JPH0365409A

JPH0365409A - タイヤ

Info

Publication number: JPH0365409A
Application number: JP2116511A
Authority: JP
Inventors: Rotsutsu Hainritsuhi; ハインリッヒ　ロッツ
Original assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date: 1989-06-15
Filing date: 1990-05-02
Publication date: 1991-03-20
Also published as: DE8907334U1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は不整地、軟弱地等で主に用いられる車両等に好
適に採用しうるタイヤに関する。

〔従来の技術〕

不整地、軟弱地等で用いられる車両用タイヤにあっては
、高い駆動力、排土性、長寿命性、及び路面に馴染んだ
走行性能が特に要求される。

ドイツ特許第８５０２４０８号において、Ｚ字状体を引
き延ばした形状の中央ブロックをトレンド表面に配列し
たタイヤが開示されており、このものは、該中央ブロッ
クの横リプ部を、横方向外方に向かって配される側のブ
ロックの端部前方に、すなわち該端部とタイヤ軸方向に
隣り合わせて配置し、これによって中央ブロックは２つ
の側のブロックを合わせた長さに亘って円周方向に延在
している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながらこの公知のタイヤは、走行速度の早いクロ
スカントリ−車両に使用されるが、ホイールローダ−、
エキスカヘーター、モービルエキスカベーター、グレー
ダ−１又はリフトトラック等の中小型の重建設車両用タ
イヤとしては用いられない。

本発明は、軟弱な路面における高トラクション性、高排
土性、長寿命性及び路面に馴染んだ走行性能等の諸要求
を広く満足でき、中小型の建設車両等その使用用途に限
定されないタイヤの提供を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は周方向に延在するブロックよりなる３本のブロ
ック列をトレンド表面に具え、該ブロック列のうち中央
のブロック列（４）の各ブロック１０は円周方向に向く
中央リプ部（２）の円周方向の前、後に横リプ部（１８
，１６）を延設した引き伸ばされた略Ｚ字状をなし、か
つ該中央のブロック列（４）両側の２つの側のブロック
列（６，８）の各ブロック（２８，３０）は円周方向に
対して夫々同一の傾斜角を有して配列されるとともに、
前記中央のブロック列（４）のブロック１０の各端部は
、前記側のブロック列（６，８）において夫々円周方向
で隣り合うブロック（２８，２８）の間及びブロック（
３０，３０）の間に配置されていることを特徴とするタ
イヤである。

〔作用〕

このように構成する本発明のタイヤは、略Ｚ字状の中央
のブロックの各端部を、円周方向に隣り合う側のブロッ
ク間に配しているため、中央のブロックの両側を通る円
周方向の縦溝をジグザグ状に屈曲させることが可能とな
る。しかも側のブロックは夫々円周方向に対して同一の
傾斜角を有して配列しているため、従来のものに比して
、軟弱路面におけるトラクシジン性及び排土性を高める
ことができかつ均一な接地圧分布と、路面に追従する走
行性能とが得られる。

他方路面においては比較的早い速度で走行でき、しかも
寿命が長くかつ、乗心地のよい＃ｐ粛な走行が可能とな
る。

なお好ましくは、側のブロック列のブロックは大きく引
き伸ばした巾狭のＳ字状をなしかつこれらブロックの中
心線を円周方向に対して４５°〜６５°角度で傾斜させ
ることができる。更に好ましくは、側のブロック列の各
ブロックは夫々同一のブロック長さを有し、かつタイヤ
赤道面から夫々等しい間隔を隔てて配される。これによ
り、駆動力は一層改善され、又接地圧分布もより均一な
ものとなる。

更に本発明の有利な一実施例によると、中央のブロック
列のブロックの端部は、タイヤ赤道面から、少なくとも
側のブロック列のブロックのタイヤ赤道面に向く端部と
同じ距離もしくはそれ以上の距離をはなれて配列されて
いる。このことは、巾のブロックの両側において、円周
方向に直線状にのびる溝はトレンド部には存在せず、逆
にＳ型字状に蛇行した溝が存在することを意味し、これ
はタイヤの駆動性を大巾に改善する。

Ｃ実施例）以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

図面はトレッドの平面を示している。タイヤ赤道面２を
有するトレンドは円周方向に延びる３列のブロック列を
有する。すなわち中央のブロック列４と、その両側で、
横方向外側に配置されたブロック列６．８とである。中
央のブロック列４はブロック１０により形成されており
、該ブロック１０は強く引き伸ばされた２字状の形状、
又は別の表現をすると引き伸ばされた逆Ｓ字状の形状で
ある゛、ブロック１０は、夫々その中央リプ部１２を円
周方向に一直線に並べて、タイヤ赤道面２上になるよう
に配置されている。中央リプ部１２の２つの側壁面１４
．１５は夫々タイヤ赤道面２と平行であり、かつ該タイ
ヤ赤道面２から夫々同−距離隔てて配置されている。

