している暖房
装置の作動時、エンジン10より温水配管30側だけで
なく温水配管34側にもエンジン冷却水が流れる。この
時、エンジン冷却水の温度は比較的低い(冬期であれば
O″CC程度め、サーモスタット71a及びサーモスタ
ット37は閉じている。そのため、エンジン冷却水は温
水配管34b、接続配管部34aを通り、第1流入配管
70に流入する。この時、第1流入配管70に流入した
エンジン冷却水は定流量弁70aによって所定流量流れ
る。そして、エンジン冷却水は入口バイブ64を通り、
対流防止壁62aによって流れの勢いが低減され、貯溜
部63の底部に流入する( 1.517w1n)。
貯溜部63にはあらかじめ約41の比較的高温(80°
C程度)のエンジン冷却水が溜まっているため、入口バ
イブ64より新たにエンジン冷却水が流入することによ
って、エンジン冷却水の比重差により高温のエンジン冷
却水が、貯溜部63の上方部65aに開口している出口
バイブ66の開口端66aより出口バイブ66内に流入
する。出口バイブ66内に流入したエンジン冷却水は温
水配管34cを通り、ヒータコア50内に流入する。
C程度)のエンジン冷却水が溜まっているため、入口バ
イブ64より新たにエンジン冷却水が流入することによ
って、エンジン冷却水の比重差により高温のエンジン冷
却水が、貯溜部63の上方部65aに開口している出口
バイブ66の開口端66aより出口バイブ66内に流入
する。出口バイブ66内に流入したエンジン冷却水は温
水配管34cを通り、ヒータコア50内に流入する。
従って、エンジン始動直後のエンジン冷却水の温度が低
い時であっても、ただちに車室内の暖房を行うことがで
きる。
い時であっても、ただちに車室内の暖房を行うことがで
きる。
そして、ヒータコア50内に流入し、空気と熱交換され
たエンジン冷却水は温水配管35°を通り、エンジン1
0側に導かれる。
たエンジン冷却水は温水配管35°を通り、エンジン1
0側に導かれる。
その後、エンジン冷却水がエンジン10によって加熱さ
れ、エンジン冷却水の温度が45°Cに達するとサーモ
スタット37が開くため、エンジンにより第1流入配管
70の接続部70bが閉塞する。従って、エンジン冷却
水は断熱タンク60の貯溜部63には流入しなくなり、
温水配管34内のみを流れ、ヒータコア50内に流入す
る。
れ、エンジン冷却水の温度が45°Cに達するとサーモ
スタット37が開くため、エンジンにより第1流入配管
70の接続部70bが閉塞する。従って、エンジン冷却
水は断熱タンク60の貯溜部63には流入しなくなり、
温水配管34内のみを流れ、ヒータコア50内に流入す
る。
さらに、エンジン冷却水の温度が上昇し、エンジン冷却
水の温度が80°Cに達するとサーモスタット71aが
開弁する。そのため、接続配管部34aを介して、温水
配管34bと貯溜部63が連通される。よって、エンジ
ン冷却水の一部が温水配管34b、接続配管部34a、
第2流入配管71、入口バイブ64を通り、貯溜部63
に流入する。よって、貯溜部63には高温のエンジン冷
却水のみ流入する。貯溜部63に流入したエンジン冷却
水は貯溜部63に溜まっているエンジン冷却水を出口バ
イブ66より接続配管部34aに流入させる。
水の温度が80°Cに達するとサーモスタット71aが
開弁する。そのため、接続配管部34aを介して、温水
配管34bと貯溜部63が連通される。よって、エンジ
ン冷却水の一部が温水配管34b、接続配管部34a、
第2流入配管71、入口バイブ64を通り、貯溜部63
に流入する。よって、貯溜部63には高温のエンジン冷
却水のみ流入する。貯溜部63に流入したエンジン冷却
水は貯溜部63に溜まっているエンジン冷却水を出口バ
イブ66より接続配管部34aに流入させる。
また、サーモスタット37が開弁しているため、エンジ
ン冷却水は温水配管34b、接続配管部34aを通り、
そのまま温水配管34aに流入する。
ン冷却水は温水配管34b、接続配管部34aを通り、
そのまま温水配管34aに流入する。
尚、貯溜部63に流入するエンジン冷却水と貯溜部63
を迂回するエンジン冷却水の割合は断熱タンク60とサ
ーモスタット71a及び第2開閉弁37との通水抵抗で
決定される。貯溜部63の流れは比較的低温となったエ
ンジン冷却水と高温のエンジン冷却水が混合しながら入
れ代わるため、貯溜部63への流入割合が充分大きくな
るようにサーモスタット71a及びサーモスタット37
の通水抵抗を決定する必要がある。
を迂回するエンジン冷却水の割合は断熱タンク60とサ
ーモスタット71a及び第2開閉弁37との通水抵抗で
決定される。貯溜部63の流れは比較的低温となったエ
ンジン冷却水と高温のエンジン冷却水が混合しながら入
れ代わるため、貯溜部63への流入割合が充分大きくな
るようにサーモスタット71a及びサーモスタット37
の通水抵抗を決定する必要がある。
ここで、車両が下り坂を走行する場合、もしくは車両の
停止時でエンジンがアイドリング状態の場合にはエンジ
ン冷却水の温度が一時的に低下する。このような場合、
エンジン冷却水の温度が低下し、80°Cより下がると
サーモスタット71aは閉弁する。よって、エンジン冷
却水は貯溜部63には流れなくなるため、高温のエンジ
ン冷却水のみが貯溜部63に貯溜されることになる。
停止時でエンジンがアイドリング状態の場合にはエンジ
ン冷却水の温度が一時的に低下する。このような場合、
エンジン冷却水の温度が低下し、80°Cより下がると
サーモスタット71aは閉弁する。よって、エンジン冷
却水は貯溜部63には流れなくなるため、高温のエンジ
ン冷却水のみが貯溜部63に貯溜されることになる。
以上により、断熱タンク60の貯溜部63に高温のエン
ジン冷却水のみを貯溜することができるため、冬場の早
朝等において、エンジン始動直後のエンジン冷却水が冷
たい時、ただちにヒータコアに高温のエンジン冷却水の
みを流入させることができる。従って、エンジン始動直
後、良好に車室内の暖房を行うことができる。
ジン冷却水のみを貯溜することができるため、冬場の早
朝等において、エンジン始動直後のエンジン冷却水が冷
たい時、ただちにヒータコアに高温のエンジン冷却水の
みを流入させることができる。従って、エンジン始動直
後、良好に車室内の暖房を行うことができる。
また、第1、第2開閉弁にサーモスタットを用いるため
、安価で構造が簡単となるとともに、メインテナンスを
ほとんど行う必要がない。
、安価で構造が簡単となるとともに、メインテナンスを
ほとんど行う必要がない。
開閉弁)、50・・・ヒータコア(熱交換器)、60・
・・断熱タンク、63・・・貯溜部、66・・・出口バ
イブ(流出配管)、70・・・第1流入配管、70a・
・・定流量弁、71・・・第2流入配管、71a・・・