又該中央リプ１２の円周方向の前後に延設される中央の
ブロック１０の後の横リプ部１６及び前の横リプ部１８
は、タイヤ赤道面２に対し５０〜７０’の角度、本例で
は約６０°の角度で延在している。ブロック１０の前の
横リプ部１８の前の壁面２０及びそれに隣接するブロッ
ク１０の後の横リプ部１６の後の壁面２２は夫々直平面
状でありかつ互いに平行である。中央のブロック１０の
前記横リプ部１６．１８は、タイヤ赤道面２と平行な端
面２４．２６によって外方に向く両側端が区切られてい
る。前記中央リプ部１２の両側壁面１４．１５と前記横
リプ部１６．１８の壁面２０．２２との間の移行部分は
円弧の形状に丸められる。

横リプ部１６．１８と中央リプ部１２とは実質的に同−
巾を有する。

２つの側のブロック列６．８は大きく引き伸ば・された
巾狭Ｓ字状のブロック２８．３０により形成されている
。一方の側のブロック列６のブロック２８及びその反対
側の側のブロック列８のブロック３０は、夫々タイヤ赤
道面２に対し同一の方向に傾斜する一方、中央のブロッ
ク１０の横リプ部１６．１８とは逆の方向に傾斜してい
る。外側に配置されているブロック２８．３０の中心線
はタイヤ赤道面２に対し４５°〜６５°の範囲の角度で
傾斜している。外側に配置されているブロック２８．３
０のブロンク巾は外端から当初はほぼ一定の巾で始まっ
ているがタイヤ赤道面２に近くなるにつれていく分広巾
となっている。前記ブロック２８．３０は、タイヤ赤道
面２に向く側端部をタイヤ赤道面２と平行な１平面状の
端面３２．３４によって区切られている。各側のブロッ
ク列６．８における２つの隣接するブロック２８．２８
間及びブロック３０．３０の間に、即ちタイヤの肩部に
、外側に向かって開口する溝が形成される。それ故に、
すぐれた排土性カ月亥溝によって保証される。同一側の
側のブロック列における相隣り合う２つのプロツク間の
間隔は、ブロック２８．３０のタイヤ赤道面２に向く端
部近傍において、このブロック端部におけるこれらプロ
ソク巾の約１．３倍である。

ブロック２８．３０の各ブロック長さは同一であり、寸
法的にはタイヤ赤道面２に垂直に測定したとき、トレッ
ド全巾の約３／８倍以上の巾を有するように設定されて
いる。中央のブロック１０の後の横リプ部１６は、円周
方向において見られるように、側のブロック列６の２つ
の相隣り合うブロック２８．２８の間に延在している。

同様に中央のブロック１０の前の横リプ部１８は、反対
側の側のブロック列８の２つの相隣り合うブロック３０
，３０の間に延在している。

更に、横リプ部１６．１８の各端面２６．２４は、側の
ブロック２８．３０の各端面３２．３４がタイヤ赤道面
２から隔たる距離と少なくとも同一もしくはそれより大
きい距離をタイヤ赤道面２から隔たるように設定するこ
とが大切である。このような方法により、円周方向に延
びそして中央のブロック列４の両側に配される縦溝は直
線状ではなく、横リプ部１６．１８により影響されて、
曲がって配置されることになる。これによりタイヤの駆
動力は向上する。

中央のブロック１０の中央リプ部１２の側壁面１４．１
５と側のブロック２８．３０の端面３２．３４との間の
溝、２つの相隣り合う中央のブロック１０の前の壁面２
０と後の壁面２２との間の溝、及び外側に配置されたブ
ロック２８．３０と中央のブロック１０との間の溝は、
夫々実質的に同−巾を有する。同様に、中央のブロック
１０の平均ブロック長さは、側のブロック２８．３０の
平均ブロック長さと実質的に同一である。

〔発明の効果〕

畝上のごとく、本発明のタイヤは２字状の中央のブロッ
クの各端部を、側のブロック列において円周方向に隣り
合う側のブロンク間に配しているため、中央のブロック
列両側を通る縦溝を、直線状ではなくジグザグ状に屈曲
させることができ、駆動力を大巾に向上しうる。又トレ
ッド両側の側のブロックを同一長さ、同一間隔で配置し
ているため、トラクションはより改善され、接地圧分布
はより均一となる。

さらに側のブロック列のブロックを互いに同一の傾斜方
向で配置し、かつそのブロックの中心線をタイヤ赤道面
に対して４５°〜６５°の範囲の角度で配置しているの
で、円周方向に相隣り合う２つのブロックの間の溝がト
レッド外端で開口しているため優れた排土性が得られ軟
弱地においてもすぐれたトラクションを発揮することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いるトレンドパターンの一実施例を
示す平面図である。 −・タイヤ赤道面、　　４・・−中央のブロック列１．
８・・・側のブロック列〜０．２８．３０−・−ブロック、２−・−中央リプ部、　　１４．１５・・・側壁面、６
・−後の横リプ部、　　１８・−・前の横リプ部、２・
−後の壁面、　２４．２６−・端面、２．３４・・・端
面、

Claims

【特許請求の範囲】１　周方向に延在するブロックよりなる３本のブロック
列をトレッド表面に具え、該ブロック列のうち中央のブ
ロック列（４）の各ブロック（１０）は円周方向に向く
中央リプ部（１２）の円周方向の前、後に横リプ部（１
８、１６）を延設した引き伸ばされた略Ｚ字状をなし、
かつ該中央のブロック列（４）両側の２つの側のブロッ
ク列（６、８）の各ブロック（２８、３０）は円周方向
に対して夫々同一の傾斜角を有して配列されるとともに
、前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）の各
端部は、前記側のブロック列（６、８）において夫々円
周方向で隣り合うブロック（２８、２８）の間及びブロ
ック（３０、３０）の間に配置されていることを特徴と
するタイヤ。２　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）は、大きく引き伸ばした巾狭のＳ字状の形状の
ブロックであることを特徴とする請求項１記載のタイヤ
。３　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）は、直線状の形状のブロックであることを特徴
とする請求項１記載のタイヤ。４　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）の中心線は、円周方向に対し４５゜〜６５゜の
角度で傾斜したことを特徴とする請求項１〜３記載のタ
イヤ。５　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）は、夫々等しいブロック長さを具えかつ赤道面
（２）から等しい距離を隔てて配されることを特徴とす
る請求項１〜４記載のタイヤ。６　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）は、トレッド巾の約３／８の巾に亘って延在し
ていることを特徴とする請求項１〜５記載のタイヤ。７　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）は、実質的に同一のブロック巾を有することを
特徴とする請求項１〜６記載のタイヤ。８　前記側のブロック列（６、８）の各ブロック（２８
、３０）は、タイヤ赤道面（２）の近傍部分で最大のブ
ロック巾を有することを特徴とする請求項１〜６記載の
タイヤ。９　前記側のブロック列（６、８）のブロック（２８、
２８）間の円周方向の間隙及びブロック（３０、３０）
間の円周方向の間隙は、夫々タイヤ赤道面（２）の近傍
部分においてこれらブロック巾の約１．３倍であること
を特徴とする請求項１〜８記載のタイヤ。１０　前記側のブロック列（６、８）のブロック（２８
、３０）の端部は、タイヤ赤道面（２）と平行な直平面
状の端面（３２、３４）を具えることを特徴とする請求
項１〜９記載のタイヤ。１１　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
の各端部は、前記側のブロック列（６、８）のブロック
（２８、３０）のタイヤ赤道面（２）に面する端部がタ
イヤ赤道面（２）と隔たる距離と少なくとも等しい距離
もしくはそれ以上の距離をタイヤ赤道面（２）から隔て
たことを特徴とする請求項１〜１０記載のタイヤ。１２　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
の各端部は、タイヤ赤道面（２）と平行な直平面状の端
面（２４、２６）を具えていることを特徴とする請求項
１〜１１記載のタイヤ。１３　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
の円周方向に向く前記中央部（１２）は、タイヤ赤道面
（２）と平行をなしかつ該タイヤ赤道面（２）から夫々
等しい距離を隔たる一対の側壁面（１４、１５）を具え
ていることを特徴とする請求項１〜１２記載のタイヤ。１４　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
の前記前の横リプ部（１８）の円周方向に向く前の壁面
（２０）は、該ブロック（１０）と隣り合うブロック（
１０）の後の横リプ部（１６）の後の壁面（２２）と平
行に延在すると共に、互に隣り合う該前、後の壁面（２
０、２２）間の間隔は、前記中央リプ部（１２）の側壁
面（１４、１５）とその両側に配置されたブロック（２
８、３０）の端面（３２、３４）との間隔と略等しいこ
とを特徴とする請求項１〜１３記載のタイヤ。１５　前記ブロック（１０、２８、３０）は、夫々前記
中央のブロック列（４）のブロック（１０）の中央リプ
部（１２）におけるブロック巾の１／２倍以上かつ１倍
以下の長さのブロック深さを具えたことを特徴とする請
求項１〜１４記載のタイヤ。１６　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
のブロック巾は少なくともブロック長さ全体に亘って実
質的に同一巾であることを特徴とする請求項１〜１５記
載のタイヤ。１７　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
の平均ブロック長さは、前記側のブロック列（６、８）
のブロック（２８、３０）の平均ブロック長さと実質的
に同一長さであることを特徴とする請求項１〜１６記載
のタイヤ。１８　前記中央のブロック列（４）のブロック（１０）
の前、後の横リプ部（１８、１６）は、タイヤ赤道面（
２）に対し５０゜〜７０゜の角度で傾斜していることを
特徴とする請求項１〜１７記載のタイヤ。