サーモスタット(第1開閉弁)。
・・断熱タンク、63・・・貯溜部、66・・・出口バ
イブ(流出配管)、70・・・第1流入配管、70a・
・・定流量弁、71・・・第2流入配管、71a・・・
サーモスタット(第1開閉弁)。
Claims (2)
- (1)車両走行用エンジンを冷却することによって加熱
されたエンジン冷却水を利用し、エンジン冷却水を温水
配管により熱交換器内に流入させ、車室内の暖房を行う
車両用温水式暖房装置において、外部より断熱され、エ
ンジン冷却水を貯溜するための貯溜部を有する断熱タン
クと、 前記エンジン側より前記温水配管内を流れるエンジン冷
却水を分流させ、前記貯溜部にエンジン冷却水を流入さ
せるように前記温水配管より分岐した第1流入配管と、 この第1流入配管に設けられ、エンジン冷却水の圧力に
より前記エンジン側からのエンジン冷却水を所定量の割
合で前記第1流入配管より前記貯溜部に流入させる定流
量弁と、 前記第1流入配管と並列に配設され、前記エンジン側よ
り前記温水配管内を流れるエンジン冷却水を分流させ、
前記貯溜部にエンジン冷却水を流入させるように前記温
水配管より分岐した第2流入配管と、 この第2流入配管に設けられ、エンジン冷却水温が第1
の所定の温度に達した時、前記第2流入配管の連通を行
う第1開閉弁と、 一方側が前記貯溜部に開口し、他方側が前記第1流入配
管および前記第2流入配管と前記温水配管との分岐点よ
りも下流側の位置にて前記温水配管と合岐してこの温水
配管内に開口し、前記貯溜部よりエンジン冷却水を流出
させて前記温水配管内を流れるエンジン冷却水に合流さ
せ、前記熱交換器にエンジン冷却水を流出させるための
流出配管と、 前記分岐点よりも下流側であって、かつ前記流出配管と
前記温水配管との合岐点より上流側に位置する温水配管
に設けられ、第1の所定の温度よりも低い第2の所定の
温度に達した時、前記温水配管の連通を行う第2開閉弁
と、 を備え、 エンジン始動後、前記定流量弁により、前記第1流入配
管より所定量の割合でエンジン冷却水を貯溜部に流入さ
せ、 その後、エンジン冷却水温が第2の所定の温度に達した
時、前記第2開閉弁により前記温水配管を連通させ、 エンジン冷却水温が第1の所定の温度に達した時、前記
第1開閉弁により前記第2流入配管を連通させ、 その後、エンジン冷却水温が第1の所定の温度よりも下
がった時、前記第1開閉弁により前記第1流入配管の連
通を遮断することを特徴とする車両用温水式暖房装置。 - (2)前記第2開閉弁により、前記温水配管が連通され
た時、前記第1流入配管の連通を遮断する第3開閉弁を
備えることを特徴とする請求項(1)記載の車両用温水
式暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20175589A JP2762595B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 車両用温水式暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20175589A JP2762595B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 車両用温水式暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365426A true JPH0365426A (ja) | 1991-03-20 |
JP2762595B2 JP2762595B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16446401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20175589A Expired - Lifetime JP2762595B2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 車両用温水式暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762595B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1071838A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Denso Corp | 車両用内燃機関の冷却系装置 |
JPH1071840A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Denso Corp | 保温タンク |
JP2002122342A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Osaka Gas Co Ltd | 冷温水式冷暖房装置 |
JP2010133661A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 空調・発電装置 |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP20175589A patent/JP2762595B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1071838A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Denso Corp | 車両用内燃機関の冷却系装置 |
JPH1071840A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Denso Corp | 保温タンク |
JP2002122342A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Osaka Gas Co Ltd | 冷温水式冷暖房装置 |
JP4536899B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2010-09-01 | 大阪瓦斯株式会社 | 冷温水式冷暖房装置 |
JP2010133661A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 空調・発電装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2762595B2 (ja) | 1998-06-04 |
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